JPH0615758U - ロールコーティング装置 - Google Patents
ロールコーティング装置Info
- Publication number
- JPH0615758U JPH0615758U JP5831292U JP5831292U JPH0615758U JP H0615758 U JPH0615758 U JP H0615758U JP 5831292 U JP5831292 U JP 5831292U JP 5831292 U JP5831292 U JP 5831292U JP H0615758 U JPH0615758 U JP H0615758U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- coating
- coating liquid
- pickup
- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗布ムラを生じないロールコーティング装置
を提供する。 【構成】 軸を水平に支持した、回転するピックアップ
ロールの下部を塗布液に浸漬して前記塗布液を前記ピッ
クアップロールのロール面に付着させ、前記ピックアッ
プロール面に付着した塗布液を、前記ピックアップロー
ルの上方に配置した回転するアプリケーターロールのロ
ール面に転着し、前記塗布液が転着されたアプリケータ
ーロールのロール面に、走行する被塗布材を接触させて
被塗布材に塗布液を連続的に塗布するロールコーティン
グ装置において、塗布液2の液面に近い所定位置にピッ
クアップロール3の端面4及び端面寄りのロール面5に
付着した塗布液2を掻き取る為のブレード6を配置し
て、塗布液2が高所から落下して飛沫を上げ又は液面を
乱して被塗布材に塗布ムラが生じるのを防止する。
を提供する。 【構成】 軸を水平に支持した、回転するピックアップ
ロールの下部を塗布液に浸漬して前記塗布液を前記ピッ
クアップロールのロール面に付着させ、前記ピックアッ
プロール面に付着した塗布液を、前記ピックアップロー
ルの上方に配置した回転するアプリケーターロールのロ
ール面に転着し、前記塗布液が転着されたアプリケータ
ーロールのロール面に、走行する被塗布材を接触させて
被塗布材に塗布液を連続的に塗布するロールコーティン
グ装置において、塗布液2の液面に近い所定位置にピッ
クアップロール3の端面4及び端面寄りのロール面5に
付着した塗布液2を掻き取る為のブレード6を配置し
て、塗布液2が高所から落下して飛沫を上げ又は液面を
乱して被塗布材に塗布ムラが生じるのを防止する。
Description
【0001】
本考案は、塗装ムラを生じないロールコーティング装置に関する。
【0002】
ロールコーティング装置は、塗料、ワックス、接着剤等の塗布液を、Al製板 材等の被塗布材に連続的に塗布する装置である。 以下に、このロールコーティング装置を図3を参照して具体的に説明する。 ロールコーティング装置は、塗布液2を貯留するコーターパン1、コーターパ ン1内の塗布液2を汲み上げ被塗布材8に塗布する為のピックアップロール3と アプリケーターロール9とから構成されている。 前記のコーターパン1内に貯留した塗布液2中に、軸を水平に支持したピック アップロール3の下部が浸漬されており、前記ピックアップロール3を回転する ことにより、前記塗布液2を前記ピックアップロール3のロール面に付着させて 汲み上げ、このロール面に付着した塗布液2を、前記ピックアップロール3の上 方に、軸を水平にして配置した、回転するアプリケーターロール9のロール面に 転着し、前記塗布液2が転着されたアプリケーターロール9のロール面に、走行 する被塗布材8を接触させて、前記転着された塗布液2を被塗布材8に連続的に 塗布する装置である。
【0003】
しかしながら、このようなロールコーティング装置では、ピックアップロール 3に付着した塗布液2のうち、ピックアップロールの端面4及び前記端面4寄り のロール面に付着した塗装液2は、被塗布材8の塗布に関係しないばかりでなく 、ロールの端面4とロール面の境界部分に沿って集合して落下し、コーターパン 1内の塗布液2を飛散させて飛沫が被塗布材8に付着し、或いは塗布液面を乱し て被塗布材に塗布ムラが生じるという問題があった
【0004】
本考案は、このような状況に鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その 目的とするところは、塗布液の飛散又は塗布液面の乱れを抑えて、被塗布材に塗 布ムラが生じないようにしたロールコーティング装置を提供することにある。 即ち、本考案は、軸を水平に支持した、回転するピックアップロールの下部を 塗布液に浸漬して前記塗布液を前記ピックアップロールのロール面に付着させ、 前記ピックアップロール面に付着した塗布液を、前記ピックアップロールの上方 に配置した、所要数の回転するアプリケーターロールのロール面に順次転着し、 前記塗布液が転着された最終のアプリケーターロールのロール面に、走行する被 塗布材を接触させて被塗布材に塗布液を連続的に塗布するロールコーティング装 置において、塗布液の液面に近い所定位置にピックアップロールの端面又は端面 寄りのロール面に付着した塗布液を掻き取る為のブレードを配置したことを特徴 とするものである。
【0005】 以下に、本考案のロールコーティング装置を図を参照して具体的に説明する。 図1は、本考案のロールコーティング装置のピックアップロール部分の態様例 を示す斜視図である。 コーターパン1内に貯留された塗布液2に、軸を水平に支持した、回転するピ ックアップロール3の下部が浸漬されており、塗布液2の液面直上の前記ピック アップロールの端面4と前記端面寄りのロール面5に、鍵型のブレード6がピッ クアップロール3の両側にそれぞれ1本づつ当接されている。前記鍵型のブレー ド6は支持棒7を介してコーターパン1の壁部に固定されている。
【0006】 前記ロールコーティング装置において、コーターパン1内の塗布液2は、ピッ クアップロール3の端面4とロール面5に付着しピックアップロール3の回転に 伴い上方に汲み上げられる。ピックアップロール3に付着した塗布液2のうち、 ピックアップロールの端面4及び端面寄りのロール面5に付着した塗布液2は、 前記の鍵型ブレード6により掻き落とされる。前記鍵型ブレード6は塗布液2の 液面直上に配置されるので、掻き落とされた塗布液2が落下しても飛沫が高く上 がることも又塗布液面が乱れることもなく、従って塗布ムラのない高品質の被塗 布材が得られる。 本考案の装置にて用いるブレードには、前述の鍵型のものの他、図2に示した ような平板型のブレード6をロール端面4に付着した塗布液2のみを掻き取るよ うに配置して用いても、飛沫防止効果が十分認められる。 本考案において、ピックアップロールへのブレードの当接位置は、塗布液の液 面から 100mm以下の高さにするのが、飛沫の発生を確実に抑えられて好ましい。
【0007】
本考案のロールコーティング装置では、ピックアップロールの端面又は端面寄 りのロール面に付着した塗布液が、塗布液面に近いところでブレードにより掻き 落とされるので、塗布液の落下による飛沫発生や塗布液面の乱れがなく、従って 被塗布材に塗布ムラが生じるようなことがない。
【0008】
以下に本考案を実施例により詳細に説明する。 実施例1 図3に示したロールコーティング装置を用いて、厚さ 0.3mmのAl製板材に塗 料を塗布した。径が 300mmφのピックアップロールの両端側に、図1に示した鍵 型のブレード(SUS製)を当接して、ピックアップロールの端面と端面寄りの ロール面に付着した塗料を、塗料液面より40mm上方で掻き落とした。ピックアッ プロールの下部30mmを塗料液面下に配置した。
【0009】 実施例2 実施例1において、ブレードに図2に示した平板型のブレードを用い、ロール 端面に付着した塗料のみを掻き落とした他は、実施例1と同じ方法によりAl製 板材に塗料を塗布した。
【0010】 比較例1 ピックアップロールにブレードを当接しなかった他は、実施例1と同じ方法に よりAl製板材に塗料を塗布した。 このようにして得られた各々のAl製板材について、塗布ムラ、即ち色ムラを 目視により調査した。結果を表1に示した。
【0011】
【表1】
【0012】 表1より明らかなように、本考案例品(実施例1,2)は、色ムラの発生が少 なかった。特に鍵型ブレードを用いて、ピックアップロールの端面と端面寄りの ロール面に付着した塗料を掻き落としたもの(実施例1)は、塗料の高所からの 落下が完全に防止された為、色ムラが全く認められなかった。 これに対し、ブレードを配置しなかった比較例品(比較例1)は、高所からの 塗料落下により飛沫が発生し又液面が乱れて、色ムラが多数生じた。 以上、ピックアップロールにて汲み上げた塗料を1本のアプリケータロールを 介して被塗布材に塗布する実施例について説明したが、アプリケータロールを複 数本用いた場合にも、本考案装置は塗布ムラ防止に有効である。
【0013】
以上述べたように、本考案のロールコーティング装置によれば、塗布ムラのな い被塗布材が得られ、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロールコーティング装置のピックアッ
プロール部分の態様例を示す斜視図である。
プロール部分の態様例を示す斜視図である。
【図2】本考案のロールコーティング装置のピックアッ
プロール部分の他の態様例を示す斜視図である。
プロール部分の他の態様例を示す斜視図である。
【図3】ロールコーティング装置の説明図である。
1 コーターパン 2 塗布液 3 ピックアップロール 4 ピックアップロール端面 5 ピックアップロール面 6 ブレード 7 支持棒 8 被塗布材 9 アプリケータロール
Claims (1)
- 【請求項1】 軸を水平に支持した、回転するピックア
ップロールの下部を塗布液に浸漬して前記塗布液を前記
ピックアップロールのロール面に付着させ、前記ピック
アップロール面に付着した塗布液を、前記ピックアップ
ロールの上方に配置した、所要数の回転するアプリケー
ターロールのロール面に順次転着し、前記塗布液が転着
された最終のアプリケーターロールのロール面に、走行
する被塗布材を接触させて被塗布材に塗布液を連続的に
塗布するロールコーティング装置において、塗布液の液
面に近い所定位置にピックアップロールの端面又は端面
寄りのロール面に付着した塗布液を掻き取る為のブレー
ドを配置したことを特徴とするロールコーティング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5831292U JPH0615758U (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | ロールコーティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5831292U JPH0615758U (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | ロールコーティング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615758U true JPH0615758U (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=13080737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5831292U Pending JPH0615758U (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | ロールコーティング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615758U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013126655A (ja) * | 2011-11-14 | 2013-06-27 | Jfe Steel Corp | ロールコータ |
JP2013126656A (ja) * | 2011-11-14 | 2013-06-27 | Jfe Steel Corp | ロールコータ |
JP2015174024A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 機能性シート製造装置、機能性シート製造方法、および機能性シート |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP5831292U patent/JPH0615758U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013126655A (ja) * | 2011-11-14 | 2013-06-27 | Jfe Steel Corp | ロールコータ |
JP2013126656A (ja) * | 2011-11-14 | 2013-06-27 | Jfe Steel Corp | ロールコータ |
JP2015174024A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 機能性シート製造装置、機能性シート製造方法、および機能性シート |
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