JP3216352U - 測定機器設置用マスト - Google Patents
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Abstract
【課題】少人数で容易にマストを設置することができるとともに、人が持ち込める程度の工具で撤去することもできるようにした測定機器設置用マストを提供する。【解決手段】地面1に固定すべき基盤部2と、この基盤部2から間隔を以って垂直に立設された2枚のマスト固定部4と、これらマスト固定部4間に固定されるべきマスト7とを備え、マスト固定部4の基部側と先端側に夫々下側及び上側のマスト固定穴5を穿設し、マスト7の基部に前記下側及び上側のマスト固定穴5に対応した下側及び上側の固定穴20、21を穿設し、基盤部2を地面に固定した状態で下側及び上側のマスト固定穴5のうちの一方を下側及び上側の固定穴20、21のうちの一方に軸止してマスト7を地面に垂直に起こし、下側及び上側のマスト固定穴5のうちの他方を下側及び上側の固定穴20、21のうちの他方に軸止してマスト7を固定する。【選択図】図3
Description
本考案は測定機器を地面より高い位置に設置するためのマストに関する。
従来より風向風速計や積雪計などの測定機器を地面から高い位置に設置する場合、鋼管製のマストを地面に立てる工事が不可欠である。工事の手法としてはマストの高さによっても異なるが8m程度の場合には、まず地面にアンカーパイプを打ち込みこのアンカーパイプにマストをクランプする。その後、マストに予め装着しておいたステーを地面に固定する。
この方法では、最初にアンカーパイプを打ち込む際、打ち込み機を使用するか、あるいは重いハンマーを用いて人力で打ち込む必要がある。さらに、マストを垂直に立てる際に建柱車やクレーンによって吊り上げ、その根元をアンカーに固定する必要がある。
また、地面に打ち込んだアンカーパイプを引き抜くのは人力では無理があり何らかの動力装置を使うのが一般的である。
また、地面に打ち込んだアンカーパイプを引き抜くのは人力では無理があり何らかの動力装置を使うのが一般的である。
しかし、この種の測定機器は都市部に設置することは稀で、多くは未開発地域や山間部に設置するケースが多い。このため、設置や撤去に使用できる機材は極めて限定され、杭打込機や杭を引き抜くためのユンボなどを現場に持ち込むことはできない。
また、これらを撤去する場合には、マストをアンカーパイプから外した後に不安定となったマストを横倒しにする必要があるが、この際に上部に設置された測定機器が破損する危険がある
本考案は少人数で容易にマストを設置することができるとともに、人が持ち込める程度の工具で撤去することもできるようにした測定機器設置用マストを提供することを目的とする。
本考案は少人数で容易にマストを設置することができるとともに、人が持ち込める程度の工具で撤去することもできるようにした測定機器設置用マストを提供することを目的とする。
本考案のマストを設置する場合には、まず基盤部を地面に固定した状態で下側及び上側のマスト固定穴のうちの一方を下側及び上側の固定穴のうちの一方に軸止する。軸支にはボルトナット等が利用できる。すなわちマストの横倒し状態でマストの基部が基盤部に軸止されることになるからこの状態でマストを地面に垂直に起こすことが容易にできる。
マストを垂直に支えている状態で、下側及び上側のマスト固定穴のうちの他方を下側及び上側の固定穴のうちの他方に軸止する。軸支にはボルトナット等を用いる。
なお、最下側及び上側のマスト固定穴のうちの一方を下側及び上側の固定穴のうちの一方に軸止するとは、先に上側を軸支してもよいし下側を軸支してもよいという意味である。
なお、最下側及び上側のマスト固定穴のうちの一方を下側及び上側の固定穴のうちの一方に軸止するとは、先に上側を軸支してもよいし下側を軸支してもよいという意味である。
このようにマストを半固定状態にした後、ステーを張って本固定を行う。
なお、前記基盤部にアンカー用穴を穿設し、このアンカー用穴を貫通して地面にアンカーを打設することができる。このアンカーは頭部を有する棒状に形成したシャフト部とこのシャフト部に前記頭部の側面から延出するよう形成されたプレート部を備え、このプレート部に引き抜き用の穴を設けたものである。
なお、前記基盤部にアンカー用穴を穿設し、このアンカー用穴を貫通して地面にアンカーを打設することができる。このアンカーは頭部を有する棒状に形成したシャフト部とこのシャフト部に前記頭部の側面から延出するよう形成されたプレート部を備え、このプレート部に引き抜き用の穴を設けたものである。
