JP2010169761A - 定着装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ローラ1の表面に当接して定着ローラ1を加熱する外部加熱ベルト3と、外部加熱ベルト3に当接するクリーニング部材(スクレーパ7,クリーニングパッド12)とを備えた定着装置において、オフセットの発生を抑制する。
【解決手段】外部加熱ベルト3におけるクリーニング部材との当接面に被覆層を設けず、ベルト基材を露出させ、クリーニング部材をベルト基材に当接させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置およびこの定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置として、熱ローラ定着方式の定着装置が多用されている。熱ローラ定着方式の定着装置は、一般に、互いに圧接されたローラ対(定着ローラおよび加圧ローラ)を備え、このローラ対の両方あるいはいずれか一方の内部に配置されたハロゲンヒータ等からなる加熱手段によりローラ対を所定の温度(定着温度)に加熱した後、未定着トナー画像が形成された記録用紙をローラ対の圧接部(定着ニップ部)に給紙し、圧接部を通過させることで熱と圧力によりトナー画像の定着を行うようになっている。
ところで、カラー画像形成装置に備えられる定着装置においては、定着ローラ表層にシリコーンゴム等からなる弾性層を設けた弾性ローラを用いることが一般的である。定着ローラを弾性ローラとすることにより、定着ローラ表面が未定着トナー画像の凹凸に対応して弾性変形し、この未定着トナー画像を覆い包むように接触するため、モノクロに比べてトナー量の多いカラーの未定着トナー画像を適切に定着させることができる。また、定着ニップ部での弾性層の歪み解放効果により、モノクロに比べてオフセットしやすいカラートナーに対して定着ローラからの離型性を向上することができる。さらに、定着ローラの弾性層が凹に変形することにより、定着ニップ部のニップ形状が上(定着ローラ側)に凸(所謂、逆ニップ形状)となるので、用紙の定着ローラからの剥離性能を向上させることができ、剥離爪等の剥離手段を用いずとも用紙の剥離が可能となり(セルフストリッピング)、剥離手段に起因する画像欠陥を解消することができる。
ところが、このようなカラー画像形成装置に備えられる定着装置において、プロセス速度(定着ニップ部における記録用紙の移動速度;定着速度)を高速化すると、未定着トナー画像に十分な熱を付与できず、適切に定着させることができない場合がある。このため、プロセス速度を高速化する場合、未定着トナー画像に十分な熱を付与して定着処理を適切に行うためには、定着ニップ部のニップ幅を広くする必要がある。また、ニップ幅を広くする手段としては、(1)定着ローラの弾性層を厚くする方法、または(2)定着ローラ径を大きくする方法が考えられる。
しかしながら、弾性層の熱伝導性は非常に低いため、弾性層を具備し、従来のように内部に加熱手段を設ける定着ローラの構成では、プロセス速度を高速化したときに表面温度が上記加熱手段の温度変化に追従しなくなるという問題がある。このため、上記(1)のように弾性層を厚くすると、この定着ローラ表面の温度追従性の問題がより顕著になる。また、上記(1)の方法では、弾性層の熱伝導性が低いので、加熱のためのウォームアップ時間が長くなるという問題、および消費電力が増大するという問題がある。
また、上記(2)のように定着ローラ径を大きくした場合には、定着ローラのサイズが大きくなるので熱容量が大きくなり、加熱のためのウォームアップ時間が長くなるという問題、および消費電力が増大するという問題がある。
そこで、このような問題を解決するための技術として、定着ローラ表面に外部加熱手段を当接させ、定着ローラを外部から加熱する技術(外部加熱定着方式)が提案されている。
例えば、特許文献1には、定着部材と、複数の懸架ローラに懸架された無端ベルト(外部加熱ベルト)と、上記無端ベルトを加熱する加熱手段とを備え、上記無端ベルトを上記定着部材に圧接させることで上記定着部材を加熱する外部ベルト加熱定着方式の定着装置が開示されている。
この外部加熱方式を採用した定着装置では、熱容量の小さなベルトを用いることにより、定着ローラを外部から加熱するため、定着ローラを迅速に加熱することができ、ウォームアップ時間を短くすることができる。それゆえ、定着ローラの温度追従性の低下やウォームアップ時間の増大といった問題を抑制しつつ、定着ローラに低硬度の弾性層を厚く設けたり定着ローラの径を大きくしたりするなどして広いニップ幅を確保することができる。
特開2007−212896号公報(2007年8月23日公開)
しかしながら、上記特許文献1の技術では、定着ローラにおける外部加熱ベルトの当接位置よりも定着ローラの回転方向上流側の位置において定着ローラにクリーニングウェブを当接させることにより、定着ローラの表面に付着したトナーや紙粉等を除去し、トナーや紙粉等によって外部加熱ベルトが汚れることを防止している。このため、クリーニングウェブと定着ローラ表面とが摺擦することで定着ローラに傷が入り、画像欠陥が生じるという問題がある。
そこで、定着ローラと摺擦するクリーニングウェブを設けず、外部加熱ベルトにスクレーパまたはパッド等からなるクリーニング部材を当接させることでトナーや紙粉等によって外部加熱ベルトおよび定着ローラが汚れるのを防止することが考えられる(この構成は本願発明者が考え出した構成であって、従来技術ではない)。
しかしながら、本願発明者が定着ローラと摺擦するクリーニングウェブを設けず、外部加熱ベルトにスクレーパまたはパッド等からなるクリーニング部材を当接させる構成について検討した結果、外部加熱ベルトにスクレーパやパッドなどクリーニング用の固定部材を当接させると、このクリーニング部材により外部加熱ベルトのコート材(被覆層)が削られ、削られたコート材が定着ローラに付着して定着ローラの離型性を低下させる原因となることがわかった。
特に、サイズの小さい用紙に対して連続して定着処理を行った直後にサイズの大きい用紙に対する定着処理を行うと、定着ローラにおけるサイズの小さい用紙に当接しなかった領域において定着ローラの離型性の低下に起因する高温オフセットが起こりやすくなることがわかった。その理由は、以下のように考えられる。
