JP2000010428A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2000010428A
JP2000010428A JP10174695A JP17469598A JP2000010428A JP 2000010428 A JP2000010428 A JP 2000010428A JP 10174695 A JP10174695 A JP 10174695A JP 17469598 A JP17469598 A JP 17469598A JP 2000010428 A JP2000010428 A JP 2000010428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材両面に画像を形成する際に発生するシ
ワを、加熱用回転体と加圧用回転体との接触圧を高めて
も確実に低減でき、高速複写を可能とする定着装置を提
供する。 【解決手段】 回転駆動される加熱用回転体1と圧接し
て従動回転される加圧用回転体2と、少なくとも加熱用
回転体を加熱する加熱手段11とを有し、加熱用回転体
1と加圧用回転体2とで記録材3を狭持搬送し、同記録
材上の未定着トナー4を加熱溶融して定着して記録材の
両面3a,3bに対して画像を形成可能な定着装置を基
本構成とし、記録材の第1面3aに画像を形成する時よ
りも記録材の第2面3bに画像を形成する時に、加圧用
回転体2に対する負荷トルクを小さくする手段10を用
いて変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱用回転体と加
圧用回転体とで記録材を狭持搬送し、記録材上の未定着
トナーを加熱溶融して定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した画像形成装置
は、プリンター及び複写機などに適用され、高速性及び
高画質という利点から、近年その普及がめざましい。電
子写真方式は、ドラムやベルト状の感光体に代表される
像担持体上に画像情報に応じた潜像を形成し、トナーを
用いて潜像をトナー像として現像してさらに紙やOHP
に用いられる樹脂製のフィルム等の記録材上にトナー像
を転写し、定着装置でトナー像を定着させる過程をと
る。環境保護や資源の有効利用の観点から、画像を記録
材の両面に形成する両面複写が近年その重要度を増して
いる。実際に、記録材表面(以下第1面)に現像・転写
・定着により画像形成を行い、次にその反対面となる記
録材裏面(以下第2面)にも同様に画像を形成する両面
複写可能な画像形成装置が多数実現されている。
【0003】定着装置では、発熱ローラ方式が現在最も
一般的に使われている定着方法である。発熱ローラ方式
の構成は、加熱用回転体となる加熱用ローラ及び加圧用
回転体となる加圧用ローラを対で備え、この2つのロー
ラをバネなどで互いに押し付けあい相互圧接部(以下
「ニップ部」と記す)を設け、記録材上の未定着のトナ
ー画像を狭持搬送することにより熱溶融して記録材上に
定着している。この発熱ローラ方式の大きな課題の一つ
として、ニップ部に記録材を通すと記録材にシワが発生
し易いことが挙げられる。このため以前より、シワ発生
を抑えるためにさまざまな解決案が提示されている。よ
く使われる対策としては、ローラ形状を逆クラウン状に
することがある。これにより記録材端部の搬送速度が記
録材中央部よりも速くなり、記録材後端を広げる力が発
生しシワを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような定
着装置を用いて記録材の第2面に画像形成を行うと、記
録材後端にシワが発生し易いという問題がでてきて、上
記逆クラウン状ローラの対策をとってもシワの発生が有
効に抑制できない事がわかった。この問題はカラー画像
形成装置において顕著に発生し、また、形成する画像の
位置によっても影響を受ける。すなわち、第1面の画像
が記録材の中央部に形成され、記録材端部が白紙の時
に、シワが高い頻度で発生する。これは、第1面の画像
部と白紙部表面の表面状態が異なり記録紙中央の画像部
が滑りやすくなっているため、第2面に画像を形成する
場合に、第1面の画像部と加圧用ローラ(従動側)との
間で滑りが生じる。このため、第1面の画像部と加圧用
ローラとの摩擦抵抗が低減し、第2面に駆動側となる加
熱用ローラから駆動力がかかるため、第2面に画像を形
成するときには、記録材中央部の搬送速度が第1面の時
よりも速くなり、記録材の中央方面に力を受けることに
