JP2007155859A - 定着装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置およびそれを備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 定着ローラに対するオイルの供給量を適正にし、溶融トナーとオイルとの混合物に起因する汚れの発生を防止して、画質の優れた定着画像を生成することのできる定着装置を提供する。
【解決手段】 未定着トナーを記録紙23上に固着する定着装置40は、帯状の清掃部材43を用いて加熱ローラ12の表面に付着するトナーを清掃する第1クリーニング手段41と、ローラ状の部材で加圧ローラ13の表面に付着するトナーを清掃する第2クリーニング手段42とを含み、清掃部材43がオイルレス部材である第1クリーニング手段41から加熱ローラ12に対しては離型性を促進するオイルを供給することなく、第2クリーニング手段42のローラ状部材から加圧ローラ13に対してのみオイルを供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に好適に用いられる定着装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる画像形成においては、一様な電位に帯電された感光体を画像情報に応じた光で露光して静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像剤で現像して可視像化し、可視像化された画像を記録紙などに転写し、転写された記録紙上の現像剤を定着装置で定着させて堅牢な記録画像を形成する。
このような画像形成に用いられる定着装置は、一般的に、加熱ローラと加圧ローラとで構成され、加熱ローラに対して加圧ローラを圧接させることによって形成される両ローラの接触領域(以後、ニップ部と呼ぶことがある)へ、可視像を形成する現像剤の転写された記録紙を通過させる際、加熱ローラによる加熱と加圧ローラによる加圧とによって、未定着現像剤を溶融し固着するように構成される。
定着装置における定着動作時には、前記両ローラによるニップ部で溶融された現像剤が、記録紙上にすべて固着されずに、その一部がローラの表面に付着する、いわゆるホットオフセットの発生することがある。たとえば加熱ローラに付着した現像剤は、後続して定着される記録紙上の本来白地であるべき部分に転写されて画像欠陥を発生させる。
また、加圧ローラでは、たとえば両面印字のように、搬送される記録紙の裏面にすでに固着している現像剤が、ニップ部を通過するときに熱で再溶融し、その一部が転移し付着することがある。このように加圧ローラに付着した現像剤も画像欠陥の原因となり、また記録紙裏面汚染の原因となる。
定着装置におけるホットオフセットによる画像欠陥は、モノクロ印字の場合、形成画像の白地かぶりまたは記録紙裏面汚れなど許容し得る範囲の欠陥にとどまることもあるけれども、フルカラー印字の場合、所定の色とは異なる色の現像剤が前記両ローラから転写されるので実用上許容し得ない欠陥になることが多い。
このような問題を解決するために、定着装置には、加熱ローラと加圧ローラとの両方または加熱ローラに、ローラの表面をクリーニングするクリーニング手段が設けられる。図6は、従来の定着装置1の構成を簡略化して示す側面から見た断面図である。
定着装置1は、加熱ローラ2と、加圧ローラ3と、加熱ローラ2の温度を検出する温度センサ4と、加熱または加圧ローラ2,3に巻き付く記録媒体であるたとえば記録紙を各ローラから剥離させる第1および第2用紙剥離爪5,6と、加熱および加圧ローラ2,3のクリーニング手段である第1および第2クリーニングローラ7,8とを含んで構成される。
加熱ローラ2は、その内部に熱源であるたとえばヒータ9を有し、ヒータ9の発熱によって加熱昇温される。加熱ローラ2の加熱温度は、温度センサ4による検出出力に応じて不図示の制御部がヒータ9を動作制御することによって調整される。この昇温された加熱ローラ2によって記録紙上の現像剤であるトナーが加熱溶融される。加圧ローラ3は、その回転軸線が加熱ローラ2の回転軸線と平行になり、かつ加熱ローラ2に対して押圧されてニップ部10を形成するように配置される。加熱ローラ2と加圧ローラ3とで定着ローラを構成する。
第1および第2クリーニングローラ7,8は、回転可能であり、加熱および加圧ローラ2,3(この両ローラを総称して定着ローラと呼ぶことがある)に対してそれぞれ接触しかつ摺動することができるように設けられる。第1および第2クリーニングローラ7,8の回転方向は、加熱および加圧ローラ2,3の回転方向に対して順方向であってもよく、また逆方向であってもよい。
ここで、順方向とは、軸線まわりの回転方向ではなく、接触する両ローラの表面が、当接部において同一方向へ移動するように回転することを意味し、逆方向とは、接触する両ローラの表面が、当接部において反対の方向へ移動、すなわち擦れ違うように回転することを意味する。
第1および第2クリーニングローラ7,8は、互いに回転する加熱および加圧ローラ2,3のそれぞれと摺擦することによって、定着ローラの表面に付着するトナーを除去し清掃(クリーニング)する。しかしながら、加熱および加圧ローラ2,3から除去して第1および第2クリーニングローラ7,8側に付着し堆積したトナーは、第1および第2クリーニングローラ7,8が回転を継続してクリーニング動作を続けるうちに、第1および第2クリーニングローラ7,8から加熱および加圧ローラ2,3側に再付着し、クリーニング効果が得られなくなる。定着装置1において、常に良好なクリーニング効果を得るためには、極めて高い頻度で第1および第2クリーニングローラ7,8を未使用品に交換しなければならないという問題がある。
このような定着装置1は、単位時間あたりに画像形成する記録紙の枚数が少ない、いわゆる低速機に好適に搭載されるものである。定着装置1が低速機に搭載されるとき、画像形成する処理速度が遅く印字用紙の送られる間隔が広いので、記録紙による抜熱の影響が小さく、加熱ローラ2の表面温度は定着に適する設定温度に維持される。したがって、定着ローラ特に加熱ローラ2に付着する残留トナーは、加熱ローラ2の表面で確実に溶融状態となるので、クリーニングローラ7で充分にクリーニングされ、記録紙の汚れ発生が防止される。
しかしながら、事務処理効率向上の要求に伴い画像形成装置にも画像形成処理速度の向上が求められている昨今、画像形成処理速度が100〜120枚/分にも及ぶいわゆる高速機が実用化されるに至っている。単位時間あたりの画像形成処理枚数が多い高速機では、設定された消費電力で昇温された加熱ローラの表面を、多量の記録紙が通過し、抜熱量が多いので、加熱ローラの表面温度が定着に適する設定温度に維持され難い。そのため、高速機に搭載された場合、定着装置1のようなクリーニングローラ方式では、充分なクリーニング効果を得ることができないという問題がある。
