JPH0616625B2 - デ−タ同期転送制御方式 - Google Patents

デ−タ同期転送制御方式

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JPH0616625B2
JPH0616625B2 JP62103963A JP10396387A JPH0616625B2 JP H0616625 B2 JPH0616625 B2 JP H0616625B2 JP 62103963 A JP62103963 A JP 62103963A JP 10396387 A JP10396387 A JP 10396387A JP H0616625 B2 JPH0616625 B2 JP H0616625B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数の装置間でイメージデータのような大量のデータを
高速転送する場合,従来の共通バス方式ではバス競合に
よりデータ転送効率が著しく低下するため,複数のノー
ドをリング状に結合したネットワークを構成し,各ノー
ドのデータを隣接ノードへ並行的,同期的に順次転送す
るようにした。
〔産業上の利用分野〕
本発明は,イメージ処理システムなどのような大量デー
タを取扱うデータ処理システムにおける複数装置間のデ
ータ転送方式に関するものであり,特にリング状ネット
ワークを用いて複数の装置間でブロックデータを同時並
行的に同期転送するための制御方式に関する。
最近,イメージスキャナ等のデバイスの開発に伴い,大
量データの高速処理が要求されるようになっている。こ
のため,装置間でのブロックデータの高速転送を可能に
する必要がある。
〔従来の技術〕
従来のデータ処理システムでは,システムを構成する処
理装置,記憶装置,各種周辺制御装置等は共通バスを用
いて結合され,データ転送要求をもつ装置は,共通バス
の支配権を獲得してデータ転送を行なう必要があった。
第9図にその従来例を示す。図において,システムを構
成するCPUと装置A,B,C,Dが共通バスに接続さ
れている。共通バスは,バスサイクルごとにデータ転送
をもつ装置間でバス支配権獲得制御を行ない,バス支配
権を獲得した装置が共通バスを専有し,宛先アドレスを
指定して非同期的にデータ転送を行なう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の共通バスを用いたデータ転送方式では,ランダム
なデータ転送を行なう場合には一応の効率が得られる
が,イメージデータのような大量のデータをバスサイク
ルごとのバス支配権獲得制御がオーバーヘッドとなり,
また連続して共通バスを専有することができないため転
送時間が長くなり,またある装置間で大量のデータ転送
を行なった場合,その分他の装置間でのデータの転送機
会が著しく小さくなり,システム全体の処理効率を低下
させるという問題が生じた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は,複数のノードをリング状に配置し,隣接する
ノード間を単方向のデータラインで接続した同期式デー
ジーチェーンバスとして構成し,マルチプロセス,マル
チドロップ転送を可能にするものである。
第1図(A)に、本発明の原理的構成を示す。
第1図(A)において、 1は,システムを構成する複数のノードN〜Nであ
る。
2は,各ノード間を接続するリングバスである。
3は,リングバス2の一部をなすデータバスであり,n
本の信号線からなっている。
4は,リングバス2の一部をなすコントロールバスであ
り,m本の信号線からなっている。
5は,リングバス2の一部をなすプロセス識別バスであ
り,l本の信号線からなっている。
6は,各ノードN〜Nにそれぞれ接続されるシステ
ム構成要素のコンポーネントC〜Cである。
7は,システムを制御するCDUである(コンポーネン
トの1つであってよい)。
18・19は,それぞれノードバッファ,転送バッファ
である(便宜上ノードNのもののみを示す)。
20は、各ノードに同期用の伝送クロックを供給するク
ロック信号線である。
コントロールバス4とデータバス3との各信号の組み合
わせで、データや無効サイクル符号等のバス制御符号な
どの各種の情報を表す。これらの情報は、クロック信号
線20からの同一の伝送クロックを用いて各ノード間で
同時並行時に同期転送される。
各ノードは、転送すべきデータがないとき、無効サイク
ル符号を組み立て、隣接ノードへ送出する。
各ノードは,転送すべきデータがあるとき,前段ノード
から無効サイクル符号を検出したときに、データを組み
立て、隣接ノードへ送出する。
第1図(B)は、第1図(A)に示された各ノード1の
基本構成を示す。なお第1図(B)においては、第1図