よって後端に縦方向の紙シワが発生してしまう。
【0005】このような、両面画像形成時に発生するシ
ワ対策として、加熱用回転体と加圧用回転体の表面にシ
リコンゴム層を設け、このシリコンゴム層の厚さ及び各
ローラのニップ部の幅をそれぞれ実験値により規定し
て、シワの発生しない領域で画像定着を行う定着装置が
提案されている(特開平6−301306号公報)。具
体的には、定着ローラ及び加圧ローラのそれぞれの弾性
層の厚さの和を4mm以上とし、これら弾性層の層厚差
を1mm以下としてニップ部の幅を確保し、接触圧を3
0kgf以下に抑えることにより紙シワの発生を防止し
ている。しかし、特開平6−301306号公報では、
接触圧を30kgf以下に低く保つことでシワを低減さ
せており、高い接触圧を必要とする高速な画像形成には
適用できないという課題を有している。本発明は、記録
材の両面に画像を形成する際に発生するシワを、加熱用
回転体と加圧用回転体との接触圧を高めても確実に低減
でき、高速複写を可能とする定着装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
駆動力を与えられ回転する加熱用回転体と、加熱用回転
体に対向配置され、この部材と圧接することにより従動
回転する加圧用回転体と、少なくとも加熱用回転体を加
熱する加熱手段とを有し、記録材の第1面への画像形成
時と比較して、記録材の第2面に画像形成する時に加圧
用回転体へかかる負荷トルクを小さくする手段を備え、
記録材の第1面と第2面への画像形成時における加圧用
回転体に対する負荷トルクを変更可能としている。請求
項2記載の発明は、加圧用回転体に対して接離可能に設
けられ、加圧用回転体を押圧する負荷部材で、記録材の
第1面と第2面への画像形成時における加圧用回転体へ
の負荷トルクを制御可能としている。
【0007】請求項3記載の発明は、負荷部材をオイル
塗布部材で構成して、負荷部材とオイル塗布部材との共
通化を図りながら、記録材の第1面と第2面への画像形
成時における加圧用回転体への負荷トルクを制御可能と
するとともに、加圧用回転体の表面にオイルを塗布し
て、記録材の剥離性を高めている。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図2に示す定着装置は、図示しない両面複写対応の
カラー画像形成装置の一例となるフルカラー複写機に装
着されるものである。定着装置は、加熱用回転体として
の定着ローラ1と、これに対向配置された加圧用回転体
としての加圧ローラ2とを有し、紙やOHP(オーバヘ
ッドプロジエクタ)に用いる樹脂シート状の記録材3を
挟持搬送して、第1面3aや第2面3bに転写された未
定着トナー像4を、加圧しながら加熱溶融して定着する
ものである。トナー像4は、図示しない画像形成装置の
転写部で記録紙3上に転写されたものである。
【0009】定着ローラ1は外部から駆動力を与えら
れ、図2において時計回り方向に回転する。定着ローラ
1は、芯金1a上に弾性層1bを被覆している構成を採
っている。芯金1aはローラ状のアルミ、鉄及びその合
金が主に用いられることが多く、ローラ内に内設された
加熱手段となるハロゲンヒータ11による発熱で高温と
なる。弾性層1bは加圧ローラ2との相互圧接部となる
ニップ部16を大きくし、また、画像光沢を得るために
被覆されており、芯金1a上にシリコンゴムで形成され
ている。この例では、定着ローラ1がシリコンゴムの弾
性層1bを備えているが、弾性層1bを持たない構成で
も良い。定着ローラ1の外径は60mm、弾性層1bの厚
みは1〜3mmに適宜設定されている。
【0010】弾性層1bには、離型用オイルを塗布する
ためのオイル塗布フェルト5が当接され、その回転方向
下流側にオイル量を規制するためのオイルブレード6が
当接されている。離型用オイルはジメチルシリコーンオ
イルで、粘度は300CSのものを用いている。本実施
例では、オイル塗布フェルト5とオイルブレード6とを
有するオイル塗布機構により、オイル塗布量をA4サイ
ズあたり10mg以下(2〜10mg)に規制すること
を可能としている。弾性層1bにはクリーニングローラ
7及び分離爪9が当接され、クリーニングローラ7には
スクレーパ8が当接されている。
【0011】加圧ローラ2は定着ローラ1と圧接されて
いて、定着ローラ1の回転駆動により図2において反時
計回り方向に従動回転する。加圧ローラ2は、定着ロー
ラ1と同様に芯金2a上に弾性層2bを被覆されてい
る。加圧ローラ2の外径は60mm、弾性層の厚みは1〜
4mmに設定されている。定着ローラ1と加圧ローラ2に
