JPH09321818A - ディジタル衛星放送受信機 - Google Patents

ディジタル衛星放送受信機

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Publication number
JPH09321818A
JPH09321818A JP8136224A JP13622496A JPH09321818A JP H09321818 A JPH09321818 A JP H09321818A JP 8136224 A JP8136224 A JP 8136224A JP 13622496 A JP13622496 A JP 13622496A JP H09321818 A JPH09321818 A JP H09321818A
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JP
Japan
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frequency
signal
output
qpsk
quadrature detection
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Application number
JP8136224A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Hayashi
芳和 林
Noriaki Oomoto
紀顕 大本
Takaaki Konishi
孝明 小西
Yasushi Azagami
裕史 阿座上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to TW086107310A priority patent/TW353831B/zh
Priority to US08/865,829 priority patent/US6075829A/en
Priority to KR1019970022316A priority patent/KR100434006B1/ko
Priority to CNB971131805A priority patent/CN1144380C/zh
Publication of JPH09321818A publication Critical patent/JPH09321818A/ja
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AFCの精度を保ちつつ、ビット誤り率特性
を良好なディジタル衛星放送受信機を実現する。 【解決手段】 選局されたQPSK変調信号を直交検波
する直交検波手段16で連続的なAFC(自動周波数制
御)を行い、選局のための局部発振信号を発生するPL
Lシンセサイザー30の位相周波数検波を行う基準周波
数40を、局部発振信号の位相雑音特性がPLLシンセ
サイザーにより改善できる程度に高くすることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル衛星放
送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送受信機は映像信号を周波
数変調して伝送するFMの衛星放送の受信用であり、図
7に示すように、衛星放送用アンテナから入力する第1
中間周波信号から希望する周波数変調波を所定の第2中
間周波信号に周波数変換を施し、チャンネルフィルタで
その希望するチャンネルのFM変調波1波を抜き取っ
て、FM復調を行っていた。その周波数変換に用いる局
部発振信号はPLLシンセサイザーで発生しており、局
部発振回路31、局部発振信号を分周する前置分周器
(プリスケーラ)32、プログラマブル分周器33、基
準周波信号発生回路36、基準周波信号分周器35、位
相周波数検波手段34、ループフィルタ37で構成され
ている。そして、局部発振周波数は(数1)で示すとお
りに表すことが出来、
【0003】
【数1】
【0004】マイクロコンピュータ50でプログラマブ
ル分周器の分周比を変えることで、希望チャンネルの周
波数に応じた局部発振信号を得ていた。衛星放送用アン
テナの周波数変換器(図示せず)の周波数ずれ等によ
る、第1中間周波信号の周波数ずれを補正するAFC
(自動周波数制御)は、特許1871000でも触れて
いるようにFM復調回路201で出力される周波数ずれ
検知信号よりマイクロコンピュータ50がPLLシンセ
サイザー内のプログラマブル分周器33の分周比を制御
して行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
にAFC(自動周波数制御)を選局のPLLシンセサイ
ザーで行うということは、PLLシンセサイザーにおけ
る位相周波数検波の基準周波数(Fr/R)がAFCの
精度を決定するものであり、あまり基準周波信号分周比
を小さくするとAFC制御のステップが大きくなり正確
なAFCを行うことができない。QPSK等のディジタ
ル変調の受信機に於いて、局部発振周波信号の位相雑音
特性がビット誤り率に影響を及ぼすため、その位相雑音
を小さくする必要があり、局部発振回路自体の位相雑音
特性を良好にする必要と共に、PLLシンセサイザーの
位相周波数検波を行う基準周波数(Fr/R)を大きく
する等、PLLシンセサイザーによる位相雑音改善が必
要であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のディジタル衛星放送チューナーは、選局さ
れたQPSK変調信号を直交検波する直交検波手段で連
続的なAFC(自動周波数制御)を行い、選局のための
局部発振信号を発生するPLLシンセサイザーの位相周
波数検波を行う基準周波数を、局部発振信号の位相雑音
特性がPLLシンセサイザーにより改善できる程度に高
くすることを特徴としたものである。
【0007】本発明によれば、AFCの精度を保ちつ
つ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上されるので、
受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つことがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、選局したQPSK変調
信号を直交検波する直交検波手段と、選局のための局部
発振信号を発生するPLLシンセサイザーを備え、前記
直交検波手段で連続的なAFC(自動周波数制御)を行
い、前記PLLシンセサイザーにおける位相周波数検波
の基準周波数を高くして開ループ利得を大きくすること
を特徴とするものであり、AFCの精度を保ちつつ、局
部発振周波数の位相雑音特性が向上されるので、受信機
としてのビット誤り率特性を良好に保つことができる作
用を有する。
【0009】本発明は、衛星放送信号の第1中間周波信
号を入力とし、その中から希望するQPSK変調波を所
定の第2中間周波数にする周波数変換手段と、前記第2
中間周波信号を抜き取る帯域通過フィルタと、前記帯域
通過フィルタの出力を入力として直交検波を行って同相
成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を得て、連
続的AFC(自動周波数制御)を行う直交検波手段と、
前記直交検波手段の出力を入力としI,Qの等化低域信
号をそれぞれアナログ−ディジタル変換するAD変換器
と、QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調手
段と、選局のための局部発振信号を発生するPLLシン
セサイザー備えたことを特徴とするものであり、AFC
の精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向
上されるので、受信機としてのビット誤り率特性を良好
に保つことができる作用を有する。
【0010】本発明は、選局したQPSK変調信号を直
交検波する直交検波手段と、選局のための局部発振信号
を発生するPLLシンセサイザーと、QPSK復調をデ
ィジタル的に行うQPSK復調手段を備え、前記直交検
波手段で連続的なAFC(自動周波数制御)を行い、前
記PLLシンセサイザーにおける位相周波数検波の基準
周波数を前記QPSK復調器で再生されるクロックを分
周して得て、その基準周波数を高くして開ループ利得を
大きくすることを特徴とするものであり、AFCの精度
を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上され
るので、受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つ
ことができ、またQPSK復調回路で再生されるクロッ
クを分周してPLLシンセサイザーにおける位相周波数
検波の基準周波信号とするので、送信側の精度のよいク
ロックが基準周波信号となるので、温度等による基準周
波信号の周波数精度が良好に保たれると共に、PLLシ
ンセサイザーの基準周波信号発生回路を削減することも
可能となる作用を有する。
【0011】本発明は、衛星放送信号の第1中間周波信
号を入力とし、その中から希望するQPSK変調波を所
定の第2中間周波数にする周波数変換手段と、希望する
第2中間周波信号を抜き取る帯域通過フィルタと、帯域
通過フィルタの出力を入力として直交検波を行って同相
成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を得て、連
続的AFC(自動周波数制御)を行う直交検波手段と、
前記直交検波手段の出力を入力としI,Qの等化低域信
号をそれぞれアナログ−ディジタル変換するAD変換器
と、QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調手
段と、選局のための局部発振信号を発生するPLLシン
セサイザーとを備え、位相周波数検波を行うための基準
周波信号を前記QPSK復調手段で再生されるクロック
を分周して得ることを特徴とするものであり、AFCの
精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上
されるので、受信機としてのビット誤り率特性を良好に
保つことができ、またQPSK復調回路で再生されるク
ロックを分周してPLLシンセサイザーにおける位相周
波数検波の基準周波信号とするので、送信側の精度のよ
いクロックが基準周波信号となるので、温度等による基
準周波信号の周波数精度が良好に保たれると共に、PL
Lシンセサイザーの基準周波信号発生回路を削減するこ
とも可能となる作用を有する。
【0012】本発明は、選局したQPSK変調信号を直
交検波する直交検波手段と、選局のための局部発振信号