このような問題を解決する従来技術に、ウェブシートと呼ばれる帯状の清掃部材を用い、清掃部材を連続的に供給可能にしてクリーニング性能の持続性を図るとともに、定着ローラに対するローラ回転方向の清掃部材の当接長さを長くすることによって、クリーニング効果の向上を図るものがある(特許文献1参照)。
図7は、帯状の清掃部材を用いる従来の定着装置11の構成を簡略化して示す側面から見た断面図である。定着装置11は、基本的構成が図6に示す定着装置1に類似するけれども、高速機に対応することができるように構成される。すなわち、記録紙による抜熱に対応して定着ローラを設定温度に維持できるように、加熱ローラ12にはヒータ20a,20bが2つに増設され、加圧ローラ13にもヒータ21が設けられる。したがって、温度センサも、加熱ローラ12の温度を検出する第1温度センサ14と、加圧ローラ13の温度を検出する第2温度センサ15とが設けられる。さらに、加熱ローラ12の側に、加熱ローラ12の回転方向に関して、第1用紙剥離爪16と第1温度センサ14との間に帯状の清掃部材を有する第1クリーニング手段18が設けられ、加圧ローラ13の側に、加圧ローラ13の回転方向に関して、第2用紙剥離爪17と第2温度センサ15との間に帯状の清掃部材を有する第2クリーニング手段19が設けられる。
第1および第2クリーニング手段18,19は、加熱ローラ12と加圧ローラ13との圧接部であるニップ部22を通過する記録紙23に関して対称に構成されるので、第1クリーニング手段18を代表として構成を説明する。
第1クリーニング手段18は、ウェブシートと呼ばれる帯状の清掃部材24と、予め巻きまわされた清掃部材24を送出す送出ローラ25と、送出ローラ25から送出される清掃部材24を巻取る巻取ローラ26と、送出ローラ25と巻取ローラ26との間に清掃部材24を加熱ローラ12に対して押圧するように設けられる圧接ローラ27(ウェブ圧接ローラとも呼ばれる)とを含む構成である。なお、送出ローラ25と巻取ローラ26とを駆動させる駆動手段も第1クリーニング手段18に含まれるけれども、ここでは図示を省略する。
クリーニング手段18,19は、巻取ローラ26および送出ローラ25と圧接ローラ27とを回転させずに静止させた状態で清掃部材24を、矢符28,29方向にそれぞれ回転駆動する加熱ローラ12と加圧ローラ13と(定着ローラ)に押圧し、定着ローラと清掃部材24とを摺擦させることによって、定着ローラの外周面に溶融状態で付着したトナーを除去し、除去したトナーをほぼ溶融状態のまま圧接ローラ27と巻取ローラ26との間に位置する清掃部材24と定着ローラの表面とで形成される間隙に貯留する。
前記間隙に貯留されるトナーがある程度の量に達したとき、クリーニング手段18,19は、巻取ローラ26を矢符30方向に巻取動作させて清掃部材24を予め定める長さだけ巻取り、トナーを清掃部材24に付着させた状態で定着ローラの表面から離脱させる。
この清掃部材24を用いるクリーニング手段18,19によれば、清掃部材24がある程度の量のトナーをクリーニングした時点で、送出ローラ25から未使用の清掃部材24を送出してクリーニング能を回復させることができる。したがって、頻繁にクリーニング部材を交換する煩雑さを回避することができる。また、清掃部材24を圧接ローラ27で押圧することによって、清掃部材24が定着ローラに当接する定着ローラ回転方向の長さを長くすることができるので、記録紙の定着頻度が高い高速機においても良好なクリーニング効果を得ることができる。
しかしながら、定着装置1において、また帯状の清掃部材24を用いる定着装置11においても、以下のような問題がある。定着装置1,11における定着ローラに対しては、トナー画像が定着された記録紙のローラからの離型性を促進するために、通常オイルが塗布されている。
定着装置1におけるようなクリーニングローラを用いる場合には、たとえばオイルタンクからポンプアップしてクリーニングローラの表面にオイルを供給し、クリーニングローラの表面から定着ローラ表面にオイルを塗布する方法(たとえば、特許文献2参照)がある。また定着装置11におけるような帯状の清掃部材を用いる場合には、清掃部材にオイルを予め含浸させ、清掃部材を圧接ローラで定着ローラに対して押圧することによってオイルを定着ローラ表面に塗布する方法(たとえば、特許文献3参照)がある。
定着ローラの表面に塗布されたオイルは、昇温した定着ローラによって加熱されて軟化し、定着ローラの表面に薄膜となって存在し、トナー画像が定着された記録紙のローラからの離型性を促進する。しかしながら、上記いずれのオイル塗布方法をとる場合においても、定着ローラ表面に塗布されるオイルが余剰気味になる「オイル過多現象」が往々にして発生する。たとえば、予めオイルを含浸させた清掃部材を用いる場合、送出ローラから未使用部が送出されて清掃に使用される初期状態では、圧接ローラで定着ローラに押圧されることによって清掃部材から滲出するオイル量が多く、余剰気味になる。
以下、定着ローラ上のオイルが余剰になった場合の状態について、定着装置11を例に挙げて説明する。図8は、定着装置11において用紙剥離爪16,17の先端部付近にトナーとオイルとの混合物が堆積する状態を説明する図である。
定着ローラ上のオイルが余剰になると、定着ローラ特に加熱ローラ12で加熱されて溶融したトナーがオイルと混ざり合った混合物となり、極めて滑り性の高い状態になる。したがって、加熱ローラ12上の残留トナーとオイルとの混合物が、加熱ローラ12に付着したまま加熱ローラ12とともに回転移動して、加熱ローラ12と清掃部材24との圧接部へ進入しても、混合物に含まれるオイルと清掃部材24に含浸されるオイルとで滑りを生じてすり抜けてしまうので、混合物を清掃部材24で除去することができず、クリーニング性能が低下するという現象が発生する。
清掃部材24と加熱ローラ12との圧接部をすり抜けた混合物は、さらに加熱ローラ12とともに回転移動し、加熱ローラ12と加圧ローラ13との圧接部(記録紙が存在しないときの圧接部)で一部が加圧ローラ13側へも移行する。加熱ローラ12と加圧ローラ13とにそれぞれ付着したトナーとオイルとの混合物は、加熱および加圧ローラ12,13の回転とともに回転移動し、加熱ローラ12と加圧ローラ13とに対してそれぞれ設けられる第1および第2用紙剥離爪16,17のローラに当接する先端部16a,17aによって掻取られ、該先端部16a,17a付近に混合物瘤31,32となって堆積する。
画像形成装置の画像形成部においてトナー画像の形成された記録紙23は、定着装置11に送られて、ニップ部22を通過して定着された後、たとえば加熱ローラ12の外周面に沿う方向にニップ部22から排出され、第1用紙剥離爪16によって加熱ローラ12から剥離される。加熱ローラ12から剥離された記録紙23は、さらに第1用紙剥離爪16に沿って搬送されるけれども、定着ローラのニップ部22からの排出長さがある程度長くなると、記録紙23自体の重さによって、記録紙23の搬送方向の先端部23a付近が鉛直方向下方(矢符33方向)に落下する。
