JPH06152664A - Pll選局装置 - Google Patents

Pll選局装置

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Publication number
JPH06152664A
JPH06152664A JP29410192A JP29410192A JPH06152664A JP H06152664 A JPH06152664 A JP H06152664A JP 29410192 A JP29410192 A JP 29410192A JP 29410192 A JP29410192 A JP 29410192A JP H06152664 A JPH06152664 A JP H06152664A
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JP
Japan
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frequency
signal
circuit
oscillation
tuning
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Application number
JP29410192A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saka
博 阪
Kazunao Urata
和直 浦田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 AFC回路が容易に構成できるMSK変調信
号に対して得られた周波数情報に基づき、ディジタル変
調信号の周波数の安定化と同期時間の短縮を図る。 【構成】 マイクロプロセッサ108は選局情報の分周比
を可変分周器104に設定し、対応した局部発振信号が周
波数変換回路101に供給される。マイクロプロセッサは
周波数検出回路110で得たIF信号の周波数情報データ
に基づき、可変分周器104の分周比を微調整するととも
に強制的に可変し、搬送波再生回路111内で搬送波再生
を行う。マイクロプロセッサ128に選局情報が入力され
ると選局情報の分周比を可変分周器124に設定し、MS
K復調回路102から同期検出信号の出力時周波数検出回
路110で得た周波数情報データに基づき、可変分周器124
の分周比を微調整するとともに強制的に可変し搬送波再
生回路223内で搬送波再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信信号中にMSK変調
信号とMSK変調信号以外のディジタル変調信号とが異
なった周波数領域あるいはチャンネル周波数で同時に存
在する場合のPLL選局装置に関し、特に、MSK変調
信号をチャンネル選局し、MSK変調信号を復調する過
程で得られたMSK変調信号の周波数情報に基づいて、
ディジタル変調信号を復調するときのディジタル復調器
に入力されるディジタル変調信号の周波数を安定化する
PLL選局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、衛星テレビ放送の変調方式にはF
M変調方式が一般的に用いられている。しかし、最近で
はMSK変調方式による衛星ディジタル音声放送も実現
されている。将来はQPSK変調方式による衛星放送も
考えられている。
【0003】一般にディジタル変調されたディジタル変
調信号を復調する方法に同期検波方式がある。この同期
検波方式ではディジタル変調信号の搬送波に位相同期し
た再生搬送波を得るには搬送波再生PLL回路が必要で
あり、ディジタル復調回路の特性を向上させるために、
この搬送波再生PLL回路の周波数引き込み範囲を狭く
している。
【0004】従って、搬送波再生にはディジタル復調回
路に入力されるディジタル変調信号の中心周波数が搬送
波再生PLL回路の周波数同期引き込み範囲内に収まる
ように安定化することが必要となる。
【0005】一方、衛星放送受信機ではBSコンバータ
の局発周波数は±数MHz程度ドリフトする可能性があ
るので、このドリフトを吸収するために、ディジタル変
調信号を中間周波信号(以下IF信号と言う)に周波数
変換するチャンネル選局時に、チャンネル選局を行なう
PLL選局回路内の電圧制御発振器(以下VCOと言
う)に対して備えられた同期引き込み用の周波数掃引回
路で強制的にVCOの発振周波数を掃引する方法が用い
られている。
【0006】ところがディジタル変調方式でも、搬送波
の位相が連続しているMSK変調方式等と搬送波の位相
が連続していないQPSK変調方式などのディジタル変
調方式等とでは、搬送波の周波数ドリフトを吸収する方
法には大きな違いがあり、MSK変調信号では搬送波の
位相が連続しているため平均値AFC方式が適用でき、
搬送波の周波数ドリフトの吸収が容易である。それに対
してQPSK変調信号では搬送波の位相が連続していな
いため平均値AFC方式が適用できず、VCOに対して
備えられた同期引き込み用の周波数掃引回路で強制的に
VCOの発振周波数を掃引するとともにその掃引周波数
幅もBSコンバータの局発周波数のドリフトに追随でき
るように大きく設定されていた。図4に従来のディジタ
ル変調信号用の選局回路を示す。
【0007】図4において、周波数変換回路401はディ
ジタル変調信号をIF信号に周波数変換する。そして、
IF信号はディジタル復調回路422に送られて復調さ
れ、ディジタル復調信号が出力される。ディジタル復調