すなわち、サイズの大きい用紙に対して定着処理を行う場合、定着ローラに付着したコート材は用紙に付着するので、定着ローラの表面が常に用紙によってクリーニングされ、定着ローラの離型性は維持される。しかしながら、小サイズの用紙に対する定着処理を連続して行うと、非通紙部(定着ローラ表面における小サイズの用紙との非接触部)にコート材が蓄積され、この非通紙部の離型性が通紙部の離型性に比べて低下する。また、小サイズの用紙に対する定着処理を連続して行った場合、非通紙部の温度が通紙部に比べて高くなるので、高温オフセットが生じやすい状態になる。さらに、通紙部ではマイナス帯電した用紙(約−500V)が通紙されることによって非通紙部に比べてマイナス電位が高くなるので、マイナス帯電しているトナーとの静電的な反発力が大きくなるため静電的にオフセットが生じにくい状態になるが、非通紙部では用紙が通紙されないのでマイナス電位が通紙部に比べて低く、オフセットが生じやすい。したがって、サイズの小さい用紙に対して連続して定着処理を行った直後にサイズの大きい用紙に対する定着処理を行うと、定着ローラにおけるサイズの小さい用紙に対する非通紙部に対応する領域において高温オフセットが起こりやすくなる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、定着部材の表面に当接してこの定着部材を加熱する外部加熱部材と、外部加熱部材の表面に当接してこの外部加熱部材の表面をクリーニングするクリーニング部材とを備えた外部加熱方式の定着装置において、オフセットの発生を抑制することにある。
本発明の定着装置は、上記の課題を解決するために、回転する定着部材と、上記定着部材に圧接する加圧部材と、上記定着部材の表面に当接して当該定着部材を加熱するための、複数の懸架ローラに回転可能に回転可能に懸架された外部加熱ベルトと、上記外部加熱ベルトの表面に当接して当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するクリーニング部材とを備え、上記定着部材と上記加圧部材との間に記録材を搬送し、上記記録材上のトナー画像を上記定着部材から伝達される熱によって上記記録材上に熱定着させる定着装置であって、上記外部加熱ベルトは、当該外部加熱ベルトに対して当該外部加熱ベルトを上記懸架ローラに回転可能に懸架するための柔軟性および強度を付与するためのベルト基材を有し、上記外部加熱ベルトにおける上記クリーニング部材との当接面に上記ベルト基材が露出しており、上記クリーニング部材は上記ベルト基材に当接することを特徴としている。
上記の構成によれば、上記外部加熱ベルトにおける上記クリーニング部材との当接面に当該外部加熱ベルトのベルト基材が露出しており、上記クリーニング部材は上記ベルト基材に当接する。これにより、クリーニング部材の当接によって被覆層が削られることがないので、オフセットが生じることを防止できる。
なお、上記ベルト基材は樹脂材料にフッ素樹脂を添加したものであってもよい。例えば、ポリイミドにフッ素樹脂を添加したものであってもよい。
上記の構成によれば、ベルト基材にフッ素樹脂を添加することで外部加熱ベルトの外周面における離型性を向上させることができるので、外部加熱ベルトの外周面にトナーや紙粉等が付着することを抑制できる。また、外部加熱ベルトとクリーニング部材との摺動負荷を小さくできるので、外部加熱ベルトのスリップを抑制することができる。
また、上記ベルト基材は金属材料からなる構成であってもよい。
上記の構成によれば、クリーニング部材の当接によってベルト基材が削られることを防止できるので、オフセットの発生をより確実に防止できる。
また、上記クリーニング部材は、板状部材のエッジ部分を上記外部加熱ベルトの表面に当接させて当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するスクレーパであってもよい。また、上記スクレーパは、金属製であってもよい。
上記の構成によれば、クリーニング性能に優れたスクレーパを用いることにより外部加熱ベルト上の汚れを効率よくクリーニングすることができる。これにより、外部加熱ベルト上の汚れが定着部材に付着し、それが記録材に付着して画像品質が低下することを抑制することができる。
また、上記クリーニング部材は、上記外部加熱ベルトの表面に面接触して当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するクリーニングパッドであってもよい。また、上記クリーニングパッドは、フッ素樹脂繊維からなるフェルト部材であってもよい。
上記の構成によれば、クリーニングパッドを用いることにより外部加熱ベルト上の汚れを効率よくクリーニングすることができる。これにより、外部加熱ベルト上の汚れが定着部材に付着し、それが記録材に付着して画像品質が低下することを抑制することができる。また、クリーニング部材によって外部加熱ベルトから削り取られる物質の量を低減し、当該物質が定着部材の表面に付着することに起因するオフセットが生じることを抑制できる。
また、上記クリーニング部材として、上記スクレーパと上記クリーニングパッドとを備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、外部加熱ベルト上の汚れが定着部材に付着し、それが記録材に付着することに起因する画像品質の低下を抑制できる。さらに、スクレーパによって外部加熱ベルトから削り取られる物質をクリーニングパッドによって除去することができるので、上記物質が定着部材の表面に付着することに起因するオフセットをより適切に抑制できる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えている。
上記の構成によれば、クリーニング部材の当接によって被覆層が削られることがないので、オフセットが生じることを防止できる。
以上のように、本発明の定着装置は、上記外部加熱ベルトにおける上記クリーニング部材との当接面に当該外部加熱ベルトのベルト基材が露出しており、上記クリーニング部材は上記ベルト基材に当接する。
