JPH0271286A - 湿式複写機の定着装置 - Google Patents
湿式複写機の定着装置Info
- Publication number
- JPH0271286A JPH0271286A JP823089A JP823089A JPH0271286A JP H0271286 A JPH0271286 A JP H0271286A JP 823089 A JP823089 A JP 823089A JP 823089 A JP823089 A JP 823089A JP H0271286 A JPH0271286 A JP H0271286A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- transfer paper
- paper
- heating
- toner image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 113
- 239000002904 solvent Substances 0.000 claims abstract description 39
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 28
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 8
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 claims description 7
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 claims description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000007790 scraping Methods 0.000 claims description 5
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 4
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 3
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 2
- 230000035515 penetration Effects 0.000 abstract 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 130
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 23
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 23
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 18
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 16
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 13
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 10
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 229920003225 polyurethane elastomer Polymers 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 4
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 4
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- 229910001651 emery Inorganic materials 0.000 description 3
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 241000274582 Pycnanthus angolensis Species 0.000 description 2
- -1 and among them Polymers 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 2
- 239000003208 petroleum Substances 0.000 description 2
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 239000004447 silicone coating Substances 0.000 description 2
- 241000302357 Crinipes Species 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005562 fading Methods 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 229920005560 fluorosilicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 229910052500 inorganic mineral Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 description 1
- 239000011707 mineral Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 229920002631 room-temperature vulcanizate silicone Polymers 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 238000013518 transcription Methods 0.000 description 1
- 230000035897 transcription Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
り棗五夏■朋分災
この発明は湿式複写機の定着装置に関するものである。
従速40支Δ
この種の定着装置として所定のトナーを用いて現像を行
ない、得られたトナー像を転写紙に転写し、この転写さ
れた後の転写紙をトナー像転写面側に直接接触させて配
置した加熱手段により加熱してトナー像の定着を行なう
ようになっているものが知られている。これは、例えば
第13図のような構成となっており、未定着トナー像を
担持した転写紙Pの通紙経路を挾んで加熱ローラ1と加
圧ローラ2が互いに圧接するように配置され、加熱ロー
ラ1には加熱手段としてのヒータ3が内蔵されている。
ない、得られたトナー像を転写紙に転写し、この転写さ
れた後の転写紙をトナー像転写面側に直接接触させて配
置した加熱手段により加熱してトナー像の定着を行なう
ようになっているものが知られている。これは、例えば
第13図のような構成となっており、未定着トナー像を
担持した転写紙Pの通紙経路を挾んで加熱ローラ1と加
圧ローラ2が互いに圧接するように配置され、加熱ロー
ラ1には加熱手段としてのヒータ3が内蔵されている。
加圧ローラ2の軸部には加圧カム5のカム面がばね6の
付勢力によって圧接されており、これによって加圧ロー
ラ2に所定の加圧作用力が与えられるようになっている
。
付勢力によって圧接されており、これによって加圧ロー
ラ2に所定の加圧作用力が与えられるようになっている
。
加熱ローラ1の周囲にはサーミスタ7および温度ヒユー
ズ8が設置され、これらによって温度制御が行なわれる
。また、分離爪10およびシリコーン塗布フェルト11
が加熱ローラ1の表面に接触して配置されている。
ズ8が設置され、これらによって温度制御が行なわれる
。また、分離爪10およびシリコーン塗布フェルト11
が加熱ローラ1の表面に接触して配置されている。
発明が解決しようとする課題
ところで、前記の定着装置においては、転写紙PがOH
P用フィルムや第2原図用紙、またはアート紙など現像
液のしみ込みにくい特殊紙だと定着によって画像に流れ
が生じ、判読不能な画像となってしまうという問題点が
あった。
P用フィルムや第2原図用紙、またはアート紙など現像
液のしみ込みにくい特殊紙だと定着によって画像に流れ
が生じ、判読不能な画像となってしまうという問題点が
