JP2579241B2 - 天井部工事の施工法 - Google Patents

天井部工事の施工法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,構築途中にある構造物の各種の天井部工事
を安全且つ工期の無駄なく実施する方法に関する。
〔発明の背景〕
建築構造物や地下街等の一般建築において天井部工事
は,配管,配線,機器据付け,照明,天井下地や仕上
げ,塗装など各種の作業が共存する。これらの工事はそ
れぞれ業種が異なるうえ,天井部であるという位置的な
制約から同時進行的に実施することは困難な場合が多
く,しかも機械化し難いので,よほど工程管理を綿密に
行わないと合理的な作業ができない。とくに最近の建物
では天井裏空間を空調,電気,排水等の設備用に積極的
に利用するので,比較的高重量物の施工を必要とする場
合が多く,作業の安全性の面でも改善が求められている
分野である。
かような天井部工事では足場を必ず必要とし,各種の
足場が使用されている。これらの足場には機械化された
ものもあるが,一般には2〜3人程度,場合によっては
5〜6人程度が作業できる小型のものが通常であり,こ
れらは床を支持基盤とするのが一般である。また,業種
が異なるごとに違う足場を使用することも普通である。
特別な場合には,揚重を兼ねた高所作業車なども使用さ
れる。
このように,従来の一般的な天井作業は,作業床面積
が狭く且つ高さの調整にあたっても段階的に行うか組み
替えるかしなければならない足場のもとで実施している
のが通常であり,足場の組み立てはもとより各種作業自
信も作業者が十分に注意しないと安全が確保できないこ
とが多かった。加えて,足場を組むに必要な平坦な床面
を必要とし,各種の器材が散在出入りする工事現場にお
いて天井作業用足場の確保には苦慮しているのが現状で
あり,実際には配管工事,ダクト工事,電気工事,保温
工事,塗装工事など,職種ごとにそれに応じた足場を使
って時間をずらして作業する場合が多い。
本発明は,このような天井部作業の改善を目的とした
ものである。
〔発明の構成〕
本発明によれば,構築途中における未完成構造物の天
井部の各種工事を行うにあたり,該構造物の梁または柱
に埋め込んだ複数のアンカーボルトを荷重支持点として
複数のチエーンブロックを吊る工程,天井部の工事面積
エリアをカバーするに十分な二次元的な拡がりをもつ方
形の作業ステージを前記チエーンブロックの鎖に少なく
ともその4隅で連結する工程,各チエーンブロックの手
鎖を操作することにより,フロアーから任意高さの位置
に該作業ステージを水平に吊るす工程,該作業ステージ
に作業員が昇降する階段を取付ける工程,そして天井部
の各種工事をこの作業ステージを共有して実施する工
程,からなる天井部各種工事の施工法を提供する。ここ
で,各種天井部工事とは、ダクト工事,配管工事,電気
工事,機器据付工事,保温工事,塗装工事または天井仕
上工事の少なくとも複数の工事を言う。
〔実施例〕
第1図は,本発明に従う各種天井工事の施工例を図解
的に示したものであり,従来ではその例を見ないような
広い作業面積をもつ作業ステージ1(図例の施工例では
幅約5m,全長約40m)を床面2とは切り離した状態で水平
方向に宙吊りする。この作業ステージ1は,I型鋼によっ
て鉄骨フレームを組み,この鉄骨フレームに足場板を敷
き詰めたものであり,周辺には手すりを巡らしてある。
この作業ステージ1を用いる天井部作業の手順は次の
とおりである。
まず,コンクリート工事による躯体構築時において柱
の天井近くまたは梁の予め定められた位置に,作業ステ
ージ吊り込み用のアンカーボルトを埋め込んでおき,こ
のアンカーボルトを荷重支持点として複数のチエーンブ
ロックを吊るす。このアンカーボルトの埋め込み位置と
数は,作業ステージの大きさに合わせて荷重計算によっ
て適切に選定するが,設置する作業ステージの少なくと
も4隅の位置に対応するところを含む。そして,チエー
ンブロックに作業ステージを連結する。
第2図にこの吊り込みの例を示した。第2図におい
て,4は柱に埋め込まれたアンカーボルトである。このア
ンカーボルト4に,突起辺6をもつアンカープレート5
を固定する。そして,突起辺6の孔にシヤックル7を通
