JPS62194160A - ベンチレ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、車両等の空調用のベンチレータに関する。

（従来の技術） ベンチレータは、例えば実開昭５７−３６５３４号公報
に示すように、前後面に開口したベンチレータグリルの
内側面間にフィンが回動自在に支持され、そして、送風
機によってベンチレータグリルの後面から送り込まれた
風がベンチレータグリルの前面から吹出され、そして、
このベンチレータグリルの前面から吹出される風向きを
フィンを回動して調整するようになっている。

しかし、このベンチレータでは、例えば自動車のダツシ
ュボード部に設けられた場合に、送風機が小型で風量が
少ないと、後席まで風が届かず後席の快適性を損うこと
になり、そこで、風量を増して後席まで風が届くように
するためには、送風機を大型化する必要があるので、送
風機の大型化、重量の増加およびコス１へが高くなる問
題が生じる。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のベンチレータでは、用向きを調整するのみで、ペ
ンヂレータから離れた場所に風を送るには、風ｍを多く
する必要があり、その場合には、送風ｍ等の大型化、重
過の増加およびコストが高くなる問題が生じる。

本発明は上述のような問題に鑑みなされたもので、風船
を一定としたまま風の到達距離を調節することができる
ペンヂレータを提供することを目的とするものである。

（発明の構成〕 （問題点を解決するための手段） 本発明のペンヂレータは、前後面を開口したベンチレー
タグリル１に、このベンチレータグリル１の他方の対向
する各側板２ｃ、　２ｄに臨む両表面間の幅寸法が弾性
的に変化可能に設けられているとともに内部に空洞部３
２が設けられたフィン３１をベンチレータグリル１の一
方の対向する側板２ａ。

２ｂ間に支持し、このフィン３１の空洞部３２に挿入さ
れてフィン３１の表面間の幅寸法を変化させる少なくと
も長刀および短辺を有する断面形状のカムシャフト２１
をベンチレータグリル１の一方の対向する側板２ａ、　
２ｂ間に回動自在に支持したものである。

（作用） 本発明のペンヂレータは、フィンの空洞部とカムシャフ
トの少なくとも短辺および長辺を有する断面形状の外側
面とが接触することにより、フィンの表面間の幅寸法が
変化してベンチレータグリルの開口面積が変化し、Ｊ！
ｌｆｆ１を一定としたままで風速の調節を行なうように
したものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。

第１図および第２図において、１はベンチレータグリル
で、このベンチレータグリル１は、一方の対向する左右
の側板２ａ、　２ｂと、他方の対向する上下の側板２ｃ
、　２ｄとで前後面に間口する矩形枠状に形成されてい
る。

側板２ａには、前端縁部に沿って複数の貫通孔３が設け
られているとともに、側板２ｂにも、その各貫通孔３の
中心と平行な位置に貫通孔３より小径の支持孔４が設け
られている。この側板２ａの外側面の上下部には、支持
板５．５がそれぞれ突設され、この支持板５．５間に各
目通孔３の後端に臨ｌυでつＡ−ム歯車軸６が回転自在
に支持され、このウオーム歯車軸６の上端に設けられた
かさ歯車７に、ベンチレータグリル１の上面に固定され
るモータ８の駆動軸８ａに設けられたかさｌ１ｈｉＪ９
が噛合され、そして、モータ８の正転あるいは逆転によ
ってウオーム歯車軸６が回転駆動される。なお、つＡ−
ム歯車軸６は、後述するカムシャフト２１がベンチレー
タグリル１に装着されてから支持板５．５間に取付けら
れる。

側板２ｂの上から２番目の支持孔４には、風向調節レバ
ー１０が装着される。この風向調節レバー１０は、第５
図にも示すように、後端の側面に支持孔４に回動自在に
嵌合するレバー軸１１をイｊし、このレバー軸１１の中
間に側板２ｂの外側面に当接する規制円板１２が設けら
れ、レバー軸１１の先端に略コ字状で後述するフィン３
１の端部の前後部を挟持する支持アーム１３が設けられ
ている。なお、この支持アーム１３は、支持孔４の上下
部に設けられた長孔４ａ、　４ａから側板２ｂの内面に
貫通され、そして、レバー軸１１が回動されることによ
り支持アーム１３が側板２ｂの内面に当接し、この支持
アーム１３と規制円板１２との間で側板２ｂを挟持する
。また、側板２ｂの各支持孔４の前部に沿ってガイド板
１５が設けられ、このガイド板１５には、風向ＷＡ節レ
バー１０が上下方向に移動可能に挿入されるガイド溝１
６が設けられ、このガイド溝１６の一方の溝縁部に風向
調節レバー１０の側面に突設された位置決め突部１４が
係脱自在に係着する位置決め凹部１７が複数段けられ、
そして、風向調部レバー１０を操作して位置決め突部１
４を任意の位置決め凹部１７に係着させることにより、
フィン３１による上下・方向への風向を調節した上でそ
の位置が保持される。

