JP2630491B2 - 凹溝付き板材の塗装方法とその装置 - Google Patents

凹溝付き板材の塗装方法とその装置

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JP2630491B2
JP2630491B2 JP21934990A JP21934990A JP2630491B2 JP 2630491 B2 JP2630491 B2 JP 2630491B2 JP 21934990 A JP21934990 A JP 21934990A JP 21934990 A JP21934990 A JP 21934990A JP 2630491 B2 JP2630491 B2 JP 2630491B2
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康次 津田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、凹溝付き板材の塗装方法とその装置に関す
る。
(従来の技術とその問題点) 板材の表面を塗布する方法として、コンベアで搬送さ
れて来た板材の表面に転動せる塗装ロールを押し当てて
板材の表面塗装を施していた。
ところが、第5図に示すように板材(5′)の表面に
浅い凹溝(1′)が形成されている場合には、塗装ロー
ル(3′)の表面が凹溝(1′)内に入り込み、溝底
(9′)に接触して溝底(9′)に塗料(6′)が付着
してしまい、板材(5′)の溝部を除いた表面部分にの
み塗装し、あるいは板材(5′)の表面部分と凹溝
(1′)とで塗装色を変える場合には塗装が困難であっ
た。
又、木質板やセメント板等の板材(5′)の厚みにバ
ラツキがある場合には、薄い板材にて塗布ロール
(3′)とコンベアとの間のロールクリアランスを設定
しなければならず、厚い板材が挿入されると溝底
(9′)に塗料が付着する事が多かった。
(本発明の目的) 本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、浅い凹溝であったとしても溝
底に塗料が付着する事がなく、正確に溝部以外の表面の
みに塗装する事が出来る凹溝付き板材の塗装方法とその
装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明にかかる凹溝付き板材の塗装方法は、上記の目
的を達成するために; 板材表面の凹溝(1)に合わせて形成された凹条
(2)をその周囲に持つ塗布ロール(3)のロール表面
(4)に、凹溝(1)も含めて均一に塗料(6)を塗布
した後、板材(5)の凹溝(1)に塗布ロール(3)の
凹条(2)を合わせて板材(5)の凹溝(1)を除く表
面に塗布ロール(3)にて塗料(6)を塗布する。
;と言う技術的手段を採用しており、 請求項(2)の凹溝付き板材の塗装装置では、 板材表面の凹溝(1)に合わせて形成された凹条
(2)をその周囲に持つ塗布ロール(3)と、 塗布ロール(3)に沿って配設され、塗布ロール
(3)の凹条(2)の形状に合わせて突設された凸条
(8)をその周囲に有し、凹条(2)も含めた塗布ロー
ル(3)の表面に塗料(6)を均一に塗布するドクター
ロール(7)とで構成する。
;と言う技術的手段を採用している。
(作用) 本発明の塗装装置によれば、ドクターロール(7)の
凸条(8)が塗布ロール(3)の凹条(2)内に嵌り込
み、余分な塗料(6)をかき出して凹条(2)内の塗料
(6)の厚みを常に均一に保つ。これにより、塗布ロー
ル(3)の表面部分には、凹条(2)も含めて塗料
(6)が均一に塗布される。このような塗布ロール
(3)の下に、その表面に凹溝(1)を有する板材
(5)が搬送されて来ると、塗布ロール(3)の凹条
(2)と板材(5)の凹溝(1)とはその位置並びに溝
幅においてほぼ一致しているので、板材(5)の凹溝
(1)の溝底(9)に塗料(6)が付着する事がない。
これにより、板材(5)の表面のみに均一な塗装が連続
的に行なわれる。
(実施例) 以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。
第1〜3図は、本発明にかかる塗装装置のロール部分
の図面で、太径の塗布ロール(3)と、塗布ロール
(3)に沿って配設された細径のドクターロール(7)
とで構成されている。塗布ロール(3)は、板材(5)
の表面の凹溝(1)の溝幅並びにその位置に合わせて形
成された凹条(2)をその周囲に持つ。凹条(2)の断
面形状は問わないが、本実施例ではV型状の溝である。
ドクターロール(7)は、塗布ロール(3)に沿って配
置され、その下面が塗料槽(10)内に溜められた塗料
(6)に浸漬されている。ドクターロール(7)の周囲
には、塗布ロール(3)の凹条(2)の形状並びに位置
に合わせて凸条(8)(本実施例ではV型凸条)が突設
されており、塗布ロール(3)の凹溝内(1)にドクタ
ーロール(7)の凸条(8)が嵌り込むようになってい
る。これにより、ドクターロール(7)の表面が凹条
(2)も含めた塗布ロール(3)の表面に接触し、凹条
(2)も含めた塗布ロール(3)の表面に塗料(6)が
均一に塗布される。塗布ロール(3)は、ゴムやスポン
ジなど弾力性に富む材質で形成されている。
しかして、塗料槽(10)内に溜められた塗料(6)内
にその下部が浸漬されているドクターロール(7)と、
ドクターロール(7)に沿って配置されている塗布ロー
ル(3)とを回転するとドクターロール(7)の凸条
(8)が塗布ロール(3)の凹条(2)内に嵌り込み、
余分な塗料(6)をかき出して凹条(2)内の塗料
(6)の厚みを常に均一に保つ働きをなす。塗布ロール
(3)の表面部分は、ドクターロール(7)の表面に接
していて塗料(6)が均一に塗布される。このようにし
て、常時、塗布ロール(3)の表面は、凹条(2)を含
めて塗料(6)が均一に塗布されている。このような塗
布ロール(3)の下に、その表面に凹溝(1)を有する
板材(5)が搬送されて来ると、前記回転しつつある塗
布ロール(3)が板材(5)の表面に押圧接触されて塗
装を行う。この時、塗布ロール(3)の凹条(2)と板
材(5)の凹溝(1)とはその位置並びに溝幅において
ほぼ一致しているので、板材(5)の凹溝(1)の溝底
(9)に塗料(6)が付着する事もなければ、板厚の大
きな板材が挿入されても塗布ロール(3)が板材(5)
の凹溝(1)内に入り込んで凹溝(1)の開口縁内壁に
塗料が付着する事もない。又、塗布ロール(3)の表面
並びに凹条(2)に塗料(6)が均一に塗布されている
ために、塗装時に板材(5)の凹溝(1)の開口縁に塗
料が溜るようなこともない。以上のようにして凹溝
(1)を有する板材(5)の表面塗装を連続的に行う。
(効果) 本発明の凹溝付き板材の塗装方法は、板材表面の凹溝
に合わせて形成された凹条をその周囲に持つ塗布ロール
のロール表面に、凹溝も含めて均一に塗料を塗布した
後、板材の凹溝に塗布ロールの凹条を合わせて板材の表
面に塗布ロールにて塗料を塗布するので、表面塗装時に
塗装ロールが板材の凹溝内に入り込まず、凹溝の溝底に
塗料が付着するというような事がないために、凹溝を除
いた表面部のみを塗装し、あるいは凹溝と表面とで塗装
色を変える場合でも美しく仕上げる事が出来るものであ
る。
又、本発明の凹溝付き板材の塗布装置は、板材表面の
凹溝に合わせて形成された凹条をその周囲に持つ塗布ロ
ールと、塗布ロールに沿って配設され、塗布ロールの凹
条の形状に合わせて突設された凸条をその周囲に有し、
凹条も含めた塗布ロールの表面に塗料を均一に塗布する
ドクターロールとで構成されているので、前述のように
塗装時に板材の溝底に塗料が付着しないばかりか、ドク
ターロールの凸条により、塗布ロールの凹条内の塗料も
常時一定厚さに保たれ、その結果凹溝の開口縁に塗料が
溜り、塗装厚が表面部分と開口縁部分とで変わるという
ようなこともなく、表面全体の塗装が均一に施されると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図…本発明にかかる塗装装置の概略平面図 第2図…本発明における塗装ロールと板材との関係を示
す斜視図 第3図…第1図の側面図 第4図…本発明における板材の凹溝と塗布ロールの凹条
との関係を示す拡大断面図 第5図…従来例の斜視図 (1)……凹溝、(2)……凹条 (3)……塗布ロール、(4)……ロール表面 (5)……板材、(6)……塗料 (7)……ドクターロール、(8)……凸条 (9)……溝底、(10)……塗料槽

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材表面の凹溝に合わせて形成された凹条
    をその周囲に持つ塗布ロールのロール表面に、凹溝も含
    めて均一に塗料を塗布した後、板材の凹溝に塗布ロール
    の凹条を合わせて板材の凹溝を除く表面に塗布ロールに
    て塗料を塗布する事を特徴とする凹溝付き板材の塗装方
    法。
  2. 【請求項2】板材表面の凹溝に合わせて形成された凹条
    をその周囲に持つ塗布ロールと、塗布ロールに沿って配
    設され、塗布ロールの凹条の形状に合わせて突設された
    凸条をその周囲に有し、凹条も含めた塗布ロールの表面
    に塗料を均一に塗布するドクターロールとで構成された
    事を特徴とする凹溝付き板材の塗布装置。
JP21934990A 1990-08-20 1990-08-20 凹溝付き板材の塗装方法とその装置 Expired - Lifetime JP2630491B2 (ja)

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JP5098420B2 (ja) * 2007-04-27 2012-12-12 大日本印刷株式会社 板材の塗装方法
CN116943945A (zh) * 2022-04-18 2023-10-27 宁德时代新能源科技股份有限公司 涂布装置、极片生产系统及方法

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