このとき、記録紙23の第1用紙剥離爪16の先端部16a付近に位置する部分は、記録紙23の先端部23aが下方へ落下することの反動で第1用紙剥離爪16の先端部16aに向って移動し、第1用紙剥離爪16の先端部16a付近に堆積される混合物瘤31に接触するので、記録紙23の表面に、小さな点状または点が尾を引いたような彗星状の汚れが形成される。この汚れは、記録紙23が加圧ローラ13側に沿って排出される場合にも同様にして形成される。
このように、従来の定着装置では、トナー画像の形成された記録紙の定着ローラからの離型性を促進するために供給されるオイルが供給過多になるとき、溶融トナーとオイルとの混合物が定着ローラ上、特に用紙剥離爪の先端部付近に堆積されて、記録紙上に汚れを発生させるという問題がある。
特開2003−107952号公報 特開平9−106210号公報 特開平9−101729号公報
本発明の目的は、定着ローラに対するオイルの供給量を適正にし、溶融トナーとオイルとの混合物に起因する汚れの発生を防止して、画質の優れた定着画像を生成することのできる定着装置およびそれを備える画像形成装置を提供することである。
本発明は、未定着現像剤による画像が形成された記録媒体を、一対の回転体である加熱ローラと加圧ローラとで形成される圧接部に通過させることによって、未定着現像剤を記録媒体上に溶融し固着する定着装置において、
加熱ローラの表面に当接するように設けられ、加熱ローラの表面に付着する現像剤を清掃する第1クリーニング手段と、
加圧ローラの表面に当接するように設けられ、加圧ローラの表面に付着する現像剤を清掃するとともに、加圧ローラの表面に対して離型性を促進するオイルを供給する第2クリーニング手段とを含み、
第1クリーニング手段は、
加熱ローラの表面に当接するように設けられて加熱ローラの表面を清掃する帯状の清掃部材と、清掃部材が当接される加熱ローラに対して清掃部材を押圧するように設けられる圧接ローラと、予めコイル状に巻きまわされた帯状の清掃部材を送出す送出ローラと、送出ローラから送出されて加熱ローラの表面を清掃した清掃部材を巻取る巻取ローラとを有することを特徴とする定着装置である。
また本発明は、第1クリーニング手段の帯状の清掃部材は、オイルが含浸されていないオイルレス部材であることを特徴とする。
また本発明は、第2クリーニング手段は、
円筒形状を有し、円筒の筒壁を貫通する複数の貫通孔が形成される芯体部材と、
繊維状素材からなり芯体部材の外周面上に層状に設けられる外装部材と、
離型性を促進するオイルであって芯体部材の筒内の空間に収容されるオイルとを含むことを特徴とする。
また本発明は、加熱ローラと加圧ローラとの圧接部を通過した記録媒体を加熱ローラから剥離させる第1用紙剥離爪と、
加熱ローラの温度を検出する温度センサとを含み、
第1クリーニング手段は、加熱ローラの回転方向に関して第1用紙剥離爪と温度センサとの間に配置されることを特徴とする。
また本発明は、加熱ローラと加圧ローラとの圧接部を通過した記録媒体を加圧ローラから剥離させる第2用紙剥離爪を含み、
第2クリーニング手段は、加圧ローラの回転方向に関して第2用紙剥離爪よりも下流側に配置されることを特徴とする。
また本発明は、電子写真方式で印字画像を形成する画像形成装置であって、前記いずれかの定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、定着装置には、加熱ローラの表面に当接するように設けられて加熱ローラの表面に付着する現像剤を清掃する第1クリーニング手段と、加圧ローラの表面に当接するように設けられ、加圧ローラの表面に付着する現像剤を清掃するとともに、加圧ローラの表面に対して離型性を促進するオイルを供給する第2クリーニング手段とが設けられる。加熱ローラ側に設けられる第1クリーニング手段からは加熱ローラにオイルを供給することなく、加圧ローラ側に設けられる第2クリーニング手段から加圧ローラにオイルを供給し、定着ローラの一方の加圧ローラ側から限定的に供給されるオイルを両ローラで分け合って使用することによって、記録紙の離型性維持に適正な程度のオイル量のみを供給することができるようになる。したがって、定着ローラ上でオイルが余剰になるというオイル過多現象が発生することを防止できる。このことによって、余剰のオイルと溶融トナーとが混ざり合う混合物の形成も防止されるので、定着ローラ上に残留する溶融トナーが、第1および第2クリーニング手段で確実に除去クリーニングされ、オイルと溶融トナーとの混合物瘤を形成することがなくなるので、定着された記録紙に汚れが発生することを防止できる。
また、第1クリーニング手段は、加熱ローラの表面を清掃する帯状の清掃部材と、清掃部材を加熱ローラに押圧する圧接ローラと、予めコイル状に巻きまわされた帯状の清掃部材を送出す送出ローラと、送出ローラから送出されて加熱ローラの表面を清掃した清掃部材を巻取る巻取ローラとを有するように構成される。このようなクリーニング手段によれば、清掃部材の定着ローラに対する圧接部のローラ回転方向の長さを長くすることができるので、クリーニング効率を向上することができるとともに、清掃部材のクリーニング能が低下すると、未使用の清掃部材を送出してクリーニング能を回復させることができるので、クリーニングに必要な交換部品の交換頻度を低減することができる。
また本発明によれば、第1クリーニング手段の帯状の清掃部材は、オイルが含浸されていないオイルレス部材で構成される。このことによって、加熱ローラには直接オイルが供給されることがなく、加圧ローラ側から供給されるオイルを、加熱ローラと加圧ローラとで分け合って使用することになるので、定着ローラに供給されるオイルが過多になることを確実に防止できる。
また本発明によれば、第2クリーニング手段は、円筒形状を有し、円筒の筒壁を貫通する複数の貫通孔が形成される芯体部材と、繊維状素材からなり芯体部材の外周面上に層状に設けられる外装部材と、離型性を促進するオイルであって芯体部材の筒内の空間に収容されるオイルとを含んで構成される。このように構成される第2クリーニング手段では、芯体部材の貫通孔から外装部材にオイルを湧出させ、さらに外装部材を浸透させて加圧ローラの表面にオイルを供給することができる。したがって、芯体部材に形成される貫通孔の孔径および孔数、また外装部材の繊維密度などを調整することによって、加圧ローラに対して供給するオイル量を適正にすることが可能であり、定着ローラに対するオイルの供給量が余剰になることを確実に防止できる。
また本発明によれば、記録媒体を加熱ローラから剥離させる第1用紙剥離爪と、加熱ローラの温度を検出する温度センサとを含み、第1クリーニング手段は、加熱ローラの回転方向に関して第1用紙剥離爪と温度センサとの間に配置される。したがって、加熱ローラは、第1クリーニング手段でクリーニングされた部位が、さらに回転移動して回転方向下流側の温度センサに達するので、清浄な状態で温度センサに接することができる。このことによって、加熱ローラから温度センサにトナーが付着せず、温度センサの汚れが防止できるので、温度センサによる検出温度の精度向上が図れる。
