JP2594530B2 - 枠組足場の手摺り枠 - Google Patents

枠組足場の手摺り枠

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JP2594530B2
JP2594530B2 JP33966594A JP33966594A JP2594530B2 JP 2594530 B2 JP2594530 B2 JP 2594530B2 JP 33966594 A JP33966594 A JP 33966594A JP 33966594 A JP33966594 A JP 33966594A JP 2594530 B2 JP2594530 B2 JP 2594530B2
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理昭 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築現場等に使用す
る枠組足場を組み上げる場合に付設し、又そのまま枠組
足場に付設する墜落防止用の手摺り枠に関する。
【0002】
【従来の技術】枠組足場は、一般に門状の金属製の建枠
を2つ対向させて立設し、その上部に水平に足場板(布
枠)、あるいは横桟を掛け渡し接続固定し、さらに斜め
にブレースを掛け渡して成る1単位の足場を、上方ある
いは左右方向に延ばして構成する。
【0003】この枠組足場を順次下から組み上げる場
合、最上段の足場に乗って作業する作業者の安全を守る
為に、従来は、最上段の足場上方に足場に沿って水平方
向にロープ等を掛け渡し、これに作業者を安全帯でつな
ぎ合わせて、安全を確保していた。
【0004】また、従来の他の枠組足場としては、枠組
足場の門状の建枠の換わりに、特殊なH状建枠を使用
し、このH状の中間の高さの横バーに当たる場所に足場
板を掛け渡すとともに、この高さの両側に手摺り枠が立
設できるように嵌合突起を設け、これによって手摺り枠
を設ける構成は知られていた。このような従来の枠組足
場は、H状建枠の上端に次のH状建枠の下端と嵌合し
て、順次上方に枠組足場を構成していた。
【0005】本発明者、本出願人は、実願平2ー716
82および実願平2ー126172において、以下のよ
うな枠組足場の手摺り枠を提案している。実願平2ー7
1682は、「建枠の脚柱に突起する係止突起に係脱自
在の係止孔を有する係止体を、手摺り枠の左右両側下部
に設けるとともに、建枠の脚柱を把持するつかみ金具を
手摺り枠の縦杆に設けたことを特徴とする枠組足場の手
摺り枠」である。また、実願平2ー126172は、
「手摺り枠の縦杆下部に、建枠の脚柱に横架固定する水
平杆に着脱自在に係止可能な掛止部を有する係止金具
と、建枠の脚柱を把持するつかみ金具とを手摺り枠の左
右両端下部に設けたことを特徴とする枠組足場」であ
る。
【0006】さらに、本発明者、本出願人は、実願平3
ー35253において「枠組足場の手摺り枠において、
手摺り枠の左右の縦杆下部に、建枠の水平杆に着脱自在
に係止する係止部を有する係止金具を設け、係止金具の
係止部は手摺り枠より足場内側方向にずれて位置させる
とともに、建枠の脚柱を足場外側から着脱自在に把持す
るつかみ金具を、係止金具より下方で手摺り枠の左右縦
杆下部にそれぞれ高さを違えて設けたことを特徴とする
枠組足場の手摺り枠」を提案した。
【0007】さらにまた、本発明者、本出願人は実願平
3ー41824において「枠組足場の手摺り枠におい
て、手摺り枠の左右の縦杆下部に、建枠の水平杆に着脱
自在に係止部を有する係止金具を設け、建枠の脚柱を着
脱自在に把持するつかみ金具を手摺り枠の左右縦杆下部
にそれぞれ高さを違えて設けるとともに、建枠に着脱自
