JP3363696B2 - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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Description
像を定着させる定着装置に関する。
に示すように定着ローラ51と加圧ローラ52のローラ
対を備え、未定着トナー像の形成された紙等の記録媒体
を該ローラ対により挟持搬送し、加圧及び加熱すること
により該未定着トナー像を記録媒体上に定着させる方式
を採るため、未定着トナー像と接する定着ローラ51の
表面にトナー及び紙粉等が付着することがある。
に示すようなクリーニング装置54を備え、帯状のクリ
ーニング部材54を少量ずつ巻き取りながらクリーニン
グローラ54bと定着ローラ51の当接部で定着ローラ
51の表面を清掃する構成を採っている。
は、定着ローラ51上に付着するトナーを除去すること
は困難であるため、一般に図4に示すような離型剤剤塗
布装置53を備えている。
のシリコーンオイル53eをオイルパン53dに収容し
ており、該シリコーンオイル53eを汲み上げローラ5
3cを介して汲み上げて塗布ローラ53a上に供給し、
該塗布ローラ53a上のシリコーンオイル53eを塗布
ブレード53bにより規定量に規制した後、定着ローラ
51の表面へ塗布するものである。このようにシリコー
ンオイル53eを塗布することにより、定着ローラ1の
表面にトナーが付着しにくくなり、オフセット現象の防
止及びクリーニングの容易化を図ることができる。
ングブレード58が当接するように配設されており、ク
リーニングブレード58によって加圧ローラ52上に残
ったトナー及び紙粉等の異物や余剰のシリコーンオイル
を掻き落とすようになっている。
来例では、塗布ローラ53aに直接塗布ブレード53b
を当接させているため、シリコーンオイル53eの量を
適正な量に規制するには強い当接圧を必要とし、その結
果、経的時に塗布ブレード53bの摩耗やへたりを生じ
規制力が低下することがあった。また、当接圧が高いと
塗布ローラ53aの表面性劣化にもつながることがあっ
た。
ナーが塗布ローラ53aを介して塗布ブレード53bに
付着し、塗布ブレード53bの規制力が低下することが
あった。
ード53bの清掃や交換によって、ある程度の安定を維
持しているのが実状であった。
両面記録機能を用いたときに機内にシリコーンオイルが
付着することもあるため、オイルの塗布量は常に必要最
小限に抑えることが求められる。
の摩耗及びへたりを発生させることなく、シリコーンオ
イルの塗布量を適正量に規制することのできる定着装置
を提供することにある。
によれば、上記目的は、発熱体を有し、記録材上の未定
着トナー像を熱により定着する定着ローラと、定着ロー
ラと圧接し、記録材を挟持搬送するニップを形成する加
圧ローラと、離型剤を収容する離型剤収容器と、定着ロ
ーラまたは加圧ローラに接して塗布し、表面がゴム層で
ある塗布部材と、離型剤収容器から離型剤を汲み上げ、
離型剤の量を規制し、現像剤に対する離型性が塗布部材
の離型性よりも低いゴム層を表面に有する規制部材と、
離型剤を塗布手段に供給する金属ローラと、を有する定
着装置において、この金属ローラは現像剤に対する離型
性の高い塗布部材及び規制部材のゴム層に接し、離型剤
が規制部材から、この金属ローラを経由して塗布部材に
塗布されるように配置されていることにより達成され
る。
上記目的は、上記第1の発明において、離型剤としてシ
リコーンオイルを、離型剤塗布部材としてゴムローラ
を、規制部材としてゴムローラ及び該ゴムローラに接す
るゴムブレードを用いたことにより達成される。
ば、上記目的は、上記第1の発明において、規制部材は
離型剤の保持と供給が自在な多孔質部材であることによ
り達成される。
上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれ
か一において、離型剤塗布部材の接するローラと、離型
剤塗布部材と、供給部材との周速が異なることにより達
成される。
ば、上記目的は、上記第2の発明において、金属ローラ
は軸部とローラ部に分割自在で、ローラ部を交換自在と
したことにより達成される。
は、規制部材により所定量に規制された離型剤が供給部
材に供給され、さらに該供給部材により離型剤塗布部材
