JPH09331273A - 無線信号の送信及び受信方法 - Google Patents

無線信号の送信及び受信方法

Info

Publication number
JPH09331273A
JPH09331273A JP9055357A JP5535797A JPH09331273A JP H09331273 A JPH09331273 A JP H09331273A JP 9055357 A JP9055357 A JP 9055357A JP 5535797 A JP5535797 A JP 5535797A JP H09331273 A JPH09331273 A JP H09331273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
analog
digital
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9055357A
Other languages
English (en)
Inventor
Erkka Sointula
ソインテューラ エルッカ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia Oyj
Original Assignee
Nokia Mobile Phones Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nokia Mobile Phones Ltd filed Critical Nokia Mobile Phones Ltd
Publication of JPH09331273A publication Critical patent/JPH09331273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/208Frequency-division multiple access [FDMA]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/20Modulator circuits; Transmitter circuits
    • H04L27/2032Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner
    • H04L27/2053Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases
    • H04L27/206Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers
    • H04L27/2067Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers with more than two phase states
    • H04L27/2071Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers with more than two phase states in which the data are represented by the carrier phase, e.g. systems with differential coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/02Channels characterised by the type of signal
    • H04L5/06Channels characterised by the type of signal the signals being represented by different frequencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線チャンネルを経てデジタル入力信号を送
信する方法及び高周波信号を受信する方法を提供する。 【解決手段】 サテライト移動電話において、無線信号
は、先ず、デジタル入力信号を発生する(602) ことによ
り送信される。デジタル入力信号は、デジタル変調信号
(704) と組み合わせて処理され(703) 、デジタル中間信
号が発生される。デジタル中間信号は、アナログ中間信
号に変換され(705) 、そしてアナログ中間信号は、アナ
ログ変調信号と組み合わせて処理され(706) 、高周波出
力信号を発生する。同様に、受信中には、受信信号がア
ナログ復調信号と組み合わせて処理され、アナログ中間
信号を発生する。アナログ中間信号がサンプリングされ
て、デジタル中間信号が発生され、このデジタル中間信
号は、デジタル復調信号と組み合わせて処理されて、送
信チャンネルを選択する。プロセッサをアナログドメイ
ンにおいて部分的にそしてデジタルドメインにおいて部
分的に実行することにより、比較的狭いチャンネル間隔
で迅速な位相固定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線信号の送信及
び受信に係る。
【0002】
【従来の技術】無線信号は、誘導性及び容量性素子、通
常は、コイル及びキャパシタより成る同調回路によって
発生され又は選択される。これらの素子を並列又は直列
に接続して組み合わせたものは、無線回路の送信又は受
信周波数を定めるのに使用される特性共振周波数を有す
る。これらの成分のいずれかを変更すると、共振周波数
が変化する。従来は、連続的に可変なキャパシタを使用
して、特定の帯域を同調している。
【0003】最近、同調回路の特性共振周波数を変更す
る新規な方法が開発されている。特に、可変キャパシタ
を、バラクタとしても知られているバリキャップダイオ
ードに置き換えることにより、同調回路を電圧で制御す
ることができる。バリキャップダイオードは、逆バイア
スダイオードであり、このダイオードにかかる逆電圧の
大きさを変更することにより、導通を防止する欠乏層の
厚みが変化し、可変キャパシタとして働くようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バリキャップダイオー
ドを含む同調回路においては、制御電圧と共振周波数と
の関係が便利なものでもなく、又、特に安定でもない。
共振周波数の正確な制御は、位相固定ループの一部分を
形成する高周波発振器に同調回路を含ませることにより
達成される。高周波発振器からの出力は、送信又は受信
無線信号の周波数を決定するために送信又は受信回路に
供給される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
れば、無線チャンネルを経てデジタル入力信号を送信す
る方法であって、上記デジタル入力信号をデジタル変調
信号と組み合わせて処理してデジタル中間信号を発生
し;このデジタル信号をアナログ中間信号に変換し;そ
してこのアナログ中間信号をアナログ変調信号と組み合
わせて処理して高周波出力信号を発生するという段階を
備え、上記デジタル変調信号の周波数及び上記アナログ
変調信号の周波数を調整して上記出力信号の周波数を変
更する方法が提供される。
【0006】本発明の第2の特徴によれば、高周波信号
を受信する方法であって、上記信号をアナログ復調信号
と組み合わせて処理してアナログ中間信号を発生し;こ
のアナログ中間信号をサンプリングしてデジタル化され
た中間信号を発生し;そしてこのデジタル中間信号をデ
ジタル復調信号と組み合わせて処理して送信チャンネル
を選択するという段階を備え、上記デジタル復調信号の
周波数及び上記アナログ復調信号の周波数の両方を調整
して、上記受信信号の変化を受け入れるようにした方法
が提供される。
【0007】好ましくは、上記中間信号は、サンプリン
グされる前に付加的なアナログ復調信号と組み合わせて
処理される。
【0008】好ましくは、上記アナログ変調又は復調信
号の分解能は、迅速な周波数調整を容易にするためにチ
ャンネル間隔より広く、そして個々のチャンネルは、デ
ジタル処理段階中に微細な周波数分解能により選択され
る。
【0009】本発明の第3の特徴によれば、無線チャン
ネルを経てデジタル入力信号を送信する装置であって、
上記デジタル入力信号をデジタル変調信号と組み合わせ
て処理してデジタル中間信号を発生するための処理手段
と;このデジタル中間信号をアナログ中間信号に変換す
るための変換手段と;このアナログ中間信号をアナログ
変調信号と組み合わせて処理して高周波出力信号を発生
するための処理手段とを備え、更に、上記デジタル変調
信号の周波数を調整すると共に、上記アナログ変調信号
の周波数を調整して上記出力信号の周波数を変更するよ
うに構成された手段を備えた装置が提供される。
【0010】本発明の第4の特徴によれば、受信信号を
アナログ復調信号と組み合わせて処理してアナログ中間
信号を発生するための処理手段と;このアナログ中間信
号をサンプリングしてデジタル中間信号を発生するため
のサンプリング手段と;このデジタル中間信号をデジタ
ル復調信号と組み合わせて処理して送信チャンネルを選
択するための処理手段とを備え、更に、上記アナログ復
調信号の周波数を調整する手段及び上記デジタル復調信
号の周波数を調整する手段を備え、上記受信信号の周波
数の変化を受け入れるようにした高周波数受信装置が提
供される。
【0011】好ましい実施形態において、上記装置は、
上記中間信号がサンプリングされる前に、上記中間信号
を付加的なアナログ復調信号と組み合わせて処理するた
めの手段を備えている。好ましくは、上記アナログ変調
信号又はアナログ復調信号の分解能は、迅速な周波数調
整を容易にするためにチャンネル間隔よりも広く、そし
て個々のチャンネルは、デジタル処理装置により微細な
周波数分解能で選択される。無線信号は、ドップラーシ
フトを受け易く、デジタル信号処理ドメインにおいてデ