を発生するPLLシンセサイザーと、QPSK復調をデ
ィジタル的に行うQPSK復調手段と、符号化及び多重
化した映像、音声信号を多重分離する多重分離手段とを
備え、前記直交検波手段で連続的なAFC(自動周波数
制御)を行い、前記PLLシンセサイザーにおける位相
周波数検波の基準周波数を前記多重分離手段のシステム
クロックを分周して得て、その基準周波数を高くして開
ループ利得を大きくすることを特徴とするものであり、
AFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特
性が向上されるので、受信機としてのビット誤り率特性
を良好に保つことができ、また符号化及び多重化した映
像、音声信号の多重分離手段のシステムクロックを分周
してPLLシンセサイザーにおける位相周波数検波の基
準周波信号とするので、送信側の精度のよいクロックが
基準周波信号となるので、温度等による基準周波信号の
周波数精度が良好に保たれると共に、PLLシンセサイ
ザーの基準周波信号発生回路を削減することも可能とな
る作用を有する。
【0013】本発明は、衛星放送信号の第1中間周波信
号を入力とし、その中から希望するQPSK変調波を所
定の第2中間周波数にする周波数変換手段と、第2中間
周波信号を抜き取る帯域通過フィルタと、帯域通過フィ
ルタの出力を入力として直交検波を行って同相成分
(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を得て、連続的
AFC(自動周波数制御)を行う直交検波手段と、前記
直交検波手段の出力を入力としI,Qの等化低域信号を
それぞれアナログ−ディジタル変換するAD変換器と、
QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調手段
と、前記QPSK復調手段の出力を入力とし伝送路の影
響により発生する誤りを訂正する誤り訂正手段と、誤り
訂正手段を出力を入力とし符号化及び多重化した映像、
音声信号を多重分離する多重分離手段と、選局のための
局部発振信号を発生するPLLシンセサイザーとを備
え、位相周波数検波を行うための基準周波信号を、前記
多重分離手段のシステムクロックを分周して得ることを
特徴とするものであり、AFCの精度を保ちつつ、局部
発振周波数の位相雑音特性が向上されるので、受信機と
してのビット誤り率特性を良好に保つことができ、また
符号化及び多重化した映像、音声信号の多重分離手段の
システムクロックを分周してPLLシンセサイザーにお
ける位相周波数検波の基準周波信号とするので、送信側
の精度のよいクロックが基準周波信号となるので、温度
等による基準周波信号の周波数精度が良好に保たれると
共に、PLLシンセサイザーの基準周波信号発生回路を
削減することも可能となる作用を有する。
【0014】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1において、10は衛星放送受信ア
ンテナからの第1中間周波信号入力端子、11は希望す
るQPSK変調信号を所定の第2中間周波数に周波数変
換する混合器、12は前記混合器11の出力から所定の
第2中間周波信号のみを抜き取る帯域通過フィルタ、1
6は帯域通過フィルタの出力を入力として直交検波を行
って同相成分(I)、直交成分(Q)の等化低域信号を
得る直交検波手段、21はIQ直交検波手段の出力を入
力としI、Qの等価低域信号をディジタル信号にするA
D変換器、22はディジタル化したI,Q信号を入力と
しQPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調器、
30は前記混合器11で希望するQPSK変調信号を所
定の第2中間周波信号に周波数変換する際に必要な局部
発振信号を発生するPLLシンセサイザー、17は直交
検波する際に必要な局部発振信号を発生する直交検波電
圧制御発振回路である。
【0015】上記の様に構成された衛星ディジタル放送
受信機について、以下その動作について説明する。衛星
放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合器
11でPLLシンセサイザー30で発生した局部発振信
号と混合され、第1中間周波信号のうち希望するQPS
K変調波が所定の第2中間周波数に周波数変換される。
PLLシンセサイザー30は、局部発振回路31、プリ
スケーラ(前置固定分周器)32、プログラマブル分周
器33、位相周波数検波器34、基準周波信号分周器3
5、基準周波信号発生手段36、ループフィルタ37よ
り構成される。
【0016】局部発振回路31の出力はプリスケーラ3
2で分周された後、プログラマブル分周器33に入力さ
れ、更に分周される。プログラマブル分周器33の出力
は位相周波数検波器34に入力され、基準周波信号発生
手段36の出力を基準周波数信号分周器35で分周して
得られた基準周波信号40と、周波数並びに位相が一致
するようにPLLシンセサイザー30は制御される。そ
して、局部発振周波数は(数2)で示すとおりになり、
【0017】
【数2】
【0018】マイクロコンピュータ50でプログラマブ
ル分周器33の分周比(Np)を変えることにより希望
するQPSK変調波の周波数に応じた局部発振周波数を
得ることができる。
【0019】混合器11で所定の第2中間周波数に周波
数変換されたQPSK変調波は帯域通過フィルタ12で
抜き取られた後、直交検波手段16に入力される。直交
