JPH06161029A - 写真要素 - Google Patents

写真要素

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JPH06161029A
JPH06161029A JP5218603A JP21860393A JPH06161029A JP H06161029 A JPH06161029 A JP H06161029A JP 5218603 A JP5218603 A JP 5218603A JP 21860393 A JP21860393 A JP 21860393A JP H06161029 A JPH06161029 A JP H06161029A
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JP
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paper
polyvinyl alcohol
layer
photographic
pva
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JP5218603A
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English (en)
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Erika M Sato
ミチコ サトー エリカ
James Lawrence Edwards
ローレンス エドワーズ ジェームズ
Larry D Hagemeier
ダグラス ヘイジメイアー ラリー
David J Lacz
ジョン ラック デビッド
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/33Synthetic macromolecular compounds
    • D21H17/34Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/36Polyalkenyalcohols; Polyalkenylethers; Polyalkenylesters
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の写真要素は、紙支持体を含んで成
り、該紙支持体は木繊維と、前記紙の表面に近いほど濃
度が高くなるように配置されたポリビニルアルコールポ
リマーとを含んで成る。該紙支持体の少なくとも片面に
ポリオレフィンコーティングが設けられ、該ポリオレフ
ィンコーティング上には親水性コロイド層が設けられ、
また該親水性コロイド層上には感光性ハロゲン化銀乳剤
が設けられている。該親水性コロイド層は約20〜80重量
%の白色顔料と約15〜35重量%の直径約 0.1〜約1μm
の中空微小球とを含んで成る。 【効果】 該写真要素は、改善された不透明度または反
射性及び鮮鋭性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印画紙に関し、より詳
細には改善された不透明度、反射率、耐カール性及び画
像鮮鋭性を示す印画紙に関する。
【0002】
【従来の技術】写真目的に製造される紙の両面にポリオ
レフィン層を適用することは知られている。多くの場
合、ポリオレフィン層を白色に見せるために、紙支持体
と感光性写真乳剤との間にあるポリオレフィン層には二
酸化チタンのような顔料が添加されている。これにより
ポリオレフィン表面の反射率が増加し、また得られる写
真の画質も向上する。写真技術分野で用いられるこうし
た支持体にまつわる問題は、感光層中に形成されて得ら
れる画像の鮮鋭性が、非常に高画質の画像が、例えば専
門家用途において必要とされる場合に、望まれるほど高
くはないという点にある。このことは一般に当てはまる
が、その理由は、鮮鋭度の高い画像にとって必要な不透
明度や反射率を実現するに十分に高いパーセントの顔料
材料をポリオレフィン被膜中に含有させることができな
いからである。
【0003】この問題を解決するため、従来技術では、
感光性写真乳剤とポリオレフィン層の1層との間に、二
酸化チタンを含有するゼラチン層を挿入することが提案
されている。英国特許第 1,551,258号明細書は、両面に
ポリエチレンを塗布し、そのポリエチレン表面の一方
に、ゼラチンと、コロイドシリカと、そして平均粒径範
囲が 0.1〜5 ミクロンの二酸化チタン、バライタまたは
(非コロイド)シリカの粒子との混合物、並びに任意に
アニオン性界面活性剤を塗布した印画紙について記載し
ている。
【0004】1985年12月10日発行の米国特許第 4,558,0
02号明細書は、ポリオレフィン層と感光層との中間に位
置する層が、写真処理時に脱色されない色素または顔料
を含有する親水性コロイド層であり、またその親水性コ
ロイド層中に白色顔料が30体積%以上の量で存在する、
といった構造を有する印画紙について教示している。
【0005】米国特許第 4,755,454号明細書は、上記2
件の引用文献に記載されている似たような構造におい
て、その親水性コロイド層が白色顔料を68重量%以上の
量で含有している構造について記載している。
【0006】写真材料の形成においては、該材料が露光
前と露光及び現像後との両方にわたり均一性を保つこと
が望まれ続けている。印画紙においては、展示時に写真
が安定したままであることが特に望まれる。これを実現
するためには、より安定な色が望まれ続けている。ま
た、画像用支持体を処理することによってカラー写真を
表すために安定性を増大させることも望まれている。こ
のような処理によって、着色剤と反応しうる気体の透過
が防止される。画像上にオーバーコートを配置すること
もまた、写真の着色剤と反応しうる酸素の透過を防止す
る。
【0007】Tamagawaらの米国特許第 4,861,696号明細
書に、合成パルプの一部を紙の木材パルプに置き換える
ことによって酸素透過性を低下できることが記載されて
いる。Konig の米国特許第 3,364,028号明細書は、バラ
イタ層を塗布することによって黄色カブリ形成を防止す
ることについて記載している。
【0008】Aonoらの米国特許第 4,283,496号明細書
は、印画紙を透過する酸素量を低下させるポリビニルア
ルコールポリマーまたは別のポリマーの単層を有する写
真層の形成について記載している。
【0009】Griggsらの米国特許第 3,582,337号及び M
artensらの米国特許第 3,582,339号明細書は、印画紙用
の各種保護層について記載している。
【0010】Clark らの米国特許第 2,358,056号明細書
は、写真乳剤と紙との間に、ポリビニルアルコール中に
分散させた硫酸バリウムの層を有する印画紙について記
載している。
【0011】Siegらの米国特許第 3,277,041号明細書
は、架橋ポリビニルアルコールポリマーを使用して印画