それゆえ、クリーニング部材の当接によって被覆層が削られることがないので、オフセットが生じることを防止できる。
本発明の一実施形態に係る定着装置の構成を示す説明図である。 図1の定着装置を備えた画像形成装置の断面図である。 図1の定着装置に備えられるスクレーパの正面図および側面図である。 図1の定着装置に備えられる外部加熱ユニットの断面図である。 図1の定着装置に備えられる外部加熱ユニットにおける外部加熱ベルトとスクレーパとの当接部の要部拡大図である。
(1−1.画像形成装置の構成)
本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明を、画像データに応じた多色または単色の画像を記録材上に形成するカラータンデム方式の画像形成装置に適用する場合について説明する。ただし、本発明の適用対象はこれに限るものではなく、定着部材の表面に当接してこの定着部材を加熱する外部加熱部材と、外部加熱部材の表面に当接してこの外部加熱部材の表面をクリーニングするクリーニング部材とを備えた外部加熱方式の定着装置を有する画像形成装置であれば適用できる。
図2は、本実施形態にかかる画像形成装置100の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、画像形成装置100は、露光ユニット(光学系ユニット)E、4組の可視画像形成ユニットpa〜pd、中間転写ベルトユニット110、二次転写ユニット114、定着装置30、内部給紙ユニット116、および手差し給紙ユニット117を備えている。なお、画像形成装置100に備えられる各部材の動作は、図示しないCPU等からなる主制御部によって制御される。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。このため、図2に示すように、上記各色に対応する4組の可視画像形成ユニットpa〜pdが設けられており、これら4組の可視画像形成ユニットpa〜pdによって形成された4色のトナー画像が中間転写ベルト111上で重ね合わされるようになっている。
可視画像形成ユニットpaは、トナー画像担持体である回転可能に備えられた感光体101aの周囲に、帯電ユニット103a、現像ユニット102a、およびクリーニングユニット104aが感光体101aの回転方向に沿ってこの順で配置された構成である。
帯電ユニット103aは、感光体101aの表面を所定の電位に均一に帯電させるためのものである。本実施形態では、帯電ユニット103aとして、オゾンを極力発生させることなく感光体101aの表面を一様に帯電させるために、帯電ローラ方式(接触帯電方式)を採用している。ただし、帯電ユニット103aの構成はこれに限るものではなく、例えば、コロナ放電方式などの非接触型の帯電器を用いてもよく、ブラシ帯電などの接触型の帯電器を用いてもよい。
現像ユニット102aは、感光体101a上に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する現像処理を行う。上記トナーとしては、例えば、非磁性一成分現像剤(非磁性トナー)、非磁性二成分現像剤(非磁性トナーおよびキャリア)、磁性現像剤(磁性トナー)等を用いることができる。
クリーニングユニット104aは、トナー画像を中間転写ベルト111に転写した後に感光体101a表面に残留したトナーを除去・回収するためのものである。
なお、可視画像形成ユニットpb〜pdは現像処理に用いるトナーの色が異なる以外は可視画像形成ユニットpaと実質的に同様の構成である。すなわち、各可視画像形成ユニットpa,pb,pc,pdの現像ユニットにはそれぞれブラック(B),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)のトナーが収容されている。
露光ユニットEは、帯電ユニット103a〜103dによって帯電された感光体101a〜101dを画像データに応じて露光することにより、各感光体101a〜101dの表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。露光ユニットEには、レーザ照射部140および反射ミラー141などを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)が用いられている。なお、露光ユニットEとして、発光素子をアレイ状に並べた、例えばELやLED書込みヘッドなどを用いてもよい。
中間転写ベルトユニット110は、中間転写ベルト111、中間転写ベルト駆動ローラ(テンションローラ)111a、中間転写ベルト従動ローラ(テンションローラ)111b、中間転写ベルトクリーニングユニット112、および中間転写ローラ113a〜113dを備えている。
中間転写ベルト111は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムからなる無端状のベルトであり、中間転写ローラ113a〜113d、中間転写ベルト駆動ローラ111a、および中間転写ベルト従動ローラ111bに張架され、図2に示した矢印B方向に回転駆動される。また、感光体101a〜101d上に形成された各色のトナー画像は中間転写ベルト111に順次重ね合うように転写され、この中間転写ベルト111上にカラーのトナー画像(多色トナー画像)が形成されるようになっている。なお、中間転写ローラ113a〜113dは、感光体101a〜101dにおけるユニット102a〜102dとの対向部とクリーニングユニット104a〜104dとの対向部との間の位置において中間転写ベルト111を介して感光体101a〜101dに対向するように配置されておち、これら中間転写ローラ113a〜113dにトナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧を印加することによって感光体101a〜101d上のトナー画像が中間転写ベルト111上に転写されるようになっている。また、中間転写ベルト111上に形成されたトナー画像は、中間転写ベルト駆動ローラ111aと二次転写ユニット114との対向部に搬送され、この対向部に搬送される記録用紙上に転写されるようになっている。なお、中間転写ベルトクリーニングユニット112は中間転写ベルト111に当接し、記録用紙上へのトナー画像の転写後に中間転写ベルト111上に残留したトナーを除去・回収する。
