JPH06176847A - ブスバー用ジョイント端子の製造方法及びジョイント端子 - Google Patents

ブスバー用ジョイント端子の製造方法及びジョイント端子

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JPH06176847A
JPH06176847A JP4330506A JP33050692A JPH06176847A JP H06176847 A JPH06176847 A JP H06176847A JP 4330506 A JP4330506 A JP 4330506A JP 33050692 A JP33050692 A JP 33050692A JP H06176847 A JPH06176847 A JP H06176847A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ブスバーにおける分岐回路ないし
分岐端子部を容易に構成し得るようにしたものである。 【構成】 下部にブスバー嵌合部７ｃ，７ｃ′を有する
雌−雌端子７，７′の複数を連結片８を介して連設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の電装回路に用
いられる電気接続箱等について、ブスバー用ジョイント
端子の製造方法及びブスバー用ジョイント端子に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】図６は、電気接続箱等におけるリレー回
路を示し、リレーａにおけるコイルｃの端子ｃ1 ，ｃ2
とスイッチｓの端子ｓ1 ，ｓ2 において、端子ｃ1 ，ｓ
1 は共通回路ｂに接続され、端子ｃ2 ，ｓ2 は別々の回
路ｄ，ｅに接続される。そして、電気接続箱においては
回路ｂ，ｄ，ｅは帯状金属導電板からなるブスバーによ
り構成され、図７に示される如く共通回路ｂにはリレー
ａの前記端子ｃ1 ，ｓ1のピッチに合わせてタブ端子部
ｂ1 と分岐部ｂ′を介してタブ端子部ｂ2 を折曲して起
立し、該端子部ｂ1 ，ｂ2 に雌−雌型中継端子ｔを嵌合
してリレーａの端子ｃ1 ，ｓ1 と接続している。
【０００３】この場合、リレーの配置位置の相違によっ
て異なるブスバーを種々用意する必要があり、その為に
金型の種類が増えて製造コストの増大となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
着目して為されたものであり、複数の接続部を連結片で
連設して成るジョイント端子を用いてブスバーに分岐回
路を形成することを意図し、該ブスバー用ジョイント端
子の製造方法乃至はそのジョイント端子を提供せんとす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明においては、周壁
に弾性接触片を設けた下部雌端子部に対して周壁に弾性
接触片を設けた上部雌端子部を中間板部を介して一体に
形成して成る展開端子部を連結片により連設した連鎖状
展開端子を用い、該連鎖状展開端子から切断と折曲によ
り各種のブスバー用ジョイント端子を得ることを特徴と
し、また、下部にブスバー嵌合部を有する雌−雌端子の
複数を連結片を介して連設して成ることを特徴とし、ま
た、下部にブスバー嵌合部を有する雌−雌端子に連結片
を介して端子部を連設して成ることを特徴とし、更にま
た、ブスバー嵌合部を有する雌端子部の複数を連結片を
介して連設して成ることを特徴とする。
【０００６】
【作用】ジョイント端子の接続部をブスバーに接続する
ことにより、直ちにブスバーに分岐回路又は分岐端子部
が形成される。
【０００７】
【実施例】図１において、Ｂは電気接続箱におけるブス
バーであり、Ｔ1 はジョイント端子である。ジョイント
端子Ｔ1 は下部１ａと上部１ｂを有する雌−雌端子部１
と折曲連結片２を介して連設された上部雌端子部３ｂの
みを有する分岐端子部３とから成る。雌−雌端子部１の
下部１ａには起立状態のブスバーＢを受け入れてこれと
嵌着接続するためのスリット１ｃが形成されている。
【０００８】ジョイント端子Ｔ1 を雌−雌端子部１の下
部１ａを介してブスバーＢと接続した状態において、上
部雌端子部１ｂ，３ｂはリレーＡの接続端子（図示せ
ず）を受け入れ可能な位置に配置される。図２におい
て、水平状に倒伏したブスバーＢ′にはタブ端子部４が
起立され、ジョイント端子Ｔ2 には雌−雌端子部５，
５′が折曲連結片６を介して連設されている。ジョイン
ト端子Ｔ2 を雌−雌端子部５の下部５ａを介してタブ端
子部４と接続した状態において、雌−雌端子部５，５′
の上部５ｂ，５ｂ′はリレーＡの接続端子を受け入れ可
能な位置に配置される。下部５，５′にはブスバー嵌合
部としてのスリット５ｃ，５ｃ′が形成されている。
【０００９】図３において、ブスバーＢ1 ，Ｂ2 ，Ｂ3
が起立状態に配設され、ジョイント端子Ｔ3 には下部７