あった。
表−1はトナー中の溶剤残存率から、トナー中に溶剤が
どの程度残存していると、画像に流れが生ずるのかを示
すもので、この表−1において1〜5の数字は画像の流
れの程度(ランク)を示す。1は画像が完全に流れ、文
字が読みにくい、2は画像がやや流れ、ベタ濃度が低い
、3は画像流れは少ないが、ベタ中の文字かにじんでい
る、4は画像流れはほとんどなく、ベタ中の文字がやや
にじむ、5は画像流れは全くなく、ベタ中の文字もしつ
かりしている、ことを表している。尚、OHP用フィル
ムとしてはリコー製TYPE PPC−DX、第2原図
用紙としてはリコー製TYPE TA、アート紙とし
ては両面コート紙を用いた。また定着温度は140±1
0℃に設定し、かつ通紙線速は350mm/seeにし
た。
どの程度残存していると、画像に流れが生ずるのかを示
すもので、この表−1において1〜5の数字は画像の流
れの程度(ランク)を示す。1は画像が完全に流れ、文
字が読みにくい、2は画像がやや流れ、ベタ濃度が低い
、3は画像流れは少ないが、ベタ中の文字かにじんでい
る、4は画像流れはほとんどなく、ベタ中の文字がやや
にじむ、5は画像流れは全くなく、ベタ中の文字もしつ
かりしている、ことを表している。尚、OHP用フィル
ムとしてはリコー製TYPE PPC−DX、第2原図
用紙としてはリコー製TYPE TA、アート紙とし
ては両面コート紙を用いた。また定着温度は140±1
0℃に設定し、かつ通紙線速は350mm/seeにし
た。
(以下余白)
表−1
表−1から明らかなように、溶剤残存率が65%以上だ
と特殊紙のなかでもOHP用フィルムや第2yK図用紙
では少ないものの画像の流れがあり、良好な画像が得ら
れない。前記に挙げたすべての特殊紙について画像流れ
のない良好な画像を得るには溶剤残存率を60%以下、
好ましくは55%以下にすることが必要である。
と特殊紙のなかでもOHP用フィルムや第2yK図用紙
では少ないものの画像の流れがあり、良好な画像が得ら
れない。前記に挙げたすべての特殊紙について画像流れ
のない良好な画像を得るには溶剤残存率を60%以下、
好ましくは55%以下にすることが必要である。
そこで、この発明は前記のような従来の問題点を解決し
、特殊紙の溶剤残存率を低減させて、特殊紙でも画像流
れのない良好な画像を得ることができる定着装置を提供
することを目的とする。
、特殊紙の溶剤残存率を低減させて、特殊紙でも画像流
れのない良好な画像を得ることができる定着装置を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段
前記目的を達成するため、この発明は、未定着トナー像
を担持した転写紙のトナー中にしめる溶剤残存率を非加
熱的に低減する手段を設けたことを特徴とする。この溶
剤残存率の低減手段としては、例えば不織布のような多
孔質材料又はシリコンゴムのように溶剤に対し膨潤性の
ある弾性体をローラ状にしたブロッタローラと、このブ
ロッタローラの表面に付着するトナーを掻き取り、ブロ
ッタローラの溶剤吸収性能を低下させないための弾性体
からなるクリーニング部材と、転写紙を前記ブロッタロ
ーラに押し付けるバックアップローラと、から構成する
のが好ましい。
を担持した転写紙のトナー中にしめる溶剤残存率を非加
熱的に低減する手段を設けたことを特徴とする。この溶
剤残存率の低減手段としては、例えば不織布のような多
孔質材料又はシリコンゴムのように溶剤に対し膨潤性の
ある弾性体をローラ状にしたブロッタローラと、このブ
ロッタローラの表面に付着するトナーを掻き取り、ブロ
ッタローラの溶剤吸収性能を低下させないための弾性体
からなるクリーニング部材と、転写紙を前記ブロッタロ
ーラに押し付けるバックアップローラと、から構成する
のが好ましい。
また、この発明は転写紙のトナー像転写面側に直接接触
させて配置した定着用の加熱手段(第1加熱手段)のほ
かに、トナー像定着用の第2加熱手段を、未定着トナー
像を担持した転写紙の該トナー像転写面と反対側に接触
させて配置し、この第2加熱手段による加熱と第1加熱
手段による加熱が転写紙の種類により切り換え可能とな
っていることを特徴とする。この場合において所定の複
写紙を定着するとき、第1加熱手段又は第2加熱手段が
転写紙から離れた位置となるようにするのが好ましい。
させて配置した定着用の加熱手段(第1加熱手段)のほ
かに、トナー像定着用の第2加熱手段を、未定着トナー
像を担持した転写紙の該トナー像転写面と反対側に接触
させて配置し、この第2加熱手段による加熱と第1加熱
手段による加熱が転写紙の種類により切り換え可能とな
っていることを特徴とする。この場合において所定の複
写紙を定着するとき、第1加熱手段又は第2加熱手段が
転写紙から離れた位置となるようにするのが好ましい。
生−一反
溶剤残存率を低減する手段を設けた場合、未定着トナー
像を担持した転写紙のトナー中に残存している溶剤の残
存率を前記手段によって所定値(例えば60%以下)に
低減したうえで、未定着トナー像を担持した転写紙を加
熱手段により加熱してトナー像を定着させることが可能
となる。そのため、転写紙が特殊紙であっても画像の流
れがなくなる。
像を担持した転写紙のトナー中に残存している溶剤の残
存率を前記手段によって所定値(例えば60%以下)に
低減したうえで、未定着トナー像を担持した転写紙を加
熱手段により加熱してトナー像を定着させることが可能
となる。そのため、転写紙が特殊紙であっても画像の流
れがなくなる。
また、第2加熱手段を設けた場合、転写紙が特殊紙のと
きに第1加熱手段による加熱をやめ、第2加熱手段によ
る加熱に切り換えることが可能となる。この第2加熱手
段による加熱は転写紙のトナー像転写面と反対側から行
なうため、前記と同様に画像の流れがなくなる。しかも
、転写紙が特殊紙のときに例えば第1加熱手段を転写紙
から離れた位置にでき、ホット・オフセットの防止が可
能となる。
きに第1加熱手段による加熱をやめ、第2加熱手段によ
る加熱に切り換えることが可能となる。この第2加熱手
段による加熱は転写紙のトナー像転写面と反対側から行
なうため、前記と同様に画像の流れがなくなる。しかも
、転写紙が特殊紙のときに例えば第1加熱手段を転写紙
から離れた位置にでき、ホット・オフセットの防止が可
能となる。
災」L孤
第1図は溶剤残存率を非加熱的に低減する手段としてブ
ロッタローラ12を設けた第1実施例を示す。
ロッタローラ12を設けた第1実施例を示す。
ブロッタローラ12は感光体ドラム13の周囲にスポン
ジローラ15と接触して回転可能に配設され、転写チャ
ージャ16によって転写されて送られてくる転写紙Pの
未定着トナー中に残存している溶剤を絞り取って吸収す
るようになっている。ブロッタローラ12の材質として
は例えばコツトンを用いた不織布が好ましい。
ジローラ15と接触して回転可能に配設され、転写チャ
ージャ16によって転写されて送られてくる転写紙Pの
未定着トナー中に残存している溶剤を絞り取って吸収す
るようになっている。ブロッタローラ12の材質として
は例えばコツトンを用いた不織布が好ましい。
17はブロッタローラ12で溶剤が絞り取られた転写紙
Pを加熱ローラ1側に搬送するベルト、18はブロッタ
ローラ12の表面に接触して配置されたクリーニングバ
ット、20はクリーニングホームローラ、21はクリー
ニングブレード、22は成鉱散板、23は排液穴、25
は除電ランプ、26はメインチャージャ、27は露光、
28はイレーザ、また、30.31は第1.第2現像ロ
ーラで、感光体ドラム13の表面と微小隙間をおいて、
該ドラムとは反対方向に回転可能に配置されている。3
3はリバースローラで、感光体ドラム13と同じ方向に
回転可能に配置され、ドラム13上の余分な現像液を掻
き落とす。34,35.36はスクレーパ、37は給紙
ローラ、38.39は転写紙の搬送ガイド、40は現像
ユニットの外装体で、現像液の受は皿を兼ねている。4
2は現像液汲上げ用ポンプ、43は該ポンプによって現
像液収容タンク44から汲み上げられた現像液を現像ロ
ーラ30,31に供給する管、45はこの供給管43の
先端に設けられたノズル、46は排出穴47から排出さ
れる現像液を再使用のため元のタンク44へ排出する管
、48は液面検知フロートセンサ、49はトナー濃度セ
ンサである。
Pを加熱ローラ1側に搬送するベルト、18はブロッタ
ローラ12の表面に接触して配置されたクリーニングバ
ット、20はクリーニングホームローラ、21はクリー
ニングブレード、22は成鉱散板、23は排液穴、25
は除電ランプ、26はメインチャージャ、27は露光、
28はイレーザ、また、30.31は第1.第2現像ロ
ーラで、感光体ドラム13の表面と微小隙間をおいて、
該ドラムとは反対方向に回転可能に配置されている。3