へと離型剤の供給が行われるので、各部材間の離型剤の
受け渡しの過程において離型剤の量が徐々に規制され
る。したがって、上記規制部材における規制力を弱めて
も適切な離型剤量の規制が行われ、規制部材の摩耗等を
防ぐ。また、金属ローラとして形成される上記供給部材
の現像剤に対する離型性は上記離型剤塗布部材の該離型
性よりも低いので、離型剤塗布部材の接するローラから
該離型剤塗布部材へ転移した現像剤は、供給部材へ転移
するが、規制部材の上記離型性は該供給部材の上記離型
性よりも高いため、供給部材へ転移した現像剤が規制部
材に転移することはない。したがって、離型剤塗布部材
の接するローラ上の現像剤を除去しつつ、規制部材への
除去現像剤の付着を防ぐ。
は、上記第1の発明の離型剤をシリコーンオイルに、離
型剤塗布部材をゴムローラに、規制部材をゴムローラ及
び該ゴムローラに接するゴムブレードとしたので、ゴム
ブレードの摩耗を防ぎつつ、安定して所定量のシリコー
ンオイルの供給が行われる。さらに、現像剤に対する離
型性の違いから、離型剤塗布部材の接するローラに付着
した現像剤をゴムローラから金属ローラに転移させて除
去し、しかもこの除去した現像剤を規制部材であるゴム
ローラに転移させない。
は、上記第1の発明の規制部材は離型剤の保持と供給が
自在な多孔質部材なので、該規制部材を供給部材に押圧
させることにより、押圧部から所定量の離型剤が供給さ
れる。したがって、当接により摩耗等を生ずることな
く、安定した離型剤の供給が行われる。
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の離
型剤塗布部材の接するローラと、離型剤塗布部材と、供
給部材との周速が異なるので、供給部材から離型剤塗布
部材への離型剤供給量、さらには離型剤塗布部材から定
着ローラへの離型剤供給量を徐々に減少させ離型剤塗布
量を規制する。
は、上記第2の発明の金属ローラは軸部とローラ部に分
割自在で、ローラ部を交換自在としたので、金属ローラ
に現像剤を転移させて除去すると共に、現像剤が所定量
蓄積されたところで交換することにより、離型剤の規制
及び供給に支障を来すことがない。
図面に基づいて説明する。
態を図1及び図2を用いて詳しく説明する。なお、図4
の従来例装置との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
は、図1に示すように、離型剤塗布部材としての塗布ロ
ーラ1と、供給部材としての金属ローラ2と、規制部材
としての規制ローラ4及び規制ブレード3と、離型剤た
るシリコーンオイル53eと、オイルを保持するオイル
パン53d等を有している。
おいて、搬送路60を介して記録媒体としての記録紙が
接近すると、各ローラは所定の回転数で回転を始め(図
中矢印方向)、シリコーンオイル53eは規制ローラ4
に汲み上げられ、規制ブレード3とのニップ部を通過す
ることで所定量に規制される。そのオイルは規制ローラ
4から金属ローラ2、塗布ローラ1と受け渡され、定着
ローラ51表面へ塗布される。
ラ52のニップ部を通過することでトナーが定着される
が、その際オフセットトナーが定着ローラ51表面に残
留することがある。それはクリーニング部材54aによ
って掻き取られるが、それでも取り切れない残留トナー
が塗布ローラ1のニップ部に進入してくる。このとき定
着ローラ51表面と塗布ローラ1表面のトナーに対する
離型性は、塗布ローラ1表面の方が低いため、残留トナ
ーは塗布ローラ1表面へ移動し、さらに、より離型性の
低い金属ローラ2表面へ移動する。
ラ2より高いため、規制ローラ4へはトナーは移動しな
い。これにより残留トナーが規制ブレード3へ付着する
のを防止することができる。
は本実施形態においてはシリコーンゴムが望ましく、シ
リコーンオイルと共に用いることで、離型性を確保す
る。
溜っていくことになり、少量であれば清掃等でも対応可
能であるが、大量に付着した場合は交換する必要が生じ
る。
ストがかかり、ランニングコストに影響するため、必要
最少限の部分を交換することが望ましい。また作業も複
雑化しがちである。
に、金属ローラ2を軸部2a,2bとローラ部2cに分
割可能な構成とした。軸部2a、2bには駆動を伝達す
るためのギア10と、ローラ部2cと嵌合し共に回転す
るための保持部材11、12が設けられている。ローラ
