JPH0615954Y2 - 揚重用リフト - Google Patents

揚重用リフト

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JPH0615954Y2
JPH0615954Y2 JP2386189U JP2386189U JPH0615954Y2 JP H0615954 Y2 JPH0615954 Y2 JP H0615954Y2 JP 2386189 U JP2386189 U JP 2386189U JP 2386189 U JP2386189 U JP 2386189U JP H0615954 Y2 JPH0615954 Y2 JP H0615954Y2
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JP
Japan
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opening
frame
lift
product
sash
Prior art date
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Application number
JP2386189U
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JPH02115375U (ja
Inventor
久 長沼
Original Assignee
新日軽株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、排煙パネル,サッシ等の開口部製品を、足
場のない建物の躯体の開口部の上部に、室外側から取り
付けるときに使用する揚重用リフトに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
建物の躯体の開口部の上部に、排煙パネル,サッシ等の
開口部製品を取り付ける場合、従来は、作業者がその製
品を数人がかりで持ち上げて室内側から取り付けてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来の取付け方法には、次のような
問題があった。
(1)部屋が狭く、開口部近傍に他の建築資材がある場
合には、これらの資材が作業の邪魔になって、開口部製
品の持ち上げ作業が困難なことがあった。
(2)そのような建築資材がない場合でも、作業者が開
口部製品を数人がかりで持ち上げ、開口部の上部に保持
しながら、取り付け作業をすることになるので、製品が
前後左右上下にふれ、これを確実に保持するのがむずか
しかった。このため、製品を開口部の上部に正確に取り
付けるのが困難であった。また、ちょっとした手違いに
よって開口部製品を地上に落としてしまうおそれがあ
り、危険であった。
この考案は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、(1)いろいろなサイズの開口部製品
を躯体の開口部の上部に、室外側における操作によって
持ち上げることができ、したがって、従来のように、開
口部製品を狭い室内側から人手によって持ち上げるとい
った作業を必要とせず、(2)また、開口部製品を躯体
の開口部の上部に確実に保持することができ、したがっ
て、これを同位置に能率よく正確に取り付けることがで
きるとともに、開口部製品を地上に落とすおそれのない
揚重用リフトを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案が提供する揚重用リフトは、躯体の開口部に取
り付け、かつその上部にサッシ等の開口部製品を持ち上
げてその位置に保持するのに使用するリフトであって、
上端部にクレーン等のフックの掛止部を有し、少なくと
も上下幅において躯体の開口部より大きいフレーム本体
と、フレーム本体から開口部側に突出させた開口部製品
の載置台と、躯体に着脱可能であり、かつ躯体への装着
状態においてフレーム本体を上下にガイドするガイド装
置とを備えたものである。
〔作用〕
この考案に係る揚重用リフトは、次の手順で操作するこ
とによって、開口部製品を躯体の開口部の上部に持ち上
げて、その位置に保持することができる。
(1)左右の載置台をフレーム本体に取り付ける。その
際、両者の間隔を躯体の開口部の左右幅より狭くする。
(2)載置台を取り付けたフレーム本体を躯体の開口部
までクレーン等を吊り上げる。(3)ガイド装置を躯体
に装着する。(4)フレーム本体を吊り上げて載置台を
躯体の開口部の最下部にもってくる。このとき、フレー
ム本体はガイド装置にガイドされて降下する。(5)室
内に搬入しておいた開口部製品を載置台に載せ、要すれ
ば、ロープ等で固定する。(6)クレーン等でフレーム
本体を吊り上げて、載置台に載せた開口部製品を開口部
の上部に持ち上げ、その位置に保持する。このとき、フ
レーム本体はガイド装置にガイドされて上昇する。
