JPH0740030Y2 - 足場昇降支持装置 - Google Patents
足場昇降支持装置Info
- Publication number
- JPH0740030Y2 JPH0740030Y2 JP1989000817U JP81789U JPH0740030Y2 JP H0740030 Y2 JPH0740030 Y2 JP H0740030Y2 JP 1989000817 U JP1989000817 U JP 1989000817U JP 81789 U JP81789 U JP 81789U JP H0740030 Y2 JPH0740030 Y2 JP H0740030Y2
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- steel
- balance
- reaction force
- steel frame
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Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、外壁の高さ方向に間隔を隔てて架設される鉄
骨梁を有する鉄骨構造物の高さ方向に沿って外壁仕上げ
用の足場を昇降させ支持させるための足場昇降支持装置
に関するものである。
骨梁を有する鉄骨構造物の高さ方向に沿って外壁仕上げ
用の足場を昇降させ支持させるための足場昇降支持装置
に関するものである。
《従来の技術》 構造物の外壁を仕上げる足場を昇降させ支持させるため
の従来の足場昇降支持装置としては、第5図に示すもの
が知られている(特開昭63−47465号公報)。この足場
昇降支持装置37は、鉄筋コンクリート構造物38の外側に
配置された足場39を構造物39の高さ方向に昇降移動させ
ると共に所定高さ位置に支持するように構成されてお
り、この装置37は、コンクリート構造物38の外壁面38a
に突出するように埋め込まれた複数のアンカーボルト40
の少なくとも上下の二つに着脱自在に取り付けられたア
ンカー金具41と、各アンカー金具41に取り付けられて足
場39を上下に案内する水平ガイドアーム44と、上方のア
ンカー金具41に取り付けられたジャッキ支柱42と、この
支柱42に設けられたジャッキ43とから構成され、このジ
ャッキ43から垂下されたワイヤ46で足場39の係止金具45
を吊り上げ吊り下げることにより足場39を昇降させると
共に、係止金具45がアンカー金具41に係合されることに
より足場39を支持するようになっている。
の従来の足場昇降支持装置としては、第5図に示すもの
が知られている(特開昭63−47465号公報)。この足場
昇降支持装置37は、鉄筋コンクリート構造物38の外側に
配置された足場39を構造物39の高さ方向に昇降移動させ
ると共に所定高さ位置に支持するように構成されてお
り、この装置37は、コンクリート構造物38の外壁面38a
に突出するように埋め込まれた複数のアンカーボルト40
の少なくとも上下の二つに着脱自在に取り付けられたア
ンカー金具41と、各アンカー金具41に取り付けられて足
場39を上下に案内する水平ガイドアーム44と、上方のア
ンカー金具41に取り付けられたジャッキ支柱42と、この
支柱42に設けられたジャッキ43とから構成され、このジ
ャッキ43から垂下されたワイヤ46で足場39の係止金具45
を吊り上げ吊り下げることにより足場39を昇降させると
共に、係止金具45がアンカー金具41に係合されることに
より足場39を支持するようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし上述の足場昇降支持装置37は、鉄筋コンクリート
構造物38を対象としているため、鉄骨構造物にそのまま
適用できるものではなかった。これに対し、最近の超高
層の建物等は鉄骨構造物であることが多く、これに適用
できる外壁仕上用足場の足場昇降支持装置の開発が要望
されている。
構造物38を対象としているため、鉄骨構造物にそのまま
適用できるものではなかった。これに対し、最近の超高
層の建物等は鉄骨構造物であることが多く、これに適用