ジタル変調又はデジタル復調信号の周波数を調整するこ
とによりドップラーシフトの補償が与えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、本発明
を一例として詳細に説明する。図1には、高周波位相固
定ループが示されている。高周波発振器101は、バリ
キャップダイオード102及びインダクタ103により
定められた共振周波数を有する同調回路を備えている。
発振器101は、通常は、ハートレー又はコルピッツ発
振器として知られている形式のものであり、同調回路の
共振周波数で定められた周波数FLOを有する信号104
が発生される。
【0013】発振器の出力104は、分割器105に送
られ、この分割器は、発振器の周波数FLOを整数値nで
分割する。分割された周波数は、位相検出器106の第
1の入力に送られる。
【0014】基準発振器108は、クオツクリスタル1
09を有する温度補償されたクリスタル発振子より成
る。これは既知の固定の周波数で発振し、この周波数
は、固定分割器107において固定の係数で分割され
る。固定分割器107からの出力は基準周波数FREF
して知られるもので、位相検出器106の第2の入力に
供給される。
【0015】位相検出器106は、その2つの入力間の
位相差に基づいて出力電圧を発生する。これはローパス
ループフィルタ110へ供給され、その出力電圧111
は、位相検出器106に送られた2つの信号間の位相差
に基づく。ループフィルタ110からの出力111は、
発振器101のバリキャップダイオード102に制御電
圧を供給する。ループフィルタ110から発生された信
号は、発振器101の位相及び周波数FLOをある値に引
っ張り、この値は、可変分割器105においてnで分割
された後に、固定分割器107からの位相及び周波数F
REF に等しくなる値である。
【0016】従って、古典的な位相固定ループは、発振
器101の周波数FLOが分割器105に使用される整数
nによって制御され、そしてnの増分間のチャンネル間
隔がFREF により定められるようにして形成される。こ
の構成は、高周波位相固定ループとして一般的に知られ
た高周波合成器に使用される基本的な概念を示す。
【0017】不都合なことに、プログラム可能な分割器
105は、コスト及び消費電力を受け入れられないレベ
ルまで増加せずに、数十MHz以上の入力周波数で動作
することができない。考えられる解決策は、固定の高速
分割器を用いてある固定値で信号104を予め分割する
ことである。この技術は、プレスケーリングとして知ら
れている。これは、FREF を同じ量で分割しなければな
らないという点で付加的な問題を生じる。というのは、
ここでは、チャンネル間隔が、FREF にプレスケール係
数を乗算したものに等しくなるからである。
【0018】位相固定ループの文献においては、古典的
な問題は、固定分割器107からのFREF 信号が、位相
検出器106を経て、発振器101へ送られる信号11
1へ突き抜ける(フィードスルー)ことである。位相検
出器106の出力からFREFを除去することは、ループ
フィルタ110により行われる。しかし、FREF がチャ
ンネル間隔の1/10に減少された場合には、ループフ
ィルタのローパスカットオフ周波数も同様に1/10に
減少しなければならない。その結果、ループの安定化時
間が10倍に増加する。これは、長い安定化時間を招
き、高速周波数ホッピングのような技術を使用すべきと
きには回路を無効にしてしまう。
【0019】図1の構成に伴う問題は、図2において更
に説明する。著しいフィルタ作用がないと、高周波のフ
ィードスルーにより、中心周波数120をもつ発振器1
01からの出力104に側波帯121及び122が課せ
られる。これらの側波帯は、不所望な変調成分を追加す
ることによって所望のチャンネルの受信を質低下させ又
は歪ませる。更に、隣接する受信チャンネルの選択度が
減少される。側波帯121及び122の振幅を減少する
ために、ループフィルタ110には低いカットオフ周波
数を使用できるが、これは、ループの安定化時間を増加
させることになる。従って、公知技術で知られたよう
に、狭いチャンネル間隔と、迅速な安定化時間とが相反
して必要とされる。
【0020】低いコスト及び消費電力を維持しながらF
REF をチャンネル間隔に等しくすることのできる技術が
知られている。図3は、図1に示したものと同様である
が、整数分割器105が更に複雑な構成体に置き換えら
れた周波数合成器を示している。二重係数のプレスケー
ラ201は、発振器101からの出力の周波数FLOを選
択信号204に基づき例えば100又は101で分割す
る。これにより分割された周波数は、整数NS で分割す
るスワロー(Swallow) カウンタ202と、整数NP で分
割するプログラム可能なカウンタ203の両方に送られ
る。既知のシステムでは、必要とされるプレスケーリン
グの程度に基づいて、10及び11、30及び31のよ
うな他の分割定数対を使用することもできる。
【0021】これにより得られる組合せは、スワローカ
ウンティングとして知られているプロセスを実行する。
最初に、二重係数のプレスケーラ201は、発振器10
1の出力104を101で分割するようにセットされ
る。更に、スワローカウンタ202は、NS の値に初期
化され、そしてカウンタ203は、NP の値に初期化さ
れ、これは、システムが適切に機能するためにはNS
値より大きくなければならない。最初の101個のパル
スが二重係数のプレスケーラ201に供給された後に、
スワローカウンタ202はその値を1だけ減少し、そし
てカウンタ203もその値を1だけ減少する。
【0022】二重係数のプレスケーラ201は、スワロ
ーカウンタ202が0になるまで、信号104からの1
01個のパルスごとにスワローカウンタ202及びカウ
ンタ203を減少し続ける。0に達すると、スワローカ
ウンタ202は、選択信号204を発生し、二重係数の
プレスケーラ201が101ではなく100で分割を行
うようにする。又、0に達した後に、スワローカウンタ
はカウントを停止するが、カウンタ203は、カウント
を続け、今度は、発振器101からの出力104の10
0個のパルスごとに一回減少される。これは、カウンタ
203の値が0に達するまで続き、このとき、2つのカ
ウンタ202及び203の内容は、各々NS 及びNP
初期値にリセットされ、そして二重係数のプレスケーラ
201は再び101で分割を開始する。
【0023】カウンタ203からの出力206は、次の
式で表される周波数FO を有する。 FO =FLO/N ここで、N=101.NS +100(NP −NS )であ
る。これは、NP >NSのときにN=NS +100.N
P と簡単化される。位相が固定されたときには、FO
REF であり、従って、発振器101の周波数は、次の
式で表される。 FLO=FREF .N FLO=FREF (NS +100.NP
【0024】従って、非常に簡単で高速度の二重係数プ
レスケーラ201は、スワローカウント技術を使用する
場合には、FREF に等しいチャンネル増分を与えること
ができる。これは、安価な消費者無線から精巧なデジタ
ルセルラー電話まで種々様々な装置において実施され
る。この場合も、チャンネル間隔と位相固定ループのル
ープ安定化時間との間の関係により基本的な制約が定め
られる。スワローカウント技術は、高周波合成器の性能
を相当に改善するが、無線通信規格が益々精巧になるに
つれて、より多くの需要が予想される。
【0025】狭いチャンネル間隔を得るためには、ルー
プフィルタ110は、高周波発振器101に送られる制
御信号111からFREF 成分をフィルタ除去するように
低い周波数定数をもたねばならない。消費者の無線合成
受信器においては、ループ安定化時間が特に重要ではな
い。というのは、異なるステーションを同調する間に受
信周波数が安定化するための数分の1秒程度の遅延は、
おそらく気付かないからである。しかしながら、時分割
多重アクセス(TDMA)を使用したセルラー電話シス
テムでは、ループの安定化時間が重要となる。
【0026】移動無線送信は、ビルや木や自動車のよう
な障害物からの反射により信号強度の変化を受ける。同
じ無線信号が多数の反射面から受け取られ、構造的及び
破壊的干渉を生じる。それにより生じる信号振幅の変化
は、レイリーフェージングとして知られている。いかな
る所与の瞬間にも、破壊的な干渉により、ある周波数チ
ャンネルが無効になることが考えられる。
【0027】周波数ダイバーシティの概念は、移動無線
システムにおけるこのような及び他の干渉問題を解決す
るための鍵である。デジタルセルラー電話のための移動
通信用グローバルシステム(GSM)仕様においては、
短い送信及び受信バーストが4.6ミリ秒ごとに生じそ
して各後続バーストが異なる周波数で作用するような周
波数ホッピングが使用される。音声データは、冗長なイ
ンターリーブ形態でエンコードされ、従って、特定の周
波数が干渉を受ける場合には、通信を中断することな
く、欠落データをその前後のバーストから少なくとも部
分的に再構成することができる。
【0028】GSM推奨勧告では、周波数ホッピングが
200KHz離れたチャンネルにおいて行われる。周波
数合成器のループ安定化時間に課せられる最大の需要
は、送信バーストから受信バーストへ切り換わるときで
ある。受信バーストは、送信バーストのほとんど直後に
生じる。従って、4.6ミリ秒ごとに、短い送信バース
トのほとんど直後に短い受信バーストが続く。更に、セ
ルラー電話は、アクティブな通信の送信又は受信タイム
スロット間の周期中に隣接セルからの放送信号を聴取す
ることが必要である。送信及び受信の周波数を定めるの
に同じ周波数合成器が使用され、従って、この需要を満
足するためにはループの安定化時間を充分に小さくする
ことが重要である。
【0029】GSM規格は、この種の実際の問題を認識
して開発されたものであり、使用されるべき既知の周波
数合成器を考慮してあまり厳しい仕様にはなっていな
