JPH06161316A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH06161316A
JPH06161316A JP33530192A JP33530192A JPH06161316A JP H06161316 A JPH06161316 A JP H06161316A JP 33530192 A JP33530192 A JP 33530192A JP 33530192 A JP33530192 A JP 33530192A JP H06161316 A JPH06161316 A JP H06161316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
sheet
roller
image forming
pressure roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33530192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3176456B2 (ja
Inventor
Takanari Kominato
隆成 小湊
Mitsuhiro Mukasa
充浩 武笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33530192A priority Critical patent/JP3176456B2/ja
Publication of JPH06161316A publication Critical patent/JPH06161316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3176456B2 publication Critical patent/JP3176456B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】定着器において、塗布フェルト、加圧ローラを
介してシートに塗布されるオイルの量を好適に調整す
る。 【構成】矢印方向に回転する加圧ローラ15表面に塗布
フェルト22によって、オイルパン21内のオイルを塗
布する。このオイルを加圧ローラ15と定着ローラ14
とのニップ部Nを通過するシートに塗布する。このと
き、塗布フェルト22の下流側でかつニップ部Nの上流
側に配置した均しブレード24を加圧ローラ15の表面
に当接させることにより、ニップ部Nに到達してシート
に塗布されるオイルの量を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着ローラと加圧ロー
ラとの加熱加圧によって、シート上の現像剤を定着する
定着器を備えた画像形成装置に係り、詳しくは、加圧ロ
ーラにオイルと塗布するオイル塗布部材を有し、これに
よって、定着ローラと加圧ローラとのニップ部を通過す
るシートにオイルを塗布するようにした定着器を備えた
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉図5に、1枚のシート(転写材)の表
面と裏面の両面に画像を形成する両面モード、あるいは
同一面に複数の画像を重ねて形成する多重モードを備え
た複写機等の画像形成装置の概略断面図を示す。この画
像形成装置には、画像形成部1、画像形成部1にシート
Pを給送するシート給送部2、画像形成部1で形成され
たシートの画像を定着する定着部3、画像形成を完了し
たシートを排出するシート排出部4、1度画像形成され
て再度画像形成部1に給送されるシートを一旦収納する
中間トレイ5、再給紙するシートをこの中間トレイ5に
誘導する再給紙シート誘導部6、及び中間トレイ5に収
納されたシートを再度画像形成部1に給送するシート再
給紙部7、原稿をプラテンガラス上に配置する原稿交換
装置8がそれぞれ所定の位置に配置されている。
【0003】両面モード、あるいは多重モードが選択さ
れた場合、1度画像形成部1で画像形成されたシート
は、定着部3で画像が定着されるとそのまま排出され
ず、再給紙シート誘導部6によって中間トレイ5上に積
載・収納され、所定枚数収納されたところで、今度は、
シート再給紙部7によって1枚ずつ分離、給紙され画像
形成部1へと再度給送される。そして、次の原稿が原稿
交換装置8によりプラテン上に配置されると2度目の画
像が形成され、定着部3で画像が定着されその後シート
排出部4へと排出される。
【0004】また、上述のシート再給紙部7のように、
積載されたシートを1枚ずつ分離し給送する方法として
は、シート先端に爪部を引っ掛けてシートの弾性により
分離する爪分離方式や、摩擦パッドとシートの摩擦力に
よりシートを分離する方式、さらに、後に述べるシート
再給紙部7に示したように正転する給紙ローラと所定の
トルクリミッタを介してシート搬送方向とは逆の回転駆
動力を受けるリタードローラとによって、複数枚数シー
トが分離部に給送されてきたときはリタードローラ側の
シートは逆方向に戻され、給紙ローラ側のシートのみが
給送されるリタード分離方式などがある。
【0005】また、両面再給紙の方式としては大別し
て、中間トレイ5上にシートをすべて積載してから、最
上位のシートより1枚ずつ分離し再給紙する上分離方式
と、図5に示すように、一面目を画像形成したシートを
連続して中間トレイ5上に上側に順次積載し、積載した
シートの最下位のシートより1枚ずつ分離して給送する
下分離方式がある。
【0006】図5に示す画像形成装置においては、積載
されたシートは例えば以下のようにして1枚ずつ分離さ
れる。すなわち、図6のようにシートストッパ13の面
に沿って中間トレイ5上に突き当たり積載されたシート
は、図7のように最下位のシートから半月ローラ9によ
り、シート搬送方向に回転駆動を受ける再給紙ローラ1
0と所定のトルクリミッタを介してシート搬送方向とは
逆の回転駆動力を受けながら前記再給紙ローラ10に当
接されて連れ回りするリタードローラ11とにより形成
されるニップ部nへと搬送される。このとき、複数枚数
のシートがニップ部nに給送されてきたときはリタード
ローラ11側のシートは逆方向に戻され、結局、図8に