定着装置30は定着ローラ(定着部材)1と、この定着ローラ1に対して図示しない加圧補助手段によって所定の荷重で圧接された加圧ローラ(加圧部材)2とを備えている。そして、二次転写ユニット114によってトナー画像を転写された記録用紙を定着ローラ1と加圧ローラ2との圧接部(定着ニップ部)に給紙し、この圧接部を通過させることで熱と圧力とによりトナー画像の定着を行う。なお、記録用紙における未定着トナー画像が形成された面は定着ローラ1に当接し、記録用紙における未定着トナー画像が形成された面とは反対側の面は加圧ローラ2に当接する。定着装置30の詳細については後述する。
内部給紙ユニット116は、画像形成に使用する記録用紙(記録材)を蓄積しておくためのものである。また、手差し給紙ユニット117は、画像形成装置100の側壁に折り畳み自在に設けられ、手差しによる記録用紙の給紙を行うためのものである。また、排紙トレイ118は、画像形成済みの記録用紙を載置するためのトレイである。
また、画像形成装置100には、内部給紙ユニット116からピックアップローラ116aによって給紙される記録用紙、および手差し給紙ユニット117からピックアップローラ117aによって給紙される記録用紙を二次転写ユニット114や定着装置30を経由させて排紙トレイ118に送るための用紙搬送路が設けられている。用紙搬送路には、記録用紙を搬送するためのローラ部材が多数配置されている。
なお、本実施形態の画像形成装置は、A4およびレターサイズの用紙まで対応しているいわゆるA4機であり、それより小さいA5およびインボイスサイズの用紙にも対応している。
(1−2.定着装置30の構成)
図1は、定着装置30の構成を示す断面図である。この図に示すように、定着装置30は、定着ローラ(定着部材)1、加圧ローラ(加圧部材)2、外部加熱ユニット13、電源回路15、制御部16、および回転駆動部18を備えている。電源回路15は、後述するヒータランプ5a〜5dに電力を供給するものである。
定着ローラ1は、所定の定着温度に加熱されるとともに、回転駆動部18によって図1に示した矢印方向に回転駆動されるローラであり、金属製の中空円筒形状の芯金1a、芯金1aの外周面を覆う弾性層1b、弾性層1bを覆う離型層1cの3層構造によって構成されている。回転駆動部18は定着ローラ1を回転させるためのものであり、図示しないモータやギア等によって構成されている。なお、本実施形態では定着ローラ1の表面の移動速度、すなわち定着速度(プロセス速度)を225mm/secに設定しており、これによって複写速度(印刷速度)40枚/分で画像形成を行えるようになっている。
芯金1aは、厚さ2mmのアルミニウムからなるものであり、筒状の形状をしている。なお、芯金1aの材質はアルミニウムに限定されるものではなく、例えば、鉄やステンレス等からなるものであってもよい。弾性層1bは厚さ2.5mmの耐熱性を有するシリコーンゴムからなる。なお、弾性層1bの材質はシリコーンゴム限定されるものではなく、例えば、フッ素ゴム等を用いてもよい。離型層1cは厚さ40μmの非導電性のPFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)チューブからなる。なお、離型層1cの材質としては、耐熱性および耐久性に優れ、トナーに対する離型性が優れているものであればよく、PFAの他、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系材料を使用してもよい。こうして構成された定着ローラ1の外径は40mmである。
定着ローラ1の外周面には当該外周面の温度を検出するサーミスタ(温度検出部)6bが配置されており、定着ローラ1の内部には、電力を供給されることによって熱輻射を行うヒータランプ5cが設置されている。ヒータランプ5cは定着ローラ1の熱源であり、制御部16に備えられる温度制御部14が電源回路15からヒータランプ5cに供給する電力を制御することにより、ヒータランプ5cを発光させて赤外線を放射させる。これにより、定着ローラ1の内周面がヒータランプ5cから放射される赤外線を吸収して加熱され、定着ローラ1の全体が加熱されるようになっている。なお、サーミスタ6bは、定着ローラ1の回転軸方向(幅方向)における中央部分の温度を検出するように設けられている。また、本実施形態では、記録用紙のサイズにかかわらず、記録用紙における搬送方向に垂直な方向の略中心部が定着ローラ1の回転軸方向における中央部分と当接するようになっている。したがって、サーミスタ6bは、定着ローラ1の表面における、用紙サイズにかかわらず常に通紙領域となる位置の温度を検出するようになっている。また、本実施形態において、定着温度とは、定着処理を行うときのサーミスタ6bの検出温度を意味する。
加圧ローラ2は、図示しないばね等の加圧補助手段によって定着ローラ1に所定の荷重(本実施形態では360N)で圧接されて定着ローラ1との間で定着ニップ部8(本実施形態では定着ニップ幅(定着ニップ部8における記録用紙9の搬送方向の幅)8mm)を形成するとともに、定着ローラ1に従動回転するローラであり、定着ローラ1と同様、金属製の中空円筒形状の芯金2a、芯金2aの外周面を覆う弾性層2b、弾性層2bを覆う離型層2cの3層構造によって構成されている。
なお、本実施形態では、加圧ローラ2として、定着ローラ1と同様、厚さ2mmのアルミニウムからなる芯金2a上に厚さ2.5mmのシリコーンゴムからなる弾性層2bを形成し、さらに弾性層2b上に厚さ40μmの非導電性のPFAチューブからなる離型層2cを形成したものを用いた。ただし、加圧ローラ2の構成はこれに限るものではなく、例えば、鉄やステンレス等からなる芯金2aを用いてもよく、フッ素ゴム等からなる弾性層2bを用いてもよく、PTFE等のフッ素系材料からなる離型層2cを用いてもよい。また、本実施形態では、加圧ローラ2として、定着ローラ1と同形状、同材質のものを用いているが、これに限るものではない。例えば、加圧ローラ2の硬度を定着ローラ1の硬度よりも高くしてもよい。この場合、加圧ローラ2と定着ローラ1との間に形成される定着ニップ部を逆ニップ形状(加圧ローラ2の形状は殆ど変わらず定着ローラ1が若干凹む形状)にすることができ、記録用紙が定着ニップ部から排出される際の定着ローラ1に対する自己剥離性を向上させることができる。