在で手摺り枠上部横杆に回動自在の1対の取付杆を設け
ることを特徴とする枠組足場の手摺り枠」を提案してい
る。
【0008】
【この発明が解決しようとする課題】前述の枠組足場の
組み上げにおいては、最上階の足場板での作業をする作
業者の安全の為に、ロープあるいは防護用の手摺り枠を
設けていたが、以下のような問題点があった。ロープを
掛け渡す構成は、そのロープに作業者の掛止用ロープを
更に掛けなければならず、作業者にとって面倒くさいと
ともに、掛止用ロープが作業の邪魔になる問題点があっ
た。
【0009】また、従来の手摺り枠を各階毎を設ける枠
組足場は、特殊なH状の建枠を使用する為、一般の枠組
足場に応用出来ない問題点があった。
【0010】さらに、本発明者あるいは本出願人の提案
による枠組足場の手摺り枠は、従来一般的に使用されて
いる門状の建枠に簡単に付設することを可能にすること
によって、上述の問題点を克服したが、この発明は、さ
らに、より簡単な構成で、かつ簡単に取り付けが可能
で、かつ取付後の枠組足場の横揺れを防止しモーメント
を防止し堅固な手摺り枠を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決する為の手段】この目的を達成する為に、
この発明の枠組足場の手摺り枠は、建枠の脚柱と着脱自
在に係合する取付金具と、建枠の水平杆に着脱自在に係
止する位置決め金具と、建枠の脚柱に着脱自在に係合す
る上部固定金具とを、手摺り枠左右の縦杆の夫々に下方
から順次設け、取付金具は縦杆取付部と脚柱取付部を有
し、脚柱取付部は水平方向から脚柱を係合する凹部係合
部と、凹部係合部の開口側に取り付けられ開口側を開閉
自在にし先端部が折曲し後端部が折曲する係止板状体
と、係止板状体の後端部側に抜け止め部を有するととも
に左右縦杆下部にそれぞれ高さを違えて設け、位置決め
金具は縦杆取付部と水平杆係止部とを有し、上部固定金
具は縦杆と脚柱を連結固定する。
【0012】また、この発明の枠組足場の手摺り枠は、
建枠の脚柱と着脱自在に係合する取付金具と、建枠の水
平杆に着脱自在に係止する位置決め金具と、建枠の脚柱
に着脱自在に係合する上部固定金具とを、手摺り枠左右
の縦杆の夫々に下方から順次設け、取付金具は縦杆取付
部と脚柱取付部を有し、脚柱取付部は水平方向から脚柱
を係合する凹部係合部と、凹部係合部の開口側に取り付
けられ開口側を開閉自在にし先端部が折曲し後端部が折
曲する係止板状体と、係止板状体の後端部側に抜け止め
部を有するとともに左右縦杆下部にそれぞれ高さを違え
て設け、位置決め金具は縦杆取付部と水平杆係止部とを
有し、上部固定金具は建枠脚柱に当接する半円状凹部と
縦杆に垂直方向に回動自在に取り付ける取付部とを有す
る。
【0013】さらに、この発明の枠組足場の手摺り枠
は、建枠の脚柱と着脱自在に係合する取付金具と、建枠
の水平杆に着脱自在に係止する位置決め金具と、建枠の
脚柱に着脱自在に係合する上部固定金具とを、手摺り枠
左右の縦杆の夫々に下方から順次設け、取付金具は縦杆
取付部と脚柱取付部を有し、脚柱取付部は水平方向から
脚柱を係合する凹部係合部と、凹部係合部の開口側に取
り付けられ開口側を開閉自在にし先端部が折曲し後端部
が折曲する係止板状体と、係止板状体の後端部側に抜け
止め部を有するとともに左右縦杆下部にそれぞれ高さを
違えて設け、位置決め金具は縦杆取付部と水平杆係止部
とを有し、上部固定金具は建枠脚柱に係合する脚柱係合
凹部と縦杆に脚柱係合凹部と逆側に開口する取付凹部を
設け、取付凹部には縦杆押圧体を設ける。
【0014】
【作用】枠組足場を組み上げる場合、その足場板の側部
に設ける作業安全の為の防護用の手摺り枠の設置を、一
般に使用されている建枠を利用して簡単に行える。手摺