また本発明によれば、記録媒体を加圧ローラから剥離させる第2用紙剥離爪を含み、第2クリーニング手段は、加圧ローラの回転方向に関して第2用紙剥離爪よりも下流側に配置される。このことによって、第2クリーニング手段で供給されるオイルが第2用紙剥離爪に滞留することがなくなるので、搬送剥離される記録紙の先端部へのオイル付着が解消され、画像形成および定着後の記録紙である印字用紙の見栄えが良くなる。
また本発明によれば、画像形成装置が上記いずれかの定着装置を備えるので、汚れのない高品質な画像を長時間にわたって安定的に形成することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である定着装置40の構成を簡略化して示す側面から見た断面図である。本実施形態の定着装置40は、前述の図7に示す定着装置11と類似の構成を有するので、対応する部分については、同一の参照符号を付して説明を簡略化、または説明を省略することがある。
本発明の定着装置40において特徴とするところは、加熱ローラ12の表面に当接するように設けられ、加熱ローラ12の表面に付着する現像剤を清掃する第1クリーニング手段41と、加圧ローラ13の表面に当接するように設けられ、加圧ローラ13の表面に付着する現像剤を清掃するとともに、加圧ローラ13の表面に対して離型性を促進するオイルを供給する第2クリーニング手段42とを含んで構成されることである。
また、定着装置40には、不図示であるけれども、加熱ローラ12に備わる熱源であるヒータ20a,20bおよび加圧ローラ13に備わる熱源であるヒータ21に電力を供給するヒータ制御電源、加圧ローラ13を加熱ローラ12に対して押圧する押圧手段、加熱ローラ12および加圧ローラ13を回転駆動させる駆動手段など、公知の定着装置に備えられるのと同様の各部が備えられる。
定着装置40は、たとえば電子写真方式の画像形成装置に搭載されて、未定着現像剤による画像が形成された記録媒体であるたとえば記録紙23を、一対の回転体である加熱ローラ12と加圧ローラ13とで形成される圧接部であるニップ部22に通過させることによって、未定着現像剤を記録紙23上に溶融し固着することに用いられる。
加熱ローラ12は、円筒状の芯金部61と、芯金部61の外周面上に設けられる弾性表層部62と、芯金部61の内部に設けられる上記ヒータ20a,20bとを含んで構成される。芯金部61は、アルミニウム合金またはステンレス鋼などの金属からなり、弾性表層部62は、耐熱性を有する弾性体であるたとえばシリコーンゴムなどからなる。加熱ローラ12は、内部のヒータ20a,20bによって昇温され、その温度が第1温度センサ14によって検出され、検出温度がヒータ20a,20bに電力供給するヒータ制御電源へ入力され、ヒータ制御電源によって加熱ローラ12の表面温度が定着設定温度になるように制御される。
加圧ローラ13は、加熱ローラ12の軸線と、その軸線が平行になるように、かつ上記の押圧手段によって加熱ローラ12に対して押圧され、ニップ部22を形成するようにして設けられる。加圧ローラ13は、加熱ローラ12に類似して円筒形状の芯金部63と、芯金部63の外周面上に設けられる弾性表層部64と、芯金部63の内部に設けられるヒータ21とを含んで構成される。芯金部63および弾性表層部64の素材は、加熱ローラ12のそれらと同じに構成される。本実施形態の加圧ローラ13では、加熱ローラ12と同様に内部にヒータ21を備える。これは、前述のように印字処理速度が速い画像形成装置に搭載される場合、定着ローラからの抜熱量が多いので、抜熱されて温度低下が生じたとき、早期に設定温度へ復帰させるために加圧ローラ13にもヒータ21が設けられているものである。
第1および第2用紙剥離爪16,17は、断面形状が略楔状の部材であり、楔状の先端部分16a,17aが加熱ローラ12および加圧ローラ13にそれぞれ当接するように設けられる。第1および第2用紙剥離爪16,17は、加熱ローラ12と加圧ローラ13とによって形成されるニップ部22の近くであって、ニップ部22に関して加熱ローラ12および加圧ローラ13の回転方向下流側にそれぞれ配置され、定着処理されて定着ローラに巻き付いた記録紙を剥離させるように動作する。なお、ニップ部22を基点とした位置関係において、第1用紙剥離爪16は、加熱ローラ12の回転方向(矢符28方向)に関して第1温度センサ14よりも上流側に配置され、第2用紙剥離爪17は、加圧ローラ13の回転方向(矢符29方向)に関して第2温度センサ15よりも回転方向上流側に配置される。
加熱ローラ12の表面温度を検出する第1温度センサ14および加圧ローラ13の表面温度を検出する第2温度センサ15は、接触式または非接触式いずれかの方式による温度計であり、公知のものを用いることができる。
第1クリーニング手段41は、加熱ローラ12の回転方向に関して第1用紙剥離爪16と第1温度センサ14との間に配置される。
第1クリーニング手段41は、加熱ローラ12の表面に当接するように設けられて加熱ローラ12の表面を清掃する帯状の清掃部材43と、清掃部材43が当接される加熱ローラ12に対して清掃部材43を押圧するように設けられる圧接ローラ44と、予めコイル状に巻きまわされた帯状の清掃部材43を送出す送出ローラ45と、送出ローラ45から送出されて加熱ローラ12の表面を清掃した清掃部材43を巻取る巻取ローラ46と、圧接ローラ44と巻取ローラ46との間に清掃部材43に当接するように設けられる第1ガイドローラ47と、送出ローラ45と圧接ローラ44との間に清掃部材43に当接するように設けられる第2ガイドローラ48とを有する構成である。
なお、第1クリーニング手段41には、圧接ローラ44を加熱ローラ12に対して押圧する圧接ローラ押圧手段、第1および第2ガイドローラ47,48を清掃部材43に押圧するガイドローラ押圧手段、巻取ローラ46および送出ローラ45を駆動する駆動部が含まれるけれども、図示を省略する。
清掃部材43(ウェブシートとも呼ぶ)は、加熱ローラ12に当接するように設けられて加熱ローラ12の表面を清掃する。清掃部材43は、帯状の巻取り巻戻し可能な長い部材であり、加熱ローラ12の表面に溶融状態で付着している現像剤であるトナーを、微細な空間である空気層および/または空気間隙内に含浸(吸引)することができるような構造を有し、定着温度である200℃程度の温度における耐熱性を備えるものが用いられる。
清掃部材43としては、パルプを素材とする洋紙、コウゾ、ミツマタ等を素材とする和紙などを用いることができるけれども、好ましくはノーメックスペーパー(商品名)が用いられる。紙、ノーメックスペーパのいずれが用いられるにしても、本発明において特徴とするところは、清掃部材43にオイルが全く含浸されていないオイルレス部材が用いられることである。
