JP2752850B2 - 受信機 - Google Patents

受信機

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JP2752850B2
JP2752850B2 JP14341692A JP14341692A JP2752850B2 JP 2752850 B2 JP2752850 B2 JP 2752850B2 JP 14341692 A JP14341692 A JP 14341692A JP 14341692 A JP14341692 A JP 14341692A JP 2752850 B2 JP2752850 B2 JP 2752850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間周波信号を得るた
めの局部発振器として位相同期ループ(PLL)回路を
用いた受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばディジタル移動通信システムにお
いては、一般に、基地局または移動機の受信機にダブル
スーパヘテロダイン受信方式が用いられており、受信し
たRF信号を第1の中間周波信号に変換しそれを更に第
2の中間周波信号に変換してから、その第2中間周波信
号を復調回路で復調してベースバンド信号を得ている。
【0003】またかかるディジタル移動通信システムに
おいては、π/4シフトQPSK変調方式などのディジ
タル変調方式が採用されつつある。かかるディジタル変
調方式では、送信周波数とともに、復調回路に入力され
る受信周波数(第2中間周波数)の高精度の安定化が要
求される。
【0004】図4には第2中間周波数の高安定化を図っ
た移動機用の受信回路の構成例が示される。この例は受
信方式としてダブルスーパヘテロダイン受信方式を、変
調方式としてπ/4シフトQPSK変調方式を採用した
ディジタル移動通信システムに適用されるものであり、
基地局からのRF信号の周波数として820MHz〜90
0MHz程度、第1中間周波数として130MHz、第2中
間周波数として455kHz(したがって第2局部発振周
波数として129.545MHz)が用いられている。こ
こで基地局からのRF信号の周波数は0.1ppm 程度の
高安定度のものである。
【0005】図4において、アンテナで受信されたRF
信号は混合器1により第1局部発振器2の出力を用いて
第1中間周波信号に変換され、さらにその第1中間周波
信号は混合器3により第2局部発振器4’の出力を用い
て第2中間周波信号に変換される。この第1局部発振器
2は位相同期ループによる周波数シンセサイザで、また
第2局部発振器4’は位相同期ループで構成される。ま
た第1、第2局部発振器2、4’の動作の周波数基準と
して3ppm 程度の精度を持つ基準発振器5の発振周波数
(12.8MHz)が用いられる。
【0006】混合器3から出力される第2中間周波信号
は、後段の復調回路(図示しない)に入力されてベース
バンド信号が復調されると共に、自動周波数制御回路6
に入力されてその真値fIF2 からの誤差εIF2 が検出さ
れる。自動周波数制御回路6はその誤差εIF2 が無くな
るように基準発振器の発振周波数を制御する。このよう
に、周波数安定度が0.1ppm 程度と高精度な基地局か
らの受信波を参照してAFC動作を行うことにより、基
準発振器5は低精度のものであるにかかわらずその発振
周波数を高安定化することができ、よって第2中間周波
信号の周波数安定度も高めることができる。
【0007】図5には第1局部発振器2の構成例が示さ
れる。この第1局部発振器2では、電圧制御発振器21
からの出力は可変分周器22で分周(25kHzに分周)
されて、位相比較器23の一方に入力端子に入力され
る。この位相比較器23の他方の入力端子には基準発振
器5からの出力が分周器24で分周(25kHzに分周)
されて入力されている。位相比較器23はこの二つの入
力波の位相誤差を検出し、その位相誤差を積分器25を
通して電圧制御発振器21に制御電圧として供給する。
これにより電圧制御発振器21の出力(第1局部発振器
2の出力)は基準発振器5の出力に位相同期させられ
る。なお、可変分周器22の分周比は受信チャネルの切
替え時にその選局データに基づいて第1中間周波数f
IF1 を一定とするよう制御される。
【0008】図6には第2局部発振器4’の構成例が示
される。この第2局部発振器4’では、電圧制御発振器
41’の出力は分周器42で分周(5kHzに分周)され
て、位相比較器43の一方の入力端子に入力される。こ
の位相比較器43の他方の入力端子には基準発振器5か
らの出力が分周器44で分周(5kHzに分周)されて入
力されている。位相比較器73はこの二つの入力波の位
相誤差を検出してその位相誤差を積分器45を通して電
圧制御発振器41’に制御電圧として供給する。これに
より電圧制御発振器41’の出力(第2局部発振器4の
出力)は基準発振器5の出力に位相同期させられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル移動通信シ
ステムの移動機では、電源として電池を使用するため低
消費電力化を図る必要があり、そのため間欠受信による
バッテリーセービングを行っている。この間欠受信は例
えば700mSの周期で7mSだけ受信機を動作させて
受信を行うというものであるが、この間欠受信時にも、
復調回路に入力される第2中間周波信号は高精度な周波
数安定度が得られなければならず、周波数安定度が悪い
と復調回路における復調に際してビット誤りを生じる。
【0010】一方、第2局部発振機4’は位相同期ルー
プ構成であるため、その電圧制御発振器41’の出力と
基準発振器5の出力とを位相比較するが、この位相比較
のため、両方の周波数を同じにする必要がある。このた
め分周器42、44でそれぞれの発振出力を分周してそ
れらの最大公約数的な周波数、すなわち両者をそれぞれ
分周した周波数のうちで両者が一致するところの出来る
だけ大きい周波数まで落としている。すなわち、12.