り枠は、足場側に傾斜させ、その両側の縦杆下部にある
位置決め金具の水平杆係止部を左右の建枠の水平杆に載
せる。この水平杆係止部を支点として、手摺り枠の上方
を足場外側へ押すことによって、水平杆係止部より下方
にある取付金具が建枠の脚柱を外側から凹部係合部で把
持し、さらに係止板状体により凹部係合部の開口側を閉
鎖し脚柱を固定する。係止板状体は、先端の折曲部分と
抜け止め部により外れない。
【0015】縦杆の上部固定金具は、位置決め金具より
上方にあり、建枠脚柱の上部を着脱自在に係合してお
り、手摺り枠上部と建枠を連結固定し、手摺り枠の横揺
れを防止し、モーメントを防止する。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例の正面を示す図1、取付
金具の平面を示す図2、同じく正面を示す図3、位置決
め金具の平面を示す図4、同じく正面を示す図5、実施
例1に係る上部固定金具の平面を示す図6、同じく正面
を示す図7、実施例2に係る上部固定金具の平面を示す
図8、同じく正面を示す図9に基づいて説明する。
【0017】枠組足場は、金属性の門状の建枠100を
一組対向させ、この建枠100の上辺の水平杆101に
足場板(布枠)を掛け渡し、さらにブレースを斜めに組
み合わせて構成する。門状の建枠100は、左右の脚柱
102を上端部で、水平杆101で固定して成る。建枠
100は、上側に建枠100を組み上げる場合に上方の
建枠100の脚柱102の下端と嵌合する為の左右の脚
柱102の各々は、上部に嵌合突起を設けている。ま
た、建枠100の左右の脚柱102は、その側方に突出
するブレースピンを上下に2つ設け、ブレースを掛け渡
して枠組みをしている。
【0018】1つの枠組足場は、この門状の建枠100
を、2つ対向させ、2つの建枠100の水平杆101に
足場板(布枠)を両端に設けたつかみ部によって掛け渡
して、さらにブレースピンにブレースを斜めに掛け渡し
て固定して構築する。手摺り枠1は、足場板の両側に設
け、長さは足場板の長さに合わせた長さである。
【0019】手摺り枠1は、その左右の縦杆2の下部に
左右の高さを違えて取付金具3を設ける。取付金具3は
脚柱102に着脱自在である。取付金具3の上方で縦杆
2では下部の位置にそれぞれ同じ高さの位置決め金具4
を設ける。位置決め金具3はの水平杆101に着脱自在
に係止する。位置決め金具4の上方で縦杆2の上部の位
置に上部固定金具4を設ける。上部固定金具4は脚柱1
02に着脱自在である。
【0020】取付金具3は平面視ほぼ円形の環状である
縦杆取付部31によって縦杆2に溶接等によって固定さ
れる。左右の取付金具3の高さの違えによって、隣接す
る足場に共通する建枠100の脚柱102を隣接する取
付金具3が把持できる。取付金具3は、脚柱102を足
場外側から把持するように、足場内側に向かって凹部係
合部30を開口させている。
【0021】凹部係合部30は、凹部の開口側を形成す
る左右の板状体のそれぞれに対向する挿入側孔32と出
口側孔33を設け係止板状体34を着脱自在に挿入す
る。挿入側孔32は縦杆取付部31側に位置し手摺り枠
1の中央寄りである。挿入側孔32の厚さおよび幅は、
出口側孔33の厚さおよび幅より小さい。この実施例で
は挿入側孔32の厚さ6mm、幅21.5mm,出口側
孔33の厚さ8mm、幅23mmである。脚柱102を
凹部係合部30に係合させ係止板状体34を挿入するこ
とで、脚柱102と取付金具3は連結固定される。
【0022】係止板状体34は、平面視細長い長方形で
あり先端側34aを少し湾曲あるいは折り曲げており、
後端側34bを先端側34aと逆側にほぼ直角に折り曲
げて形成してあり、後端側34bの折曲部を打着部とす