側板２ａ、　２ｂの対向する貫通孔３と支持孔４との間
には、カムシャフト２１が支持される。このカムシャフ
ト２１は、第３図および第４図にも示すように、長辺と
短辺どを有する楕円形断面形状に形成され、その一端に
、支持孔４に回転自在に嵌合される支持ビン２２が突設
され、他端に、貫通孔３に回転自在に嵌合する円形断面
形状の回転部２３が設けられているとともに、この回転
部２３の外側に側板２ａの外側面に当接する規制円板２
４が設置ノられ、さらに、規制円板２４の外側に南面が
カムシャフト２１の軸方向と同一方向とした平歯車２５
が設けられている。そして、この各カムシャフト２１は
、支持ビン２２側を先端として側板２ａの外側方向から
貫通孔３に挿入し、後述するフィン３１の空洞部３２を
貝通し、その支１）ピン２２を支持孔４に嵌合するとと
もに回転部２３をｉ通孔３に嵌合して、ベンチレータグ
リル１の側板２ａ、　２ｂ間に水平方向に沿って平行か
つ回転自在に支持される。また、ｑ通孔３と支持孔４間
に支持されたカムシャフト２１は、その平歯車２５がウ
オーム歯車＠６に噛合し、そのウオーム歯車軸６の回転
によって回動する。

ベンチレータグリル１の側根２ａ、　２ｂ間には、弾性
を有する例えば合成樹脂にて形成されたフィン３１が上
記カムシャフト２１の外周に嵌合して配置される。この
フィン３１は、内部に両端に連通開口する空洞部３２を
右した偏平のチューブ状に設けられ、上側フィン板３３
と下側フィン板３４とが前後のヒンジ部３５．３６で連
結され、そして、このフィン３１は、上側および下側フ
ィン板３３．３４の内面が合わされる偏平方向に弾性を
有し、従って、上側および下側フィン板３３．３４の内
面は空洞部３２内に挿入されるカムシャフト２１の外周
に接触し、第３図に示すように、カムシャフト２１の短
刀との接触時には、上側および下側フィン板３３．３４
の表面間の幅寸法はＩＬになり、第４図に示すように、
カムシャフト２１の長辺との接触時には、上側および下
側フィン板３３．３４の表面間の幅寸法はＩＨになり、
この幅寸法の関係はＩＬ＜Ｉｓになる。また、複数の各
フィン３１は、一端の後側のヒンジ部３Ｇにそれぞれ連
結されたリンク３７によって連設されている。

そして、このフィン３１のベンチレータグリル１への装
着は、連設されたフィン３１をベンチレータグリル１の
前面から挿入して、各フィン３１の端部を貫通孔３およ
び支持孔４に臨まば、ノＪムシャフト２１を側板２ａの
貫通孔３からフィン３１の空洞部３２に挿入して側板２
ａ、　２ｂ間に架設することにより、複数のフィン３１
はカムシャフト２１によって水平方向に沿って平行に支
持される。まＩＣ１側板２ｂの外側から挿入した風向調
節レバー１０の支持アーム１３と１個のフィン３１の端
部とを嵌合することにより、支持アーム１３に１択合す
るフィン３１が保持されるとともに、リンク３７を介し
て全てのフィン３１が保持され、さらに、風向調節レバ
ー１０を上下方向に操作することにより、複数のフィン
３１は連動回動じて、上下方向への風向を調節すること
ができる。

ベンチレータグリル１の略中央部すなわちフィン３１の
後方には、水平方向に配置されたフィン３１ど直交する
垂直方向に沿って平行に複数のフィン４１が配置される
。このフィン４１は、上下部に突設された回転＠４２が
側板２ｃ、　２ｄに設けられた支持孔４３に嵌合して回
動自在に支持され、この各フィン４１の後端上部に回転
自在に連結されたリンク４４によって、互いに連動回動
する。また、中央のフィン４１の眞喘部には、前方に位
置するフィン３１゜３１間から前面に突出する風向調節
レバー４５が設けられ、この風向調節レバー４５の左右
方向への操作で各フィン４１が連動回動して、左右方向
への風向を調整することができる。

次に、本実施例の作用を説明する。。

ベンチレータグリル１の復喘には、図示しない送風機か
らの風を導くダクトが連結され、その送１４　Ｉｆｆか
らの風がベンチレータグリル１の性向から吹出される。

このベンチレータグリル１の前面から吹出される風は、
風向調節レバー１０の操作によって、フィン３１が連動
回動して上下方向に風向が調節でき、風向調節レバー４
５によって、フィン４１が連動回動して左右方向の用向
が調節できる１゜なお、このベンチレータグリル１から
風が吹出されている状態で、例えばフィン３１の上側お
よび下側フィン板３３．３４の内面にカムシャツ１〜２
１の短辺が接触しフィン３１の表面間の幅）１法ＩＬの
場合には、第６図に示すように、平行に配置された各フ
ィン３１の間の間隔寸法１１は最も広く、従って、風が
通過する面積が最も人ぎく、その各フィン３１の間およ
び側板２ｃ、　２ｄとの間を通過でる風の風速シ１は最
も涯い状態にある。