い。他のテレコミュニケーション規格も現在開発中であ
る。サテライトをベースとする電話システムに関する現
在開発中の特定の規定は、使用可能な帯域巾の経済的な
利用を有効化するために狭いチャンネル間隔に関する要
求である。
【0030】GSMは、200KHzのチャンネル間隔
を指定しているが、あるサテライト電話システムに対し
て示唆された間隔は、12.5KHzの狭いものであ
る。この非常に狭いチャンネル間隔は、高速チャンネル
ホッピングの必要性と直接矛盾する。というのは、これ
は、ループフィルタ110に対して低い周波数定数を意
味し、ひいては、長い安定化時間を意味するからであ
る。この問題は、送信及び受信に個別の周波数合成器を
もつことによりある程度は低減されるが、これは、コス
ト、消費電力及び物理的な回路サイズに関して高価であ
る。
【0031】現在では、多くの通信会社により多数のサ
テライト電話システムが開発中である。これらの1つ
が、モトローラ社によって最初に開発された「イリジウ
ム(Iridium) 」という商標で商業的に知られている。こ
の「イリジウム」は、多数の低地球軌道サテライトを使
用し、従って、移動ハンドセットの無線送信器とサテラ
イトは、高地球軌道サテライトが使用される場合よりも
低い電力で動作することができる。低地球軌道サテライ
トは、単位カバー面積当たりに非常に多数のサテライト
が必要とされ、そしてサテライトが空を横切って移動す
るときに実質的に可変のドップラーシフトに遭遇すると
いう点で2つの大きな欠点がある。
【0032】図4に示すサテライト電話システムにおい
ては、移動ハンドセット301及び302が、使用可能
な最も近いサテライト303と通信し、データ及びデジ
タル音声信号を通話の時間中に両方向無線通信リンク3
04に転送する。サテライト303は、多数の同時通話
からのデータを地上のサテライトベースステーション3
06への広帯域巾通信リンク305において合成する。
通話中に、異なるサテライト307がサテライト303
よりもハンドセット302に接近移動することが考えら
れ、この場合には、使用可能なサテライトリソースを最
良に使用すると共に、通話が終了する前にサテライト3
03が水平線を越えて移動してリンクが遮断されるおそ
れを回避するために、新たなリンク305が確立され
る。
【0033】サテライト303及び307と、移動電話
301及び302との間の各リンク304及び305
は、同時二方向会話を搬送するが、送信及び受信を同時
に行うことは困難である。というのは、移動電話301
の送信回路が、精巧なフィルタ機能のないそれ自身の受
信回路に過負荷をかけるか又はダメージを及ぼすからで
ある。従って、送信及び受信は、通常、異なる時間に短
いバーストで行われる。移動電話301における送信及
び受信のタイミングが図5に示されている。送信バース
ト401の後に受信バースト402が続く。種々の回路
が安定化できるように送信も受信も生じない短い周期4
03がある。
【0034】送信及び受信バーストは、数ミリ秒ごとに
繰り返される。スピーチ信号は送信中に短いバーストへ
と圧縮されそして受信中に再び広げられ、中断のない二
方向会話を行うことができる。
【0035】図4に示されたサテライト移動電話ハンド
セット301が図6に詳細に示されている。多数のボタ
ン502は、通話の受け入れ、通話の終了、番号のダイ
ヤル操作、アルファベットインデックスでの電話番号の
記憶、等々を含む種々の操作を行うことができる。アル
ファニューメリック液晶ディスプレイ503は、信号強
度、残りのバッテリ電力、ダイヤルした番号、等々の情
報を含む電話の状態の指示を与える。マイクロホン50
4は、音響圧力波を電気信号に変換し、そしてスピーカ
505は、電気信号を音響圧力波に変換する。2GHz
の送信帯域に同調されたアンテナ506は、送信中に送
信周波数の電磁波を放射し、そして受信中にサテライト
303からの電磁波を電気信号に変換する。
【0036】移動電話301の主たる機能要素が図7に
示されている。マイクロホン504は、アナログ電気信
号を発生し、これは、アナログ/デジタルコンバータ6
01に供給される。このアナログ/デジタルコンバータ
601は、アナログ信号を、マイクロホン504により
規則的な間隔で送られる瞬時アナログ電圧を表す2進数
値の流れに変換する。
【0037】マイクロホンの音響圧力を表す2進電気信
号は、デジタル信号プロセッサ602へ送られ、該プロ
セッサは、この音声信号を高周波信号の変調に使用する
前にこの音声信号に対して多数の処理機能を実行する。
デジタル信号プロセッサ602は、変調信号を送信回路
603に供給し、該回路は、周波数合成器604から高
周波信号も受け取る。送信時に、送信回路603からの
出力は、スイッチ608を経てアンテナ506に供給さ
れる。
【0038】受信中には、アンテナ506が高周波信号
をスイッチ608を経て受信回路605へ供給する。こ
の受信回路は、周波数合成器604からの高周波信号も
受け取る。受信回路605は、デジタル信号プロセッサ
602に信号を送り、音声を表す2進電気サンプルへと
変換する。これら2進電気サンプルは、デジタル信号プ
ロセッサ602からデジタル/アナログコンバータ60
6に送られ、該コンバータは、これらをアナログ電圧に
変換する。アナログ電圧は、スピーカ505に送られ、
アナログ信号を音声に変換する。
【0039】マイクロコントローラ607は、図6に示
す液晶ディスプレイ503及びボタン502に接続され
る。又、デジタル信号プロセッサ602及び電話回路の
他の部分にも接続される。マイクロコントローラ607
により実行される命令は、ボタン502のユーザ操作
と、回路により与えられる信号、例えば、デジタル信号
プロセッサ602により抽出されるバッテリ強度及び信
号情報とに応答して、回路の動作を整合する。
【0040】既知のシステムにおいては、デジタル信号
プロセッサ602により送信回路603に送られる信号
は、単に変調信号であり、換言すれば、中心周波数がゼ
ロであって、変調信号を送信すべきチャンネルの中心周
波数には影響を及ぼさない。同様に、受信回路605に
よってデジタル信号プロセッサ602に送られる信号
は、それが受け取られたチャンネルとは独立している。
このようなシステムにおいては、周波数合成器604
は、チャンネル周波数の選択を制御する役目を果たす。
【0041】既知のシステムにおいては、送信と受信と
の切り換え又は高速周波数ホッピングは、図5に示され
た短い時間周期403内に周波数合成器604がその新
たな周波数に安定することを必要とする。地上GSMセ
ルラーネットワークの場合のように、チャンネル間隔が
200KHzのときは、周波数合成器604のループ安
定化時間が、既知の技術を用いて充分に短いものとな
る。しかしながら、サテライト電話システムに対して提
案された規格においては、チャンネルの間隔が12.5
KHzのように小さい。これは、周波数合成器604の
ループフィルタに対して相当に低い時定数を必要とし、
長い安定化時間を招き、サテライトシステムの提案と矛
盾することになる。
【0042】この問題を克服する送信チェーンのプロセ
スが図8に示されている。デジタル信号プロセッサによ
り行われる第1のプロセスは、データの予めの処理70
1である。これは、マイクロホン回路からのデータ及び
他の信号データを、冗長な暗号化されインターリーブさ
れたデータバーストに変換する精巧な多段プロセスであ
る。データ処理701は、フィルタ動作も含み、従っ
て、処理チェーンの次の段へ供給するのに適した信号を
発生する。これにより得られるフィルタされたシリアル
ビット流は、IQ変調器702へ送られ、これは、プロ
セスの次の段へ送るのに適した直角対の信号を発生する
ように構成される。
【0043】複素IQ周波数コンバータ703は、IQ
変調器702からの出力を、デジタル信号処理ドメイン
において実施された可変発振器704と合成する。IQ
コンバータ703は、可変発振器704の周波数FV
等しいデジタル搬送波周波数を有する変調された信号を
発生する。
【0044】デジタル信号プロセッサ602からの送信
信号は、送信回路603へ送られ、該回路は、デジタル
/アナログコンバータ705と、アナログIQアップコ
ンバータ706と、高周波増幅器707とを備えてい
る。デジタル/アナログコンバータ705からの出力
は、周波数FV の搬送波に課せられた変調された信号の
アナログバージョンである。アナログIQアップコンバ
ータ706は、この信号を周波数FLOを有する周波数合
成器604からの信号と合成する。サテライトシステム
に使用される送信帯域は、2GHzであり、従って、F
LOは、通常、2GHz程度である。アナログIQアップ
コンバータ706は、FV +FLOに等しい搬送波周波数
を有する出力信号を発生する。別の実施形態において
は、複素周波数コンバータ703に別の設計を用いて、
V −FLOに等しい搬送波周波数を発生することができ
る。
【0045】デジタル信号処理ドメインで実施される可
変発振器704を用いて0ないし200KHzの範囲の
低い高周波を発生することにより、実質上瞬間的に非常
に高い周波数分解能を与えることができ、これは、10
0KHzのチャンネルステップ能力を有する周波数合成
器604により与えられる広範なチャンネル選択に重畳
される。従って、周波数合成器604のループ安定化時
間は、12.5KHzの接近したチャンネル間隔を与え
る必要性によって妥協されない。例えば、 FLO=2GHz=2000000KHz FV =125KHz FV +FLO=2000125KHz これは、デジタル信号プロセッサ602において可変発
振器704により瞬時に変更することができる。
【0046】FV =147.5KHz FV +FLO=2000147.5KHz 周波数合成器604を用いて若干ゆっくりとした変化を
得ることができるが、これは、100KHzの大きな周
波数ステップのために、依然として所望の安定化時間内