圧接ローラ44は、加熱ローラ12に押圧される際にある程度変形し、加熱ローラ12との間に圧接領域49(以後、この圧接領域もニップ部49と呼ぶ)が形成されるように、少なくとも最外層が耐熱性を有する弾性素材によって形成される。圧接ローラ44は、その軸線が加熱ローラ12の軸線と平行になるように、かつ加熱ローラ12との間に介在させる清掃部材43を、前述の押圧手段によって加熱ローラ12の表面に押圧するように設けられる。
送出ローラ45は、リール状の部材であり、予め定める長さの清掃部材43が巻きまわされている。送出ローラ45は、不図示の送出ローラ駆動部に接続され、送出ローラ駆動部によって、可逆回転可能にかつ回転速度制御可能に構成され、予めコイル状に巻きまわされた帯状の清掃部材43を送出すことができる。
巻取ローラ46は、送出ローラ45と同様のリール状の部材であり、送出ローラ45から送出され、圧接ローラ44で加熱ローラ12に押圧されてトナーを清掃した清掃部材43を巻取る。巻取ローラ46も、不図示の巻取ローラ駆動部に接続され、巻取ローラ駆動部によって、可逆回転可能にかつ回転速度制御可能に構成される。
第1ガイドローラ47は、圧接ローラ44と巻取ローラ46との間に清掃部材43に当接するように設けられ、第2ガイドローラ48は、送出ローラ45と圧接ローラ44との間に清掃部材43に当接するように設けられる。第1および第2ガイドローラ47,48は、たとえば鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの熱伝導性に優れる金属製のローラであることが好ましい。第1および第2ガイドローラ47,48が熱伝導性に優れる金属から成ることによって、加熱ローラ12の表面を清掃した清掃部材43がガイドローラに接して通過する際、清掃部材43に付着している溶融または軟化状態にあるトナーを、ガイドローラへ伝熱損失させることによって容易に固化することができるからである。
第1および第2ガイドローラ47,48は、圧接ローラ44と巻取ローラ46との間、また圧接ローラ44と送出ローラ45との間に張架される清掃部材43をさらに張出すことができるような位置に配置される。このように、清掃部材43がさらに張出されるように第1および第2ガイドローラ47,48を配置することによって、清掃部材43に加えられる張力の安定性が向上し、巻取動作中の清掃部材43の振動が抑制される。
なお、第1クリーニング手段41は、第1および第2ガイドローラ47,48を有する構成であることが好ましいけれども、これに限定されることなく、第1および第2ガイドローラ47,48を有しない構成であってもよい。
以下、第1クリーニング手段41の動作について簡単に説明する。送出ローラ45から清掃部材43を送出し、第2ガイドローラ48に張架させた後、圧接ローラ44と加熱ローラ12との間で形成されるニップ部49を通過させ、第1ガイドローラ47に張架させて清掃部材43の先端部を巻取ローラ46に噛込ませて巻取る。巻取ローラ46で清掃部材43の先端部を巻取るとき、送出ローラ45にブレーキ機能を発現させることによって、清掃部材43に張力が加えられる。
清掃部材43に張力が加えられた状態で巻取ローラ46の巻取動作も停止し、清掃部材43が静止した状態で、加熱ローラ12が回転動作することによって加熱ローラ12表面と清掃部材43とが摺接し、清掃部材43が加熱ローラ12の表面を清掃する。ある程度のトナーを清掃したとき、巻取ローラ46が清掃部材43を巻取る巻取動作を実行する。すなわち巻取ローラ46は、間欠回転駆動する。なお、このときの清掃部材43の矢符50で示す巻取方向は、加熱ローラ12の矢符28で示す回転方向と逆方向である。
この間欠回転駆動による1度の巻取機会で、巻取ローラ46が回転移動する周方向距離すなわち清掃部材43の移動距離は、加熱ローラ12に圧接ローラ13が押圧されて形成されるニップ部49の周方向距離と同等またはそれ以上に設定される。このように巻取ローラ46で少なくとも上記ニップ部49の周方向距離以上、清掃部材43を巻取ることによって、清掃部材43の未使用部分を確実にニップ部49へ送ることができるので、巻取動作ごとに清掃部材43によるクリーニング能を確実に回復することができる。
さらに、清掃部材43にはオイルレス部材が用いられ、清掃部材43から加熱ローラ12の表面に対してオイルが供給されないので、加熱ローラ12の表面上には余剰のオイルが存在せず、また清掃部材43自体の滑りが良くないという状態になる。したがって、加熱ローラ12上の溶融トナーが、オイルとの混合物を形成することがなく、また、清掃部材43と加熱ローラ12とで形成されるニップ部49に進入したとき、ニップ部49をすり抜けることなく清掃部材43によって確実に除去クリーニングされる。
図2は、図1に示す定着装置40の第2クリーニング手段42の部分を示す拡大図である。第2クリーニング手段42は、加圧ローラ13の回転方向に関して第2用紙剥離爪17よりも下流側であって、第2温度センサ15よりも上流側に配置される。
第2クリーニング手段42は、円筒形状を有し、円筒の筒壁を貫通する複数の貫通孔51が形成される芯体部材52と、繊維状素材からなり芯体部材52の外周面上に層状に設けられる外装部材53と、離型性を促進するオイル54であって芯体部材52の筒内の空間に収容されるオイル54とを含む。このオイル54を収容する芯体部材52と外装部材53とを、便宜上オイル供給ローラ55と呼ぶ。
第2クリーニング手段42には、オイル供給ローラ55以外にも、オイル供給ローラ55を加圧ローラ13に対してして押圧するローラ押圧手段が含まれるけれども、図示を省略する。なお、オイル供給ローラ55は、駆動部を有して自ら回転する構成であってもよいけれども、本実施形態では加圧ローラ13に押圧され加圧ローラ13の回転に従って従動回転するように構成される。
芯体部材52は、たとえばアルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる円筒状部材である。芯体部材52には、その筒壁に小さな直径の貫通孔51が複数個形成される。芯体部材52から外装部材53に向けて湧出されるオイルの量は、芯体部材52の筒壁に形成される貫通孔51の直径、個数、複数個形成される幾何学的配置などを調整することによって、調節される。この芯体部材52の内部空間に収容され、トナー画像が定着された記録紙23のローラからの離型性を促進するためのオイル54としては、たとえばシリコーンオイルが好適に用いられる。
外装部材53としては、繊維状素材からなる、たとえば羊毛繊維を縮充させてシート状にしたフェルトなどが好適に用いられる。芯体部材52の貫通孔51から湧出したオイル54は、外装部材53の繊維間を浸透してその外表面に達し、加圧ローラ13の表面に供給される。したがって、外装部材53の繊維密度も加圧ローラ13に対して供給するオイル量の調節因子である。