できる外壁仕上用足場の足場昇降支持装置の開発が要望
されている。
本発明は、このような要望に応えるべく創案されたもの
で、構造簡単にして作動が円滑に行われる新規な足場昇
降支持装置を提供することを目的とする。
で、構造簡単にして作動が円滑に行われる新規な足場昇
降支持装置を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、外壁の高さ方向
に間隔を隔てて上下に架設される鉄骨梁を有する鉄骨構
造物の高さ方向に沿って外壁仕上げ用の足場を昇降させ
支持させるための装置において、上方の鉄骨梁に組み付
けられる支持枠体と、鉄骨梁を挟んだ足場の反対側にお
いて、支持枠体から上方の鉄骨梁を経由して下方の鉄骨
梁に亘って配設される反力ボルトと、支持枠体を介して
反力ボルトに連結され、吊上げ反力を上下の鉄骨梁から
取って足場を昇降移動させる駆動手段と、鉄骨梁に足場
を係合させつつその移動を案内するガイド手段と、鉄骨
梁に足場を係脱自在に支持固定させる係止手段とを備え
たことを特徴とする。
に間隔を隔てて上下に架設される鉄骨梁を有する鉄骨構
造物の高さ方向に沿って外壁仕上げ用の足場を昇降させ
支持させるための装置において、上方の鉄骨梁に組み付
けられる支持枠体と、鉄骨梁を挟んだ足場の反対側にお
いて、支持枠体から上方の鉄骨梁を経由して下方の鉄骨
梁に亘って配設される反力ボルトと、支持枠体を介して
反力ボルトに連結され、吊上げ反力を上下の鉄骨梁から
取って足場を昇降移動させる駆動手段と、鉄骨梁に足場
を係合させつつその移動を案内するガイド手段と、鉄骨
梁に足場を係脱自在に支持固定させる係止手段とを備え
たことを特徴とする。
更に詳しくは、支持枠体が天秤を有するベースを備え、
天秤の一端が上方の鉄骨梁に連結されると共に、駆動手
段が天秤の他端に連結され、ガイド手段が、ベースに設
けられた係合部材と、足場にその高さ方向に沿って形成
されて係合部材に係合するレールとから構成されると共
に、係止手段がベースに設けられた係止ピンと足場に設
けられ係止ピンに係脱自在に係合する係止フックとから
なることを特徴とする。
天秤の一端が上方の鉄骨梁に連結されると共に、駆動手
段が天秤の他端に連結され、ガイド手段が、ベースに設
けられた係合部材と、足場にその高さ方向に沿って形成
されて係合部材に係合するレールとから構成されると共
に、係止手段がベースに設けられた係止ピンと足場に設
けられ係止ピンに係脱自在に係合する係止フックとから
なることを特徴とする。
《作用》 本考案の作用について述べると、ガイド手段により鉄骨
梁に対して足場の昇降移動を案内しつつ、駆動手段の駆
動力で鉄骨梁ないしは鉄骨構造物に対して足場を昇降移
動させるようになっている。そして昇降移動された足場
は、係止手段により所定高さ位置で鉄骨梁に係脱自在に
係合されて鉄骨梁に支持固定されるようになっている。
併せて、駆動手段で足場を昇降させる際の吊上げ反力
を、反力ボルト及び支持枠体を介して上下の鉄骨梁から
取ることができ、足場の重量によって上方の鉄骨梁に作
用するモーメントを下方の鉄骨梁にも分担することがで
き、かかるモーメントに有効に対抗することができる。
梁に対して足場の昇降移動を案内しつつ、駆動手段の駆
動力で鉄骨梁ないしは鉄骨構造物に対して足場を昇降移
動させるようになっている。そして昇降移動された足場
は、係止手段により所定高さ位置で鉄骨梁に係脱自在に
係合されて鉄骨梁に支持固定されるようになっている。
併せて、駆動手段で足場を昇降させる際の吊上げ反力
を、反力ボルト及び支持枠体を介して上下の鉄骨梁から
取ることができ、足場の重量によって上方の鉄骨梁に作
用するモーメントを下方の鉄骨梁にも分担することがで
き、かかるモーメントに有効に対抗することができる。
更に詳しくは、支持枠体に設けられたベースに備えられ
る天秤の他端に、足場を昇降移動させる駆動手段を設け
ると共に、この天秤の一端を上方の鉄骨梁に連結するこ
とで、駆動手段の足場吊上げ反力を確保して足場を昇降
させるようになっている。またガイド手段はベースの係
合部材が足場のレールに係合されて、構造物の高さ方向
に移動する足場を、ベースを移動することなく連続的に