示すように再給紙ローラ10側のシート1枚のみが分離
給送され搬送ローラ対12によって再度、画像形成部1
へと送られる。
【0007】しかし、複数枚のシートがニップ部nに搬
送されたときは最下位から2番目のシートもニップ部に
挟持されているため2番目のシートのニップ部nに対応
する部分が、最下位のシートに押しつけられながら摺擦
することになる。もし、シートの画像面が上向きの場合
(両面複写)は2番目のシートの裏側のニップ部nが部
分的に汚れてしまう。また同様に、シートの画像面が下
向きの場合(多重複写)は2番目のシートの上面に薄く
筋状に汚れが付き、2番目のシートの先端ニップ部nの
画像が薄れてしまう。
【0008】上述したシート間の摩擦による汚れの発生
について図9、図10の簡単なモデルを用いて詳しく説
明する。図9はシートの同一面に画像を重ねる多重時の
状態を示すモデルで、黒点bは画像の現像剤(トナー)
粒子群を示す。再給紙時に前述の如くシートをニップ部
nで分離しながら順送すると、図中斜線部の範囲のシー
トの部分がニップ部nで互いに摺擦される。このとき最
下位から2番目のシート先端部の現像剤粒子が剥離し最
下位シートの裏面(画像面を表面とする)へ付着し最下
位シートの表面が薄く筋状に汚れ、2番目のシートの先
端ニップ部nの画像が汚れてしまう。
【0009】次に図10はシートの表裏両面に画像を形
成する両面時の状態を示すモデルで、再給紙時に多重時
と同様にシートを順送すると、図中斜線部の範囲のシー
トが摺擦され最下位シートの表面の現像剤粒子が最下位
シートから2番目のシートの裏面に付着し、先端ニップ
部nが部分的に汚れてしまう。
【0010】そこで、従来の画像形成装置では、図11
に示すように、定着部3において定着ローラ14に当接
する加圧ローラ15に、オイルパン21内のオイルを含
浸させた塗布フェルト(オイル塗布部材)22を板ばね
(加圧手段)27により当接させてオイルを供給し、シ
ートの画像形成面とは反対側にオイルを塗布して、再給
紙時の分離動作時にシート間の摺擦抵抗を減らして現像
剤が他のシートに移るのを防いでいた。
【0011】しかしながら、このような方法では、耐久
が進むにつれ次第に定着部3を通過するシートの屑(紙
粉等)が加圧ローラ15に付着してしまい、塗布フェル
ト22によって供給されたオイルは紙粉に吸収され効率
的にシート側に供給されず、再給紙動作時にシート間の
摺擦抵抗により現像剤が他のシートに移り汚れが発生す
るという問題点があった。また、加圧ローラ15上の紙
粉が塗布フェルト22に付着しオイル塗布機能が低下す
ることがあった。
【0012】かかる問題を解決するために、加圧ローラ
15に弾性材からなるブレード(異物除去部材)23
を、塗布フェルト22の上流側(詳しくは定着ローラ1
4と加圧ローラ15のニップ部の下流側で、塗布フェル
ト22当接位置の上流側)位置で、かつ塗布フェルト2
2の幅を包含し塗布フェルト幅よりも広い領域で当接さ
せることにより、塗布フェルト22が加圧ローラ15に
当接する前に、紙粉を加圧ローラ15から除去すること
によって、効率的にオイルをシートに転移させ、シート
が現像剤により汚されるのを継続的に抑制することが可
能となった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉しかしながら、上述の従来例にお
いては、次に示すような3つの問題点があった。
【0014】まず、第1は、図11に示すように加圧ロ
ーラ15への塗布オイル量を継続的に均一に保つ方法が
ないため、塗布オイル量が多すぎるとオイルがシートに
付着してオイル汚れが発生するという問題があった。ま
た、画像形成動作を停止し数時間放置すると加圧ローラ
15と塗布フェルト22との当接部分にオイル溜りがで
き、再び画像形成動作を開始したとき、そのオイルがシ
ートに余分に付着し前述と同様、オイル汚れの問題が発
生することがあった。
【0015】次に、第2は、加圧ローラ15に移行する
オイルの量は、板ばね27が塗布フェルト22を加圧ロ
ーラ15に押し付ける加圧力によってほぼ決定され、こ
のオイルの量は、通常は一定であるので、シートの種類
によってはオイル塗布量が適正でないことがあった。例
えば、薄いシートのときはオイル過剰になりシートにオ
イル汚れが発生し、厚いシートのときはオイル塗布量が
十分でなく、シート間の摩擦力が低下しないでシート先
端汚れが発生するという問題があった。また、オイルの
塗布量はシートの厚さだけでなく、シートの表面性、吸
湿性によっても適正量が異なるため、このようなシート
の種類による性質の違いによってもオイル汚れやシート
先端汚れが発生するという問題があった。
【0016】第3は、図11に示す状態で画像形成動作
を繰り返すと、ブレードに23によって掻き取られた紙
粉がブレード23上に大量に溜り、ブレード23を押し
上げて紙粉の掻き取り効果を低下させることがある。ま
た、ブレード23当接部分は、オイルと紙粉が混ざり粘
土状になるためブレード23をすり抜け易くなり、ブレ
ード23をすり抜けた粘土状の紙粉が塗布フェルト22
に付着してオイル塗布効率を悪化させたり、シートに付
着してオイル汚れが発生するという問題があった。ま
た、画像形成動作を停止し数時間放置すると加圧ローラ
15と塗布フェルト22との当接部分にオイル溜りがで
きて、再び画像形成動作を開始したときそのオイルが当
接部分に溜った紙粉と混ざり粘土状になって前記と同様
の問題が発生するということがあった。
【0017】そこで、第1の発明は、塗布オイル均(な
ら)し手段を設けることによって、加圧ローラを介して
シートに塗布されるオイルの量を好適にするようにした
画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0018】また、第2の発明は、オイル塗布部材を加
圧ローラに加圧する加圧手段の加圧力を調整可能とする
ことによって、加圧ローラを介してシートに塗布される
オイルの量を好適にするようにした画像形成装置を提供
することを目的とするものである。
【0019】さらに、第3の発明は、加圧ローラにロー
ラ清掃部材を当接させることによって加圧ローラ上の紙
粉を除去し、紙粉がオイル塗布部材に付着してオイル塗
