JP3003911B2 - ジャンクションブロック - Google Patents

ジャンクションブロック

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JP3003911B2
JP3003911B2 JP6156939A JP15693994A JP3003911B2 JP 3003911 B2 JP3003911 B2 JP 3003911B2 JP 6156939 A JP6156939 A JP 6156939A JP 15693994 A JP15693994 A JP 15693994A JP 3003911 B2 JP3003911 B2 JP 3003911B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの相互
接続などに使用するジャンクションブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】ジャンクションブロックには、リレーボ
ックス、ヒューズボックス、分岐接続箱といった種々の
形態があり、従来これらの内部回路として主にブスバー
配線板が使用されてた。ブスバー配線板は複数のブス
バーを絶縁基板に配設して構成される。ブスバーにはそ
の端部または中間部に雄形端子であるタブが起立連成さ
れており、ケース外面のヒューズキャビテイ、リレーキ
ャビテイ、コネクタ挿着部などにコネクタ端子として導
出される。
【0003】ブスバーは導電性金属板のプレス、折曲加
工により形成され、一つのブスバーに複数のタブを分岐
形成できるから、回路数が少ない場合には有利である。
しかし、ブスバーを絶縁基板に対して平面的に配設する
構造であるから、回路数が増大すると、広い配設スペー
スを要し、ブスバー配線板が大型化する。これを避ける
ため、複数のブスバー配線板を積層すると、絶縁基板自
体は小さくできるが、前記分岐タブが各層を貫通するの
で、回路パターンの配列または取回しが制限され、結局
絶縁基板一枚当たりのブスバー配設密度が低くなるとい
う問題がある。また、オプション電装品の改廃などによ
り回路の一部に変更があっても、プレス、折曲用の金型
一式をかえなければならず、その対応に時間がかかり、
イニシャルコストが高くつく。
【0004】そこで、我々は先に、図9及び図10に示
すように、電気接続箱51を構成する内部回路のなか
で、ヒューズ52に接続される電源側回路E′をブスバ
ー53で形成し、負荷側回路L′を圧接端子54と電線
55とで構成したものを提案した(実開平1−1664
19号公報)。ブスバー53は電源接続用の巾広のタブ
53aとヒューズ接続用の巾狭のタブ53bを有し、絶
縁基板56に配設されて、上ケース57と下ケース58
に収容される。上ケース57には多数の孔60を有する
ヒューズキャビテイ59が膨出して形成されており、こ
こでヒューズ52の一方の接続端子52aが雌ー雌中継
端子61を介して上記ブスバー53の巾狭のタブ53b
に接続され、他方の接続端子52bは同様に雌ー雌中継
端子61を介して圧接端子54の一端のタブ54aに接
続され、他端の圧接片54bのスロット54cには電線
55の一端が圧接されている。この電線55の他端部に
接続した圧接端子54′のタブ54aは、下ケース58
のコネクタ挿着部62に収容、配列される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 上記の電気接続箱51
において、電線55の他端部には必要に応じて複数の圧
接端子54′を接続すること、即ち分岐接続をすること
ができ、その取回しも容易であるから、回路変更に対し
て迅速な対応が可能である。しかしながら、ヒューズ5
2の下流側である負荷側回路Lにおいて、上,下ケース
57,58間に電線55群の収容空間を設け、しかも圧
接端子54,54′の圧接片54bを露出して収容しな
ければならないから、前記ブスバー53と絶縁基板56
から成る電源側回路Eに対してはデッドスペースとな
り、電気接続箱51が大型化する欠点がある。また、ヒ
ューズ側と外部接続側の圧接端子54,54′をそれぞ
れヒューズキャビテイ59や下ケース58などのタブ挿
入孔63に圧入固定しなければならず、作業性が悪い。
さらに、ブスバー53、雌ー雌中継端子61、ヒューズ
52、圧接端子54,54′の接続のため複数の接続ポ
イントが生じるので、接触抵抗が増大し、作業工数が
加する、などの解決すべき問題があった
【0006】そこで、本発明の目的は、組立および回路
変更が容易で、電気的接続の信頼性が高く、しかも小型
