JPH11122135A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH11122135A
JPH11122135A JP20643898A JP20643898A JPH11122135A JP H11122135 A JPH11122135 A JP H11122135A JP 20643898 A JP20643898 A JP 20643898A JP 20643898 A JP20643898 A JP 20643898A JP H11122135 A JPH11122135 A JP H11122135A
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Atsuya Yokoi
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 ディジタル携帯電話受信機のローカル信号発振器として
PLL回路を使用するため、受信機のコスト低減と小型
化の障害となっている。ローカル信号発振器に要求され
る高い周波数精度を緩和できるような構成にすると共に
PLL回路を不要とし、小型で安価な受信機を提供す
る。 【解決手段】第1ローカル信号発振器4の周波数誤差を
周波数誤差検出回路15で検出すると共に、該検出誤差
情報に基づいて第2ローカル信号発振器12dの出力周
波数を制御して、第1ローカル信号発振器4の周波数誤
差に伴う第1IF信号5aの周波数シフトを打ち消すよ
うに補正し、前記第1ローカル信号発振器4の周波数誤
差に係わる受信機特性の劣化を補償するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル携帯電
話等の無線通信において使用される受信機に関し、特
に、ローカル発振器の周波数精度要求を緩和する手段に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信におけるディジタル携帯
電話等の無線機の技術が進歩し、機器の小型化と共に種
々の要求を実現するため機器の性能向上が図られてい
る。特に、ディジタル方式の受信機においては、後述す
るようにローカル発振器の周波数誤差がBER(Bit Err
or Rate, ビット誤り率)特性や同期特性に直接影響を及
ぼすので、高い精度が要求される。
【0003】図3は、従来の一般的なディジタル携帯電
話の受信機の構成例を示すブロック図である。この図に
示す受信機は、アンテナ1と、システムのサービスバン
ド帯域を通過させるRFバンドパスフィルタ2と、RF
受信信号を第1の中間周波数に変換して所望の帯域制限
を加えるための第1ミキサ3とPLL回路による出力周
波数可変の第1ローカル信号発振器40と第1IFバン
ドパスフィルタ50と、前記第1の中間周波数を第2の
中間周波数に変換して所望の帯域制限を加えるための第
2ミキサ11と出力周波数一定の第2ローカル信号発振
器12と第2IFバンドパスフィルタ13と、変調波を
復調してディジタルデータを出力する復調器14とが接
続され受信機が構成される。
【0004】また、第1ローカル信号発振器40として
のPLL回路は、位相比較器403と、ループフィルタ
402と、VCO(電圧制御発振器)401と、分周器
405とをループ状に接続すると共に、前記位相比較器
403に基準信号としてのTCXO(温度補償型水晶発
振器)404を接続し、信号を前記VCO401から出
力するように構成している。
【0005】この図に示される受信機は、まず、アンテ
ナ1で受信されたRF信号がRFバンドパスフィルタ2
に入力されて必要な帯域制限を受けるが、ここで言う必
要な帯域とは該ディジタル受信機が受信可能なバンド幅
であり、通常使用されるシステムのサービスバンド帯域
に一致する。システムのサービスバンド帯域は、例え
ば、PCD800MHz方式携帯電話においては16MH
zである。RFバンドパスフィルタ2により帯域制限を
受けたRF受信信号は、第1ミキサ3と第1ローカル発
振器40とにより周波数変換を施される。この第1ロー
カル発振器4は後述する理由により高い周波数精度が要
求されるためPLL(位相ロックループ)回路で構成す
るのが一般的である。
【0006】ここで、PLL回路について簡単に説明す
れば、位相比較器403がTCXO404出力の基準周
波数frと分周器405出力の比較周波数fdとの位相差に
応じたパルス幅を出力すると、ループフィルタ402が
