JPH0725970Y2 - 親綱支柱 - Google Patents

親綱支柱

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JPH0725970Y2
JPH0725970Y2 JP1987027843U JP2784387U JPH0725970Y2 JP H0725970 Y2 JPH0725970 Y2 JP H0725970Y2 JP 1987027843 U JP1987027843 U JP 1987027843U JP 2784387 U JP2784387 U JP 2784387U JP H0725970 Y2 JPH0725970 Y2 JP H0725970Y2
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富康 上杉
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東二郎 伊藤
秀麿 富田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建設現場等で使用する枠組足場の最上部で墜
落防止用の親綱を取付けるための親綱支柱に関する。
〔従来の技術〕
建設現場等で枠組足場の組立及び解体を行う際、作業員
の墜落防止のため、足場上に親綱を張設することが必要
であり、この親綱は、一定の高さを保持するため、足場
上に立設する親綱支柱間に取り付けられる。
この親綱支柱は当然のことながら一定以上の強度をもっ
て足場上に取り付けられなければならないが、この取付
強度を得るため従来、第9図に示すように、親綱支柱1
の中間部と下部とをクランプ21,22で建枠30の脚柱31の
上端と中央とにそれぞれ固定していた。
なお、親綱支柱1は、上端に親綱張設用の滑車23を有す
るものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕 前記したような、クランプ21,22で支柱下方の建枠30の
脚柱31へ上下二箇所止めを行う親綱支柱1の取付け方で
は、上段への盛替え等でこの親綱支柱1を撤去する場合
には、特に下方のクランプ22を外すために、作業員は足
場下階に降りてその取外し作業を行なわなければならな
い。
一方、親綱支柱1を取付けるには、一時的に親綱支柱1
を手で支えて脚柱31と併設しておき、クランプ21,22の
締付を行わなければならず、これはクランプ21,22が上
下に間隔があることもあり、完全に締付けを行う前に手
が滑って親綱支柱1を落下させる恐れもある。
このように、第9図に示す従来の親綱支柱の取付方法
は、設置及び撤去の両方に手数がかかるとともに、クラ
ンプ21,22の締付けや緩めを行うには、締付用工具を使
用しなければならず、該締付用工具を誤って落下させる
恐れもある。
他の親綱支柱1の取付け方としては、第10図に示すよう
に斜材32で支えることにより、建枠30の脚柱31の中間部
へのクランプ止めをなくすこともできる。
しかし、これは足場スパンの中間の支柱での斜材32が、
足場上に遮るように設置されるので、通行や他の作業の
邪魔となる。
また、従来のものはいずれもクランプが固定されてお
り、建枠の補鋼材の位置がまちまちのため、建枠によっ
てクランプが補鋼材に当り固定できない場合もある。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、下階に降
りることなく、親綱支柱が取付いている足場上からでも
取外しが簡単かつ安全にでき、また足場への取付作業も
容易で、また親綱もかけやすく、かつ外れにくく、いず
れの建枠にもしっかり固定できる親綱支柱を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記従来例の不都合を解消するため、全体がコ
字形で、一側面を建枠挿入用の開口面とし、これに隣接
する一方の側壁に、幅広半円部とその奥側の幅狭半円部
とからなる2段階の切欠きを下向きに開口するように形
成した掛着金具を、支柱に対してスライド自在なクラン
プを介して支柱下部に設け、脚柱を取り込める長さから
なり、先端を蝶ナットで螺合するネジ部とした巻回部材
の根本を支柱側面に取り付け、この根本の反対側に前記
ネジ部が挿入する係合部材を設けた締付金具を支柱中間
部に設け、滑車と、この滑車上方を囲むように相互に逆
向きにかつ間隔を存して突出する逆L字形部材を支柱上
端に設けたことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、支柱下部については、掛着金物を脚柱
に外部に嵌めこみ、かつ切欠き内に補剛材を挿入するこ
とにより、脚板と補剛材との結合部でしっかりと固定さ
れる。
この際、補剛材の太さに応じて、鳥居型建枠の場合補剛
材は水平補剛材であるが、この太径の補剛材が入口側の
幅広半円部に入り、一方、簡易型の建枠では細径の斜設
補剛材が奥側の幅狭半円部に挿入されて、親綱支柱の自
重が掛着金具の切欠きに左右にずれることなくしっかり
とかかり、親綱支柱の下部を脚柱にしっかりと固定でき
る。
また、掛着金具は、クランプの位置をフリーにすれば支