化に適した構造のジャンクションブロックを提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明のジャンクションブロックは、請求項1に記
載のように、ジャンクションブロックを構成する内部回
路のうち、電源側回路がブスバーで形成されると共に
荷側回路が分配端子で形成され、該分配端子は、ヒュー
ズに接続されるヒューズ用端子と、このヒューズ用端子
の基端部から端子 面と平行に左右両側にのびる連鎖片
と、この連鎖片に続くコ字状の連鎖片と、このコ字状の
連鎖片の対向部分から前記ヒューズ用端子の面と直交し
かつこれと反対方向にのびるコネクタ用入出力端子とか
らなり、前記ヒューズ用端子の連鎖片又はコ字状の連鎖
片をカットすることにより選択的に使用し得るように構
成されていることを特徴とする。
【0008】本発明のジャンクションブロックの他の形
態は、ジャンクションブロックを構成する内部回路のう
ち、電源側回路がブスバーで形成されると共に負荷側回
路が分配端子で形成され、該分配端子が基端部の両側に
ばね挟持部を有するヒューズ用端子と、コ字状の連鎖片
の対向部分から一体に形成されたコネクタ用入出力端子
とから成り、前記コ字状連鎖片の一方の対向部分と前記
ばね挟持部とが結合される構造とすることにより、ヒュ
ーズ用端子とコネクタ用入出力端子を別部品として形成
してもよい。
【0009】さらに、請求項4に記載のように、ジャン
クションブロックの外郭を構成する上ケースと下ケース
のうち、一方のケースがヒューズ装着口を備え、他方の
ケースがワイヤハーネスの端末コネクタを嵌合,接続す
るためのコネクタ挿着部を備え、前記分配端子のヒュー
ズ用端子が前記ヒューズ装着口に収容され、コネクタ用
入出力端子が前記コネクタ挿着部に収容され、分配端子
のヒューズ用端子とコネクタ用入出力端子とは一方のケ
ースから他方のケースにのびるスルー端子として形成さ
れている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ジャンクション
ブロックにおける内部回路の負荷側回路は、電源側回路
のブスバーとは独立した分配端子で形成されているか
ら、電源側回路のブスバー自体の配列または取回しの自
由度が大であり、また回路変更は、負荷側回路の分配端
子を変えることにより容易に達成できる。分配端子はヒ
ューズ用端子の連鎖片またはコ字状の連鎖片をカットす
ることにより1〜4極のコネクタ用入出力端子をもつ分
配端子が得られ、上記回路変更が容易にできる。分配端
子を請求項2記載のように予めばね挟持部を備えたヒュ
ーズ用端子と、このばね挟持部に結合される構造のコネ
クタ用入出力端子との二部品で構成すると、上記のよう
なカット処理を省くことができる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、前記分配端
子の一方のヒューズ用端子は例えば上ケースのヒューズ
装着口に収容され、他方のコネクタ用入出力端子は例え
ば下ケースのコネクタ挿着部に収容され、ケースを上下
に貫くようなスルー端子として形成されるから、分岐端
子群の集約的な配置が可能となり、ジャンクションブロ
ック全体の小型化に役立つ。
【0012】
【実施例】図1に本発明の第1の実施例を示すジャンク
ションブロックの分解斜視図、図2にその要部の拡大斜
視図を示した。これらの図において、ジャンクションブ
ロック1は、ブスバー配線板2と分配端子3とを上ケー
ス4と下ケース5に収納すると共に、雌ー雌中継端子6
を介してヒューズ7をブスバー配線板2と分配端子3と
に接続して構成される。
【0013】ブスバー配線板2は、ジャンクションブロ
ック1における内部回路の電源側回路を構成するもので
あり、複数のブスバー81 ,82 …(代表して示す場合
には8)を絶縁基板9に配設して成る。各ブスバー8に
は、上記ヒューズ7の一方の接続端子7aに接続される
複数のタブ10が所定の間隔で起立連成されている。ま
た、絶縁基板9には図示しない下層のブスバー配線板か
らのタブを挿通させるための複数のタブ挿通孔11と共
に、各孔11と対をなす複数のタブ挿通孔12が設けら
れている。タブ挿通孔11,12は後述するように、ヒ
ューズ7の一対の接続端子7a,7aに対応するもので
ある。
【0014】分配端子3は、ジャンクションブロック1
における内部回路の負荷側回路を構成するものであり、
ヒューズ用端子13と4極のコネクタ用入出力端子16
を一体に形成した構造を有する。分配端子3は、図2に
拡大して示すものにおいては、タブ状のヒューズ用端子
