JPH0683686U - 床パネル用吊り具 - Google Patents

床パネル用吊り具

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JPH0683686U
JPH0683686U JP2607793U JP2607793U JPH0683686U JP H0683686 U JPH0683686 U JP H0683686U JP 2607793 U JP2607793 U JP 2607793U JP 2607793 U JP2607793 U JP 2607793U JP H0683686 U JPH0683686 U JP H0683686U
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JP
Japan
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floor
floor panel
joist
hooked
hook
Prior art date
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Pending
Application number
JP2607793U
Other languages
English (en)
Inventor
順一 小坂
Original Assignee
三井ホーム株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三井ホーム株式会社 filed Critical 三井ホーム株式会社
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Publication of JPH0683686U publication Critical patent/JPH0683686U/ja
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】全表面に面材を施した床パネルに掛脱自在に取
り付けられる吊り上げ用補助具であって、掛止が確実で
安全性があり且つ玉掛け補助員が不要で、床パネル施工
性を向上させる吊り具の提供を目的とする。 【構成】棒状体の上端部を吊り手部9aに形成し、下端
部を床パネル2の床根太3に掛止できる鉤部9bに形成
すると共に、中間部に、バネ12を介装した固定フラン
ジ10と可動フランジ11を付設した吊り具8であっ
て、床パネル2の面板即ち床合板6の適当箇所に、この
床パネル2の床根太3に沿って穿設された長孔7に、前
記鉤部9bを十分な深さに挿入して直角に回動すること
により、この鉤部9bを上方に付勢された状態で、前記
床パネル2の床根太3に掛止できるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、枠組壁工法等木造住宅施工時における床パネル吊り上げのための補 助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
枠組壁工法においては、図3に示すように、1階壁組20の施工後、その壁組 20の上に2階床パネル21を取り付け、この床パネル21から壁組20への釘 打ち固定を行うようにしている。この床パネル21は、床根太26等による木枠 組22に床合板23を張り込んで成るものであるが、最近では、現地での加工作 業を極力節減して施工工期の短縮を図り、また品質の向上を図る建前から、この 床パネル21を工場で作製して現地に搬入し、そのまま壁組20に組み付けるよ うになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この床パネル21にあっては、壁組20の頭つなぎ24に釘2 5を打って固定するため、手を入れて作業を行えるように、端部には床合板23 を施さない形で現地に搬入し、また、工場からの搬出や現地での組み付けに際し ては、この端部の床根太26に吊りロープ27を潜らせてクレーンで吊り上げる ようにしていた。このため、壁組20への取り付け後、床パネル21の端部部分 の合板張り作業を余分に現地施工する必要があった。
【0004】 従って、現地搬入の床パネルを全面合板張りとし、壁組への固定は上面からの 長い釘又はスクリューネイルを利用した打ち込み又はねじ止めすることも考えら れるが、一方、このような完成度の高い床パネルに作製したものについては特に 手掛かりがなく、例えば床パネルの両端部分に長いロープを掛け回して抱え込ま せるようにしてクレーンで吊ると、載架の際、側面や下面に回っているロープが 隣接床パネルや、壁組等との間に挟まれ、ロープの取り外しや床パネルの位置決 め作業等に時間がかかり、現地施工性を阻害する外、ロープがずれ易く安全性に 問題があり、また、床パネルを傷め易く、さらには、玉掛け作業者を余分に必要 とする等の問題があった。
【0005】 従って、本考案は、全面合板張りの床パネルに適用でき、その取り付けの位置 決めが容易で現地施工性を向上し得ると共に、特に玉掛け作業員を余分に必要と することなく、吊上げ操作が確実且つ容易に行えて安全性があり、また、床パネ ルの品質を損ねることのない床パネルの吊り上げ手段の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、棒状体の上端部を吊り手部に形成し、 下端部を床パネルの床根太に掛止できる鉤部に形成すると共に、中間部にバネを 介装した固定フランジと可動フランジを付設して成り、床パネルの面板に床根太 に沿って穿設された長孔に前記鉤部を挿入して回動することにより、上方に付勢 された状態で前記床根太に掛止される床パネル用吊り具を提案するものである。
【0007】
【作用】
吊り具の吊り手部を持ち、床パネルの面板の所定位置に予め穿設された長孔に 吊り具の下端部の鉤部を挿入し、その可動フランジが床パネル上面に当接した後 も、さらにバネを短縮する形に十分押し下げ、吊り手部を直角に回動させて鉤部 を床パネルの床根太の下方に位置させてから、押圧力を緩めると、鉤部はバネの 付勢力で上方に復動し、床根太に確実に掛止される。
【0008】 この掛止状態で吊り具は、作業員が手を離しても床パネルに安定に保持される 。床パネルの所定箇所において、このような吊り具の取り付けを行い、各吊り具 に吊りロープを掛け、クレーン等によって持ち上げることができる。また、この 吊り具は、床パネルの壁組等への取り付け後、吊りロープを外してから、その吊 り手部をバネ力に抗して押し下げ、直角に回動させると、床根太から鉤部を外し 、長孔から抜き出すことができる。
【0009】
【実施例】
以下、実施例を示す図面によって本考案の吊り具を説明する。 図1は、本考案の吊り具を使用した2階床パネルの取り付け状況を示す部分切 除斜視図で、図2は図1の吊り具の使用状況を示す斜視図である。
【0010】 図1に示すように、壁組1上に取り付ける床パネル2は、工場において作製さ れて現地に搬入されたもので、床根太3、側根太4、床合板受け5等で形成した 木枠組に面板として床合板6を全面に貼着し針打ちして成り、また、長手方向の 両端部の床合板6の4個所に長孔7を穿設してある。この長孔7は、特に床根太 3に近接し且つ沿う形に平行に穿設してあり、この長孔7に吊り具8をその下端 部を挿入して取り付けできるようにしてある。