案内するようになっている。更に係止手段は、その係止
フックが係止ピンに係脱自在に係合されることで、昇降
移動される足場を鉄骨梁ないしは構造物の所定高さ位置
に支持固定するようになっている。
る天秤の他端に、足場を昇降移動させる駆動手段を設け
ると共に、この天秤の一端を上方の鉄骨梁に連結するこ
とで、駆動手段の足場吊上げ反力を確保して足場を昇降
させるようになっている。またガイド手段はベースの係
合部材が足場のレールに係合されて、構造物の高さ方向
に移動する足場を、ベースを移動することなく連続的に
案内するようになっている。更に係止手段は、その係止
フックが係止ピンに係脱自在に係合されることで、昇降
移動される足場を鉄骨梁ないしは構造物の所定高さ位置
に支持固定するようになっている。
《実施例》 以下、本考案の好適一実施例を図面を参照しながら詳述
する。
する。
第1図は本考案の足場昇降支持装置の側面図、第2図、
第3図はその要部拡大側面図、第4図は第3図のIV−IV
線矢視図である。
第3図はその要部拡大側面図、第4図は第3図のIV−IV
線矢視図である。
本考案は基本的には、外壁の高さ方向に間隔を隔てて架
設される鉄骨梁3を有する鉄骨構造物2の高さ方向に沿
って外壁仕上げ用の足場4を昇降させ支持させるための
装置において、鉄骨梁3に吊上げ反力を取って足場4を
昇降移動させる駆動手段18と、鉄骨梁3に足場4を係合
させつつその移動を案内するガイド手段7,10と、鉄骨梁
3に足場4を係脱自在に支持固定させる係止手段8,25と
を備えて構成される。
設される鉄骨梁3を有する鉄骨構造物2の高さ方向に沿
って外壁仕上げ用の足場4を昇降させ支持させるための
装置において、鉄骨梁3に吊上げ反力を取って足場4を
昇降移動させる駆動手段18と、鉄骨梁3に足場4を係合
させつつその移動を案内するガイド手段7,10と、鉄骨梁
3に足場4を係脱自在に支持固定させる係止手段8,25と
を備えて構成される。
更に詳しくは、鉄骨梁3に天秤19を有するベース16が設
けられて天秤19の一端が下方の鉄骨梁3に連結されると
共に、駆動手段18が鉄骨梁3に吊上げ反力を取って足場
4を昇降移動させるために天秤19の他端に設けられて足
場4に連結され、ガイド手段がベース16に設けられた係
合部材10と足場4にその高さ方向に沿って形成されて係
合部材10に係合するレール7とから構成されると共に、
係止手段がベース16に設けられた係止ピン25と足場4に
設けられ係止ピン25に係脱自在に係合する係止フック8
とからなるように構成される。
けられて天秤19の一端が下方の鉄骨梁3に連結されると
共に、駆動手段18が鉄骨梁3に吊上げ反力を取って足場
4を昇降移動させるために天秤19の他端に設けられて足
場4に連結され、ガイド手段がベース16に設けられた係
合部材10と足場4にその高さ方向に沿って形成されて係
合部材10に係合するレール7とから構成されると共に、
係止手段がベース16に設けられた係止ピン25と足場4に
設けられ係止ピン25に係脱自在に係合する係止フック8
とからなるように構成される。
図示するように、この実施例の足場昇降支持装置1は、
鉄骨構造物2の外側に面する上下の鉄骨梁たる横架梁3
に、鉄骨構造物2の外壁を仕上げるために使用する足場
4を横架梁3との間に一定間隔を保持しつつ昇降自在に
支持させるための支持枠体5を適当な横架梁3に組付可
能として構成されている。
鉄骨構造物2の外側に面する上下の鉄骨梁たる横架梁3
に、鉄骨構造物2の外壁を仕上げるために使用する足場
4を横架梁3との間に一定間隔を保持しつつ昇降自在に
支持させるための支持枠体5を適当な横架梁3に組付可
能として構成されている。
足場4には、鉄骨構造物2側に位置する枠部分の高さ方
向に沿ってチャンネル状のガイドレール7が形成され、
またこのガイドレール7の裏面には構造物2側へ水平方
向に突出する係止フック8が固定されている。
向に沿ってチャンネル状のガイドレール7が形成され、
またこのガイドレール7の裏面には構造物2側へ水平方
向に突出する係止フック8が固定されている。
ガイドレール7内には、支持枠体5の上下部から水平に
延びる水平ガイドアーム9の先端に突設した係合部材た
