JPS632130Y2 - - Google Patents

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JPS632130Y2
JPS632130Y2 JP8472081U JP8472081U JPS632130Y2 JP S632130 Y2 JPS632130 Y2 JP S632130Y2 JP 8472081 U JP8472081 U JP 8472081U JP 8472081 U JP8472081 U JP 8472081U JP S632130 Y2 JPS632130 Y2 JP S632130Y2
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JP
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roll
paint
fanting
transfer
transfer roll
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JP8472081U
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JPS57199077U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロールにより缶詰用缶等の素材であ
る薄金属板に塗料を塗布する装置の改良に関す
る。
上記塗装装置の従来例の一つを第1図に示す。
第1図において、1はフアンテイングロール、
2は移送ロールである。この移送ロールは該フア
ンテイングロールと協力して、ノズル3から流下
する塗料4を貯溜し且つ該ロール1との間隙10
を通して貯溜塗料を引き出す。7は該移送ロール
2と接して、該移送ロールの外周面に付着してい
る塗料を受取り、金属板9にそれを塗布する塗布
ロール、8は該塗布ロールの下方にあり該塗布ロ
ールと接しているかきとりロールである。なお5
はあふれた塗料を受ける受皿である。
フアンテイングロール1は反時計方向に回転
し、移送ロール2は時計方向に回転しているの
で、貯溜した塗料4はこれらロール1,2の表面
に付着して、間隙10から引き出される。引き出
された塗料の約1/2はフアンテイングロール1の
外周面に付着して再び貯溜塗料のところに戻り、
残りが移送ロールの外周面に付着して移送され
る。この引き出される塗料の量、又は塗膜の厚み
は、塗料の粘度を一定にした場合には、フアンテ
イングロール1と移送ロール2との間隙寸法によ
り定まる。
移送ロール2と、塗布ロール7との接点11を
通過した後に、接点11において、それら両ロー
ルの外周面に付着していた塗料の約半分が、移送
ロールと塗布ロールに夫々残り、移送ロール2上
の塗料は貯溜塗料のところに戻る。
塗布ロール7上の塗料の約半分は、該ロール7
とかきとりロール8との間を通過する金属板9に
移される。金属板がないときにはかきとりロール
8に、同様に約1/2の塗料が移される。9′は塗装
ずみの金属板を示す。
この従来装置は、フアンテイングロール1より
も移送ロール2を上方に配置してあるので、ノズ
ル3から流下した塗料が貯溜塗料に衝突して塗料
が飛散したとしても、飛散塗料は移送ロールに妨
げられて塗布ロールに届くことはない。而して従
来使用の粘度の塗料を、毎分70枚のブリキ板に塗
布する従来の塗布速度で塗装する場合には、塗り
ムラのない良好な塗装ができるが、塗料粘度を変
えずに毎分100枚、又はそれ以上のような高速度
で塗布する場合や、塗布速度はそのまゝでも粘度
が高い塗料を塗布する場合には、フラツシング、
つまり、まだらな、又は帯状その他の形の塗膜の
薄い部分を1個所以上生じることがある。フラツ
シング個所の塗膜厚が薄く、金属板保護が十分で
なく缶詰の内容品又は液が透過して金属板を腐食
し内容品又は液を変質させるので、フラツシング
個所をもつ塗装板は不良品として処理される。
フラツシング現象の発生原因は判つていない。
しかし、多分、塗布ロール7との接点11通過後
の移送ロールの外周面に付着している塗料の凹凸
面(この凹凸は塗料粘度が低くなるほど高低差が
少くなる)の凹部に接している空気が、塗料と共
に貯溜塗料4のところに入つて、移送ロールとフ
アンテイングロールとの間を塗料と共に通過した
場合に、その空気が通過したところでは移送ロー
ルに付着する塗料の量が他の部分より少なくな
り、従つて金属板に移される塗膜も薄くなるもの
であろう。
それはともかく、このフラツシング個所の発生
防止のためにこれまでに採られてきた対策として
は、塗料をシンナーで薄めて、または塗料を加温
して塗料粘度を下げることが知られている。しか
し、近年は大気汚染防止の観点からシンナー等の
溶剤の使用は、これを極力減じ、高粘度の塗料の
使用が望まれているので、シンナーによる塗料希
釈は、好ましくない。又、塗料を加温すること
は、気化したシンナーが加熱器の熱により爆発す
る危険があり、又溶剤の蒸発を促進し、大気汚染
の可能性を生じ、しかも、塗料粘度を一定に保つ
制御がむづかしいので、これ亦好ましくない。
本考案は、上記フラツシング現象を、塗料の粘
度を低下することなく、解決することを目的とす
るものである。
次に本考案の一例を第2図によつて説明する。
本例装置は第1図に示すロール等をすべて使用し
ている。即ち、フアンテイングロール1、移送ロ
ール2、塗布ロール7、かきとりロール8、塗布
供給ノズル3、塗料受皿5は、そのまま用いられ