該パルス出力を平滑して得る直流分電圧をVCO401
に出力する。VCO401はこの直流電圧に応じた周波
数を出力するが、該出力を分周器405を介して位相比
較器403へ帰還させることにより、frとfdとは同一周
波数、同一位相になるように動作する。なお、分周器4
05の機能はVCO401出力fvcoをN分割するが、こ
のNを変えることでfrのステップでVCO401の出力
を変化させることができる。
【0007】次に、第1ミキサ出力信号は、システムの
1チャネル帯域(PDC800MHz方式携帯電話では約
25kHz)をもつ第1IFバンドパスフィルタ50に
より帯域制限され、このとき、第1ローカル信号発振器
40を適切に可変するこによりここでチャネル分離が行
われ第1IF信号50aとなる。該第1IF信号50a
は、第2ミキサ11と出力周波数一定の第2ローカル発
振器12と第2IFバンドパスフィルタ13とにより周
波数変換および帯域制限が施され、復調器14が動作可
能な周波数である第2IF信号13aとなる。第2バン
ドパスフィルタ13の帯域幅すなわち第2IF信号13
aの帯域幅もシステムの1チャネル帯域(PDC800M
Hz方式携帯電話では約25kHz)であり、これら2
つのチャネル帯域フィルタ50、13とによって受信特
性が決定される。ただし、復調器14がベースバンドで
動作する場合には第2IF信号をベースバンド信号とす
る必要があるので、このときは第2IFバンドパスフィ
ルタ13はローパスフィルタとする必要がある。第2I
Fバンドパスフィルタ出力信号13aは、復調器14に
おいてシステムの変調方式(PDC800MHz方式携帯
電話ではπ/4QPSK)に応じて復調され、データ信
号となる。
【0008】ここで、第1ローカル信号発振器40とし
てPLL回路が必要となる理由について説明する。図3
に示される受信機において、第1ローカル信号発振器4
0の周波数に誤差がある場合、まず、受信信号の中心周
波数が上述した2つのチャネル帯域フィルタ50、13
の中心周波数からずれるために、該フィルタの減衰特性
により受信信号レベルが減衰して受信特性(BER特
性)が劣化する。また、復調器においてキャリア周波数
オフセットが生じるために同期特性が劣化する。例え
ば、 PDC800MHz方式携帯電話において受信特性お
よび同期特性への具体的な影響を考えると、BER特性
が10-2を得るためにEb/Bo(1ビット当たりの信号
エネルギーとノイズとの比)の劣化を0.5dB程度に抑
えるための許容周波数誤差は約3kHzである。この値
を発振周波数940MHzの第1ローカル発振器40に
おける周波数精度に換算すると、約3ppmとなる。高
周波においてこのような高い周波数精度を単体の発振器
で達成するのは技術的に困難であるので、従来の受信機
においてはPLL回路を使用することが不可欠であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信機
において、上述した理由により出力周波数を可変するロ
ーカル信号発振器として周波数精度の高いPLL回路を
使用すると、PLL回路が高価なVCO等を必要とする
ため、結果として受信機のコスト増を招き、また、回路
規模も大きくなるので受信機の小型化がしにくいなどの
問題があった。本発明は上述した従来の受信機の問題点
を解決するためになされたものであって、ローカル信号
発振器に要求される高い周波数精度を緩和できるような
構成にすると共に、PLL回路を不要とし小型で安価な
受信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる受信機の請求項1記載の発明は、受
信RF信号を第1のIF信号に周波数変換するための第
1ローカル信号発振器の周波数誤差を検出すると共に、
該検出誤差情報に基づいて前記第1のIF信号を第2の
IF信号に周波数変換するための第2ローカル信号発振
器の出力周波数を制御して、前記第1ローカル信号発振
器の周波数誤差に係わる受信機特性の劣化を補償するよ
うに構成する。本発明に係わる受信機の請求項2記載の
発明は、受信RF信号を第1のIF信号に変換するため
の第1ミキサに接続したシステムのサービス帯域のみを
通過させるIFフィルタ手段と、アナログ信号をディジ
タル信号に変換するための第1のA/D変換器と、第2
のIF信号に変換するための第2ミキサとを直列に接続
すると共に、前記第1ミキサに接続した第1ローカル信
号発振器の周波数誤差帯域のみを通過させるRFフィル
