JP2692919B2 - 斜張橋のケーブル架設工法に使用するケーブル保持装置 - Google Patents

斜張橋のケーブル架設工法に使用するケーブル保持装置

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良一 滝井
尚 大宮司
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は斜張橋のケーブル架設工法の実施に使用する
ケーブル保持装置に関する。
(従来の技術) 橋脚上に起立固定したタワー(主塔)から斜め下方に
のびたケーブルを補剛桁に直接結合して該補剛桁を水平
に保持するようにしたものが斜張橋であるが、補剛桁を
吊持するケーブルの架設工法として特開昭57−202809号
で提案されている次のような工法が知られている。
即ち、プラスチック被覆管を有する吊り構造ケーブル
の架設方法は、ケーブル外径よりやや大きい内径を有す
る鋼管の内面に滑り止め材を設けてなる複数個の吊り金
具を用いて所定間隔で上記ケーブルの端部付近を保持
し、各吊り金具を吊りビームに取付けてこの吊りビーム
をクレーンにより懸架し、この状態でケーブルの端部を
構造物の取付部に取り付けるようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記した従来の架設工法に使用される吊り
金具は、径方向に2分割された鋼管が蝶番で開閉可能に
連結され、その2分割の鋼管に蝶ナットと締着ボルトか
らなる締着部が形成され、この鋼管が吊りビームに吊り
下げロープで吊り下げられている。
従って、吊り金具で狭持したケーブルを該吊り金具か
ら解除する作業は、締着部の蝶ナットを手作業で緩め、
締着ボルトの軸部を受座部の切欠から外して行うもの
で、空中に吊り上げたケーブル付近に前記締着部の操作
を行う作業者がクレーン等に乗って上がらなければなら
ないものである。
因って、空中に吊り上げたケーブルの吊り金具からの
分離作業は非常に大変であり、危険を伴うものである。
本発明は上述した如き従来の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とする処は遠隔操作でケーブルの切
り離しを行なうことが出来るケーブル保持装置を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、ケーブルを直線状に把持
するケーブル保持装置は、直線状態を保持した金属製吊
用梁の長手方向に沿った所定位置に、シリンダ側取付ベ
ースとベルト側取付ベースを一対となして複数個を取付
け、そのベルト側取付ベースに把持ベルトの一端を取付
け、把持ベルトの他端に設けた掛止片をシリンダ側取付
ベースに固着したシリンダのピストンと一体の掛止ピン
に掛着すると共に、各シリンダは連絡配管し、シリンダ
に供給する油圧又は空気圧の供給切換えによりシリンダ
を作動させ、把持ベルトの掛止片と掛止ピンとの掛着を
解除するようにしたものである。
(作 用) 上記手段によれば、ケーブルを吊用梁に抱きかかえさ
せ、その吊用梁をクレーンによって吊り上げ、ケーブル
の一端をタワーに固着後、クレーンを降ろしてケーブル
の他端側を地上又は補剛桁の定着部に取付け、しかる
後、吊用梁のホルダを遠隔操作で作動させてケーブルを
吊用梁より分離し、ケーブルを定着側で引込んで所定の
緊張状態に架設することが出来る。そして、ケーブルを
直線状に保持する吊用梁は、シリンダ側取付ベースとベ
ルト側取付ベースとを一対として所定間隔毎に設けら
れ、ベルト側取付ベースに連結された把持ベルトの他端
はシリンダのピストンと一体の掛止ピンに対し掛着され
ているため、該シリンダが油圧又は空気圧の供給切換え
を遠隔操作されることによって把持ベルトと掛止ピンの
掛着が解除され、把持ベルトで吊用梁の下側に抱きかか
えられていたケーブルは切り離されることになる。
(実施例) 以下、本発明に係るケーブル保持装置を説明する前
に、ケーブルの架設工法を図面に基づき簡単に説明す
る。尚、ケーブルに予め施こすカバーとしてはアルミ製
カバーの嵌合による形態を図示する。
本発明において使用するケーブルAはPC鋼より線の束
1の外側にアルミニウムの半割カバー2を嵌合接着した
もので、ケーブルAの一端にはタワーBに取付けるカプ
ラー4を有したソケット3が接続固着され、ケーブルA
の他側端には地上C又は補剛桁Dの定着部5に対し掛着
するソケット6が取付けられている。
以上の如き構造としたケーブルAを吊用梁Eの下側に
ホルダ7で抱きかかえて直線状態に保持し、ケーブルA
と吊用梁Eを一体化する。
ケーブルAを抱きかかえた吊用梁Eは長さ方向の数ヶ
所にワイヤ8を取付けてクレーン9により吊り上げ、タ
ワーBの取付部10にケーブルAの一側に取付けたカプラ
ー4を連結する(第1図参照)。
タワーB側の連結が完了した後、クレーン9を降ろし
てケーブルAの他側部、即ちソケット6を取付けた側端
側が地上C又は補剛桁Dの定着部5に取付け得る位置ま
で降ろしてソケット6部分を定着部5に取付ける(第2
図参照)。
ケーブルAのソケット6部分を定着部5に取付けた後
はケーブルAを抱きかかえた吊用梁Eのホルダ7を遠隔
操作によて作動させ、ホルダ7の掛止を解除してケーブ
ルAを吊用梁Eより分離し、クレーン9を移動させて吊