(A)と共通な要素に同じ参照番号が用いられている。
第1図(B)において、 19−1は、前段ノードからのデータバス3、コントロ
ールバス4、プロセス識別バス5に接続されて、前段ノ
ードから伝送された各バス上の保持するノードバッファ
であり、伝送クロックによって当期をとられている。
19−2は、自ノードから後段ノードへ、各バス3,
4,5を介して伝送する情報を保持するノードバッファ
であり、伝送クロックによって同期をとられている。
21は、前段ノードからプロセス識別バス5を介して入
力されたプロセス識別符号を解読し、またデータバス3
やコントロールバス4を介して入力されたデータや各種
のバス制御符号を判別して制御回路9へ通知するデコー
ダである。
22は、制御回路9の指示にしたがって後段ノードへ伝
送するバス制御符号を発生するバス制御符号発生器であ
る。
23は、制御回路9からの指示により、ノードバッファ
19−2へ書き込む情報のソースを選択するマルチプレ
クサであり、ソースとして転送バッファ18、ノードバ
ッファ19−1、バス制御符号発生器22のいずれかが
選択できる。
〔作用〕
第1図(A)および第1図(B)に示された本発明の構
成は、出力モード,入力モード,入力およびパスモード
の3つの動作モードをもつ。それぞれの動作モードは以
下のようなものである。
出力モード(GEモードという) 前段ノードからのデータバスの不使用を示す無効サイク
ル符号を入力して,自ノードの装置よりコンポーネント
から入力したデータをバス上に生成する。自ノードから
送出したデータが一周して前段から入力されると,それ
を取得する。
このモードを設定されたノードは,CPU7によってバ
ス上のデータ占有率が指定され,プロセスのコンポーネ
ントのデータ転送能力に合わせたデータ生成を可能にす
る。
入力モード(INモードという) 一対一の転送において設定される。このモードを設定さ
れたノードは,前段ノードから,指定されたプロセスの
データを入力すると,それを取得し,コンポーネントへ
出力する。
入力およびバスモード(IPモードという) マルチドロップ転送において設定される。このモードを
設定されたノードは,前段ノードから指定されたプロセ
スのデータを入力すると,そのデータをコンポーネント
へ出力するとともに,後段ノードへ転送する。また,ノ
ードは内部に転送バッファを有しており,,のモー
ドが設定されたノードは,CPU7から指定された転送
バッファの空き容量により,出力ノードに対し,転送中
断,転送再開を制御する情報をバスに生成する。
パスモード(Pモードという) このモードを設定されたノードは,前段からの情報をそ
のまま後段へ転送する動作のみを行なう。
〔実施例〕
以下に本発明の詳細を実施例にしたがって説明する。
第2図に,ノードおよびリングバスの1実施例構成を示
す。
第2図において, 1は,ノードである。
2は,リングバスである。
3は,8本の信号線DT7〜0からなる(n=8)デー
タバスである。
4は,1本の信号線CNTからなる(m=1)コントロ
ールバスである。
5は,2本の信号線PiD1,0からなるプロセス識別
(iD)バスである。
6は,システムを構成する装置要素のコンポーネントで
ある。
7は,システムを制御するCPUである。
8は,CPU7から各ノードへコマンドを送るためなど
に使用される制御線である。
9は,ノードの制御を行なう制御回路である。
10は,コントロールレジスタCNTRである。
11は,ステータスレジスタSTRである。
12は,バスモニタレジスタBMRである。
13は,バスバンド幅レジスタBWRである。
14は,リクエストタイミングレジスタRQTRであ
る。
15は,インヒビットタイミングレジスタIHTRであ
る。
16は,コマンドデコーダCDである。
17は,バス転送ゲートである。
18は,FIFO等で構成される転送バッファ 19は,ノードバッファである。
動作において,CPU7は各ノード1に対して制御線8
を通じ,それぞれ処理に応じた所定の動作モードを指示
するコマンドを送る。
ノード1において,入力されたコマンドは,コントロー
ルレジスタCNTR10に設定された後,コマンドデコ
ーダCD16で解読され,指示された動作モードに応じ
てバス転送ゲート17の転送方向を制御する。
動作モードは前述した 出力モード(GEモード) 入力モード(INモード) 入力およびパスモード(IPモード) パスモード(Pモード) の4つであり,これらの動作モードを設定されたノード
は,それぞれ出力ノード,入力ノード,入力およびパス
ノード,パスノードと呼ばれる。
コントロールレジスタCNTR10は,動作モードの種
別やプロセスのiD,終了指示等の制御情報を保持し,
ノードの基本的な動作内容を決定するために使用され
る。
ステータスレジスタSTR11は,ノードの各種状態を
