JP2002287555A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2002287555A
JP2002287555A JP2001088327A JP2001088327A JP2002287555A JP 2002287555 A JP2002287555 A JP 2002287555A JP 2001088327 A JP2001088327 A JP 2001088327A JP 2001088327 A JP2001088327 A JP 2001088327A JP 2002287555 A JP2002287555 A JP 2002287555A
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shape
nip
fixing roller
nip portion
rotating body
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JP2001088327A
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Shuhei Mori
周平 毛利
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離板の第1の回転体側の側縁と記録材との
接触圧力が一部に集中することに起因する弊害の発生を
抑制することができる定着装置を提供する。 【解決手段】 剥離板14をニップ出口13aの形状に
沿う形状とし、その剥離板14を定着ローラ11に対し
その軸方向に沿うようにして近接配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置に
おける定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の定着装置として、ニップ
部から排出される記録材を回転体から剥離させる剥離板
を備えたものが知られている。この定着装置において、
剥離板は、ニップ部よりも回転体の回転方向下流となる
位置で同回転体に近接配置されている。そして、その剥
離板の回転体側の側縁がニップ部から排出される記録材
に接触することで、回転体から記録材が剥離されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の定着
装置の場合、ニップ部から排出される記録材の姿勢と剥
離板の回転体側の側縁の形状とが大きく相違する。この
ために、剥離の際に、両者が一部のみで接触して、その
接触圧力が一部の接点のみに集中することになり、例え
ば画像欠陥の発生、剥離不良など、種々の弊害を招くお
それがある。
【0004】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、剥離板の回転体側の側縁と記録材との接触
圧力が一部に集中することに起因する弊害の発生を抑制
することができる定着装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、第1の回転体と、該第
1の回転体との間にニップ部を形成する第2の回転体と
を備え、前記ニップ部で記録材を挟持搬送して該記録材
上の未定着トナー像を定着する定着装置において、前記
ニップ部から排出される記録材に接触して該記録材を第
1の回転体から剥離させる剥離板を前記第1の回転体の
軸方向に沿って配置するとともに、該剥離板を前記ニッ
プ部の出口の形状に沿う形状としたことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、外径寸法が両端
部で大きく中央部で小さい逆クラウン形状又は外径寸法
が両端部で小さく中央部で大きいクラウン形状をなす第
1の回転体と、該第1の回転体との間にニップ部を形成
する第2の回転体とを備え、前記ニップ部で記録材を挟
持搬送して該記録材上の未定着トナー像を定着する定着
装置において、前記ニップ部から排出される記録材に接
触して該記録材を第1の回転体から剥離させる剥離板を
前記第1の回転体の軸方向に沿って配置するとともに、
該剥離板を前記第1の回転体の軸方向の外形形状に沿う
形状としたことを要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
電子写真方式の画像形成装置における定着装置に具体化
した第1実施形態について図面に基づき説明する。
【0008】電子写真方式の画像形成装置には、電子写
真プロセスを実行する各ユニットとして、原画像に基づ
く潜像を感光体上に形成する露光装置、前記潜像からト
