JPH0656060B2 - 建設現場用ネットハンガー - Google Patents

建設現場用ネットハンガー

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JPH0656060B2
JPH0656060B2 JP9638788A JP9638788A JPH0656060B2 JP H0656060 B2 JPH0656060 B2 JP H0656060B2 JP 9638788 A JP9638788 A JP 9638788A JP 9638788 A JP9638788 A JP 9638788A JP H0656060 B2 JPH0656060 B2 JP H0656060B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビル建設現場の梁間に張設して作業者及び建設
資材、工具類等の落下を防止するネットを張設するため
に使用するネットハンガーに関するものである。
従来の技術 一般に、建設現場では、基礎に結合した鉄骨柱(1)を
第10図に示す様に、所定間隔〔例えば、6〜9m間隔〕
で桝目状区画の角部に配置し、各鉄骨柱(1)の間を、
適当高さ毎に、天井、床となる鉄骨梁(2)が接合配置
され、各階毎に、桝目状部分に、第11図に示す様なネッ
ト(3)が、その四隅及び各辺の中央や適当長さ〔例え
ば、3m毎〕に吊手を介して張設されている。
上記ネット(3)は、その周囲に、直径12φmm程度のナ
イロン製等のロープ(4)が挿通してあり、四隅部に
は、該ロープ(4)で吊輪(4a)が形成され、この吊輪
(4a)を利用して四隅部が張設され、各辺の途中は、ロ
ープ(4)を利用して吊設されている。
上記ネット(3)の吊設に際し、鉄骨梁(2)を利用す
るが、この鉄骨梁(2)の上面は、作業者の歩行路とし
て利用されるため、吊具等を突出していると躓く恐れが
あり、下面側を利用して吊設する必要がある。
上記鉄骨梁(2)は、通常、H型鋼が第8図のように、
フランジ面を上下にして使用され、ネット(3)の吊設
は、下部フランジを利用して行われる。
ネット(3)は、落下物の衝撃を緩和するため、通常、
第12図のように、少し垂みをもたせて張設され、単なる
フック状の吊具を下部フランジの外側縁に係止させただ
けでは、落下物の衝撃等でネット(3)が大きく伸縮し
たり、跳ね上がることがあり、これによって、フック状
の吊具が下部にフランジの外側縁から外れてしまう恐れ
がある。そこで、従来は、第12図に示す様に、ネジ式等
のロックハンドル(5a)を有する略横J型のクランプ部
材(5)をフランジに装着固定し、このクランプ部材
(5)にフック(6)を介してネット(4)を張設して
いる。
発明が解決しようとする課題 上記従来のクランプ部材(5)は、H型鋼からなる鉄骨
梁(2)の下部フランジの外側縁のみに係止させている
だけであるから、ロックハンドル(5a)が緩んでいると
外れる恐れがある。従って、装着時は勿論であるが、毎
朝、ロックハンドル(5a)のロック状態の点検を必要と
し、非常に煩わしく、改善が要望されている。
理想的には、略偏平横C型のクランプ部材を用いて鉄骨
梁(2)の下部フランジの内外両側縁に跨がって嵌合さ
せればよいが、このような形状は、そのままでは、フラ
ンジへの嵌め込みができず、少なくとも一端を開閉可能
な構造としなければならない。
一方、鉄骨梁(2)に使用されるH型鋼は、フランジの
幅、肉厚、高さ等の寸法が少しずつ異なるものが規格品
だけでも、多種類使用されている。
従って、前記した略偏平横C型のクランプ部材を使用す
るためには、H型鋼の各規格品サイズに合致する多種類
のクランプ部材を作成し、選択使用しなければならな
い。
本発明は、従来技術の上記課題に鑑みて開発されたもの
で、その目的とするところは、安全性の向上、装着作業
の簡素化、各サイズの共用化、軽量化等を合理的に解決
可能としたネットハンガーを提供しようとするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は、H型鋼からなる鉄
骨梁の下部フランジの一側縁に係止させるための固定フ
ック部分及びネット係止具を一端に有する第1部材と、
上記フランジの他側縁に係止させるための固定手段付き
開閉フック部分及びネット係止具を一端に有する第2部
材と、第1部材及び第2部材の他端を上記フランジの幅
