JP2568163B2 - 枠組足場の手摺り枠およびその組立方法 - Google Patents

枠組足場の手摺り枠およびその組立方法

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JP2568163B2
JP2568163B2 JP4326010A JP32601092A JP2568163B2 JP 2568163 B2 JP2568163 B2 JP 2568163B2 JP 4326010 A JP4326010 A JP 4326010A JP 32601092 A JP32601092 A JP 32601092A JP 2568163 B2 JP2568163 B2 JP 2568163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築現場等に使用す
る枠組足場を組み上げる場合に付設し、又そのまま枠組
足場に付設する墜落防止用の手摺り枠およびその組立方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】枠組足場は、一般に門状の金属製の建枠
を2つ対向させて立設し、その上部に水平に足場板(布
枠)、あるいは横桟を掛け渡し接続固定し、さらに斜め
に襷状にブレースを掛け渡して成る1単位の足場を、上
方あるいは左右方向に延ばして構成する。
【0003】この枠組足場を順次下から組み上げる場
合、最上段の足場に乗って作業する作業者の安全を守る
為に、従来は、最上段の足場上方に足場に沿って水平方
向にロープ等を掛け渡し、これに作業者を安全帯でつな
ぎ合わせて、安全を確保していた。
【0004】また、従来の他の枠組足場としては、枠組
足場の門状の建枠の換わりに、特殊なH状建枠を使用
し、このH状の中間の高さの横バーに当たる場所に足場
板を掛け渡すとともに、この高さの両側に手摺り枠が立
設できるように嵌合突起を設け、これによって手摺り枠
を設ける構成は知られていた。このような従来の枠組足
場は、H状建枠の上端に次のH状建枠の下端と嵌合し
て、順次上方に枠組足場を構成していた。
【0005】さらに、本発明者、本出願人は、実願平2
ー71682および実願平2ー126172において、
以下のような枠組足場の手摺り枠を提案している。実願
平2ー71682は、「建枠の脚柱に突起する係止突起
に係脱自在の係止孔を有する係止体を、手摺り枠の左右
両側下部に設けるとともに、建枠の脚柱を把持するつか
み金具を手摺り枠の縦杆に設けたことを特徴とする枠組
足場の手摺り枠」である。また、実願平2ー12617
2は、「手摺り枠の縦杆下部に、建枠の脚柱に横架固定
する水平杆に着脱自在に係止可能な掛止部を有する係止
金具と、建枠の脚柱を把持するつかみ金具とを手摺り枠
の左右両端下部に設けたことを特徴とする枠組足場」で
ある。
【0006】
【この発明が解決しようとする課題】前述の枠組足場の
組み上げにおいては、最上階の足場板での作業をする作
業者の安全の為に、ロープあるいは防護用の手摺り枠を
設けていたが、以下のような問題点があった。
【0007】ロープを掛け渡す構成は、そのロープに作
業者の掛止用ロープを更に掛けなければならず、作業者
にとって面倒くさいとともに、掛止用ロープが作業の邪
魔になる問題点があった。
【0008】従来の手摺り枠を各階毎を設ける枠組足場
は、特殊なH状の建枠を使用する為、一般の枠組足場に
応用出来ない問題点があった。
【0009】そして、本出願人提案の手摺り枠は、これ
らの問題点をクリアしたものであるが、その後に建枠に
取り付けるブレースの取り付け作業が、別個必要であっ
た。これらの手摺り枠であると、手摺り枠の取り付け
後、さらに安全性の向上の為、その足場内側にブレース
を建枠に襷状に係止しなければならず、別個にブレース
部材を運搬する等、作業者が一人で行うには労力と時間
が必要とされた。
【0010】この発明は、さらに、手摺り枠に、隣接す
る手摺り枠に装着できる取付杆を設け、隣接する手摺り
枠同士を固定できるとともに、建枠の脚柱を把持するつ
かみ金具を枠組足場外方から装着する枠組足場の手摺り
枠、およびその組立方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決する為の手段】この目的を達成する為に、
枠組足場の手摺り枠において、手摺り枠の左右の縦杆下