ナー像を形成する現像装置、及び前記トナー像を用紙
(記録材)上に転写する転写装置が備えられている。定
着装置は、これらの装置の下流に配置され、転写装置に
よって用紙上に転写された未定着トナー像を用紙上に定
着する定着プロセスを実行すると同時に、用紙搬送機能
も兼ねている。
【0009】図1(a)及び図3は、本実施形態におけ
る定着装置を示す概略構成図である。これらの図に示す
ように、定着装置には、熱源としてハロゲンランプ11
aを内蔵した第1の回転体としての定着ローラ11と、
第2の回転体としての加圧ローラ12とが備えられてい
る。定着ローラ11と加圧ローラ12は略平行に配置さ
れ、図示しない付勢手段によって所定の押圧力でもって
互いに接触されている。そして、定着ローラ11と加圧
ローラ12の間には、両ローラ11,12の接触面によ
り、ニップ部13が形成されている。
【0010】図1(b)は、そのニップ部13の形状を
示す斜視図である。同図に示すように、ニップ部13
は、ニップ幅(ニップ部13の用紙搬送方向における寸
法)が両端部で広く中央部で狭い、いわゆる逆クラウン
形状をなしている。ちなみに、両端部におけるニップ幅
と中央部におけるニップ幅との差D1は、0.5〜2m
m程度が好ましい。尚、図1(b)においては、便宜
上、その差D1を誇張して示している。
【0011】本実施形態では、定着ローラ11及び加圧
ローラ12に外径寸法が両端部で大きく中央部で小さ
い、いわゆる逆クラウン形状のものを使用することで、
ニップ部13の形状を逆クラウン形状としている。尚、
図1(a)においては、便宜上、各ローラ11,12の
逆クラウン量を誇張して示している。
【0012】定着ローラ11は、図示しない駆動手段に
より図3の矢印A方向に回転駆動されるようになってい
る。一方、加圧ローラ12は定着ローラ11に従動して
同定着ローラ11とは逆方向、すなわち図3の矢印B方
向に回転可能となっている。その結果、ニップ部13で
挟持される用紙Pは各ローラ11,12の回転方向下流
に向かって、すなわち図3の矢印C方向に搬送されるよ
うになっている。
【0013】定着ローラ11の近傍には、ニップ部13
から排出される用紙Pを定着ローラ11から剥離させる
ための剥離板14が配置されている。剥離板14は、ニ
ップ部13よりも定着ローラ11の回転方向下流となる
位置において、定着ローラ11の軸方向に沿うようにし
て定着ローラ11に近接配置され、支持部材15によっ
て支持固定されている。また、この剥離板14は、少な
くとも用紙Pの画像領域(印字可能領域)の全幅にわた
って定着ローラ11の軸方向に連続して存在するように
なっている。
【0014】図2は剥離板14の断面を示す図である。
同図に示すように、剥離板14は、幅方向(定着ローラ
11の軸方向)における中央部が定着ローラ11側に突
出した円弧状の断面形状をなすよう湾曲形成されてい
る。この剥離板14の幅方向(定着ローラ11の軸方
向)における曲率は、ニップ部13の出口(ニップ出口
13a)の定着ローラ11の軸方向における曲率と略同
一に設定され、これにより剥離板14(剥離板14の定
着ローラ11側の側縁)がニップ出口13aの形状に沿
う形状となっている。尚、図1(b)及び図2において
は、便宜上、ニップ出口13aの曲率及び剥離板14の
曲率をそれぞれ誇張して示している。
【0015】図示しない転写装置から定着装置へと搬送
された用紙Pは、定着ローラ11と加圧ローラ12間の
ニップ部13に挟持され、このニップ部13で用紙Pに
対し圧力及び熱が加わることで、用紙P上の未定着トナ
ー像が定着固定される。そして、定着プロセスの後、溶
融したトナーによって用紙Pが定着ローラ11に付着し
て同ローラ11に巻き付くようにしてニップ部13から
排出された場合には、その用紙Pに対して剥離板14の
定着ローラ11側の側縁が接触することで定着ローラ1
1から用紙Pが剥離される。
【0016】本実施形態によって得られる効果につい
て、以下に記載する。 (1) 本実施形態によれば、剥離板14(剥離板14
の定着ローラ11側の側縁)がニップ出口13aの形状
に沿う形状となっている。ニップ部13から排出される
用紙Pの姿勢は、通常、ニップ出口13aの形状に依存
するので、剥離板14(剥離板14の定着ローラ11側
の側縁)をニップ出口13aの形状に沿う形状とするこ
とによって、剥離板14の形状(剥離板14の定着ロー
ラ11側の側縁の形状)をニップ部13から排出される
用紙Pの形状に近似させることができる。これによっ
て、剥離の際の、剥離板14の定着ローラ11側の側縁
と用紙Pとの接点が増えるので、両者の接触圧力が一部
に集中することに起因する弊害の発生を抑制することが
できる。
【0017】(2) 従来、ニップ部から排出される記