また、加圧ローラ2の外周面には当該外周面の温度を検出するサーミスタ6cが配置されており、加圧ローラ2の内部にはヒータランプ5dが設置されている。サーミスタ6cは、定着ローラ1のサーミスタ6bと同様、加圧ローラ2の回転軸方向(幅方向)における中央部分に配置されている。ヒータランプ5dは加圧ローラ2の熱源であり、温度制御部14が電源回路15からヒータランプ5dに供給する電力を制御することにより、ヒータランプ5dから赤外線を放射させて加圧ローラ2の内周面を加熱するようになっている。
外部加熱ユニット13は、定着ローラ1の外周面を加熱するためのものであり、加熱ローラ4aおよび4b、外部加熱ベルト(無端ベルト)3、ヒータランプ(加熱部)5aおよび5b、サーミスタ6a、スクレーパ(クリーニング部材)7、クリーニングパッド(クリーニング部材)12、およびこれら各部材を収容する外部加熱ユニットホルダ(筐体)11を備えている。
加熱ローラ4aおよび4bは、直径16mmで、厚さ2mmのアルミニウムからなる中空円筒状の芯材である。なお、加熱ローラ4aおよび4bの材質はアルミニウムに限るものではなく、例えば鉄やステンレス等の金属製芯材を用いてもよい。また、加熱ローラ4aおよび4bのサイズは上記のサイズに限るものではなく、適宜変更してもよい。
外部加熱ベルト3は加熱ローラ4aおよび4bに懸架された無端状のベルト部材であり、本実施形態では、円形にした場合の直径が31.5mm、厚さが90μmのポリイミド(樹脂材料)製のベルト基材からなる無端ベルトを用いた。ここで、ベルト基材とは、当該外部加熱ベルト3を加熱ローラ4a,4bに回転可能に懸架するための適度な柔軟性および強度と、外部加熱ベルト3に対して、加熱ローラ4a,4bから当該外部加熱ベルト3の内側面側に入熱される熱を当該外部加熱ベルト3の外側面に当接する定着ローラ1へ伝熱させる機能とを付与するための部分である。
なお、従来の外部加熱ベルトでは、トナー等の離型性を高めるとともに、外周面に他の部材が当接することによる摺動負荷を低減するためにベルト基材の外周面にフッ素樹脂等の被覆材(コート材)からなる被覆層を設けるのが当業者の技術常識であったが、本実施形態では、外部加熱ベルト3の外側面に被覆層を設けず、ベルト基材を露出させている。したがって、定着ローラ1、スクレーパ7、およびクリーニングパッド12は、外部加熱ベルト3の外側面に露出したベルト基材に直接当接するようになっている。
なお、本実施形態では外部加熱ベルト3としてポリイミド製のベルト基材からなる無端ベルトを用いたが、これに限るものではない。例えば、ポリイミドからなるベルト基材に代えて、他の耐熱樹脂、あるいはステンレスまたはニッケル等の金属材料からなる中空円筒状(無端状)のベルト基材を用いてもよい。
また、外部加熱ベルト3の寄り力(外部加熱ベルト3の回転時にこの外部加熱ベルト3を回転軸方向(幅方向)に移動させるように作用する力)を低減するために、ベルト基材の内側面にPTFE等からなるコーティングを施してもよい。
また、外部加熱ベルト3は、定着ローラ1の表面(外側面)における定着ニップ部よりも定着ローラ1の回転方向下流側、かつサーミスタ6bよりも定着ローラ1の回転方向上流側の位置において、図示しないばね等の加圧補助手段によって定着ローラ1に所定の荷重(本実施形態では40N)で圧接するように設けられている。これにより、定着ローラ1との間に加熱ニップ部(定着ローラ1と外部加熱ベルト3とが互いに当接する部分)10が形成される。また、外部加熱ベルト3は、定着ローラ1の回転時には、定着ローラ1に従動回転するようになっており、加熱ローラ4aおよび4bは外部加熱ベルト3に従動回転するようになっている。なお、加熱ニップ部10の加熱ニップ幅(加熱ニップ部10の定着ローラ回転方向の幅)は、外部加熱ベルト3が定着ローラ1を適切に加熱することができ、かつ外部加熱ベルト3が定着ローラ1に適切に従動回転できるように適宜設定すればよい。本実施形態では、加熱ニップ幅を20mmとしている。
ヒータランプ5aは加熱ローラ4aの内部に備えられてこの加熱ローラ4aを内面側から加熱する熱源であり、ヒータランプ5bは加熱ローラ4bの内部に備えられてこの加熱ローラ4bを内面側から加熱する熱源であり、温度制御部14が電源回路15からヒータランプ5aおよび5bに供給する電力を制御することにより、ヒータランプ5aおよび5bから赤外線が放射され、それによって加熱ローラ4aおよび4bの内周面が加熱される。そして、加熱ローラ4aおよび4bを介して外部加熱ベルト3が所定の温度に加熱され、外部加熱ベルト3を所定の温度に加熱した状態で定着ローラ1の外周面に当接させることによって定着ローラ1の外周面を外部から加熱するようになっている。なお、外部加熱ベルト3は、例えば定着温度が190℃の場合、220℃に加熱される。
サーミスタ6aは、外部加熱ベルト3の表面温度を検出するためのものである。なお、サーミスタ6aは、外部加熱ベルト3の回転軸方向(幅方向)における中央部分の温度を検出するように設けられている。
スクレーパ7は、定着ローラ1から外部加熱ベルト3に移行したトナーや紙粉等の汚れを除去して外部加熱ベルト3の外周面をクリーニングするためのものであり、クリーニングパッド12はスクレーパ7をすり抜けた外部加熱ベルト3上のトナーや紙紛等を回収するためのものである。
つまり、図1に示すように、定着ローラ1は、未定着のトナーを定着させるために、記録用紙9における未定着トナー画像が形成された面に当接する。このため、記録用紙9上のトナーや紙粉等の汚れが定着ローラ1に付着する。そして、定着ローラ1に付着したトナーや紙粉等の汚れは、定着ローラ1と外部加熱ベルト3との当接部において外部加熱ベルト3に付着する。スクレーパ7は、このようにして外部加熱ベルト3に付着したトナーや紙粉等の汚れを掻き取って取り除くものである。