3はリバースローラで、感光体ドラム13と同じ方向に
回転可能に配置され、ドラム13上の余分な現像液を掻
き落とす。34,35.36はスクレーパ、37は給紙
ローラ、38.39は転写紙の搬送ガイド、40は現像
ユニットの外装体で、現像液の受は皿を兼ねている。4
2は現像液汲上げ用ポンプ、43は該ポンプによって現
像液収容タンク44から汲み上げられた現像液を現像ロ
ーラ30,31に供給する管、45はこの供給管43の
先端に設けられたノズル、46は排出穴47から排出さ
れる現像液を再使用のため元のタンク44へ排出する管
、48は液面検知フロートセンサ、49はトナー濃度セ
ンサである。
前記において感光体ドラム13はコピー時には図示しな
い駆動装置によって矢印方向に所定の速度で回転され、
メインチャージャ26により一様に帯電された後、露光
27によって原稿像が投影されて潜像が形成され、かつ
作像領域外がイレーザ28により除電される。感光体ド
ラム13上の潜像は第1.第2現像ローラ30.31が
配置された現像ユニットで現像され、図示しない給紙装
置から給紙ローラ37を介して送られる転写紙Pへ転写
チャージャ16により転写される。転写紙Pは転写後、
感光体ドラム13から分離されてブロッタローラ12と
スポンジローラ15のニップに入り込み、このニップを
通過する際にブロッタローラ12によりトナー中の溶剤
が絞り取られる。溶剤が絞り取られた転写紙Pはニップ
を通過した後、搬送ベルト17により送られ、加熱ロー
ラ1と加圧ローラ2が配置された定着装置で、両日−ラ
のニップを通過する際、加熱ローラ1のヒータ3からの
熱を受け、トナー像が定着されたうえ、排出される。
い駆動装置によって矢印方向に所定の速度で回転され、
メインチャージャ26により一様に帯電された後、露光
27によって原稿像が投影されて潜像が形成され、かつ
作像領域外がイレーザ28により除電される。感光体ド
ラム13上の潜像は第1.第2現像ローラ30.31が
配置された現像ユニットで現像され、図示しない給紙装
置から給紙ローラ37を介して送られる転写紙Pへ転写
チャージャ16により転写される。転写紙Pは転写後、
感光体ドラム13から分離されてブロッタローラ12と
スポンジローラ15のニップに入り込み、このニップを
通過する際にブロッタローラ12によりトナー中の溶剤
が絞り取られる。溶剤が絞り取られた転写紙Pはニップ
を通過した後、搬送ベルト17により送られ、加熱ロー
ラ1と加圧ローラ2が配置された定着装置で、両日−ラ
のニップを通過する際、加熱ローラ1のヒータ3からの
熱を受け、トナー像が定着されたうえ、排出される。
前記において、ブロッタローラ12の表面にも同時にわ
ずかにトナーが付着してくるが、このトナーはクリーニ
ングパット18でブロッタローラ12の表面から取り除
かれる。そのため、ブロッタローラ12の溶剤吸収性能
が経時低下することがなく、安定したコピー品質が得ら
れる。
ずかにトナーが付着してくるが、このトナーはクリーニ
ングパット18でブロッタローラ12の表面から取り除
かれる。そのため、ブロッタローラ12の溶剤吸収性能
が経時低下することがなく、安定したコピー品質が得ら
れる。
第2図は第1図の変形例を示す。この変形例において、
12′はブロッタローラで、バックアップローラ15′
と所定圧力で接触して配置されている。また、18′は
ブロッタローラ12′の表面をクリーニングするため、
これと接触して配設されたクリーニング部材としてのク
リーニングローラで、前記クリーニングパット18と同
様の機能を有する。19′は入口ガイド板、19“は中
継ガイド板である。
12′はブロッタローラで、バックアップローラ15′
と所定圧力で接触して配置されている。また、18′は
ブロッタローラ12′の表面をクリーニングするため、
これと接触して配設されたクリーニング部材としてのク
リーニングローラで、前記クリーニングパット18と同
様の機能を有する。19′は入口ガイド板、19“は中
継ガイド板である。
ブロッタローラ12′は、微細な多孔質構造を有するも
のがよい。例えばコツトンを用いた不織布、合成繊維で
作られているクラリーノ(商品名)があり、中でも石油
系溶剤を化学的にも吸着し易いポリプロピレンを用いた
ものがよい。
のがよい。例えばコツトンを用いた不織布、合成繊維で
作られているクラリーノ(商品名)があり、中でも石油
系溶剤を化学的にも吸着し易いポリプロピレンを用いた
ものがよい。
クリーニング部材としては、プロッタローラ12′が比
較的柔らかく、しかも表面形状も多孔質であること、ま
た溶剤として石油系のアイソパーが使用されていること
から、ブロッタローラ12′に比較的弱い力で満遍なく
当り、しかも耐溶剤性のあるものにすることが必要であ
る。それらを満足するものとしては、ポリウレタンゴム
またはナイロン等、耐油性のある樹脂繊維で形成される
、例えば図示のようなブラシローラ18′があげられる
。
較的柔らかく、しかも表面形状も多孔質であること、ま
た溶剤として石油系のアイソパーが使用されていること
から、ブロッタローラ12′に比較的弱い力で満遍なく
当り、しかも耐溶剤性のあるものにすることが必要であ
る。それらを満足するものとしては、ポリウレタンゴム
またはナイロン等、耐油性のある樹脂繊維で形成される
、例えば図示のようなブラシローラ18′があげられる
。
表−2はブロッタローラ12′のクリーニングの有無に
よるOHP用フィルムの画像流れについて示すもので、
この表−2において1〜5の数字は画像の流れの程度(
ランク)を示す。1は画像が完全に流れ、文字が読みに
くい、2は画像がやや流れ、ベタ濃度が低い、3は画像
流れは少ないが、ベタ中の文字かにじんでいる、4は画
像流れはほとんどなく、ベタ中の文字がややにじむ、5
は画像流れは全くなく、ベタ中の文字もしっかりしてい
る、ことを表している。尚、■ブラシローラ(ナイロン
)としてのクリーニングパット18′は繊維層の高さ2
.6±0.3+nm、210デイニール/10フイラー
、密度800本/1nch2でニップ2mで500gの
加圧で構成した。線速は266nm/seCにした。■
OHP用フィルムとしてはリコー製TYPE PPC−
DXを用いた。■画像はこの出願人が先に出願した特願
昭62−139426号で示した現像液をリコー製湿式
複写機CT −5085で作成した。
よるOHP用フィルムの画像流れについて示すもので、
この表−2において1〜5の数字は画像の流れの程度(
ランク)を示す。1は画像が完全に流れ、文字が読みに
くい、2は画像がやや流れ、ベタ濃度が低い、3は画像
流れは少ないが、ベタ中の文字かにじんでいる、4は画
像流れはほとんどなく、ベタ中の文字がややにじむ、5
は画像流れは全くなく、ベタ中の文字もしっかりしてい
る、ことを表している。尚、■ブラシローラ(ナイロン
)としてのクリーニングパット18′は繊維層の高さ2
.6±0.3+nm、210デイニール/10フイラー
、密度800本/1nch2でニップ2mで500gの
加圧で構成した。線速は266nm/seCにした。■
OHP用フィルムとしてはリコー製TYPE PPC−
DXを用いた。■画像はこの出願人が先に出願した特願
昭62−139426号で示した現像液をリコー製湿式
複写機CT −5085で作成した。
(以下余白)
表−2
表−2から明らかなように、クリーニングがないとブロ
ッタローラ12′の表面にトナーが付着してしまい、吸
収性能が低下して画像の流れが発生した。
ッタローラ12′の表面にトナーが付着してしまい、吸
収性能が低下して画像の流れが発生した。
第3A図および第3B図は前記変形例のさらに別の例を
示す。
示す。
第3A図の変形例では、合成皮:商品名クラリーノをロ
ーラ表面にスパイラルに巻き付けて構成したブロッタロ
ーラ12′に、図示のように板圧5mのポリウレタンゴ
ムブレード18“を食い込み量2mmで当接させた。こ
れはプロツタローラ12′表面のタラリーノの毛の繊維
がバックアップローラ15′との加圧で回転していると
「たおれ」込んで毛細管現象(溶剤吸収力)が低下して
しまうため、クリーニングとそれら「たおれ」た毛の繊
維を起き上がらせることを目的とした。
ーラ表面にスパイラルに巻き付けて構成したブロッタロ
ーラ12′に、図示のように板圧5mのポリウレタンゴ
ムブレード18“を食い込み量2mmで当接させた。こ
れはプロツタローラ12′表面のタラリーノの毛の繊維
がバックアップローラ15′との加圧で回転していると
「たおれ」込んで毛細管現象(溶剤吸収力)が低下して
しまうため、クリーニングとそれら「たおれ」た毛の繊
維を起き上がらせることを目的とした。
第3B図の変形例では、前記ポリウレタンゴムブレード
18“とクリーニングローラ18′とを組合せた。
18“とクリーニングローラ18′とを組合せた。