柱に摺動して、その上部の締付金具との距離を適宜調節
できるので、建枠の形状にとらわれずに取付けることが
できる。
支柱中間部については、蝶ナットを緩めて巻回部材をフ
リーな状態とし、次いで、脚柱を取り込ませて、巻回部
材の根本の反対側に設けた係合部材内にネジ部を挿入さ
せ、手で蝶ナットを適当な強さで螺合させて締付ける。
そして、支柱上端に取り付けた逆L字形部材の間を縫う
ようにして親綱を差し入れれば、上方が塞がれて滑車か
ら外れにくいものとなる。
特に親綱支柱の取外しについては、足場下階におりて行
う必要はなく、この支柱が取り付いている足場最上部か
らワンタッチでこれを行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の親綱支柱を建枠の脚柱に取り付けた状
態を示す要部の正面図で、親綱支柱1は一例として鋼製
の角パイプによるものとし、その下部には掛着金具2を
取付ける。
該掛着金具2は、第3図、第4図に示すように全体がコ
字形で、一側面を建枠挿入用の開口面2aとし、これに隣
接する一方の側壁2bに、幅広半円部3aの奥側にさらに幅
狭半円部3bを形成した2段階の切欠き3を下向きに開口
するように形成した。
この掛着金具2を支柱1に取付けるには、前記切欠き3
がある側壁2bに対向する側壁2cに、ネジ構造で締付け可
能とした支柱1に対してスライド自在なクランプ4を固
着し、このクランプ4を介して取付けるようにした。支
柱1の側面下端には、短尺鋼棒を溶着してなるクランプ
4の抜け止用のストッパー5を突設する。
支柱1の中間部には、例えばネジバンド6による締付金
具7を前記掛着金具2と同じ向きに設ける。
該締付金具7は、脚柱31を取り込む巻回部材として、取
付板71と湾曲棒6aとネジ棒6bとの組合せからなり、この
うち取付板71は、親綱支柱1に固定する根本となる。
そして、第5図、第6図に示すように、支柱1側面に上
下二枚の板からなる取付板71を突設し、この取付板71と
反対側の側面に前記ネジ棒6bを挿入する係合部材を設け
る。
この係合部材は、横向き開口の係合切欠き72aを設けた
係止板72を突設し、前記取付板71に一端を軸着したネジ
バンド6の先端ネジ棒6bを、係止板72の係合切欠き72a
に脱着可能としたものである。
該ネジバンド6は、脚柱31を取り込むような湾曲棒6aと
これにピン結したネジ棒6bからなり、手締め可能なよう
に、ネジ棒6bに蝶ナット6cを螺合させた。
図中8は、先端縁に凹部8aを形成した板状のスペーサ
で、締付金具7より下方の支柱1側面に該締付金具7及
び掛着金具2と並ぶように突設する。
親綱支柱1の上端には、第7図に示すように上方開口の
コ字形の滑車受9を取付け、該滑車受9の内側に滑車10
を取りつけた。
一方、滑車受9の両側壁9a,9bの外側上部から、逆L字
形部材11を前記滑車10の上方を囲むように相互に逆向き
にかつ間隔を存して突設する。
次に使用方法について説明する。
親綱支柱1を取付けるべき足場用の建枠には第2図に示
すような簡易型のものと、第8図に示すような鳥居型の
ものなどがあるが、まず、使用する建枠30の種類に応じ
て、クランプ4の上下位置を予め地上において調節す
る。
これは、各建枠30の脚柱31と梁材35との結合部上に設け
た連結ピン36に、締付金具7が位置するように支柱1を
立設した場合、掛着金具2の位置が脚柱31と斜設補剛材
33との結合部にくるようにするためである。
親綱支柱1を足場に取付けるには、支柱1を手で持って
掛着金具2の開口面2aに脚柱31を挿入すると共に、切欠
き3内に斜設補剛材33を挿入し、掛着金具2を脚柱31と
斜設補剛材33との結合部に嵌め込んで掛着する。
このようにすると、親綱支柱1の自重が掛着金具2の切
欠き3にかかり、掛着金物2を介して親綱支柱1の下部
が左右にずれることなく脚柱31に固定される。
この際、補剛材の太さに応じて、第8図の鳥居型建枠で
は、補剛材は水平補剛材34であるが、この太径の補剛材
が入口側の幅広部3aに入り、一方第2図のごとく簡易型
の建枠では細径の斜設補剛材33がさらに奥側の幅狭部3b
に挿入されることになる。
なお、前記した掛着金具2の位置調節は、これら補剛材
の径も考慮したものとする。
また、クランプの位置をフリーに設置できるようにし、
ほとんどの建枠に取付けられるようにした。
このようにして、支柱1の下部を掛着金具2でワンタッ
チで固定してから、支柱1の中間部において、蝶ナット
6cを緩めて係止板72から外しておいたネジバンド内6
に、脚柱31の上部の連結ピン36を取り込み、ネジ棒6b端
を係止板72の係合切欠き部72aに差入れ、外側から蝶ナ
ット6cを手で締付ける。
このように、建枠30の脚柱31上部に親綱支柱1を沿設
し、その上端に取付けた逆L字形部材11に親綱12を縫う
ように差しいれて親綱12を張設し、親綱12の両端部はフ
ック及び緊張器にて固定する。
ところで、前記親綱支柱1の取付けは、足場の下の段か
ら行う場合もあるが、足場の最上段からも行うことがで
きる。
次に、足場を上段に盛り替える場合や、足場を解体する
際親綱支柱1を取外すには、まず、親綱12の取付けと逆
の動作で取り外し支柱1を手で支持しながら蝶ナット6c
