JP2517941Y2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2517941Y2
JP2517941Y2 JP1989087875U JP8787589U JP2517941Y2 JP 2517941 Y2 JP2517941 Y2 JP 2517941Y2 JP 1989087875 U JP1989087875 U JP 1989087875U JP 8787589 U JP8787589 U JP 8787589U JP 2517941 Y2 JP2517941 Y2 JP 2517941Y2
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roller
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恒夫 黒鳥
望月  学
一郎 鶴岡
勝博 越後
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は湿式複写機等に設置される定着装置、特に
ブロッタローラを改良した定着装置に関するものであ
る。
従来の技術 この出願の出願人は、先に第3図に示す定着装置を提
案した(特願昭63-82624号)。
この定着装置には、コンパクトで、かつ非加熱的で省
エネが期待できる等の点から、転写紙の未定着トナー中
に残存している溶剤(現像液)を吸収するブロッタロー
ラ12が設けられている。
すなわち、ブロッタローラ12はその表面にコットン
(綿をかためたもので一般には不織布)や合成皮などが
巻き付けられて構成されていて、感光体ドラム13の周囲
にスポンジローラ15と接触して回転可能に配設され、転
写チャージャ16によって転写されて送られてくる転写紙
Pの未定着トナー中に残存している溶剤を絞り取って吸
収するようになっている。
17はブロッタローラ12で溶剤が絞り取られた転写紙P
を加熱ローラ1側に搬送するベルト、18はブロッタロー
ラ12の表面に接触して配置されたクリーニングパット、
20はクリーニングホームローラ、21はクリーニングブレ
ード、22は液拡散板、23は排液穴、25は除電ランプ、26
はメインチャージャ、27は露光、28はイレーサ、また、
30,31は第1,第2現像ローラで、感光体ドラム13の表面
と微小隙間をおいて、該ドラムとは反対方向に回転可能
に配置されている。33はリバースローラで、感光体ドラ
ム13と同じ方向に回転可能に配置され、ドラム13上の余
分な現像液を掻き落とす。34,35,36はスクレーパ、37は
給紙ローラ、38,39は転写紙の搬送ガイド、40は現像ユ
ニットの外装体で、現像液の受け皿を兼ねている。42は
現像液汲上げ用ポンプ、43は該ポンプによって現像液収
容タンク44から汲み上げられた現像液を現像ローラ30,3
1に供給する管、45はこの供給管43の先端に設けられた
ノズル、46は排出穴47から排出される現像液を再使用の
ため元のタンク44へ排出する管、48は液面検知フロート
センサ、49はトナー濃度センサである。
また、1,2は転写紙Pの通紙経路を挾んで互いに圧接
するように配設された加熱ローラと加圧ローラで、加熱
ローラ1には加熱手段としてのヒータ3が内蔵されてい
る。5は加圧カム、6はばね、7はサーミスタ、8は温
度ヒューズ、10は分離爪、11はシリコーン塗布フェルト
である。
そして、前記の定着装置においては、感光体ドラム13
はコピー時には図示しない駆動装置によって矢印方向に
所定の速度で回転され、メインチャージャ26により一様
に帯電された後、露光27によって原稿像が投影されて潜
像が形成され、かつ作像領域外がイレーサ28により除電
される。感光体ドラム13上の潜像は第1,第2現像ローラ
30,31が配置された現像ユニットで現像され、図示しな
い給紙装置から給紙ローラ37を介して送られる転写紙P
へ転写チャージャ16により転写される。転写紙Pは転写
後、感光体ドラム13から分離されてブロッタローラ12と
スポンジローラ15のニップに入り込み、このニップを通
過する際にブロッタローラ12によりトナー中の溶剤が絞
り取られる。溶剤が絞り取られた転写紙Pはニップを通
過した後、搬送ベルト17により送られ、加熱ローラ1と
加圧ローラ2のニップを通過する際、加熱ローラ1のヒ
ータ3からの熱を受け、トナー像が定着されたうえ、排
出される。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記の定着装置におけるブロッターローラ
12は、コットンや合成皮などを表面に巻き付けてなるも
のであるため、ブロッタローラ12による溶剤の吸収がす
すみ、ブロッタローラ12中の溶剤量が多くなって飽和状
態となると、溶剤の溜りが生じて溶剤の吸収がそれ以上
できなくなり、吸収性が悪くなるなど溶剤の吸収に限界
があるとともに、耐久性も優れているとは言えなかっ
た。そのため、前記飽和状態下において、OHP用フィル
ムなど溶剤のしみ込みにくい転写紙では像流れが避けら
れなかった。
また、前記のようなブロッタローラ12の構成ではつな
ぎ目が生じて、均一な吸収ができない部分がある等の問
題点があった。
そこで、この考案は前記のような従来の問題点を解決
し、溶剤の吸収性がよくて耐久性向上に優れているとと
もに、OHP用フィルムなどの転写紙でも像流れの起きる
ことが少なくて品質のよい画像が得られ、しかも均一な
吸収ができる定着装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、この考案は、定着装置にお
いて、ブロッタローラをセラミック材など多孔質材層の
表面にシームレスのメッシュ部材が設けられたもので構
成し、かつこのブロッタローラに転写紙を押し付けるバ
ックアップローラを設けたことを特徴とするものであ
る。
作用 前記したブロッタローラの構成、すなわちセラミック
材など多孔質材層を有することにより、コットンや合成
皮などが表面に巻き付けられたブロッタローラよりも溶
剤吸収のキャパシテイが多くなって溶剤の吸収効果が持
続し易くなる。
このブロッタローラにおいてはメッシュ部材を用いる