タ手段と、アナログ信号をディジタル信号に変換するた
めの第2のA/D変換器と、前記第1ローカル信号発振
器の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、該検
出誤差情報に基づいて発振周波数を補正して前記第2ミ
キサに出力する第2ローカル信号発振器とを直列に接続
し、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる
受信機特性の劣化を補償するように構成する。本発明に
係わる受信機の請求項3記載の発明は、受信RF信号を
第1のIF信号に変換するための第1ミキサに接続した
システムのサービス帯域のみを通過させるIFフィルタ
手段と、アナログ信号をディジタル信号に変換するため
の第1のA/D変換器と、第2のIF信号に変換するた
めの第2ミキサとを直列に接続し、第1ローカル信号源
発振器に接続され該第1ローカル信号源発振器の出力周
波数をてい倍する周波数てい倍器を前記第1ミキサに接
続すると共に、前記第1ローカル信号源発振器の周波数
誤差帯域のみを通過させるRFフィルタ手段と、アナロ
グ信号をディジタル信号に変換するするための第2のA
/D変換器と、前記第1ローカル信号源発振器の周波数
誤差を検出する周波数誤差検出回路と、該検出誤差情報
に基づいて発振周波数を補正して前記第2ミキサに出力
する第2ローカル信号発振器とを直列に接続し、前記第
1ローカル信号源発振器の周波数誤差に係わる受信機特
性の劣化を補償するように構成する。本発明に係わる受
信機の請求項4記載の発明は、請求項2及び請求項3に
記載の受信機において、前記周波数誤差検出回路を、検
出すべき周波数誤差成分を含む信号と余弦波発振器の出
力信号とを入力とし、且つ、出力に第1のローパスフィ
ルタが接続された第1ミキサと、前記検出すべき周波数
誤差成分を含む信号と正弦波発振器の出力信号とを入力
とし、且つ、出力に第2のローパスフィルタが接続され
た第2ミキサとからなる直交復調器と、該直交復調器出
力信号から前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差を
計算する周波数誤差計算手段とにより構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態例に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる
受信機の実施の形態例を示す機能ブロック図である。こ
の例に示す受信機は、アンテナ1と、システムのサービ
スバンド帯域のみを通過させる第1のRFバンドパスフ
ィルタ2と、RF受信信号を第1の中間周波数に変換し
て所望の帯域制限を加えるための第1ミキサ3と、シス
テムのサービスバンド帯域のみを通過させる広帯域IF
バンドパスフィルタ5と、アナログ信号をディジタル信
号に変換するための第1のA/D変換器7と、第2ミキ
サ(ディジタルミキサ)11dと、ローパスフィルタ13
dと、復調器14とを直列に接続し、前記第1ミキサに
周波数変動幅(周波数精度)△ fLをもつ出力周波数一定
の第1ローカル信号発振器4を接続すると共に、前記第
1ローカル信号発振器4における出力周波数の周波数変
動幅ΔfLのみを通過させる第2のRFバンドパスフィル
タ6と、アナログ信号をディジタル信号に変換するため
の第2のA/D変換器8と、前記第1ローカル信号発振
器4の周波数変動幅ΔfLを検出する周波数誤差検出回路
15と、検出した周波数誤差情報に基づいて発振周波数
を補正して前記第2ミキサ11dに出力する周波数可変
の第2ローカル信号発振器(ディジタル発振器)12dと
を直列に接続して受信機を構成する。
【0012】図1に示される受信機においては、アンテ
ナ1により受信されたRF信号が第1のRFバンドパス
フィルタ2に入力されて必要な帯域制限を受けるが、こ
こで言う必要な帯域とは通常使用されるシステムのサー
ビスバンド帯域であり、例えば、PDC800MHz方式
携帯電話においては16MHzである。第1のRFバン
ドパスフィルタ2において帯域制限を受けたRF受信信
号は、第1ミキサ3と周波数変動幅(周波数精度) ΔfLを
もつ第1ローカル信号発振器4とシステムのサービスバ
ンド帯域のみを通過させる広帯域IFバンドパスフィル
タ5とにより周波数変換および帯域制限を施され、第1
IF信号5aとなる。このとき、第1ローカル信号発振
器4の周波数変動幅ΔfLの影響により、第1IF信号5
