JP2741109B2 - 高所設備施工方法 - Google Patents
高所設備施工方法Info
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- JP2741109B2 JP2741109B2 JP3005932A JP593291A JP2741109B2 JP 2741109 B2 JP2741109 B2 JP 2741109B2 JP 3005932 A JP3005932 A JP 3005932A JP 593291 A JP593291 A JP 593291A JP 2741109 B2 JP2741109 B2 JP 2741109B2
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- Japan
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- equipment
- steel
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は天井の高い建築構造物を
対象として、その内部高所に設備部材を取付ける施工方
法に関する。
対象として、その内部高所に設備部材を取付ける施工方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】建物内の高所に例えば配管設備を施する
場合は、従来図３で示すように床上に足場枠ｂを組立て
て、これに足場板ａを載せ、その上面で作業員がパイプ
又はダクト等の取付け作業を行うことは、すでに知られ
ており、また、図４で示すように天井から水平状に吊下
げた支持パイプ杆ｃ間に足場板ａを渡して作業足場と
し、これに作業員が乗って作業するものは、実開平２−
７７２３７号公報に開示され、更に高所作業用として図
５で示すように移動用車輪付の作業台ｄを使用すること
は一般に周知である。
場合は、従来図３で示すように床上に足場枠ｂを組立て
て、これに足場板ａを載せ、その上面で作業員がパイプ
又はダクト等の取付け作業を行うことは、すでに知られ
ており、また、図４で示すように天井から水平状に吊下
げた支持パイプ杆ｃ間に足場板ａを渡して作業足場と
し、これに作業員が乗って作業するものは、実開平２−
７７２３７号公報に開示され、更に高所作業用として図
５で示すように移動用車輪付の作業台ｄを使用すること
は一般に周知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記図３、並びに図４
に示す方法で作業員が作業する場合、その足場施設とし
ては設備材料の重量のため相当強固に足場を組立てるを
要し、その構築に相当の時間と労力を必要とし、しかも
作業位置に応じて頻繁に足場の組立直しを要し、該足場
用部材の搬入、解体後の収納等も面倒で人手と時間を必
要とし、また設備機材を高所の足場上に荷揚げする作業
を必須とし、その荷揚げ作業および搬入した長尺の設備
部材の取付けを高所の足場上で行うことは作業員にとっ
て不安であり危険を伴う等の多くの問題があった。ま
た、図５で示すものでは、作業台ｄの大きさが自ときま
り、大規模の工事現場では能率が悪いと言う不具合があ
る。
に示す方法で作業員が作業する場合、その足場施設とし
ては設備材料の重量のため相当強固に足場を組立てるを
要し、その構築に相当の時間と労力を必要とし、しかも
作業位置に応じて頻繁に足場の組立直しを要し、該足場
用部材の搬入、解体後の収納等も面倒で人手と時間を必
要とし、また設備機材を高所の足場上に荷揚げする作業
を必須とし、その荷揚げ作業および搬入した長尺の設備
部材の取付けを高所の足場上で行うことは作業員にとっ
て不安であり危険を伴う等の多くの問題があった。ま
た、図５で示すものでは、作業台ｄの大きさが自ときま
り、大規模の工事現場では能率が悪いと言う不具合があ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来手段の
問題点を根本的に排除するため高所での危険な作業を排
して、安全域内で必要とする設備部材を共通の枠に所定
の高低差で取付けた後、設備部材を取付けた枠を天井近
くの所定高さ位置に吊揚げて固定支持させるようにした
施工法を提供するもので、建築構造物の内部高所位置
に、高低差を存して設備部材を取付ける工法として、予
め天井高所に固定支持するよう設計した鉄骨構造枠を該
建築構造物の内部の床上で製作した後、該鉄骨構造枠
を、その形状、大きさおよびこれに付設する設備部材の
総重量を考慮して天井に分散配置した適数個の吊揚げ作
用機器で、床から該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材
を夫々組付結着し得る高さ位置に吊上げ、かつその高さ
を任意に加減しつつ該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部
材を夫々設定した高さ位置に組付結着し、次いで吊揚げ
作用機器により鉄骨構造枠を所定の高さ位置に吊揚げ
て、予め形成した建造物の支持部に結着固定支持させた
後、吊揚げ作用機器を分離回収することを特徴とする。
問題点を根本的に排除するため高所での危険な作業を排
して、安全域内で必要とする設備部材を共通の枠に所定
の高低差で取付けた後、設備部材を取付けた枠を天井近
くの所定高さ位置に吊揚げて固定支持させるようにした
施工法を提供するもので、建築構造物の内部高所位置
に、高低差を存して設備部材を取付ける工法として、予
め天井高所に固定支持するよう設計した鉄骨構造枠を該
建築構造物の内部の床上で製作した後、該鉄骨構造枠
を、その形状、大きさおよびこれに付設する設備部材の