検波器16では、直交検波電圧制御発振回路17で所定
の第2中間周波数で発振した発振信号及びその発振信号
を90゜移相した信号をそれぞれ混合器13及び混合器
15に供給し、帯域通過フィルタ12の出力とそれぞれ
混合することにより、QPSK変調波の同相成分
(I)、直交成分(Q)の等価低域信号が得られる。
I,Qの等価低域信号はAD変換器21でディジタル信
号に変換され、QPSK復調器22でディジタル的に復
調される。QPSK復調器22は復調に際し必要な搬送
波再生、クロック再生を含むと共に、自動利得制御(A
GC)検出手段、並びに自動周波数制御(AFC)検出
手段を有する。
【0020】ところで、QPSK変調波の選局に用いる
局部発振信号を発生する局部発振回路31の発振周波数
は、(数3)に示すように、
【0021】
【数3】
【0022】衛星放送アンテナより入力される第1中間
周波信号の周波数より第2中間周波数だけ高く、その発
振周波数範囲は第1中間周波信号の周波数範囲が必要で
ある。
【0023】このような広い周波数範囲を得るための発
振回路としては図4に示すように、マイクロストリップ
ラインと可変容量ダイオードを使用した共振回路を有し
た発振回路が必要である。
【0024】また、QPSKのようなディジタル変調は
従来のFM変調と違い、周波数変換に用いる局部発振信
号の位相雑音が受信機の受信性能(ビット誤り率)に影
響を与える。このビット誤り率に影響を及ぼさない位相
雑音としては、発振周波数より10kHzオフセットし
た周波数で85dBc/Hz、100kHzオフセット
周波数で95dBc/Hz程度必要とされている。
【0025】しかしながら広範囲の発振周波数範囲を有
する局部発振信号の位相雑音は、可変容量ダイオードの
内部抵抗のため共振回路のQ(Quarity Fac
tor)が低下することにより大きくなり、またその特
性は図5に示すように発振周波数からの周波数が離れる
程小さくなる、いわゆる1/f特性を有する。前述した
10kHz及び100kHzオフセットのような発振周
波数近傍の雑音特性の改善はPLLシンセサイザーによ
り可能で、特にPLLシンセサイザーにおける位相周波
数検波の基準周波数を高くして、開ループ利得を大きく
することにより実現できる。その基準周波数は、基準周
波信号発生回路36での発振周波数、並びに基準周波信
号分周器35での分周比により決定され(Fr/R)、
発振周波数の近傍の位相雑音が低減できる程度に高く選
ばれ、その値としては数百kHzとなる。この位相周波
数検波の基準周波数(Fr/R)はPLLシンセサイザ
ー30のステップ周波数であり、局部発振回路31の出
力周波数は前記基準周波数の整数倍となり、第1中間周
波信号を所定の第2中間周波信号に周波数変換するため
の局部発振周波数に必ずしも一致することにはならな
い。
【0026】つまり、第2中間周波信号の周波数のズレ
が生じることになる。そこで直交検波電圧制御発振回路
17を図6に示すように発振周波数を、QPSK復調器
22より出力される自動周波数制御信号により連続的に
変化するようにすることにより、衛星放送用アンテナの
周波数変換器(図示せず)の周波数ズレや、前記PLL
シンセサイザー30における位相周波数検波の基準周波
数を高くすることによる周波数ズレによる本来の第2中
間周波信号の周波数ずれを、直交検波手段16で精度良
く補正することが可能になる。
【0027】このように本発明によれば、AFCの精度
を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上され
るので、受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つ
ことができる。
【0028】なお、直交検波電圧制御発振回路17をP
LLシンセサイザーで制御し、そのステップ周波数を選
局に用いるPLLシンセサイザー30のステップ周波数
より充分に小さくし、QPSK復調器22より出力され
る自動周波数制御信号に従って発振周波数を変化させる
ことによっても、第2中間周波信号の周波数ずれを直交
検波手段16で精度良く補正することが可能になり、A
FCの精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性
が向上されるので、受信機としてのビット誤り率特性を
良好に保つことができる。
【0029】(実施の形態2)図2において、10は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
11は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、12は前記混合器11の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取る帯域通過
フィルタ、16は帯域通過フィルタの出力を入力として
直交検波を行って同相成分(I)、直交成分(Q)の等
化低域信号を得る直交検波手段、21はIQ直交検波手
段の出力を入力としI、Qの等価低域信号をディジタル
信号にするAD変換器、22はディジタル化したI,Q
信号を入力としQPSK復調をディジタル的に行うQP
SK復調器、30は前記混合器11で希望するQPSK
変調信号を所定の第2中間周波信号に周波数変換する際
に必要な局部発振信号を発生するPLLシンセサイザ
ー、17は直交検波する際に必要な局部発振信号を発生