紙の耐水性を増大させることについて記載している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】写真画像の寿命が増加
している一方で、写真画像の安定性を改善する必要性は
いまだに残っている。好ましい演色性と許容できるセン
シトメトリー性能とについてバランスされているカラー
画像カプラーを再配合する必要なく、写真画像寿命の増
加が得られることは非常に望ましい。また、カールを示
さない印画紙に対するニーズもある。
【0013】本発明の目的は、従来の印画紙及び写真要
素の欠点を克服することである。本発明の別の目的は、
耐カール性が改善された紙を形成することである。本発
明の目的は、光画像安定性及び画像鮮鋭性が増加した印
画紙を提供することである。本発明の別の目的は、より
中性の退色を示し、よって保存寿命がより長い写真を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙支持体を有
する写真要素において、該支持体の少なくとも片面にポ
リオレフィンフィルムが設けられ、該ポリオレフィンフ
ィルム上に親水性コロイド層が設けられ、また該親水性
コロイド層上に少なくとも一つの感光性ハロゲン化銀乳
剤層が設けられ、該親水性コロイド層中には、約20〜約
80重量%の白色顔料と約15〜約35重量%の平均直径約
0.2〜約 2.0マイクロメートルの中空微小球とが含まれ
ている、そのような写真要素を提供する。本発明による
製品は、改善された不透明度及び反射特性、並びに改善
された鮮鋭性を示す。
【0015】本発明は、改善された親水性層の他に、前
記紙の表面近くで濃縮されている約4〜約6重量%のポ
リビニルアルコールを含有する紙シートまたは支持体を
も使用する。さらに、該印画紙は、約25cc/m2/日未満の
酸素漏洩速度及び約1cc/m2/日未満の酸素ガス透過速度
を示す。
【0016】本発明は、従来の方法及び製品よりも優れ
た安定性、鮮鋭性及び耐カール性の利点を有する。この
方法によって、印画紙上の感光性乳剤層のベースとして
働く標準のポリエチレン層のコーティングを妨害するこ
となく酸素透過率を低下させるに十分なポリビニルアル
コールポリマーの含浸が可能になる。さらに、本発明の
方法によって、画像形成材料の変更を伴うことなく、画
像鮮鋭性や画像安定性が改善された写真要素の形成が可
能になる。さらに、本発明の写真要素は、実質的に現在
の印画紙形成工程にポリビニルアルコールポリマー溶液
塗布装置を付加して使用することによって印画紙を形成
できるという利点を有する。これら及びその他の利点
は、以下の本発明の詳細な説明から明白である。
【0017】本発明は、鮮鋭性が改善されたポリオレフ
ィン被覆ポリビニルアルコールポリマー含浸印画紙であ
って、ポリオレフィン層の自由面に親水性コロイド層が
塗布されており、その親水性コロイド層が約20〜約80重
量%の白色顔料及び約15〜約35重量%の平均直径約 0.2
〜約 2μmの中空微小球を含有する、そのような印画紙
を提供する。適当ないずれの白色顔料でも使用でき、例
えば硫酸バリウム、酸化亜鉛、ステアリン酸バリウム、
銀フレーク、シリケート、アルミナ、炭酸カルシウム、
三酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、ジルコニウムア
セチルアセテート、硫酸ジルコニウムナトリウム、カオ
リン、マイカ、二酸化チタン、等が使用できる。二酸化
チタンのアナターゼ及びルチル結晶形が好ましい。アナ
ターゼ形が白いので最も好ましい。該白色顔料の平均粒
径は、好ましくは約 0.1〜約 1.0μm、また最も好まし
くは約 0.2〜約 0.5μmとすべきである。
【0018】上記のように、親水性コロイド層は、平均
直径が2マイクロメートル未満の、好ましくは約 0.1〜
約1マイクロメートルの、そして最も好ましくは約0.25
〜約0.8マイクロメートルの中空微小球約15〜約35重量
%をも含有する。該微小球はポリマー壁を有する中空ま
たは空気含有マイクロカプセル粒子である。適当ないず
れのポリマー材料でも使用でき、例えば、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−塩化
ビニリデンコポリマー、酢酸セルロース、エチルセルロ
ース、線状ポリマー形状を有するノボラック樹脂、アク
リル樹脂(例、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリ
ルアミド、等)、上記のものをはじめとするエチレン系
不飽和モノマーのいずれかを適当に組み合わせたコポリ
マー、等を使用することができる。本発明による用途に
特に適した微小球は、スチレンとアクリル酸とのコポリ
マーから製造されたものであって、Rohm and Haas 社か
ら商品名 ROPAQUE OP-42、OP-62 及び OP-84として市販
されている。米国特許第 3,418,250号、同第 3,418,656
号、同第 3,585,149号及び同第 3,669,899号明細書(本
明細書ではこれらを参照することによって全体を取り入
れる)に記載されている中空マイクロカプセルは、本発
明による用途に適用可能である。
【0019】本発明の実施においては、適当ないずれの
親水性コロイドでも使用でき、例えば、天然物質、例え
ばタンパク質、タンパク質誘導体、セルロース誘導体、
例えばセルロースエステル、アルカリ処理ゼラチンや酸
処理ゼラチンを含むゼラチン、ゼラチン誘導体、並びに
1989年12月発行のResearch Disclosure 308119 のパラ
グラフIXに記載されているいずれかの親水性材料、を使
用することができる。また、所望であれば、これらの材
料のいずれかを組み合わせた混合物を使用してもよい。
好ましくは、親水性コロイドは酸処理またはアルカリ処
理されていてもよい脱イオン化ゼラチンである。親水性
コロイドは、各種原料成分用のバインダーとして、層の
全重量に対して約5〜約50重量%、好ましくは約8〜約
35重量%、最も好ましくは約10〜約25重量%の量で用い
られる。
【0020】白色顔料及び中空微小球の他に、親水性コ
ロイド層は、本発明に従い使用する場合の写真プリント
及び層の外観や反射率を最適化するために、さらに別の
添加物、例えば蛍光増白剤、uv吸収剤、殺生剤、米国
特許第 4,558,002号明細書(本明細書中に参照すること
によって取り入れる)に記載されている色素または顔料
のような各種着色剤、を含有することができる。
【0021】適当な蛍光増白剤、例えばチオフェン、ス
チルベン、トリアジン、イミドゾロン、ピラゾリン、ト
リアゾール、クマリン、オキサゾール、オキサジアゾー
ル、アセチレン、ビニレン、等が、Research Disclosu
re(Vol. 308, 1989年12月、第 998頁、パラグラフV)
及び米国特許第 4,794,071号明細書(本明細書中に参照
することによってどちらも取り入れる)に記載されてい
る。特に好ましい蛍光増白剤は、米国特許第 4,203,716