表示するために使用される。
パスモニタレジスタBMR12は,リングバスを監視す
る際のプロセスiD(PiD)を指定するために使用さ
れる。
バスバンド幅レジスタBWR13は,PiDで指定され
るプロセスのデータがリングバスを占有できる上限を指
定するために使用される。
リクエストタイミングレジスタRQTR14は,データ
転送の再開を要求するデータ送信要求符号(後述)を生
成するタイミングを規定する転送バッファ18内の空き
領域の下限値を指定するために使用される。
インヒビットタイミングレジスタIHTR15は,デー
タ転送の停止を要求するデータ送信禁止符号を発生する
タイミングを規定する転送バッファ18内の空き領域の
上限値を指定するために使用される。
これらのレジスタ10ないし15は,それぞれレジスタ
アドレス000101を付与されており,1
バイト長をもつ。
次に,本実施例の細部を説明する。
情報形式 リングバス上を転送する制御情報の形式であり、本実施
例では、データ、無効サイクル符号、データ送信要求符
号、データ送信禁止符号、データ終了符号の5種類の情
報がある。
データ CNT=0の情報。プロセスiDで示されるプロセスの
転送データをDT7〜0に有する。
無効サイクル符号 CNT=1,かつDT上位2bitが(0,0)の情
報。このとき,他のDTbit,及びPiD2bitは
意味を持たない。
本情報は,前段ノードが有効な情報を出力していないこ
とを示す。
データ送信要求符号 CNT=1,かつDT上位2bitが(0,1)の情
報。このとき,他のDTbitは意味を持たない。
本情報は,プロセスiDで示されるプロセスの入力ノー
ドから,出力ノードに対して,転送データの発生を要求
するときに出力される。
データ送信禁止符号 CNT=1,かつDT上位2bitが(1,0)の情
報。このとき,他のDTbitは意味を持たない。
本トークンは,プロセスiDで示されるプロセスの入力
ノードから,出力ノードに対して,データの転送を禁止
するとき出力される。
データ終了符号 CNT=1,かつDT上位2bitが(1,1)の情
報。このとき,他のDTbitは意味を持たない。
本情報は,出力ノードにおいて,プロセスiDで示され
るプロセスのデータを転送し終えたときに出力される。
転 送 リングバスの転送は,大量なデータのブロック転送を基
本としている。データの出力ノードは転送の最後にデー
タ終了符号を送出しなければならない。
リングバスには次の2種の機能がある。
一対一転送 一つの出力ノードから一つの入力ノードへの転送。
出力ノードにはGE,入力ノードにはINのモードが指
定される。
マルチドロップ転送 一つの出力ノードから複数の入力ノードへの転送。
出力ノードにはGE,入力ノードにはIPのモードが指
定される。
バスオペレーション リングバスでは,全ての入力ノードは,データ送信要求
符号,あるいはデータ送信禁止符号を送出する機能を持
っており,リングバスの各ノード間での情報伝達方式は
次のように規定される。
(1)INのモードが指定されたノード(INノード) ・プロセスiDで指定されたデータトークンを取得す
る。他のプロセスの情報は転送する。
・転送バッファの空き領域が,インヒビットレジスタで
指定された値以下の状態のとき,データ送信禁止符号を
出力し,転送バッファの空き領域が,再びリクエストタ
イミングレジスタで指定された値以上になった状態のと
きにデータ送信要求符号を出力する。
(2)IPのモードが指定されたノード(IPノード)リ
ングバスでは,コンポーネントへのデータ転送速度が最
も遅い入力ノードが,出力ノードにおけるデータの生成
を制御し,トークンは次のように伝達される。
・プロセスiDで指定されたデータトークンを取得し,
転送する。他のプロセスの情報は転送する。
・転送バッファの空き領域が,インヒビットタイミング
レジスタで指定された値以下の状態のとき,そのバスサ
イクルの終わりにデータ送信要求符号,無効サイクル符
号のいずれかを入力していれば,それを取得し,データ
送信禁止符号を生成する。また,そのバスサイクルの終
わりにデータ送信禁止符号を入力していれば,それを転
送する。
・データ送信禁止符号転送後,リクエスト,及びデータ
送信禁止符号が入力されれば,それを取得する。
・転送バッファの空き領域が,再びリクエストタイミン
グレジスタで指定された値以上になった状態のとき,そ
のバスサイクルの終わりに無効サイクル符号を入力して
いれば,それを取得しデータ送信要求符号を生成する。
また,そのバスサイクルの終わりにデータ送信要求符
号,あるいはデータ送信禁止符号を入力していれば,そ
れを転送する。
・データ送信要求符号転送後,データ送信要求符号を入
力すればそれを取得する。また,データ送信禁止符号を
入力すれば,それを転送する。