回路422は搬送波を再生するための搬送波再生回路423を
含む。
【0008】PLL選局回路400はVCO403と可変分周
器404と基準発振器405と位相比較器406とループフィル
タ407とマイクロプロセッサ408とを含む。VCO403は
マイクロプロセッサ408から与えられる制御信号により
発振周波数が変化するもので、マイクロプロセッサ408
に入力される選局信号により発振周波数が大きく変化さ
せられ、VCO403の局部発振信号は周波数変換回路401
と可変分周器404に入力される。可変分周器404は局部発
振信号をマイクロプロセッサ408によって設定された分
周比で分周する。可変分周器404の分周出力は位相比較
器406に与えられる。位相比較器406は可変分周器404に
よって分周された局部発振信号と基準発振器405の基準
周波数との位相を比較し、位相誤差信号を出力する。位
相誤差信号はループフィルタ407で平滑化され、VCO4
03の局部発振信号の発振周波数を制御する制御電圧とし
て与えられる。
【0009】マイクロプロセッサ408は選局情報に対応
して設定される分周比を中心にして、可変分周器404の
分周比を強制的に可変し、VCO403の局部発振信号の
発振周波数をステップ状に変化させる。そして、IF信
号の中心周波数が搬送波再生回路423の周波数に近づ
き、搬送波再生回路423の周波数がIF信号の搬送波周
波数に同期して搬送波が再生され、同期検出信号がディ
ジタル復調回路422からマイクロプロセッサ408に入力さ
れると、可変分周器404の分周比の可変が停止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来のディ
ジタル変調信号用選局回路では、ディジタル復調回路42
2へ入力されるIF信号の中心周波数変動が大きい場
合、その変動をディジタル復調回路422の同期引き込み
周波数の範囲内に収めるためには、PLL選局回路400
内のVCO403の周波数掃引幅を大きくしなければなら
ないので掃引時間が長くなり、搬送波再生同期までの時
間がかかる。また周波数選局が行なわれるごとに最初か
ら同期引き込み動作が行なわれるので選局時間がかかる
などの問題点がある。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、上記従来例のもつ欠点を除去し、同期引き込みを安
定化させるとともに、選局時間を短縮化することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のPLL選局装置では、位相連続ディジタル変
調信号を周波数変換し、第1の中間周波信号を出力する
第1の周波数変換回路と、選局情報により発振周波数が
変化する第1の電圧制御発振器を備え、該第1の電圧制
御発振器の局部発振信号を前記第1の周波数変換回路に
供給する第1のPLL選局手段と、前記第1の中間周波
信号の周波数情報を検出する周波数情報検出手段と、前
記周波数情報検出手段で得られた周波数情報を受けて、
前記第1の電圧制御発振器の局部発振信号の発振周波数
を微調整して、前記第1の中間周波信号の周波数が所定
の周波数範囲に収まるようにする第1の周波数制御手段
とを備えた位相連続ディジタル変調信号用選局回路と、
ディジタル変調されたディジタル変調信号を周波数変換
し、第2の中間周波信号を出力する第2の周波数変換回
路と、選局情報により発振周波数が変化する第2の電圧
制御発振器を備え、該第2の電圧制御発振器の局部発振
信号を前記第2の周波数変換回路に供給する第2のPL
L選局手段と、前記周波数情報検出手段で得られた周波
数情報を受けて、前記第2の電圧制御発振器の局部発振
信号の発振周波数を微調整して、前記第2の中間周波信
号の周波数が所定の周波数範囲に収まるようにする第2
の周波数制御手段とを備えたディジタル変調信号用選局
回路とで構成される。
【0013】
【作用】本発明によるPLL選局装置では、まず第1の
周波数制御手段が位相連続ディジタル変調信号の選局情
報に対応して第1の電圧制御発振器の発振周波数を設定
すると、第1の周波数変換回路に入力される位相連続デ
ィジタル変調信号が第1の中間周波信号に周波数変換さ
れる。第1の周波数制御手段は、第1の中間周波信号の
周波数を検出する周波数情報検出手段で得られた周波数
情報を受けて、第1の中間周波信号の周波数が所定の周
波数範囲に収まるように第1の電圧制御発振器の発振周
波数を微調整する。それによって、位相連続ディジタル
変調された第1の中間周波信号の周波数は安定化され
る。
【0014】次に、第2の周波数制御手段がディジタル
変調信号の選局情報に対応して第2の電圧制御発振器の
発振周波数を設定すると、第2の周波数変換回路に入力
されるディジタル変調信号が第2の中間周波信号に周波
数変換される。
【0015】第2の周波数制御手段は、位相連続ディジ
タル変調信号用選局回路内の第1の中間周波信号の周波
数を検出する周波数情報検出手段で得られた周波数情報
を受けて、第2の中間周波信号の周波数が所定の周波数
範囲に収まるように第2の電圧制御発振器の発振周波数
を微調整する。
【0016】ここで、位相連続ディジタル変調信号もデ
ィジタル変調信号も、同一かあるいはほぼ同一傾向の共
通の周波数変動を途中の伝搬路で受けているため、位相
連続ディジタル変調信号用選局回路内の周波数情報検出
手段で得られた周波数情報を受けて、第1の中間周波信
号の周波数が所定の周波数範囲に収まるように第1の電
圧制御発振器の発振周波数を第1の周波数制御手段によ
り微調整したのと同じかあるいはほぼ同じような微調整