を緩めてネジバンド6等を外し、次いで支柱1を上方に
持ち上げれば前記取付けと逆の動作で掛着金具2をワン
タッチで外すことができる。これは、足場下階において
行う必要はなく、その階において作業できる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の親綱支柱は、取外しを行う場
合に下階に降りることなく足場の最上段からできるの
で、安全かつ簡単に行うことができるものである。
また、取付けを行う場合にも、掛着金具で支柱下部を簡
単に固定できるので作業が完全に終了するまで支柱を手
で支えて脚柱に沿設する必要がない。従って、支柱を誤
って落とすおそれもなく、少人数で、安全に作業を行う
ことができる。
この掛着金具は、鳥居型建枠のように太径の水平補剛材
でも、簡易型建枠での細径の斜設補剛材でも、ともにし
っかりとひっかかかり、この掛着金具を介して親綱支柱
の下部が左右にずれることなく脚柱にしっかりと固定で
きる。
さらに、掛着金具はクランプを介して支柱に対してスラ
イド自在に取付けたので、市販のほとんどの建わくに適
応することができる。
支柱中間部の締付金具は、支柱の自重を掛着金具で支え
ているのでそれほど大きな締付力を必要とせず、これを
手で締付けることができ、締付工具等を必要としない。
一方、支柱上端の滑車上方には、逆L字形部材が囲むよ
うに存しており、その中へ親綱を簡単に入れることがで
きるとともにセットした滑車上の親綱が張設中に簡単に
外れることがなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の親綱支柱を建枠に設置した状態の要部
を示す正面図、第2図は同上全体を示す正面図、第3図
は掛着金具の正面図、第4図は同上底面図、第5図は締
付金具の平面図、第6図は同上側面図、第7図は親綱支
柱の上端の斜視図、第8図は親綱支柱を他の建枠に取付
けた状態の正面図、第9図、第10図は従来例を示す正面
図である。 1……親綱支柱、2……掛着金具 2a……開口面、2b,2c……側壁 3……切欠き、3a……幅広半円部 3b……幅狭半円部、4……クランプ 5……ストッパー、6……ネジバンド 6a……湾曲棒、6b……ネジ棒 6c……蝶ナット、7……締付金具 71……取付板 72……係止板、72a……係合切欠き 8……スペーサ、8a……凹部 9……滑車受、9a,9b……側壁 10……滑車、11……逆L字形部材 12……親綱、21……上クランプ 22……下クランプ、23……滑車 30……建枠、31……脚柱 32……斜材、33……斜設補剛材 34……水平補剛材、35……梁材 36……連結ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 富田 秀麿 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−83767(JP,A) 実公 昭56−14839(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体がコ字形で、一側面を建枠挿入用の開
    口面とし、これに隣接する一方の側壁に、幅広半円部と
    その奥側の幅狭半円部とからなる2段階の切欠きを下向
    きに開口するように形成した掛着金具を、支柱に対して
    スライド自在なクランプを介して支柱下部に設け、 脚柱を取り込める長さからなり、先端を蝶ナットで螺合
    するネジ部とした巻回部材の根本を支柱側面に取り付
    け、この根本の反対側に前記ネジ部が挿入する係合部材
    を設けた締付金具を支柱中間部に設け、 滑車と、この滑車上方を囲むように相互に逆向きにかつ
    間隔を存して突出する逆L字形部材を支柱上端に設けた
    ことを特徴とする親綱支柱。
JP1987027843U 1987-02-25 1987-02-25 親綱支柱 Expired - Lifetime JPH0725970Y2 (ja)

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JP1987027843U JPH0725970Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25 親綱支柱

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JPS63135653U JPS63135653U (ja) 1988-09-06
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ID=30830256

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601065Y2 (ja) * 1979-07-13 1985-01-12 大日本インキ化学工業株式会社 カ−ドホルダ−が取り付けられた容器
JPS6183767A (ja) * 1984-09-14 1986-04-28 東急建設株式会社 建枠用支柱

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