JPH058320Y2 - - Google Patents

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JPH058320Y2
JPH058320Y2 JP869790U JP869790U JPH058320Y2 JP H058320 Y2 JPH058320 Y2 JP H058320Y2 JP 869790 U JP869790 U JP 869790U JP 869790 U JP869790 U JP 869790U JP H058320 Y2 JPH058320 Y2 JP H058320Y2
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plates
liner plate
plate
attached
flange
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JP869790U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は立坑の掘削、深礎工法工事での掘削
などの掘つた穴の内面に壁面防護のために取り付
けるライナープレートの取付作業に使用する手動
ウインチに関する。
(従来の技術) 掘り下げた穴の内面に張るライナープレートは
周知のように鋼板などの波板であり、その周囲に
取り付けのためのフランジを有している。このフ
ランジを上下左右に突き合せてボルト・ナツトで
固定することによつて、掘つた穴の内面にライナ
ープレートを張り付けてゆく。ライナープレート
を張れるだけの深さを掘るごとに穴の周囲全体に
張つてゆく。
具体的作業は、すでに固定したライナープレー
トの最下段のものの下側のフランジに、これから
取り付けようとするライナープレートの上のフラ
ンジを当ててフランジ同士をボルト・ナツトで締
め付けて取り付けている。
このライナープレートの取付作業は全くの手作
業であり、二人又は三人で行なつていた。三人の
場合は、二人でライナープレートの両端を持つて
上のライナープレートにあてがい、もう一人がボ
ルト・ナツトで双方のフランジを締め付ける。三
人がかりでは効率が悪いので二人で行なうことが
多いが、その場合、重いライナープレートをそれ
ぞれが片手で持つて片手でボルト・ナツトを取り
付ける作業をしなければならない。
この作業は深い穴の中で、湧水などでどろどろ
になつた足場の悪いところで行なわれる。しかも
ライナープレートを支えるのは中腰の作業なので
やりにくく、かつ手袋も泥で滑り易い。そのため
手で持つていたライナープレートを落とすおそれ
があり大変危険でもあつた。
従来は他に方法がなかつたため、危険で困難な
この作業が繰り返されていた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は上記ライナープレートの取付作業を
安全に簡単に行なうことができる用具を提供する
ことが課題である。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は、既設のライナープレートの縦フラ
ンジに取り付けることができ、かつこれから取り
付けようとするライナープレートを吊り下げるこ
とができるウインチである。具体的にはウインチ
本体に細長い2枚の板の一端をそれぞれ揺動自在
に取り付け、この2枚の板の他端にはそれぞれフ
ランジを固定するために使用しているボルトの頭
を通すことができる孔を設け、かつ、この板の一
方をボルトの頭に、他方をナツトにそれぞれの孔
を通して縦フランジを挟んだ状態で、双方の板を
引き寄せて縦フランジを締付ける締付け手段を設
けたことを特徴とするものである。
(作用) このウインチを使用してライナープレートを取
り付けるときは、まず、締付け手段を緩めて双方
の板の先端を広げることができるようにし、一方
の板の孔に縦フランジを固定しているボルトの頭
を通し、他方の板の孔をそのボルトのナツトを通
して掛け、締付け手段を操作して双方の板を引き
寄せて縦フランジに双方の板を締付ける。
この締付けによつて縦フランジを挟んでいた双
方の板が強く縦フランジを押え付けることになる
ので、このウインチを安定に縦フランジに取り付
けることができる。しかも双方の板の先端部に設
けた孔はボルトの頭及びナツトに掛けられた状態
で固定されているので、ウインチ本体に下方向へ
の大きな荷重が掛つても外れる恐れがない。
このウインチを縦フランジに取り付けて、これ
から取り付けようとするライナープレートを吊り
上げ、手動操作で高さを調節すれば所望の位置に
それを安定に保持させておくことができる。ライ
ナープレートをその取付位置またはその近くに置
いておけば、重いものを支える必要がないのでボ
ルト・ナツトによる固定は簡単にできる。したが
つて、このウインチを使用すれば一人でも安心し
てライナープレートの取付作業を行なうことがで
きる。
外すときには締付け手段を操作して緩めれば2
枚の板が揺動自在となるのでそれぞれをボルト・
ナツトから外すことができる。また、別の位置で
同様のことを行なつて穴の面全体にライナープレ
ートを一人で張ることができる。
(実施例) この実施例のウインチ10は、第1図に示すよ
うに既設のライナープレート1の縦フランジ2に
取り付けて、既設のものの下にこれから取り付け
るライナープレート3をワイヤー11で吊り下げ
るためのものである。
このウインチ10のウインチ本体12自体は、
ワイヤー11を引き出してハンドル13の揺動操
作でそのワイヤー11を巻き上げる一般市販のも
のを用いる。
ウインチ本体12のケースの上端部に取付台1
4を固定し、この取付台14に2枚の細長い板1
5,16の端部を揺動できるように、かつ他端を
わずか広げることができるように取り付けてあ
る。この板の先端部には双方とも同じ孔17が形
成させてある。この孔17はライナプレートを固
定するボルト18の頭19及びナツト20を通す
ことができる大きさである。
一方の板15の中間部にスタツド21がナツト
22で直立するように取り付けられている。この
スタツト21の他端21aは回転しないようにそ