よるニップ部16の幅W(用紙搬送方向のニップ部の長
さ)は9.5mm、定着速度は180mm/sである。
また、本構成では加圧ローラ2にも、加熱手段となるハ
ロゲンヒータ12が内設されていて、高温に発熱される
ようになっている。無論ハロゲンヒータ12はなくても
よい。両ローラの接触圧は、約80kgf程度に設定さ
れている。この接触圧は、1分間に6枚、記録材3にカ
ラー画像を定着する場合の接触圧である。両ローラの接
触圧は、この例に限定されるものではなく、単位時間当
りに定着(印刷)する記録材3の枚数に応じた一般的な
接触圧であればよく、少なくとも30kgfよりも大き
い接触圧とする。
【0012】加圧ローラ2の外周近傍には、記録材3の
紙粉や埃を掻き取るための加圧ローラブレード13と、
記録材3の第2面3bにトナー像4を定着して複写画像
を形成するときに、第1面3aへの画像形成時と比較し
て負荷トルクを小さくする手段となる負荷部材10とが
配置されている。加圧ローラブレード13は、弾性層2
bに摺接するように設けられている。
【0013】負荷部材10は、第1面3aに画像を形成
するときは図2,図3に示すように加圧ローラ2と接触
し、第2面3bに画像を形成するときには、図1に示す
ように加圧ローラ2から離れるように接離自在に設けら
れている。負荷部材10は、離型用オイルを塗布するた
めのオイル塗布フェルトからなるオイル塗布部材であ
り、加圧ローラ2の回転トルクの負荷部材として作用す
る構成としている。つまり、加圧ローラ2は、負荷部材
10によってその負荷トルクを制御される。加負荷部材
10として用いたオイル塗布部材は、オイルを含浸させ
たフェルトに限定されるものではなく、回転可能なロー
ラであってもよい。この場合、スポンジあるいはそれに
類似する含浸性のある部材でローラを構成し、このロー
ラに離型用オイルを含浸させて使用しても良い。あるい
は、含浸性のない部材でローラを構成した場合、離型用
オイルを適宜ローラ表面に供給し、それから加圧ローラ
2に供給するようにしても良い。
【0014】図1、図2、図3に示した定着装置の駆動
系に付いて説明する。図4に示すように、定着ローラ1
にはシャフト14が一体回転可能に設けられている。シ
ャフト14の一端には、駆動力入力ギヤ17が固着され
ている。この駆動力入力ギヤ17には、図示しない駆動
モータで回転される出力ギア19が噛合して、駆動モー
タからの駆動力が伝達される。シャフト14は、図示し
ない側板に回転可能に支持されている。加圧ローラ2
は、軸15と一体的に設けられ、この軸15の両端部に
設けられた軸受18,18によって支持され回転可能と
なっている。軸受18,18は図示しない側板に設けら
れている。
【0015】このような構成の定着装置の動作を説明す
る。未定着のトナー像4を担持した記録材3は、図3の
右から左方向に搬送され、定着ローラ1と加圧ローラ2
とが圧接されたニップ部16を通過することで熱と圧力
によりトナー像4が記録材3上に溶融して画像部140
として定着される。
【0016】ここで、第1面3aにトナー像4が担持さ
れていれば、記録材3は図3に示すように第1面3aに
画像部140が形成されて分離爪9によって定着ローラ
1より剥離され、定着装置から図示しない排紙トレイに
排紙される。両面複写する場合であれば、記録材3は第
2面3bにトナー像4が担持され、第1面3aが加圧ロ
ーラ2に接触して移動して、ニップ部16を通過するこ
とで第2面3bにトナー像4が定着されて図示しない排
紙トレイに排紙される。
【0017】本発明者は、記録材3への画像定着時にお
いて負荷部材10を加圧ローラ2に接離する実験を行っ
たところ、次のように結果を得られた。この実験では、
第1面3aを形成した後一旦装置を停止して、機外にお
いて定着装置から加圧ローラ2への負荷部材10(オイ
ル塗布部材)を除いた後、第2面3bを形成する実験
で、記録材3に発生するシワの確認を行った。
【0018】以下、実験の概要を示すと、A4サイズの
用紙を縦方向に搬送して画像を形成した。紙の幅は21
0mmで、形成した画像幅は120mmである。まず加圧ロ
ーラ2に負荷部材10を圧接させて第2面3bに画像部
140を形成したところ3枚中3枚とも用紙の後端にシ
ワが発生した。それに対し、負荷部材10を外して、つ
まり、加圧ローラ2から離間して第2面3bに画像部1
40を形成したところ、3枚中3枚とも用紙にはシワが
発生しなかった。なお、第1面3aに画像を形成する際
には、負荷部材10と加圧ローラ2との接触、離間何れ