布効率を低下させたり、粘土状のオイルがシートに付着
してオイル汚れが発生したりすることを防止した画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明(第1の発明ない
し第3の発明)は、上述事情に鑑みてなされたものであ
って、それぞれ以下の構成をとる。 〈第1の発明の手段〉第1の発明は、定着ローラと加圧
ローラとのニップ部にシートを通過させることによって
シート上の現像剤を加圧加熱してシートに固着するとと
もに、オイルを含浸したオイル塗布部材を前記加圧ロー
ラに当接させて前記ニップ部を介してシートにオイルを
塗布してなる定着器を備えた画像形成装置において、前
記定着器は、前記加圧ローラの回転方向についての該オ
イル塗布部材の下流側でかつ前記ニップ部の上流側の位
置にて、該加圧ローラの表面に当接する塗布オイル均し
手段を有する、ことを特徴とする。
【0021】このとき、前記ニップ部の下流側でかつ前
記オイル塗布部材の上流側において前記加圧ローラの表
面に当接する異物除去部材を有するようにしてもよい。
【0022】また、前記塗布オイル均し手段は、前記オ
イル塗布部材の幅よりも広い幅を持ち、かつ該オイル塗
布部材の幅を包含する位置関係で配置することもでき
る。
【0023】さらに、前記塗布オイル均し手段は、弾性
材からなる均しブレードによって形成したり、前記定着
ローラに従動して回転する均しローラによって形成した
りしてもよい。 〈第2の発明の手段〉また、第2の発明は、定着ローラ
と加圧ローラとのニップ部にシートを通過させることに
よってシート上の現像剤を加圧加熱してシートに固着す
るとともに、オイルを含浸したオイル塗布部材を前記加
圧ローラに当接させて前記ニップ部を介してシートにオ
イルを塗布してなる定着器を備えた画像形成装置におい
て、前記定着器が、前記オイル塗布部材を前記加圧ロー
ラに加圧する加圧手段と、該加圧手段の加圧力を調整す
る調整手段とを備える、ことを特徴とする。 〈第3の発明の手段〉さらに、第3の発明は、定着ロー
ラと加圧ローラとのニップ部にシートを通過させること
によってシート上の現像剤を加圧加熱してシートに固着
するとともに、オイルを含浸したオイル塗布部材を前記
加圧ローラに当接させて前記ニップ部を介してシートに
オイルを塗布し、さらに前記ニップ部の下流側で前記オ
イル塗布部材の上流側における前記加圧ローラの表面に
異物除去部材を当接させてなる定着器を備えた画像形成
装置において、前記定着器が、前記異物除去部材の下流
側で、かつ前記オイル塗布部材の上流側における前記加
圧ローラの表面に当接するローラ清掃部材を備える、こ
とを特徴とする。
【0024】また、前記ローラ清掃部材が、前記異物除
去部材の幅よりも広い幅を有し、かつ該異物除去部材幅
を包含する位置関係で配置されている、ことを特徴とす
る。
【0025】前記ローラ清掃部材を、弾性材からなるブ
レードによって形成したり、耐熱性の不織布によって形
成したりすることができる。
【0026】
【作用】
〈第1の発明の作用〉以上の構成に基づき、第1の発明
によると、加圧ローラにおいてオイル塗布部材の下流側
で、かつニップ部の上流側に、塗布オイル均し手段を当
接させることにより、オイル塗布部材から加圧ローラ表
面へ多量のオイルが移行しても、このオイルがニップ部
に到達する前に、下流側の塗布オイル均し部材が加圧ロ
ーラ表面上のオイルを均一に均すので、ニップ部には均
一に均された適量のオイルが到達し、ここを通過するシ
ートに付着する。したがって、オイルがシートに極部的
に多く付着するようなことはない。また、例えば、画像
形成動作を停止し数時間放置したとき加圧ローラとオイ
ル塗布部材との当接部分にオイル溜りができ、再び画像
形成動作を開始したときにそのオイルが1度に加圧ロー
ラへ移行した場合でも、均し部材によりオイルが均一に
均される。 〈第2の発明の作用〉第2の発明によると、オイル塗布
部材を加圧ローラ表面に押し付ける加圧力を、調整手段
によって調整することができるから、これにより、オイ
ル塗布部材によって加圧ローラに塗布されるオイルの量
を好適に調整することができる。 〈第3の発明の作用〉第3の発明によると、例えば長期
使用によって、異物除去部材の異物除去能力が低下した
り、この異物除去部材に溜った紙粉にオイルが混ざり粘
土状になって異物除去部材をすり抜けても、異物除去部
材の下流側のローラ清掃部材がすり抜けた紙粉やオイル
を確実に掻き取るので、紙粉がオイル塗布部材に付着す
るのを防止する。
【0027】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈第1の発明の実施例1〉図1は、本発明に係る画像形
成装置の概略を示す断面図、図2は定着器(定着部)3
の構成を示す拡大断面図、図3は塗布フェルト(オイル
塗布部材)22と塗布オイル均し手段としての弾性材か
らなる均しブレード24との幅の関係を示す図である。
なお、画像形成装置の、定着器3を除いた部分の構成に
ついては、図5に示した従来の画像形成装置と同一であ
るので、これらについては、その構成、作用を確認する
意味で、それぞれの符号と部材との対応を中心に簡単に
説明するものとする。
【0028】図1において、1は画像形成部、2はこの
画像形成部1にシートを給送するシート給送部、3は画
像形成部1で形成されたシートの画像を定着する定着器
(定着部)、8はセットされた原稿を1枚ずつ画像読み
取り部に送る原稿交換装置、4は画像形成を完了したシ
ートを排出するシート排出部、5は1度画像形成されて
再度、画像形成部1に給送されるシートを一旦収納する
中間トレイ、6は再給紙するシートをこの中間トレイ5
に誘導する再給紙シート誘導部、7は中間トレイ5に収
納されたシートを再度画像形成部1に給送するシート再
給紙部で、11はトルクリミッタを介して逆回転してい
るリタードローラ、10は再給紙ローラ、9は再給紙部
7へシートを送り出す給紙補助用の半月ローラ、12は
中間トレイ5から給紙されたシートを画像形成部1へ給
紙する給送ローラ対、13は排出されたシートを中間ト
レイ5上に導き、中間トレイ5上にシートが積載される
のを誘導するシートストッパである。
【0029】つづいて、図2、図3を参照して定着器