(3)GEのモードが指定されたノード(GEノード) ・指定されたプロセスのデータを生成し,そのプロセス
の情報を取得する。他のプロセスの情報はそのまま転送
する。
・データ送信禁止符号を取得した時点で,再びデータ送
信要求符号を取得するまでデータの転送を一時中断す
る。
・出力ノードは,データの終わりにデータ終了符号を出
力する。データ終了符号入力ノードではそのまま転送さ
れる。
・出力ノードは,データ終了符号出力後に受け取ったデ
ータ送信禁止符号に対しては,動作しない。また,自分
の送出したデータ終了符号を受け取った時点で転送の終
了を確認する。
コントロールレジスタ 第3図にコントロールレジスタCNTR10の構成を示
す。図示されているMODE,PiD,PEND,AB
ORTの各領域の内容は次の通りである。なおRSVは
未使用領域(予備)である。
・MODE−−−動作モードの指定 (0,0)/P(パス) このモードが指定されたノードは,バス上のトークンの
転送のみを行なう。
(0,1)/IN(入力) PiDで指定されたプロセスのデータを取得し,ノード
内に取り入れる。
(1,0)/IP(入力およびパス) PiDで指定されたプロセスのデータをノード内に取り
入れ,かつ転送する。
(1,1)/GE(出力) PiDで指定されたプロセスのデータを生成し,そのプ
ロセスの情報を取得する。
ステータスレジスタ(後述)のEND,およびBUSY
が“0”の時,MODEに(0,0)以外のコマンドを
書き込むことによって,ノードは指定されたプロセスの
動作を開始する。
ノード動作中の書き換えは,無視される。
プロセスの起動は,出力ノードの起動を最後に行なう。
・PiD−−−プロセスの指定 ノードをどのプロセスにおいてアクティブにするかを指
定するためのbitである。
ノード動作中の書き換えは,無視される。
・PEND−−−プログラムの終了 出力ノードにおいて,このbitに“1”を書き込むこ
とによって,コンポーネントがデータの転送を終了した
ことを指示する。ノードは,このビットとデータ転送の
終了を示すコンポーネントからの入力信号の論理和が
“1”になると,それまでコンポーネントから入力した
データを全てバス上に生成した後,エンドトークンを生
成し,そのプロセスの終了動作にはいる。
入力ノードにおいて,このbitに“1”が書き込まれ
ると,ノードはそれまでにバスから入力したデータを全
てコンポーネントに転送した後,データ転送の終了を示
すコンポーネントへの出力信号を出力すると同時にステ
ータスレジスタ(後述)のENDに“1”をセットし,
そのプロセスを終了する。
PENDは,起動コマンドに対して優先する。
・ABORT−−−強制終了 このbitに“1”を書き込むことによって,指定され
たプロセスを途中で中止することを示す。
出力ノードにおいて,このbitに“1”が書き込まれ
ると,ノードはFIFOに格納されているデータのバス
上への生成を中止して,エンドトークンを生成し,その
プロセスの終了動作にはいる。
入力ノードにおいて,このbitに“1”が書き込まれ
ると,ノードはFIFOに格納されているデータのコン
ポーネントへの転送を中止して,IENDを出力すると
同時にステータスレジスタのENDに“1”をセット
し,そのプロセスを終了する。
出力ノード,入力ノード共に内部FIFOのデータは切
り捨てられる。なお,ABORTは,全てのコマンドに
対して優先される。
ステータスレジスタ 第4図にステータスレジスタSTR11の構成を示す。
図示されているEND,IPD,OVR,BUSYの各
領域の内容は次の通りである。
・END−−−動作の終了(エコーリセット) このbitに“1”がセットされると,LSIはそのプ
ロセスの動作を終了する。“1”のセット条件は,表1
に示す通りである。
・IPD−−−監視プロセスの検出(エコーリセット) MPSWで指定されるプロセスの情報を検出した時に,
このbitに“1”がセットされる。
・OVR−−−オーバーラン発生の検出(エコーリセッ
ト) 入力ノードのFIFOにおいて,オーバーランが発生す
ると,このbitに“1”がセットされる。
このbitに“1”がセットされると,ノードは,デー
タ終了符号を送出して,プロセスを終了する。
なお,ENDとIPDとOVRの論理和がST信号とし
て出力される。ST信号は,割り込み要因が発生したこ
とをCPUに知らせるステータス出力である。
・BUSY−−−動作中 このbitに“1”がセットされている時,ノードが指
定されたプロセスについて動作中であることを示してい
る。
コントロールレジスタのMODEに(0,0)以外のコ
マンドが書き込まれるとこのbitに“1”がセットさ
れ,ステータスレジスタのENDに“1”がセットされ
ると同時にこのbitに“0”がセットされる。