(7)開口部製品を固定していたロープ等を解き、クサ
ビ,治工具等で開口部製品を開口部の上部にセットし、
溶接,ボルト締め等により躯体に取り付ける。(8)ガ
イド装置を躯体から取り外し、上階に移動する。
このように、上記揚重用リフトによれば、 (1)左右の載置台の間隔と高さを任意に設定できるの
で、開口部の大きさに合ったいろいろなサイズの開口部
製品をクレーン等で開口部の上部に持ち上げて、その位
置に保持できる。
(2)ガイド装置を躯体に装着し、この装置によってフ
レーム本体を上下にガイドするようにしたので、載置台
に載せた開口部製品を躯体の開口部の上部に確実に保持
できる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図および第2図によって
説明する。
図において、Fはフレーム本体で、左,右縦パイプ1,
2と上,下横パイプ3,4とより構成されている。この
フレーム本体Fは正面からみれば方形で、側方からみれ
ば見込み厚の薄いものである。縦パイプ1,2と横パイ
プ3,4は、縦パイプ1,2の上,下端部に一体に取り
付けたジョイントパイプ1a,2aに横パイプ3,4を
挿入し、ボルト・ナットnで止めることによって、連結
されている。ボルト穴は、ジョイントパイプ1a,2a
に1個、上,下横パイプ3,4に一定のピッチで複数個
設けてある。いずれも上下方向に設けてある。したがっ
て、左,右縦パイプ1,2の間隔は、ジョイントパイプ
1a,2aのボルト穴のいずれかを選ぶことによって任
意に設定できる。
フレーム本体Fの上下幅は、後述する載置台5,6を躯
体13の開口部14内を上下に移動させた場合でも、同
開口部14から外れないだけの大きさを有している。
5,6は開口部製品であるサッシSの左,右載置台であ
る。この載置台5,6は、その取付け板7部分において
左,右縦パイプ1,2にボルト・ナットnで取り付けら
れている。ボルト穴は、取付け板7に一定のピッチで3
個、左,右縦パイプ1,2に一定のピッチで複数個設け
てある。いずれも左右方向に設けてある。したがって、
左,右載置台5,6の高さは、左,右縦パイプ1,2の
ボルト穴のいずれかを選ぶことによって任意に設定でき
る。なお、載置台5,6の左右方向の間隔は、上述した
左,右縦パイプ1,2の間隔が決まることによって自動
的に定まる。5a,6a(6aは図示せず)はサッシS
の支持壁で、その穴hにロープを通してサッシSをしば
りつけることにより、支持壁5a,6aに固定できるよ
うになっている。
8,9はフレーム本体Fの左右ガイド装置である。すな
わち、第2図のように、躯体13の開口部14の下縁に
固定したとき、フレーム本体Fを、左,右縦パイプ1,
2部分において、躯体13の壁面に沿って上下にガイド
するガイド装置である。この左,右ガイド装置8,9
は、左,右縦パイプ1,2にガイド部aで上下移動可能
に取り付けたU字形の金具8a,9aと、この金具8
a,9aを開口部14の下縁に固定するためのボルト8
b,9b(9bは図示せず)とより構成されている。ガ
イド装置8,9は、金具8a,9aを開口部14の下縁
に上から鞍状に被せ、ボルト8b,9bを締め付けるこ
とによって、同下縁に固定できる。
10,11は、それぞれ左,右縦パイプ1,2の載置台
5,6側に設けたガイドローラである。これは、ガイド
装置8,9によって上下にガイドされる左,右縦パイプ
1,2を、躯体13の壁面に沿って滑らかに移動し易く
するために設けたものである。必要に応じ設ければよ
い。12はクレーン等のフックを直接または間接に掛止
する掛止部である。13は建物の躯体、14は躯体13
の開口部である。
次に、上記構成の揚重用リフトを使用してサッシSを躯
体の開口部の上部に持ち上げ、その位置に保持するまで
の手順を、第3〜5図を引用しながら、工程順に説明す
る。
(1)載置台5,6をフレーム本体Fに取り付ける。こ
のとき、両者の間隔を躯体13の開口部14の左右幅よ
り狭くする。
(2)載置台5,6を取り付けたフレーム本体Fを躯体
13の開口部14までクレーン等で吊り上げる。(3)
ガイド装置8,9をボルト8b,9bで開口部14の下
縁に固定する(第3図)。開口部14の下縁の立上り部
が存在しないときは、ガイド装置8,9を室内の適宜位
置にロープ等で固定する。(4)フレーム本体Fをクレ
ーン等で吊り下げて、第3図のように、開口部14の上
部にある載置台5,6を、開口部14の最下部にもって
くる(第4図)。このとき、フレーム本体Fはガイド装
置8,9とガイドローラ10,11にガイドされて降下
する。(5)室内に搬入しておいたサッシSを載置台
5,6に載せ、ロープ(図示せず)で支持壁5a,6a
に固定する(第4図)。
(6)クレーン等でフレーム本体Fを吊り上げて載置台
5,6に載せたサッシSを開口部14の上部に持ち上
げ、その位置に保持する(第5図)。このとき、フレー
ム本体Fはガイド装置8,9とガイドローラ10,11