【0011】 吊り具8は、図2に示す通り、棒体9の上端部を環状の吊り手部9aに形成し 、下端部を直角に折曲し、さらにその先端を上方に折返えした鉤部9bに形成し てある。中間部にはその上端部寄りの部分に平板状の固定フランジ10を溶着固 定し、下端部寄り部分には同じく平板状の可動フランジ11を上下摺動自在に嵌 装させると共に、この固定フランジ10と可動フランジ11間に、その両端を固 着させたバネ12を介装させてある。なお、固定フランジ10には、前記鉤部9 bの折曲方向に合わせて一部を突出させ、突縁部10aを形成させてある。
【0012】 この吊り具8にあっては、上端部の吊り手部9aを持ち、下端部の鉤部9bを 前記床合板6の長孔7に挿入すると、可動フランジ11が床合板6に当接するよ うになっており、この当接後、さらにバネ12を圧縮して床合板6を押圧するよ うにして鉤部9bを十分に押し下げた後、図示矢印Aのように回動させる。即ち 、固定フランジ10の突縁部10aの方向を床根太3方向を示す釘13の並び線 に直角になるように棒体9を回動させてから押圧力を緩めると、鉤部9bが長孔 7に並列する床根太3の底面に掛止され、吊り具8は安定し、手を離すことがで きる。
【0013】 従って、図1に示したように、床パネル2は、穿設された4個所の長孔7にそ れぞれ上記のようにして吊り具8を掛止させ、吊りロープ14を取り付け、クレ ーン等で持ち上げることができ、このようにして持ち上げられた床パネル2は容 易に壁組1上の所定位置に載架することができ、スクリューネイル15で床パネ ル2上面から壁組1の頭つなぎ16へのねじ止めによって固定することができる 。
【0014】 床パネル2のねじ止め固定終了後は、吊りロープ14を外した後、吊り具8を 押圧し、回動させて床根太3への掛止を解き、床合板6の長孔7から鉤部9bを 引き抜く形で吊り具8を外すことができ、この吊り具8は繰り返えして他の床パ ネル2に利用できる。抜き出した後の長孔7は床の仕上げがフローリング仕様の 場合はそのままでよいし、カーペット仕様の場合は適宜詰め物等で閉塞できる。
【0015】 床パネル2の固定のためのスクリューネイル15としては、長さの大きいもの を使用してもよいが、ネイル挿通孔の上部をスクリューネイル15の頭部を没入 できる孔部に形成すれば、従来の長さのスクリューネイル15をそのまま利用す ることもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の吊り具によれば次のような効果が得 られる。 (1)全面床合板張りの床パネルの上面側に取り付けられるので、工場での床 パネルの全面床合板張りが可能で、完成度の高いパネルが得られると共に、従来 の現地での床合板張り作業が不要となり、現地施工法がよく、工期の短縮が図れ る。 (2)床パネルの面板ではなく床根太に直接掛止できるので、床パネルに対す る掛止が確実で、安全性が大で、また床パネルを傷つけて品質を損ねることがな い。 (3)床パネルに対する掛脱が容易で、掛止時に床パネル上で自立状態となる ので、従来のように玉掛け作業員が吊り具又は吊りロープ毎に取り付く必要なく 、床パネルの玉掛け操作及び床パネルの設置作業を効率的に行える。 (4)繰り返えして使用できるので経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の吊り具を使用した2階床パネルの施工
状況を示す部分切除斜視図である。
【図2】図1の吊り具の使用状況を示す要部斜視図であ
る。
【図3】従来の2階床パネルの施工状況を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 壁組 2 床パネル 3 床根太 6 床合板 7 長孔 8 吊り具 9 棒体 9a 吊り手部 9b 鉤部 10 固定フランジ 10a 突縁部 11 可動フランジ 12 バネ 13 釘 14 吊りロープ 15 スクリューネイル 16 頭つなぎ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状体の上端部を吊り手部に形成し、下
    端部を床パネルの床根太に掛止できる鉤部に形成すると
    共に、中間部にバネを介装した固定フランジと可動フラ
    ンジを付設して成り、床パネルの面板に床根太に沿って
    穿設された長孔に前記鉤部を挿入して回動することによ
    り、上方に付勢された状態で前記床根太に掛止されるこ
    とを特徴とする床パネル用吊り具。
JP2607793U 1993-05-20 1993-05-20 床パネル用吊り具 Pending JPH0683686U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2607793U JPH0683686U (ja) 1993-05-20 1993-05-20 床パネル用吊り具

Applications Claiming Priority (1)

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JP2607793U JPH0683686U (ja) 1993-05-20 1993-05-20 床パネル用吊り具

Publications (1)

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JPH0683686U true JPH0683686U (ja) 1994-11-29

Family

ID=12183588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2607793U Pending JPH0683686U (ja) 1993-05-20 1993-05-20 床パネル用吊り具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019173334A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 大和ハウス工業株式会社 乾式床構造とその施工方法、乾式床構造を形成する塞ぎ乾式床パネルと先張り乾式床パネル
CN113958049A (zh) * 2021-11-23 2022-01-21 重庆大学 一种剪刀叉式建筑物钢架与叠合板连接结构
CN115233882A (zh) * 2022-07-05 2022-10-25 重庆大学 基于底部下拉弹簧附加刚度件的密拼免支撑叠合楼板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229379B2 (ja) * 1980-07-09 1987-06-25 Nippon Denshin Denwa Kk

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