JPH1165343A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JPH1165343A
JPH1165343A JP23907397A JP23907397A JPH1165343A JP H1165343 A JPH1165343 A JP H1165343A JP 23907397 A JP23907397 A JP 23907397A JP 23907397 A JP23907397 A JP 23907397A JP H1165343 A JPH1165343 A JP H1165343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release material
pressure roller
roller
fixing
fixing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP23907397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kodaira
康弘 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1165343A publication Critical patent/JPH1165343A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 離型材すり抜け現象の防止と、両面時のオフ
セット、巻き付きの防止とを図ることができる定着装置
を提供する。 【解決手段】 加熱ローラ10と加圧ローラ20を中心
に構成され、それぞれに定着側離型材塗布手段30と加
圧側離型材塗布手段40が備えられる。また加圧ローラ
20の外周部には、加圧側離型材塗布手段40の下流側
にあって上方近傍に、離型材規制手段50が設けてあ
る。離型材規制手段50は、加圧ローラ20の軸方向に
延びる板状の規制ブレード53を有しており、この規制
ブレード53のエッジ面は軸方向に凹型となっている。
また、加圧ローラ20よりも長く形成されており、規制
ブレード53の平板面あるいはホルダ部52に、離型材
回収用の穴を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、FAX、
プリンタ等の画像形成装置において、未定着トナー像を
用紙に定着する定着装置に関し、特に、離型材を使用す
る両面複写可能な定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】定着ローラと、定着ローラに圧接される
加圧ローラと、定着側離型材塗布手段と、加圧側離型材
塗布手段とを備え、さらに加圧ローラ側に、この加圧ロ
ーラに当接する離型材規制手段を備える定着装置が知ら
れている。ここで、定着ローラ、加圧ローラは共に、剛
体上に複数の弾性層を被覆して構成されている。また、
定着側離型材塗布手段は、トナー及び転写紙の(定着ロ
ーラからの)離型性を向上させるために用いられ、加圧
側離型材塗布手段は、両面複写時の離型性を向上させる
ために用いられる。また、加圧ローラ側に設けた離型材
規制手段は、加圧ローラに離型材を均一にならす機能と
クリーニング機能を有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、加圧ローラの
離型材規制部材が加圧ローラより短く設定されていた。
この場合、規制部材の端部が用紙の通紙幅より長くて
も、加圧ローラの表面に離型材が回り込み、用紙に離型
材が付着する場合があった。
【0004】また、離型材規制部材がゴム等の弾性部材
の場合は、両端部のエッジの見掛けのゴム硬度が低くな
るため圧力が抜けやすく、従来のように、規制部材がロ
ーラ長より短い場合は、端部付近で離型材がすり抜けや
すい傾向にあった。
【0005】さらに、ゴム等の弾性部材の加工方法によ
っては、両端部が突き出したり垂れたりし、エッジの同
一線上での圧力に差が生じることにより、離型材のすり
抜けが起こり、用紙裏面に離型材が付着することがあっ
た。
【0006】図6は従来例の離型材すり抜けを示す説明
図である。(a)は離型材規制部材1のエッジ高さがフ
ラットの場合を示す。エッジ端部付近の見掛けのゴム硬
度が中央部より低くなるため、加圧ローラ2に加わる圧
力は、中央部F1よりも端部F2,F3の方が低くなる
ことにより、図のように、端部にすり抜けAが発生す
る。(b)は離型材規制部材1がゴムブレードタイプの
場合を示す。この場合、加工上カッター流れにより、入
口側ではブレード中央部よりも高さが低くなるため、図
のようにすり抜けAが発生しやすくなる。また、従来、
加圧ローラ側の離型材規制部材の裏面に溜まった離型材
を離型材塗布部材に再回収するに際し、離型材規制部材
がゴムブレード方式の場合、ゴムの両端部もしくはホル
ダ部の両端部からしか回収できなかった。しかし、これ
では離型材塗布手段に回収される場所が加圧ローラの非
通紙部になってしまい、毛細管現象で通紙部が浸るまで
には時間が掛かり、両面連続通紙等により裏面にオフセ
ット、巻き付き等が発生しやすかった。
【0007】図7(a),(b),(c),(d)は従
来例の離型材回収に関する不具合を示す説明図である。
離型材規制部材1の裏面1b〔表面1a;(同図
(b)〕に回り込んだ離型材Eが離型材塗布部材3に回
収される様子を示している。B面に離型材Eが回り込む
理由は、定着ローラ4に接する離型材塗布部材5の離型
材Eがニップの上流側に溜まり、待機状態(静止時)に
加圧側まで流れ落ちるためである〔同図(d)〕。符号
Bは裏面1bに溜まった離型材、Cはブレードの中央部
付近まで広がった離型材、Dは離型材塗布部材3に落ち
る離型材、を示す。
【0008】本発明は、本発明は上記の問題を解決する
ために、離型材すり抜け現象の防止と、両面時のオフセ
ット、巻き付きの防止とを図ることができる定着装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、定着ローラと、定着ローラ
に圧接される加圧ローラと、定着側離型材塗布手段と、
加圧側離型材塗布手段とを備え、さらに加圧ローラ側
に、この加圧ローラに当接する離型材規制手段を備える