号及び同第 4,584,255号明細書に記載されているローデ
ッドラテックスの形態で親水性コロイド層中に取り込ま
れた疎水性増白剤である。蛍光増白剤を添加した別のラ
テックスを使用する代わりに、蛍光増白剤を中空微小球
に埋め込んで問題の親水性コロイドへ導入してもよい。
【0022】適当な殺生剤には、例えば、フェノール、
チモール、ポリクロロフェノール、クレゾール、p-クロ
ロクレゾール、ベンジルフェノール、ハロフェン、2,2'
- ジヒドロキシ-5,5'-ジクロロジフェニル、ソルビン
酸、ヘキサメチルテトラアミンのようなアミン、ジスル
フィド、メルカプト化合物、イミダゾール、水銀化合物
系抗生物質、ベンゾイソチアゾール、イソチアゾリノン
並びに米国特許第 4,224,403号及び同第 4,490,462号明
細書(本明細書中に参照することによってどちらも取り
入れる)に記載されているその他の物質、が含まれる。
【0023】適当な紫外線吸収剤には、アリール置換ベ
ンゾトリアゾール化合物、4-チアゾリドン化合物、ベン
ゾフェノン化合物、桂皮酸エステル化合物、ブタジエン
化合物、ベンゾオキサゾール化合物及びResearch Disc
losure(Vol. 308, 1989年12月、第1003頁、パラグラフ
VIII)(本明細書中に参照することによって取り入れ
る)に記載されているその他のuv吸収剤、が含まれ
る。
【0024】本発明による親水性コロイド層中に用いら
れる各種原料成分は、適当な何らかの技法による層の付
着のための適当な塗布組成物中へ配合される。各種成分
の他に、白色顔料及び中空微小球を層全体に適当且つ均
一に分布させるために分散助剤を使用する。適当な分散
助剤には、例えば米国特許第 3,288,846号、同第 3,29
8,956号、同第 3,214,454号、同第 3,234,124号、同第
3,567,768号及び同第 3,796,749号明細書に記載されて
いる分散助剤が含まれる。
【0025】親水性コロイド層を形成するための塗布組
成物を調製する好ましい方法では、白色顔料と、分散助
剤と、使用する場合には殺生剤とを、メディアミル、Co
wlesディゾルバーまたはその他の適当な高せん断装置に
おいて、水中で均質混合する。次いで、この顔料分散液
を、微小球、蛍光増白剤、着色助剤、等をはじめとする
残りの成分と混合した後、予め溶解しておいたゼラチン
に加える。
【0026】一般に、分散助剤は、存在する乾燥成分に
対して約0.05〜2重量%、好ましくは約0.05〜約 0.5重
量%の量で存在する。次いで、塗布組成物を、印画紙工
業では普通に受け入れられている慣例によって原料のポ
リビニルアルコール含浸紙素材の表面に塗布しておいた
ポリオレフィン層の表面に、適当な塗布装置で適当な塗
布技法によって適用する。その紙素材は、一般に、また
好ましくは、紙素材の両面にポリオレフィンの層を含有
する。多くの場合、紙のカール制御を助けるために、種
類の違うポリオレフィンをどちらかの表面に適用する。
【0027】紙素材へポリオレフィンを適用した後、親
水性コロイド層と最後に感光層とを受容するポリオレフ
ィン層の表面をコロナ放電処理して続く層の接着性を改
善する。本発明による構造を形成する各種層の間に、当
該技術分野でよく知られている下塗層を挿入して、隣接
層間の接着性を改善してもよい。ポリエチレンのコロナ
放電処理済表面の上に、本発明による親水性コロイド層
を付着する。親水性コロイド層を付着させるに特に適し
た塗布組成物として、約10〜約20重量部のアナターゼ形
二酸化チタン(特に好ましい材料は、Georgia Savanna
のKemira社から商品名UNITANE 0-310 で市販されている
製品である)と、約0.015 〜約0.045 重量部の、分散液
中の固体粒子の均一分散を促進する適当な分散助剤(特
に有用な分散助剤は、Allied Colloids から商品名DISP
EX N-40 で市販されているポリカルボン酸のナトリウム
塩と、FMC から商品名TSPPで市販されているピロリン酸
4ナトリウムとの混合物である)と、約 0.001〜約0.00
25重量部の適当な制生剤(特に適した材料は、Ferro 社
から商品名Ottaseptで市販されているものである)と、
約3〜約5重量部のゼラチンと、約 6.5〜約8重量部の
中空微小球(特に適した材料は、Rohm & Haas 社から商
品名ROPAQUE OP-84 で市販されているものである)と、
約0.04〜約0.07重量部の蛍光増白剤(特に適した材料
は、Ciba-Geigy社から商品名UVITEX-OB で市販されてい
る、以下の化学式で示されるものである)と、
【0028】
【化1】
【0029】約 0.001〜約 0.003重量部のシアン及びマ
ゼンタ着色顔料混合物(Daniel Products 社から商品名
TINT-AYD WD-2018で市販されているもの)と、そして残
部に塗布組成物を 100重量部にするための水とを含む水
性分散液、が挙げられる。蛍光増白剤については、米国
特許第 4,203,716号または同第 4,584,255号明細書(本
明細書では参照することによってどちらも取り入れる)
に従いラテックス中に導入することによるローデッドラ
テックスの形態で、分散液へ加えることが好ましい。こ
れに関して、ラテックスは、スチレンとジビニルベンゼ
ンとを共重合する乳濁重合法で調製したものである。ラ
テックスは、前記配合物においては約 2.5〜約 3.5部の
量で使用する。この組成物を、コロナ放電処理済表面上
に、少なくとも約 500 mg/ft2 (5.4 g/m2)、好ましくは
約 500 mg/ft2 (5.4 g/m2)〜約1500mg/ft2(16.2 g/
m2)、そして最も好ましくは約 700 mg/ft2 (7.5 g/m2)
〜約1000mg/ft2(10.9 g/m2)の被覆量で塗布する。
【0030】最後に、親水性コロイド層の自由表面に少
なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層を塗布する。本発明
による写真要素の製造には、既知のいずれのハロゲン化
銀乳剤層でも有用であり、例えば、Research Disclosu
re, Vol. 176, December 1978, Item 17643 やResearch
Disclosure, Vol. 225, January 1983, Item 22534に
記載されているものがあり、本明細書ではこれらの記載
全体を参照することによって取り入れる。一般に、ゼラ
チン水溶液中にハロゲン化銀結晶を含む分散液を含んで
成る一つ以上の層と、任意に一つ以上の下塗層等を支持
体に塗布することによって写真要素を製造する。塗布工
程は、一般に連続運転機で行われ、単一層または複数層
を支持体へ適用する。多重層要素については、米国特許
第 2,761,791号及び同第 3,508,947号明細書に記載され
ているように、層を支持体上に同時に塗布することが一
般的である。
