JP5347320B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
〔1〕 回動可能に設けられる第1ニップ形成部材と、前記第1ニップ形成部材の下に回動可能に設けられる第2ニップ形成部材と、が当接して定着ニップ部を形成可能に配置され、オイルを保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬されるオイル槽と、該オイル槽から溢れたオイルを受け止めるオイル受けと、前記オイル槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流側でかつ定着ニップ部の手前に設けられ第2ニップ形成部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材と、を有するオイル塗布装置を備える定着装置。
〔2〕 前記オイル塗布装置は、オイル槽とオイル規制部材の間に、第2ニップ形成部材に接触して該第2ニップ形成部材の表面をクリーニングするクリーニング部材を有する前記〔1〕に記載の定着装置。
〔3〕 前記オイル塗布装置は、オイル槽のオイル液面をオイル飛散防止部材で覆っている前記〔1〕に記載の定着装置。
〔4〕 前記オイル受けは、前記オイル槽の全体を収容する前記[1]〜[3]のいずれかに記載の定着装置。
〔5〕 前記オイル槽のオイル液面は、前記第1ニップ形成部材に対し加圧状態にある前記第2ニップ形成部材の下端よりも高い位置にあり、かつ、前記オイル槽の底面は、前記第1ニップ形成部材に対し脱圧状態にある前記第2ニップ形成部材の下端に接触しない前記[1]〜[4]のいずれかに記載の定着装置。
〔6〕 前記第2ニップ形成部材は、該第2ニップ形成部材の回転開始時において、前記オイル槽に浸漬される前記[1]〜[4]のいずれかに記載の定着装置。
〔7〕 前記オイル受けは、オイルを回収するオイルタンクへの排出口を有する前記[1]〜[6]のいずれかに記載の定着装置。
〔8〕 前記オイル飛散防止部材は、前記オイル槽および前記オイル受けの液面上であって、前記第2ニップ形成部材の浸漬部分を除く領域を覆っている前記[3]に記載の定着装置。
〔9〕 前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の定着装置を備える画像形成装置。
そこで、発明者らは、加圧ローラの下側に比較的スペースを確保しやすいことに着目し、鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。
図3に示すように、本発明に係る定着装置100は、定着カバー100cの内部に、定着ローラ11及び加熱ローラ14に一定のテンションで架け渡された第1ニップ形成部材である定着部材(定着ベルト12)と、該定着部材(定着ベルト12)に対して下側で回転自在に圧接し定着ニップ部Nを形成する第2ニップ形成部材である加圧部材(加圧ローラ13)と、前記定着ニップ部Nのシート排出側であって先端が定着部材(定着ベルト12)に近接して配置され該定着部材(定着ベルト12)へのシートPの巻き付きを防止する分離爪16aと、前記定着ニップ部Nのシート排出側であって先端が加圧部材(加圧ローラ13)に当接して配置され該加圧部材(加圧ローラ13)へのシートPの巻き付きを防止する分離爪16bと、クリーニングウェブを押し付けて定着ベルト12のクリーニングを行うクリーニング機構17と、を備える。
ここまでが定着装置100の基本構成であり、従来の定着装置の構成と同様である。
すなわち、本発明に係る定着装置100は、回動可能に設けられる第1ニップ形成部材(定着部材(定着ベルト12))と、前記第1ニップ形成部材の下に回動可能に設けられる第2ニップ形成部材(加圧部材(加圧ローラ13))と、が当接して定着ニップ部(定着ニップ部N)を形成可能に配置されており、オイル(オイルO)を保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬されるオイル槽(オイル槽22a(サブオイルパン22a1))と、該オイル槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流側でかつ定着ニップ部の手前に設けられ第2ニップ形成部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材(ブレード22b)と、を有するオイル塗布装置(オイル塗布装置22)を備える。
(S11) まず定着装置100の駆動が開始されると、定着ベルト12の回転駆動が始まり、ついで加圧ローラ13が加圧脱圧手段によって定着ベルト12に一定の圧力で当接して定着ニップ部Nを形成する。これと同時に加圧ローラ13は定着ベルト12に回動によりつれ回りを開始する。なお、加圧ローラ13が駆動回転する構造であってもよい
(S12) 加圧ローラ13が回転を開始すると、オイル槽22a(サブオイルパン22a1)に浸漬されている加圧ローラ13のローラ表面が、オイルOが付着した状態で定着ニップ部N方向に引き上げられる。
(S13) ついで、加圧ローラ13の表面に付着したオイルOがクリーニングフェルト22cを通過して固形の不純物が取り除かれる。
(S14) つぎに、加圧ローラ13表面のオイルOの付着がブレード22bにより幅方向に均一になるように規制され、その状態で定着ニップ部Nに移動する。
図5では、オイル槽22aのオイル液面をオイル飛散防止部材22dで覆っている状態を示している。詳しくは、オイル槽22aのサブオイルパン22a1及びメインオイルパン22a2の液面上であって、加圧ローラ13の浸漬部分を除く領域をオイル飛散防止部材22dで覆っている。また、クリーニングフェルト22cの下にあたるオイル液面を覆うことは省略してもよい。これにより、加圧ローラ13の回転やその他の振動などによってオイル槽22aのオイル液面からオイルOが飛散し、周辺装置やシートPに付着して汚染することを防止することができる。