これら両変形例およびブレードを金属に置き換えたもの
(図示省略)を比較した結果を表−3に示す。
(図示省略)を比較した結果を表−3に示す。
表−3
表−3から明らかなように、ポリウレタンゴムブレード
でもブラシクリーニングには及ばないが、それなりの効
果がある。ポリウレタンゴムブレードとブラシローラの
組合せによれば300枚のOHP用フィルムの通紙に十
分耐えることが可能である。尚、金属ブレードの場合、
ブロッタローラの表面層をけずってしまい、200枚以
上通紙するとローラの溶剤吸収ができなくなってしまっ
た。
でもブラシクリーニングには及ばないが、それなりの効
果がある。ポリウレタンゴムブレードとブラシローラの
組合せによれば300枚のOHP用フィルムの通紙に十
分耐えることが可能である。尚、金属ブレードの場合、
ブロッタローラの表面層をけずってしまい、200枚以
上通紙するとローラの溶剤吸収ができなくなってしまっ
た。
第4図は溶剤残存率を非加熱的に低減する手段としてチ
ャージスクイージ51を設けた第2実施例を示す。
ャージスクイージ51を設けた第2実施例を示す。
チャージスクイージ51は搬送ベルト17の転写紙搬送
面と対向するように配設され、転写チャージャ16によ
って転写されて送られてくる転写紙Pにその未定着トナ
ーと同極性のチャージ(−5〜−6KV)を印加し、該
トナー中に残存している溶剤を絞るようになっている。
面と対向するように配設され、転写チャージャ16によ
って転写されて送られてくる転写紙Pにその未定着トナ
ーと同極性のチャージ(−5〜−6KV)を印加し、該
トナー中に残存している溶剤を絞るようになっている。
第5図は溶剤残存率を非加熱的に低減する手段としてバ
イアスローラ53を設けた第3実施例を示す。
イアスローラ53を設けた第3実施例を示す。
バイアスローラ53はスポンジローラ15と接触して回
転可能に配設されている。この第3実施例ではローラ5
3に転写紙Pの未定着トナーと同極性のバイアス(−5
〜−6KV)を印加し、該トナー中の溶剤をローラ53
側に浮上=16 させ、この浮上してローラ53に付着した溶剤をバット
18などで吸収または回収するようになっている。スポ
ンジローラ15は対向電極として機能するその芯金とバ
イアスローラ53とが電気的に短絡するのを防止し、か
つ転写紙をローラ53との間でソフトに挾持して画像乱
れを防止するために設けられている。
転可能に配設されている。この第3実施例ではローラ5
3に転写紙Pの未定着トナーと同極性のバイアス(−5
〜−6KV)を印加し、該トナー中の溶剤をローラ53
側に浮上=16 させ、この浮上してローラ53に付着した溶剤をバット
18などで吸収または回収するようになっている。スポ
ンジローラ15は対向電極として機能するその芯金とバ
イアスローラ53とが電気的に短絡するのを防止し、か
つ転写紙をローラ53との間でソフトに挾持して画像乱
れを防止するために設けられている。
第6〜7図は第4実施例を示す。この第4実施例は前記
した第1〜3実施例がトナー中にしめる溶剤の残存率を
加熱手段による加熱の前に予め非加熱的に低減するのに
対し、トナー中にしめる溶剤の残存率を加熱手段(第1
加熱手段)と別に設けた第2加熱手段との切り換え加熱
により低減するものである。そのために、第13図に示
した定着装置とほぼ同様な構造の定着装置の通紙経路の
前段にこれとは異なる定着装置を隣接して設けている。
した第1〜3実施例がトナー中にしめる溶剤の残存率を
加熱手段による加熱の前に予め非加熱的に低減するのに
対し、トナー中にしめる溶剤の残存率を加熱手段(第1
加熱手段)と別に設けた第2加熱手段との切り換え加熱
により低減するものである。そのために、第13図に示
した定着装置とほぼ同様な構造の定着装置の通紙経路の
前段にこれとは異なる定着装置を隣接して設けている。
この定着装置では通紙経路を挾んで未定着トナー像を担
持した転写紙Pの該トナー像転写面と反対側に加熱ロー
ラ55が接触して配置され、この加熱ローラ55には加
熱手段としてのヒータ57が内蔵されている。トナー像
担持面側には転写紙を加熱ローラ55に押し付けて密接
させる複数の抑圧ローラ56が配置されている。加熱ロ
ーラ55の表面には該表面に付着したトナーをクリーニ
ングするためのクリーニングパッド58が接触して配置
されている。59はクリーニングローラである。
持した転写紙Pの該トナー像転写面と反対側に加熱ロー
ラ55が接触して配置され、この加熱ローラ55には加
熱手段としてのヒータ57が内蔵されている。トナー像
担持面側には転写紙を加熱ローラ55に押し付けて密接
させる複数の抑圧ローラ56が配置されている。加熱ロ
ーラ55の表面には該表面に付着したトナーをクリーニ
ングするためのクリーニングパッド58が接触して配置
されている。59はクリーニングローラである。
この第4実施例では転写紙Pが普通紙の場合と、特殊紙
の場合で両定着装置のいずれか一方が選択される。
の場合で両定着装置のいずれか一方が選択される。
(1)転写紙Pが普通紙の場合
例えば操作部に設けた選択キーの押下により、ヒータ3
をON、ヒータ57をOFFとする。
をON、ヒータ57をOFFとする。
これで定着温度はONされるヒータ3からのみとなり、
普通紙はヒータ3を内蔵した加熱ローラ1′と加圧ロー
ラ2′のニップを通過することによって定着される。こ
のときヒータ57がOFFされた加熱ローラ55と押圧
ローラ56は単なる普通紙のガイドローラとなる(第6
図A)。ヒータ3からの定着温度を1000C〜180
℃まで10°ずつ変化させて定着したときの画像品質を
示したのが表−4である。この表−4において1〜5の
数字はそれぞれ定着性(スミア−)、ホット・オフセッ
トの程度(ランク)を示す。定着性における1は手で軽
くこすると、画像がとれる。2は手で軽くこすると、ス
ミア−が発生、3は手で普通にこすると、若干スミア−
が発生、4は手で普通にこすると、スミア−は発生しな
い、5は手で強くこすっても画像にスミア−は発生しな
い、ことを表し、ホット・オフセットにおける1はベタ
以外1mm以下のラインでも発生、2は目視でベタの後
端に発生、3は目視でベタの後端にわずかに発生、4は
オフセットがルーパで見て判読、5はオフセットが全く
ない、ことを表わしている。尚、普通紙としてはリコー
製Type6200を用いた。また通紙線速は350m
m/seeにした。
普通紙はヒータ3を内蔵した加熱ローラ1′と加圧ロー
ラ2′のニップを通過することによって定着される。こ
のときヒータ57がOFFされた加熱ローラ55と押圧
ローラ56は単なる普通紙のガイドローラとなる(第6
図A)。ヒータ3からの定着温度を1000C〜180
℃まで10°ずつ変化させて定着したときの画像品質を
示したのが表−4である。この表−4において1〜5の
数字はそれぞれ定着性(スミア−)、ホット・オフセッ
トの程度(ランク)を示す。定着性における1は手で軽
くこすると、画像がとれる。2は手で軽くこすると、ス
ミア−が発生、3は手で普通にこすると、若干スミア−
が発生、4は手で普通にこすると、スミア−は発生しな
い、5は手で強くこすっても画像にスミア−は発生しな
い、ことを表し、ホット・オフセットにおける1はベタ
以外1mm以下のラインでも発生、2は目視でベタの後
端に発生、3は目視でベタの後端にわずかに発生、4は
オフセットがルーパで見て判読、5はオフセットが全く
ない、ことを表わしている。尚、普通紙としてはリコー
製Type6200を用いた。また通紙線速は350m
m/seeにした。
表−4
表−4から明らかなように、定着温度は140±10℃
に認定するとよい転写が得られる。
に認定するとよい転写が得られる。
(2)転写紙Pが特殊紙の場合
選択キーの押下により、ヒータ3をOFF、ヒータ57
をONとする。これで定着温度はONされるヒータ57
からのみとなり、特殊紙はヒータ57を内蔵した加熱ロ
ーラ55と押圧ローラ56のニップを通過することによ
って定着される。
をONとする。これで定着温度はONされるヒータ57
からのみとなり、特殊紙はヒータ57を内蔵した加熱ロ
ーラ55と押圧ローラ56のニップを通過することによ
って定着される。
また、この際、好ましくはヒータ3がOFFされた加熱
ローラ1′に圧接した加圧ローラ2′の加圧作用力をホ
ット・オフセットを考慮して解除し、加熱ローラ1′と
所望の隙間(0,3〜5mm)を形成して下方の離れた
位置となるようにしたほうがよい(第6図B)。ヒータ
57からの定着温度を100℃〜220℃まで20″ず
つ変化さ−せて定着したときの画像品質を示したのが表
−5である。この表−5において定着性のランクを示す
粒子の1〜5は表−4での定着性のランクを示す数字の
1〜5と同じ意味を表している。尚、OHP用フィルム
