JPH10178599A - ディジタル衛星放送受信機 - Google Patents

ディジタル衛星放送受信機

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Publication number
JPH10178599A
JPH10178599A JP8339294A JP33929496A JPH10178599A JP H10178599 A JPH10178599 A JP H10178599A JP 8339294 A JP8339294 A JP 8339294A JP 33929496 A JP33929496 A JP 33929496A JP H10178599 A JPH10178599 A JP H10178599A
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JP
Japan
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frequency
signal
local oscillation
pll
error
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Application number
JP8339294A
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English (en)
Inventor
Noriaki Oomoto
紀顕 大本
Yoshikazu Hayashi
芳和 林
Yasushi Azagami
裕史 阿座上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数精度が高く、安定な自動周波数制御回
路を有する衛星放送受信機を実現することを目的として
いる。 【解決手段】 選局のための局部発振信号乃至IQ検波
部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL周波数シ
ンセサイザー40と、選局されたQPSK変調信号を復
調して得られる中心周波数に対する周波数誤差信号を出
力する周波数誤差検出回路54とを備え、選局のための
局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー4
0の基準周波数発振器の発振周波数乃至IQ検波のそれ
の一方、あるいは両方を周波数誤差信号を用いて連続的
に制御すると共に、前記の周波数誤差信号が一定範囲以
上になったときには、PLL周波数シンセサイザー40
の可変分周器27の分周比を変えることによって、周波
数誤差を減少せしめることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AFC回路を備え
たディジタル衛星放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送では映像信号を周波数変
調して伝送するFM方式を用いて伝送している。この衛
星放送の受信には図8に示すように、衛星放送用アンテ
ナから入力する第1中間周波信号から希望する周波数変
調波を所定の第2中間周波信号に周波数変換を施し、弾
性表面波フィルタ(SAW BPF)のよるチャンネル
フィルタ22で,その希望するチャンネルのFM変調波
1波を抜き取って、FM復調器23によってFM復調を
行っていた。その周波数変換に用いる局部発振信号はP
LL周波数シンセサイザー40で安定化しており、局部
発振回路25の出力信号を分周するプリスケーラ26、
可変分周器27、基準周波数発振器29、位相周波数弁
別器28、ループフィルタ30で構成されている。そし
て、マイクロプロセッサー31で可変分周器27の分周
比を変えることで、希望チャンネルの周波数に応じた局
部発振信号を得ていた。衛星放送用アンテナ部に付属す
るの周波数変換器(図示せず)の周波数ずれ等によって
生じる第1中間周波信号の周波数ずれを補正するAFC
(自動周波数制御回路)は、特許1871000でも触
れているようにFM復調回路23で出力される周波数ず
れ検知信号よりマイクロプロセッサー31がPLL周波
数シンセサイザー40内の可変分周器27の分周比を制
御して行っていた。プリスケーラ26の分周比は16、
位相周波数弁別器28の比較周波数は3kHz程度に選
ばれることが多く、この場合にはPLL周波数シンセサ
イザー40の設定できる周波数は、それらの積で180
kHz毎の不連続な値となる。
【0003】FM復調器に入力される信号の周波数は、
±300kHz程度のずれが生じていてもFM復調で
は、その復調特性に大きな変化は生じなかった。そのた
め、上述したような方式のAFCを用いることが一般的
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらディジタ
ル衛星放送においては、変調方式はQPSKなどの位相
変調を用いるようになり、復調器に入力する受信信号の
周波数精度は、同期検波をするために極めて高くする必
要が生じている。
【0005】また、QPSK等のディジタル変調の受信
機に於いては、局部発振信号の位相雑音特性がビット誤
り率に影響を及ぼすため、その位相雑音を小さくする必
要がある。局部発振回路自体の位相雑音特性を良好にす
ることや、PLL周波数シンセサイザーに含まれる位相
周波数弁別器の比較周波数を高くすることにより、PL
L周波数シンセサイザーのループ特性によって位相雑音
改善を図ることが必要となってきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のディジタル衛星放送受信機は、選局のため
の局部発振信号乃至IQ検波部の局部発振信号の周波数
を安定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局され
たQPSK変調信号を復調して得られる中心周波数に対
する周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路とを
備え、選局のための局部発振信号を発生するPLL周波
数シンセサイザーの基準周波数発振器の発振周波数乃至
IQ検波のそれの一方、あるいは両方を周波数誤差信号
を用いて連続的に制御すると共に、前記の周波数誤差信
号が一定範囲以上になったときには、PLL周波数シン
セサイザーの可変分周器の分周比を変えることによっ
て、周波数誤差を減少せしめることを特徴としたもので
ある。
【0007】本発明によれば、選局のための局部発振信
号乃至IQ検波部の局部発振信号の発振周波数を連続的
に制御してAFCの周波数精度を保つと共に、PLL周
波数シンセサイザーの位相周波数弁別器の比較周波数を
高くすることにより、局部発振周波数の位相雑音特性が
向上されるので、受信機としてのビット誤り率特性を良
好に保つことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、選局のための局部発振
信号乃至IQ検波部の局部発振信号の周波数を安定化す
るPLL周波数シンセサイザーと、選局されたQPSK
変調信号を復調して得られる中心周波数に対する周波数
誤差信号を出力する周波数誤差検出回路とを備え、選局
のための局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサ
イザーの基準周波数発振器の発振周波数乃至IQ検波の
それの一方、あるいは両方を周波数誤差信号を用いて連
続的に制御すると共に、前記の周波数誤差信号が一定範
囲以上になったときには、PLL周波数シンセサイザー
の可変分周器の分周比を変えることによって、周波数誤
差を減少せしめるようにしたものである。さらに選局の
ための局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイ
ザーの位相周波数検波を行う基準周波数を、局部発振信
号の位相雑音特性がPLL周波数シンセサイザーにより
改善できる程度に高くしたものである。そのためAFC
の精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向
上されるので、受信機としてのビット誤り率特性を良好
に保つことができる作用を有する。
【0009】本発明は、選局のための局部発振信号の周
波数を安定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局