る。この実施例では係止板状体34の厚さは5mm、幅
20mm,長さ105mmであり、先端側34は、長さ
8mmだけ厚さ方向へ2mm分折り曲げている。
【0023】取付金具3の縦杆取付部31の足場内側面
に上下方向に楔溝35を形成し、この楔溝35に側面か
ら5mm程度飛び出た頭部を有する楔体36を着脱自在
にカシメ固定し、係止板状体34の抜け止め部とする。
楔体36は、係止板状体34を孔32、33に挿通させ
た後は、係止板状体34を交換する場合以外は通常は固
定したままである。係止板状体34は、一面が楔体36
の頭部に載ることによって先端側34aの折曲部分が挿
入側孔32のみからは脱出できなくなる。したがって、
係止板状体34は取付金具3から抜け落ちることがな
い。
【0024】左右の位置決め金具4は、それぞれ同じ高
さで縦杆2に設けた取付金具3の上方に設け、凹状の縦
杆取付部41によって縦杆2に嵌合固定する。位置決め
金具4は縦杆取付部41から平面視三角形状で足場内側
方向に突出するとともに先端は手摺り枠長さ方向外方に
曲がっている。この位置決め金具4の先端部は、下方を
凹部として水平杆101に係止する水平杆係止部40と
して形成する。水平杆係止部40の凹部は、水平杆係止
部40を水平杆101に係止させた場合、水平杆係止部
40の先端が水平杆101の最上部に接しない形状、例
えば水平杆101の断面円周上の4分の1より短くし水
平杆101の一側面側に係止するように形成する。これ
により、水平杆係止部40の位置が、枠組足場の幅方向
で同じであり、同じ水平杆101に位置決め金具4を係
止する場合であっても、隣接する位置決め金具4の先端
同士は、水平杆101の断面円最上部で間隔が空き互い
に接しない。したがって枠組足場を長手方向に連続して
組上げる場合でも、隣接する手摺り枠1は、同様な作業
で取付けることができる。
【0025】上部固定金具5は、縦杆2の上部に着脱自
在に設けられる。上部固定金具5は、建枠100の脚柱
102に縦杆上部を固定する為の部位であり、形状によ
って実施例1の上部固定金具5aおよび実施例2の上部
固定金具5bがある。
【0026】図6、図7の実施例1に係る上部固定金具
5aについて説明する。上部固定金具5aは孔52およ
びボルトナット53から成る取付部によって上下方向に
回動自在に縦杆2に取り付ける。上部固定金具5aは、
下面、左右側面を有し一側面を中間より折り曲げ先端が
やや幅広になっている樋状であり、先端の平面形状は半
円形状の凹部50であり脚柱102の円柱に側面から係
合する。後端も平面形状は半円形状の凹部51であり縦
杆2の円柱に側面から係合する。上部固定金具5aの左
右側面の後部側には長手方向に細長い長孔52が設けら
れており、縦杆2に穿設した孔20に左右側面に設けた
長孔52を合わせ、ボルトナット53を挿通し回動自在
に縦杆2に取り付ける。左右側面は先端に向かって低く
なっており先端で脚柱102に当接し後部は縦杆2の側
面に当接している。
【0027】図8、図9の実施例2に係る上部固定金具
5bについて説明する。上部固定金具5bは、板状体を
湾曲してなる平面S字状に近い形状である。S字形状の
一方の湾曲凹部にS字の中間部より円弧状突出部54a
を突出させ取付凹部54を形成する。取付凹部54に端
部側板状体にねじ孔を設け、つまみねじ55を着脱自在
の螺着する。つまみねじ55は先端に割りぴん56を着
脱自在に設ける。取付凹部54の逆側のS字状凹部を建
枠100の脚柱102と係合する脚柱係合凹部57とし
て形成する。
【0028】上部固定金具5bを取り付けるには、S字
の中心で回動させ凹部開口側からそれぞれ脚柱102、
縦杆2に係合させる。すなわち脚柱係合凹部57を脚柱
