JP4515882B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタあるいはファクシミリ等の画像形成装置に用いられ記録媒体上に形成される現像剤像を定着する定着装置に関する。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置の定着装置は、ヒートローラ及びプレスローラからなる一対のローラ間あるいは同様のベルト間に用紙を挿通して、用紙上のトナー像を定着している。このような定着装置にあっては、定着時にヒートローラ側にあってはトナー像の一部が付着するオフセット現象を生じ、このヒートローラ上のオフセットトナーが更にプレスローラにオフセットされプレスローラの汚損を招いてしまう。このため金属製のクリーニングローラをプレスローラに当接して、プレスローラ表面上のオフセットトナーを除去し、除去したトナーを溶かしてクリーニングローラ表面に堆積させる装置がある。
他方このような定着装置にあっては、定着時に用紙の組成物である炭酸カルシウムの粒子がプレスローラに付着するという現象を生じる。この炭酸カルシウムの粒子はトナーに付着し易いことから、特に、用紙として炭酸カルシウムを多く含む欧州紙や中国紙等を使用した場合には、定着時に用紙の炭酸カルシウムの粒子がプレスローラ表面のオフセットトナーと混ざってプレスローラに付着するという現象を生じる。
この炭酸カルシウムの粒子と混ざったオフセットトナーは玉状となり粘着力が弱いために、クリーニングローラによりクリーニングされた後にプレスローラに再付着してプレスローラひいては用紙の汚損を生じ、あるいはクリーニングローラのクリーニング性能を低下させるおそれがある。更に中国紙等では、不定形で粗大な炭酸カルシウムが含まれる場合が多く、例えば長さが20μm以上の粗大な炭酸カルシウムの粒子が、単位面積当り1204個/cm検出される場合がある。
このような不定形で粗大な炭酸カルシュウムの粒子と混ざったオフセットトナーは、クリーニングローラに回収され難く、プレスローラ表面に蓄積され、プレスローラひいては用紙の汚損を生じ、あるいはクリーニングローラのクリーニング性能を低下させるおそれがある。又プレスローラ表面に炭酸カルシウムの粒子とオフセットトナーからなる不定形且つ粗大な粒子を付着したまま、ヒートローラ及びプレスローラ間に圧力が掛ると、ヒートローラ表面にへこみを生じ、平滑であったヒートローラ表面が粗面化されてしまう。このヒートローラ表面の粗面化は、ヒートローラの離形性を低下させてしまい、定着時にトナー像からのトナーのオフセットの増加を招き、定着性の低下あるいは用紙の汚損による画質低下を生じていた。
このため従来、プレスローラ表面のオフセットトナーを除去するクリーニングローラと、プレスローラの炭酸カルシウムの粒子等の付着物を除去するクリーニングブラシとを併用してプレスローラのオフセットトナーを確実に除去する装置がある。(例えば特許文献1参照。)
特開2001−312173号公報(第3、4頁、図1、5)
しかしながら(特許文献1)のクリーニングブラシは、クリーニングローラより上流に設けられていて、プレスローラに最初に接触するクリーニングブラシは、プレスローラ上の炭酸カルシウム粒子を除去する際に、オフセットトナーが付着されてしまう。このため炭酸カルシウムの多い用紙を使用する場合にはクリーニングブラシをプレスローラに当接して主として炭酸カルシウムの粒子を除去する一方、炭酸カルシウムの少ない用紙を使用する時には、クリーニングブラシに付着された粘着力の強いオフセットトナーがプレスローラに移るのを防止するため、クリーニングブラシをプレスローラから離間しておくというように、プレスローラに対してクリーニングブラシの当接位置を変更するような機構としている。このため(特許文献1)ではクリーニングブラシを支持する機構が複雑になるという問題を有している。