図7に、本発明に係る画像形成装置であるタンデム型のカラー複写機の構成を示す。
カラー複写機200は、装置本体中央部に位置する画像形成部200Aと、該画像形成部200Aの下方に位置する給紙部200Bと、画像形成部200Aの上方に位置する図示しない画像読取部を有する高速機であり、画像形成部200Aに前述した定着装置100を組み込んでいる。
ついで、定着ニップ部Nから排出されたシートPは排出経路に沿ってスタッカ215へ送り出される。
オイル循環機構250は、使用するオイルを保持するオイルタンク251と、圧電素子を用いたオイルポンプ252と、オイルポンプ252から定着装置100のオイル塗布装置21までをつなぐ搬送経路253と、オイル塗布装置21における余剰オイルを受けるオイル受け254と、オイル受け254のオイルをオイル塗布装置22まで搬送するチューブ255と、オイル塗布装置22からオイルタンク251までをつなぐ搬送経路256と、を備える。なお、オイルタンク251,オイルポンプ252,搬送経路253,256は定着装置100の外部にあり、オイル受け254,チューブ255は定着装置100の内部にある。また、オイルタンク251は、内部のオイル残量を検知するオイルニアエンドセンサ251aを有する。
すなわち、画像形成処理が開始されると、例えば総量4Lほどのシリコーンオイルが貯蔵されたオイルタンク251からオイルポンプ252が該オイルをポンプアップして搬送経路253を経由させてオイル塗布装置21に3g/min程度の供給速度で投入する。
つぎに、オイル受け254でオイル塗布装置21における余剰オイルが集められ、チューブ255を経由して加圧ローラ13側のオイル塗布装置22のサブオイルパン22a1に搬送する。
ついで、オイル塗布装置22で使用されたオイルについてフィルターで不純物を取り除いた後、搬送経路256を経由させてオイルタンク251に回収する。
12,92 定着ベルト
13,85 加圧ローラ
13a 加圧ベルト
13b バックアップ部材
13h,14h,86,87 ヒータ
14,83 加熱ローラ
14a ヒートパイプ
15 テンションローラ
16a,16b 分離爪
17 クリーニング機構
21,22 オイル塗布装置
22a オイル槽
22a1 サブオイルパン
22a2 メインオイルパン
22b ブレード
22c クリーニングフェルト
22d オイル飛散防止部材
96 オイルパン
100 定着装置
100c 定着カバー
200 画像形成装置
200A 画像形成部
200B 給紙部
201 光書込み装置
202Y,202C,202M,202K 帯電装置
203Y,203M,203C,203K 現像装置
204Y,204M,204C,204K 1次転写装置
205Y,205C,205M,205K 感光体
210 転写ベルト
211 従動ローラ
212 転写ローラ
215 スタッカ
220 給紙トレイ
250 オイル循環機構
251 オイルタンク
251a オイルニアエンドセンサ
252 オイルポンプ
253,256 搬送経路
254 オイル受け
255 チューブ
O オイル
P シート(記録媒体)
R1 塗布ローラ
R3 オイル塗布機能部品
R11,R14,R15 ローラ
T トナー
Claims (9)
- 回動可能に設けられる第1ニップ形成部材と、
前記第1ニップ形成部材の下に回動可能に設けられる第2ニップ形成部材と、が当接して定着ニップ部を形成可能に配置され、
オイルを保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬されるオイル槽と、
該オイル槽から溢れたオイルを受け止めるオイル受けと、
前記オイル槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流側でかつ定着ニップ部の手前に設けられ第2ニップ形成部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材と、を有するオイル塗布装置を備える定着装置。 - 前記オイル塗布装置は、オイル槽とオイル規制部材の間に、第2ニップ形成部材に接触して該第2ニップ形成部材の表面をクリーニングするクリーニング部材を有する請求項1に記載の定着装置。
- 前記オイル塗布装置は、オイル槽のオイル液面をオイル飛散防止部材で覆っている請求項1に記載の定着装置。
- 前記オイル受けは、前記オイル槽の全体を収容する請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
- 前記オイル槽のオイル液面は、前記第1ニップ形成部材に対し加圧状態にある前記第2ニップ形成部材の下端よりも高い位置にあり、
かつ、前記オイル槽の底面は、前記第1ニップ形成部材に対し脱圧状態にある前記第2ニップ形成部材の下端に接触しない請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。 - 前記第2ニップ形成部材は、該第2ニップ形成部材の回転開始時において、前記オイル槽に浸漬される請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
- 前記オイル受けは、オイルを回収するオイルタンクへの排出口を有する請求項1〜6のいずれかに記載の定着装置。
- 前記オイル飛散防止部材は、前記オイル槽および前記オイル受けの液面上であって、前記第2ニップ形成部材の浸漬部分を除く領域を覆っている請求項3に記載の定着装置。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の定着装置を備える画像形成装置。
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