【0031】図1に概略的に記載した装置は Fourdrini
er製紙装置10であり、木材パルプと水との混合物をヘ
ッドボックス12からワイヤベルト14へ適用する。 F
ourdrinier製紙装置から、紙は、従来どおり、ウェット
プレス18及び19へ進み、その後一連のヒータードラ
ム22を含有する乾燥機20へ入る。図面では、各乾燥
段階に2〜3個しか示されていないが、製紙装置には多
数の加熱乾燥ドラム22があることに注意されたい。第
一乾燥機20を出た後、図2に示されているように、紙
24は、ポリビニルアルコール溶液32を含有するタン
ク30とローラーまたはドラム28とを含んで成る第一
のポリビニルアルコールサイジング装置26の中へ入
る。紙24は、ポリビニルアルコール溶液32のなかで
回転するローラーまたはドラム28によって、下面にポ
リビニルアルコールが塗布される。ローラー28及び3
6の間隙に入る前に、紙24はターニングローラー29
と支持ローラー31とを通過する。また、紙24は、有
孔パイプ34からのスプレー32によって、上面にもポ
リビニルアルコール溶液が塗布される。ローラー36及
び28の間隙は、ポリビニルアルコールの紙24への含
浸を促進するように働き、また紙表面の過剰のポリビニ
ルアルコールポリマーが第二乾燥機40へ運搬されるこ
とを防止する。第二乾燥機40に入る前に、任意ではあ
るが、輻射乾燥機または高温空気乾燥機であることがで
きる非接触式乾燥機42及び44によって紙を処理して
もよい。乾燥機40もまた、一連の乾燥ドラム22を含
有する。使用する場合、輻射ヒーター42及び44は、
表面のポリビニルアルコール溶液自体が乾燥機ドラムに
結合して紙中のピットやかさぶたの原因になる傾向を低
減するのに役立つ。乾燥機40から出た後、紙は一度含
浸されて第二段階の乾燥機40を通過しており、次い
で、図3に示したように、ポリビニルアルコール溶液5
6を含有するタブ54とローラー51及び52とを含ん
で成る第二のポリビニルアルコールサイジング装置50
へ入る。このサイジングステーション50にも、紙24
の上面にポリビニルアルコール溶液60をスプレーする
有孔パイプ58が設けられている。ロール52及び66
は、間隙64における圧力によって、ポリビニルアルコ
ールの紙中への含浸を促進すること、並びに過剰の表面
材料が第三段階の乾燥機70へ到達しないようにするこ
とに役立つ。ポリビニルアルコールが乾燥機ドラム22
に付着しないように表面を乾燥させるため、第三段階の
乾燥前に非接触式乾燥機72及び74を使用することが
最も好ましい。また、ポリビニルアルコールが乾燥ドラ
ム表面から剥離し易いように、フッ素置換炭化水素(す
なわち、ポリテトラフルオリド)のような剥離表面を有
する乾燥機ドラムを使用することも可能である。第三段
階の乾燥機70を出た後、含浸した実質的に酸素不透過
性の紙を、図示していない手段によって普通にカレンダ
ー加工して、その後ロール78に巻取る。
【0032】図4には、ポリビニルアルコールを含浸す
る別の手段を図示してある。図4に示したように、紙2
4は、紙の上面にポリビニルアルコール溶液スプレー8
2を計量分配する有孔パイプアプリケーター80の下を
通過する。紙の下面には、ロール86の反対側で作動す
るロール84によってポリビニルアルコール溶液が塗布
される。ロール84は、ロール84に適用されるポリビ
ニルアルコール溶液90を充填したホッパー88を通過
する。ロール84のオーバーフローはパン92に集めら
れ、パイプ94によって除去及び再循環される。この別
の適用装置は、図2または図3に示した第一段階のサイ
ジング装置26または第二段階のサイジング装置50の
どちらの代わりに使用してもよい。
【0033】本発明のポリビニルアルコール含浸紙支持
体は、図5の断面図に示したように、紙の表面に近いほ
どポリビニルアルコールポリマー濃度が高くなってお
り、図中、紙の表面に近い領域100及び102は、そ
の中心領域106よりもポリマー充填量が高い。木繊維
104は、比較的一様に紙全体に分布している。図6に
は、ポリビニルアルコール含浸印画紙を使用して製造し
た本発明の写真要素110を示す。図示したように、紙
は、その各面に従来のポリエチレン層112及び114
を有する。親水性コロイド層115は、ポリエチレン層
112と第一感光層120との間にある。印画紙は、青
色感光層116、緑色感光層118及び赤色感光層12
0をも含有する。写真要素110には、典型的にはゼラ
チンの保護表面層122がさらに設けられている。表面
層中または表面シアン層下に紫外線吸収剤を使用するの
が普通である。
【0034】本発明の含浸に使用されるポリビニルアル
コールは、実質的に酸素不透過性紙をもたらすものであ
ればいずれのポリビニルアルコールであってもよい。ポ
リビニルアルコールは酢酸ビニルの加水分解によって形
成される。使用前のポリビニルアルコールは水に可溶性
であり、また粉末状かペレット状で入手できる。加水分
解度の高いポリビニルアルコールほど耐水性や耐湿性が
高い。平均分子量は、13,000超から 200,000までの範囲
にあればよい。分子量の高い材料ほど、耐水性、接着強
度及び粘度が高い。好ましい材料は、加水分解度が約99
%の中分子量ポリビニルアルコールであることがわかっ
ているが、これはこの材料が紙の酸素透過性を低減する
からである。
【0035】ポリビニルアルコールポリマーを、実質的
な酸素不透過性を付与する任意の量で含浸する。一般
に、含浸率範囲が乾燥紙の約4〜約11重量%であると、
有効な酸素透過バリヤー及び比較的低コストにとって好
ましい。良好な酸素透過性を伴う低コストには、約4〜
6重量%の含浸率が好ましい。本発明の含浸は、表面上
にポリビニルアルコール層を有するのではなく、紙の両
面付近に濃縮されたポリビニルアルコールを有する紙を
もたらす。本発明の、紙をポリビニルアルコール中に2
回適用または通過させ、各通過後に乾燥する方法が、所
望の酸素不透過性を付与するに十分なポリビニルアルコ
ールの含浸をもたらすことがわかった。一般に、紙を十
分に含浸するための溶液中のポリビニルアルコールの範
囲は、約8〜約12重量%、好ましくは約9〜約11重量%
である。また、PVAサイジング溶液は、一般に、PV
A固形分に対して1%以下の塩化ナトリウムをも含有す
る。塩化ナトリウムは紙に内部導電性を付与するので、
静電気が蓄積しにくくなる。ポリビニルアルコール含浸
液の好ましい溶液粘度は、 120 oF (48.9℃)で約 250
〜約 350センチポイズである。
【0036】サイジング操作は、充填剤、顔料、増白
剤、色素、硬膜剤及びサイズ溶液に典型的に用いられて
いるその他の添加物を適用してもよい。
【0037】ポリビニルアルコール含浸直後の非接触式
乾燥は、紙の表面を非粘着状態にまで乾燥することで、
乾燥機ドラムとの接触が、湿ったポリマーと乾燥機ドラ
ムとの付着の原因とならないようにするのに役立つ。さ
らに、非接触式乾燥は、紙の表面付近でのポリビニルア
ルコールの濃縮を促進するのに役立ち、その結果より少