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、プレスローラに対して炭酸カルシウム等の付着物を除去するためのクリーニング補助部材の当接位置を変更するための機構を設ける必要がなく、クリーニング補助部材からプレスローラへのオフセットトナーの再付着を低減出来、且つクリーニング補助部材によるプレスローラ上の炭酸カルシウムの回収性能を維持可能とする定着装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するための手段として、定着部材と、前記定着部材に圧接しトナー像を有する被定着媒体を所定方向に搬送するプレスローラと、前記プレスローラに当接して前記プレスローラ表面の付着トナーを回収するクリーニングローラと、密度3万本/cm 〜5万本/cm のブラシ密度で繊維を植毛してなるクリーニングブラシからなり、前記プレスローラの回転方向の前記クリーニングローラより下流において前記プレスローラ表面の付着物を回収するクリーニング補助部材とを設けるものである。
本発明によれば、プレスローラ周囲にて上流に設けられるクリーニングローラによりプレスローラ上のオフセットトナーを回収した後に、下流のクリーニング補助部材によりプレスローラ上の炭酸カルシウム等の付着物を回収している。したがって、クリーニング補助部材へのオフセットトナーの付着量を軽減出来、クリーニング補助部材による炭酸カルシウム等付着物の回収性能を維持出来る。これにより炭酸カルシウムを多く含む用紙の使用にかかわらずプレスローラの汚損を防止しひいては用紙の汚損防止を図ることが出来る。さらにはプレスローラの汚損防止により定着部材表面が粗面化されるのを防止出来、ひいては定着部材表面の平滑化を保持出来、これにより定着時のオフセットトナーの発生を低減出来、炭酸カルシウムを多く含む用紙であっても定着画質の向上を得られる。
本発明は、プレスローラ上のオフセットトナーを回収するクリーニングローラ下流にて炭酸カルシウム等の付着物を除去するクリーニングブラシを設ける。クリーニングブラシへのオフセットトナーの付着量を低減してクリーニングブラシによる付着物回収性能を維持するものである。
以下、本発明の実施例1について図1乃至図7を用いて説明する。図1は本発明の定着装置10を搭載してなる例えば複写機1を示す概略構成図である。複写機1は画像形成手段2に被定着媒体である用紙Pを供給する給紙カセット3a、3bを有するカセット機構3、手差し給紙機構4、更に両面画像形成時に用紙Pを反転する反転搬送経路5を備える。
カセット機構3あるいは手差し給紙機構4は、炭酸カルシウムの添加量の少ない普通紙、炭酸カルシウムを多く含む欧州紙あるいは不定形且つ粗大な炭酸カルシウムの粒子を多く含む中国紙等の各種用紙を供給可能である。カセット機構3、手差し給紙機構4、及び反転搬送経路5から画像形成手段に至る搬送路7上にはレジストローラ8が設けられる。
複写機1の上面には原稿画像を読取るスキャナ装置6が設けられている。画像形成手段2は、感光体ドラム11周囲に、感光体ドラム11の矢印qの回転方向に従い順次感光体ドラム11を一様に帯電する帯電装置12、帯電された感光体ドラム11にスキャナ装置6からの画像データに基づき潜像を形成するレーザ露光装置13の露光部(図示せず)、現像装置14、転写チャージャ16、剥離チャージャ17、トナー回収部であるクリーナ18、除電LED19を有している。
画像形成手段2の上方には、定着部材であるヒートローラ21と、このヒートローラ21に圧接するプレスローラ22を有する定着装置10が設けられる。図2に示す様にヒートローラ21はアルミからなる中空のローラ表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)塗膜をコートしてなる。ヒートローラ21はセンターヒーターランプ21aとサイドヒーターランプ21bを内蔵する。センターヒーターランプ21aとサイドヒーターランプ21bはサーモスタット23の温度をモニタしてオン−オフ制御され、ヒートローラ21の表面温度を約150〜160℃に保持する。
プレスローラ22は、シリコンゴムローラ表面にPFA(パーフルオロアルキルビニルエーテル)チューブを被覆してなり、製品のアスカーC硬度50°に形成される。定着時、プレスローラ22は両端のバネ(図示せず)によりヒートローラ21に対して総重量150Nの圧力をかけている。プレスローラ22は、図示しないリア側モータにより周速130mm/secで矢印r方向に回転するヒートローラ21に従動して矢印s方向に回転するようになっている。