8MHzの基準発振器5の出力を分周器44で5kHzに落
とし、129.545MHzの第2局部発振器4の出力を
分周器42で5kHzに落としている。
【0011】このように、第2局部発振器4’はその発
振周波数と基準発振器5の発振周波数との関係から、位
相同期ループの比較周波数(両方の発振周波数の最大公
約数となる周波数で、ここでは5kHz)が限定され、よ
って第2局部発振器4’の周波数同期時間の高速化には
限界がある。
【0012】このため、従来は第2局部発振器4の電圧
制御発振器41’として、VCXO(電圧制御形水晶発
振器)等のゲインが比較的低く短期安定度が良いものを
用いており、それにより間欠受信中に発振周波数が変動
しないようにしている。ところが、このようにVCXO
は、SAW(表面弾性波)による電圧制御発振器などに
比べて回路が大型となるし、また高価でもある。
【0013】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、位相同期ループ構成
の局部発振器の周波数同期時間の高速化を図ることにあ
り、それによりその電圧制御発振器としてSAW電圧制
御発振器などのような短期安定度が比較的悪いが、ゲイ
ンが高く、しかも回路の小型化が可能な発振器も使用で
きるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明の受信機は、一つの形態として、
第1局部発振器12と、変調された受信信号を第1局部
発振器12の発振周波数を用いて第1中間周波信号に変
換する第1周波数変換回路11と、位相同期ループで構
成された第2局部発振器14と、第1中間周波信号を第
2局部発振器14の発振周波数を用いて第2中間周波信
号に変換する第2周波数変換回路13と、第1局部発振
器12と第2局部発振器14に周波数基準となる基準周
波数を供給する可変周波数形の基準発振器15と、第2
周波数変換回路13の第2中間周波数に基づいてその所
望値からの誤差を抑圧するように基準発振器15の基準
周波数を制御する自動周波数制御回路16とを備え、第
2局部発振器14の発振周波数に対し、基準発振器15
の基準周波数を分周した分周周波数と位相比較するとこ
ろの、第2局部発振器14の発振周波数を分周した位相
比較周波数が大となるように、許容範囲内でその真値に
対して偏差を持たせるよう構成したことを特徴とするも
のである。
【0015】また本発明の受信機は、他の形態として、
位相同期ループで構成された局部発振器と、局部発振器
発振周波数を用いて中間周波信号に変換する周波数変
換回路と、局部発振器に周波数基準となる基準周波数
供給する可変周波数形の基準発振器と、周波数変換回路
の中間周波数に基づいてその所望値からの誤差を抑圧す
るように基準発振器の基準周波数を制御する自動周波数
制御回路とを備え、局部発振器の発振周波数に対し、
準発振器の基準周波数を分周した分周周波数と位相比較
するところの、局部発振器の発振周波数を分周した位相
比較周波数が大となるように、許容範囲内でその真値に
対して偏差を持たせるよう構成したことを特徴とする
のである。
【0016】上記の位相同期ループで構成された局部発
振器は、基準発振器からの基準周波数f 0 をn分周する
第1の分周器と、この局部発振器の発振周波数f V をm
分周して位相比較周波数f V する第2の分周器と、第
1の分周器の分周周波数f 0 /nと第2の分周器の位相
比較周波数f V /mを位相比較する位相比較器と、位相
比較器の比較結果に応じて出力の発振周波数f V が制御
されてその出力をこの局部発振出力とする可変周波数形
発振器とを含み、f V =mf 0 /n(ただし、m、nは
整数)で表せられるこの局部発振器の発振周波数f
V は、このときの位相比較周波数f V /mが大となるよ
うに許容範囲内でその真値に対して偏差を持たせるよう
構成することができる。
【0017】また自動周波数制御回路では、所望値とし
て本来の中間周波数の真値に局部発振周波数の偏差を含
ませたものを用いることができる。
【0018】
【作用】第1の形態の受信回路においては、第2局部発
振周波数に許容範囲内で故意に偏差を持たせてあり、そ
れにより第2局部発振器14内の位相同期ループの位相
比較周波数を従来よりも高くとれるようにしてある。同
様に第2の形態の受信回路においては、局部発振周波数