部に、建枠の水平杆および脚柱に着脱自在に係止する係
止部を有するアングル体の係止金具を設け、建枠の脚柱
を枠組足場外方から着脱自在に把持するつかみ金具を手
摺り枠の左右縦杆下部に係止金具より低い位置で夫々高
さを違えて設けるとともに、手摺り枠の上部横杆に回動
自在に設ける左右1対の取付杆と、隣接する手摺り枠の
1本の取付杆の先端部と着脱自在に係止する接続具を設
け、取付杆の一方はこの手摺り枠に設けた係止部材に着
脱自在に取り付け、取付杆の他方は先端部で隣接する手
摺り枠の接続具と着脱自在に係止することを特徴とする
枠組足場の手摺り枠を提案する。
【0012】また、枠組足場の手摺り枠において、手摺
り枠の左右の縦杆下部に、建枠の水平杆および脚柱に着
脱自在に係止する係止部を有するアングル体の係止金具
を設け、建枠の脚柱を枠組足場外方から着脱自在に把持
するつかみ金具を手摺り枠の左右縦杆下部に係止金具よ
り低い位置で夫々高さを違えて設けるとともに、手摺り
枠の上部横杆に回動自在に設ける左右1対の取付杆と、
隣接する手摺り枠の1本の取付杆の先端部と着脱自在に
係止する接続具を設け、取付杆の一方はこの手摺り枠の
中部横杆に設ける係止部材に着脱自在に取り付け、取付
杆の他方は先端部で隣接する手摺り枠の接続具と着脱自
在に係止し、かつ建枠の固定ピンおよび手摺り枠の縦杆
の係止ピンに着脱自在で手摺り枠の縦杆の回動軸に回動
自在に設ける副取付部を有することを特徴とする枠組足
場の手摺り枠を提案する。
【0013】さらに、枠組足場の手摺り枠の組立方法に
おいて、手摺り枠の左右の縦杆下部に設けたアングル体
の係止金具を、建枠の水平杆および脚柱に着脱自在に係
止させ、手摺り枠の縦杆下部に係止金具より低い位置に
夫々高さを違えて設けたつかみ金具を、建枠の脚柱に枠
組足場外方から装着するように手摺り枠上部を枠組足場
の内方に位置させ、次に手摺り枠上部を係止金具を支点
として外方へ押し、つかみ金具を建枠の脚柱に外方から
把持させ、次に、手摺り枠の上部横杆に回動自在に設け
る左右1対の取付杆の一方を回動させて先端部で隣接す
る手摺り枠の接続具に装着し、他方の取付杆をこの手摺
り枠の係止部材に係止することを特徴とする枠組足場の
手摺り枠の組立方法を提案する。
【0014】
【作用】枠組足場を組み上げる場合、その足場板の側部
に設ける作業安全の為の防護用の手摺り枠の設置を、一
般に使用されている建枠を利用して行う。手摺り枠は、
アングル体の係止金具の係止部を左右の建枠の水平杆お
よび脚柱に当接させる。
【0015】つかみ金具は、アングル体の係止金具を支
点に手摺り枠を枠組足場内側から外方へ押し出すことに
より、外方から建枠の脚柱を把持し固定する。
【0016】上部横杆に設けられ回動自在の左右一対の
取付杆は、一方を回動軸を中心に回動させ、隣接する手
摺り枠の接続具に装着し、他方は自己の手摺り枠の係止
部材に係止させる。
【0017】取付杆の他方は、弾性材の素材から成り取
付杆の径より狭い係止口が縦方向に開口している係止部
材に係止する。
【0018】
【実施例】この発明の実施例において、一方の取付杆を
隣接する手摺り枠へ装着した場合の正面を示す図1、同
じく取付杆を中部横杆の係止部材に係止させた場合の正
面を示す図2、手摺り枠を枠組足場に組み立てた場合の
平面を示す図3、枠組足場に手摺り枠を組み立てる場合
の側面説明を示す図4、係止金具の斜視図である図5、
組み立てた枠組足場の斜視図を示す図6に基づいて説明
する。
【0019】枠組足場30は、金属性の門状の建枠31
を一組対向させ、この建枠31の上辺の水平杆32に足
場板(布枠)33を掛け渡し、これに手摺り枠1を取り
付けて構成する。
【0020】門状の建枠31は、左右の脚柱34を上端
部で、水平杆32で固定して成る。建枠31は、上側の
建枠31の脚柱34の下端と嵌合する為、左右の脚柱3
4の各々は、上端に嵌合突起としている。
【0021】1つの枠組足場30は、この門状の建枠3
1を、2つ対向させ、2つの建枠31の水平杆32に足
場板(布枠)33を両端に設けたつかみ部によって掛け
渡す。さらに手摺り枠1を取付け、隣接する手摺り枠1
同士を取付杆3によって連結して構築する。
【0022】手摺り枠1は、高さ、形状は適宜であり、
長さは使用する1つの足場の長さに合わせた長さである
が、この実施例では長さ1620mm、高さ1175m
mである。
【0023】手摺り枠1は、上部横杆2の足場板側に回