プレスローラ22にはアルミローラからなるクリーニングローラ24が、両端のバネ(図示せず)により荷重をかけてプレスローラ22に当接している。クリーニングローラ24は、プレスローラ22に従動してプレスローラ22上のオフセットトナーを溶かしてアルミローラの表面に堆積する事によりプレスローラ22のオフセットトナーを回収する。プレスローラ22周囲のクリーニングローラ24より下流であってヒートローラ21との接点に達するまでの間の、プレスローラ22の最下端には、プレスローラ22上の付着物を回収するクリーニング補助部材であるクリーニングブラシ26が当接している。
クリーニングブラシ26は、例えばブラケット板金26aにレーヨンブラシ26bを両面テープ(図示せず)で固定してなっている。レーヨンブラシ26bは、ブラシ幅10mm、長さ310mm、高さ6mmで、ブラシ密度5万本/cmのものを使用し、プレスローラ22に対するレーヨンブラシ26bの喰い込み量は1.3mmに設定する。クリーニングブラシの材質はレーヨンに限定されず、アクリルブラシ、導電性繊維(例えばクラカーボ(クラレ(株)製)、SA−7(東レ(株)製)、ベルトロン(カネボウ合繊(株)製)ブラシ等であっても良い。
定着装置10の用紙P搬送方向下流には、定着後用紙Pを排紙部27に排出する排紙ローラ28が設けられる。
次に作用について述べる。画像形成プロセスの開始によりスキャナ装置6にて原稿読取が行われる。画像形成手段2では感光体ドラム11の矢印q方向の回転に従い、帯電装置12により一様に帯電され、レーザ露光装置13により原稿画像に応じたレーザ光を照射され静電潜像を形成される。次いで静電潜像は現像装置14により現像され、感光体ドラム11上にトナー像が形成される。一方カセット機構3あるいは手差し給紙機構4から供給される所定の用紙Pはレジストローラ8により感光体ドラム11上のトナー像に同期して転写チャージャ16位置に送られ、感光体ドラム11上のトナー像を転写される。
次いで用紙Pは感光体ドラム11から剥離され、この後定着装置10のヒートローラ21及びプレスローラ22間に挿通され、トナー像を加熱加圧定着されて排紙部27に排出される。転写終了後、感光体ドラム11は、クリーナ18により残留トナーをクリーニングされ、除電LED19により残留電荷を除去され、次の画像形成プロセスを待機する。
このように画像形成プロセスを繰り返す間、定着装置10にあっては用紙Pからヒートローラ21にオフセットされたトナーがプレスローラ22にオフセットされる。プレスローラ22上のオフセットトナーは、矢印s方向に回転するプレスローラ22に転接して矢印t方向に回転するクリーニングローラ24に回収される。但し用紙Pが欧州紙あるいは中国紙のように炭酸カルシウムを多く含む場合、クリーニングローラ24を通過したプレスローラ22上には炭酸カルシウムの粒子が残留している。このプレスローラ22上の炭酸カルシウムの粒子はクリーニングブラシ26を通過する間にレーヨンブラシ26bに回収除去され、プレスローラ22は次の定着操作可能となる。尚クリーニングブラシ26が炭酸カルシウムで満杯になった際にはサービスマンによりクリーニングブラシ26を交換する。
この結果、欧州紙あるいは中国紙のように炭酸カルシウムを多く含む用紙Pの使用にかかわらず、プレスローラ22がオフセットトナーにより汚損されることがなく、又プレスローラ22上に残留する炭酸カルシウムの粒子によりヒートローラ21の表面が粗面化されることが無く、用紙を汚損することなく良好な定着画像を得られた。
(実験1)
本実施例にてクリーニングローラ24とクリーニングブラシ26の取り付け位置を交換して、クリーニングブラシ26表面に付着するトナー量を比較したところ、図4に示す結果を得られた。本実施例のようにプレスローラ22周囲にて、回転方向上流にクリーニングローラ24を配置し、回転方向下流にクリーニングブラシ26を配置した(実験例1)の場合には、実線αに示す様に通紙枚数200,000枚でもクリーニングブラシ26表面のトナーの付着量は25mg/cm以下であり、クリーニングブラシ26からプレスローラ22へのトナーの再付着は全く生じることなく、炭酸カルシウムの良好な回収除去を維持可能であった。