部2cは、金属のパイプからなり、端部には保持部材1
1の凸部11aと嵌合するための切り込み11bがあ
る。
厚1mmの鉄パイプを用いたがアルミニウム等でもよ
い。保持部材11はバネ13で内側に付勢されており、
ローラ部2cを保持する。
はバネに逆らってローラ部2cをスライドさせること
で、保持部12との嵌合が外れ、取り外し可能となる。
ド3を当接させてシリコーンオイルを所望量に規制しよ
うとすると、ブレードの当接圧を上げて、かつ、塗布ロ
ーラ1の回転方向に対してカウンター方向に当接させる
必要があった。しかし、本実施形態によれば、各ローラ
間での受け渡しにおいて、オイル量が減少していくた
め、規制ブレード3の当接圧を下げ、かつ順方向に当接
させることが可能となる。それによって規制ブレード3
の摩耗やへたりといった規制力を弱める要因を低減させ
ることができる。
くほどローラの周速を遅くすることで、定着ローラ51
表面への塗布量をさらに減らすことが可能である。その
周速差はそれぞれ10〜30%減が望ましい。
を下げることも可能となる。
速差により互いに食い込む傾向にあるため、当接が確実
になり片当りや塗布の片寄り等を防止することができ
る。
レード3へのトナー付着を防止できるのでオイル規制力
の低下が防止され定着ローラ51への塗布量が安定す
る。
当接圧を下げることができ、それにより規制ブレードの
摩耗やへたりが軽減されるので、塗布量の経時的変化を
防止することができる。
で塗布量を低下させかつ規制ブレードの当接圧も下げる
ことができる。
能としたので、低コストで簡単に残留トナーを捨てるこ
とができる。
実施例を図3に基づいて詳細に説明する。なお、従来
例、第1の実施形態と共通の部位には共通の符号を用い
説明は省略する。
ラ、規制ブレードを兼ねた機能を有する多孔質体からな
るシート状部材を用いたものである。シート材21は定
着ローラ51の面長と同程度の幅で数mの長さのシート
材をロール状に巻き取ったものである。本実施形態で用
いたシート材21はシートそのものの強度を得るための
バックアップシートと自身でシリコーンオイルを保持す
ることが可能な多孔質体の保持シートとの2層構造から
なる。
たシート材21は押し当てローラ21bによって金属ロ
ーラ2に押し当てられる。押し当てローラ21bは発泡
スポンジからなるローラ等硬度の低いものが望ましい。
せず)が取り付けられており、微少長さずつシート材2
1を巻き上げていくことが可能である。
51と加圧ローラ52のニップに入る前にシート材21
は規定量だけ巻き上げられる。そうすると、新たに押し
当てローラ21bと金属ローラ2のニップに進入したシ
ート材からシリコーンオイルがしみ出して金属ローラ2
に塗布される。
とにより安定したオイル塗布が可能となる。
レード3のように、経時的変化(摩耗やへたり)をする
部材を用いないため、安定化という面でより効果が大き
い。
と、シート材21の送り量を調整することで、オイル塗
布量を変化させることも可能である。
を定着ローラ51に当接させる場合について説明した
が、本発明はこれに限られるものではなく、加圧ローラ
52に当接させるようにしても良い。
の発明によれば、金属ローラは現像剤に対する離型性の
高い塗布部材及び規制部材のゴム層に接し、離型剤が規
制部材から、この金属ローラを経由して塗布部材に塗布
されるように配置されているので、離型剤塗布量の経時
的変化を防止することができ、必要最低限の量を安定し
て供給することができる。また、メンテナンスも簡略化
することができる。また、現像剤の当接圧を軽減でき、
摩耗を防ぐことができる。
上記第1の発明の離型剤をシリコーンオイルに、離型剤
塗布部材をゴムローラに、規制部材をゴムローラ及び該
ゴムローラに接するゴムブレードとしたので、ゴムブレ
ードの摩耗を防ぎつつ、離型剤塗布部材の接するローラ
に付着した現像剤をゴムローラから金属ローラに転移さ
せて除去し、しかもこの除去した現像剤の規制部材であ
るゴムローラへの転移を防ぐので、安定して所定量のシ
リコーンオイルの供給を行うことができると共に、メン
テナンスを簡略化することができる。
ば、上記第1の発明の規制部材を、離型剤の保持と供給
が自在な多孔質部材としたので、当接による摩耗等の発
生を防ぐことができ、安定して離型剤の供給を行うこと
ができる。
上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の離型剤