を第2の周波数制御手段でもおこなえば、ディジタル変
調された第2の中間周波信号の周波数も所定の周波数範
囲に収まり安定化される。
【0017】
【実施例】図1は本発明による第1の実施例のPLL選
局装置である。周波数変換回路101はMSK変調された
MSK変調信号をIF信号に周波数変換する。そして、
IF信号はMSK復調回路102に送られて復調され、デ
ィジタル復調信号が出力される。MSK復調回路102は
搬送波を再生するための搬送波再生回路111を含む。
【0018】PLL選局回路100はVCO103と可変分周
器104と基準発振器105と位相比較器106とループフィル
タ107とマイクロプロセッサ108とを含む。VCO103は
マイクロプロセッサ108から与えられる制御信号により
発振周波数が変化するもので、マイクロプロセッサ108
に入力される選局信号により発振周波数が大きく変化
し、VCO103の局部発振信号は周波数変換回路101と可
変分周器104に入力される。可変分周器104は局部発振信
号をマイクロプロセッサ108によって設定された分周比
で分周する。可変分周器104の分周出力は位相比較器106
に与えられる。位相比較器106は可変分周器104によって
分周された局部発振信号と基準発振器105の基準周波数
との位相を比較し、位相誤差信号を出力する。位相誤差
信号はループフィルタ107で平滑化され、VCO103の局
部発振信号の発振周波数を制御する制御電圧として与え
られる。
【0019】AFC回路109は周波数変換回路101から出
力されたIF信号の中心周波数を安定化させるために設
けられ、周波数検出回路110とPLL選局回路100とを含
む。周波数検出回路110はMSK変調されたIF信号の
周波数を検出するものであり、この周波数検出回路110
で得られた周波数情報データに基づいてPLL選局回路
100に含まれる可変分周器104の分周比を制御し、VCO
103の発振周波数を微調整し、MSK変調されたIF信
号の周波数を所定の範囲内で一定に保つ。
【0020】周波数変換回路121はディジタル変調され
たディジタル変調信号をIF信号に周波数変換する。そ
して、IF信号はディジタル復調回路122に送られて復
調される。PLL選局回路120はVCO123と可変分周器
124と基準発振器125と位相比較器126とループフィルタ1
27とマイクロプロセッサ128とを含む。VCO123はマイ
クロプロセッサ128から与えられる制御信号により発振
周波数が変化するもので、マイクロプロセッサ128に入
力される選局信号により発振周波数が大きく変化し、V
CO123の局部発振信号は周波数変換回路121と可変分周
器124に入力される。可変分周器124は局部発振信号をマ
イクロプロセッサ128によって設定された分周比で分周
する。可変分周器124の分周出力は位相比較器126に与え
られる。位相比較器126は可変分周器124によって分周さ
れた局部発振信号と基準発振器125の基準周波数との位
相を比較し、位相誤差信号を出力する。位相誤差信号は
ループフィルタ127で平滑化され、VCO123の局部発振
信号の発振周波数を制御する制御電圧として与えられ
る。
【0021】周波数検出回路110で得られた周波数情報
データはマイクロプロセッサ128にも同時に送られ、こ
の周波数情報データに基づいてPLL選局回路120に含
まれる可変分周器124の分周比を制御し、VCO123の発
振周波数を微調整し、ディジタル変調されたIF信号の
周波数を所定の範囲内で一定に保つ。
【0022】次に、図1の実施例によるPLL選局装置
の動作について説明する。マイクロプロセッサ108にM
SK変調信号の存在する選局情報が入力されるとマイク
ロプロセッサ108により選局情報に対応した分周比が可
変分周器104に設定され、VCO103は選局情報に対応し
た局部発振信号を周波数変換回路101に供給する。周波
数変換回路101はMSK変調信号をIF信号に変換す
る。
【0023】周波数検出回路110はマイクロプロセッサ1
08で制御され、MSK変調されたIF信号の周波数を検
出し、その周波数情報データはマイクロプロセッサ108
に提供される。マイクロプロセッサ108はこの周波数情
報データに基づき、MSK変調されたIF信号の周波数
とMSK復調回路102に入力されるべきIF信号の最適
入力周波数との周波数誤差分を算出し、この周波数誤差
分に対応して可変分周器104の分周比を微調整し、MS
K変調されたIF信号の周波数がMSK復調回路102の
最適入力周波数を中心にした一定範囲内に収まるように
安定化される。
【0024】同時にマイクロプロセッサ108は選局情報
と周波数検出回路110で得られた周波数情報データに基
づいて設定された可変分周器104の分周比を中心にして
可変分周器104の分周比を強制的に可変し、VCO102の
局部発振信号の発振周波数をステップ状に変化させる。
そして、IF信号の周波数が搬送波再生回路111内の搬
送波同期周波数に近づき、搬送波再生回路111内で搬送
波再生が行なわれ、同期検出信号がMSK復調回路102
からマイクロプロセッサ108に入力されると、可変分周
器104の分周比の可変が停止される。
【0025】一方、マイクロプロセッサ128にディジタ
ル変調信号の存在する選局情報が入力されるとマイクロ
プロセッサ128により選局情報に対応した分周比が可変
分周器124に設定され、VCO123は選局情報に対応した
局部発振信号を周波数変換回路121に供給する。周波数
変換回路121はディジタル変調信号をIF信号に変換す
る。
【0026】MSK復調回路102から同期検出信号が出