定着装置において、離型材規制手段を構成する離型材規
制ブレードの加圧ローラ当接面を、軸方向両端部が高く
なる凹形状としたことを特徴とするものである。
【0010】また請求項2記載の発明は、定着ローラ
と、定着ローラに圧接される加圧ローラと、定着側離型
材塗布手段と、加圧側離型材塗布手段とを備え、さらに
加圧ローラ側に、この加圧ローラに当接する離型材規制
手段を備える定着装置において、離型材規制ブレードの
軸方向長さは、加圧ローラ表層の長さより長く設定され
ていることを特徴とするものである。
【0011】また請求項3記載の発明は、請求項1また
は請求項2記載の発明において、離型材規制ブレードの
加圧ローラ当接面と直角の面、あるいは離型材規制ブレ
ードを保持するホルダ部に離型材回収用の穴を形成する
ことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の定着装置の基
本構成図である。本定着装置は、ヒータ11を内蔵し剛
体に複数の弾性層を被覆した定着ローラ10と、同じく
ヒータ21を内蔵し剛体に複数の弾性層を被覆した加圧
ローラ20とを中心に構成されている。
【0013】定着ローラ10の外周部には、トナー及び
用紙の離型性を向上させるために、定着ローラ10の外
周面に離型材を塗布する定着側離型材塗布手段30を設
ける。また、加圧ローラ20の外周底部にも加圧側離型
材塗布手段40を設ける。また、加圧ローラ20の外周
部にあって、加圧側離型材塗布手段40の下流側(加圧
ローラ20の反時計回り方向回転における下流側)近傍
かつ上方には、離型材規制手段50が設けてある。
【0014】定着側離型材塗布手段30は、液状の離型
材を貯蔵するタンク31と、離型材含浸用のフェルト部
材32と、2つの塗布ローラ33とを有している。タン
ク31内の離型材は、フェルト部材32、2つの塗布ロ
ーラ33を介して、時計回り方向回転する定着ローラ1
0の外周面に塗布される。
【0015】加圧側離型材塗布手段40は、この例では
2層のスポンジ41を有している。加圧側離型材塗布手
段40は両面コピー時に機能を発揮するものであるが、
両面コピー時においても未定着画像が加圧ローラ20表
面に触れることはないため、離型材を極力規制するよう
に離型材規制手段50を設けている。
【0016】離型材規制手段50は、コイルばね51に
より加圧ローラ20の外周面に圧接される規制ブレード
53を有している。規制ブレード53はホルダ部52に
支持されている。
【0017】規制ブレード53は、加圧側離型材塗布手
段40の下流側の上部に位置して、加圧ローラ20表面
の離型材を規制しているため、規制により加圧ローラ2
0表面から掻き落とされた離型材(符号Fで示す)は、
スポンジ41の上に落下し、再回収されるようになって
いる。
【0018】上面に未定着トナー像Tを載せた用紙Pは
上流側から定着装置に向けて搬送され、定着ローラ10
と加圧ローラ20のニップNを通過する過程で未定着ト
ナー像Tは用紙Pに定着される。
【0019】図2は本発明の定着装置における規制ブレ
ードの第1実施形態を示す図である。この実施形態の規
制ブレード53は、加圧ローラ20と当接するエッジ面
53aが加圧ローラ20の軸方向に凹型に形成されてい
る。即ち、従来発生していた軸方向端部付近の圧力逃げ
を抑えるために、故意に端部を持ち上げた形状となって
いる。これにより、端部の圧力F2,F3は中央の圧力
F1と略等しくなり、離型材のすり抜けに対して余裕を
持つことができる。
【0020】図3は本発明の定着装置における規制ブレ
ードの第2実施形態を示す図である。この実施形態の規
制ブレード53は、加圧ローラ20の軸方向長さより長
く形成されている。そして、(a)ではエッジ面53a
がフラットの場合を、また(b)ではエッジ面53aの
両端部の高さが異なる場合をそれぞれ示す。
【0021】規制ブレード53を加圧ローラ20よりも
長くすると、ブレード端部の圧力F2,F3が加圧ロー
ラ20の外に逃げるようになり、(a)のようにエッジ
面53aがフラットの場合、通紙幅内のブレード圧力F
2′,F1,F3′は、F1≒F2′≒F3′となる。
【0022】また、(b)のように、カッター流れによ
るエッジ高さの違いが発生した場合でも、加圧ローラ2
0の外に外れるか、または加圧ローラ20の非通紙部に
収まることにより、用紙裏面の離型材付着を無くすこと
ができる。
【0023】図4は本発明の定着装置における加圧ロー
ラ側での規制材の回収の様子を示す斜視図である。板状
の規制ブレード53の長手方向全域にわたって、図にお
ける表面(加圧ローラ回転方向では下流側の面)から裏
面(表面、裏面はエッジ面53aと直角な面である)
に、貫通する穴53bを適宜間隔で多数形成している。
このようにすると、通紙範囲の離型材も下方のスポンジ
41上に再回収することができる。従って、裏面に溜ま
った離型材(符号Gで示す)は直ちに加圧側離型材塗布
手段40のスポンジ41に回収され、毛細管現象により
加圧ローラ20まで離型材が広がる時間も短縮化するこ
とが可能となる。
【0024】図5は離型材規制手段における離型材回収
用の穴の各形成例を示す斜視図である。(a)は図4と
同様に、規制ブレード53に穴53bを形成したもので
ある。この他(b)に示すように、規制ブレード53を
保持するホルダ部52に穴52aを形成してもよい。
【0025】本発明の実施の形態の定着装置は、加熱ロ
ーラ10と加圧ローラ20を中心に構成され、それぞれ
に定着側離型材塗布手段30と加圧側離型材塗布手段4
0が備えられる。また加圧ローラ20の外周部には、加
圧側離型材塗布手段40の下流側にあって上方近傍に、
離型材規制手段50が設けてある。
【0026】離型材規制手段50は、加圧ローラ20の
軸方向に延びる板状の規制ブレード53を有しており、
この規制ブレード53のエッジ面53aは軸方向に凹型
となっている。また、加圧ローラ20よりも長く形成さ
れており、規制ブレード53の平板面あるいはホルダ部
52に、離型材回収用の穴53bあるいは52aを形成
している。従って、離型材すり抜け現象を防止し、かつ
離型材の回収能率を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、離型材規
制手段を構成する離型材規制ブレードの加圧ローラ当接