外装部材53は、加圧ローラ13に対するオイル供給手段の一翼を担うとともに、加圧ローラ13に従って従動回転する際、加圧ローラ13の表面上の溶融トナーを除去クリーニングする機能をも有する。
加圧ローラ13に対してオイルを供給する手段は、第2クリーニング手段42の構成に限定されるものではなく、他の構成がとられてもよい。たとえば、芯体部材の中からオイルを供給するのではなく、オイル供給ローラの外周面に対して、オイルタンクからポンプアップして供給する構成であってもよく、またオイルタンクから毛管現象を利用して供給する構成であってもよい。
図3は定着装置40に記録紙が通されない場合における加圧ローラ13に塗布されるオイルの流れを示す図であり、図4は定着装置40に記録紙が通される場合における加圧ローラ13に塗布されるオイルの流れを示す図である。
第2クリーニング手段42によって加圧ローラ13の表面に供給されたオイルは、定着装置40に記録紙が通されない場合(この場合を非通紙時と呼ぶ)、ニップ部22を介して加圧ローラ13の表面から加熱ローラ12の表面にも供給され、両ローラ12,13の表面にそれぞれオイル膜56,57が形成される。ここで、非通紙時とは、ウォームアップ回転時、画像形成の印字中における紙間間隔などである。
定着装置40では、第1クリーニング手段41の清掃部材43がオイルレスであり、第1クリーニング手段41から加熱ローラ12に対してオイルが供給されることなく、第2クリーニング手段42側から加圧ローラ13に対してのみオイルが供給され、加圧ローラ13側からのみ供給されるオイルを、加熱ローラ12と加圧ローラ13とで分け合って使用することになる。
したがって、加熱ローラと加圧ローラとのそれぞれに対して、加熱ローラと加圧ローラとにそれぞれ設けられるクリーニング手段からオイルを供給する場合に比べて、上記のように本実施形態の定着装置40では、余剰のオイルが発生することを防止、すなわちオイル過多現象の発生を防止することができる。
さらに、定着装置40に記録紙が通される場合(この場合を通紙時と呼ぶ)、ニップ部22を通過する記録紙23にオイル膜56,57から余剰のオイルが吸着されて持ち去られるとともに、加熱ローラ12上では、溶融トナーに付着するオイルが、オイルレス部材である清掃部材43に溶融トナーとともに吸着して持ち去られるので、余剰オイル発生の機会が一層確実に排除され、離型性維持にとって適正な程度のオイル量の供給が実現される。
このことによって、余剰のオイルと溶融トナーとが混ざり合う混合物の形成も防止されるので、定着ローラ上に残留する溶融トナーが、第1および第2クリーニング手段41,42で滑りを起こすことなく確実に除去クリーニングされ、特に第1および第2用紙剥離爪16,17の先端部分16a,17aにオイルと溶融トナーとの混合物瘤を形成することがなくなり、トナー画像の定着される記録紙23に汚れが発生することを防止できる。
図5は、本発明のもう一つの実施形態である画像形成装置70の構成を簡略化して示す側部断面図である。図5に例示する画像形成装置70は、パーソナルコンピュータなどの外部装置や画像読取部71から入力される画像情報に応じて、所定のシート(記録紙)に対して電子写真方式でモノクロ画像を形成することに用いられ、印字処理速度すなわちプロセス速度が速い(たとえばA4横換算で100〜120枚/分)、いわゆる高速型の装置である。
画像形成装置70は、大略、画像読取部71と、電子写真感光体72と、電子写真感光体72のまわりに配置される帯電器73、露光ユニット74、現像器75、転写ユニット76およびクリーナユニット77と、本発明の定着装置40と、用紙搬送路78と、自動給紙トレイ79と、手差給紙トレイ80と、排紙トレイ81とを含んで構成される。
画像読取部71は、複写画像を形成する場合の原稿画像情報を読取る部分であり、画像形成装置70の上部に設けられて、原稿載置&送り部85と光走査部86とを含む。画像読取部71では、原稿載置&送り部85に載置された原稿の画像情報を光走査部86が走査することによって読取り、読取られた画像情報は不図示の画像処理部へ入力される。
帯電器73は、電子写真感光体72の表面を所定の電位に均一に帯電させるための、帯電手段である。帯電器73には、チャージャー型の帯電器が用いられてもよく、また接触型のローラ型やブラシ型の帯電器が用いられてもよい。
露光ユニット74には、レーザ照射部および反射ミラーを備えるレーザスキャニングユニット(LSU)が用いられる。本画像形成装置70は、高速印字処理を行うために、複数のレーザ光を利用して照射タイミングを高速化できるように2ビーム手法を採用している。露光ユニット74は、帯電器73によって均一に帯電された電子写真感光体72を、画像処理部から出力される画像情報に応じて露光することによって、電子写真感光体72の表面に、静電潜像を形成する。露光ユニットとしては、LSUを用いる手法に限定されるものではなく、発光素子をアレイ状に並べたELやLED書込みヘッドを用いる手法であってもよい。
現像器75は、電子写真感光体72上に形成された静電潜像を、現像剤である黒トナーで顕像化するものである。現像器75は、現像槽87と、トナープレチャージボックス88と、トナー補給ボックス89とを含む。現像槽87は、電子写真感光体72にトナーを供給する現像ローラ、現像ローラの外周面に形成されるトナー層の厚みを規制する層厚規制部材、現像槽87内で現像ローラに対してトナーを供給する撹拌供給ローラなどを含んで構成される。
トナープレチャージボックス88は、高速型の本画像形成装置の特徴とする部分である。印字処理速度があまり速くない画像形成装置では、トナー補給ボックスから現像槽へ直接にトナーが補給される。しかしながら、高速型の画像形成装置では、画像形成動作時、単位時間あたりのトナー消費量が多いので、トナー補給ボックスから現像槽へ直接にトナーを補給する構成にすると、トナー補給ボックスから現像槽へ補給されるトナーが極めて短い間に現像ローラへと供給されて、トナーを帯電させる時間を充分に確保することができず、画像濃度不良を生じることがある。したがって、高速型の本画像形成装置70では、トナー補給ボックス89と、現像槽87との間に、トナープレチャージボックス88を設け、トナー補給ボックス89から一旦トナープレチャージボックス88へと補給し、トナープレチャージボックス88でトナーを予備帯電させた後、トナープレチャージボックス88から現像槽87へ補給することによって、トナーの帯電不足を生じることなく、高速印字処理の現像に追随できるように構成される。