aの周波数は中心周波数からΔfLシフトした信号となっ
ている。
【0013】この第1IF信号5aは第1のA/D変換
器7によりアナログからディジタルの第1IF信号7a
に変換され、第2ミキサ11dと出力周波数可変の第2
ローカル信号発振器12dとにより周波数変換を施され
るが、この第2ローカル信号発振器12dは後述する第
1ローカル信号発振器4の周波数誤差ΔfLに係わる周波
数補正が行われている。さらに、第2ミキサ11dの出
力信号はベースバンドフィルタ(ローパスフィルタ)1
3dにより帯域制限されると共に、該ベースバンドフィ
ルタ13dの帯域幅がシステムの1チャネルの帯域(P
DC800MHz方式携帯電話では約25KHz)に設定
されているので、第2ローカル信号発振器12dの出力
周波数を受信各チャネル信号ごとに適切に可変すること
によりチャネル分離が行われる。チャネル分離された狭
帯域(チャネル帯域)ディジタル信号は、復調器14にお
いてシステムの変調方式(例えば、PDC800MHz方
式携帯電話ではπ/4QPSK)に応じて復調され、デ
ータ信号となる。
【0014】ここで、第2ローカル信号発振器12dの
出力周波数補正について説明すると、第1ローカル信号
発振器4の出力信号(第1ローカル信号)は、その出力
信号の周波数変動幅ΔfLのみを通過させる第2のRFバ
ンドパスフィルタ6に入力される。第2のRFバンドパ
スフィルタ6により帯域制限された第1ローカル信号6
aは、第2のA/D変換器8においてディジタル第1ロ
ーカル信号8aに変換される。第2のA/D変換器8
は、図示されていない高精度クロック発生器から出力す
るサンプリングクロックを用いてサンプリングを行う。
サンプリング定理によれば、バンドパスサンプリングを
行う場合は、入力信号の帯域幅の2倍以上のサンプリン
グクロックを必要とするから、サンプリングクロック周
波数を fs=n×ΔfL (n≧2:nは整数) (1) とする必要がある。
【0015】A/D変換されたディジタル第1ローカル
信号8aは、周波数誤差検出回路15に入力されると共
に該周波数誤差検出回路15においてディジタル第1ロ
ーカル信号8aに含まれる周波数誤差ΔfLを検出し、そ
の結果に基づいて第2ローカル信号発振器12dの出力
周波数の補正値を決定するので、第2ローカル信号発振
器12dは第2ミキサ11dに入力するディジタル化さ
れた第1IF信号7aに含まれる周波数誤差ΔfLを補償
するように出力周波数を補正して第2ミキサ11dに出
力する。
【0016】次に、本発明に係わる上述した周波数誤差
検出回路15について詳しく説明する。図2は周波数誤
差検出回路15の実施の形態例を示す機能ブロック図で
ある。この図に示す周波数誤差検出回路15は、前記デ
ィジタル第1ローカル信号8aと余弦波発振器(ディジ
タル発振器)203の出力信号とが入力し出力に第1デ
ィジタルローパスフィルタ205が接続される第1ディ
ジタルミキサ201と、前記ディジタル第1ローカル信
号8aと正弦波発振器(ディジタル発振器)204の出力
信号とが入力し出力に第2ディジタルローパスフィルタ
206が接続される第2ディジタルミキサ202とから
なる直交復調器20と、該直交復調器出力信号から前記
第1ローカル信号発振器4の周波数誤差を計算する周波
数誤差計算手段207とにより構成する。
【0017】この例に示される周波数誤差検出回路15
は、周波数誤差ΔfLを含むディジタル第1ローカル信号
8aが直交復調器20に入力され、該直交復調器20が
同相出力Ikと直交出力Qkとを出力し、この情報から周
波数誤差計算手段207が前記周波数誤差ΔfLを検出す
る。以下、この動作について説明するために、図2を参
照しつつ、まず、 IkとQkを導出する。ディジタル第
1ローカル信号8aを cos 2π(fL + ΔfL)k / fs (2) ただし、 fL :正しい第1ローカル発振周波数 ΔfL :第1ローカル発振周波数の誤差 fs :サンプリング周波数 k :サンプル番号 と表し、また、余弦波発振器203の出力信号を cos 2π(fL)k / fs (3) 正弦波発振器204の出力信号を sin 2π(fL)k / fs (4) と表せば、図2に示したようにディジタル第1ローカル
信号8aは、第1ミキサ201と第2ミキサ202にお
いてそれぞれ(3)式の余弦波或いは(4)式の正弦波と掛け
算された後、ローパスフィルタ205、206により高