るパイプ材で成るガイド10が係合されている。
延びる水平ガイドアーム9の先端に突設した係合部材た
るパイプ材で成るガイド10が係合されている。
係止フック8は板状体で形成されると共に、その下辺か
ら上方へ向けて切り欠き11が形成されている。そして、
この係止フック8には足場4を支持枠体5側から吊下げ
るためシャックル12が取付けられている。このシャック
ル12は、フック6に係合される。
ら上方へ向けて切り欠き11が形成されている。そして、
この係止フック8には足場4を支持枠体5側から吊下げ
るためシャックル12が取付けられている。このシャック
ル12は、フック6に係合される。
支持枠体5は、上方の横架梁3上に枠組される上方枠体
部13と下方の横架梁3に組付けられる下方枠体部14とが
反力ボルト15で連結されて構成されている。
部13と下方の横架梁3に組付けられる下方枠体部14とが
反力ボルト15で連結されて構成されている。
上方枠体部13は、横架梁3を跨ぐベースたる鞍状梁16
と、この鞍状梁16の上方に横架梁3を側方へ位置させて
立設される反力支柱17と、反力支柱17の上端に水平に支
持される天秤状梁19とから構成されている。なお、本実
施例では、天秤状梁19の足場4側の端部に駆動手段たる
モーターブロック18が吊り下げられている。
と、この鞍状梁16の上方に横架梁3を側方へ位置させて
立設される反力支柱17と、反力支柱17の上端に水平に支
持される天秤状梁19とから構成されている。なお、本実
施例では、天秤状梁19の足場4側の端部に駆動手段たる
モーターブロック18が吊り下げられている。
一方、反力ボルト15は、その上端部に長ナット27で連結
される反力ボルト15aと、下端部に長ナット27で連結さ
れる反力ボルト15bとを有している。
される反力ボルト15aと、下端部に長ナット27で連結さ
れる反力ボルト15bとを有している。
そして、この反力ボルト15は、反力ボルト15aの上端部
を天秤状梁19の構造物側の端部に連結するとともに、鞍
状梁16を上下に貫通させることによって、全体として、
上方枠体部13から上方の横架梁3を経由して、下方の横
架梁3に亘って配設されている。なお、本実施例では、
反力ボルト15は、その下端部を構成する反力ボルト15b
を、下方の横架梁3に組み付けられた下方枠体部14に固
定することにより、この下方枠体部14を介して、下方の
横架梁3に連結されている。
を天秤状梁19の構造物側の端部に連結するとともに、鞍
状梁16を上下に貫通させることによって、全体として、
上方枠体部13から上方の横架梁3を経由して、下方の横
架梁3に亘って配設されている。なお、本実施例では、
反力ボルト15は、その下端部を構成する反力ボルト15b
を、下方の横架梁3に組み付けられた下方枠体部14に固
定することにより、この下方枠体部14を介して、下方の
横架梁3に連結されている。
鞍状梁16は、具体的には第2図に示すように、構造物2
外方へ水平に延びるアンカー金具20と、アンカー金具20
に設けられこれよりさらに水平に延びるガイドアーム9
とを備えている。12は枕材、22は反力支柱受スリーブで
ある。
外方へ水平に延びるアンカー金具20と、アンカー金具20
に設けられこれよりさらに水平に延びるガイドアーム9
とを備えている。12は枕材、22は反力支柱受スリーブで
ある。
アンカー金具20は、下方枠体部14の図を参照して説明す
ると第4図に示すように、鞍状梁16を挟むように固定さ
れる一対の支承片24からなり、この支承片24間に係止ピ
ンたる固定ボルト25が掛け渡され、この固定ボルト25に
係止フック8がその切り欠き11を介して係止されるよう
になっている(第3図参照)。
ると第4図に示すように、鞍状梁16を挟むように固定さ
れる一対の支承片24からなり、この支承片24間に係止ピ
ンたる固定ボルト25が掛け渡され、この固定ボルト25に
係止フック8がその切り欠き11を介して係止されるよう
になっている(第3図参照)。
ガイドアーム9は第4図に示すように、支承片24の側方
で平行して延び、その先端に突設したガイド10がガイド
レール7内に嵌挿されている。