13と、その基端部から端子面と平行に左右両側にのび
る連鎖片14,14と、各連鎖片14に続くコ字状の連
鎖片15と、このコ字状の連鎖片15の対向部分15a
から前記ヒューズ用端子13の面と直交しかつこれと反
対方向にのびるコネクタ用入出力端子16,16とから
成り、前記ブスバー8と同様に導電性金属板からプレ
ス、折曲加工により一体に形成される。
【0015】なお、分配端子3Aと3Bは分配端子3の
左右の連鎖片14,14の一方をそれぞれヒューズ用端
子13の基端部でカット17して、2極のコネクタ用入
出力端子16としたものである。また、分配端子3は図
4のように左右両側のコ字状の連鎖片15を中央部でカ
ット17してヒューズ用端子13の左右に1極のコネク
タ用入出力端子16を有する分配端子3Cとすることも
できる。
【0016】上ケース4はヒューズ7に対する複数のヒ
ューズ装着口18を有し、これらのヒューズ装着口18
はA,Bの二系列に整列配置してある。下ケース5は
A,B二系列のヒューズ装着口18群に対応する2個の
コネクタ挿着部19A,19Bを有すると共に、両コネ
クタ挿着部19A,19B間には分配端子3(3A〜3
C)に対する複数の端子挿着部20が設けられている。
各端子挿着部20は、分配端子3の左右の連鎖片14,
14に対する嵌着溝20aと左右のコ字状の連鎖片15
に対する嵌着溝20bとが連続して形成されると共に、
嵌着溝20bの両側にはコネクタ用入出力端子16,1
6に対する端子挿着孔20cが設けられている。
【0017】次に、図3(A)〜(C)を参照してジャ
ンクションブロック1の組立について説明する。先ず、
(A)のように、分配端子3を下ケース5にセットす
る。すなわち、分配端子3の左右に形成された4極のコ
ネクタ用入出力端子16をそれぞれコネクタ挿着部19
A,19Bの端子挿着孔20cに挿入し、その連鎖片1
4,15を嵌着溝20a,20bに差し込み、固定す
る。
【0018】次いで、(B)のように、分配端子3群の
上からブスバー配線板2(またはその積層体)をセット
して、雌ー雌中継端子6を各ヒューズ用端子13とタブ
10に接続する。すなわち、分配端子3のヒューズ用端
子13を絶縁基板9のタブ挿通孔12を貫通させること
により、ブスバー配線板2(またはその積層体)を下ケ
ース5の内面に載置する。これにより、上記ヒューズ用
端子13群とブスバー8のタブ10群がそれぞれ対をな
し前記A,Bの二系列で林立した状態になる。そこで、
各ヒューズ用端子13とタブ10に雌ー雌中継端子6の
一端を接続する。なお、雌ー雌中継端子6は既知の構成
をもつ市販品を使用すればよいので、説明を省略する。
【0019】最後に、(C)のように、上ケース4を被
せる。これにより、上記対をなすヒューズ用端子13と
タブ10はそれぞれ雌ー雌中継端子6が接続された状態
でヒューズ装着口18内に位置決め収納される。そこ
で、ヒューズ7を差し込むと、一対の接続端子7a,7
aはそれぞれ雌ー雌中継端子6を介して一方がタブ10
と、他方が分配端子3のヒューズ用端子13と接続され
るから、ジャンクションブロック1の組立が終了する。
コネクタ挿着部19AにはA系列のワイヤハーネス21
Aの端末のコネクタ22Aを嵌合接続し、またコネクタ
挿着部19BにはB系列のワイヤハーネス21Bの端末
のコネクタ22Bを嵌合接続する。
【0020】図3(C)は、4極のコネクタ用入出力端
子16をもつ分配端子3の例であるが、下ケース5の端
子挿着部20には分配端子3からカット17により形成
された前述の分配端子3A,3B,3Cも同様に嵌着固
定することができ、さらに、分配端子3A(または3
B)と分配端子3Cのカット17を組み合わせた3極の
コネクタ用入出力端子16をもつ分配端子も使用するこ
とができる。
【0021】図5は分配端子3,3A〜3Cにより形成
される回路の一例を示す説明図である。ブスバー配線板
2で構成される電源側回路Eは固定的である。しかし、
分配端子3(3A〜3C)で構成される負荷側回路F
は、一つのヒューズ7に対して1〜4極のコネクタ用入
出力端子16をもつ分配端子を任意に選択できるから、
回路変更が容易であり、自由な回路パターンとすること
ができる。図中分配端子3Dは、左右両側のコ字状の
連鎖片15,15の一方を中央でカットして3極のコネ
クタ用入出力端子16としたものであり、場合により1
極とすることもできる。
【0022】以上のように、ジャンクションブロック1
の組立は簡単に行うことができる。また、分配端子3は
スルー端子として形成され、すなわちその一方のヒュー