周波成分が除去されるので、IkとQkはそれぞれ Ik = cos 2π(ΔfL)k / fs (5) Qk = sin 2π(ΔfL)k / fs (6) となる。
【0018】得られたIkとQkとから、周波数誤差計算
手段207において、例えば下記の計算によりΔfLを求
める。まず、(5)式と(6)式とを用いてQkとIkとの比を
取れば tan 2π(ΔfL)k / fs = Qk / Ik (7) となる。左辺よりΔfLを取り出すため (ΔfL)k / fs = (2π)-1tan-1k / Ik (8) と変形する。一方、(8)式左辺をkに着目して (ΔfL) / fs = (ΔfL)(k+1) / fs − (ΔfL)k / fs と表わせば、(8)式右辺の関係を用いて (ΔfL) / fs = (2π)-1tan-1k+1 / Ik+1 − (2π)-1tan-1k / Ik (9) を得る。(9)式の右辺は既知であるので、(9)式によりサ
ンプリング周波数fsで正規化された誤差周波数ΔfLの値
が得られる。この値を用いて第2ローカル発振器12d
の周波数を補正するようにする。
【0019】以上説明したように第2ローカル信号発振
器12d出力の周波数を補正して第2ミキサ11dに出
力することにより、第1ローカル発振器4の周波数にΔ
fLの範囲で誤差が生じて第1IF信号5aの周波数がΔ
fLシフトしても、第2ローカル信号発振器12dの出力
周波数がΔfLの周波数シフトを打ち消すように動作する
ので、第2ミキサ11dの出力信号がチャネル帯域フィ
ルタ(ローパスフィルタ13d)の中心周波数からずれ
ることはなく、また、復調器14に於いてキャリア周波
数オフセットが発生することもないので、受信特性(B
ER特性)や同期特性の劣化を防ぐことができる。
【0020】次に、本発明に係わる受信機の他の変形実
施例を図4に示す機能ブロック図に基づいて詳細に説明
する。図4に示すように、この変形実施例の受信機は、
アンテナ1と、システムのサービスバンド帯域のみを通
過させる第1のRFバンドパスフィルタ2と、RF受信
信号を第1の中間周波数に変換して所望の帯域制限を加
えるための第1ミキサ3と、システムのサービスバンド
帯域のみを通過させる広帯域IFバンドパスフィルタ5
と、アナログ信号をディジタル信号に変換するための第
1のA/D変換器7と、第2ミキサ(ディジタルミキ
サ)11dと、ローパスフィルタ13dと、復調器14
とを直列に接続し、周波数変動幅(周波数精度)△fLをも
つ出力周波数一定の第1ローカル信号源発振器60と該
第1ローカル信号源発振器60の出力周波数をてい倍し
た信号を出力する周波数てい倍器61を前記第1ミキサ
3に接続すると共に、前記第1ローカル信号源発振器6
0における出力周波数の周波数変動幅ΔfLのみを通過さ
せる第2のRFバンドパスフィルタ6と、アナログ信号
をディジタル信号に変換するための第2のA/D変換器
8と、前記A/D変換器8からの出力をもとに前記第1
ローカル信号源発振器60の周波数変動幅ΔfLを検出す
る周波数誤差検出回路15と、検出した周波数誤差情報
に基づいて発振周波数を補正して前記第2ミキサ11d
に出力する周波数可変の第2ローカル信号発振器12d
とを直列に接続して受信機を構成する。
【0021】前記の構成の受信機は、上述の図1の受信
機における第1ローカル信号発振器4を第1ローカル信
号源発振器60に置き換え、該第1ローカル信号源発振
器60と第1ミキサ3との間に周波数てい倍器61を挿
入し、前記第1ローカル信号源発振器60の出力を第2
のRFバンドパスフィルタ6に接続する構成にしたもの
であり、他の構成及び動作は図1の受信機と同一であ
る。従って、図4の受信機の動作説明は、第1ローカル
信号及び第2ローカル信号を生成し、それぞれ第1ミキ
サ3と第2ミキサ11dに供給する動作説明のみとす
る。
【0022】図4に示す受信機において、前記第1ロー
カル信号源発振器60は周波数変動幅(即ち周波数精
度)がΔfLの発振器であり、その出力信号を周波数てい
倍器61でN倍の周波数にてい倍して第1ミキサ3へ出
力する。一方、前記第1ローカル源発振器60の出力信
号は、その出力信号の周波数変動幅ΔfLのみを通過させ
る第2バンドパスフィルタ6に入力される。第2バンド
パスフィルタ6で帯域制限された第1ローカル源信号6
cは第2のA/D変換器8でディジタル第1ローカル源
信号8cに変換される。第2のA/D変換器8では、図
示されていない高精度のクロック発生器から出力される
サンプリングクロックでサンプリングを行う。A/D変