(定着部)3について詳説する。定着器3は、内部にヒ
ータ14aを収納した円筒状の定着ローラ14と、この
定着ローラ14に所定の圧力で当接されて定着ローラ1
4との間にニップ部Nを形成する加圧ローラ15とを備
えている。また、ニップ部Nの上流側には、シートをニ
ップ部Nに誘導する入口ガイド16が配置されている。
定着ローラ14の上方には、オイルが含浸された耐熱性
ペーパーからなるウェッブ17が配設されており、この
ウェッブ17から巻きほどかれた耐熱性ペーパーは、ウ
ェッブローラ18によって、定着ローラ14の表面に当
接されている。これにより、定着ローラ14にオイルを
塗布し、定着時の現像剤が定着ローラ14にオフセット
することを防止している。ニップ部Nの下流側には、上
分離爪19、下分離爪20が配置されている。各分離爪
19、20は、それぞれ軸19a、20aを中心に回動
自在に支持されるとともに、不図示の付勢部材によって
それぞれの先端部が定着ローラ14、加圧ローラ15の
表面に軽く当接するようになっている。これによって、
定着ローラ14及び加圧ローラ15からシートを分離す
る。
【0030】加圧ローラ15の下方には、オイルを貯め
たオイルパン21が配置されている。オイルパン21に
は、弾性部材からなるく字形に屈曲された板ばね(加圧
手段)27が固着されており、その表面に沿って一部を
オイルに浸した状態で塗布フェルト(オイル塗布部材)
22が敷設されている。塗布フェルト22は、板ばね2
7によって、適度な力で加圧ローラ15に当接され、こ
れによりオイルパン21内のオイルを加圧ローラ15の
表面に塗布するようになっている。
【0031】加圧ローラ15の回転方向(矢印)に沿っ
た、ニップ部Nの下流側には、ブレード(異物除去部
材)23が配置されている。ブレード23は、弾性部材
によって形成され、塗布フェルト22の当接位置の上流
側位置に配置され、かつ、塗布フェルト22の左右幅
(加圧ローラ15の軸方向、つまり図2の紙面と直角な
方向)を包含し塗布フェルト22の左右幅よりも広い領
域で加圧ローラ15に当接し、加圧ローラ15から紙粉
を除去するようになっている。
【0032】本発明の特徴であるオイル均し手段として
の均しブレード24は、板状の弾性部材によって形成さ
れている。上述の塗布フェルト22より下流側で、定着
ローラ14と加圧ローラ15のニップ部Nの上流側位置
に配置され、かつ、その先端部24aを塗布フェルト2
2の幅を包含し塗布フェルト22の幅よりも広い領域で
加圧ローラ15表面に当接させている。均しブレード2
4は、このように先端部24aを自身の弾性力によって
適度な当接圧で加圧ローラ15の表面に当接させること
によって、塗布フェルト22から加圧ローラ15表面に
不均一に塗布されたオイルを均一に均すようにしてい
る。なお、均しブレード24は、弾性を有しない部材に
よって形成することもできる。このときは、均しブレー
ド24を支持する支持部材24bを弾性部材によって形
成すれば足る。
【0033】前述のブレード23及び均しブレード24
は、前述のオイルパン21を収納するケース部材26か
ら突出する取付け部材26a、26aによって支持さ
れ、オイルパン上方は、これらの部材によって、ほぼ閉
鎖された空間Sを形成している。
【0034】つづいて、上述のような定着器3を備えた
画像形成装置の動作を、定着器3の動作を中心に説明す
る。
【0035】両面モード、あるいは多重モードが選択さ
れた場合、1度画像形成部1で画像形成されたシート
は、定着器3で画像を定着されるとそのまま排出され
ず、再給紙シート誘導部6によって中間トレイ5上に積
載・収納され、所定枚数収納されたところで、シート再
給紙部7によってシートは1枚ずつ分離、給紙され画像
形成部1へと再度給送される。そして次の原稿が原稿交
換装置8によりプラテン上に配置されると2度目の画像
が形成され、定着器3で画像が定着され、ついでシート
排出部4へと排出される。
【0036】定着器部3では、シートは入口ガイド16
により定着ローラ14と加圧ローラ15とのニップ部N
に誘導され、加熱加圧されて挟持搬送されるとシート上
の現像剤が溶けてシートに定着される。このときウェッ
ブローラ18によって定着ローラ14に当接されたウェ
ッブ17は、オイルを定着ローラ14に供給し現像剤が
定着ローラ14に付着するのを抑制するとともに、定着
ローラ14上にオフセットされた現像剤をクリーニング
している。加圧ローラ15側ではオイルパン21からオ
イルを供給された塗布フェルト22が当接して加圧ロー
ラ15にオイルを供給している。このとき弾性材からな
るブレード23が加圧ローラ15上に付着した紙粉を除
去するため、加圧ローラ15の表面の紙粉が塗布フェル
ト22に付着してオイルの塗布能力が低下することを防
止している。塗布フェルト22から加圧ローラ15へ移
行するオイルの量は塗布フェルト表面に被着した図示し
ない多孔質膜により制御されるが、多孔質膜の孔径
(0.3〜3μ)のばらつきにより部分的に多量のオイ
ルが加圧ローラ15に筋状に塗布されることがある。ま
た、画像形成動作を停止し数時間放置したとき加圧ロー
ラ15と塗布フェルト22との当接部分にオイル溜りが
でき、再び画像形成動作を開始したときにそのオイルが
1度に加圧ローラ15へ移行することがあるが、このよ
うなオイル筋や多量のオイルは下流側で加圧ローラ15
に摺接する均しブレード24により加圧ローラ15の長
手方向に均一に広がるので、オイル筋がシートに付着し
てオイル汚れが発生することがない。均しブレード24
はオイルを完全にせき止めるものではなく、加圧ローラ
15表面のオイルを均一に均す目的であるので、加圧ロ
ーラ15に対してごく低圧で接しているものである。
【0037】この際、図3に示すように、均しブレード
24は、その左右幅(加圧ローラ15の軸方向)を塗布
フェルト22の左右幅よりも大きくし、しかも均しブレ
ード24の左右方向の配設位置を、塗布フェルト22を
完全に包含する位置に設定することによって、塗布フェ
ルト22から加圧ローラ15に塗布されたオイルを効果
的に均すように構成されている。
【0038】次いでシートは分離爪19、20により分
離され、再給紙シート誘導部6により中間トレイ5上に