図3は、スクレーパ7の正面図および側面図である。スクレーパ7は、厚さ0.3mmのステンレスからなる保持部7bと、保持部7bの先端部を鋭角(角度η。本実施形態ではη=30°)に折り曲げたクリーニング部(スクレーパ部)7aとからなるV字形状を有している。また、図3に示すように、保持部7bおよびクリーニング部7aにおける上記折り曲げ部を含む位置には、外部加熱ベルト3の幅方向に沿って所定の間隔でスリット(開口部)7c(折り曲げ部がなす直線と交差する方向の切り込み)が設けられている。なお、本実施形態では上記折り曲げ部がなす直線に略垂直な方向に切り込んだ幅1mmのスリット7cを10mmピッチの間隔で設けた。
図4は外部加熱ユニット13の断面図である。この図に示すように、スクレーパ7におけるクリーニング部7aの先端が外部加熱ベルト3に当接するように、スクレーパ7の保持部7bが外部加熱ユニットホルダ11の内側面に固定されている。なお、クリーニング部7aの先端は、2本の加熱ローラ4aおよび4bの間にテンションを付与された状態で懸架された外部加熱ベルト3のフリーな状態の位置(外部加熱ベルト3の内側面が加熱ローラ4aおよび4bと接していない位置)で、外部加熱ベルト3の外側面に当接している。また、クリーニング部7aの先端(エッジ部分)は、外部加熱ベルト3の回転方向に対してカウンタ方向になるように、すなわち、外部加熱ベルト3におけるスクレーパ7との当接部から外部加熱ベルト3の回転方向上流側部分の外側面に対する、スクレーパ7における外部加熱ベルト3との当接部を含む表面であって外部加熱ベルト3における上記当接部から回転方向上流側部分の外側面に対向する側の表面の傾斜角度である当接角度θ(本実施形態ではθ=150°)が90°より大きくなるように当接している。
図5は、外部加熱ユニット13における外部加熱ベルト3とスクレーパ7との当接部の要部拡大図である。この図に示すように、スクレーパ7の形状および設置位置は、このスクレーパ7におけるクリーニング部7aの先端が外部加熱ベルト3を当該外部加熱ベルト3の理想軌道(すなわち、スクレーパ7と外部加熱ベルト3との当接部に対して外部加熱ベルト3の回転方向上流側および下流側に位置する2つの外部加熱ローラ4a・4bの共通接線)に対して所定の押下量d(本実施形態ではd=0.6mm)だけ押下するように設定されている。
また、本実施形態では、図4に示すように、外部加熱ベルト3の表面をクリーニングするためのスクレーパ7を、外部加熱ベルト3の内側面が加熱ローラ4aおよび4bに接していない位置において外部加熱ベルト3の外側面に当接させている。
これにより、従来のように外部加熱ベルトが懸架ローラに懸架されている位置においてクリーニング部材を外部加熱ベルトに当接させる構成よりも、クリーニング部材と外部加熱ベルトとの間に生じる摺動負荷を小さくすることができる。したがって、クリーニング部材と外部加熱ベルトとの摺擦によって外部加熱ベルトに傷が生じたり、外部加熱ベルトの回転を妨げる方向の負荷が大きくなって外部加熱ベルトのスリップが生じたりすることを抑制できる。
クリーニングパッド12は、スクレーパ7を部分的にすり抜けたトナーや紙粉等の汚れを回収するものである。つまり、外部加熱ベルト3に付着したトナーや紙粉等の汚れの一部がスクレーパ7をすり抜けた場合、外部加熱ベルト3の外周面にトナーや紙粉等による外部加熱ベルト3の回転方向に沿った筋状の汚れが付着し、それが定着ローラ1に接して定着ローラ1の外周面を傷つける場合がある。外部加熱ベルト3の外周面にこのような筋状の汚れが付着すると、定着後の記録用紙9の画像に筋状の傷(画像欠陥)が生じる。この筋状の画像欠陥は、特に厚紙に印刷した場合に目立ちやすい。そこで、本実施形態では、スクレーパ7を部分的にすり抜けたトナーや紙粉等の汚れを回収するためのクリーニングパッド12を設けることで、この筋状の画像欠陥の発生を防止している。
図4に示すように、クリーニングパッド12は、フェルト保持部材12bにクリーニング用フェルト部材(クリーニング部材)12aが貼り付けられた構成である。本実施形態では、フェルト部材12aとして、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)のフッ素樹脂繊維からなるフェルトを用いている。フェルト保持部材12bは、厚さ0.2mmのステンレスからなる板状の部材であり、フェルト部材12aを外部加熱ベルト3の外側面に押圧するように、外部加熱ユニットホルダ11に固定されている。
制御部16は、温度制御部14と回転制御部17とを備えている。温度制御部14は、サーミスタ6a〜6cの温度検出結果や、記録用紙のサイズ等に応じて外部加熱ベルト3、定着ローラ1、および加圧ローラ2の温度を所定の温度に近づけるように、あるいは所定の温度に保つように電源回路15から各ヒータランプ5a〜5dに供給する電力を制御する。回転制御部17は定着ローラ1の回転駆動を行う回転駆動部18の動作を制御する。なお、制御部16は、画像形成装置100の主制御部に備えられるものであってもよく、画像形成装置100の主制御部とは別に備えられ、主制御部と協働して動作するものであってもよい。
このようにして、定着装置30では、それぞれの所定の温度に加熱されて所定の荷重で圧接された定着ローラ1と加圧ローラ2との間に未定着トナー画像が形成された記録用紙9を給紙して通過させ、未定着トナー画像を記録用紙9に定着させるようになっている。
(1−3.実験結果)
次に、スクレーパ7の有無、クリーニングパッドの有無、および外部加熱ベルトの構成とオフセットとの関係を調べるために行った実験の結果について説明する。
この実験では、上述した画像形成装置100において外部加熱ユニット13の構成を異ならせた複数のケースについて、定着処理時の外部加熱ベルトの駆動安定性、クリーニング性能、およびオフセットの発生レベルを目視により調べた。
外部加熱ベルトの駆動安定性の評価方法については、定着装置の動作中に外部加熱ベルトが定着ローラに対してスリップしているかどうかを目視により確認し、全くスリップしていない場合(○印)、ウォームアップ時のみスリップしている場合(△印)、定着動作時にスリップが生じるかあるいは完全に回転しない場合(×印)のいずれかに評価した。