塗布部材の接するローラと、離型剤塗布部材と、供給部
材との周速が異なるので、供給部材から離型剤塗布部材
への離型剤供給量、さらには離型剤塗布部材から定着ロ
ーラへの離型剤供給量を徐々に減少させて離型剤塗布量
を規制し、安定した離型剤の供給を行うことができる。
ば、上記第2の発明の金属ローラは軸部とローラ部に分
割自在で、ローラ部のみを交換自在としたので、金属ロ
ーラに現像剤を転移させて除去すると共に、現像剤が所
定量蓄積されたところで交換することにより、離型剤の
規制及び供給を安定して行うことができる。
略構成を示す図である。
略構成を示す図である。
略構成を示す図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 発熱体を有し、記録材上の未定着トナー
像を熱により定着する定着ローラと、定着ローラと圧接
し、記録材を挟持搬送するニップを形成する加圧ローラ
と、離型剤を収容する離型剤収容器と、定着ローラまた
は加圧ローラに接して塗布し、表面がゴム層である塗布
部材と、離型剤収容器から離型剤を汲み上げ、離型剤の
量を規制し、現像剤に対する離型性が塗布部材の離型性
よりも低いゴム層を表面に有する規制部材と、離型剤を
塗布手段に供給する金属ローラと、を有する定着装置に
おいて、この金属ローラは 現像剤に対する離型性の高い塗布部材
及び規制部材のゴム層に接し、離型剤が規制部材から、
この金属ローラを経由して塗布部材に塗布されるように
配置されていることを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 離型剤としてシリコーンオイルを、離型
剤塗布部材としてゴムローラを、規制部材としてゴムロ
ーラ及び該ゴムローラに接するゴムブレードを用いたこ
ととする請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項3】 規制部材は離型剤の保持と供給が自在な
多孔質部材であることとする請求項1に記載の定着装
置。 - 【請求項4】 離型剤塗布部材の接するローラと、離型
剤塗布部材と、供給部材との周速が異なることとする請
求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の定着装
置。 - 【請求項5】 金属ローラは軸部とローラ部に分割自在
で、ローラ部を交換自在としたこととする請求項2に記
載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07936496A JP3363696B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07936496A JP3363696B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09244455A JPH09244455A (ja) | 1997-09-19 |
JP3363696B2 true JP3363696B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=13687835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07936496A Expired - Fee Related JP3363696B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3363696B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103357536B (zh) * | 2013-06-28 | 2016-03-02 | 苏州市新广益电子有限公司 | 可切换涂布方式的涂布机及其涂布方法 |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP07936496A patent/JP3363696B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09244455A (ja) | 1997-09-19 |
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