にガイドされて上昇する。(7)サッシSを固定してい
たロープを解き、クサビ,治具等でサッシSを開口部1
4の上部にセットし、溶接,ボルト締め等により躯体1
3に取り付ける(第5図)。
(8)ガイド装置8,9を躯体13から取り外し、上階
に移動する。
上述のように、この実施例によれば、 (1)載置台5,6の間隔を任意に設定できるので、開
口部14の大きさに合ったいろいろなサイズのサッシS
をクレーン等で開口部14の上部に持ち上げて、その位
置に保持できる。
(2)ガイド装置8,9を躯体13に固定し、この装置
とガイドローラ10,11によってフレーム本体Fを上
下にガイドするようにしたので、載置台5,6に載せた
サッシSを開口部14の上部に確実に保持できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、いろいろなサ
イズの開口部製品を、躯体の開口部の上部に、室外側に
おける操作によって持ち上げることができるようにした
ので、開口部製品を狭い室内側から人手によって持ち上
げなくて済む。また、躯体の開口部の上部に開口部製品
を確実に保持できるようにしたので、これを同位置に正
確に能率よく取り付けることができるだけでなく、地上
に落とすおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による揚重用リフトの正面
図、第2図は第1図の側面図、第3図〜第5図は実施例
の揚重用リフトの操作要領を説明するための側面図であ
る。 F……フレーム本体 1……左縦パイプ 2……右縦パイプ 3……上横パイプ 4……下横パイプ 5……左載置台 6……右載置台 8……左ガイド装置 9……右ガイド装置 12……掛止部 S……サッシ(開口部製品) なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体の開口部に取り付け、かつその上部に
    サッシ等の開口部製品を持ち上げてその位置に保持する
    のに使用するリフトであって、上端部にクレーン等のフ
    ックの掛止部を有し、少なくとも上下幅において躯体の
    開口部より大きいフレーム本体と、フレーム本体から開
    口部側に突出させた開口部製品の載置台と、躯体に着脱
    可能であり、かつ躯体への装着状態においてフレーム本
    体を上下にガイドするガイド装置とを備えた揚重用リフ
    ト。
JP2386189U 1989-03-03 1989-03-03 揚重用リフト Expired - Lifetime JPH0615954Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2386189U JPH0615954Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 揚重用リフト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2386189U JPH0615954Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 揚重用リフト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115375U JPH02115375U (ja) 1990-09-14
JPH0615954Y2 true JPH0615954Y2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=31243213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2386189U Expired - Lifetime JPH0615954Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 揚重用リフト

Country Status (1)

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JP (1) JPH0615954Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001122587A (ja) * 1999-10-21 2001-05-08 Taisei Corp 壁継ぎ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001122587A (ja) * 1999-10-21 2001-05-08 Taisei Corp 壁継ぎ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02115375U (ja) 1990-09-14

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