この構造を採ることで、アンカーを打ち込む際にはハンマーが頭部に当たり効率的に打ち込むことができる。一方、このアンカーを引き抜く際には引き抜き用の穴にハンドウインチなどのフックを引っ掛けて引くことで容易に引き抜ける。この場合アンカーを上方向に引く必要があるため単管を三脚状に組みその頂点にハンドウインチを下げてそのフックで引き抜けばよい。
このように本考案によれば、特殊な機材を用いることなくマストの設置や撤去が可能となる。このため山間部など建設機械が入れない場所でも施工が可能である。
また、アンカーは打ち込み時には通常のハンマーが使用でき、またこれを抜く場合も特殊な機器は不要である。
また、アンカーは打ち込み時には通常のハンマーが使用でき、またこれを抜く場合も特殊な機器は不要である。
本考案によれば,マストの下端を地面に軸止した状態で立ち上げや横倒しが可能となるため、施工に要する人員の削減を図ることができる。また施工中にマストが倒れるおそれもないため測定機材の破損等も未然に防止できる。
またマストの設置や撤去に建設機などが不要であるため山間地などでも実施が可能となる。
さらに、本考案のアンカーを使用するとアンカーの引き抜きが格段に容易となるため、更なる省力化が可能となる。
またマストの設置や撤去に建設機などが不要であるため山間地などでも実施が可能となる。
さらに、本考案のアンカーを使用するとアンカーの引き抜きが格段に容易となるため、更なる省力化が可能となる。
図1は本考案に係る測定機器設置用マストの基盤部周辺を示し、地面1に固定すべき基盤部2は略正方形の鉄板で形成されており、四隅にアンカー用穴3が設けられている。
この基盤部2からは間隔を以って2枚のマスト固定部4、4が垂直に立設されている。このマスト固定部4、4は図1に示すように断面コ字状に形成した鉄板であり、相互に向かい合わせた状態で基盤部2に溶接されている。
この基盤部2からは間隔を以って2枚のマスト固定部4、4が垂直に立設されている。このマスト固定部4、4は図1に示すように断面コ字状に形成した鉄板であり、相互に向かい合わせた状態で基盤部2に溶接されている。
そして向かい合った平面部にマスト固定部4、4の基部側と先端側に、夫々下側及び上側のマスト固定穴5、6が夫々穿設されている。
これらマスト固定部4、4の間隔はマスト7の外径と同じに設定されており、図3および図4に示すようにマスト固定部4、4の間にマスト7が保持される構造になっている。
これらマスト固定部4、4の間隔はマスト7の外径と同じに設定されており、図3および図4に示すようにマスト固定部4、4の間にマスト7が保持される構造になっている。
この基盤部2は図2に示すアンカー10によって地面1に固定される。アンカー10は、頭部11を有する棒状に形成したシャフト部12とこのシャフト部12に前記頭部11の側面から延出するよう溶接されたプレート部13からなっている。このプレート部13には引き抜き用の穴14が設けられているとともにプレート部13の下部はシャフト部12にリング状に設けられた補強板15に溶接されている。
アンカー10は図3に示すようにアンカー用穴3を通して地面1に固定される。
前記マスト7の基部には前記下側及び上側のマスト固定穴5、6に対応した下側及び上側の固定穴20、21が穿設されている。またマスト7の先端部には気象測定機器30が取り付けられている。
前記マスト7の基部には前記下側及び上側のマスト固定穴5、6に対応した下側及び上側の固定穴20、21が穿設されている。またマスト7の先端部には気象測定機器30が取り付けられている。
前記した器具を用いてマスト7を立てるには、図3ないし図6に示すように、前記基盤部2をアンカー10によって地面1に固定した状態で、横倒しになっているマスト7の基部をマスト固定部4、4の間に挿入し上側のマスト固定穴6と固定穴20とを合わせた状態にする。続いてマスト固定穴6と固定穴21とをボルト22で貫通する。こうすることで図5に示すようにボルト22を軸としてマストを地面に垂直まで起こすことが可能となる。
そして矢示F方向にマスト7を起こしてゆき、図4に示す垂直状態となった時点で下側のマスト固定穴5と固定穴21とが合致するから、ボルト23を挿入して固定する。
続いて、マスト7にステー40を連結フランジ41を介して取り付け、このステー40の下端を地面1に固定する。固定に際しては図7に示すターンバックル留め金42を用いる。このターンバックル留め金42は一般のターンバックルにワイヤー外れ止め機能を付加したものである。