としては表−1で挙げたものと同じものを用いた。
ローラ1′に圧接した加圧ローラ2′の加圧作用力をホ
ット・オフセットを考慮して解除し、加熱ローラ1′と
所望の隙間(0,3〜5mm)を形成して下方の離れた
位置となるようにしたほうがよい(第6図B)。ヒータ
57からの定着温度を100℃〜220℃まで20″ず
つ変化さ−せて定着したときの画像品質を示したのが表
−5である。この表−5において定着性のランクを示す
粒子の1〜5は表−4での定着性のランクを示す数字の
1〜5と同じ意味を表している。尚、OHP用フィルム
としては表−1で挙げたものと同じものを用いた。
また、通過線速は350mm/seeにした。
(以下余白)
表−5
表−5から明らかなように、定着温度は160℃〜18
0℃以上、好ましくは消費電力を考慮するとできるだけ
低いワット(W)で性能を満足する160℃(450W
)に設定するとよい結果が得られることがわかる。
0℃以上、好ましくは消費電力を考慮するとできるだけ
低いワット(W)で性能を満足する160℃(450W
)に設定するとよい結果が得られることがわかる。
前記のように、第4実施例では転写紙Pの種類によって
いずれか一方の定着装置を選択し、選択しない方の定着
装置のヒータはOFFとするから、定着温度のムダを省
くことができて、消費電力を約172低減できるなどの
省エネ化が可能となる。
いずれか一方の定着装置を選択し、選択しない方の定着
装置のヒータはOFFとするから、定着温度のムダを省
くことができて、消費電力を約172低減できるなどの
省エネ化が可能となる。
加熱ローラ1′と加圧ローラ2′は第7図に示すような
層構造となっている。加熱ローラ1′はヒータ3を内蔵
する芯金60の表面に順次所望の厚さの、ゴム層61、
耐油性のF層(フッ化シリコーンゴム層)62、RTV
シリコーンゴム層(室温加硫型シリコーンゴム)63が
積層されている。加圧ローラ2′はシリコーンゴムにテ
フロンコートされた外層65を有している。加熱ローラ
1′の層構造としては前記したもののほか、芯金60の
表面にRTVシリコーンゴム層63のみを設けたもので
もよい。
層構造となっている。加熱ローラ1′はヒータ3を内蔵
する芯金60の表面に順次所望の厚さの、ゴム層61、
耐油性のF層(フッ化シリコーンゴム層)62、RTV
シリコーンゴム層(室温加硫型シリコーンゴム)63が
積層されている。加圧ローラ2′はシリコーンゴムにテ
フロンコートされた外層65を有している。加熱ローラ
1′の層構造としては前記したもののほか、芯金60の
表面にRTVシリコーンゴム層63のみを設けたもので
もよい。
第8図は第6図の加熱ローラ1′および55の周囲に冷
却ファン67.68を付設した変形例を示す。
却ファン67.68を付設した変形例を示す。
転写紙Pとして例えばそれまで使用していた普通紙から
特殊紙に変え、この転写紙の変更に伴ない選択キーの押
下により定着温度を140±10℃から160℃に切り
換えると、加熱ローラ1′の表面の温度はヒータ3がO
FFとなるため低下する。このようなとき、ホット・オ
フセットを考慮して冷却ファン67を作動し、冷風を加
熱ローラ1′の表面にあて、自然冷却をまたず積極的に
温度を低下させるようになっている。
特殊紙に変え、この転写紙の変更に伴ない選択キーの押
下により定着温度を140±10℃から160℃に切り
換えると、加熱ローラ1′の表面の温度はヒータ3がO
FFとなるため低下する。このようなとき、ホット・オ
フセットを考慮して冷却ファン67を作動し、冷風を加
熱ローラ1′の表面にあて、自然冷却をまたず積極的に
温度を低下させるようになっている。
また、前記のような特殊紙での定着を終えた後、再び普
通紙に変更するためノーマル状態に復帰させたときは冷
却ファン68を作動し、冷風を加熱ローラ55の表面に
あて、その温度を直ちに低下させる必要がある。このよ
うな場合、前記のように普通紙と同類に属するラグ紙が
加熱ローラ55の表面から熱を受けると、熱延展効果が
小さくなり、画像濃度やベタ均一性の品質不良が生ずる
からである。しかしながら、ラグ紙もベタのみで、ライ
ン画像は影響を受けにくいことから、定着温度を切り換
えてから長時間常温になるまでコピーが不可能なくらい
品質が劣るわけではない。そのため、ヒータ3,57の
立上り時間、冷却ファン67.68の作動を考慮しても
、最大60秒以内で切り換え作業は終了し、コピー可能
な状態に入れる。
通紙に変更するためノーマル状態に復帰させたときは冷
却ファン68を作動し、冷風を加熱ローラ55の表面に
あて、その温度を直ちに低下させる必要がある。このよ
うな場合、前記のように普通紙と同類に属するラグ紙が
加熱ローラ55の表面から熱を受けると、熱延展効果が
小さくなり、画像濃度やベタ均一性の品質不良が生ずる
からである。しかしながら、ラグ紙もベタのみで、ライ
ン画像は影響を受けにくいことから、定着温度を切り換
えてから長時間常温になるまでコピーが不可能なくらい
品質が劣るわけではない。そのため、ヒータ3,57の
立上り時間、冷却ファン67.68の作動を考慮しても
、最大60秒以内で切り換え作業は終了し、コピー可能
な状態に入れる。
第9〜10図は前記変形例のさらに別の例を示し、第9
図には第10図の定着装置を組み込んだ湿式複写機の全
体が示されている。この変形例で第8図と大きく異なる
点は、1個のローラ70で加圧ローラ2′の機能と加熱
ローラ55の機能を兼ね備えた点、および加熱ローラ1
“におけるシリコーンの塗布部を上方位置から下方位置
にした点である。この変形例では加熱ローラ1“とロー
ラ70で普通紙の定着を行ない、ローラ70と押圧ロー
ラ56′で特殊紙の定着を行なう。すなわち、転写紙P
が普通紙の場合、ヒータ57がOFF状態であり、かつ
ローラ70と押圧ローラ56′がガイドローラの役目を
する。定着温度はONされるヒータ3からのみとなり、
普通紙はヒータ3を内蔵した加熱ローラ1“と加圧機能
を有するローラ70のニップを通過することによって定
着される(第10図A)。転写紙Pが特殊紙の場合、逆
にヒータ3がOFF状態であり、かつローラ70と加熱
ローラ1“がガイドローラの役目をする。
図には第10図の定着装置を組み込んだ湿式複写機の全
体が示されている。この変形例で第8図と大きく異なる
点は、1個のローラ70で加圧ローラ2′の機能と加熱
ローラ55の機能を兼ね備えた点、および加熱ローラ1
“におけるシリコーンの塗布部を上方位置から下方位置
にした点である。この変形例では加熱ローラ1“とロー
ラ70で普通紙の定着を行ない、ローラ70と押圧ロー
ラ56′で特殊紙の定着を行なう。すなわち、転写紙P
が普通紙の場合、ヒータ57がOFF状態であり、かつ
ローラ70と押圧ローラ56′がガイドローラの役目を
する。定着温度はONされるヒータ3からのみとなり、
普通紙はヒータ3を内蔵した加熱ローラ1“と加圧機能
を有するローラ70のニップを通過することによって定
着される(第10図A)。転写紙Pが特殊紙の場合、逆
にヒータ3がOFF状態であり、かつローラ70と加熱
ローラ1“がガイドローラの役目をする。
定着温度はONされるヒータ57からのみとなり、特殊
紙はヒータ57を内蔵した加熱機能を有するローラ70
と押圧ローラ56′のニップを通過することによって定
着される(第10図B)。
紙はヒータ57を内蔵した加熱機能を有するローラ70
と押圧ローラ56′のニップを通過することによって定
着される(第10図B)。
この際、ホットオフセットを考慮してローラ70と加熱
ローラ1“の圧を解除するのが好ましい。そのため、こ
の変形例ではローラ70、およびこの周囲に配設した押
圧ローラ56′などの部材がユニットとなっていて、加
熱ローラ1“と接離可能となっており、前記に際し離間
するようになっている。71は定着された転写紙Pがロ
ーラ70に巻き付かないようにする分離爪である。
ローラ1“の圧を解除するのが好ましい。そのため、こ
の変形例ではローラ70、およびこの周囲に配設した押
圧ローラ56′などの部材がユニットとなっていて、加
熱ローラ1“と接離可能となっており、前記に際し離間
するようになっている。71は定着された転写紙Pがロ
ーラ70に巻き付かないようにする分離爪である。
一方、シリコーンの塗布部を皿72と、皿72内のシリ
コーンに浸漬された塗布ローラ73と、スクレーパ74
および掻き取りブレード75で構成し、加熱ローラ1“
の下方位置に設置すると、第6゜8図のようなシリコー
ン塗布フェルトからなる塗布部を上方位置に設置したも
のに比べ、液だれ防止が確実にでき、しかもこの場合に
は転写紙Pの向きを逆にする必要もない。
コーンに浸漬された塗布ローラ73と、スクレーパ74
および掻き取りブレード75で構成し、加熱ローラ1“
の下方位置に設置すると、第6゜8図のようなシリコー