クリーニング性能の評価方法としては、各色(B、Y、M、C)5%、トータル20%の印字率の原稿を用いて120K枚(12万枚)の定着処理を実際に行い、クリーニング不良による画像汚れおよび画像傷の有無を目視により評価した。
なお、画像汚れは、主にスクレーパでかきとったトナー汚れがスクレーパをすり抜けて記録用紙を汚してしまうことに起因する画像欠陥である。この画像汚れについては、全く発生しなかった場合(○印)と発生した場合(×印)のいずれかに評価した。
また、画像傷は、主にスクレーパでかきとった紙粉汚れがスクレーパをすり抜けて外部加熱ベルトの表面に固着し、それが定着ローラの表面を傷つけることで生じる筋状の画像欠陥(特に厚紙の記録用紙に印刷した際に目立ちやすい)である。この画像傷については、120K枚の定着処理後における画像傷の程度(レベル)を目視検査し、厚紙においても傷が見られないレベル(○印)、厚紙において細かい傷が見られるが実用上問題ないレベル(△(白三角)印)、厚紙の傷はよく目立つが他の記録用紙では実用上問題ないレベル(▲(黒三角)印)、および厚紙以外の記録用紙でも傷が目立つレベル(×印)のいずれかに評価した。
オフセットの評価方法としては、インボイス(8.5×5.5インチ)サイズの小サイズ紙を縦送りで連続100枚印字し、その後、直ぐにレター(11×8.5インチ)サイズの普通サイズ紙を縦送りで連続5枚印字し、レター紙上のインボイスの非通紙部に該当する領域にオフセットが発生するかどうか目視により確認した。具体的には、目視検査に基づいてオフセットが全く見られないレベル(○印)、オフセットの発生が軽微なレベル(△印)、オフセットの発生が顕著なレベル(×印)のいずれかに評価した。
なお、定着ローラ表面の小サイズ紙(この場合はインボイスサイズの記録用紙)が通紙される通紙部では、定着ローラに付着したコート材等が記録用紙によってクリーニングされるため、定着ローラの離型性は低下しにくい。また、非通紙部は小サイズ紙に対する定着処理を連続して行うことによって端部昇温(通紙部に比べて30〜35degUP)が生じるので、通紙部よりも高温オフセットが生じやすい。さらに、通紙部では、転写部においてマイナス帯電した用紙(約−500V)が通紙することにより、非通紙部に比べてマイナス電位が高くなり、マイナス帯電しているトナーとの静電的な反発力が大きくなるため、静電的にオフセットしにくい。これらの理由から、小サイズ紙への定着処理を連続して行った後、すぐに普通サイズ紙(レター紙)を通紙すると、非通紙部においてオフセットが発生しやすい。そこで、この実験では、小サイズ紙の非通紙部におけるオフセットの発生レベルを調べた。
表1は上記実験の結果を示している。
Figure 2010169761
比較例1−1は、上述した外部加熱ユニット13においてクリーニングパッド12を省略するとともに、外部加熱ベルト3の外周面にPTFEからなる被覆層を設けたケースである。このケースでは、クリーニングパッド12がないため、スクレーパ7をすり抜けた筋状の汚れが外部加熱ベルト3の表面に固着し、それが定着ローラ1の表面を傷つけることによって画像傷が顕著に発生した。なお、オフセットレベルは△であった。
比較例1−2は、上述した外部加熱ユニット13において外部加熱ベルト3の外周面にPTFEからなる被覆層を設けたケースである。すなわち、比較例1−1の構成にフッ素樹脂繊維のフェルトからなるクリーニングパッド12を追加したケースである。このケースでは、クリーニングパッド12の効果により画像傷は無くなったものの、非通紙部でのオフセットレベルは悪化して×になった。
比較例1−3は、上述した外部加熱ユニット13においてスクレーパ7およびクリーニングパッド12を省略するとともに、外部加熱ベルト3の外周面にPTFEからなる被覆層を設けたケースである。このケースでは、スクレーパ7およびクリーニングパッド12がないので画像汚れは顕著に発生したものの、画像傷およびオフセットは発生しなかった。
これら各比較例についての実験結果より、スクレーパおよびクリーニングパッドが外部加熱ベルトの表面と摺擦することにより、外部加熱ベルトのコート材が削られ、それが定着ローラの表面に付着して定着ローラ表面の離型性を低下させる結果、オフセットが生じることがわかる。
実施例1−1は、上述した外部加熱ユニット13を用いたケースである。このケースでは、外部加熱ベルト3の外周面に被覆層を設けず、ベルト基材が露出する構成としたことにより、各比較例のようにクリーニング部材(スクレーパ7,クリーニングパッド12)によってコート材が削られるという問題を解消し、オフセットの発生を防止できた。なお、このケースでは、外部加熱ベルト3の外周面に被覆層がないので、各比較例に比べてスクレーパ7やクリーニングパッド12との摺動負荷が大きくなり、外部加熱ベルト3がスリップしやすくなった。ただし、スリップが生じたのはウォームアップ時のみであり、ウォームアップ時間が多少長くなるものの実用上は問題ないレベルであった。
実施例1−2は、上述した外部加熱ユニット13において、ポリイミドからなる外部加熱ベルト3に代えてステンレスからなる外部加熱ベルトを用いたケースである。このケースにおいても、実施例1−1と同様、外部加熱ベルトの外周面に被覆層を設けず、ベルト基材(ステンレス)が外周面に露出する構成とした。このケースでは、実施例1−1と略同様の実験結果が得られた。
実施例1−3は、上述した外部加熱ユニット13において、ポリイミドにフッ素樹脂を添加したベルト基材を用いたケースである。ポリイミドを添加したベルト基材を用いることにより、スクレーパおよびクリーニングパッドとの摺動負荷を低減し、外部加熱ベルト3のスリップを防止することができた。また、ベルト基材の表面にフッ素樹脂等の被覆層を設けるのではなく、ベルト基材にフッ素樹脂を含有させることにより、クリーニング部材の当接によって削られる物質を低減し、オフセットの発生を防止することができた。
以上のように、本実施形態にかかる画像形成装置100では、外部加熱ベルト3の外周面に被覆層が設けられておらず、スクレーパ7およびクリーニングパッド12は外部加熱ベルト3のベルト基材に当接するようになっている。