ないポリビニルアルコール使用量で酸素不透過性が得ら
れる。非接触式乾燥は、好ましくは、支持体中の水分の
少なくとも約3分の1を除去する。
【0038】ポリビニルアルコール溶液中へ浸漬したと
きにより多量のポリビニルアルコールを含浸させるた
め、ポリビニルアルコール含浸前の紙を乾燥して、その
含水率を約10%未満、好ましくは約5%未満にしておく
ことが好ましい。ポリビニルアルコールを適用する第二
ステーションの前には、ポリビニルアルコール含浸量の
変化量が低いため、含水量は好ましくは約5%未満、最
も好ましくは約3%未満とする。非接触式乾燥を第二の
ポリビニルアルコール溶液のシートへの適用後に実施す
ることが特に望まれるが、その理由は、乾燥ドラムとの
接触時にポリビニルアルコール溶液が粘着性であると、
表面のポリビニルアルコール溶液が乾燥ドラムへ粘着す
る傾向がより大きくなるからである。
【0039】一般に、ポリビニルアルコールを含浸する
紙シートは、所望の任意の坪量のものであることができ
る。一般に、紙シートの坪量は、含浸紙へ通常の感触と
取扱性を付与するために約25〜約50 lbs/1000 sq. であ
ることが好ましい。展示目的には、80 lbs/1000 sq. ま
でのより重たい紙が好ましい場合もある。
【0040】ポリビニルアルコール含浸紙は、写真要素
の形成に使用でき、それは露光及び処理後に光に対して
驚くほど安定なカラー画像を生じる。その上、その画像
は、光に対して中性退色を示す。すなわち、イエロー、
マゼンタ及びシアン画像色素が同じ割合で退色するの
で、プリントの有用な寿命が延びる。典型的なカラープ
リントでは、イエロー及びマゼンタ画像色素の光安定性
がシアン画像色素の光安定性よりも通常は劣っており、
カラープリントの好ましくない非中性退色をもたらす。
しかしながら、本発明で説明した含浸紙から形成される
カラープリントでは、イエロー及びマゼンタ画像色素の
光安定性が実質的に改善される一方で、シアン画像色素
の光安定性はほとんど影響を受けないままであるので、
画像安定性が増大し、且つ退色が中性となる。含浸支持
体からの利益を受けるイエロー及びマゼンタ画像色素
は、酸化発色現像剤と、2当量や4当量の画像カプラ
ー、例えば開鎖ケトメチレン、ピラゾロン、ピラゾロト
リアゾール及びピラゾロベンズイミダゾールとの反応に
よって形成される。典型的には、このような画像カプラ
ーは、高沸点カプラー溶剤中への導入のためにバラスト
化されている。
【0041】酸化発色現像剤との反応時にマゼンタ色素
を形成するカプラーは、以下の代表的な特許明細書及び
刊行物に記載されている:米国特許第 2,600,788号、同
第 2,369,489号、同第 2,343,703号、同第 2,311,082
号、同第 3,152,896号、同第 3,519,429号、同第 3,06
2,653号及び同第 2,908,573号、並びにAgfa Mitteilung
en, Band III, pp. 126-156 (1961) に刊行された"Farb
kuppler-eine Literaturubersicht" 。
【0042】酸化発色現像剤との反応時にイエロー色素
を形成するカプラーは、以下の代表的な特許明細書及び
刊行物に記載されている:米国特許第 2,875,057号、同
第 2,407,210号、同第 3,265,506号、同第 2,298,443
号、同第 3,048,194号、同第 3,447,928号及び同第 5,0
21,333号、並びにAgfa Mitteilungen, Band III, pp. 1
12-126 (1961) に刊行された"Farbkuppler-eine Litera
turubersicht" 。
【0043】さらに、有用でありうるその他の画像カプ
ラーは、Research Disclosure, December 1989, Item
308119, paragraph VII D に記載されている特許明細書
(本明細書ではこれらを参照することによって取り入れ
る)に記載されている。本発明の要素に好ましいカプラ
ーを以下に示す。
【0044】カプラーC
【化2】
【0045】カプラーM
【化3】
【0046】カプラーY
【化4】
【0047】カプラーX
【化5】
【0048】カラープリントの保存寿命を向上させるた
めの別の重要な要素は、光に長期間暴露されると形成し
うる黄色汚染を低減または除外することである。これ
は、写真要素に十分量の紫外線吸収剤(UVA)を塗布
することによって実現できる。典型的には、UVAは置
換フェニルベンゾトリアゾールであって、例えば米国特
許第 4,853,471号、同第 4,790,959号、同第 4,752,298
号、同第 4,973,701号、同第 4,383,863号及び同第 4,4
47,511号明細書のような特許明細書並びにその中に記載
されている引用文献に記載されている。本発明に記載す
る特別なUVAの構造を以下に示す。
【0049】UV吸収剤V
【化6】
【0050】UV吸収剤U
【化7】
【0051】固体UVAで観測される結晶化や表面ブル
ーミングの問題を最小限に抑えるために好ましいUV吸
収剤は液状形のものである。典型的な液状UV吸収剤を
以下に示す。
【0052】UV吸収剤R
【化8】
【0053】本発明の紙支持体上には、紙支持体を光反
射性プリント材料へ転換するための各種の層、例えばハ
ロゲン化銀乳剤層、下塗層、中間層及びオーバーコート
層、が設けられる。また、従来のポリエチレン押出被覆
層を紙支持体上に設けてもよい。本発明の要素に用いら
れるハロゲン化銀乳剤は、ネガ型であってもポジ型であ
ってもよい。適当な乳剤とその調製については、Resear
ch Disclosure, December, 1978, Item No. 17643(In
dustrial Opportunities, Ltd., The Old Harbourmaste
r's, 8 North Street, Emsworth, Hants, P010 7DD, En
gland)のセクションI及びIIに記載されている。本発明
で用いられるハロゲン化銀乳剤は、少なくとも80モル%
が塩化銀で残部が臭化銀である塩化銀粒子を含んで成る
ことが好ましい。
【0054】
【実施例】以下の実施例は例示目的であって、本発明を
限定するものではない。特に断わらないかぎり、記載の
部及びパーセントは重量基準である。以下の実施例によ
って本発明をさらに説明する。
【0055】実施例1(対照) 厚さ 178μm、坪量185 g/m2の従来の高品質カラーペー
パー支持体の片面に、厚さ30μm (29 g/m2)の透明な中
密度ポリエチレンを、またその反対面に、米国特許第
4,794,071号明細書に記載されているビス(ベンゾキサ
ゾリル)スチルベン蛍光増白剤の混合物0.05%と12.5%
のTiO2とを含有する低密度ポリエチレンを、積層した。
その中密度ポリエチレン樹脂コートにコロナ放電処理を
施し、そして帯電防止剤を乾燥重量0.17〜0.47 g/m2