ため、若干のメッシュ跡が発生するのは避けられない
が、これは熱延展性トナーを用いることによってなくす
ことができ、該メッシュ跡に基因する異常画像を防止す
ることが可能となる。
また、クリーニング部材でブロッタローラの表面に付
着したトナーが掻き取られ、ブロッタローラは前記メッ
シュ部材の目詰まりが起きるのが防止される。
実施例 第1図に示す実施例において、52はヒータ3を有する
加熱ローラ1と加圧ローラ2とによるローラ対の転写紙
Pの通紙方向上流側に設けられたブロッタローラ、53は
そのバックアップローラ、54はクリーニングローラであ
る。ブロッタローラ52は芯金52aとシームレスのメッシ
ュ部材52bとの間にセラミックス材などからなる多孔質
材層52cを有している。また、バックアップローラ53は
金属、樹脂などの剛性ローラからなっている。メッシュ
部材52bとしては100μメッシュのネット(シームレス)
が好ましく、ここではナイロンやテフロンなどがトナー
が付着しにくく良好である。55は搬送ガイド、56は中継
ガイドである。クリーニングローラ54はメッシュ部材52
bの100μメッシュのネットの開口部が目詰まりしないよ
うブラシでクリーニングできるようにこの実施例ではブ
ラシローラとなっている。
前記の構成下で、ブロッタローラ52による溶剤除去お
よび像流れの効果について、従来例と比較したところ、
下の表のような結果を得た。
尚、前記表におけるOHP用フイルムの像流れは第2図
に示した通りの巾24mmの黒ベタ原稿をOHP用フイルムで
作像通紙後に測定した。
この表に示されているようにOHP用フイルムの像流れ
についての従来例(1)(2)と、実施例(1)〜
(7)との相違はトナー中に占める溶剤含有量、すなわ
ちブロッタローラでの溶剤の吸収力の差であると考えら
れる。
また、この実施例では熱硬化性で、かつ熱延展性を有
するトナー(特開昭63-303382号)を用いているため、
メッシュ部材52bの当接により画像のベタ部に100μのメ
ッシュ跡が若干発生しても問題とならない。
したがって、ニップを形成させるための加圧を十分に
とっても画像品質に異常が起きることはない。前記にお
いて多孔質材層52cとしてフォームラバーなども有効で
あるが、表面のネットがたるまないようにするための注
意が必要であり、この実施例では硬度(ゴム硬度40°以
上)があれば問題ないことが確認されている。
考案の効果 この考案は前記のようであるので、請求項1に記載の
考案は、ブロッタローラはセラミック材など多孔質材層
からなるので、前記のように溶剤の吸収能力が従来の倍
近く優れたものとなり、また耐久性に富むのに加えてそ
の表面のメッシュ部材がシームレスになっているため、
従来のコットンや合成皮などのようなつなぎ目が生ぜ
ず、常に均一な吸収ができるのに加え、長寿命化、高信
頼性を期待することができ、また請求項2に記載の考案
は、トナーとして、熱延展性を有するトナーを用いたの
で、ブロッタローラの表面のメッシュ部材によって発生
するメッシュ跡にトナーが流れ込んで、このメッシュ跡
を解消することができ、また請求項3に記載の考案は、
ブロッタローラの表面に付着するトナーを掻き取るクリ
ーニング部材を設けたので、ブロッタローラの使用によ
って発生した目詰まりを解消することができる等によっ
て、品質のよい画像を得ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の正面図、第2
図はOHP要フイルムの像流れを示す平面図、第3図は従
来例を示す全体正面図である。 1……加熱ローラ、2……加圧ローラ、3……ヒータ、
52……ブロッタローラ、52a……芯金、52b……メッシュ
部材、52c……多孔質材層、53……バックアップロー
ラ、54……クリーニングローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 越後 勝博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平2−71286(JP,A) 特開 昭55−41405(JP,A) 実開 昭57−40975(JP,U) 実開 昭55−181263(JP,U) 特公 昭51−28034(JP,B2) 実公 昭53−33568(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のトナーを用いて現像を行ない、得ら
    れたトナー像を転写紙に転写し、この転写された後の転
    写紙を、その未定着トナー中に残存している溶剤をブロ
    ッタローラで吸収したうえ、トナー像転写面側に直接接
    触させて配置した加熱手段により加熱してトナー像の定
    着を行なうようになっている定着装置において、前記ブ
    ロッタローラをセラミック材など多孔質材層の表面にシ
    ームレスのメッシュ部材が設けられたもので構成し、か
    つこのブロッタローラに転写紙を押し付けるバックアッ
    プローラを設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】トナーとして、熱延展性を有するトナーを
    用いることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】ブロッタローラの表面に付着するトナーを
    掻き取るクリーニング部材を設けたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の定着装置。
JP1989087875U 1989-07-25 1989-07-25 定着装置 Expired - Lifetime JP2517941Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128034A (ja) * 1974-08-30 1976-03-09 Tomasu Supedeingu Oribaa Gorufuaakunrenyosochi
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