で平行して延び、その先端に突設したガイド10がガイド
レール7内に嵌挿されている。
反力支柱17は、下端が反力支柱受スリーブ22に着脱自在
に嵌挿されて直立状態に立設され、その上端に天秤状梁
19が設けられている。
に嵌挿されて直立状態に立設され、その上端に天秤状梁
19が設けられている。
反力ボルト15aは第2図に示すように、反力支柱17と略
同長で、その下端が鞍状梁16を下方から貫通している反
力ボルト15の突出上端に長ナット27で連結され、その上
端が天秤状梁19を上方に貫通しナット28で固着されてい
る。
同長で、その下端が鞍状梁16を下方から貫通している反
力ボルト15の突出上端に長ナット27で連結され、その上
端が天秤状梁19を上方に貫通しナット28で固着されてい
る。
この天秤状梁19は、足場4側がガイドレール7に干渉し
ない位置にまで延び、その部分にフック29が設けられ、
このフック29でモーターブロック18のシャックル31を係
止してモーターブロック18を吊下げている。
ない位置にまで延び、その部分にフック29が設けられ、
このフック29でモーターブロック18のシャックル31を係
止してモーターブロック18を吊下げている。
このモーターブロック18の下方にはワイヤ係止用フック
32が設けられ、このフック32と足場4の係止フック8と
がワイヤ33で連結されるようになっている(第1図)。
32が設けられ、このフック32と足場4の係止フック8と
がワイヤ33で連結されるようになっている(第1図)。
他方、下方枠体部14は、本実施例では、第3図に示すよ
うに、下方の横架梁3を跨ぐ鞍状梁16と、この横架梁3
の下面に当接された反力受材34とから構成されている。
うに、下方の横架梁3を跨ぐ鞍状梁16と、この横架梁3
の下面に当接された反力受材34とから構成されている。
この鞍状梁16の構造は、上方枠体部13を構成しているも
のと全く同様である。
のと全く同様である。
反力受材34は横架梁3の巾より長尺であり、一端が逆コ
字枠35で横架梁3のフランジ30と共に抱持され、この逆
コ字枠35に螺着されるボルト36の引き上げと、他端が反
力ボルト15bで引き上げられることとで、横架梁3のフ
ランジ30に密着されている。
字枠35で横架梁3のフランジ30と共に抱持され、この逆
コ字枠35に螺着されるボルト36の引き上げと、他端が反
力ボルト15bで引き上げられることとで、横架梁3のフ
ランジ30に密着されている。
なお、この逆コ字枠35とボルト36の構成に代えてクラン
プを使用することもできる。
プを使用することもできる。
反力ボルト15bは、この反力受材34と鞍状梁16とを貫通
し、各貫通突出端がナット28で締付けられている。
し、各貫通突出端がナット28で締付けられている。
この反力ボルト15bの鞍状梁16上面に突出する上端部
は、上方の鞍状梁16から下方に引張られる反力ボルト15
の下端部と長ナット27で連結される。
は、上方の鞍状梁16から下方に引張られる反力ボルト15
の下端部と長ナット27で連結される。
次に、上述のように構成された実施例の作用を説明す
る。
る。
支持枠体5が、第1図のように組付けられているときに
は、足場4は上方の鞍状梁16位置を上限とする昇降スト
ロークで昇降され支持されることとなる。
は、足場4は上方の鞍状梁16位置を上限とする昇降スト
ロークで昇降され支持されることとなる。
今、第1図において、足場4を上方の鞍状梁16のアンカ
ー金具20位置へ上昇移動させて支持するには、対象とな
るアンカー金具20の一対の支承片24間の固定ボルト25を
抜いた状態で、モーターブロック18を作動させて係合フ
ック8がその一対の支承片24間を上方に通過するまでワ
イヤ33を引き上げて足場4を上昇させた後、その一対の
支承片24間に再び固定ボルト25を装着し、続いてワイヤ
33を引き下げて足場4を下降させることになる。
ー金具20位置へ上昇移動させて支持するには、対象とな
るアンカー金具20の一対の支承片24間の固定ボルト25を
抜いた状態で、モーターブロック18を作動させて係合フ
ック8がその一対の支承片24間を上方に通過するまでワ
イヤ33を引き上げて足場4を上昇させた後、その一対の