塗布した。下記の7種のゼラチン層を上記支持体のポリ
オレフィン面に塗布した。各種成分を以下の塗布量で付
着させて感光性写真材料を得た。
【0056】7種のゼラチン層は以下のとおりとし、第
1層を親水性コロイド層に隣接させた。第1層:青感性層 ジ−n−ブチルフタレートカプラー溶剤(0.27 g/m2) 中
のイエロー色素形成カプラーY(1.08 g/m2) 及び化学増
感及び青色分光増感した単分散塩化銀ネガ乳剤(0.34 g
Ag/m2)、ゼラチン(1.51 g/m2)第2層:中間層 ゼラチン(0.75 g/m2) 0.94 g/m2 1,4-ジヒドロキシベンゼン(酸化現像剤掃去
剤)第3層:緑感性層 ジ−n−ブチルフタレートカプラー溶剤(0.22 g/m2) 中
のマゼンタ色素形成カプラーM(0.42 g/m2) 及び化学増
感及び緑色分光増感した単分散塩化銀ネガ乳剤(0.33 g
Ag/m2)、ゼラチン(1.2 g/m2)第4層:UV吸収性中間層 ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの混合物(0.38
g/m2) 、ゼラチン(0.76 g/m2)第5層:赤感性層 ジ−n−ブチルフタレートカプラー溶剤(0.24 g/m2) 中
のシアン色素形成カプラーC(0.42 g/m2) 及び化学増感
及び赤色分光増感した単分散塩化銀ネガ乳剤(0.31 g Ag
/m2)、ゼラチン(1.08 g/m2)第6層:UV吸収層 ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの混合物(0.38
g/m2) 、ゼラチン(0.76 g/m2)第7層:オーバーコート層 ゼラチン(1.35 g/m2)
【0057】層1〜6を、総ゼラチン重量の1.8%のビス
(ビニルスルホニル)メチルエーテルで硬膜した。カプ
ラーの識別は、 C=シアン色素形成カプラー:2−(α−(2,4−ジ
−tert−アミル−フェノキシ)ブチルアミド)−4,6
−ジクロロ−5−エチルフェノール M=マゼンタ色素形成カプラー:1−(2,4,6−ト
リクロロフェニル)−3−(2−クロロ−5(α−(4
−ヒドロキシ−3−tert−ブチルフェノキシ)−テトラ
デカノアミド)アニリノ)−5−ピラゾロン Y=イエロー色素形成カプラー:α−(4−(4−ベン
ジルオキシ−フェニル−スルホニル)フェノキシ)−α
−(ピバリル)−2−クロロ−5−(γ−(2,4−ジ
−t−アミルフェノキシ)ブチルアミド)アセトアニリ
【0058】この試料を青光、緑光及び赤光に段階的に
露光した後、3段階処理の発色現像法(95 oF (35 ℃)
で45秒)で現像し、漂白−定着(95 oF (35 ℃) で45
秒)し、水洗(91〜94 oF (32.8 〜34.4℃) で90秒)し
た後、60℃で乾燥(60秒間)した。
【0059】上記処理液の配合は以下のとおりである。(1)発色現像剤 スルホン化ポリスチレンのリチウム塩(30重量%) 0.23 g トリエタノールアミン 8.69 g N,N-ジエチルヒドロキシルアミン(85重量%) 5.04 g 亜硫酸カリウム 0.24 g 発色現像剤 4−(N−エチル−N−2−メタンスルホニル− アミノエチル)−2−メチルフェニレンジアミン− セスキスルフェート1水和物 5.17 g Blankophor REU、133% 2.1 g 硫酸リチウム 1.83 g 塩化カリウム 1.6 g 臭化カリウム 10 mg 1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸 0.81 g 重炭酸カリウム 3.59 g 炭酸カリウム 20.0 g 全体を1Lとする水 pHは80 oF (26.7℃)で9.98に調整
【0060】(2)漂白−定着液 チオ硫酸アンモニウム 127.4 g メタ重亜硫酸ナトリウム 10 g エチレンジアミンテトラ酢酸鉄アンモニウム塩 110.4 g 氷酢酸 10.2 g 全体を1Lとする水 pHは80 oF (26.7℃)で5.5 に調整
【0061】実施例2(対照) 実施例1の製法を繰り返したが、但し、紙と中密度RC
ポリエチレンコーティングとの間に3.5 g/m2のポリビニ
ルアルコールの層を塗布した。用いたPVAはAirvol 1
25(製造元:Air Products)とした。Airvol 125は、4
%濃度における20℃での粘度が26〜30 cpsの超加水分解
グレード(99.3+%)PVAである。支持体への塗布は、
X−ホッパーを200 ft/minで使用して行った。
【0062】実施例3(対照) 実施例1の製法を繰り返したが、但し、実施例1の樹脂
塗布紙と乳剤層との間に白色顔料層を配置した。その顔
料層は以下のように形成した。
【0063】表Iに記載した組成を有する水性白色顔料
含有配合物を以下のように調製した。 表I 親水性コロイドコーティング配合物 成分 乾重量(kg) 湿重量(kg) 1 TiO2分散体 14.39 20.56 2 蒸留水 --- 12.27 3 蛍光増白剤a 3.14 9.84 4 Ropaque OP-84 b 7.2 17.99 5 Tint Ayd WD 2018c 0.0019 0.086 6 ゼラチンd 3.93 39.25 (a) 米国特許第 4,584,255号明細書に記載のUvitex添加
スチレン/ジビニルベンゼンラテックス (b) Rohm and Haas 社市販のスチレン/アクリル酸ポリ
マー (c) Daniel Products 社市販の耐光堅牢性シアン及びマ
ゼンタ顔料分散体 (d) 脱イオン化ゼラチン
【0064】TiO2分散体の調製 39.47 kgの蒸留水に、0.108 kgのピロリン酸4ナトリウ
ムと、0.33 kg のDispex N-40(Allied Colloids 社製)
の40%溶液と、そして商品名Ottasept(Ferro社)で市
販されている殺生剤の4−クロロ−3,5−ジメチルフ
ェノールの3.5%溶液0.341 kgとを、攪はんしながら添加
した。5分間の混合後、粒径 0.2〜0.3μmのアナター
ゼ型チタン白色顔料(Kemira社製、Unitane 0-310 )11
9.75 kgをゆっくりと導入した。混合を45分間継続し、
その後さらに11.43 kgの水を添加して15分間混合した。
次いで、上記TiO2予備混合物を、90%ジルコニウム/シ
リカ媒体装填材料を含有する4リットル Netzsch媒体ミ
ルに、温度80 oF (26.7℃)、シャフト速度2300 rpm、
流速 0.669リットル/分の条件下で1回通過させて分散
させた。
【0065】親水性コロイド塗布組成物の調製 成分1〜5を表Iに明記した量及び順序で添加し一緒に
した。5分間の間隔を置いた各成分の添加の際には、従
来の櫂形スターラーによる混合を採用した。10%ゼラチ
ン(成分6)を 104 oF (40℃)で別に溶かして、pH
を2N NaOH で8〜9に調整した。その後、成分1〜5の
混合物をゼラチンへ添加し、添加完了後30〜45分間ゆっ
くりと攪はんを続けた。その後、最終組成物のpHを1.