収納される。そしてシート再給紙部7によって両面再給
紙の分離動作が行われるが、シート間の摺擦抵抗は塗布
フェルト22、均しブレード24等によりシートに適量
塗布されたオイルによって、効率的に減少されているの
で現像剤が他のシートに移るのを防ぐことができる。 〈第1の発明の実施例2〉図4は、本発明の実施例2を
示す概略図であり、25は塗布フェルト22より下流側
で、かつ定着ローラ14と加圧ローラ15のニップ部N
の上流側位置に配置され、さらに塗布フェルト22の左
右幅を包含し塗布フェルト22の幅よりも広い領域で加
圧ローラ15に当接し、塗布フェルト22から加圧ロー
ラ15に不均一に塗布されたオイルを均一に均す均しロ
ーラ(塗布オイル均し手段)であり、加圧ローラ15に
従動して回転する。画像形成動作中塗布フェルト22か
ら過剰のオイルが加圧ローラ15に移行した場合に、オ
イルは均しローラ25により加圧ローラ15の長手方向
に均一に広げられるのでオイル筋がシートに付着してオ
イル汚れが発生することを防止できる。 〈第2の発明の実施例1〉第2の発明に係る画像形成装
置の実施例1の概略断面図を図12に、また、定着器3
の拡大断面図を図13示す。なお、第1の発明と同じ構
成の部材については、同じ符号を付して、その説明を省
略するものとする。
【0039】本実施例の定着器3は、塗布フェルト(オ
イル塗布部材)22を加圧ローラ15表面に向けて付勢
する加圧手段としての板ばね27を備えており、しか
も、この板ばね27が加圧力調整手段によって、その加
圧力を調整できるようになっている。
【0040】図14に板ばね27の斜視図を示す。板ば
ね27は、板状部材を「く」字状に屈曲して形成されて
おり、加圧ローラ15の軸に直角な方向に長い長孔27
a、27aが穿設されている。板ばね27は、長孔27
a、27aを貫通するビス28、28によってオイルパ
ン21に固定されており、この長孔27a、27aの取
付位置を変えることによって、全体の位置を前後に移動
させることができる。図15は、板ばね27の取付位置
を変えたときの図であるが、同図において(b)は、板ば
ね27を長孔27aの中心付近にビス28を配置するこ
とによって固定した図であり、(a) は板ばね27を(b)
の位置より矢印B方向に、また(c) は矢印A方向にずら
して固定した場合である。図15(a) 〜(c) の板ばね2
7のたわみ状態は図16のそれぞれ(a′) 〜(c′) の
ようになっており、これらに対応する加圧力Pa、P
b、Pcは、同図に示すようにたわみ量が増加するにつ
れて、Pa<Pb<Pcのように大きくなっている。画
像形成動作において、薄いシートまたは吸湿性の悪いシ
ートを使用する場合は板ばね27を図15(a) の如くセ
ットし、塗布フェルト22の当接圧を小さくしてオイル
塗布量を少なくし過剰なオイルによってシートにオイル
汚れが出ることを防ぐことができる。厚いシートまたは
吸湿性の良いシートを使用する場合は図15(c) の如く
セットし、塗布フェルト22の当接圧を大きくして塗布
量を多くすることにより、シート間の摩擦力を充分に減
らして中間トレイ5からシートを再給紙する際のシート
先端汚れを防止することができる。本実施例の場合、板
ばね27の長孔27a、27aとビス28、28とによ
って加圧力調整手段を構成している。 〈第2の発明の実施例2〉図17は、本発明の実施例2
を表わすものであり、同図において、29は塗布フェル
ト22を加圧ローラ15に加圧する加圧ブレードであ
り、ブレード軸30を中心として回動可能である。加圧
ばね31は、加圧ブレード29に穿孔された複数のばね
掛け穴32とオイルパンに固定されたばねフック33と
の間に取り付けられて、加圧ブレード29を反時計回り
に付勢している。画像形成動作において、薄いシートま
たは吸湿性の悪いシートを使用する場合は、加圧ばね3
1をブレード軸30に近い方のばね掛け穴32に取り付
け、塗布フェルト22の当接圧を小さくして塗布量を少
なくし過剰なオイルによってシートにオイル汚れが出る
ことを防ぐことができる。厚シートまたは吸湿性の良い
シートを使用する場合は、加圧ばね31をブレード軸3
0から遠い方のばね掛け穴32に取り付け、塗布フェル
ト22の当接圧を大きくして塗布量を多くすることによ
り、シート間の摩擦力を充分に減らしてシート先端汚れ
を防止することができる。本実施例では、加圧力調整手
段は、加圧ブレード29、加圧ばね31等によって構成
されている。 〈第2の発明の実施例3〉図18は、本発明の実施例3
を示すものであり、同図において、加圧ばね31は、加
圧ブレード29のばね掛け穴32とワイヤ34との間に
取り付けられており、ワイヤ34の他端はモータ35の
出力軸に固定したプーリ36に巻かれている。画像形成
動作において、薄いシートまたは吸湿性の悪いシートを
使用する場合、図示しない操作部からの入力によりワイ
ヤ34を解く方向にモータ35を回転させると加圧ばね
31の作用長が短くなりばね圧が下がるため、塗布フェ
ルト22の当接圧が小さくなり塗布量が少なくなるの
で、過剰なオイルによってシートにオイル汚れがでるこ
とを防ぐことができる。厚いシートまたは吸湿性の良い
シートを使用する場合、操作部からの入力によりワイヤ
34を巻く方向にモータ35を回転させると加圧ばね3
1の作用長が長くなりばね圧が上がるため、塗布フェル
ト22の当接圧が大きくなり塗布量が多くなるので、シ
ート間の摩擦力を充分に減らしてシート先端汚れを防止
することができる。
【0041】また、オイルの塗布量は画像形成動作が繰
り返されると塗布フェルト22の表面に紙粉やトナーが
付着するためオイルの塗布量が徐々に減少していくこと
があるが、所定の画像形成回数毎に、例えば5万枚毎に
ワイヤ34を巻く方向にモータ35を所定量回転させ塗
布フェルト22の加圧力を大きくすることにより、画像
形成動作を繰り返してもオイルの塗布量が減少すること
なく、常に適正量のオイルを塗布し、シート先端汚れを
防止することができる。本実施例の加圧力調整手段は、
加圧ブレード29、加圧ばね31、ワイヤ34、モータ
35、プーリ36等によって構成されている。 〈第3の発明の実施例1〉図19に第3の発明の実施例
1の画像形成装置の概略断面図を示し、図20に実施例
