JPS5952241B2 - 吊り構造ケ−ブルの架設方法 - Google Patents

吊り構造ケ−ブルの架設方法

Info

Publication number
JPS5952241B2
JPS5952241B2 JP8639381A JP8639381A JPS5952241B2 JP S5952241 B2 JPS5952241 B2 JP S5952241B2 JP 8639381 A JP8639381 A JP 8639381A JP 8639381 A JP8639381 A JP 8639381A JP S5952241 B2 JPS5952241 B2 JP S5952241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
hanging
tube
radius
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8639381A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57202809A (en
Inventor
義人 田中
一吉 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Wire Co Ltd
Original Assignee
Shinko Wire Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Wire Co Ltd filed Critical Shinko Wire Co Ltd
Priority to JP8639381A priority Critical patent/JPS5952241B2/ja
Publication of JPS57202809A publication Critical patent/JPS57202809A/ja
Publication of JPS5952241B2 publication Critical patent/JPS5952241B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、斜張橋等の吊り構造物に用いるプラスチッ
ク被覆管を有するケーブルの架設方法に関するものであ
る。
従来、上記ケーブルを架設する際には、第4図に示すよ
うに、ナイロンスリングまたはナイロン被覆ロープ等か
らなる吊りロープ2でケーブル1を保持し、この吊りロ
ープ2をトラッククレーン3の吊りフック31によって
懸架し、ケーブル端部のソケット (端末具)11を構
造物4に設置されたアンカーボックス41にガイドパイ
プ42を介して挿通させ固定するようにしている。
12はソケット11をアンカーボックス41内に引き込
むためのワイヤロープであり、ガイドローラ13.14
を介してウィンチ15にて操作される。
43は構造物支柱である。
上記方法では、プラスチック被覆ケーブル1を吊りロー
プ2により一点で保持して吊り上げており、かつ、吊り
ロープ2のケーブル保持部にすべり止め加工を施されて
いないため、架設作業中にケーブル1が滑ってケーブル
1の保持装置が変化する虞れがある。
このためケーブル1の軸心とアンカーボックス41の軸
心とがずれてケーブル1の外面もしくはソケット11が
ガイドパイプ42の入口角部に当り、ケーブル1の被覆
管もしくはソケット41が損傷することとなる。
また、ケーブル1が一点で保持されているため小さな曲
率半径で湾曲し、また、滑り易い構造であるためケーブ
ル1が滑って折曲する虞れがあり、いずれの場合もケー
ブル1に有害な曲げが生してプラスチック被覆管が破損
するという欠点があった。
この発明は、このような従来の欠点の解決のためになさ
れたものであり、吊りビームに取付けた複数個の吊り金
具でケーブルを安定して保持するようにし、これによっ
てケーブルの滑りや損傷を防止し、かつケーブルに有害
な曲げが生じないようにしたものである。
以下、この発明を実施例の図面によって説明する。
第1図において5は吊りビーム、6は吊り金具である。
吊りビーム5は本体50が■形鋼からなり、該本体50
の上面に形成されたブラケット51には吊り上げ冶−プ
7の一端がシャックル71を介して係止され、該ロープ
7の他端はリング72を介してクレーンのフック31に
接続されており、また吊りビーム本体50の下面に形成
されたブラケット52には吊り下げロープ8の一端がシ
ャックル53を介して係止され、該ロープ8の他端はシ
ャックル80を介して吊り金具6に接続されている。
吊り金具6は、第2図に示すように鋼管が軸方向に2分
割されてなる第1、第2本体61.62を有し、側本体
61,62は下辺部において蝶番63により開閉可能に
連結され、上辺部には吊り下げロープ8を接続するため
のブラケット64、および側本体61.62を締着する
ための締着部9がそれぞれ形成されている。
吊り金具本体61.62の内径はケーブル1の外径より
やや大きめに形成され、かつ内面には合成ゴム材等の柔
軟性を有する滑り止め材65が接着材等により固着され
ている。
また、締着部9は第1、第2本体61.62に突設され
た軸受部91および受座部92と、締着ボルト93およ
び蝶ナツト94とがらなり、締着ボルト93の頭部が軸
受部91に回転可能に軸支され、かつ、締着ボルト93
の軸部を受座部92の切欠95に嵌入した状態で蝶ナツ
ト94を蝶着することによって側本体61.62を締着
するように構成されている。
この吊り金具6の側本体61.62でケーブル1を挟持
した後、締着ボルト93および蝶ナツト94により締着
することによってケーブル1を保持するようにしており
、側本体61.62が開閉可能であるためケーブル1を
中間位置で容易に保持することができ、かつ蝶ナツト9
4を用いるため手で簡単に回動させて締着することがで
きる。
また、側本体61.62の内面には滑り止め材65が固
着されているため、ケーブル1は滑ることなく安定して
保持されることとなる。
上記吊り金具6を5個用いて、所定間隔置きにケーブル
1を保持し、各吊り金具6を吊り下げロープ8によって
吊りビーム5に取付けている。
この場合、中央の吊り下げロープ81の長さを最も短か
くし、その両側のロープ82.82をそれよりやや長く
し、両端のロープ83.83を最も長くすることによっ
て吊り金具6により保持されるケーブル1が所定の曲率
半径Raで曲がるようにしている。
このケーブル1の曲がりは、下記の式(1)で与えられ
る許容曲げ半径R以上の曲率半径で湾曲するように各ロ
ープ8の長さを設定する。
ここに E=被覆管の弾性係数(kg/14)d=被覆
管の外形(mm) σy:被覆管の降伏点応力(kg/id)例えば、ポリ
エチレン被覆管の場合、弾性係数Eは95kg/m4、
降伏点応力σyは2.45kg/’mAであり、これら
を上記(1)式に代入すれば、R勾19.4d となり、外径100mmのポリエチレン被覆管では許容
曲げ半径Rは約2mであり、ケーブルが2m以上の曲率
半径で湾曲するように設定すば上記被覆管に降伏点応力
以上の曲げ応力が作用するのを防止できる。
このように、被覆管はその材質および外径が特定されれ
ば、被覆管の許容曲げ半径が決定する。
この許容曲げ半径以上の曲率半径でケーブル1が湾曲す
るように各ロープ8の吊り下げ長さ設定することによっ
て、被覆管が破損する有害な曲げが生じるのを防止する
ことができる。
ケーブル1を張設するには第3図に示すように、5個の
吊り金具6によってケーブル1を保持し、これを吊りビ
ーム5を介してクレーンで懸架し、ケーブル端部のソケ
ット11を構造物4のアンカーボックス41内にガイド
バイブ42を介してワイヤロープ12で引込み、挿通固
定する。
この場合、ケーブル1は滑り止め材65を設けた5個の
吊り金具6によって滑ることなく安定して保持され、か
つ所定の曲率半径以下で湾曲しないように規正されてい
るため、ケーブル1の軸心とアンカーボックス41の軸
心とがずれるのを防止でき、ケーブル1の被覆管および
ソケット41を損傷することなく簡単にソケット11を
アンカーボックス41内に挿通固定でき、がっ、ケーブ
ル1の被覆管が有害な曲げによって破損することもない
なお、吊り金具6の構造および個数は上記実施例に限定
されることなく種々の変更が可能である。
また、使用するケーブルに対応した内径を有する吊り金
具、および種々の長さの吊り下げロープを取り揃えてお
くことが望ましい。
以上説明したように、この発明は張設すべきケーブルを
滑り止め材を有する樟数個の吊・り金具で保持すること
によってケーブルが滑るあを防止して張設作業を容易に
行なえるようにし、しかもケーブルに過度の曲げ応力が
作用したり、傷がついたりするのを防止するようにした
ものである。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明を実施する装置の正面図、第2図は吊
り金具の構造を示す斜視図、第3図はケーブルの張設方
法を示す概念図、第4図はケーブルの張設方法の従来例
を示す概念図である。 1・・・ケーブル、3・・・クレーン、4・・・構造物
、5・・・吊りビーム、6・・・吊り金具、65・・・
滑り止め材、Ra・・・曲率半径。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プラスチック被覆管を有する吊り構造ケーブルの架
    設方法において、ケーブル外径よりやや大きい内径を有
    する鋼管の内面に滑り止め材を設けてなる複数個の吊り
    金具を用いて所定間隔で上記ケーブルの端部附近を保持
    し、各吊り金具を吊りビームに取付けてこの吊りビーム
    をクレーンにより懸架するように構成し、かつ、プラス
    チック被覆管に作用する曲げ応力が該被覆管の降伏点応
    力以下になる曲率半径でケーブルが湾曲するように各吊
    り金具の取付は装置を設定し、この状態でケーブルの端
    部を構造物の取付部に取付けるようにしたことを特徴と
    する吊り構造物の架設方法。
JP8639381A 1981-06-04 1981-06-04 吊り構造ケ−ブルの架設方法 Expired JPS5952241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8639381A JPS5952241B2 (ja) 1981-06-04 1981-06-04 吊り構造ケ−ブルの架設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8639381A JPS5952241B2 (ja) 1981-06-04 1981-06-04 吊り構造ケ−ブルの架設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57202809A JPS57202809A (en) 1982-12-11
JPS5952241B2 true JPS5952241B2 (ja) 1984-12-19