換されたディジタル第1ローカル源信号8cは、周波数
誤差検出回路15に入力される。該周波数誤差検出回路
15において前記ディジタル第1ローカル源信号8cの
周波数誤差を検出し、その結果に基づいて第2ローカル
信号発振器12dの出力周波数の補正値を決定するの
で、第2ローカル信号発振器12dは、第2ミキサ11
dに入力するディジタル化された第1IF信号7aに含
まれる周波数誤差を補償するように出力周波数を補正し
て第2ミキサ11dに出力する。ただし、前述のように
第1ローカル信号源発振器60の出力をNてい倍して第
1ミキサ3にローカル信号を入力しているので、補正す
べき誤差周波数はN×ΔfLである。
【0023】以上説明したように、図4の受信機におい
て第1ローカル信号源発振器60の周波数にΔfLの範囲
で誤差が生じて第1IF信号5aの周波数がΔfLシフト
しても、第2ローカル信号発振器12dの出力が周波数
補正によってΔfLの周波数シフトを打ち消すように動作
するので、図1の受信機同様に、受信特性(BER特
性)や同期特性の劣化を防ぐことができるとともに、更
に、所望の第1ローカル信号の1/Nの周波数の第1ロー
カル信号源発振器60の出力の周波数誤差を検出するよ
うに構成したので、該出力信号をディジタル化する第2
のA/D変換器8は、低い周波数の入力信号に対応する
A/D変換器を使用することができる。
【0024】第1ローカル信号発振器への要求精度の具
体的な例として、例えば、(1)式より第2のA/D変換
器8のサンプリングクロックfsを1MHz、n=32
とした場合、ΔfLは約30kHzまで補正できることに
なる。従って、発振周波数940MHzの第1ローカル
発振器の周波数精度は約30ppmに緩和されることに
なり、この周波数精度は単体の発振器(水晶発振器等)
で実現できるので、PLL回路を用いる必要はなくな
る。
【0025】なお、以上の説明において、第2ローカル
信号発振器12dと余弦波発振器203と正弦波発振器
204とは出力周波数誤差が無いものとしているが、こ
のようなディジタル型の信号発振器はサンプリング周波
数を上げることにより、PLL回路と同程度かそれ以上
の周波数精度が保証されるので、周波数誤差を無視する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、第1ロ
ーカル信号発振器の周波数誤差を検出すると共に、該検
出誤差情報に基づいて第2ローカル信号発振器(ディジ
タル発振器)の出力周波数を補正して、前記第1ローカ
ル信号発振器の周波数誤差に係わる受信機特性の劣化を
補償するように構成したので、前記第1ローカル発振器
に要求される周波数精度を大幅に緩和することができ、
従って、VCO等の高価な構成部品を使用するPLL回
路が不要となり、受信機のコスト低減と小型化をすすめ
る上で著効を奏する。また、変形実施例においては、第
1ローカル信号源発振器の出力周波数をてい倍して第1ロ
ーカル信号とし、この第1ローカル信号源発振器の周波
数誤差を検出するように構成したので、該第1ローカル
信号源発振器の出力信号をディジタル化する第2のA/
D変換器は、低い周波数の入力信号に対応する小型で安
価なA/D変換器を使用することができ、より一層受信
機のコスト低減と小型化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる受信機の実施の形態例を示す機
能ブロック図
【図2】本発明に係わる受信機において使用する周波数
誤差検出回路の実施の形態例を示す機能ブロック図
【図3】従来のディジタル携帯電話にける受信機の構成
例を示す機能ブロック図
【図4】本発明に係わる受信機の他の変形実施の形態例
を示す機能ブロック図
【符号の説明】
1・・アンテナ、 2・・第1のRFバンドパス
フィルタ、3・・第1ミキサ、 4・・第1ローカ
ル信号発振器、5・・広帯域IFバンドパスフィルタ、
5a・・第1IF信号、 7a・・ディジタル第1IF
信号、6・・第2のRFバンドパスフィルタ、6a・・
帯域制限された第1ローカル信号、6c・・帯域制限さ
れた第1ローカル源信号、 7・・第1のA/D変換
器、8・・第2のA/D変換器、 8a・・ディジタ
ル第1ローカル信号、8c・・ディジタル第1ローカル
源信号、11d・・第2ミキサ(ディジタルミキサ)、1
1・・第2ミキサ 、12・・第2ローカル信号発振器1
2d・・第2ローカル信号発振器(ディジタル発振器)、
13・・第2IFバンドパスフィルタ、 13a・・