る。異なるところは、移送ロール2の部でフアン
テイングロール1側で該移送ロールに圧接しかつ
その圧接点23においては該移送ロールの回転に
対して同方向に回転する同方向回転ロール21を
設置し、又、該同方向回転ロール21と移送ロー
ルとの圧接点23よりも上方に延出してフアンテ
イングロールに接していて該移送ロールと前記フ
アンテイングロール及び同方向回転ロール21と
協力して塗料を貯溜、維持する貯溜壁22を設け
た点にある。
比較例 第1図に示す従来塗装装置を用い、塗布ロール
7の周速度を約144m/分に調整し、酸化亜鉛含
有エポキシフエノール系塗料(ノズル3で供給す
るときの塗料の平均粘度:#4フオードカツプで
75秒/28℃)を平均乾燥塗膜重量が2インチ平方
につき18mgになるようにフアンテイングロール
と移送ロール間の間隙を調整して、ブリキ板100
枚に塗装した。
乾燥焼付け後、全部につき塗装面の肉眼検査を
したところ、多い、少ないの差はあつてもすべて
のブリキ板にフラツシング現象が見られた。多い
ものでは、5ケ以上のフラツシング個所があつ
た。
実施例 比較例と同一の塗料、同一ロツトのブリキ板を
用い、塗布ロールの周速、平均乾燥塗膜重量も比
較例と同じになるようにして、ブリキ板100枚を
塗装した。
乾燥、焼付後、該100枚のブリキ板の塗装面を
肉眼で調べたが、フラツシング現象をもつブリキ
板は1枚もなかつた。
本考案装置が何故フラツシング現象の発生防止
に有効なのか、明確ではない。しかし、おそら
く、移送ロールの上方に該移送ロールに接し、か
つ該移送ロールの回転と同方向に回転する同方向
回転ロール21を設置したので、移送ロールの塗
料の凹凸面の凹部に付着して回転してきた空気層
は、同方向回転ロール21と移送ロールとの圧接
点23のところで進行を阻まれ、また該接点23
を覆う高さに延出する貯溜壁を設けたので、貯溜
塗料の表面を該圧接点よりも上方に位置させるこ
とができ該圧接点通過後の移送ロールに空気層が
付着することなく、同様に、フアンテイングロー
ル1も移送ロール2との接点10を通過後の塗料
の凹凸面の凹部に付着して回転してきた空気層が
塗料受皿5に回収された塗料に浸され、貯溜壁2
2の下端まで運ばれるが、貯溜壁22の下端部で
フアンテイングロール1の表面の空気層を含んだ
塗料をかきおとす。従つて、フアンテイングロー
ルと移送ロールとの間を通過する空気層もなく、
そのためフラツシングが生じなくなつたものであ
ろう。
ともあれ、本考案装置によれば、塗料の性質を
変えることなしに簡単な機構改造によりフラツシ
ングの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の要部説明図、第2図は本考
案装置(一例)の要部説明図。 1……フアンテイングロール、2……移送ロー
ル、7……塗布ロール、8……かきとりロール、
9,9′……金属板、21……同方向回転ロール、
22……貯溜壁、23……ロール21とロール2
との圧接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フアンテイングロール、移送ロール、塗布ロー
    ル及びかきとりロールを備え、該移送ロールが該
    フアンテイングロールよりも上方に位置してい
    て、それら移送ロールとフアンテイングロールと
    の間に塗料を貯溜するようにした、薄金属板のロ
    ール塗装装置において、 該移送ロールの上部においてフアンテイングロ
    ール側で圧接し且つ該移送ロールと同方向に回転
    する同方向回転ロールを設置し、該同方向回転ロ
    ールと該移送ロールとの圧接点よりも上方に延出
    しており該フアンテイングロールに接していて該
    移送ロール、前記フアンテイングロールおよび同
    方向回転ロールと協力して塗料を貯溜する貯溜壁
    を設けたこと、 を特徴とするロール塗装装置。
JP8472081U 1981-06-09 1981-06-09 Expired JPS632130Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8472081U JPS632130Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8472081U JPS632130Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57199077U JPS57199077U (ja) 1982-12-17
JPS632130Y2 true JPS632130Y2 (ja) 1988-01-20

Family

ID=29880068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8472081U Expired JPS632130Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09

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JP (1) JPS632130Y2 (ja)

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JPS57199077U (ja) 1982-12-17

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