102に係合させ、取付凹部54に縦杆2を係合させ、
次につまみねじ55を螺挿することによって縦杆2を押
圧し固定する。
【0029】この手摺り枠1を枠組足場に立設するに
は、立設対向する建枠100に、足場板を掛け渡し、脚
柱102のブレースピンにブレースを設けて、1単位の
足場を構成する。作業者は、足場の上に立ち、手摺り枠
1をやや足場内側へ倒しながら、水平杆101に左右の
位置決め金具4の水平杆係止部40を載せる。このと
き、手摺り枠1の取付金具3は、係止板状体34を挿入
側孔32、出口側孔33から外し、凹部係合部30の開
口側を明けた状態にしておく。そして、手摺り枠1の上
部を、外側に押すことで、取付金具3の開口側が足場外
側から建枠100の脚柱102に自然と係合する。
【0030】次に、脚柱102が凹部係合部30に係合
された状態で、挿入側孔32から係止板状体34を出口
側孔33へ金ずち等でたたいて挿入する。係止板状体3
4は先端側34aから挿入され、板状体の一表面で脚柱
102を押圧あるいは当接しながら出口側孔33へ挿入
される。この挿入は挿入側孔32と出口側孔33の大き
さが違うことで可能であり、係止板状体34が両方の孔
32、33に挿通されると、脚柱102の側面と3点が
接する状態になり、板状体のスプリング効果およびフリ
クションによりガタ等のずれを吸収できる。係止板状体
34は、一面が楔体36の頭部に載ることによって先端
側34aの折曲部分が挿入側孔32の厚さ以上になるの
で、挿入側孔32からは脱出できなくなる。したがっ
て、係止板状体34は取付金具3から抜け落ちることが
ない。
【0031】次に、上部固定金具5によって、手摺り枠
1の縦杆2と建枠100の脚柱102を連結固定する。
【0032】実施例1の上部固定金具5aは、縦杆2に
ボルトナット53によって上下方向に回動自在に取り付
けられている。ボルトナット53を緩め上方向に向いて
位置する上部固定金具5aを水平方向に向け、さらに長
孔52によって先端の凹部50の位置を調整し脚柱10
2の表面に当接させ、ボルトナット53を締め固定す
る。
【0033】実施例2の上部固定金具5bは、S字の中
間を中心点にして回動させ夫々S字の凹部を脚柱102
および縦杆2に係合させる。すなわち脚柱係合凹部57
を脚柱102に係合させ、取付凹部54に縦杆2を係合
させる。次につまみねじ55を螺挿することによって縦
杆2をつまみねじ55の先端で押圧し固定する。さらに
つまみねじ55の先端には割りピン56が取付られてい
るの、つまみねじ55は上部固定金具5bから抜け落ち
ることがない。
【0034】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、枠組足
場を組み上げる場合に、足場板より作業者の落下防止等
安全を守る為の手摺り枠を、一般に使用されている建枠
に利用でき、しかも非常に簡単に取付け、取り外しが出
来るという効果がある。
【0035】さらに、手摺り枠を足場板上の作業者が立
ち、足場側から、位置決め金具を水平杆に載せ、そのま
ま位置決め金具を支点として手摺り枠を外側に回転さ
せ、取付金具を脚柱に嵌合できる為、非常に小人数で取
付けられる。また、逆の作業で、非常に簡単に取り外し
ができるという効果がある。
【0036】また、手摺り枠の縦杆上部に上部固定金具
を設けてあるので、手摺り枠の横揺れが防止され、また
モーメントも防止できるという効果がある。その為、手
摺り枠の組み上がりが堅固で安定する為、作業上の安全
性が高まったという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の手摺り枠の正面図、
【図2】取付金具の平面図、