なお、ベルト基材の材質は、スクレーパ7およびクリーニングパッド12の当接によって比較的削られにくい材質であれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリイミド等の樹脂材料を用いてもよく、ステンレス、ニッケル等の金属材料を用いてもよい。また、ポリイミド等の樹脂材料を用いる場合、この樹脂材料にフッ素樹脂を添加して用いてもよい。
なお、クリーニング部材の当接によるベルト基材の削られ易さの程度とベルト基材の引張強度との間には相関があり、引張強度が50MPa以上の材質からなるベルト基材を用いることにより、スクレーパ7およびクリーニングパッド12の当接によって削られるベルト基材の量を、オフセットを生じさせない程度に抑制できる。したがって、引張強度が50MPa以上であるベルト基材を用いることが好ましい。また、樹脂材料にフッ素樹脂を添加したベルト基材を用いる場合、フッ素樹脂の添加量については、引張強度50MPa以上を満足できる範囲内に設定することが好ましい。本実施形態では、樹脂材料(ポリイミド樹脂)95重量部に対してフッ素樹脂5重量部(フッ素樹脂は樹脂全体の5wt%を含有する)とした。
したがって、従来の定着装置のようにクリーニング部材の当接によって外部加熱ベルト3の被覆層が削られることがないので、オフセットが生じることを防止できる。
なお、本実施形態では、外部加熱ベルト3が2つの加熱ローラ4aおよび4bに懸架されている構成について説明したが、これに限るものではなく、3つ以上のローラに懸架されていてもよい。
また、本実施形態では、定着ローラ1を押圧する加圧部材として加圧ローラ2を用いているが、加圧部材の構成はこれに限るものではなく、例えばベルト形状の加圧部材を用いてもよい。
また、本実施形態では、クリーニング部材としてスクレーパ7およびクリーニングパッド12を備えた構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、スクレーパ7またはクリーニングパッド12の一方を備えない構成にしてもよく、スクレーパ7またはクリーニングパッド12に代えてクリーニングウェブ等の他のクリーニング部材を備えてもよい。
本発明は上述した各実施形態または実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態または実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置に適用できる。
1 定着ローラ(定着部材)
2 加圧ローラ(加圧部材)
3 外部加熱ベルト(外部加熱部材、無端ベルト)
4a〜4b 加熱ローラ(懸架ローラ)
5a〜5d ヒータランプ(加熱部)
6a〜6c サーミスタ
7 スクレーパ(クリーニング部材)
7a クリーニング部
7b 保持部
7c スリット
9 記録用紙(記録材)
11 外部加熱ユニットホルダ
12 クリーニングパッド(クリーニング部材)
12a フェルト部材(クリーニング部材)
12b フェルト保持部材
13 外部加熱ユニット
30 定着装置
100 画像形成装置

Claims (10)

  1. 回転する定着部材と、上記定着部材に圧接する加圧部材と、上記定着部材の表面に当接して当該定着部材を加熱するための、複数の懸架ローラに回転可能に回転可能に懸架された外部加熱ベルトと、上記外部加熱ベルトの表面に当接して当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するクリーニング部材とを備え、上記定着部材と上記加圧部材との間に記録材を搬送し、上記記録材上のトナー画像を上記定着部材から伝達される熱によって上記記録材上に熱定着させる定着装置であって、
    上記外部加熱ベルトは、当該外部加熱ベルトに対して当該外部加熱ベルトを上記懸架ローラに回転可能に懸架するための柔軟性および強度を付与するためのベルト基材を有し、
    上記外部加熱ベルトにおける上記クリーニング部材との当接面に上記ベルト基材が露出しており、上記クリーニング部材は上記ベルト基材に当接することを特徴とする定着装置。
  2. 上記ベルト基材は樹脂材料にフッ素樹脂を添加したものであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 上記ベルト基材はポリイミドにフッ素樹脂を添加したものであることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 上記ベルト基材は金属材料からなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 上記クリーニング部材は、板状部材のエッジ部分を上記外部加熱ベルトの表面に当接させて当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するスクレーパであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 上記スクレーパは金属製であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 上記クリーニング部材は、上記外部加熱ベルトの表面に面接触して当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するクリーニングパッドであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 上記クリーニングパッドは、フッ素樹脂繊維からなるフェルト部材であることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 上記クリーニング部材として、板状部材のエッジ部分を上記外部加熱ベルトの表面に当接させて当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するスクレーパと、上記外部加熱ベルトの表面に面接触して当該外部加熱ベルトの表面に付着した汚れを除去するクリーニングパッドとを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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