支承片24間に再び固定ボルト25を装着し、続いてワイヤ
33を引き下げて足場4を下降させることになる。
この際、係合フック8の切り欠き11が固定ボルト25に係
合し、足場4はその高さ位置に支持固定される。
合し、足場4はその高さ位置に支持固定される。
この固定された足場4を利用して、その近辺の鉄骨構造
物2の外壁の仕上工事が行われることになる。
物2の外壁の仕上工事が行われることになる。
他方、足場4を下方の鞍状梁16のアンカー金具20位置へ
下降移動させて支持するには、対象となるアンカー金具
20の一対の支承片24間に固定ボルト25を装着した状態
で、モーターブロック18を作動させワイヤ33を引き下げ
足場4を下降させる。
下降移動させて支持するには、対象となるアンカー金具
20の一対の支承片24間に固定ボルト25を装着した状態
で、モーターブロック18を作動させワイヤ33を引き下げ
足場4を下降させる。
この際、係合フック8の切り欠き11が固定ボルト25に係
合し、足場4はその下方のアンカー金具20の高さ位置に
支持固定され、その固定された足場4を利用して、その
近辺の鉄骨構造物2の外壁の仕上作業が行われることに
なる。
合し、足場4はその下方のアンカー金具20の高さ位置に
支持固定され、その固定された足場4を利用して、その
近辺の鉄骨構造物2の外壁の仕上作業が行われることに
なる。
また、上昇移動の上限となる上方の鞍状梁16よりも上方
の鉄骨構造物2の外壁の仕上作業を実施する際には、足
場4をアンカー金具20に固定したまま、上方枠体部13の
うち、反力支柱17及び天秤状梁19のみ撤去し、鞍状梁16
はその後の下方枠体部を構成させるためにそのままの位
置に残し、これが取り付けられている横架梁3のフラン
ジ30に反力受材34を、フックボルト36、反力ボルト15b
で取り付けて新たな下方枠体部を構成し、また撤去した
反力支柱17及び天秤状梁19を利用し、さらに上方の横架
梁に新たな上方枠体部を組付け、これら新たな上方枠体
部と下方枠体部とを反力ボルト15で連結し新たな支持枠
体を構成する。
の鉄骨構造物2の外壁の仕上作業を実施する際には、足
場4をアンカー金具20に固定したまま、上方枠体部13の
うち、反力支柱17及び天秤状梁19のみ撤去し、鞍状梁16
はその後の下方枠体部を構成させるためにそのままの位
置に残し、これが取り付けられている横架梁3のフラン
ジ30に反力受材34を、フックボルト36、反力ボルト15b
で取り付けて新たな下方枠体部を構成し、また撤去した
反力支柱17及び天秤状梁19を利用し、さらに上方の横架
梁に新たな上方枠体部を組付け、これら新たな上方枠体
部と下方枠体部とを反力ボルト15で連結し新たな支持枠
体を構成する。
この新たな支持枠体により、足場4の上昇範囲を高める
ことができ、これによって外壁の仕上作業を上方へ移行
させることができる。
ことができ、これによって外壁の仕上作業を上方へ移行
させることができる。
更に、仕上作業範囲を下方へ拡張する際には、足場4を
アンカー金具20に固定した状態で、先ず、上方枠体部13
から反力支柱17及び天秤状梁19を撤去してこれらを下方
枠体部14の鞍状梁16に組付けると共に、この鞍状梁16が
取り付けられている横架梁3の反力受材34を撤去して新
たな上方枠体部を構成し、さらに、下方の横架梁に新た
な下方枠体部を構成して、これら新たな上方枠体部を下
方枠体部とを反力ボルト15で連結し新たな支持枠体を構
成する。
アンカー金具20に固定した状態で、先ず、上方枠体部13
から反力支柱17及び天秤状梁19を撤去してこれらを下方
枠体部14の鞍状梁16に組付けると共に、この鞍状梁16が
取り付けられている横架梁3の反力受材34を撤去して新
たな上方枠体部を構成し、さらに、下方の横架梁に新た
な下方枠体部を構成して、これら新たな上方枠体部を下
方枠体部とを反力ボルト15で連結し新たな支持枠体を構
成する。
この新たな支持枠体により、足場4の下降範囲を下げる
ことができ、よって、外壁の上方から下方への仕上作業
を順次行うことができる。
ことができ、よって、外壁の上方から下方への仕上作業
を順次行うことができる。