動自在で着脱自在に取付杆3を左右1対設ける。取付杆
3は、回動軸4で上部横杆2に取り付けられ回動自在で
あり、回動先端をつぶし加工し先端部5とする。
【0024】取付杆3は、先端部5で隣接する手摺り枠
1の接続具40と着脱自在であり、また、取付杆3は、
この手摺り枠1の係止部材11にも着脱自在である。
【0025】係止部材11は、中部横杆7に設ける。係
止部材11の設ける位置は取付杆3の回動軸4の垂直方
向下方である。係止部材11は、弾性材の素材で係止口
が縦方向に開口しており、それは取付杆3の径より狭
い。また、係止口に連続して把持部があり、把持部は取
付杆3の外径程度の内径である。
【0026】取付杆3は、回動軸4を中心に回動し、係
止部材11に係止する。このとき取付杆3は、その長さ
に拘わらず回動軸4から中部横杆7までの距離の位置で
係止部材11に把持される。
【0027】この実施例では、取付杆3の長さは、約6
16mmであるが、。回動軸4の取り付け位置は、この
実施例では両側部の縦杆10から、それぞれ340mm
である。この左右の位置からは、手摺り枠1の下側に向
かってV字杆6を設け、その底部で中部横杆7の中央部
に固定している。中部横杆7は、上部横杆2から500
mm下に平行に設ける。中部横杆7と下部横杆8の間に
は、内側縦杆9を中部横杆7とは直角に2本設ける。内
側縦杆9は手摺り枠1の縦杆10部からそれぞれ560
mmの処に設ける。
【0028】内側縦杆9の中間には係止ピン(図示せ
ず)を足場板側に突出して設けてもよい。係止ピンの位
置は、上部横杆2の回動軸4の位置から取付杆3の長さ
分の距離の処である。
【0029】40は接続具であり、手摺り枠1の上部横
杆2に設ける。
【0030】接続具40は、上部横杆2にU字あるいは
L字の金具を取り付けて、取付杆3の先端を着脱自在に
挟持する。この実施例では、接続具40はU字の内側に
突起41を設けて取付杆3の先端を挟持する。
【0031】接続具40の上部横杆2に設ける位置は、
隣接する手摺り枠1の一方の取付杆3が、回動軸4で外
方に回転して水平にした場合、取付杆3の先端部分が上
部横杆2に接する位置であり、回動軸4より外側に設け
る。
【0032】手摺り枠1の両側の左右の縦杆10の下部
には、係止金具12を設ける。係止金具12は、断面逆
L字状のアングル材からなり、手摺り枠1の左右の縦杆
10の下部に内側方向に突出して設ける。
【0033】係止金具12は、先端部を縦部材43、横
部材44とも凹曲面に凹まして係止部45、46として
形成する。縦部材43の係止部45の凹曲面は、係止す
る水平杆32の断面円周の凸曲面に対応する形状であ
る。横部材44の係止部46の凹曲面は、建枠31の脚
柱34の断面円周の側面凸曲面に対応する形状である。
【0034】この縦部材43の係止部45は、水平杆3
2の断面円周上の4分の1より短く、かつ係止部45を
水平杆32に係止させた場合、その先端が水平杆32の
最上部に接しない形状、即ち側面側に係止するように形
成する。これにより、係止部45の左右の位置が同じ
で、同じ水平杆32に係止部45を係止する場合であっ
ても、隣接する係止金具12の先端は、水平杆32の断
面円最上部に接しない。したがって隣接する手摺り枠1
の係止金具12の先端部とは、微小の間隔が明き、先端
部同士は接しない。
【0035】また横部材44の係止部46は、脚柱34
の断面円周上の4分の1より短く、かつ係止部46を脚
柱34に当接させた場合、その先端が脚柱34の最太部
に接しない形状に形成する。これにより、隣接する手摺
り枠1の係止金具12の先端部とは、微小の間隔が明
き、先端部同士は接しない。
【0036】手摺り枠1の係止金具12の作用は、手摺
り枠1の取付時に下方でつかみ金具14が外側から支持
し、このとき係止金具12が脚柱34に内側から横部材
44の係止部46で支持する為、手摺り枠1の上部は外
側に倒れないことにある。
【0037】手摺り枠1は、左右縦杆10の係止金具1
2より、下方に長さ方向外方へ突出するつかみ金具14
を設ける。つかみ金具14は、左右の縦杆10に設ける
高さを違える。この高さの違えによって、隣接する足場
に共通する建枠31の脚柱34を、隣接するつかみ金具
14が把持できる。つかみ金具14は、係止金具12の
突出側とは逆の足場外側から把持するように、足場内側
に向かって開口部15を開口させている。つかみ金具1
4の本体は、板状体を折曲させ1面が段差を有する変形
のコ字形状に形成し、開口部15幅広く、奥のつかみ部
をそれより狭くし、脚柱34の直径よりやや広い程度に
形成する。開口部15を形成する左右板状体には、楔状
体16を嵌入する大小の挿入孔を形成する。孔幅が小さ
いほうの挿入孔は、孔厚が厚く、孔幅が大きい挿入孔
は、孔厚を薄く構成する。楔状体16は、先端が細くな
る楔状に形成する板状体であり、その先端に掛止部17
を設け、この掛止部17の高さは、孔厚の厚い挿入孔
は、脱入自在であり、孔厚の薄い挿入孔には、この掛止
部17が引っ掛かるように構成する。
【0038】つかみ金具14は、楔状体16の先端部を
挿入孔より引き出し、掛止部17によって1方の挿入孔
にのみ係止させ、開口部15を明けた状態にする。そし
て開口部15側から建枠31の脚柱34を、つかみ部ま
で挿入させ、楔状体16を挿入孔に挿入させ、楔状体1
6の太側端部から、金づち等で打ち、挿入孔に嵌合させ
ることで脚柱34を把持固定する。
【0039】つかみ金具14を、脚柱34から外す場合
は、固定する場合と逆に楔状体16を先端側から、金づ
ち等でたたいて、楔状体16を移動させ、つかみ金具1
4と脚柱34を解離させる。
【0040】22は副取付部であり、手摺り枠1の縦杆
10に設ける。副取付部22は、縦杆10に下部横杆8
から530mmの位置に設ける。副取付部22は板状体
であり、縦杆10の足場板側に回動軸24によって、回
動自在に取り付け、他端に固定孔25を設ける。副取付
部22の回動軸24から固定孔25までの長さは、この
実施例では127.3mmである。係止ピン23の設け
る位置は、縦杆10の副取付部22の回動軸24から、
127.3mm離れた位置である。係止ピン23は、先
端側に傾斜辺があり、基部側がピンに直角の辺の形状で
あるピンに出没自在の係止片を設ける。
【0041】建枠31の脚柱34下部には、副取付部2
2用の固定ピン36を足場板側に突出させて設ける。固
定ピン36の構成は、係止ピン23の構成と同じでピン
に出没自在の係止片を有する。
【0042】副取付部22は、保存、運搬時には係止ピ
ン23に係止し、枠組足場30に手摺り枠1を取り付け
る場合に、係止ピン23から固定孔25を外し、建枠3
1の固定ピン36に差し込み、取り付ける。
【0043】また、この手摺り枠1は、保存、運搬時に
は、取付杆2を、同じ手摺り枠1の中部横杆7の係止部
材11に係合しておく。
【0044】次に枠組足場の手摺り枠1の組立方法につ
いて説明する。
【0045】手摺り枠1の取り付けは、作業者が足場板
33の上に立ち、手摺り枠1をやや足場内側へ倒しなが
ら、水平杆32に左右の係止金具12を載せる。このと
き係止金具12は、隣接する手摺り枠1の係止金具12
の先端部とは、微小の間隔が明き、先端部同士は接しな
い。
【0046】このとき、手摺り枠1のつかみ金具14
は、楔状体16を挿入孔から外し、開口部15を明けた
状態にしておく。
【0047】次に、手摺り枠1の上部を、係止金具12
を支点として外側に押すことで、つかみ金具14の開口
部15が、足場外側から建枠31の脚柱34に自然と嵌
合する。
【0048】次に、脚柱34をつかみ金具14のつかみ
部まで挿入させ、楔状体16を挿入孔に挿入させ、楔状
体16の太側端部から、金づち等で打ち、挿入孔に嵌合
させることで脚柱34を把持固定する。
【0049】次に、一つの取付杆3を、係止部材11か
ら外し、回動軸4を中心に回動させ水平にさせ隣接する
手摺り枠1の接続具40に係止させる。他方の取付杆3
は係止部材11に係止したままである。
【0050】さらに、副取付部22を係止ピン23から
外し、建枠31の脚柱34の固定ピン36に差し込み、
固定する。
【0051】このように夫々の1組の足場に立設された
手摺り枠1は、そのまま取り付けたまま、枠組足場30
として組み上げていく。
【0052】また、枠組足場30の解体は、組み立ての
逆の順序で行う。
【0053】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、枠組足
場を組み上げる場合に、作業者の落下防止等の為の手摺
り枠が、従来のブレースに対応する取付杆を有してお
り、隣接の手摺り枠に係止できるので、別体のブレース
を必要とせず、しかも従来より堅固に組み上げられる。
【0054】また、足場の組み上げ方法が従来と比べ、
小人数で短時間に容易に行える。
【0055】さらに、手摺り枠の組立を足場側から、係
止金具の係止部を水平杆に載せたまま、その係止部を支
点に手摺り枠を外側に回転させ、つかみ金具を脚柱に嵌
合できる為、非常に安全な取付け、取り外しができる。
【0056】また、手摺り枠の取付杆を、保存時、運搬
時は回動して手摺り枠内に係止できるので、危険性が少
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方の取付杆を隣接する手摺り枠へ装着した場
合の正面図
【図2】同じく取付杆を中部横杆の係止部材に係止させ
た場合の正面図
【図3】手摺り枠を枠組足場に組み立てた場合の平面図
【図4】枠組足場に手摺り枠を組み立てる場合の側面説
明図
【図5】係止金具の斜視図
【図6】組み立てた枠組足場の斜視図
【符号の説明】
1 手摺り枠、 2 上部横杆、 3 取付杆、 4 回動軸 5 先端部(取付杆の) 6 V字杆 7 中部横杆 8 下部横杆 9 内側縦杆 10 縦杆 11 係止部材 12 係止金具 43 縦部材 44 横部材 45 係止部 46 係止部 14 つかみ金具、 15 開口部 16 楔状体、 17 掛止部 22 副取付部、 23 係止ピン(副取付部の) 24 回転軸(副取付部の) 25 固定孔(副取付部の) 30 枠組足場、 31 建枠 32 水平杆 33 足場板 34 脚柱 36 固定ピン 40 接続具 41 突起(接続具の)

Claims (3)

    (57)【明細書】 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠組足場の手摺り枠において、手摺り枠の
    左右の縦杆下部に、建枠の水平杆および脚柱に着脱自在
    に係止する係止部を有するアングル体の係止金具を設
    け、建枠の脚柱を枠組足場外方から着脱自在に把持する
    つかみ金具を手摺り枠の左右縦杆下部に係止金具より低
    い位置で夫々高さを違えて設けるとともに、手摺り枠の
    上部横杆に回動自在に設ける左右1対の取付杆と、隣接
    する手摺り枠の1本の取付杆の先端部と着脱自在に係止
    する接続具を設け、取付杆の一方はこの手摺り枠に設け
    る係止部材に着脱自在に取り付け、取付杆の他方は先端
    部で隣接する手摺り枠の接続具と着脱自在に係止するこ
    とを特徴とする枠組足場の手摺り枠。
  2. 【請求項2】枠組足場の手摺り枠において、手摺り枠の
    左右の縦杆下部に、建枠の水平杆および脚柱に着脱自在
    に係止する係止部を有するアングル体の係止金具を設
    け、建枠の脚柱を枠組足場外方から着脱自在に把持する
    つかみ金具を手摺り枠の左右縦杆下部に係止金具より低
    い位置で夫々高さを違えて設けるとともに、手摺り枠の
    上部横杆に回動自在に設ける左右1対の取付杆と、隣接
    する手摺り枠の1本の取付杆の先端部と着脱自在に係止
    する接続具を設け、取付杆の一方はこの手摺り枠の中部
    横杆に設ける係止部材に着脱自在に取り付け、取付杆の
    他方は先端部で隣接する手摺り枠の接続具と着脱自在に
    係止し、かつ建枠の固定ピンおよび手摺り枠の縦杆の係
    止ピンに着脱自在で手摺り枠の縦杆の回動軸に回動自在
    に設ける副取付部を有することを特徴とする枠組足場の
    手摺り枠。
  3. 【請求項3】枠組足場の手摺り枠の組立方法において、
    手摺り枠の左右の縦杆下部に設けたアングル体の係止金
    具を、建枠の水平杆および脚柱に着脱自在に係止させ、
    手摺り枠の縦杆下部に係止金具より低い位置に夫々高さ
    を違えて設けたつかみ金具を、建枠の脚柱に枠組足場外
    方から装着するように手摺り枠上部を枠組足場の内方に
    位置させ、次に手摺り枠上部を係止金具を支点として外
    方へ押し、つかみ金具を建枠の脚柱に外方から把持さ
    せ、次に、手摺り枠の上部横杆に回動自在に設ける左右
    1対の取付杆の一方を回動させて先端部で隣接する手摺
    り枠の接続具に装着し、他方の取付杆をこの手摺り枠の
    係止部材に係止することを特徴とする枠組足場の手摺り
    枠の組立方法。
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