ズ用端子13は上ケース4のヒューズ装着口18に、他
方のコネクタ入出力端子16は下ケース5のコネクタ挿
着部19A,19Bに収容され、全体として両ケース
4,5を上下に貫くように収容されるから、多数の分配
端子3を集約的に配置することが可能であり、ジャンク
ションブロック1全体の小型化を図ることができる。さ
らに、複数のコネクタ用入出力端子16をもつ分配端子
3とヒューズ7との接続は、雌ー雌中継端子6を介して
ヒューズ用端子13とヒューズ7の接続端子7aとを1
回接続すれば足り、図9の圧接端子54と電線55の場
合と比べて接続ポイント数が大巾に減少するので、電気
的接続の信頼性が高い。
【0023】図6は第2の発明を示すジャンクションブ
ロックの部分的な分解斜視図、図7は図6の要部の拡大
分解斜視図である。図1〜図5に示す分配端子3はヒュ
ーズ用端子13とコネクタ用入出力端子16とを一体に
形成したものであるが、第2の発明における分配端子
3′はヒューズ用端子24とコネクタ用入出力端子29
を別途に形成したものである。即ち、分配端子3′のタ
ブ状のヒューズ用端子24の基端部には両側にのびる連
鎖片25と、この連鎖片25から直角に折曲・形成され
たL形固定片26と、このL形固定片26の上端から当
該L形固定片26と対向して折り返し形成された可動弾
性舌片27とが連成され、L形固定片26と可動弾性舌
片27とがばね挟持部28を構成している。また、コネ
クタ用入出力端子29は、コ字状の連鎖片30の対向部
分30a,30aからそれぞれ下向きに一体に形成され
ている。
【0024】一方、下ケース5′は、前記下ケース5と
同様に、2個のコネクタ挿着部19A,19Bを有し、
両コネクタ挿着部19A,19B間には分配端子3′に
対する複数の端子挿着部31が設けられている。各端子
挿着部31には、分配端子3′の左右の連鎖片25,2
5に対する嵌着溝31aと、左右のばね挟持部28,2
8およびコ字状の連鎖片30,30を収容する凹み31
bと、コネクタ用入出力端子29,29に対する端子挿
着孔31cが設けられている。
【0025】次に、図8(A)〜(C)を参照してジャ
ンクションブロック1′の組立について説明する。先
ず、(A)のように、コネクタ用入出力端子29を下ケ
ース5′にセットする。すなわち、コ字状の連鎖片30
が上記凹み31bの底壁に突き当たるまで、2極のコネ
クタ用入出力端子29をそれぞれコネクタ挿着部19
A,19Bの端子挿着孔31cに挿入する。
【0026】次いで、(B)のように、左右のコ字状の
連鎖片30,30の上からタブ状のヒューズ用端子24
をセットする。すなわち、タブ状のヒューズ用端子24
の左右の連鎖片25を嵌着溝31aに差込み固定する
と、その左右のばね挟持部28を構成するL形固定片2
6と可動弾性舌片27との間に、コネクタ用入出力端子
29におけるコ字状の連鎖片30の一方の対向部分30
aが進入し、弾性的に挟持される。これにより、ヒュー
ズ用端子24とコネクタ用入出力端子29とがばね挟持
部28により結合された分配端子3′が下ケース5に挿
着されたことになる。
【0027】次に、(C)のように、分配端子3′群の
上からブスバー配線板2(またはその積層体)をセット
した後、図3(B)のように、雌ー雌中継端子6を各ヒ
ューズ用端子24とタブ10に接続する。以下の組立工
程は前記第1の発明の実施例と同じであるから説明を省
略する。
【0028】第2の発明のように、分配端子3′をばね
挟持部28を有するヒューズ用端子24とコ字状の連鎖
片30に連成されたコネクタ用入出力端子29,29と
に分割形成しておくことにより、第1の発明のようなカ
ット17をしないで、分配端子3,3Aおよび3Bと同
等のものを容易に得ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明のジャンクションブロックによれ
、内部回路の負荷側回路を電源側回路のブスバーとは
独立した分配端子で形成してあるから、電源側回路のブ
スバー自体の配列または取回しの自由度が大で、組立も
簡単であり、負荷側の分配端子を変えることで回路変更
を容易かつ迅速にに行うことができる。分配端子におけ
るヒューズ用端子の連鎖片またはコ字状の連鎖片をカッ
トすれば、1〜4極のコネクタ用入出力端子をもつ分配
端子が得られるから、自由な回路変更が可能である。
発明の第2の発明では、分配端子を予めばね挟持部を備
えたヒューズ用端子と、このばね挟持部に結合される構
造のコネクタ用入出力端子との二部品で構成したから
上記のようなカット処理を省くことができる。