録材を回転体から剥離させる剥離部材として剥離爪を備
えた定着装置が知られている。しかしこの場合、剥離部
材が定着ローラの軸方向において点在しているのみであ
るため、定着ローラから剥離された用紙が再度定着ロー
ラに付着するおそれがある。しかし、本実施形態の剥離
部材(剥離板14)は、板状であって定着ローラ11の
軸方向に連続して存在しているため、用紙Pが定着ロー
ラ11に再付着するおそれがない。
【0018】(3) ニップ部13の形状が逆クラウン
形状であるため、用紙Pの搬送方向後端部の幅方向中央
部に紙シワ(後端シワ)ができるのを防ぐことができ
る。これは、ニップ部13における用紙Pの搬送速度が
両端部で速く中央部で遅いために、用紙Pの搬送方向後
端部に幅方向両側に向かって引張る力が作用するためで
ある。ちなみに、後端シワができやすい長尺の用紙P
(例えばA3サイズの用紙など)の場合に特に効果的で
ある。
【0019】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態について説明する。尚、以下の各実施形
態においては、第1実施形態の構成と同一又は相当する
構成については同一の符号を付してその説明を一部省略
し、異なる構成を中心に説明する。
【0020】図4(a)は本実施形態における定着装置
を示す概略構成図である。本実施形態においては、定着
ローラ11及び加圧ローラ12に外径寸法が両端部で小
さく中央部で大きい、いわゆるクラウン形状のものが使
用されている。尚、図4(a)においては、便宜上、各
ローラ11,12のクラウン量を誇張して示している。
そして、図4(b)に示すように、両ローラ11,12
間に形成されるニップ部13は、ニップ幅が両端部で狭
く中央部で広い、いわゆるクラウン形状をなしている。
ちなみに、両端部におけるニップ幅と中央部におけるニ
ップ幅との差D1は、0.5〜2mm程度が好ましい。
尚、図4(b)においては、便宜上、その差D1を誇張
して示している。
【0021】図5は剥離板14の断面を示す図である。
同図に示すように、剥離板14は、幅方向(定着ローラ
11の軸方向)における中央部が定着ローラ11とは反
対側に突出した円弧状の断面形状をなすよう湾曲形成さ
れている。この剥離板14の幅方向(定着ローラ11の
軸方向)における曲率は、ニップ出口13aの定着ロー
ラ11の軸方向における曲率と略同一に設定され、これ
により剥離板14(剥離板14の定着ローラ11側の側
縁)がニップ出口13aの形状に沿う形状となってい
る。尚、図4(b)及び図5においては、便宜上、ニッ
プ出口13aの曲率及び剥離板14の曲率をそれぞれ誇
張して示している。
【0022】本実施形態によれば先に記載した(1)及
び(2)の効果が得られるほか、以下の効果が得られ
る。 (4) ニップ部13の形状がクラウン形状であるた
め、ニップ部13から排出される用紙Pの姿勢を安定化
することができ、用紙Pの波打ち現象を効果的に抑制す
ることができる。これは、ニップ部13における用紙P
の搬送速度が両端部で遅く中央部で速いために、用紙P
の搬送方向前端部の幅方向中央部に前方に向かって引張
る力が作用して用紙Pの腰が増すためである。
【0023】(第3実施形態)次に、本発明を具体化し
た第3実施形態について説明する。図6(a)は本実施
形態における定着装置を示す概略構成図である。本実施
形態においては、定着ローラ11及び加圧ローラ12に
外径寸法が軸方向において均一なものが使用されてい
る。そして、図6(b)に示すように、両ローラ11,
12間に形成されるニップ部13は、両端部と中央部で
ニップ幅が等しい長方形状をなしている。
【0024】図7は剥離板14の断面を示す図である。
同図に示すように、剥離板14は平板状に形成され、こ
れにより剥離板14(剥離板14の定着ローラ11側の
側縁)がニップ出口13aの形状に沿う形状となってい
る。
【0025】本実施形態によれば、先に記載した(1)
及び(2)の効果が得られる。 (第4実施形態)次に、本発明を具体化した第4実施形
態について説明する。
【0026】図8は本実施形態における定着装置を示す
概略構成図である。本実施形態においては、第1実施形
態の場合と同様、定着ローラ11及び加圧ローラ12に
逆クラウン形状のものが使用される。ただし、両ローラ
11,12間のニップ部13の形状は逆クラウン形状に
限定されない。
【0027】図9は、図8の9−9線における断面図で
ある。同図に示すように、剥離板14は、幅方向(定着
ローラ11の軸方向)における中央部が定着ローラ11
側に突出した円弧状の断面形状をなすよう湾曲形成され
ている。この剥離板14の幅方向(定着ローラ11の軸