ン塗布フェルトからなる塗布部を上方位置に設置したも
のに比べ、液だれ防止が確実にでき、しかもこの場合に
は転写紙Pの向きを逆にする必要もない。
また、前記においては掻き取りブレード75を加熱ロー
ラ1“の回転方向に対し逃げるトレーリング方向に配置
しているため、加熱ローラ1“の回転方向に喰い込むカ
ウンタ一方向に配置するものに比し、機械的負荷を弱め
ることができる。つまり、シリコーンがローラ1“の表
面に十分に塗布されていればブレード75をカウンタ一
方向に配置しても大きな問題とはなりにくいが、液切れ
などでシリコーンが十分に塗布されないと、ブレード7
5がローラ1“の表面をけずってしまう危険性がある。
ラ1“の回転方向に対し逃げるトレーリング方向に配置
しているため、加熱ローラ1“の回転方向に喰い込むカ
ウンタ一方向に配置するものに比し、機械的負荷を弱め
ることができる。つまり、シリコーンがローラ1“の表
面に十分に塗布されていればブレード75をカウンタ一
方向に配置しても大きな問題とはなりにくいが、液切れ
などでシリコーンが十分に塗布されないと、ブレード7
5がローラ1“の表面をけずってしまう危険性がある。
この危険をブレード75をトレーリング方向に配置し、
ローラの負荷かにげる構造にすることによって防止する
のである。
ローラの負荷かにげる構造にすることによって防止する
のである。
この変形例は前記のように加圧ローラ2′か加熱ローラ
1′のいずれか一方のローラを設置するスペースがいら
なくなるので、極めてコンパクトで、コストも安価とな
る。また、定着に要する転写紙Pの搬送距離が短くなる
ため、ジャムなどが発生しにくく、しかも仮にジャムし
たとしてもその処理が簡単である。第10図で77゜7
8はサーミスタ、79はクリーニングローラである。
1′のいずれか一方のローラを設置するスペースがいら
なくなるので、極めてコンパクトで、コストも安価とな
る。また、定着に要する転写紙Pの搬送距離が短くなる
ため、ジャムなどが発生しにくく、しかも仮にジャムし
たとしてもその処理が簡単である。第10図で77゜7
8はサーミスタ、79はクリーニングローラである。
尚、第6,7図に示した実施例、第8図および第9,1
0図に示した変形例においては、転写紙Pの種類により
、さらに湿式複写機のCPM(1分当りのコピー可能枚
数)と定着装置の線速を同時に可変できるようにするの
が好ましく、このような構成とすることにより転写紙の
種類に応じた、より効果的な溶剤の低減を図ることが可
能となる。
0図に示した変形例においては、転写紙Pの種類により
、さらに湿式複写機のCPM(1分当りのコピー可能枚
数)と定着装置の線速を同時に可変できるようにするの
が好ましく、このような構成とすることにより転写紙の
種類に応じた、より効果的な溶剤の低減を図ることが可
能となる。
第11図は第5実施例を示す。この第5実施例ではシリ
コーンゴムの離型層を表面に有する表面加熱ローラ(R
TVローラ)81とシリコーンゴム層を有する加圧ロー
ラ82、表面加熱ローラ81とヒータ83が内蔵された
加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ85、加熱ローラ兼
シリコーン塗布ローラ85と複数の押圧ローラ86、が
それぞれ上下方向に直列状に回転可能に圧接されていて
、表面加熱ローラ81と加圧ローラ82とで普通紙の定
着を行ない、加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ85と
押圧ローラ86で特殊紙の定着を行なうようになってい
る。表面加熱ローラ81は加熱ローラ兼シリコーン塗布
ローラ85からの熱伝導により昇温される。具体的には
加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ85を140〜15
0℃に設定すると、ローラ81の表面温度は短時間に1
30〜150℃に達する。この時間をより短時間に均一
化させるためには、加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ
85を回転させることが望ましく、これは複写前のアイ
ドリングで十分可能である。
コーンゴムの離型層を表面に有する表面加熱ローラ(R
TVローラ)81とシリコーンゴム層を有する加圧ロー
ラ82、表面加熱ローラ81とヒータ83が内蔵された
加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ85、加熱ローラ兼
シリコーン塗布ローラ85と複数の押圧ローラ86、が
それぞれ上下方向に直列状に回転可能に圧接されていて
、表面加熱ローラ81と加圧ローラ82とで普通紙の定
着を行ない、加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ85と
押圧ローラ86で特殊紙の定着を行なうようになってい
る。表面加熱ローラ81は加熱ローラ兼シリコーン塗布
ローラ85からの熱伝導により昇温される。具体的には
加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ85を140〜15
0℃に設定すると、ローラ81の表面温度は短時間に1
30〜150℃に達する。この時間をより短時間に均一
化させるためには、加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ
85を回転させることが望ましく、これは複写前のアイ
ドリングで十分可能である。
加熱ローラ兼シリコーン塗布ローラ85にはシリコーン
オイル塗布ローラ88が当接され、フェルト89により
付着したシリコーンオイル90を均一に、かつ自動間欠
補給して塗布するようになっている。表面加熱ローラ8
1にはクリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ91
が当接され、該ローラ81に付着したトナーや紙粉、そ
の他クレイ等の汚れ、残存シリコーンなどを当接してい
るスクレーパブレード92により回収するようになって
いる。95は定着入口切り換えガイド板で、図示しない
ソレノイド等で転写紙Pの種類によりその通紙経路を切
り換えられるようになっている。すなわち、ガイド板9
5は図示していないが、プリント操作盤上のキー操作に
よる方法、手差し選択と連動させる方法、光センサによ
る転写紙の種類の検知方法などにより自動的に切り換え
られる構成となっている。96は温度センサ、97は搬
送ガイド板、98は搬送ガイドを兼ねる箱板、99は排
紙ローラ、100はクリーニングローラである。
オイル塗布ローラ88が当接され、フェルト89により
付着したシリコーンオイル90を均一に、かつ自動間欠
補給して塗布するようになっている。表面加熱ローラ8
1にはクリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ91
が当接され、該ローラ81に付着したトナーや紙粉、そ
の他クレイ等の汚れ、残存シリコーンなどを当接してい
るスクレーパブレード92により回収するようになって
いる。95は定着入口切り換えガイド板で、図示しない
ソレノイド等で転写紙Pの種類によりその通紙経路を切
り換えられるようになっている。すなわち、ガイド板9
5は図示していないが、プリント操作盤上のキー操作に
よる方法、手差し選択と連動させる方法、光センサによ
る転写紙の種類の検知方法などにより自動的に切り換え
られる構成となっている。96は温度センサ、97は搬
送ガイド板、98は搬送ガイドを兼ねる箱板、99は排
紙ローラ、100はクリーニングローラである。
前記において、転写紙Pが普通紙の場合、ガイド板95
が実線位置に切り換わり、普通紙は表面加熱ローラ81
と加圧ローラ82のニップを通過することによって定着
された後、搬送ガイド板97を経て排紙ローラ99より
機外へ排出される。
が実線位置に切り換わり、普通紙は表面加熱ローラ81
と加圧ローラ82のニップを通過することによって定着
された後、搬送ガイド板97を経て排紙ローラ99より
機外へ排出される。
一方、転写紙Pが特殊紙の場合、ガイド板95が鎖線位
置に切り換わり、特殊紙は加熱ローラ兼シリコーン塗布
ローラ85と押圧ローラ86のニップを通過する゛こと
によって定着された後、箱板98を経て排紙ローラ99
より機外へ排出される。
置に切り換わり、特殊紙は加熱ローラ兼シリコーン塗布
ローラ85と押圧ローラ86のニップを通過する゛こと
によって定着された後、箱板98を経て排紙ローラ99
より機外へ排出される。
この際、抑圧ローラ86は表面が尖鋭な凹凸で50〜5
00μの突起を有するエメリーローラとなって、加熱ロ
ーラ兼シリコーン塗布ローラ85に対して0.2〜0.