《考案の効果》 以上要するに本考案によれば、次の優れた効果を発揮す
る。
る。
(1)ガイド手段により鉄骨梁に対して足場の昇降移動
を案内しつつ、駆動手段の駆動力で鉄骨梁ないしは鉄骨
構造物に対して足場を昇降移動させ、昇降移動された足
場を、係止手段により所定高さ位置で鉄骨梁に係脱自在
に係合させて鉄骨梁に支持固定するようになっており、
構造簡単にして円滑に足場の昇降支持作業を行なうこと
ができ、鉄骨構造物に対して好ましく外壁の仕上作業を
実施することができる。併せて、駆動手段で足場を昇降
させる際の吊上げ反力を、反力ボルト及び支持枠体を介
して上下の鉄骨梁から取ることができ、足場の重量によ
って上方の鉄骨梁に作用するモーメントを下方の鉄骨梁
にも分担することができ、かかるモーメントに有効に対
抗することができる。
を案内しつつ、駆動手段の駆動力で鉄骨梁ないしは鉄骨
構造物に対して足場を昇降移動させ、昇降移動された足
場を、係止手段により所定高さ位置で鉄骨梁に係脱自在
に係合させて鉄骨梁に支持固定するようになっており、
構造簡単にして円滑に足場の昇降支持作業を行なうこと
ができ、鉄骨構造物に対して好ましく外壁の仕上作業を
実施することができる。併せて、駆動手段で足場を昇降
させる際の吊上げ反力を、反力ボルト及び支持枠体を介
して上下の鉄骨梁から取ることができ、足場の重量によ
って上方の鉄骨梁に作用するモーメントを下方の鉄骨梁
にも分担することができ、かかるモーメントに有効に対
抗することができる。
(2)支持枠体に設けられたベースに備えられる天秤の
他端に、足場を昇降移動させる駆動手段を設けると共
に、この天秤の一端を上方の鉄骨梁に連結することで、
駆動手段の足場吊上げ反力を確保して足場を昇降させる
ように構成し、ガイド手段はベースの係合部材が足場の
レールに係合して、構造物の高さ方向に移動する足場
を、ベースを移動することなく連続的に案内できるよう
に構成すると共に、係止手段は、その係止フックが係止
ピンに係脱自在に係合されることで、昇降移動される足
場を鉄骨梁ないしは構造物の所定高さ位置に支持固定す
るように構成したことにより、構造簡単にして円滑に足
場の昇降支持作業を行なうことができ、鉄骨構造物に対
して好ましく外壁の仕上作業を実施することができる。
他端に、足場を昇降移動させる駆動手段を設けると共
に、この天秤の一端を上方の鉄骨梁に連結することで、
駆動手段の足場吊上げ反力を確保して足場を昇降させる
ように構成し、ガイド手段はベースの係合部材が足場の
レールに係合して、構造物の高さ方向に移動する足場
を、ベースを移動することなく連続的に案内できるよう
に構成すると共に、係止手段は、その係止フックが係止
ピンに係脱自在に係合されることで、昇降移動される足
場を鉄骨梁ないしは構造物の所定高さ位置に支持固定す
るように構成したことにより、構造簡単にして円滑に足
場の昇降支持作業を行なうことができ、鉄骨構造物に対
して好ましく外壁の仕上作業を実施することができる。
第1図は本考案の足場昇降支持装置の側面図、第2図は
第1図の上方部分の要部拡大側面図、第3図は第1図の
下方部分の要部拡大側面図、第4図は第3図のIV−IV線
矢視図、第5図は従来の足場昇降支持装置の側面図であ
る。 2……鉄骨構造物 3……鉄骨梁(横架梁) 4……足場 7……レール(ガイドレール) 8……係止フック 10……係合部材(ガイド) 16……ベース(鞍状梁) 18……駆動手段(モーターブロック) 19……天秤(天秤状梁) 25……係止ピン(固定ボルト)
第1図の上方部分の要部拡大側面図、第3図は第1図の
下方部分の要部拡大側面図、第4図は第3図のIV−IV線
矢視図、第5図は従来の足場昇降支持装置の側面図であ
る。 2……鉄骨構造物 3……鉄骨梁(横架梁) 4……足場 7……レール(ガイドレール) 8……係止フック 10……係合部材(ガイド) 16……ベース(鞍状梁) 18……駆動手段(モーターブロック) 19……天秤(天秤状梁) 25……係止ピン(固定ボルト)
Claims (2)
- 【請求項1】外壁の高さ方向に間隔を隔てて上下に架設
される鉄骨梁を有する鉄骨構造物の高さ方向に沿って外
壁仕上げ用の足場を昇降させ支持させるための装置にお