力されていると、周波数検出回路110で得られたMSK
変調信号の周波数情報データはマイクロプロセッサ128
にも送られる。マイクロプロセッサ128はこの周波数情
報データに基づき、ディジタル変調されたIF信号の周
波数とディジタル復調回路122の最適入力周波数との周
波数誤差分を算出し、この周波数誤差分に対応して可変
分周器124の分周比を微調整し、ディジタル復調回路122
に入力されるIF信号の周波数が最適入力周波数を中心
にした一定範囲内に収まるように安定化される。
【0027】ここで、周波数検出回路110で得られたM
SK変調信号の周波数情報データに基づいて、ディジタ
ル復調回路122に入力されるIF信号の周波数が最適入
力周波数を中心とした一定範囲内に収まるように安定化
できる理由は、MSK変調信号もディジタル変調信号
も、同一かあるいはほぼ同一傾向の共通の周波数変動を
途中の伝搬路で受けているためであり、MSK変調信号
の周波数が途中の伝搬路で受ける周波数変動量と、ディ
ジタル変調信号の周波数が途中の伝搬路で受ける周波数
変動量とは等しいかあるいはほぼ等しく、MSK変調信
号の周波数とディジタル変調信号の周波数との差はチャ
ンネル間周波数に等しいからである。
【0028】上記本発明の第1の実施例では、AFC回
路109が簡単に構成できるMSK変調信号に対してAF
C回路109を常時動作させておき、このAFC回路109で
得られる周波数情報データにより、VCO123の局部発
振信号の発振周波数を制御し、ディジタル変調されたI
F信号の周波数のディジタル復調回路122の最適入力周
波数からのずれを少なくする方法であるため、ディジタ
ル復調回路122に入力されるIF信号の周波数を最適入
力周波数を中心とした一定範囲内に収まるように安定化
することが容易にできるとともに、IF信号の周波数が
ディジタル復調回路122の同期引き込み周波数を中心に
比較的狭い一定範囲内に収まるのでディジタル復調回路
122の同期引き込み時間とともに選局時間も短縮され
る。
【0029】図2は本発明による第2の実施例のPLL
選局装置である。図2の実施例の説明では図1と同じ機
能を有するものについては同一番号を付して説明する。
周波数変換回路101はMSK変調されたMSK変調信号
をIF信号に周波数変換する。そして、IF信号はMS
K復調回路102に送られて復調され、ディジタル復調信
号が出力される。MSK復調回路102は搬送波を再生す
るための搬送波再生回路111を含む。
【0030】PLL選局回路100はVCO103と可変分周
器104と基準発振器105と位相比較器106とループフィル
タ107とマイクロプロセッサ108とを含む。VCO103は
マイクロプロセッサ108から与えられる制御信号により
発振周波数が変化するもので、マイクロプロセッサ108
に入力される選局信号により発振周波数が大きく変化
し、VCO103の局部発振信号は周波数変換回路101と可
変分周器104に入力される。可変分周器104は局部発振信
号をマイクロプロセッサ108によって設定された分周比
で分周する。可変分周器104の分周出力は位相比較器106
に与えられる。位相比較器106は可変分周器104によって
分周された局部発振信号と基準発振器105の基準周波数
との位相を比較し、位相誤差信号を出力する。位相誤差
信号はループフィルタ107で平滑化され、VCO103の局
部発振信号の発振周波数を制御する制御電圧として与え
られる。
【0031】AFC回路109は周波数変換回路101から出
力されたIF信号の中心周波数を安定化させるために設
けられ、周波数検出回路110とPLL選局回路100とを含
む。周波数検出回路110はMSK変調されたIF信号の
周波数を検出するものであり、この周波数検出回路110
で得られた周波数情報データに基づいてPLL選局回路
100に含まれる可変分周器104の分周比を制御し、VCO
103の発振周波数を微調整し、MSK変調されたIF信
号の周波数を所定の範囲内で一定に保つ。
【0032】周波数変換回路121はディジタル変調され
たディジタル変調信号をIF信号に周波数変換する。そ
して、IF信号はディジタル復調回路222に送られて復
調され、ディジタル復調信号が出力される。ディジタル
復調回路222は搬送波を再生するための搬送波再生回路2
23を含む。
【0033】PLL選局回路120はVCO123と可変分周
器124と基準発振器125と位相比較器126とループフィル
タ127とマイクロプロセッサ128とを含む。VCO123は
マイクロプロセッサ128から与えられる制御信号により
発振周波数が変化するもので、マイクロプロセッサ128
に入力される選局信号により発振周波数が大きく変化
し、VCO123の局部発振信号は周波数変換回路121と可
変分周器124に入力される。可変分周器124は局部発振信
号をマイクロプロセッサ128によって設定された分周比
で分周する。可変分周器124の分周出力は位相比較器126
に与えられる。位相比較器126は可変分周器124によって
分周された局部発振信号と基準発振器125の基準周波数
との位相を比較し、位相誤差信号を出力する。位相誤差
信号はループフィルタ127で平滑化され、VCO123の局
部発振信号の発振周波数を制御する制御電圧として与え
られる。
【0034】マイクロプロセッサ128は、マイクロプロ
セッサ128に入力される選局情報と周波数検出回路110で
得られた周波数情報データに基づいて設定される分周比
を中心にして、可変分周器124の分周比を強制的に可変
し、VCO123の局部発振信号の発振周波数をステップ
状に変化させる。そして、IF信号の周波数が搬送波再
生回路223内の搬送波同期周波数に近づき、搬送波再生
回路223内で搬送波再生が行なわれ、同期検出信号がデ
ィジタル復調回路222からマイクロプロセッサ128に入力
されると、可変分周器124の分周比の可変が停止され
る。
【0035】MSK変調信号が存在する場合には、周波
数検出回路110で得られた周波数情報データはマイクロ
プロセッサ128にも同時に送られ、この周波数情報デー
タに基づいてPLL選局回路120に含まれる可変分周器1
24の分周比を制御し、VCO123の発振周波数を微調整
し、ディジタル変調されたIF信号の周波数を所定の範
囲内で一定に保つ。
【0036】ディジタル復調回路222から出力される同
期検出信号はマイクロプロセッサ108にも同時に送ら
れ、ディジタル復調回路222の同期検出信号は存在する
がMSK変調信号は存在しない場合には、周波数検出回
路110で得られる周波数情報データの替わりに、ディジ
タル復調回路222内で搬送波再生が行なわれているとき
の可変分周器124の分周比データをマイクロプロセッサ1
28からマイクロプロセッサ108側に提供し、マイクロプ
ロセッサ108側では常に搬送波再生時の可変分周器124の
分周比データを更新しながら保存し、搬送波再生回路22
3の搬送波同期が外れた場合にはマイクロプロセッサ108
側に提供されていた可変分周器124の最新の分周比デー
タに基づいて、PLL選局回路120内の可変分周器124の
分周比を制御し、VCO123の発振周波数を微調整し、
ディジタル変調されたIF信号の周波数を所定の範囲内
で一定に保つ。
【0037】次に、図2の実施例によるPLL選局装置
の動作について説明する。マイクロプロセッサ108にM
SK変調信号の存在する選局情報が入力されるとマイク
ロプロセッサ108により選局情報に対応した分周比が可
変分周器104に設定され、VCO103は選局情報に対応し
た局部発振信号を周波数変換回路101に供給する。周波
数変換回路101はMSK変調信号をIF信号に変換す
る。
【0038】周波数検出回路110はマイクロプロセッサ1
08で制御され、MSK変調されたIF信号の周波数を検
出し、その周波数情報データはマイクロプロセッサ108
に提供される。マイクロプロセッサ108はこの周波数情
報データに基づき、MSK変調されたIF信号の周波数
とMSK復調回路に入力されるべきIF信号の最適入力
周波数との周波数誤差分を算出し、この周波数誤差分に
対応して可変分周器104の分周比を微調整し、MSK変
調されたIF信号の周波数がMSK復調回路102の最適
入力周波数を中心にした一定範囲内に収まるように安定
化される。
【0039】同時にマイクロプロセッサ108は選局情報
と周波数検出回路110で得られた周波数情報データに基
づいて設定された可変分周器104の分周比を中心にして
可変分周器104の分周比を強制的に可変し、VCO102の
局部発振信号の発振周波数をステップ状に変化させる。
そして、IF信号の周波数が搬送波再生回路111内の搬
送波同期周波数に近づき、搬送波再生回路111内で搬送
波再生が行なわれ、同期検出信号がMSK復調回路102
からマイクロプロセッサ108に入力されると、可変分周
器104の分周比の可変が停止される。
【0040】一方、マイクロプロセッサ128にディジタ
ル変調信号の存在する選局情報が入力されるとマイクロ
プロセッサ128により選局情報と周波数検出回路110で得
られた周波数情報データに基づいて分周比が可変分周器
124に設定され、VCO123は選局情報に対応した局部発
振信号を周波数変換回路121に供給する。周波数変換回
路121はディジタル変調信号をIF信号に変換する。
【0041】MSK復調回路102から同期検出信号が出
力されていると、周波数検出回路110で得られたMSK
変調信号の周波数情報データはマイクロプロセッサ128
にも送られる。マイクロプロセッサ128はこの周波数情
報データに基づき、ディジタル変調されたIF信号の周
波数とディジタル復調回路122に入力されるべきIF信
号の最適入力周波数との周波数誤差分を算出し、この周
波数誤差分に対応して可変分周器124の分周比を微調整
し、ディジタル復調回路122に入力されるIF信号の周
波数が最適入力周波数を中心にした一定範囲内に収まる
ように安定化される。
【0042】ここで、周波数検出回路110で得られたM
SK変調信号の周波数情報データに基づいて、ディジタ
ル復調回路222に入力されるIF信号の周波数がディジ
タル復調回路222の最適入力周波数を中心とした一定範
囲内に収まるように安定化できる理由は、MSK変調信
号もディジタル変調信号も、同一かあるいはほぼ同一傾
向の共通の周波数変動を途中の伝搬路で受けているため
であり、MSK変調信号の周波数が途中の伝搬路で受け
る周波数変動量と、ディジタル変調信号の周波数が途中
の伝搬路で受ける周波数変動量とは等しいかあるいはほ
ぼ等しく、MSK変調信号の周波数とディジタル変調信
号の周波数との差はチャンネル間周波数に等しいからで
ある。
【0043】ディジタル復調回路122に入力されるIF
信号の周波数が最適入力周波数を中心にした一定の範囲
内に収まると同時に、マイクロプロセッサ128は設定さ
れた分周比を中心にして可変分周器124の分周比を強制
的に可変し、VCO123の局部発振信号の発振周波数を
ステップ状に変化させる。そして、IF信号の周波数が
搬送波再生回路223内の搬送波同期周波数に近づき、搬
送波再生回路223内で搬送波再生が行なわれ、同期検出