5mnのギャップを有して配置されているため、該突起
の先端にトナーが付着しても、クリーニングローラ10
0によってクリーニングされる。
00μの突起を有するエメリーローラとなって、加熱ロ
ーラ兼シリコーン塗布ローラ85に対して0.2〜0.
5mnのギャップを有して配置されているため、該突起
の先端にトナーが付着しても、クリーニングローラ10
0によってクリーニングされる。
この実施例の場合、ヒータが1つで済むことから省エネ
が図れる。また、シリコーンオイルの塗布ローラ88′
とクリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ91によ
るシリコーンオイル溜めが兼用されているため、シンプ
ルな構造となっている。さらに、第10図の例のような
ローラ圧を解除することが不用となるとともに、温度制
御も2つ必要なく、1つでよくなるという利点がある。
が図れる。また、シリコーンオイルの塗布ローラ88′
とクリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ91によ
るシリコーンオイル溜めが兼用されているため、シンプ
ルな構造となっている。さらに、第10図の例のような
ローラ圧を解除することが不用となるとともに、温度制
御も2つ必要なく、1つでよくなるという利点がある。
第12図は第11図の変形例を示す。この変形例で第1
1図と大きく異なる点は、加熱ローラ兼シリコーン塗布
ローラ85の加熱機能を廃してシリコーンオイル塗布機
能ローラ88として配置し、かつ表面加熱ローラ(RT
Vローラ)81と加圧ローラ82を前記と同様の圧接
状態とするとともに、これらローラを正逆転可能にした
点である。そして、表面加熱ローラ81の正転駆動によ
り、該ローラ81と加圧ローラ82で普通紙の定着を行
ない、表面加熱ローラ81の逆転駆動により、該ローラ
81と押圧ローラ86で特殊紙の定着を行なうようにな
っている。
1図と大きく異なる点は、加熱ローラ兼シリコーン塗布
ローラ85の加熱機能を廃してシリコーンオイル塗布機
能ローラ88として配置し、かつ表面加熱ローラ(RT
Vローラ)81と加圧ローラ82を前記と同様の圧接
状態とするとともに、これらローラを正逆転可能にした
点である。そして、表面加熱ローラ81の正転駆動によ
り、該ローラ81と加圧ローラ82で普通紙の定着を行
ない、表面加熱ローラ81の逆転駆動により、該ローラ
81と押圧ローラ86で特殊紙の定着を行なうようにな
っている。
ローラ駆動系について簡単に説明すると、表面加熱ロー
ラ81を駆動するギアが電磁クラッチ等で正逆転され、
該駆動ギアにシリコーンオイル塗布ローラ88とクリー
ニング兼シリコーンオイル回収ローラ91、及び押圧ロ
ーラ86のそれぞれのギアが噛合されている。シリコー
ンオイル塗布ローラ88′、クリーニングローラ100
、加圧ローラ82は前記のようなギア駆動でなく摩擦駆
動方式となっている。
ラ81を駆動するギアが電磁クラッチ等で正逆転され、
該駆動ギアにシリコーンオイル塗布ローラ88とクリー
ニング兼シリコーンオイル回収ローラ91、及び押圧ロ
ーラ86のそれぞれのギアが噛合されている。シリコー
ンオイル塗布ローラ88′、クリーニングローラ100
、加圧ローラ82は前記のようなギア駆動でなく摩擦駆
動方式となっている。
なお、この変形例では、押圧ローラ86とクリニップロ
ーラ100が第11図の実施例よりそれぞれ1個少なく
、温度センサ96が異なる配置位置で、表面加熱ローラ
81に当接しているとともに、シリコーンオイル塗布ロ
ーラ88に当接するシリコーンオイル塗布ローラ88′
が配置されている。102はシリコーンオイル溜めに回
転自在に軸支された転写紙ガイド用のエメリーローラで
、転写紙Pがこれに接触して搬送されるとき、つれ回り
する。
ーラ100が第11図の実施例よりそれぞれ1個少なく
、温度センサ96が異なる配置位置で、表面加熱ローラ
81に当接しているとともに、シリコーンオイル塗布ロ
ーラ88に当接するシリコーンオイル塗布ローラ88′
が配置されている。102はシリコーンオイル溜めに回
転自在に軸支された転写紙ガイド用のエメリーローラで
、転写紙Pがこれに接触して搬送されるとき、つれ回り
する。
前記変形例においては、転写紙Pが普通紙の場合、ガイ
ド板95が実線位置に切り換わり、普通紙は正転する表
面加熱ローラ81と加圧ローラ82のニップを通過する
ことによって定着された後、搬送ガイド板97を経て排
紙ローラ99より機外へ排出される。このとき、シリコ
ーンオイル塗布ローラ88 、88’は表面加熱ローラ
81に対し順方向に回転し、フェルト89により付着し
たオイルを表面加熱ローラ81に均一に塗布する。また
、クリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ91は同
様に表面加熱ローラ81に対し順方向に回転し、表面加
熱ローラ81に付着したトナーや紙粉その他クレイ等の
汚れ、また残存シリコーンなどを当接しているスクレー
パブレード92により回収する。
ド板95が実線位置に切り換わり、普通紙は正転する表
面加熱ローラ81と加圧ローラ82のニップを通過する
ことによって定着された後、搬送ガイド板97を経て排
紙ローラ99より機外へ排出される。このとき、シリコ
ーンオイル塗布ローラ88 、88’は表面加熱ローラ
81に対し順方向に回転し、フェルト89により付着し
たオイルを表面加熱ローラ81に均一に塗布する。また
、クリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ91は同
様に表面加熱ローラ81に対し順方向に回転し、表面加
熱ローラ81に付着したトナーや紙粉その他クレイ等の
汚れ、また残存シリコーンなどを当接しているスクレー
パブレード92により回収する。
一方、転写紙Pが特殊紙の場合、ガイド板95が鎖線位
置に切り換わり、特殊紙は逆転する表面加熱ローラ81
と押圧ローラ86のニップを通過することによって定着
された後、箱板98を経て排紙ローラ99より機外へ排
出される。このとき、シリコーンオイル塗布ローラ88
,88’、クリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ
91は、普通紙のときとは反対の回転動作を行なう。
置に切り換わり、特殊紙は逆転する表面加熱ローラ81
と押圧ローラ86のニップを通過することによって定着
された後、箱板98を経て排紙ローラ99より機外へ排
出される。このとき、シリコーンオイル塗布ローラ88
,88’、クリーニング兼シリコーンオイル回収ローラ
91は、普通紙のときとは反対の回転動作を行なう。
前記においては、表面加熱ローラ81の定着温度が14
0〜150℃に設定され、その温度は温度センサ96に
より一定に保持されている。
0〜150℃に設定され、その温度は温度センサ96に
より一定に保持されている。
この変形例の場合、第11図の実施例での利点のほかに
、転写紙Pが普通紙であるか、特殊紙であるかにより、
表面加熱ローラ等を正逆転させるだけでよく、表面加熱
ローラ81が不用となるので、装置がよりコンパクトに
なる利点がある。
、転写紙Pが普通紙であるか、特殊紙であるかにより、
表面加熱ローラ等を正逆転させるだけでよく、表面加熱
ローラ81が不用となるので、装置がよりコンパクトに
なる利点がある。
λlΦ(I艮
この発明は前記のような構成からなるので、現像液のし
み込みにくい特殊紙を定着する場合であっても、特殊紙
の溶剤残存率を低減させて画像流れのない、良好な画像
を得ることができるというすぐれた効果がある。
み込みにくい特殊紙を定着する場合であっても、特殊紙
の溶剤残存率を低減させて画像流れのない、良好な画像
を得ることができるというすぐれた効果がある。
第1図はこの発明の第1実施例を示す正面図、第2図は
第1実施例の変形例を示す正面図、第3A図および第3
B図は第2図の変形例のさらに別の変形例を示す要部拡
大正面図、第4図は第2実施例を示す正面図、第5図は
第3実施例を示す正面図、第6図は第4実施例で、(A
)は転写紙が普通紙の場合の定着作動状態、(B)は転
写紙が特殊紙の場合の定着作動状態をそれぞれ示す、第
7図は同上の加熱ローラと加圧ローラの拡大正面図、第
8図は第4実施例の変形例を示す正面図、第9図は第8
図の変形例のさらに別の変形例を示す全体正面図、第1
0図はその要部正面図で、(A)は転写紙が普通紙の場
合の定着作動状態、(B)は転写紙が特殊紙の場合の定
着作動状態をそれぞれ示す、第11図は第5実施例を示
す正面図、第12図は第5実施例の変形例を示す正面図
、第13図は従来例を示す正面図である。 1.55・・・加熱ローラ 2・・・加圧ローラ3
.57・・・ヒータ 5・・・加圧カム6・・
・ばね 12・・・ブロッタローラ13・
・・感光体ドラム 15・・・スポンジローラ16
・・・転写チャージャ 17・・・搬送ベルト51・
・・チャージスクイージ 53・・・バイアスローラ 56・・・押圧ローラ 81・・・表面加熱ローラ(シリコーンローラ)82・
・・加圧ローラ
第1実施例の変形例を示す正面図、第3A図および第3
B図は第2図の変形例のさらに別の変形例を示す要部拡
大正面図、第4図は第2実施例を示す正面図、第5図は
第3実施例を示す正面図、第6図は第4実施例で、(A
)は転写紙が普通紙の場合の定着作動状態、(B)は転
写紙が特殊紙の場合の定着作動状態をそれぞれ示す、第
7図は同上の加熱ローラと加圧ローラの拡大正面図、第
8図は第4実施例の変形例を示す正面図、第9図は第8
図の変形例のさらに別の変形例を示す全体正面図、第1
0図はその要部正面図で、(A)は転写紙が普通紙の場
合の定着作動状態、(B)は転写紙が特殊紙の場合の定
着作動状態をそれぞれ示す、第11図は第5実施例を示