面を、軸方向両端部が高くなる凹形状としたので、離型
材がすり抜けるのを抑えることができるため、用紙裏面
の離型材付着の無い良好な複写を行うことができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、離型材規制
ブレードの軸方向長さは、加圧ローラ表層の長さより長
く設定されているので、離型材の規制ブレード端部から
の回り込み及び当接面からのすり抜けを防止でき、上記
と同様の効果を奏する。
【0029】請求項3記載の発明によれば、離型材規制
ブレードの加圧ローラ当接面と直角の面、あるいは離型
材規制ブレードを保持するホルダ部に離型材回収用の穴
を形成するので、規制ブレードの加圧ローラ当接面から
回り込んだ離型材が離型材塗布手段に対してスムーズ
に、かつ通紙部に極力近いところに再回収されるため、
両面複写時のトナー離型または用紙巻き付きの余裕度を
上げることができる。従って、オフセット等の異常画像
や、用紙巻き付き等の搬送不良の無い良好な複写を可能
にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置の基本構成図である。
【図2】本発明の定着装置における規制ブレードの第1
実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の定着装置における規制ブレードの第2
実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の定着装置における加圧ローラ側での規
制材の回収の様子を示す斜視図である。
【図5】離型材規制手段における規制材回収用の穴の各
形成例を示す斜視図である。
【図6】従来例の離型材すり抜けを示す説明図である。
【図7】従来例の離型材回収に関する不具合を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 定着ローラ 11 ヒータ 20 加圧ローラ 21 ヒータ 30 定着側離型材塗布手段 31 タンク 32 フェルト部材 33 塗布ローラ 40 加圧側離型材塗布手段 41 スポンジ 50 離型材規制手段 51 コイルばね 52 ホルダ部 52a 穴 53 規制ブレード 53a エッジ面 53b 穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと、定着ローラに圧接される
    加圧ローラと、定着側離型材塗布手段と、加圧側離型材
    塗布手段とを備え、さらに加圧ローラ側に、この加圧ロ
    ーラに当接する離型材規制手段を備える定着装置におい
    て、 離型材規制手段を構成する離型材規制ブレードの加圧ロ
    ーラ当接面を、軸方向両端部が高くなる凹形状としたこ
    とを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 定着ローラと、定着ローラに圧接される
    加圧ローラと、定着側離型材塗布手段と、加圧側離型材
    塗布手段とを備え、さらに加圧ローラ側に、この加圧ロ
    ーラに当接する離型材規制手段を備える定着装置におい
    て、 離型材規制ブレードの軸方向長さは、加圧ローラ表層の
    長さより長く設定されていることを特徴とする定着装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の定着装置
    において、 離型材規制ブレードの加圧ローラ当接面と直角の面、あ
    るいは離型材規制ブレードを保持するホルダ部に離型材
    回収用の穴を形成することを特徴とする定着装置。
JP23907397A 1997-08-20 1997-08-20 定着装置 Pending JPH1165343A (ja)

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JP23907397A JPH1165343A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 定着装置

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JP23907397A JPH1165343A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 定着装置

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JPH1165343A true JPH1165343A (ja) 1999-03-05

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ID=17039455

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JP23907397A Pending JPH1165343A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 定着装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7260352B2 (en) 2003-12-09 2007-08-21 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device cleaning device and image forming device
US7897221B2 (en) * 2005-05-10 2011-03-01 Bridgestone Corporation Production of blade for office appliances
US9183572B2 (en) 2005-10-25 2015-11-10 Curtis M. Brubaker System and method for obtaining revenue through the display of hyper-relevant advertising on moving objects

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