続いて、マスト7にステー40を連結フランジ41を介して取り付け、このステー40の下端を地面1に固定する。固定に際しては図7に示すターンバックル留め金42を用いる。このターンバックル留め金42は一般のターンバックルにワイヤー外れ止め機能を付加したものである。
フック部43と螺糸部44を有する本体部に断面「コ」字型に形成したワイヤー抜け止め部材46を挿入してある。このワイヤー抜け止め部材46は螺糸部44に挿入したブッシュ45で抜け止めがなされておりこのブッシュ45はナット47で固定されている。つまり図7に示すようにワイヤー抜け止め部材46はフック部43の開口部分を閉じるように作用し、暴風等によってステー40が外れることを防止するようになっている。
以上述べたように本考案によれば、建設機械などを用いることなくマストの設置や撤去が可能となる。
また、アンカーは打ち込み時には通常のハンマーが使用でき、またこれを抜く場合も建設機械などは不要である。
このように山間部など建設機械が入れない場所でも施工や撤去が容易である。
また、アンカーは打ち込み時には通常のハンマーが使用でき、またこれを抜く場合も建設機械などは不要である。
このように山間部など建設機械が入れない場所でも施工や撤去が容易である。
1 地面
2 基盤部
3 アンカー用穴
4 マスト固定部
5 マスト固定穴
6 マスト固定穴
7 マスト
10アンカー
11頭部
12シャフト部
13プレート部
14引き抜き用の穴
15補強板
20固定穴
21固定穴
22ボルト
23ボルト
30気象測定機器
40ステー
41連結フランジ
42ターンバックル留め金
43フック部
44螺子部
45ブッシュ
46ワイヤー抜け止め部材
47ナット
2 基盤部
3 アンカー用穴
4 マスト固定部
5 マスト固定穴
6 マスト固定穴
7 マスト
10アンカー
11頭部
12シャフト部
13プレート部
14引き抜き用の穴
15補強板
20固定穴
21固定穴
22ボルト
23ボルト
30気象測定機器
40ステー
41連結フランジ
42ターンバックル留め金
43フック部
44螺子部
45ブッシュ
46ワイヤー抜け止め部材
47ナット
Claims (2)
- 地面に固定すべき基盤部と、この基盤部から間隔を以って垂直に立設された2枚のマスト固定部と、これらマスト固定部間に固定されるべきマストとを備え、前記マスト固定部の基部側と先端側に夫々下側及び上側のマスト固定穴を穿設し、前記マストの基部に前記下側及び上側のマスト固定穴に対応した下側及び上側の固定穴を穿設し、前記基盤部を地面に固定した状態で下側及び上側のマスト固定穴のうちの一方を下側及び上側の固定穴のうちの一方に軸止ししてマストを地面に垂直に起こし、下側及び上側のマスト固定穴のうちの他方を下側及び上側の固定穴のうちの他方に軸止してマストを固定するよう構成したことを特徴とする測定機器設置用マスト。
- 地面に固定すべき基盤部と、この基盤部から間隔を以って垂直に立設された2枚のマスト固定部と、これらマスト固定部間に固定されるべきマストとを備え、前記マスト固定部の基部側と先端側に夫々下側及び上側のマスト固定穴を穿設し、前記マストの基部に前記下側及び上側のマスト固定穴に対応した下側及び上側の固定穴を穿設し、前記基盤部を地面に固定した状態で下側及び上側のマスト固定穴のうちの一方を下側及び上側の固定穴のうちの一方に軸止ししてマストを地面に垂直に起こし、下側及び上側のマスト固定穴のうちの他方を下側及び上側の固定穴のうちの他方に軸止してマストを固定するよう構成するとともに、前記基盤部にアンカー用穴を穿設し、このアンカー用穴を貫通して地面に打設されるべきアンカーを有し、このアンカーは頭部を有する棒状に形成したシャフト部とこのシャフト部に前記頭部の側面から延出するよう形成されたプレート部を備え、このプレート部に引き抜き用の穴を設けたことを特徴とする測定機器設置用マスト。
Priority Applications (1)
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JP2018000675U JP3216352U (ja) | 2018-02-07 | 2018-02-07 | 測定機器設置用マスト |
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