にある。 FLO=2000500KHz FV =162.5KHz FV +FLO=2000662.5KHz この例では、FV 及びFLOの両方を同時に変化させ、依
然として周波数合成器604の所望の安定化時間内に入
る大きいが非常に正確なチャンネル周波数の変化が得ら
れた。
【0047】アナログIQ変調器706からの出力は、
高周波電力増幅器707へ送られ、該増幅器は、2GH
zの信号を5ワットの電力でアンテナ506に供給す
る。
【0048】この解決策は、図9に示すように、受信へ
と拡張することができる。アンテナ506から到来する
高周波信号は、受信回路605へ送られる。変調器は、
到来する高周波を前置増幅し、この信号を、FLOに等し
い周波数をもつ周波数合成器604の出力で乗算する。
周波数合成器604は、所望の受信周波数よりも約14
0MHz低い周波数を与えるように構成される。従っ
て、140MHzの搬送波にトランスポーズされた所望
の信号を含む信号802が発生される。搬送波周波数を
トランスポーズするこの技術は、スーパーヘテロダイン
として知られており、通常は、superhetと省略
される。このトランスポジションの目的は回路設計に対
して便利な搬送波周波数において所望の信号を更に増幅
できることである。通常、スーパーヘテロダイン受信器
は、不所望な信号の除去を改善すると共に、多数の他の
効果を与える。
【0049】従って、搬送波は、約140MHzの中間
周波にトランスポーズされる。これは、ある増幅の後
に、アナログIQダウンコンバータ803へ送られ、該
コンバータは、固定のアナログ発振器804から導出さ
れた140MHz信号とのIQ混合により140MHz
の中間周波を減少する。これにより、出力信号805が
生じる。既知のシステムでは、この出力は、チャンネル
周波数オフセットを含まないか、又は電話とサテライト
との間の相対的速度により生じるドップラーシフトによ
り僅かな周波数オフセットを含む。しかしながら、好ま
しい実施形態においては、出力信号805は、12.5
KHzのステップで微細なチャンネルオフセットに基づ
いて中間周波にトランスポーズされている。従って、ア
ナログIQダウンコンバータ803からの信号805
は、高周波ドメインからチャンネルオフセットを完全に
除去するために、チャンネルオフセットとの更なる複素
混合を必要とする。
【0050】アナログ/デジタルコンバータ806は、
アナログ信号805をデジタル信号807に変換し、こ
の信号はデジタル信号プロセッサ602に供給される。
デジタル信号807は、この信号を、デジタル信号処理
ドメインで実施された可変発振器809からの信号と混
合するように構成された複素周波数コンバータ808に
よって処理される。従って、可変発振器809が、アナ
ログIQダウンコンバータ803で発生された信号の中
間周波に一致する周波数にセットされた場合には、チャ
ンネルオフセットが除去され、そしてデジタル信号プロ
セッサ602のその後のプロセス810及び811によ
ってデータを検索することができる。例えば、 RX 周波数=2000125KHz 合成器出力FLO=2140000KHz 第1中間周波数802=140125KHz 第1中間周波数805=125KHz 可変発振器809、FV =125KHz +12.5KHzで再同調: RX 周波数=2000147.5KHz 合成器出力FLO=2140000KHz 第1中間周波数802=140147.5KHz 第1中間周波数805=147.5KHz 可変発振器809、FV =147.5KHz
【0051】従って、受信チャンネルは、可変発振器8
09の周波数FV を変えることにより小さな増分で選択
できる。周波数合成器604により供給される周波数F
LOを変えることにより±100KHzの大きなステップ
を選択できる。本発明は、デジタル信号プロセッサ60
2により、12.5KHzの小さな周波数オフセットを
デジタルドメインで発生するようにして、100KHz
の大きなチャンネルステップを使用できるようにするこ
とにより、周波数合成器604のループ安定化時間の問
題を解決する。
【0052】図8に示す送信チェーンに使用されるIQ
変調構成が図10に詳細に示されている。IQ変調器7
02からの出力は、一対のI及びQ信号である。Q信号
の周波数成分は、I信号の周波数成分と90°位相ずれ
している。これをデジタルドメインで行うための多数の
技術が知られており、最も知られたものは、ヒルバート
変換である。
【0053】従って、IQ変調器は、直接経路はIそし
て直角経路はQとして知られている2つの経路904及
び905を形成する。この一般的な解決策は、高周波ド
メインにおいて不所望な側波帯を追加することなく、更
に処理を行えるようにする。I及びQ信号904及び9
05は、2つの各々のローパスフィルタ902及び90
3に送られ、これらは、アナログドメインにおいてデジ
タル波形の再構成を行い、D−A出力において不所望な
サンプル周波数及び他の不所望な周波数成分を除去す
る。
【0054】複素IQ乗算器は、2つの加算器910及
び911と組み合わされた4つの乗算器906、90
7、908及び909を備えている。複素乗算器は、変
調されたデータを表すIQ信号と、可変発振器704か
らのIQ信号とを受け取る。これらの2対の信号を個別
の時間ドメインにおいて乗算する結果として、周波数ド
メインにおいて2つの周波数が加算され、不所望な側波
帯が著しく減衰される。一般に、ブロック602及び6
03で行われるデジタルI/Q処理は、デジタル信号プ
ロセッサ等において数値で実施される。
【0055】それにより得られた変調されたIQ信号9
12及び913は、デジタル信号プロセッサ602から
送信回路603のデジタル/アナログコンバータ705
へ送られる。デジタル/アナログコンバータは、2つの
コンバータ914及び916と、適当なアンチエリアシ
ングローパスフィルタ915及び917とを含む。それ
により得られるアナログIQ信号対は、2つのアナログ
乗算器918及び920を含むアナログIQアップコン
バータ706に送られ、これには、各アナログIQ信号
と、周波数合成器604から導出されたIQ信号対とが
供給される。アナログ加算器921は、高周波増幅器7
07におけるその後の増幅のためにIQ成分を合成す
る。
【0056】アナログIQ変調のこの最終段の作用は、
IQ成分912及び913で表された低い高周波信号
を、高周波合成器604により供給される送信周波数に
重畳することである。この場合も、IQアップコンバー
タの使用により不所望な側波帯及び搬送波が理想的に打
ち消される。実際に、減衰は30ないし40dBに制限
される。
【0057】図10に示すアナログIQアップコンバー
タ706は、周波数合成器604により供給された信号
からIQ対を発生するための位相スプリッタ919を含
む。この位相スプリッタ919は、図11に詳細に示さ
れている。入力接続1001は、周波数FLOで発振する
周波数合成器604からの信号を受け取る。この入力信
号は、抵抗器1002及びキャパシタ1003に送ら
れ、これらは、送信可能な周波数範囲の中心において4
5°の位相遅れを有する位相遅れネットワークを形成す
る。この場合に、周波数範囲の中心は、2GHzであ
り、そしてR及びCの値は、次の式で計算される。 R=1/wC 但し、w=2xPIx周波数である。入力信号は、キャ
パシタ1005及び抵抗器1006にも送られ、これら
は、2GHzの同じ中心周波数において45°の位相進
みを特徴とする位相進みネットワークを形成する。従っ
て、出力接続1004及び1007は、90°の位相差
を有する。
【0058】このような簡単な回路の使用は、高い周波
数で使用するための構造が簡単であるという利点を有す
るが、周波数依存性という欠点も有する。ある範囲の周
波数を送信すべきときには、ネットワークは、2GHz
の中心周波数付近のもの以外の周波数において厳密に9
0°の位相シフトを生じない。それ故、出力スペクトル
は、位相スプリッタ919がその中心周波数以外で動作
されるときには小さな振幅の不所望な側波帯を含む。こ
れが、図12に示されている。
【0059】所望のスペクトル1101は、周波数合成
器604の周波数であるFLOと、デジタル信号プロセッ
サ602において実施される可変発振器704の周波数
であるFV との和に等しい周波数を中心とする。位相ス
プリッタ919及びその他における非直線性により、搬
送波の漏れ1102と、FLO−FV の値を中心とする所
望周波数スペクトルの不所望な鏡像1103とが生じ
る。好都合にも、サテライト通信では、無線信号が視線
に沿って送信されるために、所望の信号の振幅変化が小
さい。従って、不所望な像は、所望の信号よりも20な
いし30dB低いレベルで送信されるが、これは受信と
干渉しない。
【0060】図9に示した受信信号を復調するプロセス
が図13及び14に詳細に示されている。図13におい
て、アンテナ回路からの高周波信号は、ミクサ1202
に送られる。実際には、このミクサは、ギルバートセル
型の集積ミクサである。又、ミクサ1202には、周波
数FLOで発振する周波数合成器604からの信号も送ら
れる。到来する高周波信号の周波数成分は、周波数合成
器604からの信号と混合され、従って、ミクサ120
2に送られる2つの入力の和と差を含むスペクトルを発
生する。中間周波増幅器1203は、140MHzの周
波数をもつ混合により生じた周波数のみを増幅するよう
に使用される。従って、周波数合成器を所望の受信周波
数から140MHzだけオフセットした周波数にセット
することにより、140MHzの差の周波数が発生さ
れ、これは、中間周波増幅器1203により増幅される
唯一の周波数である。
【0061】これにより生じた140MHzの中間周波
802は、2つの部分に分割され、そしてアナログIQ
ダウンコンバータ803へ供給される。ここで、2つの
経路は、位相スプリッタ1206により発生された対応