信号がディジタル復調回路222からマイクロプロセッサ1
28に入力されると、可変分周器124の分周比の可変が停
止される。
【0044】MSK変調信号が存在しない場合には、マ
イクロプロセッサ128にディジタル変調信号の存在する
最初の選局情報が入力されるとマイクロプロセッサ128
により選局情報に対応した分周比が可変分周器124にま
ず設定され、VCO123は選局情報に対応した局部発振
信号を周波数変換回路121に供給する。周波数変換回路1
21はディジタル変調信号をIF信号に変換する。マイク
ロプロセッサ128は最初の選局情報に対応して設定され
る分周比を中心にして、可変分周器124の分周比を強制
的に可変し、VCO123の局部発振信号の発振周波数を
ステップ状に変化させる。しかも、可変分周器124の分
周比の可変範囲はディジタル変調信号の周波数が途中の
伝搬路で受ける周波数変動量を十分に補えるように設定
される。そして、IF信号の周波数が搬送波再生回路22
3内の搬送波同期周波数に近づき、搬送波再生回路223内
で搬送波再生が行なわれ、同期検出信号がディジタル復
調回路222からマイクロプロセッサ128に入力されると、
可変分周器124の分周比の可変が停止される。
【0045】マイクロプロセッサ108側ではディジタル
復調回路222から同期検出信号が出力されている間は可
変分周器124の分周比データの提供をマイクロプロセッ
サ128側から受け、マイクロプロセッサ108側では周波数
検出回路110で得られる周波数情報データの替わりに、
搬送波再生時の可変分周器124の分周比データを常時更
新しながら保存し、搬送波再生回路223の同期が外れた
場合にはマイクロプロセッサ108に保存されている可変
分周器124の最新の分周比データに基づいて、PLL選
局回路120内の可変分周器124の分周比をまず設定する。
次に、マイクロプロセッサ128は設定されたこの分周比
を中心に、可変分周器124の分周比を強制的に可変し、
VCO123の局部発振信号の発振周波数をステップ状に
変化させるが、ディジタル変調されたIF信号の周波数
はすでに所定の範囲内で一定に保たれているので、可変
分周器124の分周比の可変範囲はすでに安定化されたI
F信号の周波数の周波数変動量を補える程度であれば十
分である。そして、IF信号の周波数が搬送波再生回路
223の搬送波同期周波数に近づき、再び搬送波再生が行
なわれ、同期検出信号がディジタル復調回路222からマ
イクロプロセッサ128に入力されると、可変分周器124の
分周比の可変が停止される。
【0046】上記図2による本発明の実施例では、MS
K変調信号が存在する場合には、周波数が簡単に検出で
きるMSK変調信号に対してAFC回路109を常時動作
させておき、このAFC回路109で得られる周波数情報
データにより、ディジタル変調信号用のPLL選局回路
120の周波数ずれを制御し、IF信号の周波数のディジ
タル復調回路222の最適入力周波数からのずれを少なく
する方法であるため、ディジタル復調回路222に入力さ
れるIF信号の周波数を最適入力周波数を中心とした一
定範囲内に収まるように安定化することが容易にできる
とともに、IF信号の周波数がディジタル復調回路222
の同期引き込み周波数を中心に比較的狭い一定範囲内に
収まるのでディジタル復調回路222の同期引き込み時間
とともに選局時間も短縮される。
【0047】MSK変調信号が存在しない場合には、デ
ィジタル変調信号の存在する最初の選局情報が入力され
た直後の同期には時間がかかるが、一旦搬送波再生が確
立されるとディジタル復調回路222の搬送波再生が行な
われているときの可変分周器124の分周比データをマイ
クロプロセッサ128からマイクロプロセッサ108側に提供
し、マイクロプロセッサ108側では常に搬送波再生時の
可変分周器124の分周比データを更新しながら保存し、
搬送波再生回路223の同期が外れた場合には、同期時に
マイクロプロセッサ108に保存されている可変分周器124
の最新の分周比データに基づいて、PLL選局回路120
内の可変分周器124の分周比をまず設定する。次に、マ
イクロプロセッサ128は設定されたこの分周比を中心
に、可変分周器124の分周比を強制的に可変し、VCO1
23の局部発振信号の発振周波数をステップ状に変化させ
るが、ディジタル変調されたIF信号の周波数はすでに
所定の範囲内で一定に保たれているので、可変分周器12
4の分周比を強制的に可変する際の可変範囲はすでに安
定化されたIF信号の周波数の周波数変動量を補える程
度であれば十分である。従って、同期引き込み時間とと
もに選局時間も短縮される。
【0048】図3は図1および図2で示した周波数検出
回路110の一例を示す図である。周波数検出回路110は分
周器301とIFカウンタ302とを含む。分周器301はMS
K変調されたIF信号を分周するものであり、IFカウ
ンタ302は分周器301によって分周されたIF信号の周波
数を計数する。マイクロプロセッサ108は分周器301によ
って分周されたIF信号の分周信号周波数がIFカウン
タ302で一定期間計数されるようにIFカウンタ302を制
御し、IFカウンタ302で計数された計数値を取り込
む。マイクロプロセッサ108は取り込んだこの計数値と
マイクロプロセッサ108内に予め設定された基準値とを
比較し、その比較結果に応じて、MSK変調されたIF
信号の周波数とMSK復調回路102の最適入力周波数と
の周波数誤差分を算出し、この周波数誤差分に対応して
可変分周器104の分周比を微調整し、MSK変調された
IF信号の周波数が最適入力周波数を中心とした一定範