用梁Eを次のケーブルAの取付けに使用する(第3図参
照)。
タワーBと補剛桁Dとに渉って斜めに亘したケーブル
Aは定着部5において、センターホールジャッキ等の引
込み機を使用して所定の緊張状態に張設してケーブルA
の架設を完了する。
以上の作業を再度行うことによりタワーBと地上Cの
定着部5とに渉ってケーブルAを同様に張設することが
出来る(第4図参照)。
次に、上記工法においてケーブルAを直線状態に保持
して吊持するケーブル保持装置について説明する。
ケーブル保持装置は金属製の押出型材からなる長尺の
吊用梁Eと、その吊用梁Eの長手方向に所定間隔毎に取
付けられるホルダ7とから成り、そのホルダ7はシリン
ダ側取付ベース10、ベルト側取付ベース11、ベルト側取
付ベース11にT型ネジ12及び引掛片13を介して掛着され
る把持ベルト14、及びシリンダ側取付ベース10に固着さ
れる掛止ピン15を具備したエアシリンダ16とで構成され
ている。
吊用梁Eに対して取付けられる一対のシリンダ側取付
ベース10とベルト側取付ベース11は、吊用梁Eの長手方
向に沿って形成した凹凸状の係合部17に係合されて長手
方向に移動調節自在とされ、間隔調整を簡単に行なうこ
とが出来るようにしてある。
シリンダ側取付ベース10の外側面にはエアシリンダ16
が固着され、そのエアシリンダ16のピストン16′には掛
止ピン15が一体的に固着され、把持ベルト14の解放端側
に取付られた掛止片に対して嵌脱するようにしてあり、
且つその掛止ピン15の先端が嵌入する受孔17がシリンダ
側取付ベース10に形成されている。他方、ベルト側取付
ベース11の外側にはL形アングル18を介してT型ネジ12
が垂下固着され、そのT型ネジ12の水平杆部12′に把持
ベルト14の一端に連結した引掛片13が掛着されて把持ベ
ルト14が連結されている。
握持ベルト14は締付側ベルト14aとクランプ側ベルト1
4bが締金具(バックル)14cで連結され、締付側ベルト1
4aの解放端に引掛片13が取付けられ、クランプ側ベルト
14bの解放端には掛止ピン15と係脱する掛止片19が取付
けられている。又、把持ベルト14にはケーブルAにおけ
るカバー2に対して傷付き防止のためにパット20が取付
けられ、且つシリンダ側取付ベース10とベルト側取付ベ
ース11のケーブルAとの当設箇所にはゴム製の当材21が
ネジ止め固定されている。22は吊用梁Eの上側に取付け
る吊用補助杆22で、この吊用補助杆22に吊下げ用のワイ
ヤ8を連結する。
更に、吊用梁の長手方向に沿い所定間隔毎に取付けら
れるホルダ7におけるシリンダ16はバルブを介して連通
配管23し、エアー圧の供給を地上において遠隔操作する
ことにより各ホルダ7のシリンダ16が作動し、掛止ピン
15が後退して、掛止片19から外れ、把持ベルト14が解放
状態となって吊用梁Eの下面に抱きかかえられていたケ
ーブルAが分離されるようにしてある。
次に、吊用梁Eに対するケーブルAの保持は、架台
上にカバー2を施こしたケーブルAを載置する。
吊用梁EをケーブルA上に載置する。
吊用梁Eに取付けられたホルダ7における把持ベルト
14の解放側の掛止片19をシリンダにて掛着する。
把持ベルト14の締付け及び繁張(把持ベルト14の締金
具の締上げとT型ネジ12を蝶ネジによる引上げの両操
作) の手順によって行なうことが出来る。
(発明の効果) 本発明の斜張橋のケーブル架設工法に使用するケーブ
ル保持装置は、吊用梁に対し所定間隔毎に取付けられる
ホルダを把持ベルトと、そのベルトの解放端側の掛止片
を掛着するシリンダで構成し、その各シリンダは連通配
管して遠隔操作自在としたものであるから、空中に吊り
上げられた吊用梁のホルダ解除を地上において簡便に行
なうことが出来、安全に作業を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図乃至第4図はケー
ブル架設の作業工程を示す正面図、第5図は吊用梁にケ
ーブルをセットした状態の斜視図、第6図は吊用架をケ
ーブルにセットする前の状態を示す同斜視図、第7図は
ケーブル保持装置の拡大断面図、第8図は同斜視図であ
る。 図中、A:ケーブル、B:タワー C:地上、D:補剛桁 E:吊用梁、1:PC鋼よりの線の束 2:カバー、5:定着部 7:ホルダ、10:シリンダ側取付ベース 11:ベルト側取付ベース、14:把持ベルト 15:掛止ピン、16:シリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製吊用梁の長手方向に沿った所定位置
    に、シリンダ側取付ベースとベルト側取付ベースを一対
    となして複数個を取付け、そのベルト側取付ベースに把
    持ベルトの一端を取付け、把持ベルトの他端に設けた掛
    止片をシリンダ側取付ベースに固着したシリンダのピス
    トンと一体の掛止ピンに掛着すると共に、各シリンダは
    連結配管し、シリンダに供給する油圧又は空気圧の供給
    切換えによりシリンダを作動させ、把持ベルトの掛止片
    と掛止ピンとの掛着を解除することを特徴とするケーブ
    ル架設工法に使用するケーブル保持装置。
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