するIQ成分で個々に乗算される。位相スプリッタ12
06は、図11に示す回路に基づいて動作するが、2G
Hzではなく140MHzの周波数において±45°の
位相シフトを有する。位相スプリッタに送られる信号
は、固定周波数140MHzの発振器802によって供
給される。IQ混合は、乗算器1204及び1205に
よって行われ、数百KHzまでの範囲に対し更に下方に
周波数をトランスポーズさせる。
【0062】既知の受信器においては、高周波搬送波が
この段階で除去され、換言すれば、ほぼ0の周波数に変
換される。しかしながら、これは、周波数合成器の位相
固定ループの設計上の制約により充分に高速なチャンネ
ル選択能力の使用を妨げる。高速チャンネル選択を確保
するために、高周波ダウン変換の最終段階がデジタル信
号プロセッサ602によって行われる。従って、アナロ
グIQダウンコンバータ803により発生されたIQ信
号805は、アナログ/デジタルコンバータ806に送
られる。これは、2つのコンバータ1207及び120
8をなえ、デジタルI及びQ信号をデジタル信号プロセ
ッサ602へ供給する。
【0063】図7及び9に示されたデジタル信号プロセ
ッサ内で行われるIQダウン変換プロセスが図14に詳
細に示されている。アナログ/デジタルコンバータ80
6により発生されたIQ信号807は、各々のデジタル
バンドパスフィルタ1221及び1222に送られる。
その出力は、4つの乗算器1223、1224、122
5及び1226より成る複素IQ乗算器へ送られる。こ
の複素IQ乗算器は、到来するIQ信号を可変発振器8
09からの直角信号と混合する。これは、所望の受信チ
ャンネルから中間の高周波成分を除去し、更に復調処理
のために通常の基本帯域のI及びQチャンネルを生じる
という作用を有する。一般に、ダウン変換は、デジタル
信号プロセッサ等で行われる。
【0064】I及びQ出力1231及び1232は、復
調器810及びその後のデータ再構成プロセスに送られ
る。別の実施形態においては、バンドパスフィルタ12
21及び1222の機能は、図14に示すプロセスのI
及びQ出力の経路にローパスフィルタを配置することに
より達成することができる。
【0065】本発明は、上記の高速チャンネル選択とい
う主たる効果に加えて、多数の重要な効果がある。低軌
道のサテライト電話システムにおいては、地球をベース
とする移動トランシーバに対するサテライトの速度から
著しいドップラー効果が生じる。従って、サテライトか
ら移動トランシーバによって受信される信号の周波数
は、移動トランシーバからサテライトによって受信され
る信号と同様に可変であり、チャンネル間隔の値に到達
することがある。地上のセルラーシステムにおいては、
約1KHzまでのドップラーシフトに遭遇する。サテラ
イトシステムにおいては、ドップラーシフトがこれより
も相当に大きくなる。通常は、低地球軌道システムで
は、このドップラーシフトは、通信が行われる時間の軌
道上の位置に基づき数十KHzまで延びる。
【0066】図1ないし3に示す周波数合成器において
は、周波数が段階的に選択され、即ち非地球静止衛星と
通信するときに遭遇するドップラーシフトを補償するた
めに必要とされる連続的に可変な周波数変更は与えられ
ない。この既知の解決策は、電圧制御式の温度補償クリ
スタル発振子又はVCTCXOとして知られた変更され
た温度補償クリスタル発振子TCXO108を設けるこ
とである。VCTCXOは、外部電圧で制御されるバリ
キャップダイオードをクリスタル発振回路に含んでい
る。この電圧は、ドップラーシフトを補償するのに必要
な周波数オフセットを与えるために使用される。別の技
術は、低周波数オフセットを復調アルゴリズムに考慮す
ることである。
【0067】バリキャップダイオードは、便利な又は特
に安定な特性を有しておらず、従って、充分に予想でき
且つ安定なVCTCXOモジュールの設計及び製造を困
難で且つ高価なものにする。実際に、非直線性の幾つか
は、周波数補正ダイアログにサテライトを含むことによ
り克服できる。 1.サテライトがハンドセットに送信する。 2.ハンドセットがサテライトに送信する。 3.サテライトが受信周波数を計算する。 4.サテライトが補正係数をハンドセットに送信する。 5.ハンドセットがバリキャップ電圧を補正する。
【0068】従って、VCTCXOの周波数エラーは、
サテライト搭載の回路及びコンピュータの非常に正確な
周波数測定能力により補償することができる。しかし、
VCTCXOは、ハンドセットの設計において弱いリン
クを表す。
【0069】図8及び9に示された可変発振器704及
び809は、デジタル信号プロセッサにおいて実施さ
れ、従って、非常に高い周波数分解能を与えることがで
きる。これは、周波数合成器604のマスター発振器を
固定周波数形式のものにすることができ、そして全ての
ドップラー補正は、可変発振器に送られる周波数データ
を変更することにより実行できる。
【0070】ギガヘルツレンジで動作する正確な周波数
合成器を設計するときの別の問題点は、高い精度レベル
で発振するように作られた基準発振器を設ける必要があ
ることである。通常、これらは、クオツ発振子であり、
数ppmの製造裕度を備えている。ギガヘルツレンジに
おいて数キロヘルツの精度でチャンネルを選択すべきと
きには、標準的な製造裕度では不充分である。可変発振
器704及び809の連続的な可変性は、標準裕度のク
リスタル発振子を使用できるようにする。というのは、
サテライトから補正信号を受け取り、そして可変発振器
704及び809が設けられたデジタル信号プロセッサ
へ602へ送られるデータを修正することにより、周波
数補正を実行できるからである。
【0071】本発明の更に別の非常に重要な効果は、移
動電話ハンドセット自体に発生する高周波干渉に係る。
一般に、ほぼ10MHzで発振する単一のクオツ発振子
が、周波数合成器を制御するのに使用される。この高い
周波数は、次いで、チャンネル周波数間隔又はその倍数
へと分割される。又、クオツクリスタルは、回路の他の
部分を制御するのにも使用され、デジタル信号プロセッ
サ及びマイクロコントローラへクロックパルスを供給す
る。
【0072】多くの既知の設計において、これらの回路
は、それら自身の位相固定ループを含み、従って、通信
に便利な周波数がクオツ発振子によって発生され、そし
て他の周波数が、各々の内部動作を制御するのに適した
デジタル信号プロセッサ及びマイクロコントローラによ
って内部で発生される。
【0073】従って、移動電話ハンドセットに使用され
るマスタークオツ発振子は、多数の隣接回路に分布され
る信号を発生する。発振波形は、方形波であり、受信プ
ロセスに含まれる多数の高周波レンジにわたって延びる
多数の高調波を含んでいる。サテライトからハンドセッ
トにより受信される無線信号は、相当に減衰されるの
で、信号を確実に受信するには、感度の高い受信回路が
必要となる。受信信号の弱さは、クオツクリスタルによ
り発生された高周波成分が受信プロセスと干渉し得るよ
うなものである。
【0074】固定周波数のマスター発振子が与えられる
と、発生する高調波の周波数を予想することができ、従
って、その周波数は、受信チャンネルとして回避されね
ばならない。従って、クリスタルが固定で、且つ全ての
周波数補正が、デジタル信号プロセッサ内の低周波数可
変発振器の修正によって行われるような改良設計が与え
られると、通信に使用されるべきチャンネルを特定する
ことが可能となる。使用できない受信周波数は、固定の
マスタークオツ発振子の周波数FREF 、例えば13MH
zの整数倍を計算することにより予想することができ
る。 使用不能なチャンネル=n.FREF 但し、nは整数である。使用可能な受信チャンネルは、
これらの周波数間に離間される。
【0075】使用可能なチャンネル=(n+0.5).
REF
【図面の簡単な説明】
【図1】高周波合成に含まれる一般的な原理のブロック
図である。
【図2】図1の構成に伴う問題を説明するためのグラフ
である。
【図3】改良された高周波合成方法を示す図である。
【図4】サテライト及び移動電話トランシーバを含むサ
テライトテレコミュニケーションシステムを示す図であ
る。
【図5】図4に示す形式のサテライトと電話トランシー
バとの間の送信及び受信に必要な時間のグラフである。
【図6】図4に示す形式の移動電話トランシーバを示す
図である。
【図7】デジタル信号プロセッサ、送信器及び受信器を
含む図6に示す移動電話トランシーバ内で動作する回路
のブロック図である。
【図8】送信器、IQ変調器及びIQアップコンバータ
を含む図7に示すデジタル信号プロセッサ及び送信器に
より行われるプロセスを示す図である。
【図9】アナログ受信器、IQダウンコンバータ及びデ
ジタルIQ復調器を含む図7に示すデジタル信号プロセ
ッサ及び受信器で行われるプロセスを示す図である。
【図10】位相分割器を含む図8に示す送信器IQプロ
セスを示す図である。
【図11】図10に示す位相分割器を詳細に示す図であ
る。
【図12】送信器チェーンの非直線性により生じる高周
波スペクトルを示す図である。
【図13】図9に示すアナログ受信器IQプロセスを詳
細に示す図である。
【図14】図9に示すデジタル受信器IQ復調器を詳細
に示す図である。
【符号の説明】
101 高周波発振器 102 バリキャップダイオード 103 インダクタ 105 分割器 106 位相検出器 107 固定の分割器 108 基準発振器 109 クオツクリスタル 110 ローパスループフィルタ 201 二重係数プレスケーラ 202 スワローカウンタ 203 プログラム可能なカウンタ 301、302 移動ハンドセット 303、307 サテライト 304、305 通信リンク 306 地上のサテライトベースステーション 401 送信バースト 402 受信バースト 502 ボタン 503 液晶ディスプレイ 504 マイクロホン 505 スピーカ 506 アンテナ 601 アナログ/デジタルコンバータ 602 デジタル信号プロセッサ 603 送信回路 604 周波数合成器 605 受信回路 606 デジタル/アナログコンバータ 607 マイクロコントローラ 608 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線チャンネルを経てデジタル入力信号