方向に相互にスライド調整可能に嵌合し、所定位置で両
部材を連結可能とした連結手段とを具備させ、さらに、
第1部材と第2部材との一方に、両部材のフック部分を
鉄骨梁の下部フランジに密着クランプさせるためのクラ
ンプ手段を具備させたものである。
また、上記第1部材と第2部材との一方の部材にスライ
ド方向に沿う長孔を設け、この長孔上に適宜間隔で大径
の位置決め孔を複数個配列し、他方の部材には、上記位
置決め孔に嵌合する大径部と、上記長孔部をスライドさ
せる小径部とを有する連結ピンを設置し、この連結ピン
上に、前者の部材を連結ピンの大径部側へ常時圧接する
ばねを設置したものである。
さらに、開閉フック部分が、第2部材の端部に枢軸を介
して枢着され、かつ、該枢軸上で、鉄骨梁の下部フラン
ジの端部に係脱開閉可能な位置と、閉状態で第2部材の
端部に設けたストッパに当接する固定位置とをとり得る
ように軸方向に移動可能とされ、常時ばねで固定位置側
へ圧接するように構成したものである。
作用 第1部材と第2部材とをスライド調整して、各サイズの
H型鋼からなる鉄骨梁の下部フランジに適合させ、適合
位置で連結する。各建設現場で使用されているH型鋼の
サイズは、直ちに判明するため、予め、必要個数のもの
を地上でスライド調整して適合サイズとした上で鉄骨上
に持ち上げて必要個所に装着する。この装着作業は、第
2部材の開閉フック部分を閉状態として下部フランジに
嵌め込んだ上で開閉フック部分を閉じ、かつ、その状態
を固定手段で固定することによって行う。
クランプ手段は、装着を一層強固にするものである。
第1部材と第2部材のスライド調整は、連結ピン上で、
一方の部材をばねに抗して連結ピンの小径部側へ指で押
圧移動させて長孔と連結ピンの小径部とを一致させた状
態で、両部材をスライドさせて、所望の位置決め孔の位
置で止めて手を離せば、ばねの復元弾力により、連結ピ
ンの大径部と当該位置決め孔とが合致してワンタッチで
調整が終了する。
また、開閉フック部分は、指で押してばねに抗して固定
位置から枢軸上で移動させると、固定位置のストッパか
ら外れ、この状態で開閉させることができ、鉄骨梁の下
部フランジに装着して閉じると、ばねの復元弾力によ
り、固定位置へ押圧移動され、ストッパで規制されて開
放することはない。
上記のように装着すると、ネット係止具にネットを係止
して張設する。
実施例 第1図〜第5図において、(10)は総体的に本発明のネ
ットハンガーを示している。
ネットハンガー(10)は、第1部材(11)とと第2部材
(12)とを有し、第1部材(11)は、H型鋼からなる鉄
骨梁(2)の下部フランジ(2a)の一側縁に係止させる
ための固定フック部分(11a)及びネット係止具(13a)
を一端に有する。
第2部材(12)は、上記フランジ(2a)の他端側に係止
させるための固定手段(14)を有する開閉フック部分
(15)及びネット係止具(13b)を一端に有する。
第1部材(11)及び第2部材(12)の他端は、上記フラ
ンジ(2a)の幅方向に相互にスライド調整可能に嵌合
し、所定位置で両部材(11)(12)を連結するための連
結手段(16)を有する。
第1部材(11)は、本実施例では、適当な板厚の鈑金素
材を打抜プレスして略J型に形成し、固定フック部分
(11a)は、鉄骨梁(2)の下部フランジ(2a)の一側上
面及び側面に当接する面を有し、一側上面への当接面に
は、当接面積を広くするため、別体の当板(11b)を結
合している。
第1部材(11)の一端には係止軸(17)を介してネット
係止具(13a)が取付けてある。このネット係止具(13
a)は、1本の鋼線を中央でU字形に折曲し、この折曲
部を舌片状先端として全体を、後方に向けて略S字形に
折曲させ、その後端を係止軸(17)に2重巻きして巻き
付けている。このように2重巻きしているのは、ネット
に落下物の衝撃力が加わった際でも、ネット係止具(13
a)が係止軸(17)から外れることがないようにするた
めである。
上記ネット係止具(13a)を正規位置に保持させるため
のストッパピン(18)が第1部材(11)に固設してあ
る。
第1部材(11)の他端側には、スライド方向に沿って、
長孔(19)が形成してあり、かつ、この長孔(19)の形
成範囲には、適宜間隔で大径の位置決め孔(20)が複数
個配列形成してある。
第2部材(12)は、適当な板厚の鈑金素材を略長方形に