されたQPSK変調信号を復調して得られる中心周波数
に対する周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路
と、周波数誤差信号の誤差判定回路とを備え、選局のた
めの局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザ
ーの基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信号を
用いて連続的に制御すると共に、誤差判定回路を用いて
前記の周波数誤差信号が一定範囲以上になったときに
は、PLL周波数シンセサイザーの可変分周器の分周比
を変えることによって、周波数誤差を減少せしめるよう
にしたものである。さらに選局のための局部発振信号を
発生するPLL周波数シンセサイザーの位相周波数検波
を行う基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性がP
LL周波数シンセサイザーにより改善できる程度に高く
したものである。そのためAFCの精度を保ちつつ、局
部発振周波数の位相雑音特性が向上されるので、受信機
としてのビット誤り率特性を良好に保つことができる作
用を有する。
【0010】本発明は、選局のための局部発振信号及び
IQ検波部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL
周波数シンセサイザーと、選局されたQPSK変調信号
を復調して得られる中心周波数に対する周波数誤差信号
を出力する周波数誤差検出回路と、周波数誤差信号の誤
差判定回路とを備え、IQ検波のPLL周波数シンセサ
イザーの基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信
号を用いて連続的に制御すると共に、誤差判定回路を用
いて前記の周波数誤差信号が一定範囲以上になったとき
には、PLL周波数シンセサイザーの可変分周器の分周
比を変えることによって、周波数誤差を減少せしめるよ
うにしたものである。さらに選局のための局部発振信号
を発生するPLL周波数シンセサイザーの位相周波数検
波を行う基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性が
PLL周波数シンセサイザーにより改善できる程度に高
くしたものである。そのためAFCの精度を保ちつつ、
局部発振周波数の位相雑音特性が向上されるので、受信
機としてのビット誤り率特性を良好に保つことができる
作用を有する。
【0011】本発明は、選局のための局部発振信号及び
IQ検波部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL
周波数シンセサイザーと、選局されたQPSK変調信号
を復調して得られる中心周波数に対する周波数誤差信号
を出力する周波数誤差検出回路と、周波数誤差信号の誤
差判定回路とを備え、選局のための局部発振信号を発生
するPLL周波数シンセサイザーの基準周波数発振器の
発振周波数及びIQ検波の両方を周波数誤差信号を用い
て連続的に制御すると共に、誤差判定回路を用いて前記
の周波数誤差信号が一定範囲以上になったときには、P
LL周波数シンセサイザーの可変分周器の分周比を変え
ることによって、周波数誤差を減少せしめるようにした
ものである。さらに選局のための局部発振信号を発生す
るPLL周波数シンセサイザーの位相周波数検波を行う
基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性がPLL周
波数シンセサイザーにより改善できる程度に高くしたも
のである。そのためAFCの精度を保ちつつ、局部発振
周波数の位相雑音特性が向上されるので、受信機として
のビット誤り率特性を良好に保つことができる作用を有
する。
【0012】本発明は、選局のための局部発振信号の周
波数を安定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局
されたQPSK変調信号を復調して得られる中心周波数
に対する周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路
と、周波数誤差信号のオーバー・アンダーフロー検出器
とを備え、選局のための局部発振信号を発生するPLL
周波数シンセサイザーの基準周波数発振器の発振周波数
を周波数誤差信号を用いて連続的に制御すると共に、オ
ーバー・アンダーフロー検出器を用いて前記の周波数誤
差信号が一定範囲以上になったときには、PLL周波数
シンセサイザーの可変分周器の分周比を変えることによ
って、周波数誤差を減少せしめるようにしたものであ
る。さらに選局のための局部発振信号を発生するPLL
周波数シンセサイザーの位相周波数検波を行う基準周波
数を、局部発振信号の位相雑音特性がPLL周波数シン
セサイザーにより改善できる程度に高くしたものであ
る。そのためAFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数
の位相雑音特性が向上されるので、受信機としてのビッ
ト誤り率特性を良好に保つことができる作用を有する。
【0013】本発明は、選局のための局部発振信号の周
波数を安定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局
されたQPSK変調信号を復調して得られる中心周波数
に対する周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路
と、周波数誤差信号の誤差判定回路とを備え、選局のた
めの局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザ
ーの基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信号を
用いて連続的に制御すると共に、選局のための基準周波
数発振器の発振出力から得られる信号をIQ検波のため
の局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー
に入力してその局部発振周波数を連続的に制御し、かつ
誤差判定回路を用いて前記の周波数誤差信号が一定範囲
以上になったときには、PLL周波数シンセサイザーの
可変分周器の分周比を変えることによって、周波数誤差
を減少せしめるようにしたものである。さらに選局のた
めの局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザ
ーの位相周波数検波を行う基準周波数を、局部発振信号
の位相雑音特性がPLL周波数シンセサイザーにより改
善できる程度に高くしたものである。そのためAFCの
精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上
されるので、受信機としてのビット誤り率特性を良好に
保つことができる作用を有する。
【0014】本発明は、選局のための局部発振信号の周
波数を安定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局
されたQPSK変調信号を復調して得られる中心周波数
に対する周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路
と、周波数誤差信号の誤差判定回路とを備え、IQ検波
のための局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサ
イザーの基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信
号を用いて連続的に制御すると共に、IQ検波のための
基準周波数発振器の発振出力から得られる信号を選局の
ための局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイ
ザーに入力してその局部発振周波数を連続的に制御し、
かつ誤差判定回路を用いて前記の周波数誤差信号が一定
範囲以上になったときには、PLL周波数シンセサイザ
ーの可変分周器の分周比を変えることによって、周波数
誤差を減少せしめるようにしたものである。さらに選局
のための局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサ
イザーの位相周波数検波を行う基準周波数を、局部発振
信号の位相雑音特性がPLL周波数シンセサイザーによ
り改善できる程度に高くしたものである。そのためAF
Cの精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が
向上されるので、受信機としてのビット誤り率特性を良
好に保つことができる作用を有する。
【0015】本発明は、選局のための局部発振信号及び
IQ検波部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL
周波数シンセサイザーと、選局されたQPSK変調信号
を復調して得られる中心周波数に対する周波数誤差信号
を出力する周波数誤差検出回路と、周波数誤差信号の誤
差判定回路とを備え、IQ検波のPLL周波数シンセサ
イザーの基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信
号を用いて連続的に制御すると共に、誤差判定回路を用
いて前記の周波数誤差信号が一定範囲以上になったとき
には、IQ検波のPLL周波数シンセサイザーの可変分
周器の分周比を変えることによって、周波数誤差を減少
せしめるようにしたものである。さらに選局のための局
部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザーの位
相周波数検波を行う基準周波数を、局部発振信号の位相
雑音特性がPLL周波数シンセサイザーにより改善でき
る程度に高くしたものである。そのためAFCの精度を
保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上される
ので、受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つこ
とができる作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態を図面を用いて
説明する。 (実施の形態1)図1において、20は衛星放送受信ア
ンテナからの第1中間周波信号入力端子、21は希望す
るQPSK変調信号を所定の第2中間周波数に周波数変
換する混合器、22は前記混合器21の出力から所定の
第2中間周波信号のみを抜き取るチャンネルフィルタ
で、帯域通過フィルタであり、 弾性表面波バンドパス
フィルタ(SAWBPF)で形成される。35は帯域通
過フィルタの出力を入力として直交検波を行って同相成
分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を得るIQ検
波器、34はIQ直交検波手段の出力を入力としI、Q
の等価低域信号をディジタル信号にするAD変換器、3
2はディジタル化したI,Q信号を入力としQPSK復
調をディジタル的に行うQPSK復調器、36はディジ
タル信号処理により作り出されたAFCのための周波数
誤差検出信号をアナログ信号に変換するためのD/Aコ
ンバータである。54は周波数誤差信号の限界値を判定
するためのウィンドコンパレータである。40は前記混
合器21で希望するQPSK変調信号を所定の第2中間
周波信号に周波数変換する際に必要な局部発振信号を発
生するPLL周波数シンセサイザー、29は局部発振信
号の基準となる基準信号発振器である。57は直交検波
する際に必要な局部発振信号を発生する電圧制御発振回
路で、56はその発振周波数を安定化させるためのPL
L周波数シンセサイザーである。
【0017】上記のように構成された衛星ディジタル放
送受信機について、以下その動作について説明する。衛
星放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合
器21においてPLL周波数シンセサイザー40で発生
した局部発振信号と混合され、第1中間周波信号のうち
希望するQPSK変調波が所定の第2中間周波数に周波
数変換される。 IQ検波器35のための局部発振信号
57は、 PLL周波数シンセサイザー56によって発
振周波数の精度が極めて高くできる。
【0018】PLL周波数シンセサイザー40は、局部
発振回路25、プリスケーラ26、可変分周器27、位
相周波数弁別器28、基準周波数発振器29、ループフ
ィルタ30により構成される。局部発振回路25の出力
はプリスケーラ26で分周された後、可変分周器27に
入力されて分周される。可変分周器27の出力は位相周
波数弁別器28に入力され、基準周波数発振器29の出
力と周波数並びに位相が一致するようにPLL周波数シ
ンセサイザー40は制御される。局部発振回路25の発
振周波数は、マイクロプロセッサー31で可変分周器2
7の分周比を変えることにより、希望するチャンネルの
QPSK変調波の周波数に応じたものにすることができ
る。
【0019】さて、第1中間周波信号入力端子20に入
力される第1中間周波信号の周波数は、衛星放送受信ア
ンテナに含まれる周波数変換器により12GHz帯か
ら、1GHz帯に変換されたものである。そのため周波
数変換に伴う周波数ずれが、+/−2MHz程度まで生じる
ことがある。この周波数ずれをQPSK復調器において、検
出する。検出された周波数誤差信号はDAコンバータに
よりアナログ信号に変換されてウィンドコンパレータ5
4と基準周波数発振器29に印加される。基準周波数発
振器29は可変容量ダイオード51を付加した水晶発振
器からなり、周波数誤差信号により発振周波数を可変で
きる。
【0020】このようにして局部発振回路25の発振周
波数を連続的に変化させて、周波数誤差を減少させるこ
とができる。しかしながら可変容量ダイオードを付加し
た水晶発振器の周波数可変量は、高々1/10000程
度であり、1GHz帯では第一周波数帯の周波数変換に
伴う周波数ずれである+/−2MHzには通常拡大できな
い。そこでウィンドコンパレータ54を用いて周波数誤
差信号が所定の限界値を越えたときには、マイクロプロ
セッサー31によって、可変分周器27の分周比を変え
ることにより周波数誤差を減少させることができる。
【0021】このようにして,第2中間周波数はほぼ完
全に補正されて正規の周波数となる。また選局のための
局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー4
0の位相周波数検波を行う基準周波数を、局部発振信号
の位相雑音特性がPLL周波数シンセサイザーにより改
善できる程度に高くできる。そのためAFCの精度を保
ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上されるの
で、受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つこと
ができる作用を有する。
【0022】(実施の形態2)図2において、20は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
21は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、22は前記混合器21の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取るチャンネ
ルフィルタで、帯域通過フィルタであり、 弾性表面波
バンドパスフィルタ(SAWBPF)で形成される。3
5は帯域通過フィルタの出力を入力として直交検波を行
って同相成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を
得るIQ検波器、34はIQ直交検波手段の出力を入力
としI、Qの等価低域信号をディジタル信号にするAD
変換器、32はディジタル化したI,Q信号を入力とし
QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調器、3
6はディジタル信号処理により作り出されたAFCのた
めの周波数誤差検出信号をアナログ信号に変換するため
のD/Aコンバータである。54は周波数誤差信号の限
界値を判定するためのウィンドコンパレータである。4
0は前記混合器21で希望するQPSK変調信号を所定
の第2中間周波信号に周波数変換する際に必要な局部発
振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー、29は
局部発振信号の基準となる基準信号発振器である。57
は直交検波する際に必要な局部発振信号を発生する電圧