1の定着器3の拡大断面図を示す。本発明では、ブレー
ド(異物除去部材)23の下流側で塗布フェルト22の
上流側に、補助ブレード(ローラ清掃部材)37を配設
している。なお、これまで説明した実施例のものと同じ
部材は、同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0042】画像形成動作が、例えば数万回繰り返さ
れ、図21に示すように、ブレード23上に紙粉が大量
に溜り、その紙粉がブレード23を押し上げてすり抜け
たり、紙粉がオイルと混ざって粘土状になって異物除去
ブレード23をすり抜けてもブレード23の下流側に設
けられた補助ブレード(ローラ清掃部材)37が、すり
抜けた紙粉やオイルを確実に掻き取るため、加圧ローラ
15は常にきれいな状態に保たれ、加圧ローラ15に塗
布されたオイルは効率的にシート裏面側(画像面側の
裏)へ移行される。次いでシートは分離爪19、20に
より分離され、再給紙シート誘導部6により中間トレイ
5上に収納される。そしてシート再給紙部7によって両
面再給紙の分離動作が行われるが、シート間の摺擦抵抗
はオイルのよって効率的に減らされているので、現像剤
が他のシートに移るのを防ぐことができる。 〈第3の発明の実施例2〉図22は本発明の実施例2を
表わす概略図であり、本実施例における補助ブレード
(ローラ清掃部材)38は、ブレード23より下流側
で、塗布フェルト22当接位置の上流側に位置し、か
つ、その左右幅B2 がブレード23の左右幅B1を包含
しブレード23の左右幅B1 よりも広い領域で加圧ロー
ラ15に当接し、加圧ローラ15から紙粉を除去する耐
熱性の清掃フェルト(不織布)である。なお、補助ブレ
ード38は、左右幅B2 が塗布フェルト22の左右幅F
よりも広く、また塗布フェルト22を完全に包含する位
置に配置されているのは、もちろんである。
【0043】画像形成動作が、例えば数万回繰り返され
ブレード上に紙粉が大量に溜りその紙粉がブレード23
を押し上げてすり抜けたり、紙粉がオイルと混ざって粘
土状になりブレード23をすり抜けた場合に、このブレ
ード23の下流側に設けられた清掃フェルト38が、す
り抜けた紙粉やオイルを確実に掻き取るため加圧ローラ
15は常にきれいな状態に保たれ、加圧ローラ15に塗
布されたオイルは効率的にシート裏面側(画像面側の
裏)へ移行される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
次のような効果がある。 〈第1の発明の効果〉第1の発明によると、加圧ローラ
に、オイルを含浸させたオイル塗布部材を当接されてオ
イルを供給し、シートの画像形成面とは反対側にオイル
を塗布してシート再給紙時の分離動作におけるシート間
の摺擦抵抗を減らして現像剤が他のシートに移るのを防
ぎ、また、上述オイル塗布部材の下流側で、かつ定着ロ
ーラと加圧ローラとのニップ部Nの上流側に塗布オイル
均し手段を当接させることにより、加圧ローラへ多量の
オイルが移行しても下流側の塗布オイル均し手段がオイ
ルを均一に均すので、オイルがシートに余分に付着して
オイル汚れが発生するということがない。また、画像形
成動作を停止し数時間放置したとき加圧ローラとオイル
塗布部材の当接部分にオイル溜りができて、再び画像形
成動作を開始したときにそのオイルが1度に加圧ローラ
へ移行した場合でも、オイル均し手段によりオイルが均
一に均されるのでオイル汚れが発生することがない。 〈第2の発明の効果〉本発明によれば、オイル塗布部材
を加圧ローラに加圧している加圧手段の加圧力を変更す
る調整手段を設け、例えばオイル塗布部材と加圧ローラ
との当接部における当接圧をシートの種類や厚さによっ
て変更することにより、塗布量が過剰なときは加圧力を
下げて塗布量を少なくし、塗布量不足のときは加圧力を
上げて塗布量を多くすることができ、これにより、例え
ばシートの厚さ、表面性、吸湿性等の異なる種々のシー
トにおいても適正な量のオイルを塗布することができ、
再給紙時におけるシート先端汚れを防止することが可能
となった。 〈第3の発明の効果〉以上説明したように、加圧ローラ
にオイルを含浸させたオイル塗布部材を当接させてオイ
ルを供給し、シートの画像形成面とは反対側にオイルを
塗布して再給紙時の分離動作におけるシート間の摺擦抵
抗を減らして現像剤が他のシートに移るのを防ぎ、ま
た、加圧ローラに異物除去部材をオイル塗布部材の上流
側(詳しくは定着ローラと加圧ローラのニップ部の下流
側で、オイル塗布部材当接位置の上流側)位置に当接さ
せ、さらに前述の異物除去部材の下流側でオイル塗布部
材の上流側にローラ清掃部材を当接させることにより、
異物除去部材が加圧ローラに付着した紙粉を除去するの
で、加圧ローラ表面の紙粉が塗布フェルト表面に付着し
てオイルの塗布能力が低下することを防止できる。さら
に、画像形成動作が繰り返され異物除去部材上に溜った
紙粉が異物除去部材をすり抜けたり、紙粉がオイルと混
ざって粘土状になり異物除去部材をすり抜けた場合に、
下流側に設けられたローラ清掃部材(例えば、補助ブレ
ード、清掃フェルト等)がすり抜けた紙粉やオイルを加
圧ローラから除去するため加圧ローラは常にきれいな状
態に保たれ、加圧ローラに塗布されたオイルは効率的に
シート裏面側(画像面側の裏)へ移行される。よって加
圧ローラから効率的にオイルをシートに転移させること
ができるため、再給紙時の分離動作におけるシート間の
摺擦抵抗を減少させ、現像剤が他のシートに移るのを継
続的に防ぐことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例1の画像形成装置の概略を示
す断面図。
【図2】同じく定着器の構成を示す拡大断面図。
【図3】同じく塗布フェルト幅と均しブレード幅との関
係を示す図。
【図4】第1発明の実施例2の定着器の構成を示す拡大
断面図。
【図5】従来の画像形成装置の概略を示す断面図。
【図6】同じく中間トレイからシートが再給紙される状
態を示す図。
【図7】同じく中間トレイからシートが再給紙される状
態を示す図。
【図8】同じく中間トレイからシートが再給紙される状
態を示す図。
【図9】同じく再給紙時に現像剤が他のシートに移る様
子を示す図。
【図10】同じく再給紙時に現像剤が他のシートに移る