の場合でもシワは発生しなかった。
【0019】加圧ローラ2へのオイル塗布と負荷の影響
を分離して確認するため、オイル塗布機能を備えた負荷
部材10でなく、加圧ローラ2の回転自体の負荷となる
ように、非通紙領域にオイル塗布機能を備えない負荷部
材10を圧接する構成により実験を行った結果も上記と
同様の結果となった。なお、第2面3bへの画像形成時
に離型用オイルを供給しなくても、特に画像の乱れは観
察されなかった。
【0020】上記実験により、加圧ローラ2の負荷トル
クを調整することで記録紙3のシワ発生を抑制できるこ
とが確認できた。このため、加熱ローラ1と加圧ローラ
2との接触圧を従来例のように低下させなくて済み、高
速な画像形成に対応することができる。
【0021】負荷トルクがシワに影響を与える理由とし
ては、記録材3の摩擦係数が白紙部と画像部140とで
異なっており、画像部すなわち、本例では記録材3の中
央部がスリップして搬送速度が速くなるときに、従動側
となる加圧ローラ2に対する負荷トルクの小さい方が、
記録材3の中央部と白紙部(両側部)との速度差が小さ
くなるからであると考えられる。
【0022】従来例のように、加熱ローラと加圧ローラ
の接触圧を30kgfとして充分なニップ部の幅を得よ
うとすると、ローラを構成するゴム層を厚くせざるをえ
ない。一般にゴムは金属等に比べて熱伝導率がよくない
ので、従来例の構成で充分なニップ部の幅を得ようとす
ると、両ローラの加熱時間が長くなり、加熱エネルギー
を増加させなければなりません。この点、本実施例のよ
うに負荷トルクでシワの発生を防止すると、両ローラの
接触圧を低くする必要がなく、各ローラの加熱時間や加
熱エネルギーの増大を防止でき、省エネルギーで素早く
確実な定着を行える。このような定着装置を画像形成装
置に装着することで、省エネを図りながら印刷速度を早
められる。
【0023】本実施例では、加圧ローラ2に対する負荷
トルクを小さくする手段を、加圧ローラ2に負荷部材1
0を接離させる構成としているが、これに限定されるも
のではない。この手段としては加圧ローラ2にギアを取
り付けて、これを駆動する図示しない駆動モータのトル
クを第1面3aと第2面3bに画像を形成する時に変動
させたり、加圧ローラ2にギアを取り付けて、このギア
で駆動される図示しない排紙ローラ等の被駆動部材を回
転トルクを、被駆動部材を加圧ローラ2に対して接離あ
るいは変動させることにより第1面3aと第2面3bに
画像を形成する時に変動させるようにしてもよい。ある
いは、加圧ローラ2の軸15に周知の電磁ブレーキを設
けて電気的に負荷トルクの変動を制御したり、あるいは
加圧ローラ2の軸受18,18の回転抵抗を機械的に変
更したりする構成でも良い。
【0024】軸受18,18の回転抵抗を機械的に変更
する例としては、上述のように加圧ローラ2にギアを取
り付けて駆動若しくは負荷トルクを変動させるものが挙
げられる。これは第1面3aの形成時にはギアに対する
駆動力伝達を行わずに加圧ローラ2を従動とし、第2面
3bの形成時にはこのギアに駆動力を与えるという構成
であればよい。
【0025】また、本実施例ではカラー画像を定着させ
る構成で、トナーなどの画像形成剤との離型性を確保す
るために、各ローラ1,2の表面に離型用オイルを塗布
しているが、これを塗布しない構成でもよい。離型用オ
イルを塗布しない場合には、離型性を高めるため10か
ら30ミクロン程度のフッ素系樹脂層を各ローラ1,2
の表面に形成することが望ましい。
【0026】図5、図6は、定着装置の変形例を示す
が、以下、上述した実施例と同一の構成に関しては同一
符号を付し詳細な説明は省略する。図5に示す定着装置
は、加熱手段となるハロゲンヒータ22を内設され、軸
23と一体回転するローラ21を加熱ローラ1と並設
し、このローラ21と加熱ローラ1とに巻きかけたベル
ト20を加熱用回転体としたものである。このベルト2
0は、加圧ローラ2と圧接されていて、加圧ローラ2と
の相互圧接部をニップ部16としている。この例では、
オイル塗布フェルト5、オイルブレード6、クリーニン
グローラ7及び分離爪9がベルト20の外周面20aに
当接されている。
【0027】図6に示す定着装置は、軸35,36に各
々支持されたローラ31,32に巻きかけたベルト33
を加熱用回転体としたもので、軸35,36の少なくと
も一方は駆動軸を構成する。ベルト33は、加熱手段と
なるハロゲンヒータ34を有する加熱加圧ユニット37
で加圧ローラ2に向かって凸設されている。この例で
は、加圧ローラ2が加熱加圧ユニット37に対向配置さ