裁断後、プレスにより、断面U字形の樋形状に折曲形成
したもので、途中適所をスペーサピン(21)で連結し、
その一端には、開閉フック部分(15)が枢軸(22)を介
して枢着してあり、他端には連結手段(16)の一例とし
て連結ピン(16a)が固着してある。
第1部材(11)の他端は、第2部材(12)の樋形状内に
スライド可能に嵌合してあり、連結ピン(16a)は、両
部材(11)(12)を任意の位置で連結するもので、その
ため、第1部材(11)の長孔(19)に対応する小径部
(16a′)と位置決め孔(20)に嵌合する大径部(16
a″)を有する。そして連結ピン(16a)上には、ばね
(16b)が装着してあり、このばね(16b)は、第1部材
(11)を連結ピン(16a)の大径部(16a″)に常時圧接
するようにし、これによって、スライド調節後の位置を
保持させるようにしており、また、スライド調整は、第
1部材(11)をばね(16b)に抗して連結ピン(16a)の
小径部(16a′)側へ押圧することにより可能としてい
る。
開閉フック部分(15)は、適当な板厚の鈑金素材を打抜
きプレスして略L型に形成し、鉄骨梁(2)の下部フラ
ンジ(2a)の他側上面及び側面の当接する面を有し、他
側上面への当接面には、当接面積を広くするため、別体
の当板(15a)を結合している。
上記フック部分(15)には、係止軸(23)を介してネッ
ト係止具(13b)が取付けてある。このネット係止具(1
3b)は、第1部材(11)のネット係止具(13a)と同一
構成で形成され、かつ、係止軸(23)に同一態様で巻き
付けられ、開閉フック部分(15)に固着したストッパピ
ン(24)によって正規位置に保持される。
上記フック部分(15)は、その下端を枢軸(22)により
第2部材(12)の端部に開閉可能に枢着してあり、か
つ、上記枢軸(22)上でフック部分(15)を軸方向に移
動可能としている。そして、第2部材(12)の端部に
は、上記フック部分(15)が閉状態〔第1図の状態〕に
あるとき、この状態を保持させるべくフック部分(15)
の一部に当接するストッパ(12a)を折曲形成してい
る。この構成によって、開閉フック部分(15)は、枢軸
(22)上でストッパ(12a)による固定位置と、ストッ
パ(12a)に当接しない開閉位置とに移動可能とされ、
この枢軸(22)上に装着したばね(14a)で常時、固定
位置側へ押圧されている。
本実施例ではクランプ手段(25)を構成するクランプレ
バー(25a)を、開閉フック部分(15)の係止軸(23)
上に回動可能に枢着しており、このクランプレバー(25
a)は係止軸(23)への枢着部周囲に、偏心カム部(25
b)を有し、この偏心カム部(25b)を鉄骨梁(2)の下
部フランジ(2a)の側面の当接させて確実にクランプさ
せるようにしている。
上記クランプレバー(25a)のクランプ操作方向は、開
閉フック部分(15)を閉じる方向と一致させてあり、こ
れによって、開閉フック部分(15)の開閉操作を、クラ
ンプレバー(25a)と一体的に把持して操作し、開閉操
作とクランプ・アンクランプ操作を併行して遂行できる
ようにしている。
本実施例は、以上の構成からなり、次に、鉄骨梁(2)
の下部フランジ(2a)への装着要領を説明する。
建設現場では、当該現場で使用されている鉄骨梁(2)
のH型鋼の規格寸法が判明しているから、予め地上でス
ライド調整を済ませたものを持って上がる。
このスライド調整は、連結ピン(16a)の小径部(16
a′)に第1部材(11)の長孔(19)を合致するよう
に、ばね(16b)に抗して第1部材(11)を指で押し、
スライドさせて所定の位置決め孔(20)の位置で手を離
せばよい。
第2部材(12)は、断面U字形の樋形状をしており、こ
の中に第1部材(11)を挿入しているため、第1部材
(11)が連結ピン(16a)の廻りで回転する作用は、第
2部材(12)の樋底によって防止される。尚、連結ピン
(16a)は丸棒形状に限らず、四角又は六角形状とし、
位置決め孔(20)も、それに対応した形状とすることが
でき、これによれば、第2部材(12)が樋形状でなくと
も、廻り止めを行わせることができる。また、連結手段
(16)としては、上記実施例の方式に制約されず、鋸歯
状凹凸を両部材(11)(12)に形成し、無段階的にスラ
イド調整してボルトナットで固定できるようにしてもよ
い。
スライド調整のネットハンガー(10)をフランジに装着
するには、先ず、開閉フック部分(15)をばね(14a)
に抗して開閉位置へ移動させて開放させておき、第1部
材(11)の固定フック部分(11a)をフランジ(2a)の
一側に嵌め込み係止させ、この状態で、開閉フック部分
(15)をクランプレバー(25a)と共に閉方向へ回動さ
せる。これにより、開閉フック部分(15)はフランジ
(2a)の他側に係止され、同時にクランプが行われる。
しかも、開閉フック部分(15)が閉止状態となることに
より、ばね(14a)が開閉フック部分(15)を固定位置
側に押圧し、ストッパ(12a)に当接係合して開閉フッ
ク部分(15)が固定状態に保持される。尚、開閉フック
部分(15)の固定手段(14)は、上記実施例に制約され
ず、他の構成、例えば、閉操作により自動的にロックが
かかり、クランプレバー(25a)のアンクランプ操作で
ロックを外すようにしてもよい。
上記のようにしてフランジ(2a)にネットハンガー(1
0)を装着すると、ネット係止具(13a)(13b)にネッ
トを従来と同様に張設する。尚、ネットハンガー(10)
の取り外しは、上述の操作を逆に行えばよい。
上記実施例では、クランプレバー(25a)は、フランジ
(2a)の側面をクランプさせるようにしているが、フラ
ンジ(2a)の上下面をクランプさせるようにしてもよ
く、取付位置も適宜の位置に変更してもよい。また、第
1部材(11)及び第2部材(12)の形状は、実施例に制
約されるものではなく、種々の変更が可能である。
第6図〜第9図は本発明の他の実施例を示すもので、第
1部材(11)は、側面当板(26)(26)をボルトナット
等で固着し、ネット係止具(13a)の取付位置を下方と
し、長孔(19)の位置決め孔(20)を六角孔とし、連結
ピン(16a)の大径部(16a″)を六角軸状とし、かつ、
六角孔を有するクラッチ板(27)を用いて位置変更させ
るようにしている点で、前記第1図〜第5図の実施例と
相違し、他の構成は同一である。
第2部材(12)は、その底面を両端で切除してあり、ス
トッパ(12a)のない状態で、即ち、両端を同一形状と
してある。
また、フック部分(15)は、枢軸(22)の挿通孔(15
b)を六角孔とし、ネット係止具(13b)の取付位置を下
方とし、かつ、六角孔を有するクラッチ板(28)を用い
て位置変更させるようにしている点で前記第1図〜第5
図の実施例と相違している。
さらに、クランプレバー(25a)は、枢軸(29)により
フック部分(15)に回動可能に枢着し、この枢軸(29)
への挿通孔を傾斜長孔(25c)とし、かつ、下端両側に
側面当板部(25d)(25d)を設け、上端に係止ピン(3
0)を介して操作環(31)を連結した点で前記第1図〜
第5図の実施例と相違している。
この第6図〜第9図に示す実施例では、クラッチ板(2
7)が第1部材(11)をスプリング(16b)に抗して連結
ピン(16a)の六角形状の大径部(16a″)から小径部
(16a′)へ移動させる場合に、連結ピン(16a)の上部
と下部とに指を当接して、第1部材(11)をコゼること
なくスムーズに平行移動させるようにしたものである。
また、フック部分(15)と第2部材(12)との間にも同
じ目的でクラッチ板(28)を介在させている。この場
合、フック部分(15)には、枢軸(22)の挿通孔(15
b)を六角孔とし、かつ、枢軸(22)には六角軸状の大
径部(22a)と丸棒状の小径部(22b)とを設け、スプリ
ング(14a)によって、常時大径部(22a)側へフック部
分(15)を押圧させ、これによって、第2部材(12)に
ストッパ(12a)を設けなくても、六角孔と六角軸部と
の嵌合により、フック部分(15)が閉位置に位置決め保
持されるようにしている。そして、ネット係止具(13
a)(13b)の取付位置を下方としていることにより、こ
の実施例では、使用中に、ネットが反動で上方へ撥ねる
とき、ネットの周囲のロープが、ネット係止具(13a)
(13b)から外れることを、第1部材(11)のフック部
分(11a)と、第2部材(12)側のフック部分(15)と
で確実に防止させるようにしている。さらにこの実施例
では、クランプレバー(25a)に傾斜長孔(25c)を設
け、このクランプレバー(25a)を、第6図に示す起立
状態で、下方へ押圧すると、枢軸(29)に対して、クラ
ンプレバー(25a)の側面当板部(25d)が第6図で右方
へ移動し、鉄骨梁(2)の両側面をクランプできるよう
にしており、操作環(31)は、クランプを解除するとき
のクランプレバー(25a)の上方への牽引操作を容易と
し、かつ、クランプ解除直後、ネットハンガー(10)全
体が落下する事故を防止するため、指を挿通する係止孔
(31a)を形成させている。
上記クランプレバー(25a)の傾斜長孔(25c)の傾斜角
は、自動マサツしまり角と称される3°〜4°の角度に
設定されている。
その他の構成及び作用等は、第1図〜第6図の実施例と
同様であるので、省略する。
発明の効果 本発明のネットハンガーは、各サイズのH型鋼に共用化
が図れ、かつ、装着作業が容易であり、しかも、安全性
の向上が図れる。また、各部材を鈑金製として軽量化が
図れる。さらに、クランプ手段により安全性を一層向上
させることができる。また、スライド調整操作並びに開
閉フック部分のロック・アンロック操作もワンタッチで
簡単に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すネットハンガーの全体
の側面図、第2図はその平面図、第3図は連結部分の拡
大横断平面図、第4図は開閉フック部分の拡大底面図、
第5図は第1図のネットハンガーの分解斜視図、第6図
は本発明の他の実施例を示すネットハンガーの全体の側
面図、第7図及び第8図は、第6図のVII−VII線及びVI
II−VIII線の断面図、第9図は第6図のネットハンガー
の分解斜視図、第10図は従来のネット張設状態の平面
図、第11図はネットの平面図、第12図は従来のネット張
設状態の側面図である。 (1)……鉄骨柱、(2)……鉄骨梁、 (2a)……下部フランジ、(3)……ネット、 (4)……ロープ、(10)……ネットハンガー、 (11)……第1部材、(11a)……固定フック部分、 (12)……第2部材、 (13a)(13b)……ネット係止具、 (14)……固定手段、(15)……開閉フック部分、 (16)……連結手段、(25)……クランプ手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】H型鋼からなる鉄骨梁の下部フランジの一
    側縁に係止させるための固定フック部分及びネット係止
    具を一端に有する第1部材と、 上記フランジの他側縁に係止させるための固定手段付き
    開閉フック部分及びネット係止具を一端に有する第2部
    材と、 第1部材及び第2部材の他端を上記フランジの幅方向に
    相互にスライド調整可能に嵌合し、所定位置で両部材を
    連結可能とした連結手段とを具備したことを特徴とする
    建設現場用ネットハンガー。
  2. 【請求項2】第1部材と第2部材との一方に、両部材の
    フック部分を鉄骨梁の下部フランジに密着クランプさせ
    るためのクランプ手段を具備したことを特徴とする請求
    項1に記載の建設現場用ネットハンガー。
  3. 【請求項3】第1部材と第2部材との一方の部材にスラ
    イド方向に沿う長孔を設け、この長孔上に適宜間隔で大
    径の位置決め孔を複数個配列し、他方の部材には、上記
    位置決め孔に嵌合する大径部と、上記長孔部をスライド
    させる小径部とを有する連結ピンを設置し、この連結ピ
    ン上に、前者の部材を連結ピンの大径部側へ常時圧接す
    るばねを設置したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の建設現場用ネットハンガー。
  4. 【請求項4】開閉フック部分が、第2部材の端部に枢軸
    を介して枢着され、かつ、該枢軸上で、鉄骨梁の下部フ
    ランジの端部に係脱開閉可能な位置と、閉状態で第2部
    材の端部に設けたストッパに当接する固定位置とをとり
    得るように軸方向に移動可能とされ、常時ばねで固定位
    置側へ圧接するように構成されていることを特徴とする
    請求項1、2又は3に記載の建設現場用ネットハンガ
    ー。
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JPH01268970A (ja) 1989-10-26

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