一方、プレスローラ22周囲にて、回転方向上流にクリーニングブラシ26を配置し、回転方向下流にクリーニングローラ24を配置した(比較例1)の場合には、実線βに示す様に通紙枚数60,000枚で、クリーニングブラシ26表面のトナーの付着量は、クリーニングブラシ26からプレスローラ22へのトナーの再付着を生じる100mg/cmに達し、その後もトナーの付着量は増大され炭酸カルシウムの回収除去が不可能となるという結果を得られた。
(実験2)
次に本実施例において、図5に示す様にプレスローラ22の領域を領域1〜領域4に分割して、クリーニングブラシ26の配置領域を変動して、クリーニングブラシ26の取り付け位置の違いによるクリーニング効果を測定した。図6はクリーニングブラシ26によるクリーニング効果を、ヒートローラ21の表面の粗度に換算した結果を示すグラフであり、クリーニング性が良いほどヒートローラ21の表面粗さRaの増加が少ない。
クリーニングブラシ26を領域1に配置した(比較例2)の場合を実線γで示し、領域2に配置した(比較例3)の場合を実線δで示し、領域3に配置した(実験例2)の場合を点線εで示し、領域4に配置した(実験例5)の場合を実線ηで示す。又クリーニングブラシ26を設けなかった(比較例4)の場合のヒートローラ21の表面粗さを実線θで示す。この結果、クリーニングブラシ26をプレスローラ22の中心22aを通る水平線22bより下方の領域3あるいは領域4に配置した場合に、ヒートローラ21の表面粗さRaの増加が少なく、又低い値で推移することが判明した。水平線22bより上方の領域1あるいは領域2に配置した場合には、クリーニングブラシ26で回収した炭酸カルシウムの粒子が下方のプレスローラ22に落下して再付着する場合があり、ヒートローラ21の表面粗さRaが増加してしまうと思われる。
(実験3)
次に本実施例において、ブラシ密度1万本/cm、2万本/cm、3万本/cm、5万本/cm、7万本/cm、10万本/cmのクリーニングブラシ26を用いて、プレスローラ22に対するクリーニングブラシ26の喰い込み量に応じたクリーニング効果を測定した。この結果図7に示す様にブラシ密度が3万本/cmあるいは5万本/cmであって、プレスローラ22に対するクリーニングブラシ26の喰い込み量が0.5〜2mmであればクリーニングブラシ26は良好なクリーニング性を有することが判明した。
一方、ブラシ密度を10万本/cmとした場合には、プレスローラ22に対するクリーニングブラシ26の喰い込み量の多少に拘らずプレスローラ22表面にダメージを与え、又ブラシ密度を7万本/cmとした場合には、プレスローラ22に対するクリーニングブラシ26の喰い込み量が1.5mmを超えるとプレスローラ22表面にダメージを与えるとことが判明した。
又、ブラシ密度を1万本/cmとした場合には、プレスローラ22に対するクリーニングブラシ26の喰い込み量の多少に拘らずクリーニング不良を生じ、又ブラシ密度を2万本/cmとした場合には、プレスローラ22に対するクリーニングブラシ26の喰い込み量が1.0mm以下ではクリーニング不良を生じることが判明した。
このように構成される本実施例にあっては、プレスローラ22の周囲にて、クリーニングローラ24の下流にクリーニングブラシ26を設けて、クリーニングローラ24によりプレスローラ22上のオフセットトナーを回収した後、クリーニングブラシ26によりプレスローラ22上の炭酸カルシウムを回収している。これによりクリーニングブラシ26表面へのオフセットトナーの付着量が軽減され、クリーニングブラシ26による炭酸カルシウムの回収性能を維持できる。したがって、欧州紙あるいは中国紙のように炭酸カルシウムを多く含む用紙Pの使用にかかわらず、プレスローラ22が炭酸カルシウムと混ざったオフセットトナーにより汚損されるのを防止出来、ひいては用紙Pが汚損されるのを防止出来る。
又プレスローラ22上に炭酸カルシウムが残留しないことから、炭酸カルシウムの粒子によりヒートローラ21の表面が粗面化されるのを防止出来、ヒートローラ21表面の平滑化を保持出来る。したがって、定着時の用紙Pからヒートローラ21へのオフセットトナー量の低減を得られ、炭酸カルシウムを多く含む用紙使用時の定着画質の向上を得られる。