に許容範囲内で故意に偏差を持たせてあり、それにより
局部発振器内の位相同期ループの位相比較周波数を従来
よりも高くとれるようにしてある。これにより位相同期
ループの周波数同期時間の高速化を図ることができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としての受信機の全体
構成が示される。この実施例の受信機はディジタル移動
通信システムの移動機に搭載されるものであり、変調方
式としてはπ/4シフトQPSK変調方式を用い、受信
方式としてはダブルスーパヘテロダイン受信方式を用い
ている。
【0020】ここで、1はアンテナで受信した周波数f
R のRF信号を周波数fIF1 の第1中間周波信号に変換
するための混合器(または第1周波数変換回路)、2は
混合器1に対して周波数変換のための周波数fL1の第1
局部発振出力を供給する第1局部発振器である。この第
1局部発振器2の構成は前述の図5で示したものと同じ
である。
【0021】第1局部発振器2の発振周波数はその真値
がfL1、混合器1から出力される第1中間周波信号の周
波数はその真値がfIF1 であるが、この第1局部発振器
2の発振周波数は真値fL1に対して温度変動や経時変化
等に起因する誤差εL1を含むので、第1中間周波信号の
周波数もその真値fIF1 に誤差εIF1 を含む。すなわ
ち、第1中間周波数の実際の値は、 fIF1 +εIF1 =fR −(fL1+εL1)=(fR −fL1)−εL1 である。
【0022】3は混合器1から出力される第1中間周波
信号を周波数fIF2 の第2中間周波信号に変換するため
の混合器(または第2周波数変換回路)、4は混合器3
に対して周波数変換のための周波数fL2の第2局部発振
出力を供給する第2局部発振器である。この第2局部発
振器4の構成が図3に示される。この構成は前述の図6
で示したものとほぼ同じであるが、位相同期ループ内の
電圧制御発振器としては、電圧制御形水晶発振器(VC
XO)41’に換えて、SAW(表面弾性波)形の電圧
制御発振器41が用いられている点が相違する。
【0023】混合器3から出力される第2中間周波信号
の周波数はその真値がfIF2 であり、第2局部発振器4
の発振周波数はその真値がfL2であるが、本発明ではこ
の真値fL2に加えて、許容される範囲で故意に周波数偏
差ΔfL2を持たせてある。この周波数偏差ΔfL2の大き
さは、第2局部発振器4における位相比較のための位相
比較周波数f C を高くする値、すなわち、基準発振器5
の基準周波数f 0 をn分周した分周周波数f 0 /nと位
相比較するところの第2局部発振器4の発振周波数f V
(=f L2 +Δf L2 )をm分周した位相比較周波数f
C (=f V /m)が、従来の基準周波数f 0 (12.8
MHz)と第2局部発振周波数の真値f L2 (129.54
5MHz)についての位相比較周波数(5kHz)よりも高
くなる値であり、かつ、この周波数偏差ΔfL2に基づい
て第2中間周波数がその真値fIF2 から周波数偏差(−
ΔfL2)を生じても、後段にある復調回路において復調
に際して誤り率が大きくならない程度の許容される範囲
の値とされる。
【0024】例えば基準発振器5の発振周波数f0 を1
2.8MHzとしたとき、第2局部発振器の発振周波数の
真値fIF2 =129.545MHzに対して172Hzの
周波数偏差ΔfL2を持たせ、この偏差を持った第2局部
発振周波数を129.544828MHzとする。
【0025】このように、第2局部発振器では、分周器
42をm分周器、分周器44をn分周器とし、基準発振
器5の基準周波数をf0 、電圧制御発振器41の発振周
波数をfV 、位相同期ループの比較周波数をfc 、第2
局部発振周波数の真値をfL2とすると、 fc =f0 /n=fV /m となるが、ここで、従来は電圧制御発振器41の発振周
波数fV が、 fV =fL2 であったのに対して、本発明では、 fV =fL2+ΔfL2 のように偏差ΔfL2を持たせてあるものである。例え
ば、上述したように基準周波数f 0 =12.8MHzと
し、n=116、m=1171とした場合には、位相比
較周波数f C は12.8MHz/116=約110.3k
Hzとなり、第2局部発振周波数f V は(12.8MHz/
116)×1174で約129.544828MHz、偏