第2IF信号 13d・・ディジタルローパスフィルタ、 14・・復
調器、15・・周波数誤差検出回路、 20
・・直交復調器、40・・第1ローカル信号発振器、5
0・・第1IFバンドパスフィルタ、 50・・第1
IF信号、60・・第1ローカル信号源発振器、
61・・周波数てい倍器、201、202・・・直交復調
器における第1、第2ミキサ、203・・余弦波発振器
(ディジタル発振器)、204・・正弦波発振器(ディジ
タル発振器)、205、206・・直交復調器における
第1、第2ローパスフィルタ、207・・周波数誤差計
算回路、 401・・VCO(電圧制御発振器)、402
・・ループフィルタ、 403・・位相比較器、404
・・TCXO(温度補償型水晶発振器)、 405・・分
周器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信RF信号を第1のIF信号に周波数変
    換するための第1ローカル信号発振器の周波数誤差を検
    出すると共に、該検出誤差情報に基づいて前記第1のI
    F信号を第2のIF信号に周波数変換するための第2ロ
    ーカル信号発振器の出力周波数を制御して、前記第1ロ
    ーカル信号発振器の周波数誤差に係わる受信機特性の劣
    化を補償するように構成したことを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】受信RF信号を第1のIF信号に変換する
    ための第1ミキサに接続したシステムのサービス帯域の
    みを通過させるIFフィルタ手段と、アナログ信号をデ
    ィジタル信号に変換するための第1のA/D変換器と、
    第2のIF信号に変換するための第2ミキサとを直列に
    接続すると共に、前記第1ミキサに接続した第1ローカ
    ル信号発振器の周波数誤差帯域のみを通過させるRFフ
    ィルタ手段と、アナログ信号をディジタル信号に変換す
    るための第2のA/D変換器と、前記第1ローカル信号
    発振器の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、
    該検出誤差情報に基づいて発振周波数を補正して前記第
    2ミキサに出力する第2ローカル信号発振器とを直列に接
    続し、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わ
    る受信機特性の劣化を補償するように構成したことを特
    徴とする受信機。
  3. 【請求項3】受信RF信号を第1のIF信号に変換する
    ための第1ミキサに接続したシステムのサービス帯域の
    みを通過させるIFフィルタ手段と、アナログ信号をデ
    ィジタル信号に変換するための第1のA/D変換器と、
    第2のIF信号に変換するための第2ミキサとを直列に
    接続し、前記第1ミキサに周波数てい倍器を介して第1
    ローカル信号源発振器を接続すると共に、前記第1ロー
    カル信号源発振器の周波数誤差帯域のみを通過させるR
    Fフィルタ手段と、アナログ信号をディジタル信号に変
    換するするための第2のA/D変換器と、前記第1ロー
    カル信号源発振器の周波数誤差を検出する周波数誤差検
    出回路と、該検出誤差情報に基づいて発振周波数を補正
    して前記第2ミキサに出力する第2ローカル信号発振器
    とを直列に接続し、前記第1ローカル信号源発振器の周
    波数誤差に係わる受信機特性の劣化を補償するように構
    成したことを特徴とする受信機。
  4. 【請求項4】 前記の周波数誤差検出回路が、検出すべ
    き周波数誤差成分を含む信号と余弦波発振器の出力信号
    とを入力とし、且つ、出力に第1のローパスフィルタが
    接続された第1ミキサと、前記検出すべき周波数誤差成
    分を含む信号と正弦波発振器の出力信号とを入力とし、
    且つ、出力に第2のローパスフィルタが接続された第2
    ミキサとからなる直交復調器と、該直交復調器出力信号
    から前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差を計算す
    る周波数誤差計算手段とにより構成したことを特徴とす
    る請求項2または請求項3記載の受信機。
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