方向)における曲率は、定着ローラ11の軸方向の曲率
と略同一に設定され、これにより剥離板14(剥離板1
4の定着ローラ11側の側縁)が定着ローラ11の軸方
向の外形形状に沿う形状となっている。尚、図8及び図
9においては、便宜上、各ローラ11,12の逆クラウ
ン量及び剥離板14の曲率を誇張して示している。
【0028】本実施形態によれば先に記載した(2)の
効果が得られるほか、以下の効果が得られる。 (5) 本実施形態によれば、剥離板14(剥離板14
の定着ローラ11側の側縁)が定着ローラ11の軸方向
の外形形状に沿う形状となっている。先に述べたように
ニップ部13から排出される用紙Pの姿勢は、通常、ニ
ップ出口13aの形状に依存するが、例えば用紙Pの厚
みが薄かったり、用紙Pの搬送方向先端の余白幅が小さ
かったり、大量のトナーが用紙P上に担持されるような
ケースでは、ニップ出口13aの形状に依存せず、用紙
Pは激しく定着ローラ11に付着して同ローラ11に巻
き付いた状態でニップ部13から排出される。この場合
には、剥離板14(剥離板14の定着ローラ11側の側
縁)を定着ローラ11の軸方向の外形形状に沿う形状と
することによって、剥離板14の形状(剥離板14の定
着ローラ11側の側縁の形状)をニップ部13から排出
される用紙Pの形状に近似させることができる。これに
よって、剥離の際の、剥離板14の定着ローラ11側の
側縁と用紙Pとの接点が増えるので、前記第1〜第3実
施形態の場合と同様、両者の接触圧力が一部に集中する
ことに起因する弊害の発生を抑制することができる。
【0029】(第5実施形態)次に、本発明を具体化し
た第5実施形態について説明する。図10は本実施形態
における定着装置を示す概略構成図である。本実施形態
においては、第2実施形態の場合と同様、定着ローラ1
1及び加圧ローラ12にクラウン形状のものが使用され
る。ただし、両ローラ11,12間のニップ部13の形
状はクラウン形状に限定されない。
【0030】図11は、図10のA−A線における断面
図である。同図に示すように、剥離板14は、幅方向
(定着ローラ11の軸方向)における中央部が定着ロー
ラ11とは反対側に突出した円弧状の断面形状をなすよ
う湾曲形成されている。この剥離板14の幅方向(定着
ローラ11の軸方向)における曲率は、定着ローラ11
の軸方向の曲率と略同一に設定され、これにより剥離板
14(剥離板14の定着ローラ11側の側縁)が定着ロ
ーラ11の軸方向の外形形状に沿う形状となっている。
尚、図10及び図11においては、便宜上、各ローラ1
1,12のクラウン量及び剥離板14の曲率を誇張して
示している。
【0031】本実施形態によれば、先に記載した(2)
及び(5)の効果が得られる。尚、前記各実施形態を次
のように変更して構成することもできる。 ・ 前記第1実施形態では、定着ローラ11及び加圧ロ
ーラ12の形状を逆クラウン形状とすることでニップ部
13の形状を逆クラウン形状としたが、逆クラウン形状
のニップ部13を実現する方法はそれに限定されない。
例えば、定着ローラ11及び加圧ローラ12に外径寸法
が軸方向において均一なものを用い、両ローラ11,1
2を所定の押圧力でもって互いに接触させる付勢手段の
付勢力を両ローラ11,12の軸方向両端部で大きくす
ることによって逆クラウン形状のニップ部13を実現し
てもよい。また、ローラ11,12表面の弾性層の硬度
や厚さ、ローラ11,12の芯金の剛性等を軸方向で変
化させるなどの手段で逆クラウン形状のニップ部13を
実現してもよい。
【0032】・ 前記第2実施形態では、定着ローラ1
1及び加圧ローラ12の形状をクラウン形状とすること
でニップ部13の形状をクラウン形状としたが、クラウ
ン形状のニップ部13を実現する方法はそれに限定され
ない。例えば、定着ローラ11及び加圧ローラ12に外
径寸法が軸方向において均一なものを用い、両ローラ1
1,12を所定の押圧力でもって互いに接触させる付勢
手段の付勢力を両ローラ11,12の軸方向中央部で大
きくすることによってクラウン形状のニップ部13を実
現してもよい。また、ローラ11,12表面の弾性層の
硬度や厚さ、ローラ11,12の芯金の剛性等を軸方向
で変化させるなどの手段でクラウン形状のニップ部13
を実現してもよい。
【0033】・ 前記第3実施形態では、定着ローラ1
1及び加圧ローラ12に外径寸法が軸方向において均一
なものを使用することで、ニップ部13を両端部と中央
部でニップ幅が等しい長方形状としたが、長方形状のニ
ップ部13を実現する方法はそれに限定されない。例え
ば、定着ローラ11の形状を逆クラウン形状、加圧ロー
ラ12の形状をクラウン形状とし、それと同時に定着ロ
ーラ11の逆クラウン量と加圧ローラ12のクラウン量