    を送信する方法であって、 上記デジタル入力信号をデジタル変調信号と組み合わせ
    て処理してデジタル中間信号を発生し;このデジタル信
    号をアナログ中間信号に変換し;そしてこのアナログ中
    間信号をアナログ変調信号と組み合わせて処理して高周
    波出力信号を発生するという段階を備え、上記デジタル
    変調信号の周波数及び上記アナログ変調信号の周波数を
    調整して上記出力信号の周波数を変化させることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 高周波信号を受信する方法であって、 上記信号をアナログ復調信号と組み合わせて処理してア
    ナログ中間信号を発生し;このアナログ中間信号をサン
    プリングしてデジタル中間信号を発生し;そしてこのデ
    ジタル中間信号をデジタル復調信号と組み合わせて処理
    して送信チャンネルを選択するという段階を備え、上記
    アナログ復調信号及び上記デジタル復調信号は、上記受
    信無線信号の周波数の変化を受け入れるように調整され
    ることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 上記中間信号は、サンプリングされる前
    に付加的なアナログ復調信号と組み合わせて処理される
    請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記アナログ変調又は復調信号の分解能
    は、迅速な周波数調整を容易にするためにチャンネル間
    隔より広く、そして個々のチャンネルは、上記デジタル
    処理段階中に微細な周波数分解能で選択される請求項2
    又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 無線信号はドップラーシフトを受け易
    く、デジタル信号処理ドメインにおいてデジタル変調又
    はデジタル復調信号の周波数を調整することによりドッ
    プラーシフトの補償が与えられる請求項2ないし4のい
    ずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 無線チャンネルを経てデジタル入力信号
    を送信する装置であって、 上記デジタル入力信号をデジタル変調信号と組み合わせ
    て処理してデジタル中間信号を発生するための処理手段
    と;このデジタル中間信号をアナログ中間信号に変換す
    るための変換手段と;このアナログ中間信号をアナログ
    変調信号と組み合わせて処理して高周波出力信号を発生
    するための処理手段とを備え、更に、上記デジタル変調
    信号の周波数を調整すると共に、上記アナログ変調信号
    の周波数を調整して、上記出力信号の周波数を変更する
    ように構成された手段を含むことを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 受信信号をアナログ復調信号と組み合わ
    せて処理してアナログ中間信号を発生するための処理手
    段と;このアナログ中間信号をサンプリングしてデジタ
    ル中間信号を発生するためのサンプリング手段と;この
    デジタル中間信号をデジタル復調信号と組み合わせて処
    理して送信チャンネルを選択するための処理手段とを備
    え、更に、上記アナログ復調信号の周波数を調整する手
    段及び上記デジタル復調信号の周波数を調整する手段を
    含み、上記受信信号の周波数の変化を受け入れるように
    したことを特徴とする高周波数受信装置。
  8. 【請求項8】 上記中間信号がサンプリングされる前
    に、上記中間信号を付加的なアナログ復調信号と組み合
    わせて処理するための手段を備えた請求項7に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 上記アナログ変調信号又はアナログ復調
    信号の分解能は、迅速な周波数調整を容易にするために
    チャンネル間隔よりも広く、そして個々のチャンネル
    は、デジタル処理装置により微細な周波数分解能で選択
    される請求項6ないし8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 無線信号は、ドップラーシフトを受け
    易く、デジタル信号処理ドメインにおいてデジタル変調
    又はデジタル復調信号の周波数を調整することによりド
    ップラーシフトの補償が与えられる請求項6ないし9の
    いずれかに記載の装置。
JP9055357A 1996-03-12 1997-03-11 無線信号の送信及び受信方法 Pending JPH09331273A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9605240A GB2311194B (en) 1996-03-12 1996-03-12 Transmitting and receiving radio signals
GB9605240:2 1996-03-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09331273A true JPH09331273A (ja) 1997-12-22

Family

ID=10790289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9055357A Pending JPH09331273A (ja) 1996-03-12 1997-03-11 無線信号の送信及び受信方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6091780A (ja)
EP (1) EP0795978A3 (ja)
JP (1) JPH09331273A (ja)
CN (1) CN1104101C (ja)
GB (1) GB2311194B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457175B1 (ko) * 2002-12-14 2004-11-16 한국전자통신연구원 직교 변조 송신기
JP2009290886A (ja) * 1998-07-30 2009-12-10 Qualcomm Inc デルタ−シグマ・ディジタル/アナログ・コンバータ付きの効率的ハードウェアのトランシーバ
JP2018510475A (ja) * 2015-03-23 2018-04-12 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated ダイレクトアップコンバージョンを用いてマイクロ波フィールドの回転周波数をデジタル制御するプラズマリアクタ

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2320632B (en) * 1996-12-23 2001-09-05 Nokia Mobile Phones Ltd Method and apparatus for transmitting and receiving signals
US6347121B1 (en) * 1997-03-11 2002-02-12 Erkka Sointula Transmitting and receiving radio signals
US6970717B2 (en) * 2001-01-12 2005-11-29 Silicon Laboratories Inc. Digital architecture for radio-frequency apparatus and associated methods
US7035607B2 (en) * 1998-05-29 2006-04-25 Silicon Laboratories Inc. Systems and methods for providing an adjustable reference signal to RF circuitry
US7242912B2 (en) * 1998-05-29 2007-07-10 Silicon Laboratories Inc. Partitioning of radio-frequency apparatus
US7221921B2 (en) * 1998-05-29 2007-05-22 Silicon Laboratories Partitioning of radio-frequency apparatus
US6377967B1 (en) * 1998-08-12 2002-04-23 Northrop Grumman Corporation Efficient digital integration technique filter
US6061551A (en) 1998-10-21 2000-05-09 Parkervision, Inc. Method and system for down-converting electromagnetic signals
US7515896B1 (en) 1998-10-21 2009-04-07 Parkervision, Inc. Method and system for down-converting an electromagnetic signal, and transforms for same, and aperture relationships