6 N HNO3で5.0 へ低下させた。次いで、その親水性コロ
イド塗布組成物を底層として乳剤層と同時に塗布した。
【0066】実施例4(対照) 実施例1の製品を製造したが、但し、以下のポリビニル
アルコール含浸ベース紙を代用した。
【0067】50%漂白硬木クラフトと、25%漂白硬木亜
硫酸塩と、25%漂白軟木亜硫酸塩とのパルプ組成物を、
ダブルディスクリファイナー、次いでJordanコニカルリ
ファイナーによってカナダ標準ろ水度200 ccまで精製す
ることによって、印画紙用支持体を製作した。得られた
パルプ組成物へ、乾燥重量基準で0.2%のアルキルケテン
二量体と、1.0%のカチオン性コーンスターチと、0.5%の
ポリアミド−エピクロロヒドリンと、0.26% のアニオン
性ポリアクリルアミドと、5.0%のTiO2とを添加した。10
00平方フィート当たり46.5ポンド(ksf) の絶乾重量のベ
ース紙をFourdrinier 製紙機で製作し、湿式プレスして
固形分42%とし、そして蒸気加熱式乾燥機を用いて乾燥
して含水量を10%にし、Sheffield 気孔度 160 Sheffie
ld単位及び見かけ密度 0.70 g/ccを達成した。次いで、
紙ベースに、以下に記載するようにポリビニルアルコー
ルを用いて表面サイジングを施した。その表面サイジン
グ済支持体をカレンダー加工して、見かけ密度 1.04 g/
ccにした。この支持体の乳剤側に、12.5%のTiO2及びそ
の他の添加物を含有するポリエチレンを被覆量5.6lb/ks
fで押出被覆した。その反対側には、ポリエチレンを被
覆量6.0 lb/ksfで押出被覆した。この支持体を実施例1
のように同定した。
【0068】その紙に、スターチ溶液の代わりにPVA
溶液を表面サイジングした。ポリビニルアルコール(P
VA)溶液は、70 oF (21.1℃)未満の温度で水に10重
量%のPVAと 0.5重量%のNaClとを添加することによ
って調製した。次いで、この混合物を最低 190 oF(87.8
℃) に加熱して、PVAが溶解するまでこの温度を保持
した。その後、その溶液を 150 oF(65.6℃) まで冷却し
てから紙ベースへ適用した。適用方法は、図3に示した
タブサイズの垂直サイズプレスとし、シートをPVA溶
液中に通過させた。蒸気加熱式乾燥機を用いて乾燥して
含水率を3%にした後、前記PVAサイズ紙に同じ溶液
で2回目のPVAタブサイズ処理を施した。この処理方
法を2ステーションサイジングと呼ぶ。その後、乾燥紙
をカレンダー加工して、見かけ密度を1.04 g/cc にし
た。次いで、その紙を、実施例1と同様に押出被覆処理
した。
【0069】重量分析法でPVA含浸率4.91%を測定
し、そして絶乾燥重量の重量%として報告した。
【0070】実施例の支持体の酸素バリヤー特性を確証
するために2種類の測定値:1)酸素漏洩速度20及び
2)酸素ガス透過速度 0.1(O2 GTR)を測定した。O2 G
TRの測定は、ASTM D3985-81 に従い、50 cm2の押出被覆
試料について、その乳剤塗布面を酸素センサーを有する
チャンバーに向けて、 100 oF(37.8℃) 及び約65%RH
において純粋酸素を使用して行った。酸素漏洩速度は、
同じ装置と試験条件を採用して以下のように測定した。
窒素ガスをキャリヤーガスとして上部及び下部両方のチ
ャンバー内へ導入した。適当な時間(30〜180 分)経過
後、下部チャンバーの排気流中に酸素センサーを挿入し
た。平衡状態を確立してから、センサーに到達する酸素
の速度を酸素漏洩速度として記録した。こうして、酸素
漏洩速度は、酸素が1)試料のガス発生、2)装置内の
漏洩、及び3)紙の縁部からの漏洩とポリエチレン層か
らの拡散、からセンサーへ到達している速度を表す。酸
素漏洩速度測定に続いて、上部チャンバー(センサー側
ではない)内へ純粋酸素を導入して、O2 GTR測定を上記
のように実施した。本明細書中のすべての酸素漏洩速度
及びO2 GTR測定は、各面に 5〜10 lb/1000 sq.ftのポリ
エチレンポリマーが被覆された試料を仮定している。ポ
リエチレンポリマーは、樹脂被覆紙に用いられている従
来のポリマーである。
【0071】用いたPVAは、4%水溶液、20℃、99%
+ 加水分解において27〜32 cpsの粘度を示した。
【0072】実施例5(対照) 実施例3の手順を繰り返したが、但し、実施例2のポリ
ビニルアルコールポリマー層を中密度樹脂コーティング
の下に再度配置した。
【0073】実施例6 実施例5の手順を繰り返したが、但し、実施例4の樹脂
被覆ポリビニルアルコール含浸ベース紙をベース紙とし
て使用した。
【0074】以下に、各実施例の層構造を示す。RC
は、ポリエチレン樹脂コーティングをさす。
【0075】実施例1 ──── 乳剤 ──── RC ──── 紙 ──── RC ────
【0076】実施例2 ────────── 乳剤 ────────── RC ────────── PVA(3.5 g/m2) ────────── 紙 ────────── RC ──────────
【0077】実施例3 ────────── 乳剤 ────────── TiO2及びゼラチン ────────── RC ────────── 紙 ────────── RC ──────────
【0078】実施例4 ────────────── 乳剤 ────────────── RC ────────────── PVA 10 g/m2 を含浸した紙 ────────────── RC ──────────────
【0079】実施例5 ────────── 乳剤 ────────── TiO2及びゼラチン ────────── RC ────────── PVA (3.5 g/m2) ────────── RC ──────────
【0080】実施例6 ────────────── 乳剤 ────────────── TiO2及びゼラチン ────────────── RC ────────────── PVA 10 g/m2 を含浸した紙 ────────────── RC ──────────────
【0081】本発明のコロイドTiO2を含む実施例3、5
及び6のカブリ濃度は、本発明のTiO2を含まないものと
比べてどれも低くなっている。MacMillan 社編のPhotog