いて、上記上方の鉄骨梁に組み付けられる上方枠体部
と、上記鉄骨梁を挟んだ足場の反対側において、上記上
方枠体部から上方の鉄骨梁を経由して下方の鉄骨梁に亘
って配設される反力ボルトと、上記上方枠体部を介して
上記反力ボルトに連結され、吊上げ反力を上記上下の鉄
骨梁から取って上記足場を昇降移動させる駆動手段と、
上記鉄骨梁に上記足場を係合させつつその移動を案内す
るガイド手段と、上記鉄骨梁に上記足場を係脱自在に支
持固定させる係止手段とを備えたことを特徴とする足場
昇降支持装置。 - 【請求項2】上記上方枠体部が天秤を有するベースを備
え、該天秤の一端が上記下方の鉄骨梁に連結されると共
に、上記駆動手段が上記天秤の他端に連結され、上記ガ
イド手段が、上記ベースに設けられた係合部材と、上記
足場にその高さ方向に沿って形成されて該係合部材に係
合するレールとから構成されると共に、上記係止手段が
上記ベースに設けられた係止ピンと上記足場に設けられ
係止ピンに係脱自在に係合する係止フックとからなるこ
とを特徴とする請求項1記載の足場昇降支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989000817U JPH0740030Y2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | 足場昇降支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989000817U JPH0740030Y2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | 足場昇降支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0293453U JPH0293453U (ja) | 1990-07-25 |
JPH0740030Y2 true JPH0740030Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31200164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989000817U Expired - Lifetime JPH0740030Y2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | 足場昇降支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740030Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4932425A (ja) * | 1972-07-25 | 1974-03-25 | ||
JPS6351568A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-04 | 株式会社大林組 | コンクリ−ト構造物の構築方法並びに支持部材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6386253U (ja) * | 1986-11-27 | 1988-06-06 |
-
1989
- 1989-01-10 JP JP1989000817U patent/JPH0740030Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4932425A (ja) * | 1972-07-25 | 1974-03-25 | ||
JPS6351568A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-04 | 株式会社大林組 | コンクリ−ト構造物の構築方法並びに支持部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0293453U (ja) | 1990-07-25 |
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