US6091940A (en) 1998-10-21 2000-07-18 Parkervision, Inc. Method and system for frequency up-conversion
US6694128B1 (en) 1998-08-18 2004-02-17 Parkervision, Inc. Frequency synthesizer using universal frequency translation technology
GB9821088D0 (en) * 1998-09-30 1998-11-18 Koninkl Philips Electronics Nv Radio transmitter
US6542722B1 (en) 1998-10-21 2003-04-01 Parkervision, Inc. Method and system for frequency up-conversion with variety of transmitter configurations
US6813485B2 (en) 1998-10-21 2004-11-02 Parkervision, Inc. Method and system for down-converting and up-converting an electromagnetic signal, and transforms for same
US6049706A (en) 1998-10-21 2000-04-11 Parkervision, Inc. Integrated frequency translation and selectivity
US6560301B1 (en) 1998-10-21 2003-05-06 Parkervision, Inc. Integrated frequency translation and selectivity with a variety of filter embodiments
US7039372B1 (en) 1998-10-21 2006-05-02 Parkervision, Inc. Method and system for frequency up-conversion with modulation embodiments
US6061555A (en) 1998-10-21 2000-05-09 Parkervision, Inc. Method and system for ensuring reception of a communications signal
US6370371B1 (en) 1998-10-21 2002-04-09 Parkervision, Inc. Applications of universal frequency translation
US7236754B2 (en) 1999-08-23 2007-06-26 Parkervision, Inc. Method and system for frequency up-conversion
US6704558B1 (en) 1999-01-22 2004-03-09 Parkervision, Inc. Image-reject down-converter and embodiments thereof, such as the family radio service
US6704549B1 (en) 1999-03-03 2004-03-09 Parkvision, Inc. Multi-mode, multi-band communication system
US6879817B1 (en) 1999-04-16 2005-04-12 Parkervision, Inc. DC offset, re-radiation, and I/Q solutions using universal frequency translation technology
US6853690B1 (en) 1999-04-16 2005-02-08 Parkervision, Inc. Method, system and apparatus for balanced frequency up-conversion of a baseband signal and 4-phase receiver and transceiver embodiments
US7065162B1 (en) 1999-04-16 2006-06-20 Parkervision, Inc. Method and system for down-converting an electromagnetic signal, and transforms for same
US7693230B2 (en) 1999-04-16 2010-04-06 Parkervision, Inc. Apparatus and method of differential IQ frequency up-conversion
US7110444B1 (en) 1999-08-04 2006-09-19 Parkervision, Inc. Wireless local area network (WLAN) using universal frequency translation technology including multi-phase embodiments and circuit implementations
US7443906B1 (en) 1999-05-31 2008-10-28 Electronics And Telecommunications Research Institute Apparatus and method for modulating data message by employing orthogonal variable spreading factor (OVSF) codes in mobile communication system
US8295406B1 (en) 1999-08-04 2012-10-23 Parkervision, Inc. Universal platform module for a plurality of communication protocols
GB9921813D0 (en) * 1999-09-16 1999-11-17 Mitel Semiconductor Ltd Frequency converter and radio frequency tuner
US7010286B2 (en) 2000-04-14 2006-03-07 Parkervision, Inc. Apparatus, system, and method for down-converting and up-converting electromagnetic signals
US20020022465A1 (en) * 2000-08-15 2002-02-21 Mccullagh Michael J. Apparatus and method for integrated frequency hopping and GPS receiver
US7454453B2 (en) 2000-11-14 2008-11-18 Parkervision, Inc. Methods, systems, and computer program products for parallel correlation and applications thereof
US7072427B2 (en) 2001-11-09 2006-07-04 Parkervision, Inc. Method and apparatus for reducing DC offsets in a communication system
US7460584B2 (en) 2002-07-18 2008-12-02 Parkervision, Inc. Networking methods and systems
US7379883B2 (en) 2002-07-18 2008-05-27 Parkervision, Inc. Networking methods and systems
US20050020205A1 (en) * 2003-07-23 2005-01-27 Ramin Khoini-Poorfard Apparatus and method for carrier feedthrough cancellation in RF upconverters
US20050020217A1 (en) * 2003-07-23 2005-01-27 Ramin Khoini-Poorfard Communication terminal with low carrier feedthrough and communication system using such a terminal
AU2005319950B2 (en) 2004-12-23 2010-07-01 Electronics And Telecommunications Research Institute Apparatus for transmitting and receiving data to provide high-speed data comunication and method thereof
CN101764975B (zh) * 2008-12-25 2012-06-27 承景科技股份有限公司 数字解调装置以及数字解调方法
CN101588332B (zh) * 2009-05-19 2011-08-17 哈尔滨工业大学 一种余弦与切普信号联合的信号调制和解调方法及基于所述方法的信号发射和接收方法
CN103269259B (zh) 2013-05-23 2016-09-21 小米科技有限责任公司 一种信号解调方法及装置