バスモニタレジスタ 第5図に,バスモニタレジスタBMR12の構成を示
す。図示されているMON,MPSWの各領域の内容は
次の通りである。
・MON−−−バスの監視 このbitに,“1”を書き込むことによって,本バス
の監視機能を働かせ“0”を書き込むことによって,監
視機能を停止する。
・MPSW−−−監視すべきプロセスの指定 監視すべきプロセスをこの4bitで指定する。
次に示すMPSWの個々のbitがそれぞれのPiDに
対応し,MPSWが“1”の時,そのbitで示される
プロセスの情報が監視される。
MPSWのビット位置 PiD 0 00 1 01 2 10 3 11 ノードは,MONが“1”の時,MPSWで指定された
情報を検出すると,その情報を取得する。また,ステー
タスレジスタのIPDに“1”をセットし,出力STを
“L”とし,イリーガル(異常)なトークンの取得を継
続する。
バスバンド幅レジスタ 第6図にバスバンド幅レジスタBWR13の構成を示
す。図示されているBR領域の内容は次の通りである。
・BR−−−データ占有率の指定 この5bitで,PiDで示されるプロセスのバス上に
おけるデータ占有率の上限を指定する。ただし,設定値
が16以上の場合は,占有率の制御を行なわない。
各プロセスのバス上におけるデータ占有率は,1/16
バスサイクル単位で指定され,BR設定値×1/16が
バスの占有率の上限となる。これによって,出力ノード
は,複数のプロセスのデータがバス上に存在する場合,
個々のプロセスによって異なる入力コンポーネントの能
力に合わせてデータを生成し,バスのデータ転送能力を
生かすことができる。
リクエストタイミングレジスタ 第7図にリクエストタイミングレジスタRQTR14の
構成を示す。図示されているREQ領域の内容は次の通
りである。
・REQ−−−データ送信要求符号の出力タイミングの
指定 入力ノードにおいて,REQ5bitにより,データ送
信要求符号を生成するタイミングを指示する。
転送バッファ(FIFO)18の空き領域がREQ設定
値×4バイトになった時,ノードは,規定されたトーク
ン伝達方式に従って,データ送信要求符号を生成する。
インヒビットタイミングレジスタ 第8図にインヒビットタイミングレジスタIHTR15
の構成を示す。図示されているINH領域の内容は次の
通りである。
・INH−−−データ送信禁止符号の出力タイミングの
指定 入力ノードにおいて,INH5bitにより,データ送
信禁止符号を生成するタイミングを指示する。
FIFOの空き領域がINH設定値×4バイトになった
時,ノードは,規定された情報伝達方式に従って,デー
タ送信禁止符号を生成する。
リングバスは,データ送信要求符号送出後,バスからの
データが入力されるまで,あるいはデータ送信禁止符号
生成後,バスからのデータが入力されなくなるまでに時
間差が存在する。その時間差を吸収するために,内部に
FIFO(32W×32b)からなる転送バッファ18
を持っている。
コンポーネントへのデータ転送速度が速いノードほど,
REQに小さな値が指定される。またバスからのデータ
入力速度が速いノードほど,INHに大きな値が指定さ
れる。
ただし, (REQの値)>(INHの値) で,かつINH設定値×4はトークンがバス上を一周す
るサイクルより大きな値である。
また,転送バッファ18は出力ノードでは,LSIがバ
ス上にデータを生成できるタイミングまでコンポーネン
トから入力されたデータを格納するために使われる。
〔発明の効果〕
本発明によれば,データ処理システムを構成するコンポ
ーネントがリングバスのノードを介して結合され,デー
タその他の情報が同時並行的に同期転送されるため,マ
ルチプロセス,マルチドロップ転送が可能であり,大量
データの高速ブロック転送を効率的に行なうことができ
る。
また,処理能力に応じたデータ転送速度の制御も容易
で,またバス占有率を指定して,特定のコンポーネント
がリングバスを専有することがないように制御できるた
め,システム全体の処理効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の原理的構成図、第1図(B)は
本発明におけるノードの基本構成図、第2図は本発明の
1実施例によるノードの構成図,第3図ないし第8図は
それぞれ第2図に示されているコントロールレジスタ,
ステータスレジスタ,バスモニタレジスタ,バスバンド
幅レジスタ,リクエストタイミングレジスタ,インヒビ
ットタイミングレジスタの構成図,第9図は従来の共通
バスを用いたシステムの構成図である。 第1図中, 1:ノード(N〜N) 2:リングバス 3:データバス 4:コントロールバス 5:プロセス識別バス 6:コンポーネント(C〜C) 7:CPU 18:転送バッファ 19:ノードバッファ 20:クロック信号線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立に動作する計算機内において,各種入