囲内に収まるように安定化される。
【0049】そして、MSK復調回路102内で搬送波再
生が行なわれている時には、IFカウンタ302で計数さ
れた計数値はマイクロプロセッサ128にも同時に取り込
まれ、マイクロプロセッサ128内に予め設定された基準
値と比較され、その比較結果に応じて、ディジタル変調
されたIF信号の周波数とディジタル復調回路122,222
に入力されるべきIF信号の最適入力周波数との周波数
誤差分を算出し、この周波数誤差分に対応して可変分周
器124の分周比を微調整し、ディジタル復調回路122,222
に入力されIF信号の周波数が最適入力周波数を中心と
した一定範囲内に収まるように安定化される。
【0050】上記説明では、AFC回路109として平均
値AFCが成立するMSK変調信号が入力されているも
のとして説明をしていたが、本発明の選局装置では平均
値AFCが成立する位相連続ディジタル変調信号であれ
ばMSK変調信号でなくてもよいことは言うまでもな
い。
【0051】また、上記説明では、基準発振器105の基
準周波数と基準発振器125の基準周波数の関連について
は何の説明もしなかったが、両基準周波数は同じ周波数
であってもよく、異なっていてもよく、基準発振器105
と基準発振器125とが同じものであってもよい。
【0052】また、上記説明では、マイクロプロセッサ
108とマイクロプロセッサ128とは別々のものとして説明
していたが、両マイクロプロセッサは一つのマイクロプ
ロセッサで構成されていてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次の効果が
ある。
【0054】(1)MSK変調信号が存在する場合には、
AFC回路が簡単に構成できるMSK変調信号に対して
AFC回路を常時動作させておき、このAFC回路で得
られる周波数情報データにより、ディジタル変調信号用
のPLL選局回路の選局周波数ずれを制御するため、デ
ィジタル復調回路に入力されるIF信号の周波数をディ
ジタル復調回路の最適入力周波数を中心とした一定範囲
内に収まるように安定化することが容易にできるととも
に、IF信号の周波数がディジタル復調回路の同期引き
込み周波数を中心に比較的狭い一定範囲内に収まるので
ディジタル復調回路の同期引き込み時間とともに選局時
間も短縮される。 (2)MSK変調信号が存在しない場合には、ディジタル
変調信号の存在する最初の選局情報が入力された直後の
同期には時間がかかるが、一旦搬送波再生が確立される
と常に搬送波再生時の可変分周器の分周比データを更新
しながら保存し、搬送波同期が外れた場合には同期中の
可変分周器の最新の分周比データに基づいて、マイクロ
プロセッサは分周比を設定するとともに可変分周器の分
周比を強制的に可変して同期を再確立させるものであ
る。従って、ディジタル変調されたIF信号の周波数は
同期が外れたとしてもすでに所定の範囲内で一定に保た
れているので、可変分周器の分周比を強制的に可変する
際の可変範囲はすでに安定化されたIF信号の周波数の
周波数変動量を補える程度であれば十分であり、同期引
き込み時間とともに選局時間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるPLL選局装置の
構成図
【図2】本発明の第2の実施例によるPLL選局装置の
構成図
【図3】本発明の第1および第2の実施例における周波
数検出回路の一例を示す図
【図4】従来のディジタル変調信号のPLL選局回路構
成図
【符号の説明】
100,120 PLL選局回路 101,121 周波数変換回路 102 MSK復調回路 103,123 電圧制御発振器 104,124 可変分周器 105,125 基準発振器 106,126 位相比較器 107,127 ループフィルタ 108,128 マイクロプロセッサ 109 AFC回路 110 周波数検出回路 111,223 搬送波再生回路 122,222 ディジタル復調回路 301 分周器 302 IFカウンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相連続ディジタル変調信号を周波数変換
    し、第1の中間周波信号を出力する第1の周波数変換回
    路と、選局情報により発振周波数が変化する第1の電圧
    制御発振器を備え、該第1の電圧制御発振器の局部発振
    信号を前記第1の周波数変換回路に供給する第1のPL
    L選局手段と、前記第1の中間周波信号の周波数情報を
    検出する周波数情報検出手段と、前記周波数情報検出手
    段で得られた周波数情報を受けて、前記第1の電圧制御
    発振器の局部発振信号の発振周波数を微調整して、前記
    第1の中間周波信号の周波数が所定の周波数範囲に収ま
    るようにする第1の周波数制御手段とを備えた位相連続
    ディジタル変調信号用選局回路と、ディジタル変調され
    たディジタル変調信号を周波数変換し、第2の中間周波
    信号を出力する第2の周波数変換回路と、選局情報によ
    り発振周波数が変化する第2の電圧制御発振器を備え、
    該第2の電圧制御発振器の局部発振信号を前記第2の周
    波数変換回路に供給する第2のPLL選局手段と、前記
    周波数情報検出手段で得られた周波数情報を受けて、前
    記第2の電圧制御発振器の局部発振信号の発振周波数を
    微調整して、前記第2の中間周波信号の周波数が所定の
    周波数範囲に収まるようにする第2の周波数制御手段と
    を備えたディジタル変調信号用選局回路とで構成された