様子を示す図。
【図11】同じく定着器の構成を示す拡大断面図。
【図12】第2の発明の実施例1の画像形成装置の概略
を示す断面図。
【図13】同じく定着器の構成を示す拡大断面図。
【図14】同じく板ばね(加圧部材)の構成を示す斜視
図。
【図15】(a) 、(b) 、(c) は、同じく板ばねの取付位
置と姿勢変化との関係を示す図。
【図16】同じく板ばねの姿勢変化と加圧力との関係を
示す図。
【図17】第2の発明の実施例2の定着器の構成を示す
拡大断面図。
【図18】第2の発明の実施例3の定着器の構成を示す
拡大断面図。
【図19】第3の発明の実施例1の画像形成装置の概略
を示す断面図。
【図20】同じく定着器の構成を示す拡大断面図。
【図21】同じく定着器の動作説明図。
【図22】第3の発明の実施例2の定着器の動作説明
図。
【図23】同じく塗布フェルト、ブレード、補助ブレー
ドの各左右幅の関係を示す図。
【符号の説明】
3 定着器(定着部) 14 定着ローラ 15 加圧ローラ 22 オイル塗布部材(塗布フェルト) 23 異物除去部材(ブレード) 24 塗布オイル均し手段(均しブレード) 25 塗布オイル均し手段(均しローラ) 27 加圧手段(板ばね) 37 ローラ清掃部材(補助ブレード) 38 ローラ清掃部材(清掃フェルト、不織布) N ニップ部 P シート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと加圧ローラとのニップ部に
    シートを通過させることによってシート上の現像剤を加
    圧加熱してシートに固着するとともに、オイルを含浸し
    たオイル塗布部材を前記加圧ローラに当接させて前記ニ
    ップ部を介してシートにオイルを塗布してなる定着器を
    備えた画像形成装置において、 前記定着器は、前記加圧ローラの回転方向についての該
    オイル塗布部材の下流側でかつ前記ニップ部の上流側の
    位置にて、該加圧ローラの表面に当接する塗布オイル均
    し手段を有する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ニップ部の下流側でかつ前記オイル
    塗布部材の上流側において前記加圧ローラの表面に当接
    する異物除去部材を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記塗布オイル均し手段は、前記オイル
    塗布部材の幅よりも広い幅を持ち、かつ該オイル塗布部
    材の幅を包含する位置関係で配置されている、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記塗布オイル均し手段が、弾性材から
    なる均しブレードによって形成されている、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記塗布オイル均し手段が、前記定着ロ
    ーラに従動して回転する均しローラによって形成されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 定着ローラと加圧ローラとのニップ部に
    シートを通過させることによってシート上の現像剤を加
    圧加熱してシートに固着するとともに、オイルを含浸し
    たオイル塗布部材を前記加圧ローラに当接させて前記ニ
    ップ部を介してシートにオイルを塗布してなる定着器を
    備えた画像形成装置において、 前記定着器が、前記オイル塗布部材を前記加圧ローラに
    加圧する加圧手段と、 該加圧手段の加圧力を調整する調整手段とを備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 定着ローラと加圧ローラとのニップ部に
    シートを通過させることによってシート上の現像剤を加
    圧加熱してシートに固着するとともに、オイルを含浸し
    たオイル塗布部材を前記加圧ローラに当接させて前記ニ
    ップ部を介してシートにオイルを塗布し、さらに前記ニ
    ップ部の下流側で前記オイル塗布部材の上流側における
    前記加圧ローラの表面に異物除去部材を当接させてなる
    定着器を備えた画像形成装置において、 前記定着器が、前記異物除去部材の下流側で、かつ前記
    オイル塗布部材の上流側における前記加圧ローラの表面
    に当接するローラ清掃部材を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ローラ清掃部材が、前記異物除去部
    材の幅よりも広い幅を有し、かつ該異物除去部材幅を包
    含する位置関係で配置されている、 ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記ローラ清掃部材が、弾性材からなる
    ブレードによって形成された、 ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記ローラ清掃部材が、耐熱性の不織
    布によって形成された、 ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
JP33530192A 1992-11-19 1992-11-19 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3176456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33530192A JP3176456B2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33530192A JP3176456B2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06161316A true JPH06161316A (ja) 1994-06-07
JP3176456B2 JP3176456B2 (ja) 2001-06-18

Family