総重量を考慮して天井に分散配置した適数個の吊揚げ作
用機器で、床から該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材
を夫々組付結着し得る高さ位置に吊上げ、かつその高さ
を任意に加減しつつ該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部
材を夫々設定した高さ位置に組付結着し、次いで吊揚げ
作用機器により鉄骨構造枠を所定の高さ位置に吊揚げ
て、予め形成した建造物の支持部に結着固定支持させた
後、吊揚げ作用機器を分離回収することを特徴とする。
【０００５】
【実施例】本発明による施工法の実施例を図１について
説明する。
説明する。
【０００６】例えば天井下面に配管設備を施工する場合
にパイプ等の設備部材１の施工配置等に適合するよう設
計した形状、大きさにより先づ図１Ａで示すように建造
物の内部床上で、Ｈ鋼等の鉄鋼材を材料として前記設備
部材の総重量の組付け荷重に耐える強度の鉄骨構造枠２
を溶接、鋲着等の手段により製作する。尚、該鉄骨構造
枠２の詳細は図２でその一部を示す通りであり、同図で
３はＨ鋼等の使用鋼材を示す。
にパイプ等の設備部材１の施工配置等に適合するよう設
計した形状、大きさにより先づ図１Ａで示すように建造
物の内部床上で、Ｈ鋼等の鉄鋼材を材料として前記設備
部材の総重量の組付け荷重に耐える強度の鉄骨構造枠２
を溶接、鋲着等の手段により製作する。尚、該鉄骨構造
枠２の詳細は図２でその一部を示す通りであり、同図で
３はＨ鋼等の使用鋼材を示す。
【０００７】次に、予め鉄骨構造枠２と、これに組付け
る設備部材１の総重量の荷重分布を考慮した配置に設け
た適数の吊揚げ作用機器４の該配置に対応させて鉄骨構
造枠２に係止部５を形成する。
る設備部材１の総重量の荷重分布を考慮した配置に設け
た適数の吊揚げ作用機器４の該配置に対応させて鉄骨構
造枠２に係止部５を形成する。
【０００８】次いで図１Ｂで示すように吊揚げ作用機器
４のフックを鉄骨構造枠２の係止部５に係合して吊揚げ
作用機器４を作動して鉄骨構造枠２を作業員が床上に立
って作業する高さに適する位置に吊揚げ安定させて、該
鉄骨構造枠２の下面に直接、又は鉄骨構造枠２の下面に
別の鉄骨構材６、例えば防振構造を介して取付けて、該
鉄骨構材６に対し所定の高さ位置に設備部材１を組付
け、更に図１Ｂで仮線で示すように、吊揚げ作用機器４
により高さを変えて設備部材１を組付ける。 かくするこ
とで、図１（Ｂ）に示すように、作業員が作業し易い姿
勢で作業を行うことができる。
４のフックを鉄骨構造枠２の係止部５に係合して吊揚げ
作用機器４を作動して鉄骨構造枠２を作業員が床上に立
って作業する高さに適する位置に吊揚げ安定させて、該
鉄骨構造枠２の下面に直接、又は鉄骨構造枠２の下面に
別の鉄骨構材６、例えば防振構造を介して取付けて、該
鉄骨構材６に対し所定の高さ位置に設備部材１を組付
け、更に図１Ｂで仮線で示すように、吊揚げ作用機器４
により高さを変えて設備部材１を組付ける。 かくするこ
とで、図１（Ｂ）に示すように、作業員が作業し易い姿
勢で作業を行うことができる。
【０００９】鉄骨構造枠２の下面に夫々適宜高さで設備
部材１の組付けを完了した後、図１Ｃで示すように吊揚
げ作用機器４によって鉄骨構造枠２を天井下面の所定高
さ位置に上動させて、予め建造物の内壁面に形成した支
持部７に鉄骨構造枠２を固定支持させることにより、所
望の設備部材１を天井下面において所定の高さに位置さ
せる施工は完了し、その後吊揚げ作用機器４の設備は解
体撤去する。
部材１の組付けを完了した後、図１Ｃで示すように吊揚
げ作用機器４によって鉄骨構造枠２を天井下面の所定高
さ位置に上動させて、予め建造物の内壁面に形成した支
持部７に鉄骨構造枠２を固定支持させることにより、所
望の設備部材１を天井下面において所定の高さに位置さ
せる施工は完了し、その後吊揚げ作用機器４の設備は解
体撤去する。
【００１０】尚、図示の実施例において、設備部材１は
吊設手段によるものを示し、図２で示すように設備部材
１の吊設用鉄骨構材６は２条の構材を間隙を存して設
け、該間隙を利用し吊下した吊杆８に設備部材１を吊設
したが、設備部材１の組付け手段としては溶接、鋲着、
ねじ止め等の任意手段を採用し得る。
吊設手段によるものを示し、図２で示すように設備部材
１の吊設用鉄骨構材６は２条の構材を間隙を存して設
け、該間隙を利用し吊下した吊杆８に設備部材１を吊設
したが、設備部材１の組付け手段としては溶接、鋲着、
ねじ止め等の任意手段を採用し得る。
【００１１】更に実施例では吊揚げ作用機器４として市
販のチェンブロックを使用し、該チェンブロックは図２
で示すように天井壁９の上面に支持金具１０を設け、こ
れに係止して天井壁９に設けた穴１１を通したチェンに
吊設し、該チェンブロックの手動作により鉄骨構造枠２
を上下動させるようにした場合を示した。
販のチェンブロックを使用し、該チェンブロックは図２
で示すように天井壁９の上面に支持金具１０を設け、こ
れに係止して天井壁９に設けた穴１１を通したチェンに
吊設し、該チェンブロックの手動作により鉄骨構造枠２
を上下動させるようにした場合を示した。
【００１２】尚、設備部材１を取付けた鉄骨構造枠の吊
揚げ作用手段は上記手動によるチェンブロック以外に例
えば電動手段による機器を使用してスイッチ操作により
作動させるもの等他の適宜手段を採用できる。
揚げ作用手段は上記手動によるチェンブロック以外に例
えば電動手段による機器を使用してスイッチ操作により
作動させるもの等他の適宜手段を採用できる。
【００１３】
【発明の効果】本願の請求項１に記載の発明によれば、
床上で製作した鉄骨構造枠を、吊揚げ作用機器で吊り上