raphic Process、第3版の第23章に記載されている変調
伝達関数(MT)を、印刷画像鮮鋭性の測定値として使用
する。MT関数の値が大きいほど、鮮鋭性は良好とな
る。実施例3、5及び6の鮮鋭性も優れていることがわ
かった。
【0082】以下の表IIは、実施例の6種の印画紙につ
いてのカール試験の結果を示すものである。この結果
は、PVA含浸白色パッド含有カラーペーパーのカール
が少ないことを示している。また、その画像鮮鋭性は高
く、しかも画像安定性が高い。
【0083】 表II ANSI7日ディスクカール 鮮鋭度 実施例 50%RH、処理前 CMT 1 −1 92.1 2−PVA層 19 92.4 3−TiO2及びゼラチン 13 95.9 4−含浸PVA 7 92.5 5−PVA層&TiO2及びゼラチン 21 96.1 6−含浸PVA&TiO2及びゼラチン 5 95.5 ─────────────────────────────────── 注釈:数字は0に近いほど望ましい。
【0084】本発明のその他の好ましい実施態様を以下
に記載する。
【0085】親水性コロイド層が蛍光増白剤を含有する
写真要素。
【0086】白色顔料がTiO2である写真要素。
【0087】白色顔料がアナターゼ形TiO2である写真要
素。
【0088】白色顔料がルチル形TiO2である写真要素。
【0089】親水性コロイドが約5〜約50重量%の量で
存在する写真要素。
【0090】親水性コロイドが約8〜約35重量%の量で
存在する写真要素。
【0091】親水性コロイドが約10〜約25重量%の量で
存在する写真要素。
【0092】前記要素のカールのANSI 7日ディスクカー
ル試験による測定値が約5未満である写真要素。
【0093】蛍光増白剤がラテックスポリマーに添加さ
れている写真要素。
【0094】親水性コロイド層が少なくとも約5.4 g/m2
の被覆量で塗布された写真要素。
【0095】親水性コロイド層が約5.4 g/m2〜約16.2 g
/m2 の被覆量で塗布された写真要素。
【0096】親水性コロイド層が約7.5 g/m2〜約10.9 g
/m2 の被覆量で塗布された写真要素。
【0097】前記紙が約4〜約6重量%のポリビニルア
ルコールを含んで成る写真要素。
【0098】前記紙を構成する木繊維が50〜100 重量%
の硬木と 0〜約50重量%の軟木とを含んで成る要素。
【0099】前記紙のO2漏洩速度が25cc/m2/日未満であ
る要素。
【0100】前記紙のO2 GTRが1 cc/m2/日未満である要
素。
【0101】前記紙の坪量が1000 sq/ft当たり約25〜約
50 lb である要素。
【0102】前記感光材料が以下のカプラー、
【0103】カプラーC
【化9】
【0104】カプラーM
【化10】
【0105】カプラーY
【化11】
【0106】カプラーX
【化12】
【0107】から成る群より選択された少なくとも1種
のカプラーを含んで成る要素。
【0108】前記感光部材が以下の紫外線吸収剤、
【0109】
【化13】
【0110】を含んで成る画像形成部材。
【0111】前記感光膜が置換フェニルベンゾトリアゾ
ール群の紫外線吸収剤を含有する要素。
【0112】前記感光材料が少なくとも1種のイエロー
またはマゼンタ画像形成カプラーを含有する要素。
【0113】前記感光材料がマゼンタ、イエロー及びシ
アン画像カプラーを含んで成る要素。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置と方法を概略的に示す線図であ
る。
【図2】本発明の装置と方法を概略的に示す線図であ
る。
【図3】本発明の装置と方法を概略的に示す線図であ
る。
【図4】ポリビニルアルコールを紙に適用する別の装置
と方法を示す線図である。
【図5】本発明の紙支持体の断面図である。
【図6】本発明の写真要素の断面図である。
【符号の説明】
10…製紙機 12…ヘッドボックス 14…ワイヤベルト 18、19…湿式プレス 20、40、70…乾燥機 22…乾燥機ドラム 24…紙 26…第一ポリビニルアルコールサイジング装置 28、36、52、66、84、86…ローラー 30…タンク 32、56、60、82、90…ポリビニルアルコール
溶液 34、58、80…有孔パイプ 42、44、72、74…非接触式乾燥機 54…タブ 78…ロール 92…パン 94…除去及び再循環パイプ 100、102…表面付近領域 104…木繊維 106…中心領域 110…写真要素 112、114…ポリエチレン層 116…青色感光層 118…緑色感光層 120…赤色感光層 122…保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリー ダグラス ヘイジメイアー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14626, ロチェスター,フォックス メドウ ロー ド 583 (72)発明者 デビッド ジョン ラック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14472, ホネオイ フォールズ,ホークス ビュウ 8

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙支持体を含んで成る写真要素におい
    て、前記紙支持体は木繊維と、前記紙の表面に近いほど
    濃度が高くなるように配置されたポリビニルアルコール
    ポリマーとを含んで成り、前記紙の少なくとも片面にポ
    リオレフィンコーティングが設けられ、該ポリオレフィ
    ンコーティング上には親水性コロイド層が設けられ、ま
    た該親水性コロイド層上には感光性ハロゲン化銀乳剤が
    設けられており、前記親水性コロイド層は約20〜80重量
    %の白色顔料と約15〜35重量%の直径約 0.1〜約1μm
    の中空微小球とを含んで成る写真要素。
JP5218603A 1992-09-04 1993-09-02 写真要素 Pending JPH06161029A (ja)

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US5234804A (en) 1993-08-10
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