FR3033108B1 (fr) * 2015-02-25 2018-03-23 Continental Automotive France Selecteur de canal pour un recepteur radiofrequence
US10887138B2 (en) * 2018-12-03 2021-01-05 Samsung Electronics Co., Ltd Low digital intermediate frequency (IF) image cancelling transceiver

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4348641A (en) * 1980-01-08 1982-09-07 E-Systems, Inc. Digital baseband carrier recovery circuit
US5291474A (en) * 1989-05-18 1994-03-01 Nokia Mobile Phones Ltd. Procedure for forming frequencies of a digital radio telephone
GB2270447B (en) * 1989-08-14 1994-05-25 Interdigital Tech Corp A subscriber unit
GB2266646B (en) * 1989-08-14 1994-06-29 Interdigital Tech Corp A finite impulse response (FIR) chip for use in a subscriber unit for a wireless digital telephone system
US5008900A (en) * 1989-08-14 1991-04-16 International Mobile Machines Corporation Subscriber unit for wireless digital subscriber communication system
FI89845C (fi) * 1991-09-04 1993-11-25 Nokia Mobile Phones Ltd Koppling foer alstring av saendningssignal i en radiotelefon
US5160900A (en) * 1992-01-21 1992-11-03 Nokia Mobile Phones Ltd. Method to speed up the training of a shift oscillator in a frequency synthesizer
GB2308514B (en) * 1993-03-01 1997-09-17 Texas Instruments Ltd A digital oscillator
GB2283871B (en) * 1993-10-28 1998-01-21 Plessey Semiconductors Ltd Control arrangements for digital radio receivers
US5663989A (en) * 1993-10-28 1997-09-02 Plessey Semiconductors Limited Control arrangements for digital radio receivers
US5867535A (en) * 1995-08-31 1999-02-02 Northrop Grumman Corporation Common transmit module for a programmable digital radio
US5841814A (en) * 1995-10-17 1998-11-24 Paradyne Corporation Sampling system for radio frequency receiver
US5631655A (en) * 1995-12-21 1997-05-20 Hughes Electronics System and method for radar receiver harmonic distortion and spurious response control
US5732333A (en) * 1996-02-14 1998-03-24 Glenayre Electronics, Inc. Linear transmitter using predistortion

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290886A (ja) * 1998-07-30 2009-12-10 Qualcomm Inc デルタ−シグマ・ディジタル/アナログ・コンバータ付きの効率的ハードウェアのトランシーバ
JP2012055005A (ja) * 1998-07-30 2012-03-15 Qualcomm Inc デルタ−シグマ・ディジタル/アナログ・コンバータ付きの効率的ハードウェアのトランシーバ
JP2013118690A (ja) * 1998-07-30 2013-06-13 Qualcomm Inc デルタ−シグマ・ディジタル/アナログ・コンバータ付きの効率的ハードウェアのトランシーバ
JP2013153447A (ja) * 1998-07-30 2013-08-08 Qualcomm Inc デルタ−シグマ・ディジタル/アナログ・コンバータ付きの効率的ハードウェアのトランシーバ
KR100457175B1 (ko) * 2002-12-14 2004-11-16 한국전자통신연구원 직교 변조 송신기
JP2018510475A (ja) * 2015-03-23 2018-04-12 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated ダイレクトアップコンバージョンを用いてマイクロ波フィールドの回転周波数をデジタル制御するプラズマリアクタ
US10453655B2 (en) 2015-03-23 2019-10-22 Applied Materials, Inc. Plasma reactor having digital control over rotation frequency of a microwave field with direct up-conversion

Also Published As

Publication number Publication date
CN1163518A (zh) 1997-10-29
EP0795978A3 (en) 1999-07-21
CN1104101C (zh) 2003-03-26
US6091780A (en) 2000-07-18
GB9605240D0 (en) 1996-05-15
EP0795978A2 (en) 1997-09-17
GB2311194B (en) 2000-05-31
GB2311194A (en) 1997-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09331273A (ja) 無線信号の送信及び受信方法
US6766178B1 (en) RF architecture for cellular multi-band telephones
US6195563B1 (en) Radio receiver and radio transmitter
US6415001B1 (en) System and process for shared frequency source multi-band transmitters and receivers
US7783271B2 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving signals
EP1524776B1 (en) Radio transceiver on a chip
US7327993B2 (en) Low leakage local oscillator system
JPH07221667A (ja) デジタル無線電話機において異なる周波数の信号を発生する方法
JPH06209235A (ja) ディジタル移動電話の高周波回路構成
US20060276142A1 (en) Radio equipment communicatable in two frequency bands and method for generating local oscillator signal in radio equipment
WO1999030420A1 (en) A communication system, a communication device and a frequency synthesizer
EP1206039A2 (en) A synthesizer arrangement and a method for generating signals, particularly for a multimode radio telephone device
US6347121B1 (en) Transmitting and receiving radio signals
JPH08506235A (ja) 遠隔通信方式並びに該方式用第1局、第2局およびトランシーバ
JP3282682B2 (ja) 移動電話機
EP1255356A1 (en) Dual mode/triple band frequency synthesiser
KR100566262B1 (ko) 위성이동통신시스템무선주파수부의주파수합성방법
JPH06164491A (ja) ディジタル携帯電話
JPH06152510A (ja) ディジタル携帯電話
JPH0722979A (ja) 無線トランシーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061010