また、ベンチレータグリル１から吹出される風の風ωを
一定としたままベンチレータグリル１から吹出す風の到
達距離を伸ばす場合、例えば自動車のダツシュボードに
配欝されたベンチレータグリル１から後席まで風を送る
場合、モータ８を所定時間駆動して、その駆動軸８ａか
ら、かさ歯車７．９、ウオーム歯車軸６を介して各平歯
車２５に回転を伝達して、各カムシャフト２１を９０′
回転させる。よって、フィン３１の上側および下側フィ
ン板３３．３４の内面にカムシャフト２１の長辺が接触
してフィン３１の表面間の幅寸法がＩＨになり、第７図
に示すように、平行に配置された各フィン３１の間の間
隔寸法１２が最も狭くなる。従って、ベンチレータグリ
ル１から吹出される風の［１が同一で６風が通過する面
積がフィン３１によって小さくなったため、その各フィ
ン３１の間および側板２ｃ。

２ｄとの間を通過する風の風速ひ２は最も早くなり、風
の到達距離が伸びて後席まで送ることができる。

なお、モータ８の駆動によるカムシャフト２１の回転角
度を調節することによって、フィン３１の上側および下
側フィン板３３．３４の内面にカムシャフト２１の短辺
と長辺との間の外側面を接触させることにより、フィン
３１の表面間の幅寸法を最少のＩＬから最大のＩＨの範
囲で調節し、風速を最少のシ１から最大のむ２まで任意
に調節することができる。

また、モータ８を連続して回転駆動して、カムシャフト
２１を連続回転させることによって、フィン３１の表面
間の幅寸法をＩＬから１ｎの範囲で連続変化させて、風
速をひ１からひ２の範囲で連続変化させ、前席と後席と
に交互に連続して風を送ることができる。

なお、上記実施例では、カムシャフト２１をモータ８に
よって回転させていたが、第８図および第９図に示すよ
うに、風速調節レバー５１によって手動操作できるよう
にしてもよい。この場合には、カムシャフト２１の他端
の貫通孔３に回転自在に嵌合する回転部２３の端部に、
先端側部にビン５２を突出したカムアーム５３をカムシ
ャフト２１の一側に突設し、その各ビン５２をリンク５
４で回転自在に連結し、また、風速調節レバー５１の後
端を側板２ａの外面に突設された支軸５５によって回転
自在に支持するとともに、風速調節レバー５１の中間部
に設けた長孔５６にビン５２を嵌合し、そして、風ｆｆ
１ｗ４節レバー５１を上下方向に操作することにより、
ビン５２が上下方向に移動してカムシャフト２１が正逆
回転し、ベンチレータグリル１から吹出される用の風速
を手動調節することができる。

また、上記実施例では、カムシャツ、１−２１を楕円形
断面に形成したが、例えば平板形断面でもよく、フィン
３１の表面間の幅寸法を変化可能とする短辺と長辺とを
有していればよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、フィンの空洞部とカムシャフトの少な
くとも短辺および長辺を有する断面形状の外側面とが接
触することにより、フィンの表面間の幅寸法が変化して
ベンチレータグリルの間口面積が変化するので、風聞を
一定としたままで風速の調節を行なうことができ、ベン
チレータグリルから吹出される風の到達距離を調節する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のベンチレータの一実施例を示す分解斜
視図、第２図はその組立状態の斜′４ｆ１図、第３図お
よび第４図はそれぞれ要部の縦断面図、第５図はその風
向調節部分の平面図、第６図および第７図はそれぞれ作
用説明図、第８図は本発明の他の実施例を示す分解斜視
図、第９図はその側面図である。 １・・ベンチレータグリル、２ａ〜２ｄ・・側板、２１
・・カムシャフト、３１・・フィン、３２・・空洞部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　前後面を開口したベンチレータグリルと、 このベンチレータグリルの一方の対向する側板間に支持
   され他方の対向する各側板に臨む両表面間の幅寸法が弾
   性的に変位可能に設けられているとともに内部に空洞部
   が設けられたフィンと、このフィンの空洞部に挿入され
   てベンチレータグリルの一方の対向する側板間に回動自
   在に支持されフィンの表面間の幅寸法を変化させる少な
   くとも長辺および短辺を有する断面形状のカムシャフト
   と を具備したことを特徴とするベンチレータ。