ID=18286994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33530192A Expired - Fee Related JP3176456B2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3176456B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006119209A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Toshiba Corp 定着装置
JP2007047450A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及びそれを装着した画像形成装置
JP2007155859A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Sharp Corp 定着装置およびそれを備える画像形成装置
JP2007517653A (ja) * 2004-01-07 2007-07-05 サン−ゴバン グラス フランス ロール清浄化装置
JP2009271245A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2009271175A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2010169761A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Sharp Corp 定着装置およびそれを備えた画像形成装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517653A (ja) * 2004-01-07 2007-07-05 サン−ゴバン グラス フランス ロール清浄化装置
JP2006119209A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Toshiba Corp 定着装置
JP4515882B2 (ja) * 2004-10-19 2010-08-04 株式会社東芝 定着装置
JP2007047450A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及びそれを装着した画像形成装置
JP2007155859A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Sharp Corp 定着装置およびそれを備える画像形成装置
US7483662B2 (en) 2005-11-30 2009-01-27 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing apparatus and image forming apparatus equipped with the same
JP4575878B2 (ja) * 2005-11-30 2010-11-04 シャープ株式会社 定着装置およびそれを備える画像形成装置
JP2009271175A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2009271245A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2010169761A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Sharp Corp 定着装置およびそれを備えた画像形成装置
JP4685172B2 (ja) * 2009-01-20 2011-05-18 シャープ株式会社 定着装置およびそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3176456B2 (ja) 2001-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06161316A (ja) 画像形成装置
JP3368218B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2001215838A (ja) 定着装置
JP2895844B2 (ja) 湿式複写機の定着装置
JP2001100583A (ja) 画像形成装置
JP2004317929A (ja) ローラクリーニング方法
JP4515882B2 (ja) 定着装置
US8265539B2 (en) Method of cleaning a toner image carrier
JP3885839B2 (ja) 定着装置のクリーニング装置
JP3269710B2 (ja) 液供給用部材を用いたシート材からの像形成物質除去装置
JPH07306614A (ja) 像保持体からの像形成物質除去装置
JP3224950B2 (ja) 画像形成装置
JP2003255745A (ja) 定着クリーニング装置及び定着装置並びに画像形成装置
JP3243587B2 (ja) 乾燥手段を備えたシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装置
JP3273833B2 (ja) 液供給手段を備えたシート材からの像形成物質除去装置
JP3363696B2 (ja) 定着装置
JPH1165343A (ja) 定着装置
JP2928556B2 (ja) 湿式画像形成装置
JPS6197682A (ja) クリ−ニング方法
JP2517941Y2 (ja) 定着装置
JP2770022B2 (ja) 定着装置
JPS63266475A (ja) 湿式クリ−ニング装置
JP3269711B2 (ja) 挾持搬送手段を備えたシート材からの像形成物質除去装置
JP3299604B2 (ja) シート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装置
JPH0644177B2 (ja) クリ−ニング装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees