JP2654265B2 - 木材の着色方法 - Google Patents

木材の着色方法

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JP2654265B2 JP9379591A JP9379591A JP2654265B2 JP 2654265 B2 JP2654265 B2 JP 2654265B2 JP 9379591 A JP9379591 A JP 9379591A JP 9379591 A JP9379591 A JP 9379591A JP 2654265 B2 JP2654265 B2 JP 2654265B2
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liquid
coloring liquid
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伸一 鈴木
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針葉樹などの着色液の
吸い込みの強い木材の着色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸い込みが強い木材を着色する場
合には、スプレー着色したり、ワイピングで生地着色し
たり、図6に示すように木材1にスポンジロールコータ
6により着色液2を飽和量以上に塗布し、次いで木材1
にリバース回転の金属ロールコータ7によりシンナー等
のかきとり液8を塗布して着色液2を飽和量付近の量に
まで絞って塗装されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
あっては、スプレー着色では生産性が低く、ワイピング
ではムラが出やすく、又、塗装ではわずかな塗料のより
や塗布ムラでも着色不良になってしまうという問題があ
った。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは着色液の吸い込みが強い
木材に対しても簡便かつムラなく着色をすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の木材の着色方法
は、木材1に着色液2を飽和量以上塗布し、次いで木材
に塗布した着色液2を飽和点付近の量にまで絞り、この
後木材1に着色液2よりも粘度の高い塗料3をロールコ
ータ4により塗布することを特徴とするものであり、こ
の構成により上記課題が解決されたものである。
【0005】
【作用】木材1に着色液2を飽和量以上塗布し、次いで
木材に塗布した着色液2を飽和点付近の量にまで絞った
際に、木材1の着色液2の吸い込みの強いところは不自
然な帯状部5となるが、木材1に着色液2よりも粘度の
高い塗料3をロールコータ4により塗布することによっ
て、帯状部5を形成している着色液はロールコータに写
し取られて帯状部5が除去されてムラなく着色すること
ができるものである。
【0006】以下、本発明を添付の図面を参酌して説明
する。まず、木材1にスポンジロールコータ5により着
色液2を図3に示すように飽和量以上に塗布する。木材
1としては針葉樹や一部の広葉樹(ラワンなど)にみら
れるように塗料、水分、着色液を吸い込みやすいものを
採用する。但し、加工しやすいように合板を貼着させて
おいてもよい。木材1は厚み0.1〜4.0mmの薄板
形状に加工されたものを採用する。次に木材1にリバー
ス回転の金属ロールコータ6によりシンナー等のかきと
り液8を塗布して着色液2を飽和量付近の量にまで絞
る。この場合、図4に示すように木材1には局部的に吸
い込みの強い箇所に不自然な帯状部5が形成される。こ
の後、ナチュラル回転のゴムロールコータであるロール
コータ4により着色液2よりも粘度の高い塗料3を塗布
して、図5に示すように帯状部5を形成している着色液
をロールコータ4に写し取る。この写し取られた着色液
2はドクターロール9により拡散される。この塗料3と
してはシーラーが好適である。例えば、ウレタンシーラ
ー No.640(中国塗料(株)製)とか、ウレタン
シーラー ハイテック106シーラー(ナトコペイント
(株)製)が使用できる。
【0007】次に、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。 (実施例)木材としてベイモミ(針葉樹)の0.5mm
厚のスライス単板を使用した。加工がし易いようにこの
スライス単板を合板に貼着した。次いで、この木材にグ
ランドステイン Black(ナトコペイント(株)
製)1重量部とセブンシンナー W・W(ナトコペイン
ト(株)製)50重量部とを配合して調製した着色液を
スポンジロールコータにより飽和量以上塗布した。次い
で、リバース回転の金属ロールコータにより余分な着色
液を絞り取った。この後、木材にウレタンシーラー N
o.640(中国塗料(株)製)をナチュラル回転のゴ
ムロールコータにより塗布して着色ムラをコータ側に写
し取って帯状部を完全に除去した。ウレタンシーラー
No.640の粘度は着色液よりZahnカップ#4で
3〜5秒高い。次に、100℃で1分間熱風乾燥した。
【0008】この着色木材の色のムラと生産性を評価し
た。結果を第1表に示す。 (比較例1)リバース回転の金属ロールコータにより余
分な着色液を絞り取った後、木材にウレタンシーラー
No.640(中国塗料(株)製)をナチュラル回転の
ゴムロールコータにより塗布しなかった以外は実施例と
同様にして着色木材を製造した。
【0009】この着色木材の色のムラと生産性を評価し
た。結果を第1表に示す。 (比較例2)スプレーにより実施例と同様の着色液を塗
布し、乾燥して着色木材を製造した。この着色木材の色
のムラと生産性を評価した。結果を第1表に示す。 (比較例3)ワイピングにより実施例と同様の着色液を
塗布し、乾燥して着色木材を製造した。
【0010】この着色木材の色のムラと生産性を評価し
た。結果を第1表に示す。 第1表 評価項目 実施例 比較例1 比較例2 比較例3 色のムラ ○ △ △〜○ × 生産性 ◎ ◎ × ◎ 総合評価 ○ △ × × 第1表の結果より、実施例にあっては吸い込みが強い木
材でも生産性が高く、かつムラなく着色できることが判
る。
【0011】
【発明の効果】本発明にあっては、木材に着色液を飽和
量以上塗布し、次いで木材に塗布した着色液を飽和点付
近の量にまで絞り、この後木材に着色液よりも粘度の高
い塗料をロールコータにより塗布するので、着色液を飽
和点付近の量にまで絞った際に、木材の着色液の吸い込
みの強いところは不自然な帯状部となるが、木材に着色
液よりも粘度の高い塗料をロールコータにより塗布する
ことにより、帯状部を形成している着色液がロールコー
タに写し取られ帯状部が除去されてムラなく着色するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の工程を示す概略図である。
【図2】同上における木材を示す概略図である。
【図3】同上の一工程を示す概略図である。
【図4】同上の一工程を示す概略図である。
【図5】同上の一工程を示す概略図である。
【図6】従来例の工程を示す概略図である。
【符号の説明】
1 木材 2 着色液 3 塗料 4 ロールコータ 1 木材 2 着色液 3 塗料 4 ロールコータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材に着色液を飽和量以上塗布し、次いで
    木材に塗布した着色液を飽和点付近の量にまで絞り、こ
    の後木材に着色液よりも粘度の高い塗料をロールコータ
    により塗布することを特徴とする木材の着色方法。
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