す正面図、第12図は第5実施例の変形例を示す正面図
、第13図は従来例を示す正面図である。 1.55・・・加熱ローラ 2・・・加圧ローラ3
.57・・・ヒータ 5・・・加圧カム6・・
・ばね 12・・・ブロッタローラ13・
・・感光体ドラム 15・・・スポンジローラ16
・・・転写チャージャ 17・・・搬送ベルト51・
・・チャージスクイージ 53・・・バイアスローラ 56・・・押圧ローラ 81・・・表面加熱ローラ(シリコーンローラ)82・
・・加圧ローラ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、所定のトナーを用いて現像を行ない、得られたトナ
ー像を転写紙に転写し、この転写された後の転写紙をト
ナー像転写面側に直接接触させて配置した加熱手段によ
り加熱してトナー像の定着を行なうようになっている湿
式複写機の定着装置において、 未定着トナー像を担持した転写紙のトナー中にしめる溶
剤残存率を非加熱的に低減する手段を設けたことを特徴
とする湿式複写機の定着装置。 2、前記溶剤残存率の低減手段が、不織布のような多孔
質材料又はシリコンゴムのように溶剤に対し膨潤性のあ
る弾性体をローラ状にしたブロッタローラと、このブロ
ッタローラの表面に付着するトナーを掻き取り、ブロッ
タローラの溶剤吸収性能を低下させないための弾性体か
らなるクリーニング部材と、転写紙を前記ブロッタロー
ラに押し付けるバックアップローラと、からなる請求項
1記載の湿式複写機の定着装置。 3、所定のトナーを用いて現像を行ない、得られたトナ
ー像を転写紙に転写し、この転写された後の転写紙をト
ナー像転写面側に直接接触させて配置した第1加熱手段
により加熱してトナー像の定着を行なうようになってい
る湿式複写機の定着装置において、 トナー像定着用の第2加熱手段を、未定着 トナー像を担持した転写紙の該トナー像転写面と反対側
に接触させて配置し、この第2加熱手段による加熱と前
記第1加熱手段による加熱が転写紙の種類により切り換
え可能となっていることを特徴とする湿式複写機の定着
装置。 4、所定の転写紙を定着するとき、第1加熱手段又は第
2加熱手段が転写紙から離れた位置となるように構成さ
れている請求項3記載の湿式複写機の定着装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3910481A DE3910481A1 (de) | 1988-04-02 | 1989-03-31 | Bildfixierungseinheit zur verwendung in einem elektrophotographischen nasskopiergeraet |
US07/331,649 US4985733A (en) | 1988-04-02 | 1989-03-31 | Image fixing unit for use in wet-type electrophotographic copying machine |
CA000595353A CA1326058C (en) | 1988-04-02 | 1989-03-31 | Image fixing unit for use in wet-type electrophotographic copying machine |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8262488 | 1988-04-02 | ||
JP63-82624 | 1988-04-02 | ||
JP15157588 | 1988-06-20 | ||
JP63-151575 | 1988-06-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0271286A true JPH0271286A (ja) | 1990-03-09 |
JP2895844B2 JP2895844B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=26423656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP823089A Expired - Fee Related JP2895844B2 (ja) | 1988-04-02 | 1989-01-17 | 湿式複写機の定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2895844B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007139986A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Ricoh Co Ltd | 定着装置 |
US7356300B2 (en) | 2004-04-28 | 2008-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
NL2011067C2 (en) * | 2013-06-28 | 2015-01-05 | Xeikon Ip B V | Digital printing apparatus and digital printing process. |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093664A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
-
1989
- 1989-01-17 JP JP823089A patent/JP2895844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7356300B2 (en) | 2004-04-28 | 2008-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2007139986A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Ricoh Co Ltd | 定着装置 |
NL2011067C2 (en) * | 2013-06-28 | 2015-01-05 | Xeikon Ip B V | Digital printing apparatus and digital printing process. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2895844B2 (ja) | 1999-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4985733A (en) | Image fixing unit for use in wet-type electrophotographic copying machine | |
CA1326057C (en) | Image fixing unit for use in wet-type electrophotographic copying machine | |
JPH0241638Y2 (ja) | ||
JP2667035B2 (ja) | 定着装置 | |
US7561841B2 (en) | Cleaning system for a fuser apparatus | |
US5327203A (en) | Web release agent system for a heat and pressure fuser | |
US7512368B2 (en) | Cleaning systems for fuser members and method of cleaning fuser members | |
JPH0271286A (ja) | 湿式複写機の定着装置 | |
JP3176456B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006330182A (ja) | 定着装置 | |
JP2790848B2 (ja) | 湿式画像形成方法 | |
JP3786495B2 (ja) | 画像形成装置の定着装置 | |
JP2517941Y2 (ja) | 定着装置 | |
JP4515882B2 (ja) | 定着装置 | |
CA1326058C (en) | Image fixing unit for use in wet-type electrophotographic copying machine | |
JP3224950B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003076195A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007079457A (ja) | 定着装置及び画像形成装置並びにそれに使用される分離板 | |
JP5403420B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0816004A (ja) | 湿式電子写真複写機におけるトナー像定着方法 | |
JPS62232672A (ja) | 加熱加圧融着装置の解放剤制御装置 | |
JP2003255745A (ja) | 定着クリーニング装置及び定着装置並びに画像形成装置 | |
JP2928556B2 (ja) | 湿式画像形成装置 | |
JP2770022B2 (ja) | 定着装置 | |
JP2012108256A (ja) | 定着装置および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |