JP3014227U - 板状建築材料用揚機 - Google Patents

板状建築材料用揚機

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JP3014227U JP1995001066U JP106695U JP3014227U JP 3014227 U JP3014227 U JP 3014227U JP 1995001066 U JP1995001066 U JP 1995001066U JP 106695 U JP106695 U JP 106695U JP 3014227 U JP3014227 U JP 3014227U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築中又は工事中の建物に板状建築材料を持
ち上げるための板状建築材料用揚機を改良する。 【構成】 一対の垂直レール5を建物又は足場に固定
し、これらの垂直レール間には上側水平部材9と下側水
平部材11とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下
側水平部材とを連結部材15により連結し、板状建築材
料の支持手段21を備えさせ、上側水平部材をワイヤロ
ープ31を介してモータ33に連結させる。前記各垂直
レールを円形管とし、垂直レール直下の地上には基台4
1を設置し、該基台には一対の突起を上方に向けて突設
し、各垂直レールの下端を基台の各突起に嵌着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築中又は工事中の建物に床面用、壁面用等の板材、ボード、パネ ル等の板状建築材料を持ち上げるための板状建築材料用揚機に関するものであり 、建物と足場との間の狭い空間又は足場の外側において建物のベランダ、窓、吹 き抜け部等の構成部材を含む建物又は足場の構成部材に支持させ得るようにした 板状建築材料用揚機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は実用新案登録第3005236号において板状建築材料用揚機を既 に提案している。この板状建築材料用揚機は、図20に示すように、建物と足場 (3)との間の空間において一対の垂直レール(5)(5)を足場(3)に固定 し、これらの垂直レール間には上側水平部材(9)と下側水平部材(11)とを 昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平部材とを連結部材(15)により 連結し、上側水平部材、下側水平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段 (21)を備えさせ、上側水平部材をワイヤロープ(31)を介してモータ(3 3)に連結させるようにしてなるものである。この板状建築材料用揚機において は、上側水平部材と下側水平部材と連結部材とにより略長方形状の枠体が形成さ れる。上側水平部材はワイヤロープを介してモータに連結されているため、モー タを作動させると該枠体が一対の垂直レールに沿って昇降する。持ち上げるべき 板状建築材料は下側水平部材上に載置し、支持手段により支持させる。一対の垂 直レールと枠体は建物と足場との間の狭い空間内に収まり、この空間から突出し ない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の板状建築材料用揚機においては、各垂直レール(5)として略コ字 状断面を有する形鋼又は木製の角材が用いられている。しかして、略コ字状断面 を有する形鋼の場合には、1本の形鋼により長い垂直レールが形成される場合に は形鋼の運搬が困難であり、また複数本の形鋼を上側水平部材(9)と下側水平 部材(11)の通過を妨げないように相互に連結することは面倒である。一方、 木製の角材の場合には、使用可能な長さに限度があり、また複数本の木製の角材 を上側水平部材(9)と下側水平部材(11)の通過を妨げないように相互に連 結することは面倒である。また、上記実用新案においては、各垂直レールを建物 又は足場に固定するための手段あるいは各垂直レール間の間隔を一定に保持する ための手段が示されていない。 そこで、本考案は、上述の如き問題を解決すると共に各垂直レールを建物又は 足場に固定するための手段および各垂直レール間の間隔を一定に保持するための 手段を提供しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、一対の垂直レールを建物又は足場に固 定し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平部材とを昇降自在に取 り付け、上側水平部材と下側水平部材とを連結部材により連結し、上側水平部材 、下側水平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備えさせ、上側水平 部材をワイヤロープを介してモータに連結させた板状建築材料用揚機において、 下記の改良を加えたものである。
【0005】 前記各垂直レールを円形管とし、垂直レール直下の地上には基台を設置し、該 基台には一対の突起を上方に向けて突設し、各垂直レールの下端を基台の各突起 に嵌着する(請求項1)。
【0006】 前記各垂直レールは複数本の円形管を連結部材を介して上下に連結してなるも のとする(請求項2)。
【0007】 前記各垂直レールの上端間には連結手段を介してモータ支持杆を水平方向に取 り付け、該モータ支持杆に前記モータを支持させる(請求項3)。
【0008】 足場板の一縁にはそれぞれ取付部材を介して一対のねじ棒を水平方向に取り付 け、当該各ねじ棒にはそれぞれ垂直レール挟持手段を取り付け、各垂直レール挟 持手段に垂直レールを挟持させる(請求項4)。
【0009】 前記一対のねじ棒間に連結杆を取り付ける(請求項5)。
【0010】 足場又は建物の水平又は垂直の構成部材に取付手段を介してねじ棒を水平方向 に取り付け、該ねじ棒には垂直レール挟持手段を取り付け、該垂直レール挟持手 段に垂直レールを挟持させる(請求項6)。
【0011】 前記上側水平部材と下側水平部材の各端縁にはそれぞれ各垂直レールを若干の 隙間を置いて挟持する一対のガイド片を突設し、当該一対のガイド片間の間隔は 略中央部が最も狭く、略中央部より上下方向に向かって徐々に広くなるようにな す(請求項7)。
【0012】 前記上側水平部材と下側水平部材の各端縁にはそれぞれ各垂直レールを若干の 隙間を置いて挟持する一対のローラを回転自在に取り付ける(請求項8)。
【0013】 足場又は建物の水平又は垂直の木製部材に取付手段を介してねじ棒を水平方向 に取り付け、該ねじ棒には垂直レール挟持手段を取り付け、該垂直レール挟持手 段に垂直レールを挟持させる(請求項9)。
【0014】
【作用】
[請求項1の板状建築材料用揚機] 請求項1の板状建築材料用揚機においては、各垂直レールとして円形管が使用 されている。円形管は安価な市販品を用いることができると共に固定作業、取扱 作業等が容易である。また、垂直レール直下の地上には基台を設置し、該基台に は一対の突起を上方に向けて突設し、各垂直レールの下端を基台の各突起に嵌着 するようにしたため、各垂直レールは下端が地上の基台により固定されて安定す ると共に垂直レールの下端間の間隔が一定に保持される。
【0015】 [請求項2の板状建築材料用揚機] 請求項2の板状建築材料用揚機においては、垂直レールは複数本の円形管を連 結部材を介して上下に連結してなるものである。従って、高い建物等に使用する 板状建築材料用揚機の場合にも長い垂直レールを容易に形成することが可能であ る。
【0016】 [請求項3の板状建築材料用揚機] 請求項3の板状建築材料用揚機においては、各垂直レールの上端間には連結手 段を介してモータ支持杆を水平方向に取り付け、該モータ支持杆に前記モータを 支持させるようにしているため、垂直レールの上端間の間隔が一定に保持される 。
【0017】 [請求項4の板状建築材料用揚機] 請求項4の板状建築材料用揚機においては、垂直レールは足場板に容易に固定 される。垂直レールは垂直レール挟持手段により挟持され、該垂直レール挟持手 段は足場板に水平方向に取り付けられたねじ棒に取り付けられている。
【0018】 [請求項5の板状建築材料用揚機] 請求項5の板状建築材料用揚機においては、取付部材を介して足場板に取り付 けられたねじ棒間に連結杆が取り付けられているため、ねじ棒間の間隔が一定に 保持される。従って、垂直レール間の間隔も一定に保持される。
【0019】 [請求項6の板状建築材料用揚機] 請求項6の板状建築材料用揚機においては、足場又は建物の構成部材に垂直レ ールを取り付けることができる。これらの構成部材は水平方向のものであっても 垂直方向のものであってもよい。垂直レールは垂直レール挟持手段により挟持さ れ、該垂直レール挟持手段は足場又は建物の水平又は垂直の構成部材に水平方向 に取り付けられたねじ棒に取り付けられている。
【0020】 [請求項7の板状建築材料用揚機] 請求項7の板状建築材料用揚機においては、上側水平部材と下側水平部材の各 端縁に突設された一対のガイド片は各垂直レールを若干の隙間を置いて挟持する と共に当該一対のガイド片間の間隔は略中央部が最も狭く、略中央部より上下方 向に向かって徐々に広くなるようにしたため、垂直レールに垂直レール挟持手段 等の多少の突起物があっても、ガイド片はこれらの突起物を円滑に通過する。
【0021】 [請求項8の板状建築材料用揚機] 請求項8の板状建築材料用揚機においては、上側水平部材と下側水平部材の各 端縁にはそれぞれ各垂直レールを若干の隙間を置いて挟持する一対のローラを回 転自在に取り付けたため、垂直レールに垂直レール挟持手段等の多少の突起物が あっても、ローラはこれらの突起物を円滑に通過する。
【0022】 [請求項9の板状建築材料用揚機] 請求項9の板状建築材料用揚機においては、足場又は建物の木製部材に垂直レ ールを取り付けることができる。これらの木製部材は水平方向のものであっても 垂直方向のものであってもよい。垂直レールは垂直レール挟持手段により挟持さ れ、該垂直レール挟持手段は足場又は建物の水平又は垂直の木製部材に水平方向 に取り付けられたねじ棒に取り付けられている。
【0023】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。なお、前記実用新案登録 第3005236号の板状建築材料用揚機と共通する部材、部品、部分等につい ては該板状建築材料用揚機におけるものと同一の符号を用いる。 符号1は建築中又は工事中の建物、符号3は該建物1の側傍に設けられた足場 である。建物1と足場3との間の空間4において一対の垂直レール5、5を当該 足場3又は建物1の構成部材に固定する。
【0024】 垂直レール5、5間には上側水平部材9と下側水平部材11とをそれぞれ昇降 自在に取り付ける。上側水平部材9と下側水平部材11とを連結部材15により 連結する。図示の事例においては、上側水平部材9と下側水平部材11とを一対 の連結部材15により連結し、これら連結部材15を折り畳み自在としている。 即ち、各連結部材15は、上側水平部材9より下方に上側固定杆15aを突設し 、該上側固定杆15aに上側連結杆15bを枢着し、一方、下側水平部材11よ り上方に下側固定杆15cを突設し、該下側固定杆15cに下側連結杆15dを 枢着し、上側連結杆15bと下側連結杆15dとを相互に枢着してなるものであ る。なお、下側固定杆15cにおける符号15eは下側連結杆15dを支持する 枢軸、符号15fは着脱自在の固定ねじである。連結部材15を折り畳む際には 、固定ねじ15fを抜き取るものとする。 連結部材15は図1に示す状態から 図3の状態を経て図4に示す如く折り畳むことができる。
【0025】 上側水平部材9、下側水平部材11又は連結部材15には板状建築材料20の 支持手段21を備えさせる。図示の事例においては、上側水平部材9の前後両側 (建物1側と足場3側)にそれぞれ支持棒21aの上端を枢着している。符号2 2は支持棒21aを上方に回動させて該支持棒21aを上側水平部材9に係止さ せるために上側水平部材9に形成した小突起である(図5参照)。上側水平部材 9と下側水平部材11と連結部材15とにより形成される枠体に対して板状建築 材料20の出し入れを行なう際には、支持棒21aを上側水平部材9の小突起2 2に係止する。また、図示の事例においては、連結部材15の前後両側(建物1 側と足場3側)にそれぞれ支持杆21bを取り付けている。この支持杆21bは 一端を一方の連結部材15に突設した枢軸23に枢着し、他端を他方の連結部材 15に突設したピン25に係脱自在に係止している。符号27は支持杆21bの 他端をピン25に係脱するための切り欠きである(図6参照)。上側水平部材9 と下側水平部材11と連結部材15とにより形成される枠体に対して板状建築材 料20の出し入れを行なう際及び連結部材15を折り畳む際には、連結部材15 に取り付けた支持杆21bの他端をピン25から外し、該支持杆21bを下方に 回動させる。なお、下側水平部材11に板状建築材料20の適宜の支持手段21 (図示せず。)を備えさせてもよい。また、上側水平部材9と下側水平部材11 との間の間隔よりも長い材料を揚げる場合には、下側水平部材11を上側水平部 材9よりも広幅となし、該材料を下側水平部材11上に載置し、該材料を上側水 平部材9の側面に接触させた状態で支持手段21により支持させるようにしても よい。板状建築材料20は一例として建物1から離れた側より板状建築材料用揚 機に乗せ、板状建築材料用揚機を上昇させた後、板状建築材料20を建物1側に 下ろすようにする。
【0026】 更に、上側水平部材9をワイヤロープ31を介してモータ33に連結させる。 図示の事例においては、ワイヤロープ31の下端はフック34、支持環35及び 連結部材37を介して上側水平部材9に連結され、ワイヤロープ31の上端はモ ータ33に関連されている。
【0027】 しかして、本考案においては、前記各垂直レール5を円形管とし、垂直レール 5直下の地上には基台41を設置し、該基台41には一対の突起43、43を上 方に向けて突設し、各垂直レール5の下端を基台41の各突起43に嵌着する( 図6参照)。なお、基台41には透孔45を形成し、該透孔45に釘等の固着具 47を打ち込むことにより基台41を地面に固定してもよい。
【0028】 各垂直レール5は、図10に示すように、複数本の円形管5a、5a・・・を 連結部材5bを介して上下に連結してなるものであってもよい。
【0029】 垂直レール5、5の上端間には、図1に示すように、連結手段49、49を介 してモータ支持杆51を水平方向に取り付け、該モータ支持杆51に前記モータ 33を支持させる。図1に示す事例においては、モータ33により回転する巻上 げ手段53にワイヤロープ31の一端を取り付けている。連結手段49の一例を 図7、図8に示す。この連結手段49は、略L字状本体49aの一端に挟持片4 9bの一端を該挟持片49bが開閉自在になるように枢着し、略L字状本体49 aの他端にはねじ棒49cの一端を該ねじ棒49cが開閉自在になるように枢着 し、該ねじ棒49cにはナット49dを螺合させ、前記挟持片49bの他端49 b’にはねじ棒49cの他端49c’を受けると共にそのナット49dを係止さ せる略U字状切り欠き49eを形成してなるものである。この連結手段49にお いては、略L字状本体49aの背部にモータ支持杆51を固定し、略L字状本体 49aと挟持片49bとの間に垂直レール5を挟持させた状態で挟持片49bの 他端49b’に形成された略U字状切り欠き49eにねじ棒49cの他端49c ’を嵌め、ナット49dを締め付けるのである。しかるときは、垂直レール5は 略L字状本体49aと挟持片49bとの間に強力に締め付けられる結果、モータ 支持杆51は垂直レール5に固定される。
【0030】 図11、図12は垂直レール5、5を足場板61に支持させた事例を示すもの である。この事例においては、足場板61の一縁にはそれぞれ取付部材63、6 5を介して一対のねじ棒67、67を水平方向に取り付け、当該各ねじ棒67に はそれぞれ垂直レール挟持手段69を取り付け、各垂直レール挟持手段69に垂 直レール5を挟持させる。符号71は取付部材63を固定するためのナット、符 号73は取付部材65を固定するためのナット、 符号75、77は垂直レール 挟持手段69を固定するためのナットである。一対のねじ棒67、67間には連 結杆79を取り付けることが望ましい。
【0031】 図13、図14は足場又は建物の水平又は垂直の構成部材に垂直レール5を支 持させた事例を示すものである。足場又は建物の構成部材としては例えば手すり 、H形鋼、窓のサッシやフレーム等がある。図13に示す事例においては、足場 又は建物の水平の構成部材81aに取付手段83を介してねじ棒85を水平方向 に取り付け、該ねじ棒85には垂直レール挟持手段87を取り付け、該垂直レー ル挟持手段87に垂直レール5を挟持させている。符号89、91は垂直レール 挟持手段87をねじ棒85に固定するためのナットである。なお、取付手段83 は一例として図7に示す連結手段49と同様のものであってもよい。また、垂直 レール挟持手段87は図11、図12に示す垂直レール挟持手段69と同様のも のであってもよい。なお、垂直レール挟持手段87はねじ棒85に対して回動自 在であるから、取付手段83を垂直部材に取り付けるときには、垂直レール挟持 手段87を90度回動させればよい。図14に示す事例においては、足場又は建 物の垂直の構成部材81bに取付手段としてのCクランプ93を介してねじ棒8 5を水平方向に取り付け、該ねじ棒85には垂直レール挟持手段87を取り付け 、該垂直レール挟持手段87に垂直レール5を挟持させている。取付手段として のCクランプ93を水平部材にに取り付けるときには、垂直レール挟持手段87 を90度回動させればよい。なお、図示のCクランプ93はねじ棒85に対応す るめねじを2箇所(95、97)に備えている。
【0032】 前記上側水平部材9と下側水平部材11の各端縁にはそれぞれ各垂直レール5 、5を若干の隙間を置いて挟持する一対のガイド片101、101を突設し、当 該一対のガイド片101、101間の間隔は略中央部101aが最も狭く、略中 央部101aより上下方向に向かって徐々に広くなるようにすることが望ましい (図15、図16参照)。
【0033】 また、上記ガイド片101、101に代えて、上側水平部材9と下側水平部材 11の各端縁にはそれぞれ各垂直レール5、5を若干の隙間を置いて挟持する一 対のローラ103、103を回転自在に取り付けてもよい(図17参照)。
【0034】 図18、図19は足場又は建物の水平又は垂直の木製部材に垂直レール5を支 持させた事例を示すものである。図18に示す事例においては、足場又は建物の 垂直の木製部材111aに取付手段113を介してねじ棒115を水平方向に取 り付け、該ねじ棒115には垂直レール挟持手段117を取り付け、該垂直レー ル挟持手段117に垂直レール5を挟持させている。ねじ棒115は取付手段1 13に溶接されており、取付手段113は木製部材111aに釘119により固 定されている。符号121、123は垂直レール挟持手段117をねじ棒115 に固定するためのナットである。図19に示す事例においては、足場又は建物の 水平の木製部材111bに側面略L状の取付手段133を介してねじ棒115を 水平方向に取り付け、該ねじ棒115には垂直レール挟持手段117を取り付け 、該垂直レール挟持手段117に垂直レール5を挟持させている。ねじ棒115 は取付手段133の直立部133aに形成された透孔に貫通させ、ナット135 、137により該直立部133aに固定されている。取付手段133は釘139 により木製部材111bに固定されている。符号符号121、123は垂直レー ル挟持手段117をねじ棒115に固定するためのナットである。
【0035】
【考案の効果】
[請求項1の板状建築材料用揚機] 請求項1の板状建築材料用揚機は、垂直レールとして円形管が使用されている 。円形管は安価な市販品を用いることができると共に固定作業、取扱作業等が容 易である。また、垂直レール直下の地上には基台を設置し、該基台には一対の突 起を上方に向けて突設し、各垂直レールの下端を基台の各突起に嵌着するように したため、各垂直レールは下端が地上の基台により固定されて安定すると共に垂 直レールの下端間の間隔が一定に保持される。
【0036】 [請求項2の板状建築材料用揚機] 請求項2の板状建築材料用揚機においては、垂直レールは複数本の円形管を連 結部材を介して上下に連結してなるものである。従って、高い建物等に使用する 板状建築材料用揚機の場合にも長い垂直レールを容易に形成することが可能であ る。
【0037】 [請求項3の板状建築材料用揚機] 請求項3の板状建築材料用揚機においては、各垂直レールの上端間には連結手 段を介してモータ支持杆を水平方向に取り付け、該モータ支持杆に前記モータを 支持させるようにしているため、垂直レールの上端間の間隔が一定に保持される 。
【0038】 [請求項4の板状建築材料用揚機] 請求項4の板状建築材料用揚機においては、垂直レールは足場板に容易に固定 される。
【0039】 [請求項5の板状建築材料用揚機] 請求項5の板状建築材料用揚機においては、取付部材を介して足場板に取り付 けられたねじ棒間に連結杆が取り付けられているため、ねじ棒間の間隔が一定に 保持される。従って、垂直レール間の間隔も一定に保持される。
【0040】 [請求項6の板状建築材料用揚機] 請求項6の板状建築材料用揚機においては、足場又は建物の構成部材に垂直レ ールを容易に取り付けることができる。これらの構成部材は水平方向のものであ っても垂直方向のものであってもよい。
【0041】 [請求項7の板状建築材料用揚機] 請求項7の板状建築材料用揚機においては、上側水平部材と下側水平部材の各 端縁に突設された一対のガイド片は各垂直レールを若干の隙間を置いて挟持する と共に当該一対のガイド片間の間隔は略中央部が最も狭く、略中央部より上下方 向に向かって徐々に広くなるようにしたため、垂直レールに垂直レール挟持手段 等の多少の突起物があっても、ガイド片はこれらの突起物を円滑に通過する。
【0042】 [請求項8の板状建築材料用揚機] 請求項8の板状建築材料用揚機においては、上側水平部材と下側水平部材の各 端縁にはそれぞれ各垂直レールを若干の隙間を置いて挟持する一対のローラを回 転自在に取り付けたため、垂直レールに垂直レール挟持手段等の多少の突起物が あっても、ローラはこれらの突起物を円滑に通過する。
【0043】 [請求項9の板状建築材料用揚機] 請求項9の板状建築材料用揚機においては、足場又は建物の木製部材に垂直レ ールを容易に取り付けることができる。これらの木製部材は水平方向のものであ っても垂直方向のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による板状建築材料用揚機の一例を示す
正面図である。
【図2】同上板状建築材料用揚機の側面図である。
【図3】枠体を折り畳みつつある状態を示す正面図であ
る。
【図4】枠体を折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図5】上側水平部材と支持棒とを示す正面図である。
【図6】連結部材と支持杆とを示す正面図である。
【図7】連結手段の一例を示す平面図である。
【図8】同上連結手段の一部を示す側面図である。
【図9】垂直レールの下端と基台とを示す斜視図であ
る。
【図10】垂直レールの連結状態の一例を示す斜視図で
ある。
【図11】足場板の一縁に垂直レールを支持させた事例
を示す平面図である。
【図12】足場板の一縁に垂直レールを支持させた同上
事例を示す断面図である。
【図13】足場又は建物の水平の構成部材に垂直レール
を支持させた事例を示す平面図である。
【図14】足場又は建物の垂直の構成部材に垂直レール
を支持させた事例を示す平面図である。
【図15】上側水平部材と下側水平部材の各端縁に突設
したガイド片を示す平面図である。
【図16】同上ガイド片と垂直レールとを示す側面図で
ある。
【図17】上側水平部材と下側水平部材の各端縁に設け
たローラと垂直レールとを示す側面図である。
【図18】足場又は建物の垂直の木製部材に垂直レール
を支持させた事例を示す平面図である。
【図19】足場又は建物の水平の木製部材に垂直レール
を支持させた事例を示す平面図である。
【図20】従来の板状建築材料用揚機を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 建物 3 足場 4 空間 5 垂直レール 5a 円形管 5b 連結部材 9 上側水平部材 11 下側水平部材 15 連結部材 15a 上側固定杆 15b 上側連結杆 15c 下側固定杆 15d 下側連結杆 15e 枢軸 15f 固定ねじ 20 板状建築材料 21 支持手段 21a 支持棒 21b 支持杆 22 小突起 23 枢軸 25 ピン 27 切り欠き 31 ワイヤロープ 33 モータ 34 フック 35 支持環 37 連結部材 41 基台 43 突起 45 透孔 47 固着具 49 連結手段 49a 略L字状本体 49b 挟持片 49b’ 他端 49c ねじ棒 49c’ 他端 49d ナット 49e 略U字状切り欠き 51 モータ支持杆 53 巻上げ手段 61 足場板 63 取付部材 65 取付部材 67 ねじ棒 69 垂直レール挟持手段 71 ナット 73 ナット 75 ナット 77 ナット 79 連結杆 81a 足場又は建物の水平の構成部材 81b 足場又は建物の垂直の構成部材 83 取付手段 85 ねじ棒 87 垂直レール挟持手段 89 ナット 91 ナット 93 Cクランプ 95 めねじ 97 めねじ 101 ガイド片 101a 略中央部 103 ローラ 111a 垂直の木製部材 111b 水平の木製部材 113 取付手段 115 ねじ棒 117 垂直レール挟持手段 119 釘 121 ナット 123 ナット 133 取付手段 133a 直立部 135 ナット 137 ナット 139 釘

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 前記各垂直レールを円形管とし、垂直レール直下の地上
    には基台を設置し、該基台には一対の突起を上方に向け
    て突設し、各垂直レールの下端を基台の各突起に嵌着し
    たことを特徴とする板状建築材料用揚機。
  2. 【請求項2】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 前記各垂直レールは複数本の円形管を連結部材を介して
    上下に連結してなるものであることを特徴とする板状建
    築材料用揚機。
  3. 【請求項3】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 前記各垂直レールの上端間には連結手段を介してモータ
    支持杆を水平方向に取り付け、該モータ支持杆に前記モ
    ータを支持させるようにしたことを特徴とする板状建築
    材料用揚機。
  4. 【請求項4】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 足場板の一縁にはそれぞれ取付部材を介して一対のねじ
    棒を水平方向に取り付け、当該各ねじ棒にはそれぞれ垂
    直レール挟持手段を取り付け、各垂直レール挟持手段に
    垂直レールを挟持させるようにしたことを特徴とする板
    状建築材料用揚機。
  5. 【請求項5】 前記一対のねじ棒間に連結杆を取り付け
    たことを特徴とする請求項4の板状建築材料用揚機。
  6. 【請求項6】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 足場又は建物の水平又は垂直の構成部材に取付手段を介
    してねじ棒を水平方向に取り付け、該ねじ棒には垂直レ
    ール挟持手段を取り付け、該垂直レール挟持手段に垂直
    レールを挟持させるようにしたことを特徴とする板状建
    築材料用揚機。
  7. 【請求項7】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 前記上側水平部材と下側水平部材の各端縁にはそれぞれ
    各垂直レールを若干の隙間を置いて挟持する一対のガイ
    ド片を突設し、当該一対のガイド片間の間隔は略中央部
    が最も狭く、略中央部より上下方向に向かって徐々に広
    くなるようにしたことを特徴とする板状建築材料用揚
    機。
  8. 【請求項8】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 前記上側水平部材と下側水平部材の各端縁にはそれぞれ
    各垂直レールを若干の隙間を置いて挟持する一対のロー
    ラを回転自在に取り付けたことを特徴とする板状建築材
    料用揚機。
  9. 【請求項9】 一対の垂直レールを建物又は足場に固定
    し、これらの垂直レール間には上側水平部材と下側水平
    部材とを昇降自在に取り付け、上側水平部材と下側水平
    部材とを連結部材により連結し、上側水平部材、下側水
    平部材又は連結部材には板状建築材料の支持手段を備え
    させ、上側水平部材をワイヤロープを介してモータに連
    結させた板状建築材料用揚機において、 足場又は建物の水平又は垂直の木製部材に取付手段を介
    してねじ棒を水平方向に取り付け、該ねじ棒には垂直レ
    ール挟持手段を取り付け、該垂直レール挟持手段に垂直
    レールを挟持させるようにしたことを特徴とする板状建
    築材料用揚機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009155089A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toshiba Elevator Co Ltd ライズアップ工法によるエレベータ

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