    ことを特徴とするPLL選局装置。
  2. 【請求項2】位相連続ディジタル変調信号を周波数変換
    し、第1の中間周波信号を出力する第1の周波数変換回
    路と、選局情報により発振周波数が変化する第1の電圧
    制御発振器を備え、該第1の電圧制御発振器の局部発振
    信号を前記第1の周波数変換回路に供給する第1のPL
    L選局手段と、前記第1の中間周波信号の周波数情報を
    検出する周波数情報検出手段と、前記周波数情報検出手
    段で得られた周波数情報を受けて、前記第1の電圧制御
    発振器の局部発振信号の発振周波数を微調整して、前記
    第1の中間周波信号の周波数が所定の周波数範囲に収ま
    るようにする第1の周波数制御手段とを備えた位相連続
    ディジタル変調信号用選局回路と、ディジタル変調され
    たディジタル変調信号を周波数変換し、第2の中間周波
    信号を出力する第2の周波数変換回路と、前記第2の中
    間周波信号の搬送波を再生し、該搬送波の同期検出信号
    を出力する搬送波再生回路と、選局情報により発振周波
    数が変化する第2の電圧制御発振器を備え、該第2の電
    圧制御発振器の局部発振信号を前記第2の周波数変換回
    路に供給する第2のPLL選局手段と、前記FM変調信
    号が前記第1の周波数変換回路に入力されているとき
    は、前記周波数情報検出手段で得られた周波数情報を受
    けて、前記第2の電圧制御発振器の局部発振信号の発振
    周波数を微調整して、前記第2の中間周波信号の周波数
    が所定の周波数範囲に収まるようにし、前記位相連続デ
    ィジタル変調信号が前記第1の周波数変換回路に入力さ
    れていないときは、前記同期検出信号が出力されている
    ときの前記第2の電圧制御発振器の局部発振信号を前記
    第2の周波数変換回路に供給する第2の周波数制御手段
    とを備えたディジタル変調信号用選局回路とで構成され
    たことを特徴とするPLL選局装置。
  3. 【請求項3】第1の中間周波信号の周波数情報を検出す
    る周波数情報検出手段が、第1の中間周波信号の周波数
    を計測する計数手段であり、第1の周波数制御手段が、
    前記計数手段の計数値出力データと予め設定された基準
    値データとを比較し、その比較出力データが所定の範囲
    内に収まるように第1の電圧制御発振器の局部発振信号
    の発振周波数を微調整する周波数制御手段であることを
    特徴とする請求項1記載のPLL選局装置。
  4. 【請求項4】第1の中間周波信号の周波数情報を検出す
    る周波数情報検出手段が、第1の中間周波信号の周波数
    を計測する計数手段であり、第1の周波数制御手段が、
    前記計数手段の計数値出力データと予め設定された基準
    値データとを比較し、その比較出力データが所定の範囲
    内に収まるように第1の電圧制御発振器の局部発振信号
    の発振周波数を微調整する周波数制御手段であることを
    特徴とする請求項2記載のPLL選局装置。
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DE69312221T DE69312221T2 (de) 1992-11-02 1993-11-02 Kanalwähler für digital modulierte Signale
US08/144,422 US5483686A (en) 1992-11-02 1993-11-02 Channel selecting apparatus for simultaneous use with both phase-continuous modulation signals and digital modulation signals
EP93117677A EP0596440B1 (en) 1992-11-02 1993-11-02 Station selecting apparatus for digital modulation signal use

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001003297A1 (fr) * 1999-07-06 2001-01-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de selection d'un canal de radiodiffusion numerique

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WO2001003297A1 (fr) * 1999-07-06 2001-01-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de selection d'un canal de radiodiffusion numerique
US6795129B1 (en) 1999-07-06 2004-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for digital broadcast channel selection by frequency searching in a step-wise fashion

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