差Δf L2 は129.545MHz−(12.8MHz/1
16)×1174で約172Hzとなるものである。
【0026】なお第2局部発振器4の発振周波数は真値
L2に対して温度変動や経時変化等に起因する誤差εL2
を含むので、第2中間周波信号の周波数もこの誤差εL2
に起因してその真値fIF2 に対して誤差εIF2 を含む。
すなわち、第2中間周波数の実際の値は、周波数偏差Δ
L2も含めると、 fIF2 −ΔfL2+εIF2 =(fIF1 +εIF1 )−(fL2+ΔfL2+εL2) ={(fR −fL1)−εL1}−(fL2+ΔfL2+εL2) =(fR −fL1−fL2)−ΔfL2−(εL1+εL2) である。
【0027】5は低精度(3ppm 程度)の電圧制御発振
器で構成される基準発振器であり、位相同期ループから
なる第1局部発振器2と第2局部発振器4に対して周波
数基準となる周波数(真値f0 +誤差ε0 )の基準発振
出力を供給する。この基準発振器5の出力はまた送信信
号の搬送波を作成するためにも用いられる。
【0028】6は自動周波数制御(AFC)回路であ
り、混合器3から出力される第2中間周波信号の周波数
を測定し、その実測値と所望値との誤差を検出し、その
誤差をアナログ電圧に変換して制御電圧として基準発振
器5に供給することにより、その誤差を低減するように
基準発振器5の発振周波数を制御しているものである。
自動周波数制御回路6は、この誤差検出のために所望値
をテーブルとして持つ。この所望値は第2中間周波信号
の周波数の真値fIF2 に、第2局部発振器4の出力の周
波数偏差ΔfL2を含ませたもの、すなわち(fIF2 −Δ
L2)に設定される。
【0029】したがって、本実施例回路では、自動周波
数制御回路6により、混合器3から出力される第2中間
周波信号の周波数が、 fIF2 −ΔfL2=fR −fL1−fL2−ΔfL2 になるようAFC動作が行われる。このように、周波数
安定度が高い基地局からの受信RF信号を参照してAF
C動作により制御されるものであるから、誤差εL1、ε
L2は除去され、基準発振器5や第2局部発振器の電圧制
御発振器21の精度が低くてもそれらの発振周波数の周
波数安定度は高くなり、よって第2中間周波信号の周波
数安定度も高いものとなる。また、この基準発振器5の
出力に基づき作成される送信側の搬送波周波数も高安定
化できる。
【0030】以上のように、第2中間周波信号は真値の
IF2 に対して周波数偏差ΔfL2だけずれた値となる
が、第2局部発振器4で与える周波数偏差ΔfL2は、混
合器3の後段の復調回路での復調の際の誤り率を大きく
しない程度の許容される範囲の大きさに設定されている
ので、復調動作には影響を与えない。
【0031】このように、第2局部発振器4での位相比
較のための周波数は従来の5kHzから約110.3kHz
に上げることができるため、その周波数同期時間が高速
になり、その結果、第2局部発振器4の位相同期ループ
内の電圧制御発振器41として、VCXOの代わりに、
SAW形電圧制御発振器などの短期安定度が比較的悪い
が、ゲインが高く、しかも回路の小型化が可能な発振器
を用いることができる。
【0032】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば上述の実施例では本発明をダブル
スーパヘテロダイン受信方式の受信機に適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限られるものではな
く、例えば通常の1段構成のスーパヘテロダイン受信方
式の受信機に適用してもよい。この場合も、局部発振器
としては位相同期ループ構成のものが用いられ、その発
振周波数がAFC回路により制御される。
【0033】また本発明は、実施例のようなディジタル
移動通信システムの受信機だけに限られるものではな
く、一般の通信用の受信機にも勿論適用できるものであ
る。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、受信機において位相同期ループ構成の局部発振器の
周波数同期時間を高速化することができるようになり、
それによりその位相同期ループに用いる電圧制御発振器
としてSAW(表面弾性波)形の電圧制御発振器などの
ような短期安定度が比較的悪いが、ゲインが高く、しか