    出力装置と接続される複数のノードを有し,各々のノー
    ドを相互接続し,ノード間の同期データ転送を行なう制
    御方式において, 各ノードには同一の伝送クロックを供給し, 各ノードは、複数の信号線から成るコントロールバス,
    及び複数の信号線から成るデータバスの入出力用ポート
    を別個に備え,隣接ノード間をこれら入力ポートと出力
    ポートとを相互接続することにより各ノードをリンク状
    に配置した単方向バスを構成し,当該データバス上には
    当該コントロールバス上の信号により識別されるデー
    タ,バス内で一意的に定義されたバス制御符号,及びこ
    れら有効な情報が存在しない旨を表す無効サイクル符号
    を前記伝送クロック周期毎に同期的に連続してノード間
    を巡回させ, 各ノードは,前記伝送クロックにより作動する1段から
    成る,前段ノードより入力される全てのバス信号の状態
    を逐次一時記憶するための第一のバッファ,及び次段ノ
    ードに出力する全てのバス信号の内容を逐次一時記憶す
    るための第二のバッファを内蔵し, 各ノードは、当該第二のバッファに対して前記伝送クロ
    ックの各サイクル毎に,当該第一のバッファの内容を解
    読する手段からの識別信号が,後段にバイパスすること
    を指示したものであれば第一のバッファの内容を転送
    し,或いは当該識別信号が,無効サイクル符号か取得す
    べき情報のいずれかを指示した場合には,自らが生成す
    るデータまたはバス制御符号が有ればそれを,無ければ
    無効サイクル符号を転送することにより,バス上を巡回
    するデータ及びバス制御符号の受信,バイパス,削除,
    及び送信を行なう ことを特徴としたデータ同期転送制御方式。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、各ノード
    は転送中断,転送再開を制御するためのデータ入出力用
    の転送バッファを有し,転送バッファの空き容量によっ
    て転送中断,転送再開の同期転送制御を行なうことを特
    徴とするデータ同期転送制御方式。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において,各ノード
    は,ノードの転送能力に転送中断あるいは転送再開をす
    べき転送バッファの空き容量について設定値を指定する
    ことができるデータ入出力用の転送バッファを有し,転
    送バッファの転送中断,転送再開をすべき空き容量の設
    定値によって転送中断,転送再開の同期転送制御を行な
    うことを特徴とするデータ同期転送制御方式。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項におい
    て,各ノードに対して出力ノード,入力ノード,入力お
    よびパスノード,パスノードのいずれかの役割を指定す
    る機能を設け,同一プロセスにおいて,出力ノードと入
    力ノードを指定することにより,単数ノードへのデータ
    転送を,出力ノードと入力およびパスノードを指定して
    複数ノードへのデータ転送として行なうことを特徴とす
    るデータ同期転送制御方式。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第4項におい
    て,コントロールバスとは独立にプロセス識別専用バス
    を有し,各ノードが当該プロセス識別バスを監視すると
    こにより同一データバス上で複数プロセスを同時に転送
    させることを特徴とするデータ同期転送制御方式。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第4項において,各出力ノ
    ードに対して出力ノードの転送能力によりデータバスの
    占有比率を指定することができることを特徴とするデー
    タ同期転送制御方式。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項において,ノードに
    対してデータバス及びプロセス識別バス上の異常制御符
    号,異常プロセスを指定し,当該ノードが当該バスを監
    視して異常プロセス,異常制御符号を取得し,削除する
    ことを特徴とするデータ同期転送制御方式。
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