【0030】また、分配端子はその一方のヒューズ用端
子が例えば上ケースのヒューズ装着口に収容され、他方
のコネクタ用入出力端子が例えば下ケースのコネクタ挿
着部に収容され、ケースを上下に貫くようなスルー端子
として形成されるから、分岐端子群の集約的な配置が可
能となり、ジャンクションブロック全体の小型化に役立
つ。しかも、複数のコネクタ用入出力端子をもつ分配端
子とヒューズとの接続は、ヒューズ用端子とヒューズの
接続端子を中継端子を介して接続すればよく、従来と比
べて接続ポイントが大巾に減少するから、電気的接続の
信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の実施例を示すジャンクシ
ョンブロックの分解斜視図である。
【図2】図1の要部の拡大斜視図である。
【図3】(A)ないし(C)は図1のジャンクションブ
ロックの組立過程を示す断面図である。
【図4】図1の分配端子の他の使用態様を示す斜視図で
ある。
【図5】図1の分配端子により形成される回路の説明図
である。
【図6】本発明の第2の発明を示すジャンクションブロ
ックの部分的分解斜視図である。
【図7】図6の要部の拡大斜視図である。
【図8】(A)ないし(C)は図6のジャンクションブ
ロックの組立過程を示す断面図である。
【図9】従来の分岐接続箱の一例を示す斜視図である。
【図10】図9の等価回路図である。
【符号の説明】
E 電源側回路 L 負荷側回路 1,1′ ジャンクションブロック 3,3′ 分配端子 4 上ケース 5,5′ 下ケース 7 ヒューズ 8 ブスバー 13,24 ヒューズ用端子 14 連鎖片 15,30 コ字状の連鎖片 15a,30a 対向部分 16,29 コネクタ用入出力端子 18 ヒューズ装着口 19A,19B コネクタ挿着部 28 ばね挟持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−45575(JP,A) 特開 昭62−259366(JP,A) 実開 平1−166419(JP,U) 実開 平5−60129(JP,U) 実開 平1−103167(JP,U) 実開 平5−39125(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 - 3/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションブロックを構成する内部
    回路のうち、電源側回路がブスバーで形成されると共に
    負荷側回路が分配端子で形成され、該分配端子は、ヒュ
    ーズに接続されるヒューズ用端子と、このヒューズ用端
    子の基端部から端子面と平行に左右両側にのびる連鎖片
    と、この連鎖片に続くコ字状の連鎖片と、このコ字状の
    連鎖片の対向部分から前記ヒューズ用端子の面と直交し
    かつこれと反対方向にのびるコネクタ用入出力端子とか
    らなり、前記ヒューズ用端子の連鎖片又はコ字状の連鎖
    片をカットすることにより選択的に使用し得るように構
    成されていることを特徴とするジャンクションブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】 ジャンクションブロックを構成する内部
    回路のうち、電源側回路がブスバーで形成されると共に
    負荷側回路が分配端子で形成され、該分配端子が基端部
    の両側にばね挟持部を有するヒューズ用端子と、コ字状
    の連鎖片の対向部分から一体に形成されたコネクタ用入
    出力端子とから成り、前記コ字状連鎖片の一方の対向部
    分と前記ばね挟持部とが結合される構造を有することを
    特徴とするジャンクションブロック。
  3. 【請求項3】 ジャンクションブロックの外郭を構成す
    る上ケースと下ケースのうち、一方のケースがヒューズ
    装着口を備え、他方のケースがワイヤハーネスの端末コ
    ネクタを嵌合,接続するためのコネクタ挿着部を備え、
    前記分配端子のヒューズ用端子が前記ヒューズ装着口に
    収容され、コネクタ用入出力端子が前記コネクタ挿着部
    に収容され、分配端子のヒューズ用端子とコネクタ用入
    出力端子とは一方のケースから他方のケースにのびるス
    ルー端子として形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のジャンクションブロック。
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