次に本発明の実施例2について図8及び図9を用いて説明する。この実施例2は、上述した実施例1において、クリーニングブラシに換えてブラシローラを用いるものであり、その他は前述の実施例1と同様であることから、実施例1で説明した構成と同一構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。図8は定着装置30を示し、プレスローラ22周囲のクリーニングローラ24より下流であってヒートローラ21との接点に達するまでの領域3には、プレスローラ22上の付着物を回収するクリーニング補助部材であるブラシローラ31が当接している。ブラシローラ31は、ブラケット板金31aに支持されるブラシ密度5万本/cmのローラ状に形成されるレーヨンブラシ31bを、プレスローラ22の回転方向に対してアゲインストの矢印u方向に回転する。
これにより定着時プレスローラ22上に付着したオフセットトナーは、クリーニングローラ24に回収される。また欧州紙あるいは中国紙のように炭酸カルシウムを多く含む用紙Pの使用によりクリーニングローラ24を通過後プレスローラ22上に残留する炭酸カルシウムの粒子は、矢印u方向に回転するレーヨンブラシ31bにより高速で回収除去され、プレスローラ22は次の定着操作可能となる。
このように構成される本実施例にあっては、クリーニングローラ24によりプレスローラ22上のオフセットトナーを回収した後、ブラシローラ31によりプレスローラ22上の炭酸カルシウムを高速回収している。これにより実施例1と同様、ブラシローラ31表面へのオフセットトナーの付着量が軽減され、ブラシローラ31による炭酸カルシウムの回収性能を維持でき、炭酸カルシウムを多く含む用紙Pの使用にかかわらず、オフセットトナーによるプレスローラ22の汚損を防止出来、ひいては用紙Pの汚損を防止出来る。
又実施例1と同様炭酸カルシウムの粒子によりヒートローラ21の表面が粗面化されるのを防止出来、定着時の用紙Pからヒートローラ21へのオフセットトナー量の低減を得られ、炭酸カルシウムを多く含む用紙使用時の定着画質の向上を得られる。更にブラシローラ31をプレスローラ22に対してアゲインストに回転することから、実施例1に比し、より高速にて炭酸カルシウムの粒子を回収可能となり、高速の画像形成装置への適用が可能となる。
次に本発明の実施例3について図10及び図11を用いて説明する。この実施例3は、上述した実施例1において、クリーニングブラシの形状が異なるものであり、その他は前述の実施例1と同様であることから、実施例1で説明した構成と同一構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。図10は定着装置40を示し、プレスローラ22周囲のクリーニングローラ24より下流であってヒートローラ21との接点に達するまでの間の、プレスローラ22の最下端には、プレスローラ22上の付着物を回収するクリーニング補助部材であるブラシローラ41が当接している。ブラシローラ41は、ブラケット板金41aにブラシ密度5万本/cmのレーヨンブラシ41bを両面テープ(図示せず)で固定してなっている。レーヨンブラシ41bは、断面ブラシ幅10mmの中央にプレスローラ22の長手方向と平行な幅約3mmのスリット41cを有していて、断面が凹状となっている。
これにより定着時プレスローラ22上に付着したオフセットトナーは、クリーニングローラ24に回収される。またクリーニングローラ24を通過後プレスローラ22上に残留する炭酸カルシウムの粒子は、クリーニングブラシ41により回収され、プレスローラ22は次の定着操作可能となる。クリーニングブラシ41により回収された炭酸カルシウムは、プレスローラ22との接触ニップ部分に堆積することなくスリット41cからレーヨンブラシ41b内にとりこまれる。
このように構成される本実施例にあっては、クリーニングローラ24によりプレスローラ22上のオフセットトナーを回収した後、クリーニングブラシ41によりプレスローラ22上の炭酸カルシウムを回収している。これにより実施例1と同様、クリーニングブラシ41表面へのオフセットトナーの付着量が軽減され、クリーニングブラシによる炭酸カルシウムの回収性能を維持でき、炭酸カルシウムを多く含む用紙Pの使用にかかわらず、オフセットトナーによるプレスローラ22の汚損を防止出来、ひいては用紙Pの汚損を防止出来る。