電子写真感光体72上で現像されて顕像化されたトナー像は、搬送される記録紙上に転写ユニット76によって転写される。転写ユニット76は、駆動および従動ローラと、おおよそ1×10〜1×1013Ω・cmの範囲の抵抗を有して駆動および従動ローラに架橋される転写ベルトと、転写ベルトを介して電子写真感光体72に当接するように設けられて転写電界を印加することができる弾性導電性ローラと、転写ベルトの転写領域の下流側に設けられて、搬送される記録用紙が転写領域で印加された電界を除電する除電ローラと、転写ベルトのトナー汚れと転写ベルトの除電を行う転写クリーニングユニットとを含む。転写ユニット76では、転写ベルトでトナー像が形成された記録紙を搬送しながら、トナー像が有する電荷の極性に対して逆極性の電界を弾性導電性ローラに印加することによって、電子写真感光体72から記録紙上にトナー像を転写させる。たとえば、トナー像が(−)極性の電荷を有しているとき、転写ユニット76の印加極性は(+)極性とする。
電子写真感光体72の回転方向に関して転写ユニット76の下流側に設けられるクリーナユニット77は、転写動作によって電子写真感光体72から記録紙上へ転写しきれなかったトナー、すなわち残留トナーを、電子写真感光体72の表面から除去・回収するものである。
転写ユニット76によってトナー像が転写された記録紙は、定着装置40へ搬送される。本発明の定着装置40の構成は、前述の図1〜図4を参照する説明のとおりであり、ここでは説明を省略する。定着装置40に送り込まれた記録紙は、定着ローラ間のニップ部22を通過する際、加熱・加圧され、加熱による溶融と、圧接とによって、記録紙上への投鋲作用で未定着トナーが記録紙上に定着される。
自動給紙トレイ79および手差給紙トレイ80は、画像形成に使用する記録紙を蓄積し、送出すためのトレイであり、本画像形成装置70では、装置下部および側壁面に設けられる。画像形成装置70は、高速印字処理を行うことを目的とするので、自動給紙トレイ79は、第1〜第3自動給紙トレイ79a,79b,79cの3種類を備える。装置下部に設けられる自動給紙トレイ79のうち、第1自動給紙トレイ79aは、並列に配置される2つを1組とするカセットで構成され、各カセットには定型たとえばA4サイズで最大1500枚の記録紙を収容することができ、定型サイズの記録紙に対する高速印字処理に追随して記録紙を供給できるようにしている。また画像形成のための給紙は、2つのカセットから交互に給紙できるように制御され、カセットから記録紙を1枚ずつ送出すピックアップローラの動作所要時間に起因する記録紙送出しのタイムロスをカバーする。第1自動給紙トレイ79aの下方に設けられる第2自動給紙トレイ79bは、上下に配置される2つのカセットを含み、定型外サイズの記録紙を収容し、供給するユニバーサルカセットである。
装置の側壁面に接して第3自動給紙トレイ79cが設けられる。第3自動給紙トレイ79cは、大容量給紙トレイであり、複数種類のサイズの記録紙のうちいずれかを、多量にたとえば8000枚程度収容することができる。また装置の側壁面であって、第3自動給紙トレイ79cの上方に、主として不定型サイズの印字等に用いる記録紙を収容し供給する手差しトレイ80が配置される。
排紙トレイ81は、装置の手差しトレイ80と対向する反対側の側面に配置される。なお、排紙トレイ81に代えて、排紙される記録紙の後処理装置(ステープル、パンチ処理等々)、複数段排紙トレイなどが、設けられるような構成であってもよい。用紙搬送路78は、各給紙トレイから画像形成するための記録紙を送給するための搬送路であり、また画像形成されて定着された記録紙を排紙トレイ81まで搬送するための搬送路である。本画像形成装置70では、詳細を省くけれども、片面/両面印字、一括印字処理枚数の多少などの印字処理条件に応じて、排出される記録紙の排紙形態を、フェイスアップ、フェイスダウンいずれも随意に選択できるように、用紙搬送路78が切換可能に構成される。
画像形成装置70における画像形成動作について簡単に説明する。まず画像読取部71で読取られた原稿の画像情報は不図示の画像処理部へ入力され、階調処理などの画像処理を施された画像情報がメモリに格納される。電子写真感光体72の表面が帯電器73によってほぼ一様な電位に帯電され、これにメモリから読出した画像情報に応じた光が露光ユニット74によって照射され、静電潜像が形成される。
電子写真感光体72の表面に形成される静電潜像に対して、現像器75から現像剤のトナーが供給され、トナー像が形成される。電子写真感光体72の表面に形成されたトナー像は、たとえば自動給紙トレイ79から画像形成に同期して搬送される記録紙に、転写ユニット76によって転写され、さらに定着装置40によって定着されて、排紙トレイ81に排紙される。
一方、トナー像が転写された後の電子写真感光体72の表面は、クリーナユニット77で残留トナーなどが除去され、除電器によって電荷除去を受け、次の画像形成に供される。この一連の操作が繰返し実行されることによって画像が形成される。
この画像形成装置70によれば、定着装置40が備えられるので、定着装置40の定着ローラに対して余剰のオイルが供給されることがない。したがって、定着ローラ上で溶融トナーとオイルとの混合物が形成されることなく、また溶融トナーが第1および第2クリーニング手段41,42と定着ローラとのニップ部をすり抜けることなく確実に除去クリーニングされる。このことによって、記録紙汚れの元になる、たとえば用紙剥離爪の先端部に溶融トナーとオイルとの混合物が堆積することもなくなるので、汚れのない高品質な画像を長時間にわたって安定的に形成することができる。
以下本発明の実施例について説明する。
本実施例においては、画像形成装置としてプリンタAR−450(シャープ株式会社製)の改造機を準備し、本発明の定着装置40を搭載する場合と、第2クリーニング手段を有していない定着装置を搭載する場合とについて、画像形成を行い、記録紙上の汚れの状態を評価する試験を行った。第2クリーニング手段を有しない定着装置では、第1クリーニング手段からオイルを供給する場合と、第1クリーニング手段からオイルを供給しない場合とについて画像形成を行った。
本発明の定着装置40を搭載する場合と、第2クリーニング手段を有していない定着装置を搭載する場合とのそれぞれについて、第1クリーニング手段の設定条件を表1に示す。清掃部材であるウェブシートにオイルを含浸させて加熱ローラにオイルを供給する場合、記録紙1枚あたりのオイル供給量が、0.05〜0.1mgになるように調整した。第1クリーニング手段における記録紙1枚あたりのオイル供給量は、ウェブシートに対するオイルの含浸量と圧接ローラによるウェブシートの加熱ローラに対する押圧荷重とによって調整される。
本発明の定着装置40を搭載する場合の第2クリーニング手段の設定条件は、次のようである。オイル供給ローラ55の外装部材53にゴアテックス(商品名)を用い、記録紙1枚あたりのオイル供給量が0.01〜0.02mgになるように調整した。第2クリーニング手段42における記録紙1枚あたりのオイル供給量は、前述のように、芯体部材52に形成される貫通孔51の数、孔径、外装部材53の繊維密度などによって調整される。
Figure 2007155859