Family

ID=13885625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8639381A Expired JPS5952241B2 (ja) 1981-06-04 1981-06-04 吊り構造ケ−ブルの架設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5952241B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2692919B2 (ja) * 1988-12-22 1997-12-17 株式会社大滝油圧 斜張橋のケーブル架設工法に使用するケーブル保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57202809A (en) 1982-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060027714A1 (en) Apparatus and method for making a communication cable support structure
JPH0970117A (ja) ケ−ブル吊り下げ用螺旋状支持具の施工方法
US5735505A (en) Cable pulley device and method
JPS5952241B2 (ja) 吊り構造ケ−ブルの架設方法
JP3401751B2 (ja) 緊線作業時の延線用金車から懸垂クランプへの電線移し替え方法
US5086880A (en) Elevator traveling cable grip
US5676084A (en) Retrievable mooring device
CN108130859B (zh) 斜拉索的梁端安装方法
US5618031A (en) Cable pulley device and method
JP3479666B2 (ja) 耐張装置および架線作業方法
CN112886481B (zh) 一种内爬式塔吊电缆线敷设方法
JPH0821414A (ja) 制御ケーブル支持具
JP2692919B2 (ja) 斜張橋のケーブル架設工法に使用するケーブル保持装置
JPS6041780Y2 (ja) 支持金物付巻付グリツプ
JPS5932176Y2 (ja) 高層用ケ−ブル引上げ補助具
CN218603054U (zh) 一种风电机组电缆牵引装置
FI87858B (fi) Haollare foer ledare i blankledning
JPH03813Y2 (ja)
JP3353126B2 (ja) 伸縮アームの支柱への取付構造と伸縮アームの組立方法
JPH047212Y2 (ja)
EP1519076A2 (en) Dead end cable fitting
KR20240019921A (ko) 승탑 사다리
JPH07303312A (ja) 懸垂装置および架線作業方法
US5246206A (en) Temporary support strap for installing overhead telephone cables on utility poles
JPH0414204B2 (ja)