ａ，７ａ′と上部７ｂ，７ｂ′を有する雌−雌端子部
７，７′が折曲連設片８を介して連設されており、下部
７ａ，７ａ′に形成されたスリット７ｃ，７ｃ′を介し
てブスバーＢ1 とブスバーＢ3 に嵌着し、ブスバーＢ1
に対してブスバーＢ3 による分岐回路を形成する。この
際に、折曲連結片８の折曲形状を変化させることによ
り、雌−雌端子部７と雌−雌端子部７′とは同一方向に
向いて平行状態に配置され、接続状態において折曲連結
片８は中間のブスバーＢ2 と接触しない位置に離れてい
る。
【００１０】図４において、ジョイント端子Ｔ4 には一
対の雌端子部９，９′が折曲連結片１０を介して連設さ
れ、スリット９ｃ，９ｃ′を介してブスバーＢ1 ，Ｂ3
と接続することにより、ブスバーＢ1 に対してブスバー
Ｂ3 による分岐回路を形成する。この際に、折曲連結片
１０は中間のブスバーＢ2 と離れている。
【００１１】図５は、前記ジョイント端子Ｔ1 ，Ｔ2 ，
Ｔ3 ，Ｔ4 を形成するための打ち抜き連鎖状展開端子
Ｘ′を示し、周壁ｘ1 中間部に折り返し弾性接触片ｘ2
を設けると共に周壁ｘ1 の対向部分にスリットｘ3 を形
成した下部雌端子部Ｘ1 に対して周壁ｘ1 ′の中間部に
折り返し弾性接触片ｘ2 ′を設けた上部雌端子部Ｘ2 を
中間板部Ｘ3 を介して連設した展開端子部Ｘの複数個を
連結片Ｘ4 により連続して設けたものである。
【００１２】そして、前記ジョイント端子Ｔ1 はこの連
鎖状端子Ｘ′から右上り斜線部分の如くに切り離して形
成し、また前記ジョイント端子Ｔ2 ，Ｔ3 は交叉斜線部
分の如くに切り離して形成し、更に前記ジョイント端子
Ｔ4 は左上り斜線部分の如くに切り離して形成する。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上記した如くに成るものである
から、ブスバーに嵌着するジョイント端子に複数の端子
部を設けることにより、ブスバーに対して容易に分岐端
子部を設けることができるものであって、ブスバーに対
する加工を省くことによって此種ブスバー回路の作成の
手数並びに費用を大巾に削減することが可能となる。
【００１４】また、連鎖状展開端子から切離し部分を変
更することによって複数の種類のジョイント端子を簡単
に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は本発明の一例についての分解斜視図、
（Ｂ）は結合状態の斜視図である。
【図２】（Ａ）は本発明の他例についての分解斜視図、
（Ｂ）は結合状態の斜視図である。
【図３】（Ａ）は本発明の他例についての分解斜視図、
（Ｂ）は結合状態の斜視図である。
【図４】（Ａ）は本発明の更に他例についての分解斜視
図、（Ｂ）は結合状態の斜視図である。
【図５】連鎖状展開端子の平面図である。
【図６】リレー回路図である。
【図７】（Ａ）は従来におけるブスバー回路の分解斜視
図、（Ｂ）は結合状態の斜視図である。
【符号の説明】
Ｔ1 ，Ｔ2 ，Ｔ3 ，Ｔ4 ジョイント端子 Ｂ，Ｂ′，Ｂ1 ，Ｂ3 ブスバー １，５，５′，７，７′ 雌−雌端子部 １ｃ，５ｃ，５ｃ′，７ｃ，７ｃ′，９ｃ，９ｃ′ ブ
スバー嵌合部 ２，６，８，１０ 連結片 ３ 端子部 ９，９′ 雌端子部 ｘ1 ，ｘ1 ′ 周壁 ｘ2 ，ｘ2 ′ 弾性接触片 ｘ3 ブスバー嵌合部 Ｘ1 下部雌端子部 Ｘ2 上部雌端子部 Ｘ3 中間板部 Ｘ4 連結片 Ｘ 展開端子部 Ｘ′ 連鎖状展開端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 周壁に弾性接触片を設けた下部雌端子部
    に対して周壁に弾性接触片を設けた上部雌端子部を中間
    板部を介して一体に形成して成る展開端子部を連結片に
    より連設した連鎖状展開端子を用い、該連鎖状展開端子
    から切断と折曲により各種のブスバー用ジョイント端子
    を得ることを特徴とするブスバー用ジョイント端子の製
    造方法。
  2. 【請求項２】 下部にブスバー嵌合部を有する雌−雌端
    子の複数を連結片を介して連設して成ることを特徴とす
    るブスバー用ジョイント端子。
  3. 【請求項３】 下部にブスバー嵌合部を有する雌−雌端
    子に連結片を介して端子部を連設して成ることを特徴と
    するブスバー用ジョイント端子。
  4. 【請求項４】 ブスバー嵌合部を有する雌端子部の複数
    を連結片を介して連設して成ることを特徴とするブスバ
    ー用ジョイント端子。
JP4330506A 1992-12-10 1992-12-10 ブスバー用ジョイント端子の製造方法及びジョイント端子 Expired - Lifetime JP2830887B2 (ja)

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