制御発振回路で、56はその発振周波数を安定化させる
ためのPLL周波数シンセサイザーである。
【0023】上記のように構成された衛星ディジタル放
送受信機について、以下その動作について説明する。衛
星放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合
器21においてPLL周波数シンセサイザー40で発生
した局部発振信号と混合され、第1中間周波信号のうち
希望するQPSK変調波が所定の第2中間周波数に周波
数変換される。 IQ検波器35のための局部発振信号
57は、 PLL周波数シンセサイザー56によって発
振周波数の精度が極めて高くできる。
【0024】PLL周波数シンセサイザー40は、局部
発振回路25、プリスケーラ26、可変分周器27、位
相周波数弁別器28、基準周波数発振器29、ループフ
ィルタ30により構成される。局部発振回路25の出力
はプリスケーラ26で分周された後、可変分周器27に
入力されて分周される。可変分周器27の出力は位相周
波数弁別器28に入力され、基準周波数発振器29の出
力と周波数並びに位相が一致するようにPLL周波数シ
ンセサイザー40は制御される。局部発振回路25の発
振周波数は、マイクロプロセッサー31で可変分周器2
7の分周比を変えることにより、希望するチャンネルの
QPSK変調波の周波数に応じたものにすることができ
る。
【0025】さて、第1中間周波信号入力端子20に入
力される第1中間周波信号の周波数は、衛星放送受信ア
ンテナに含まれる周波数変換器により12GHz帯か
ら、1GHz帯に変換されたものである。そのため周波
数変換に伴う周波数ずれが、+/−2MHz程度まで生じる
ことがある。この周波数ずれをQPSK復調器において、検
出する。検出された周波数誤差信号はDAコンバータに
よりアナログ信号に変換されてウィンドコンパレータ5
4とPLL周波数シンセサイザー56の基準発振用の水
晶発振回路のダイオード51に印加される。この構成に
より、周波数誤差信号により発振周波数を可変できる。
このようにして局部発振回路57の発振周波数を連続的
に変化させて、周波数誤差を減少させることができる。
しかしながら可変容量ダイオードを付加した水晶発振器
の周波数可変量は、高々1/10000程度であり、4
00MHz帯では第一周波数帯の周波数変換に伴う周波
数ずれである+/−2MHzには通常拡大できない。そこで
ウィンドコンパレータ54を用いて周波数誤差信号が所
定の限界値を越えたときには、マイクロプロセッサー3
1によって、可変分周器27の分周比を変えることによ
り周波数誤差を減少させることができる。
【0026】このようにして,第2中間周波数はIQ検
波の局部発振器のAFCによる補正分だけ正規の周波数
とずれているが、それはわずかであり、チャンネルフィ
ルタにおいて周波数のずれが問題になることはない。ま
たIQ検波された後の周波数はほぼ完全に補正されるこ
とになる。また選局のための局部発振信号を発生するP
LL周波数シンセサイザー40の位相周波数検波を行う
基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性がPLL周
波数シンセサイザーにより改善できる程度に高くでき
る。そのためAFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数
の位相雑音特性が向上されるので、受信機としてのビッ
ト誤り率特性を良好に保つことができる作用を有する。
【0027】(実施の形態3)図3において、20は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
21は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、22は前記混合器21の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取るチャンネ
ルフィルタで、帯域通過フィルタであり、 弾性表面波
バンドパスフィルタ(SAWBPF)で形成される。3
5は帯域通過フィルタの出力を入力として直交検波を行
って同相成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を
得るIQ検波器、34はIQ直交検波手段の出力を入力
としI、Qの等価低域信号をディジタル信号にするAD
変換器、32はディジタル化したI,Q信号を入力とし
QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調器、3
6はディジタル信号処理により作り出されたAFCのた
めの周波数誤差検出信号をアナログ信号に変換するため
のD/Aコンバータである。54は周波数誤差信号の限
界値を判定するためのウィンドコンパレータである。4
0は前記混合器21で希望するQPSK変調信号を所定
の第2中間周波信号に周波数変換する際に必要な局部発
振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー、29は
局部発振信号の基準となる基準信号発振器である。57
は直交検波する際に必要な局部発振信号を発生する電圧
制御発振回路で、56はその発振周波数を安定化させる
ためのPLL周波数シンセサイザーである。
【0028】上記のように構成された衛星ディジタル放
送受信機について、以下その動作について説明する。衛
星放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合
器21においてPLL周波数シンセサイザー40で発生
した局部発振信号と混合され、第1中間周波信号のうち
希望するQPSK変調波が所定の第2中間周波数に周波
数変換される。 IQ検波器35のための局部発振信号
57は、 PLL周波数シンセサイザー56によって発
振周波数の精度が極めて高くできる。
【0029】PLL周波数シンセサイザー40は、局部
発振回路25、プリスケーラ26、可変分周器27、位
相周波数弁別器28、基準周波数発振器29、ループフ
ィルタ30により構成される。局部発振回路25の出力
はプリスケーラ26で分周された後、可変分周器27に
入力されて分周される。可変分周器27の出力は位相周
波数弁別器28に入力され、基準周波数発振器29の出
力と周波数並びに位相が一致するようにPLL周波数シ
ンセサイザー40は制御される。局部発振回路25の発
振周波数は、マイクロプロセッサー31で可変分周器2
7の分周比を変えることにより、希望するチャンネルの
QPSK変調波の周波数に応じたものにすることができ
る。
【0030】さて、第1中間周波信号入力端子20に入
力される第1中間周波信号の周波数は、衛星放送受信ア
ンテナに含まれる周波数変換器により12GHz帯か
ら、1GHz帯に変換されたものである。そのため周波
数変換に伴う周波数ずれが、+/−2MHz程度まで生じる
ことがある。この周波数ずれをQPSK復調器において、検
出する。検出された周波数誤差信号はDAコンバータに
よりアナログ信号に変換されてウィンドコンパレータ5
4と基準周波数発振器29とPLL周波数シンセサイザ
ー56の基準発振用の水晶発振回路のダイオード51に
印加される。この構成により、周波数誤差信号により発
振周波数を可変できる。このようにして局部発振回路2
5および57の発振周波数を連続的に変化させて、周波
数誤差を減少させることができる。しかしながら可変容
量ダイオードを付加した水晶発振器の周波数可変量は、
高々1/10000程度であり、1GHz帯では第一周
波数帯の周波数変換に伴う周波数ずれである+/−2MHz
には通常拡大できない。そこでウィンドコンパレータ5
4を用いて周波数誤差信号が所定の限界値を越えたとき
には、マイクロプロセッサー31によって、可変分周器
27の分周比を変えることにより周波数誤差を減少させ
ることができる。
【0031】このようにして,第2中間周波数はIQ検
波の局部発振器のAFCによる補正分だけ正規の周波数
とずれているが、それはわずかであり、チャンネルフィ
ルタにおいて周波数のずれが問題になることはない。ま
たIQ検波された後の周波数はほぼ完全に補正されるこ
とになる。また選局のための局部発振信号を発生するP
LL周波数シンセサイザー40の位相周波数検波を行う
基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性がPLL周
波数シンセサイザーにより改善できる程度に高くでき
る。そのためAFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数
の位相雑音特性が向上されるので、受信機としてのビッ
ト誤り率特性を良好に保つことができる作用を有する。
【0032】(実施の形態4)図4において、20は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
21は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、22は前記混合器21の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取るチャンネ
ルフィルタで、帯域通過フィルタであり、 弾性表面波
バンドパスフィルタ(SAWBPF)で形成される。3
5は帯域通過フィルタの出力を入力として直交検波を行
って同相成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を
得るIQ検波器、34はIQ直交検波手段の出力を入力
としI、Qの等価低域信号をディジタル信号にするAD
変換器、32はディジタル化したI,Q信号を入力とし
QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調器、3
6はディジタル信号処理により作り出されたAFCのた
めの周波数誤差検出信号をアナログ信号に変換するため
のD/Aコンバータである。54は周波数誤差信号の限
界値を判定するためのオーバー・アンダーフロー検出器
である。40は前記混合器21で希望するQPSK変調
信号を所定の第2中間周波信号に周波数変換する際に必
要な局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザ
ー、29は局部発振信号の基準となる基準信号発振器で
ある。57は直交検波する際に必要な局部発振信号を発
生する電圧制御発振回路で、56はその発振周波数を安
定化させるためのPLL周波数シンセサイザーである。
【0033】上記のように構成された衛星ディジタル放
送受信機について、以下その動作について説明する。衛
星放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合
器21においてPLL周波数シンセサイザー40で発生
した局部発振信号と混合され、第1中間周波信号のうち
希望するQPSK変調波が所定の第2中間周波数に周波
数変換される。 IQ検波器35のための局部発振信号
57は、 PLL周波数シンセサイザー56によって発
振周波数の精度が極めて高くできる。
【0034】PLL周波数シンセサイザー40は、局部
発振回路25、プリスケーラ26、可変分周器27、位
相周波数弁別器28、基準周波数発振器29、ループフ
ィルタ30により構成される。局部発振回路25の出力
はプリスケーラ26で分周された後、可変分周器27に
入力されて分周される。可変分周器27の出力は位相周
波数弁別器28に入力され、基準周波数発振器29の出
力と周波数並びに位相が一致するようにPLL周波数シ
ンセサイザー40は制御される。局部発振回路25の発
振周波数は、マイクロプロセッサー31で可変分周器2
7の分周比を変えることにより、希望するチャンネルの
QPSK変調波の周波数に応じたものにすることができ
る。
【0035】さて、第1中間周波信号入力端子20に入
力される第1中間周波信号の周波数は、衛星放送受信ア
ンテナに含まれる周波数変換器により12GHz帯か
ら、1GHz帯に変換されたものである。そのため周波
数変換に伴う周波数ずれが、+/−2MHz程度まで生じる
ことがある。この周波数ずれをQPSK復調器において、検
出する。検出された周波数誤差信号はDAコンバータに
よりアナログ信号に変換されてウィンドコンパレータ5
4と基準周波数発振器29に印加される。基準周波数発
振器29は可変容量ダイオード51を付加した水晶発振
器からなり、周波数誤差信号により発振周波数を可変で
きる。このようにして局部発振回路25の発振周波数を
連続的に変化させて、周波数誤差を減少させることがで
きる。しかしながら可変容量ダイオードを付加した水晶
発振器の周波数可変量は、高々1/10000程度であ
り、1GHz帯では第一周波数帯の周波数変換に伴う周
波数ずれである+/−2MHzには通常拡大できない。そこ
でオーバー・アンダーフロー検出器54を用いて周波数
誤差信号が所定の限界値を越えたときには、マイクロプ
ロセッサー31によって、可変分周器27の分周比を変
えることにより周波数誤差を減少させることができる。
オーバー・アンダーフロー検出器54はディジタル信号
処理として実現できるので、QPSK復調器のLSIの
一部として実現できるとともに精度の良い判定回路が容
易に実現できる。
【0036】このようにして,第2中間周波数はほぼ完
全に補正されて正規の周波数となる。また選局のための
局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー4
0の位相周波数検波を行う基準周波数を、局部発振信号
の位相雑音特性がPLL周波数シンセサイザーにより改
善できる程度に高くできる。そのためAFCの精度を保
ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上されるの
で、受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つこと
ができる作用を有する。
【0037】(実施の形態5)図5において、20は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
21は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、22は前記混合器21の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取るチャンネ
ルフィルタで、帯域通過フィルタであり、 弾性表面波
バンドパスフィルタ(SAWBPF)で形成される。3
5は帯域通過フィルタの出力を入力として直交検波を行
って同相成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を
得るIQ検波器、34はIQ直交検波手段の出力を入力
としI、Qの等価低域信号をディジタル信号にするAD
変換器、32はディジタル化したI,Q信号を入力とし
QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調器、3
6はディジタル信号処理により作り出されたAFCのた
めの周波数誤差検出信号をアナログ信号に変換するため
のD/Aコンバータである。54は周波数誤差信号の限
界値を判定するためのウィンドコンパレータである。4
0は前記混合器21で希望するQPSK変調信号を所定
の第2中間周波信号に周波数変換する際に必要な局部発
振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー、29は
局部発振信号の基準となる基準信号発振器である。57
は直交検波する際に必要な局部発振信号を発生する電圧
制御発振回路で、56はその発振周波数を安定化させる
ためのPLL周波数シンセサイザーである。
【0038】上記のように構成された衛星ディジタル放
送受信機について、以下その動作について説明する。衛
星放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合
器21においてPLL周波数シンセサイザー40で発生
した局部発振信号と混合され、第1中間周波信号のうち
希望するQPSK変調波が所定の第2中間周波数に周波
数変換される。 IQ検波器35のための局部発振信号
57は、 PLL周波数シンセサイザー56によって発
振周波数の精度が極めて高くできる。
【0039】PLL周波数シンセサイザー40は、局部
発振回路25、プリスケーラ26、可変分周器27、位
相周波数弁別器28、基準周波数発振器29、ループフ
ィルタ30により構成される。局部発振回路25の出力
はプリスケーラ26で分周された後、可変分周器27に
入力されて分周される。可変分周器27の出力は位相周
波数弁別器28に入力され、基準周波数発振器29の出
力と周波数並びに位相が一致するようにPLL周波数シ
ンセサイザー40は制御される。局部発振回路25の発
振周波数は、マイクロプロセッサー31で可変分周器2
7の分周比を変えることにより、希望するチャンネルの
QPSK変調波の周波数に応じたものにすることができ
る。
【0040】さて、第1中間周波信号入力端子20に入
力される第1中間周波信号の周波数は、衛星放送受信ア
ンテナに含まれる周波数変換器により12GHz帯か
ら、1GHz帯に変換されたものである。そのため周波
数変換に伴う周波数ずれが、+/−2MHz程度まで生じる
ことがある。この周波数ずれをQPSK復調器において、検
出する。検出された周波数誤差信号はDAコンバータに
よりアナログ信号に変換されてウィンドコンパレータ5
4と基準周波数発振器29に印加される。基準周波数発
振器29は可変容量ダイオード51を付加した水晶発振
器からなり、周波数誤差信号により発振周波数を可変で
きる。また直交検波する際に必要な局部発振信号を発生
する電圧制御発振回路57の周波数を安定化するPLL
周波数シンセサイザーの基準周波数を選局のための周波
数シンセサイザーから得ており、電圧制御発振回路57
の周波数も同時に周波数誤差信号により発振周波数を可
変できる。このようにして局部発振回路25および57
の発振周波数を連続的に変化させて、周波数誤差を減少
させることができる。これは選局のための周波数変換が
衛星放送受信機で一般的に用いられているような上側ロ
ーカルの場合には、2つの局部発振器の周波数の変化方
向が互いに協調する方向であり、好ましい。しかしなが
ら可変容量ダイオードを付加した水晶発振器の周波数可
変量は、高々1/10000程度であり、1GHz帯で
は第一周波数帯の周波数変換に伴う周波数ずれである+
/−2MHzには通常拡大できない。そこでウィンドコンパ
レータ54を用いて周波数誤差信号が所定の限界値を越
えたときには、マイクロプロセッサー31によって、可
変分周器27の分周比を変えることにより周波数誤差を
減少させることができる。またこの場合には、PLL周
波数シンセサイザー56の基準周波信号発生回路を削減
することができる。
【0041】このようにして,第2中間周波数はIQ検
波の局部発振器のAFCによる補正分だけ正規の周波数
とずれているが、それはわずかであり、チャンネルフィ
ルタにおいて周波数のずれが問題になることはない。ま
たIQ検波された後の周波数はほぼ完全に補正されるこ
とになる。また選局のための局部発振信号を発生するP
LL周波数シンセサイザー40の位相周波数検波を行う
基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性がPLL周
波数シンセサイザーにより改善できる程度に高くでき
る。そのためAFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数
の位相雑音特性が向上されるので、受信機としてのビッ
ト誤り率特性を良好に保つことができる作用を有する。
またIQ検波の局部発振回路のためのPLL周波数シン
セサイザーの基準周波信号発生回路を削減することも可
能となる作用を有する。
【0042】(実施の形態6)図6において、20は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
21は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、22は前記混合器21の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取るチャンネ
ルフィルタで、帯域通過フィルタであり、 弾性表面波
バンドパスフィルタ(SAWBPF)で形成される。3
5は帯域通過フィルタの出力を入力として直交検波を行
って同相成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を
得るIQ検波器、34はIQ直交検波手段の出力を入力
としI、Qの等価低域信号をディジタル信号にするAD
変換器、32はディジタル化したI,Q信号を入力とし
QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調器、3
6はディジタル信号処理により作り出されたAFCのた
めの周波数誤差検出信号をアナログ信号に変換するため
のD/Aコンバータである。54は周波数誤差信号の限
界値を判定するためのウィンドコンパレータである。4
0は前記混合器21で希望するQPSK変調信号を所定
の第2中間周波信号に周波数変換する際に必要な局部発
振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー、29は
局部発振信号の基準となる基準信号発振器である。57
は直交検波する際に必要な局部発振信号を発生する電圧
制御発振回路で、56はその発振周波数を安定化させる
ためのPLL周波数シンセサイザーである。上記のよう
に構成された衛星ディジタル放送受信機について、以下
その動作について説明する。衛星放送アンテナから受信
した第1中間周波信号は、混合器21においてPLL周
波数シンセサイザー40で発生した局部発振信号と混合
され、第1中間周波信号のうち希望するQPSK変調波
が所定の第2中間周波数に周波数変換される。 IQ検
波器35のための局部発振信号57は、 PLL周波数
シンセサイザー56によって発振周波数の精度が極めて
高くできる。PLL周波数シンセサイザー40は、局部
発振回路25、プリスケーラ26、可変分周器27、位
相周波数弁別器28、基準周波数発振器29、ループフ
ィルタ30により構成される。局部発振回路25の出力
はプリスケーラ26で分周された後、可変分周器27に
入力されて分周される。可変分周器27の出力は位相周
波数弁別器28に入力され、基準周波数発振器29の出
力と周波数並びに位相が一致するようにPLL周波数シ
ンセサイザー40は制御される。局部発振回路25の発
振周波数は、マイクロプロセッサー31で可変分周器2
7の分周比を変えることにより、希望するチャンネルの
QPSK変調波の周波数に応じたものにすることができ
る。
【0043】さて、第1中間周波信号入力端子20に入
力される第1中間周波信号の周波数は、衛星放送受信ア
ンテナに含まれる周波数変換器により12GHz帯か
ら、1GHz帯に変換されたものである。そのため周波
数変換に伴う周波数ずれが、+/−2MHz程度まで生じる
ことがある。この周波数ずれをQPSK復調器において、検
出する。検出された周波数誤差信号はDAコンバータに
よりアナログ信号に変換されてウィンドコンパレータ5
4とPLL周波数シンセサイザー56の基準発振用の水
晶発振回路のダイオード51に印加される。この構成に
より、周波数誤差信号により発振周波数を可変できる。
このようにして局部発振回路57の発振周波数を連続的
に変化させて、周波数誤差を減少させることができる。
また選局する際に必要な局部発振信号を発生する電圧制
御発振回路25の周波数を安定化するPLL周波数シン
セサイザーの基準周波数をIQ検波器35のための局部
発振信号57のPLL周波数シンセサイザー56から得
ており、電圧制御発振回路25の周波数も同時に周波数
誤差信号により発振周波数を可変できる。このようにし
て局部発振回路25および57の発振周波数を連続的に
変化させて、周波数誤差を減少させることができる。こ
れは選局のための周波数変換が衛星放送受信機で一般的
に用いられているような上側ローカルの場合には、2つ
の局部発振器の周波数の変化方向が互いに協調する方向
であり、好ましい。しかしながら可変容量ダイオードを
付加した水晶発振器の周波数可変量は、高々1/100
00程度であり、400MHz帯では第一周波数帯の周
波数変換に伴う周波数ずれである+/−2MHzには通常拡
大できない。そこでウィンドコンパレータ54を用いて
周波数誤差信号が所定の限界値を越えたときには、マイ
クロプロセッサー31によって、可変分周器27の分周
比を変えることにより周波数誤差を減少させることがで
きる。 またこの場合には、PLL周波数シンセサイザ
ー40の基準周波信号発生回路を削減することができ
る。
【0044】このようにして,第2中間周波数はIQ検
波の局部発振器のAFCによる補正分だけ正規の周波数
とずれているが、それはわずかであり、チャンネルフィ
ルタにおいて周波数のずれが問題になることはない。ま
たIQ検波された後の周波数はほぼ完全に補正されるこ
とになる。また選局のための局部発振信号を発生するP
LL周波数シンセサイザー40の位相周波数検波を行う
基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性がPLL周
波数シンセサイザーにより改善できる程度に高くでき
る。そのためAFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数
の位相雑音特性が向上されるので、受信機としてのビッ
ト誤り率特性を良好に保つことができる作用を有する。
またPLL周波数シンセサイザー40の基準周波信号発
生回路を削減することも可能となる作用を有する。
【0045】(実施の形態7)図7において、20は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
21は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、22は前記混合器21の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取るチャンネ
ルフィルタで、帯域通過フィルタであり、 弾性表面波
バンドパスフィルタ(SAWBPF)で形成される。3
5は帯域通過フィルタの出力を入力として直交検波を行
って同相成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を
得るIQ検波器、34はIQ直交検波手段の出力を入力
としI、Qの等価低域信号をディジタル信号にするAD
変換器、32はディジタル化したI,Q信号を入力とし
QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調器、3
6はディジタル信号処理により作り出されたAFCのた
めの周波数誤差検出信号をアナログ信号に変換するため
のD/Aコンバータである。54は周波数誤差信号の限
界値を判定するためのウィンドコンパレータである。4
0は前記混合器21で希望するQPSK変調信号を所定
の第2中間周波信号に周波数変換する際に必要な局部発
振信号を発生するPLL周波数シンセサイザー、29は
局部発振信号の基準となる基準信号発振器である。57
は直交検波する際に必要な局部発振信号を発生する電圧
制御発振回路で、56はその発振周波数を安定化させる
ためのPLL周波数シンセサイザーである。
【0046】上記のように構成された衛星ディジタル放
送受信機について、以下その動作について説明する。衛
星放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合
器21においてPLL周波数シンセサイザー40で発生
した局部発振信号と混合され、第1中間周波信号のうち
希望するQPSK変調波が所定の第2中間周波数に周波
数変換される。 IQ検波器35のための局部発振信号
57は、 PLL周波数シンセサイザー56によって発
振周波数の精度が極めて高くできる。
【0047】PLL周波数シンセサイザー40は、局部
発振回路25、プリスケーラ26、可変分周器27、位
相周波数弁別器28、基準周波数発振器29、ループフ
ィルタ30により構成される。局部発振回路25の出力
はプリスケーラ26で分周された後、可変分周器27に
入力されて分周される。可変分周器27の出力は位相周
波数弁別器28に入力され、基準周波数発振器29の出
力と周波数並びに位相が一致するようにPLL周波数シ
ンセサイザー40は制御される。局部発振回路25の発
振周波数は、マイクロプロセッサー31で可変分周器2
7の分周比を変えることにより、希望するチャンネルの
QPSK変調波の周波数に応じたものにすることができ
る。
【0048】さて、第1中間周波信号入力端子20に入
力される第1中間周波信号の周波数は、衛星放送受信ア
ンテナに含まれる周波数変換器により12GHz帯か
ら、1GHz帯に変換されたものである。そのため周波
数変換に伴う周波数ずれが、+/−2MHz程度まで生じる
ことがある。この周波数ずれをQPSK復調器において、検
出する。検出された周波数誤差信号はDAコンバータに
よりアナログ信号に変換されてウィンドコンパレータ5
4とPLL周波数シンセサイザー56の基準発振用の水
晶発振回路のダイオード51に印加される。この構成に
より、周波数誤差信号により発振周波数を可変できる。
このようにして局部発振回路57の発振周波数を連続的
に変化させて、周波数誤差を減少させることができる。
しかしながら可変容量ダイオードを付加した水晶発振器
の周波数可変量は、高々1/10000程度であり、4
00MHz帯では第一周波数帯の周波数変換に伴う周波
数ずれである+/−2MHzには通常拡大できない。そこで
ウィンドコンパレータ54を用いて周波数誤差信号が所
定の限界値を越えたときには、マイクロプロセッサー3
1によって、PLL周波数シンセサイザー56の分周比
を変えることにより周波数誤差を減少させることができ
る。
【0049】このようにして,第2中間周波数はIQ検
波の局部発振器のAFCによる補正分だけ正規の周波数
とずれているが、それはわずかであり、チャンネルフィ
ルタにおいて周波数のずれが問題になることはない。ま
たIQ検波された後の周波数はほぼ完全に補正されるこ
とになる。また選局のための局部発振信号を発生するP
LL周波数シンセサイザー40の位相周波数検波を行う
基準周波数を、局部発振信号の位相雑音特性がPLL周
波数シンセサイザーにより改善できる程度に高くでき
る。そのためAFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数
の位相雑音特性が向上されるので、受信機としてのビッ
ト誤り率特性を良好に保つことができる作用を有する。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明のディジタル衛星放
送受信機によれば、 AFCの精度を保ちつつ、局部発
振周波数の位相雑音特性が向上されるので、受信機とし
てのビット誤り率特性を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図2】本発明の一実施の形態を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図3】本発明の一実施の形態を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図4】本発明の一実施の形態を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図5】本発明の一実施の形態を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図6】本発明の一実施の形態を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図7】本発明の一実施の形態を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図8】従来の衛星放送受信機の構成図
【符号の説明】
20 第一中間周波入力端子 21 ミクサ 22 SAWバンドパスフィルタ 23 FM復調器 24 ADコンバータ 25 局部発振回路 26 プリスケーラ 27 可変分周器 28 位相周波数分別器 71 基準周波数分周器 30 ループフィルタ 31 マイクロプロセッサー 32 QPSK復調器 33 QPSK復調出力 40 PLL周波数シンセサイザー 50 水晶 51 可変容量ダイオード 52,53 コンデンサー 54 ウインドコンパレータ 55 抵抗 56 PLL周波数シンセサイザー 57 局部発振回路 70 基準周波数

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選局のための局部発振信号乃至IQ検波
    部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL周波数シ
    ンセサイザーと、選局されたQPSK変調信号を復調し
    て得られる中心周波数に対する周波数誤差信号を出力す
    る周波数誤差検出回路とを備え、選局のための局部発振
    信号を発生するPLL周波数シンセサイザーの基準周波
    数発振器の発振周波数乃至IQ検波のそれの一方、ある
    いは両方を周波数誤差信号を用いて連続的に制御すると
    共に、前記の周波数誤差信号が一定範囲以上になったと
    きには、PLL周波数シンセサイザーの可変分周器の分
    周比を変えることによって、周波数誤差を減少せしめる
    ことを特徴としたディジタル衛星放送受信機。
  2. 【請求項2】 選局のための局部発振信号の周波数を安
    定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局されたQ
    PSK変調信号を復調して得られる中心周波数に対する
    周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路と、周波
    数誤差信号の誤差判定回路とを備え、選局のための局部
    発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザーの基準
    周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信号を用いて連
    続的に制御すると共に、誤差判定回路を用いて前記の周
    波数誤差信号が一定範囲以上になったときには、PLL
    周波数シンセサイザーの可変分周器の分周比を変えるこ
    とによって、周波数誤差を減少せしめることを特徴とし
    たディジタル衛星放送受信機。
  3. 【請求項3】 選局のための局部発振信号及びIQ検波
    部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL周波数シ
    ンセサイザーと、選局されたQPSK変調信号を復調し
    て得られる中心周波数に対する周波数誤差信号を出力す
    る周波数誤差検出回路と、周波数誤差信号の誤差判定回
    路とを備え、IQ検波のPLL周波数シンセサイザーの
    基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信号を用い
    て連続的に制御すると共に、誤差判定回路を用いて前記
    の周波数誤差信号が一定範囲以上になったときには、P
    LL周波数シンセサイザーの可変分周器の分周比を変え
    ることによって、周波数誤差を減少せしめることを特徴
    としたディジタル衛星放送受信機。
  4. 【請求項4】 選局のための局部発振信号及びIQ検波
    部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL周波数シ
    ンセサイザーと、選局されたQPSK変調信号を復調し
    て得られる中心周波数に対する周波数誤差信号を出力す
    る周波数誤差検出回路と、周波数誤差信号の誤差判定回
    路とを備え、選局のための局部発振信号を発生するPL
    L周波数シンセサイザーの基準周波数発振器の発振周波
    数及びIQ検波の両方を周波数誤差信号を用いて連続的
    に制御すると共に、誤差判定回路を用いて前記の周波数
    誤差信号が一定範囲以上になったときには、PLL周波
    数シンセサイザーの可変分周器の分周比を変えることに
    よって、周波数誤差を減少せしめることを特徴としたデ
    ィジタル衛星放送受信機。
  5. 【請求項5】 選局のための局部発振信号の周波数を安
    定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局されたQ
    PSK変調信号を復調して得られる中心周波数に対する
    周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路と、周波
    数誤差信号のオーバー・アンダーフロー検出器とを備
    え、選局のための局部発振信号を発生するPLL周波数
    シンセサイザーの基準周波数発振器の発振周波数を周波
    数誤差信号を用いて連続的に制御すると共に、オーバー
    ・アンダーフロー検出器を用いて前記の周波数誤差信号
    が一定範囲以上になったときには、PLL周波数シンセ
    サイザーの可変分周器の分周比を変えることによって、
    周波数誤差を減少せしめることを特徴としたディジタル
    衛星放送受信機。
  6. 【請求項6】 選局のための局部発振信号の周波数を安
    定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局されたQ
    PSK変調信号を復調して得られる中心周波数に対する
    周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路と、周波
    数誤差信号の誤差判定回路とを備え、選局のための局部
    発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザーの基準
    周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信号を用いて連
    続的に制御すると共に、選局のための基準周波数発振器
    の発振出力から得られる信号をIQ検波のための局部発
    振信号を発生するPLL周波数シンセサイザーに入力し
    てその局部発振周波数を連続的に制御し、かつ誤差判定
    回路を用いて前記の周波数誤差信号が一定範囲以上にな
    ったときには、PLL周波数シンセサイザーの可変分周
    器の分周比を変えることによって、周波数誤差を減少せ
    しめることを特徴としたディジタル衛星放送受信機。
  7. 【請求項7】 選局のための局部発振信号の周波数を安
    定化するPLL周波数シンセサイザーと、選局されたQ
    PSK変調信号を復調して得られる中心周波数に対する
    周波数誤差信号を出力する周波数誤差検出回路と、周波
    数誤差信号の誤差判定回路とを備え、IQ検波のための
    局部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザーの
    基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信号を用い
    て連続的に制御すると共に、IQ検波のための基準周波
    数発振器の発振出力から得られる信号を選局のための局
    部発振信号を発生するPLL周波数シンセサイザーに入
    力してその局部発振周波数を連続的に制御し、かつ誤差
    判定回路を用いて前記の周波数誤差信号が一定範囲以上
    になったときには、PLL周波数シンセサイザーの可変
    分周器の分周比を変えることによって、周波数誤差を減
    少せしめることを特徴としたディジタル衛星放送受信
    機。
  8. 【請求項8】 選局のための局部発振信号及びIQ検波
    部の局部発振信号の周波数を安定化するPLL周波数シ
    ンセサイザーと、選局されたQPSK変調信号を復調し
    て得られる中心周波数に対する周波数誤差信号を出力す
    る周波数誤差検出回路と、周波数誤差信号の誤差判定回
    路とを備え、IQ検波のPLL周波数シンセサイザーの
    基準周波数発振器の発振周波数を周波数誤差信号を用い
    て連続的に制御すると共に、誤差判定回路を用いて前記
    の周波数誤差信号が一定範囲以上になったときには、I
    Q検波のPLL周波数シンセサイザーの可変分周器の分
    周比を変えることによって、周波数誤差を減少せしめる
    ことを特徴としたディジタル衛星放送受信機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001267917A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Toshiba Corp 局部発振安定化装置
JP2002344352A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Sanyo Electric Co Ltd 受信信号処理方法とその方法を利用可能なマッチトフィルタおよび携帯電話機
JP2006319927A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Kyocera Corp Afc回路

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