を等しくすることで、両端部と中央部でニップ幅が等し
い長方形状のニップ部13を実現してもよい。
【0034】・ 前記第4実施形態では加圧ローラ12
の形状を逆クラウン形状としたが、加圧ローラ12の形
状はそれに限定されるものでなく、クラウン形状でもよ
いし外径寸法が軸方向において均一のものでもよい。
【0035】・ 前記第5実施形態では加圧ローラ12
の形状をクラウン形状としたが、加圧ローラ12の形状
はそれに限定されるものでなく、逆クラウン形状でもよ
いし外径寸法が軸方向において均一のものでもよい。
【0036】・ 前記第1、第2、第4及び第5実施形
態においては、予め湾曲形成された剥離板14を使用し
たが、定着プロセスの際の熱によって所定の曲率に撓む
ような平板状の剥離板を使用するように変更してもよ
い。ここで、定着プロセスの際の熱によって所定の曲率
に撓む平板状の剥離板とは、具体的には、熱膨張率の異
なる材料を貼り合わせて構成されるものであって、その
熱膨張率の差によって所定の曲率に撓むように設計され
る。
【0037】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 ・ 前記ニップ部の形状を、ニップ幅が両端部で広く中
央部で狭い逆クラウン形状としたことを特徴とする請求
項1に記載の定着装置。このように構成すれば、用紙の
搬送方向後端部の幅方向中央部に紙シワ(後端シワ)が
できるのを防ぐことができる。
【0038】・ 前記ニップ部の形状を、ニップ幅が両
端部で狭く中央部で広いクラウン形状としたことを特徴
とする請求項1に記載の定着装置。このように構成すれ
ば、ニップ部から排出される用紙の姿勢を安定化するこ
とができ、用紙の波打ち現象を効果的に抑制することが
できる。
【0039】・ 請求項1又は請求項2に記載の定着装
置を備えた画像形成装置。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項2
に記載の発明によれば、剥離板の第1の回転体側の側縁
と記録材との接触圧力が一部に集中することに起因する
弊害の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1実施形態における定着装置を概略
的に示す斜視図、(b)はそのニップ部の形状を示す斜
視図。
【図2】図1(a)の2−2線における断面図。
【図3】同実施形態の定着装置を概略的に示す側面図。
【図4】(a)は第2実施形態における定着装置を概略
的に示す斜視図、(b)はそのニップ部の形状を示す斜
視図。
【図5】図4(a)の5−5線における断面図。
【図6】(a)は第3実施形態における定着装置を概略
的に示す斜視図、(b)はそのニップ部の形状を示す斜
視図
【図7】図6(a)の7−7線における断面図。
【図8】第4実施形態における定着装置を概略的に示す
斜視図。
【図9】図8の9−9線における断面図。
【図10】第5実施形態における定着装置を概略的に示
す斜視図。
【図11】図10のA−A線における断面図。
【符号の説明】
P 記録材としての用紙 11 第1の回転体としての定着ローラ 12 第2の回転体としての加圧ローラ 13 ニップ部 13a ニップ部の出口としてのニップ出口 14 剥離板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転体と、該第1の回転体との間
    にニップ部を形成する第2の回転体とを備え、前記ニッ
    プ部で記録材を挟持搬送して該記録材上の未定着トナー
    像を定着する定着装置において、 前記ニップ部から排出される記録材に接触して該記録材
    を第1の回転体から剥離させる剥離板を前記第1の回転
    体の軸方向に沿って配置するとともに、該剥離板を前記
    ニップ部の出口の形状に沿う形状としたことを特徴とす
    る定着装置。
  2. 【請求項2】 外径寸法が両端部で大きく中央部で小さ
    い逆クラウン形状又は外径寸法が両端部で小さく中央部
    で大きいクラウン形状をなす第1の回転体と、該第1の
    回転体との間にニップ部を形成する第2の回転体とを備
    え、前記ニップ部で記録材を挟持搬送して該記録材上の
    未定着トナー像を定着する定着装置において、 前記ニップ部から排出される記録材に接触して該記録材
    を第1の回転体から剥離させる剥離板を前記第1の回転
    体の軸方向に沿って配置するとともに、該剥離板を前記
    第1の回転体の軸方向の外形形状に沿う形状としたこと
    を特徴とする定着装置。
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