【図3】同じく正面図、
【図4】位置決め金具の平面図、
【図5】同じく正面図、
【図6】実施例1の上部固定金具の平面図、
【図7】同じく正面図
【図8】実施例2の上部固定金具の平面図、
【図9】同じく正面図。
【符号の説明】
100 建枠 101 水平杆 102 脚柱 1 手摺り枠 2 縦杆 20 孔 3 取付金具 30 凹部係合部 31 縦杆取付部 32 挿入側孔 33 出口側孔 34 係止板状体 35 楔溝 36 楔体 4 位置決め金具 40 水平杆係止部 41 縦杆取付部 5、5a、5b 上部固定金具 50 先端凹部 51 後端凹部 52 長孔 53 ボルトナット 54 取付凹部 55 つまみねじ 56 割りピン 57 脚柱係合凹部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組足場の手摺り枠において、建枠の脚
    柱と着脱自在に係合する取付金具と、建枠の水平杆に着
    脱自在に係止する位置決め金具と、建枠の脚柱に着脱自
    在に係合する上部固定金具とを、手摺り枠左右の縦杆の
    夫々に下方から順次設け、取付金具は縦杆取付部と脚柱
    取付部を有し、脚柱取付部は水平方向から脚柱を係合す
    る凹部係合部と、凹部係合部の開口側に取り付けられ開
    口側を開閉自在にし先端部が折曲し後端部が折曲する係
    止板状体と、係止板状体の後端部側に抜け止め部を有す
    るとともに左右縦杆下部にそれぞれ高さを違えて設け、
    位置決め金具は縦杆取付部と水平杆係止部とを有し、上
    部固定金具は縦杆と脚柱を着脱自在に連結することを特
    徴とする枠組足場の手摺り枠。
  2. 【請求項2】 枠組足場の手摺り枠において、建枠の脚
    柱と着脱自在に係合する取付金具と、建枠の水平杆に着
    脱自在に係止する位置決め金具と、建枠の脚柱に着脱自
    在に係合する上部固定金具とを、手摺り枠左右の縦杆の
    夫々に下方から順次設け、取付金具は縦杆取付部と脚柱
    取付部を有し、脚柱取付部は水平方向から脚柱を係合す
    る凹部係合部と、凹部係合部の開口側に取り付けられ開
    口側を開閉自在にし先端部が折曲し後端部が折曲する係
    止板状体と、係止板状体の後端部側に抜け止め部を有す
    るとともに左右縦杆下部にそれぞれ高さを違えて設け、
    位置決め金具は縦杆取付部と水平杆係止部とを有し、上
    部固定金具は建枠脚柱に当接する半円状凹部と縦杆に垂
    直方向に回動自在に取り付ける取付部とを有することを
    特徴とする枠組足場の手摺り枠。
  3. 【請求項3】 枠組足場の手摺り枠において、建枠の脚
    柱と着脱自在に係合する取付金具と、建枠の水平杆に着
    脱自在に係止する位置決め金具と、建枠の脚柱に着脱自
    在に係合する上部固定金具とを、手摺り枠左右の縦杆の
    夫々に下方から順次設け、取付金具は縦杆取付部と脚柱
    取付部を有し、脚柱取付部は水平方向から脚柱を係合す
    る凹部係合部と、凹部係合部の開口側に取り付けられ開
    口側を開閉自在にし先端部が折曲し後端部が折曲する係
    止板状体と、係止板状体の後端部側に抜け止め部を有す
    るとともに左右縦杆下部にそれぞれ高さを違えて設け、
    位置決め金具は縦杆取付部と水平杆係止部とを有し、上
    部固定金具は建枠脚柱に係合する脚柱係合凹部と縦杆に
    脚柱係合凹部と逆側に開口する取付凹部を設け、取付凹
    部には縦杆押圧体を設けたことを特徴とする枠組足場の
    手摺り枠。
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