又実施例1と同様炭酸カルシウムの粒子によりヒートローラ21の表面が粗面化されるのを防止出来、定着時の用紙Pからヒートローラ21へのオフセットトナー量の低減を得られ、炭酸カルシウムを多く含む用紙使用時の定着画質の向上を得られる。更にクリーニングブラシ41の中央にスリット41cが形成され、プレスローラ22との接触ニップ中央付近に堆積する炭酸カルシウムを逃がしていることから、堆積した炭酸カルシウムによりプレスローラ22に傷等のダメージを生じるのを防止できる。
尚本発明は上記実施例に限定されず、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であって、例えばクリーニング補助部材は、クリーニングローラより下流であればその配置位置は限定されないが、クリーニング補助部材からプレスローラへの付着物の再付着を防止するためには、クリーニング補助部材はプレスローラの中心を通る水平線より下方に位置することが好ましい。又クリーニング補助部材は、プレスローラとの当接によりプレスローラ上の付着物を回収可能であればフェルト等であっても良くその材質も限定されない。又、被定着部材の特性等限定されない。
更にクリーニング補助部材をブラシ状にした場合に、ブラシ密度は、付着物を良好に回収出来且つプレスローラを損傷しない範囲であれば良い。尚定着装置は複写機への搭載に限定されず、プリンタやファクシミリ等の各種画像形成装置に搭載可能である。又定着装置の定着部材あるいはプレスローラの材質や構造も限定されず、プレスローラ側にもヒータを設けても良い。
本発明の実施例1の定着装置を搭載してなる複写機を示す概略構成図である。 本発明の実施例1の定着装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例1のクリーニングブラシを示す概略斜視図である。 本発明の実施例1の(実験1)にて(実験例1)と(比較例1)のクリーニングブラシ表面に付着するトナー量を示すグラフである。 本発明の実施例1の(実験2)におけるプレスローラ周囲のクリーニングブラシの配置領域を示す説明図である。 本発明の実施例1の(実験2)にて(比較例2)〜(比較例6)のヒートローラの表面粗度を示すグラフである。 本発明の実施例1の(実験3)にてクリーニングブラシのブラシ密度及びプレスローラに対する喰い込み量を変動してクリーニング効果を測定した結果を示すグラフである。 本発明の実施例2の定着装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例2のブラシローラを示す概略斜視図である。 本発明の実施例3の定着装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例3のクリーニングブラシを示す概略斜視図である。
符号の説明
1…複写機
2…画像形成手段
3…カセット機構
4…手差し給紙機構
5…反転搬送路
6…スキャナ
10…定着装置
11…感光体ドラム
12…帯電装置
13…露光装置
14…現像装置
16…転写チャージャ
17…剥離チャージャ
18…クリーナ
19…除電LED
21…ヒートローラ
22…プレスローラ
24…クリーニングローラ
26…クリーニングブラシ

Claims (2)

  1. 定着部材と、
    前記定着部材に圧接しトナー像を有する被定着媒体を所定方向に搬送するプレスローラと、
    前記プレスローラに当接して前記プレスローラ表面の付着トナーを回収するクリーニングローラと、
    密度3万本/cm 〜5万本/cm のブラシ密度で繊維を植毛してなるクリーニングブラシからなり、前記プレスローラの回転方向の前記クリーニングローラより下流において前記プレスローラ表面の付着物を回収するクリーニング補助部材とを具備することを特徴とする定着装置。
  2. 定着部材と、
    前記定着部材に圧接しトナー像を有する被定着媒体を所定方向に搬送するプレスローラと、
    前記プレスローラに当接して前記プレスローラ表面の付着トナーを回収するクリーニングローラと
    表面に長手方向に平行なスリットが形成され断面が凹状の長方形状のブラシからなり、前記プレスローラの回転方向の前記クリーニングローラより下流において前記プレスローラ表面の付着物を回収するクリーニング補助部材とを具備することを特徴とする定着装置。
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