げて、床上から該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材を
夫々設定した高さ位置に組付結着するようにしたので、
従来高所で行っていた、作業の大半を占める鉄骨構造枠
の製作並びに鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材の組付
結着作業を、床面で行うことができて、従来の施工方法
に比べ、作業の安全性を高めることができると共に、従
来のように作業員が足場を使用して登り降りして、設備
部材を高所で、取付け作業を行うような不便を排し、ま
た設備部材を一旦足場上に搬入する等の不利もなく、従
来例のように設備部材の取付け作業以前に作業用足場を
準備する必要なく、その工数を省略し得られる効果があ
る。
床上で製作した鉄骨構造枠を、吊揚げ作用機器で吊り上
げて、床上から該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材を
夫々設定した高さ位置に組付結着するようにしたので、
従来高所で行っていた、作業の大半を占める鉄骨構造枠
の製作並びに鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材の組付
結着作業を、床面で行うことができて、従来の施工方法
に比べ、作業の安全性を高めることができると共に、従
来のように作業員が足場を使用して登り降りして、設備
部材を高所で、取付け作業を行うような不便を排し、ま
た設備部材を一旦足場上に搬入する等の不利もなく、従
来例のように設備部材の取付け作業以前に作業用足場を
準備する必要なく、その工数を省略し得られる効果があ
る。
【図１】 本発明方法の実施態様を例示する側面図
【図２】 作業内容の要部を示す斜視図
【図３】 従来技術例の側面図
【図４】 他の従来技術例の側面図
【図５】 更に他の従来技術例の側面図
１ 設備部材 ２ 鉄骨構造材 ４ 吊揚げ作用機器 ７ 支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭39−12458（ＪＰ，Ｙ１) 実願 昭46−20950号（実開 昭47− 16225号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 建築構造物の内部高所位置に、高低差を
存して設備部材を取付ける工法として、予め天井高所に
固定支持するよう設計した鉄骨構造枠を該建築構造物の
内部の床上で製作した後、該鉄骨構造枠を、その形状、
大きさおよびこれに付設する設備部材の総重量を考慮し
て天井に分散配置した適数個の吊揚げ作用機器で、床か
ら該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材を夫々組付結着
し得る高さ位置に吊上げ、かつその高さを任意に加減し
つつ該鉄骨構造枠の下面に所定の設備部材を夫々設定し
た高さ位置に組付結着し、次いで吊揚げ作用機器により
鉄骨構造枠を所定の高さ位置に吊揚げて、予め形成した
建造物の支持部に結着固定支持させた後、吊揚げ作用機
器を分離回収することを特徴とする高所設備施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3005932A JP2741109B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 高所設備施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3005932A JP2741109B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 高所設備施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04237761A JPH04237761A (ja) | 1992-08-26 |
| JP2741109B2 true JP2741109B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=11624672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3005932A Expired - Lifetime JP2741109B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 高所設備施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2741109B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107459000B (zh) * | 2017-08-04 | 2019-10-18 | 上海二十冶建设有限公司 | 大型煤气柜柜顶整体液压拆除方法 |
| CN114572885A (zh) * | 2022-03-04 | 2022-06-03 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种高空多层吊挂钢结构逆作施工的方法 |
-
1991
- 1991-01-22 JP JP3005932A patent/JP2741109B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04237761A (ja) | 1992-08-26 |
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