も回路の小型化が可能な発振器を使用できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての受信回路を示す図で
ある。
【図3】実施例の受信回路における第2局部発振器の構
成例を示す図である。
【図4】受信信号の周波数の高安定化を図った受信回路
の例を示す図である。
【図5】図4の受信回路における第1局部発振器の構成
例を示す図である。
【図6】図4の受信回路における第2局部発振器の構成
例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1中間周波数変換用の混合器 2 第1局部発振器 3 第2中間周波数変換用の混合器 4、4’ 第2局部発振器 5 基準発振器 6 自動周波数制御回路 21 電圧制御発振器 22 可変分周器 23、43 位相比較器 24、42、44 分周器 25、45 積分器 41 SAW電圧制御発振器 41’電圧制御形水晶発振器(VXCO)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1局部発振器(12)と、 変調された受信信号を該第1局部発振器(12)の発振
    周波数を用いて第1中間周波信号に変換する第1周波数
    変換回路(11)と、 位相同期ループで構成された第2局部発振器(14)
    と、 該第1中間周波信号を該第2局部発振器(14)の発振
    周波数を用いて第2中間周波信号に変換する第2周波数
    変換回路(13)と、 該第1局部発振器と該第2局部発振器に周波数基準とな
    基準周波数を供給する可変周波数形の基準発振器(1
    5)と、 該第2周波数変換回路の第2中間周波数に基づいてその
    所望値からの誤差を抑圧するように該基準発振器の基準
    周波数を制御する自動周波数制御回路(16)とを備
    え、 該第2局部発振器の発振周波数に対し、該基準発振器の
    基準周波数を分周した分周周波数と位相比較する該第2
    局部発振器の発振周波数を分周した位相比較周波数が大
    となるように、許容範囲内でその真値に対して偏差を持
    たせるよう構成したことを特徴とする受信機
  2. 【請求項2】 位相同期ループで構成された局部発振器
    と、 該局部発振器の発振周波数を用いて中間周波信号に変換
    する周波数変換回路と、 該局部発振器に周波数基準となる基準周波数を供給する
    可変周波数形の基準発振器と、 該周波数変換回路の中間周波数に基づいてその所望値か
    らの誤差を抑圧するように該基準発振器の基準周波数
    制御する自動周波数制御回路とを備え、 該局部発振器の発振周波数に対し、該基準発振器の基準
    周波数を分周した分周周波数と位相比較する該局部発振
    器の発振周波数を分周した位相比較周波数が大となるよ
    うに、許容範囲内でその真値に対して偏差を持たせるよ
    う構成したことを特徴とする受信機
  3. 【請求項3】 上記位相同期ループで構成された局部発
    振器は、 該基準発振器からの基準周波数f 0 をn分周する第1の
    分周器と、該位相同期ループで構成された局部発振器発振周波数
    V をm分周して位相比較周波数f V する第2の分周
    器と、 該第1の分周器の分周周波数f 0 /nと第2の分周器の
    位相比較周波数f V /mを位相比較する位相比較器と、 該位相比較器の比較結果に応じて出力の発振周波数f V
    が制御されてその出力を該位相同期ループで構成された
    局部発振器出力とする可変周波数形発振器とを含み、f
    V =(m/n)f 0 で表せられる該位相同期ループで構
    成された局部発振器の発振周波数f V は、このときの位
    相比較周波数f V /mが大となるように許容範囲内でそ
    の真値に対して偏差を持たせるよう構成された請求項1
    または2記載の受信機
  4. 【請求項4】 該自動周波数制御回路は、所望値として
    本来の中間周波数の真値に局部発振周波数の偏差を含ま
    せたものを用いるよう構成された請求項1〜3の何れか
    に記載の受信機
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