の断面が矩形に形成されている。実際にはボルト
の端部に矩形の棒を溶接してある。他方の板16
にはこのスタツド21の矩形の部分を通す孔が設
けられている。このスタツド21の前記孔を通し
て他方の板16から出た先端部分にレバー23が
揺動させることができるように取り付けられてい
る。このレバー23の先端24は、レバー23を
板15,16に対して直角になる位置にもつてき
たときに板16を押し付け、双方の板を締付ける
だけの長さに設定してある。締付け手段がこの構
造に限定されるものでないのはいうまでもない。
双方の板15,16を安定に締付けておくことが
できるならどのようなものでもよい。
この実施例では板16に前記レバー23の先端
24を押し付ける案内となり、かつ板16の補強
のため、先端24が接触する部分に補助材25を
取り付けてある。
この実施例は、結局スタツド21、レバー23
及び補助材25で板15,16を締付ける締付け
手段を構成している。
このウインチ10を縦フランジ2に取り付ける
にはレバー23を板15,16に平衡にして緩め
た状態にして板15,16の孔17を、一方の板
のをボルト18の頭19に、他方の板のをナツト
20に入れ、レバー23を図示の位置に揺動させ
る。レバー23の先端24が補助材25を介して
板16を押して、スタツド21を引き付けるので
双方の板15,16がフランジ2を間に入れて締
付けられる。
このようにしてウインチ10は縦フランジ2に
取り付けられるが、2枚の板でフランジ2をはさ
み、しかも2枚の板ともボルト18の頭19及び
ナツト20にそれぞれの孔17を入れているの
で、下方向への荷重が加わつても外れる恐れがな
い。
ウインチ10を既設のライナープレートに固定
して、第1図に示すようにこれから取り付けよう
とするライナープレート3をこのウインチ10の
ワイヤー11で吊り、ハンドル13を操作すれば
巻き上げられるワイヤー11でライナープレート
3を既設のライナープレート1の下に運ぶことが
できる。第1図の例ではライナープレート1にワ
イヤー11の先端のフツクを取り付ける治具4を
取り付けている。この治具4はワイヤー11で吊
り上げ易くすると同時に、吊つたときにライナー
プレート3が、その上フランジ3aがちようど固
定されている上のライナープレート1の下フラン
ジ1aにあてられるようにするためのものであ
る。
作業者が自分でウインチ10を設置し、それを
操作して重いライナープレート3を所望の位置に
動かすことができるので、従来のように二人で持
ち上げる必要がなく、一人でも安全に、かつ簡単
にライナープレートの取付作業を行なうことがで
きる。
[考案の効果] 以上のようにこの考案は、既設のライナープレ
ートの縦フランジに簡単に取り付け、取り外しす
ることができる。しかも固定されているボルトに
板の先端部を掛けるようにしているので、取り付
けた状態では下方向に大きな荷重が加えられても
外れる恐れが一切ない。したがつて、このウイン
チを使用することによつて一人でも安全に、手際
よくライナープレートの取付作業を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例のウインチを使用
してライナープレートを吊る状態の斜視図、第2
図はこの考案の1実施例の縦フランジに取り付け
た状態の要部の斜視図、第3図はその正面図であ
る。 10……ウインチ、11……ワイヤー、12…
…ウインチ本体、13……ハンドル、14……取
付台、15,16……板、17……孔、18……
ボルト、19……ボルトの頭、20……ナツト、
21……スタツド、23……レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウインチ本体と、これに一端を揺動自在に取り
    付けた細長い2枚の板と、これらの2枚の板の他
    端にそれぞれ形成したライナープレートの縦フラ
    ンジを固定しているボルトの頭を通すことができ
    る大きさの孔と、その一方の板の孔を前記フラン
    ジのボルトの頭に、他方の板の孔をそのボルトを
    締付けているナツトに通して前記縦フランジを挟
    んだ状態で双方の板を引き寄せてそのフランジを
    双方の板で締付ける締付け手段とを有する掘削し
    た穴内面に張り付けたライナープレートの縦フラ
    ンジに取り付ける手動ウインチ。
JP869790U 1990-01-31 1990-01-31 Expired - Lifetime JPH058320Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP869790U JPH058320Y2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31

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JP869790U JPH058320Y2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31

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JPH03100283U JPH03100283U (ja) 1991-10-21
JPH058320Y2 true JPH058320Y2 (ja) 1993-03-02

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JP7316196B2 (ja) * 2019-11-13 2023-07-27 Jfe建材株式会社 吊り治具及び吊り治具を使用した壁面部材の施工方法
JP7158619B1 (ja) * 2022-07-13 2022-10-21 辻 ふうな 土留壁の施工方法、及び土留壁の施工装置

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JPH03100283U (ja) 1991-10-21

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