れて、この対向部においてベルト33の表面33aに圧
接して相互圧接部をニップ部16としている。オイル塗
布フェルト5、オイルブレード6、クリーニングローラ
7及び分離爪9は、ベルト33の外周面33aに当接さ
れている。
【0028】このような構成としても、第2面3aへの
画像形成時に、負荷部材10を加圧ローラ2から離間さ
せることで、記録材3のシワの発生を上述の理由から確
実に防止することができる。
【0029】図5、図6では、加熱用回転体側をベルト
とし、加圧用回転体を加圧ローラ2としているが、加熱
用回転体に図1乃至図3に示す加熱ローラ1を用い、加
圧用回転体を図5、図6に示すように、ベルト状に構成
したものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、両面
画像形成時に、記録材後半に発生する縦シワの発生を確
実に抑えることができ、高速複写が可能となる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、負荷部材で
加圧用回転体を加圧しながらオイルが塗布されるので、
記録材後半に発生する縦シワの発生を確実に抑えて高速
複写を可能としながら、同時に記録材の剥離性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す定着装置の構成と両面
印刷時の状態を示す図である。
【図2】図1に示す定着装置における印刷前の状態を示
す図である。
【図3】図1に示す定着装置における片面印刷時の状態
を示す図である。
【図4】定着装置の駆動系の構成を示す図である。
【図5】本発明の変形例を示す定着装置の構成と動作を
示す図である。
【図6】本発明の変形例を示す定着装置の構成と動作を
示す図である。
【符号の説明】
1 加熱用回転体 2 加圧用回転体 3 記録材 3a 記録材の第1面 3b 記録材の第2面 4 未定着トナー 10 負荷部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される加熱用回転体と、この加熱
    用回転体と圧接して従動回転される加圧用回転体と、少
    なくとも上記加熱用回転体を加熱する加熱手段とを有
    し、上記加熱用回転体と上記加圧用回転体とで記録材を
    狭持搬送し、同記録材上の未定着トナーを加熱溶融して
    定着して上記記録材の両面に対して画像を形成可能な定
    着装置において、 上記記録材の第1面に画像を形成する時よりも上記記録
    材の第2面に画像を形成する時に、上記加圧用回転体に
    対する負荷トルクを小さくする手段を有すること特徴と
    する定着装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の定着装置において、 上記手段は、上記加圧用回転体の表面に対して接離可能
    に設けられ、同回転体を押圧する負荷部材であることを
    特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の定着装置において、 上記負荷部材がオイル塗布部材であることを特徴とする
    定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017015882A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017037188A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 株式会社リコー 定着装置、定着方法及び画像形成装置
JP2019197239A (ja) * 2019-08-26 2019-11-14 株式会社リコー 定着装置、定着方法及び画像形成装置

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JP2017015882A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017037188A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 株式会社リコー 定着装置、定着方法及び画像形成装置
JP2019197239A (ja) * 2019-08-26 2019-11-14 株式会社リコー 定着装置、定着方法及び画像形成装置

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