し,このシヤックル7にチエーンブロック3を取外し可
能に吊るす。図示の例ではチエーンブロック3は手鎖8
を回動することによって鎖9が上下する手動式のものを
示している。この鎖9の先端のフック10にワイヤー11を
掛け,このワイヤー11で作業ステージのフレーム12を吊
るす。そのさい,ワイヤー11とフレーム12との間に当て
板13をあてておく。
このようにして,チエーンブロック3を介して作業ス
テージ1を吊り込むと,チエーンブロック3の操作によ
って作業ステージ1は上下の任意の位置に昇降させるこ
とができ,且つその位置に固定することができる。な
お,この位置の固定は,チエーンブロック3の鎖9のう
ち,荷重が掛かっていない方の端を作業ステージに係止
させておけば,いっそう安定する。次いで,第1図に示
すように,必要な個所に階段またはハシゴ13を取付けて
作業ステージ1の据付けが完了する。
この作業ステージ1への物流は,建物によっては上層
階または中層階からも行うことができ,作業ステージ1
の上では,配管工事,ダクト工事,電気工事,保温工
事,塗装工事,内装工事などの各種の工事が多人数で同
時に実施でき,また作業ステージ1の下方空間も自由な
作業ができる。
なお、本実施例の場合には多数のチエーンブロック3
を同時に操作することによって作業ステージ1を水平を
保ちながら上下に連続的に移動させることができるもの
であり,この操作は手動で行う関係上,各チエーンブロ
ック3ごとに操作員が付き,合図しながらチエーンブロ
ック3を操作することになる。本例に限らず、電動式の
チエーンブロックを使用することも可能である。
〔効果〕
以上のように,本発明によれば,従来より作業性およ
び安全性の面で立ち遅れていた天井部作業が非常に改善
される。すなわち,広い作業面積のもとで多人数の同時
作業性が確保され,作業ステージの高さの変更も床面の
仕上がり状態とは無関係にいつでも容易にでき,しか
も,その位置は現場合わせのあらゆる位置とすることが
でき,従来のように段階的に変更するのに比べると,作
業性は著しく改善される。そして,作業面積が広いこと
から作業の安全性や材料や器具の置き場も確保され,加
えてステージ下の空間も材料置きや作業が実施できるの
で,内装作業,設備作業の合理化に大きく貢献でき,作
業効率が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う天井部作業の状態を図解的に示し
た斜視図,第2図はチエーンブロックを用いた吊り込み
状態を示す部分斜視図である。 1……作業ステージ,2……床面, 3……チエーンブロック,4……アンカーボルト, 5……アンカープレート,7……シヤックル, 8……手鎖,9……鎖, 10……フック,11……ワイヤー, 12……作業ステージのフレーム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築途中における未完成構造物の天井部の
    ダクト工事,配管工事,電気工事,機器据付工事,保温
    工事,塗装工事または天井仕上工事のうち少なくとも複
    数の天井工事を行うにあたり, 該構造物の梁または柱に埋め込んだ複数のアンカーボル
    トを荷重支持点として複数のチエーンブロックを吊る工
    程, 天井部の工事面積エリアをカバーするに十分な二次元的
    な拡がりをもつ方形の作業ステージを前記チエーンブロ
    ックの鎖に少なくともその4隅で連結する工程, 各チエーンブロックの手鎖を操作することにより,フロ
    アーから任意高さの位置に該作業ステージを水平に吊る
    す工程, 該作業ステージに作業員が昇降する階段を取付ける工
    程,そして, 天井部の前記工事をこの作業ステージを共有して実施す
    る工程, からなる天井部工事の施工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6278354A (ja) * 1985-09-27 1987-04-10 与那原 好宏 吊り足場延長方法及びその装置

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