画像形成は、次のようにして行った。まず、JIS−P0138に規定されるA4サイズの記録紙にハーフトーン画像1000枚を形成した後、画像形成装置を3分間放置した。3分間放置した後、記録紙の通紙間に電子写真感光体の前後回転を伴うシングル通紙のモードで、記録紙5枚に画像形成した。画像形成した5枚のうち、最も汚れの発生し易い1枚目の記録紙を目視観察し、汚れの発生の状態を評価した。評価基準は、以下のようである。
○:汚れ発生なし
△:汚れが発生しているが、標準原稿の記録画像の中で目立たない程度
×:汚れが目立ち、画質上問題あり
表2に汚れの状態について目視試験した結果を設定条件とともに合わせて示す。記録紙の汚れを目視観察した結果、汚れは用紙剥離爪の先端部で発生しているものが大半であることから、加熱ローラ側に設けられる第1用紙剥離爪の部分に発生する汚れの評価については便宜上「上爪」の汚れで表し、加圧ローラ側に設けられる第2用紙剥離爪の部分に発生する汚れの評価については便宜上「下爪」の汚れで表した。
さらに、「上爪」、「下爪」のいずれについても、画像形成装置の操作側に配されている用紙剥離爪による汚れの評価についてはフロント(F)を付記して表し、操作側の反対側である奥側に配されている用紙剥離爪による汚れの評価についてはリア(R)を付記して表した。本実施例の定着装置では、上爪および下爪ともに、F側に4個、R側に4個の合計8個備えられる。したがって、F側およびR側の評価において、目視試験の結果が複数のレベルに分れて表記されることがある。
また、表2中で、清掃部材の材質については、(アラミド+ポリエステルシート)をNで略記し、紙をPで略記した。
加熱ローラ側にオイルを含浸させていないオイルレスのウェブシートを用い、加圧ローラ側にオイル供給ローラを用いる本発明の定着装置40の構成をとる試験番号6および8では、加熱ローラ側および加圧ローラ側のいずれにおいても汚れの発生が防止され良好な画質の定着画像が得られている。
加熱ローラ側にオイルを含浸させていないオイルレスのウェブシートを用い、加圧ローラ側にオイル供給ローラを用いない試験番号5および7では、加圧ローラ側の下爪による顕著な汚れが発生する。
加熱ローラ側にオイルを含浸させたウェブシートを用い、加圧ローラ側にオイル供給ローラを用いない試験番号1〜4では、加圧ローラ側の汚れ発生が防止されるけれども、加熱ローラ側に顕著な汚れが発生する。
加熱ローラ側にオイルを含浸させたウェブシートを用い、加圧ローラ側にオイル供給ローラを用いない場合の試験番号1〜3から、圧接ローラの押圧荷重の増加は、若干汚れの程度を軽減するけれども、汚れの発生を防止するに至らないことが判る。
なお、試験番号6と8との比較から判るように、ウェブシートの材質である(アラミド+ポリエステルシート)と紙との間に特に大きな有意差は認められなかった。
Figure 2007155859
本発明の実施の一形態である定着装置40の構成を簡略化して示す側面から見た断面図である。 図1に示す定着装置40の第2クリーニング手段42の部分を示す拡大図である。 定着装置40に記録紙が通紙されない場合における加圧ローラ13に塗布されるオイルの流れを示す図である。 定着装置40に記録紙が通紙される場合における加圧ローラ13に塗布されるオイルの流れを示す図である。 本発明のもう一つの実施形態である画像形成装置70の構成を簡略化して示す側部断面図である。 従来の定着装置1の構成を簡略化して示す側面から見た断面図である。 帯状の清掃部材を用いる従来の定着装置11の構成を簡略化して示す側面から見た断面図である。 定着装置11において用紙剥離爪16,17の先端部付近にトナーとオイルとの混合物が堆積する状態を説明する図である。
符号の説明
11,40 定着装置
12 加熱ローラ
13 加圧ローラ
14 第1温度センサ
15 第2温度センサ
16 第1の用紙剥離爪
17 第2の用紙剥離爪
23 記録紙
41 第1クリーニング手段
42 第2クリーニング手段
43 清掃部材
44 圧接ローラ
45 送出ローラ
46 巻取ローラ
47 第1ガイドローラ
48 第2ガイドローラ
51 貫通孔
52 芯体部材
53 外装部材
54 オイル
70 画像形成装置

Claims (6)

  1. 未定着現像剤による画像が形成された記録媒体を、一対の回転体である加熱ローラと加圧ローラとで形成される圧接部に通過させることによって、未定着現像剤を記録媒体上に溶融し固着する定着装置において、
    加熱ローラの表面に当接するように設けられ、加熱ローラの表面に付着する現像剤を清掃する第1クリーニング手段と、
    加圧ローラの表面に当接するように設けられ、加圧ローラの表面に付着する現像剤を清掃するとともに、加圧ローラの表面に対して離型性を促進するオイルを供給する第2クリーニング手段とを含み、
    第1クリーニング手段は、
    加熱ローラの表面に当接するように設けられて加熱ローラの表面を清掃する帯状の清掃部材と、清掃部材が当接される加熱ローラに対して清掃部材を押圧するように設けられる圧接ローラと、予めコイル状に巻きまわされた帯状の清掃部材を送出す送出ローラと、送出ローラから送出されて加熱ローラの表面を清掃した清掃部材を巻取る巻取ローラとを有することを特徴とする定着装置。
  2. 第1クリーニング手段の帯状の清掃部材は、オイルが含浸されていないオイルレス部材であることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 第2クリーニング手段は、
    円筒形状を有し、円筒の筒壁を貫通する複数の貫通孔が形成される芯体部材と、
    繊維状素材からなり芯体部材の外周面上に層状に設けられる外装部材と、
    離型性を促進するオイルであって芯体部材の筒内の空間に収容されるオイルとを含むことを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
  4. 加熱ローラと加圧ローラとの圧接部を通過した記録媒体を加熱ローラから剥離させる第1用紙剥離爪と、
    加熱ローラの温度を検出する温度センサとを含み、
    第1クリーニング手段は、
    加熱ローラの回転方向に関して第1用紙剥離爪と温度センサとの間に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の定着装置。
  5. 加熱ローラと加圧ローラとの圧接部を通過した記録媒体を加圧ローラから剥離させる第2用紙剥離爪を含み、
    第2クリーニング手段は、
    加圧ローラの回転方向に関して第2用紙剥離爪よりも下流側に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の定着装置。
  6. 電子写真方式で印字画像を形成する画像形成装置であって、前記請求項1〜5のいずれか1つに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。

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