する直交検波電圧制御発振回路である。
【0030】上記の様に構成された衛星ディジタル放送
受信機について、以下その動作について説明する。衛星
放送アンテナから受信した第1中間周波信号は、混合器
11でPLLシンセサイザー30で発生した局部発振信
号と混合され、第1中間周波信号のうち希望するQPS
K変調波が所定の第2中間周波数に周波数変換される。
PLLシンセサイザー30は、局部発振回路31、プリ
スケーラ(前置固定分周器)32、プログラマブル分周
器33、位相周波数検波器34、基準周波信号分周器3
5、ループフィルタ37より構成される。局部発振回路
31の出力はプリスケーラ32で分周された後、プログ
ラマブル分周器33に入力され、更に分周される。プロ
グラマブル分周器33の出力は位相周波数検波器34に
入力され、QPSK復調器22で再生されるQPSKの
シンボルクロックを基準周波数信号分周器35で分周し
て得られた基準周波信号40と、周波数並びに位相が一
致するようにPLLシンセサイザー30は制御される。
そして、局部発振周波数は(数4)で示すとおりにな
り、
【0031】
【数4】
【0032】マイクロコンピュータ50でプログラマブ
ル分周器33の分周比(Np)を変えることにより希望
するQPSK変調波の周波数に応じた局部発振周波数を
得ることができる。
【0033】混合器11で所定の第2中間周波数に周波
数変換されたQPSK変調波は帯域通過フィルタ12で
抜き取られた後、直交検波手段16に入力される。直交
検波器16では、直交検波電圧制御発振回路17で所定
の第2中間周波数で発振した発振信号及びその発振信号
を90゜移相した信号をそれぞれ混合器13及び混合器
15に供給し、帯域通過フィルタ12の出力とそれぞれ
混合することにより、QPSK変調波の同相成分
(I)、直交成分(Q)の等価低域信号が得られる。
【0034】I,Qの等価低域信号はAD変換器21で
ディジタル信号に変換され、QPSK復調器22でディ
ジタル的に復調される。QPSK復調器22は復調に際
し必要な搬送波再生、クロック再生を含むと共に、自動
利得制御(AGC)検出手段、並びに自動周波数制御
(AFC)検出手段を有する。
【0035】ところで、QPSK変調波の選局に用いる
局部発振信号を発生する局部発振回路31の発振周波数
は、(数5)に示すように、
【0036】
【数5】
【0037】衛星放送アンテナより入力される第1中間
周波信号の周波数より第2中間周波数だけ高く、その発
振周波数範囲は第1中間周波信号の周波数範囲が必要で
ある。このような広い周波数範囲を得るための発振回路
としては図4に示すように、マイクロストリップライン
と可変容量ダイオードを使用した共振回路を有した発振
回路が必要である。
【0038】また、QPSKのようなディジタル変調は
従来のFM変調と違い、周波数変換に用いる局部発振信
号の位相雑音が受信機の受信性能(ビット誤り率)に影
響を与える。このビット誤り率に影響を及ぼさない位相
雑音としては、発振周波数より10kHzオフセットし
た周波数で85dBc/Hz、100kHzオフセット
周波数で95dBc/Hz程度必要とされている。
【0039】しかしながら広範囲の発振周波数範囲を有
する局部発振信号の位相雑音は、可変容量ダイオードの
内部抵抗のため共振回路のQ(Quarity Fac
tor)が低下することにより大きくなり、またその特
性は図5に示すように発振周波数からの周波数が離れる
程小さくなる、いわゆる1/f特性を有する。前述した
10kHz及び100kHzオフセットのような発振周
波数近傍の雑音特性の改善はPLLシンセサイザーによ
り可能で、特にPLLシンセサイザーにおける位相周波
数検波の基準周波数を高くして、開ループ利得を大きく
することにより実現できる。その基準周波数は、QPS
K復調器22で再生されるQPSKのシンボルクロック
(QPSKの変調レート)の周波数、並びに基準周波信
号分周器35での分周比により決定され(Fr/R)、
局部発振回路31の発振周波数の近傍の位相雑音が低減
できる程度に高く選ばれ、その値としては数百kHzと
なる。
【0040】日本における通信衛星を用いたディジタル
衛星放送ではそのシンボルクロックは21.096MH
zであり、数百kHzの基準周波数をえるためには、基
準周波信号分周器35の分周比としては32から128
分周程度が必要になる。また、この位相周波数検波の基
準周波数(Fr/R)はPLLシンセサイザー30のス
テップ周波数であり、局部発振回路31の出力周波数は
基準周波数の整数倍となり、第1中間周波信号を所定の
第2中間周波信号に周波数変換するための局部発振周波
数に必ずしも一致することにはならない。
【0041】つまり、第2中間周波信号の周波数のズレ
が生じることになる。そこで直交検波電圧制御発振回路
17を図6に示すように、その発振周波数をQPSK復
調器22より出力される自動周波数制御信号により連続
的に変化するようにすることにより、衛星放送用アンテ
ナの周波数変換器(図示せず)の周波数ズレや、前記P
LLシンセサイザー30の基準周波数を高くすることに
よる周波数ズレによる本来の第2中間周波信号の周波数
ずれを、直交検波手段16で精度良く補正することが可
能になる。
【0042】本発明によれば、AFCの精度を保ちつ
つ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上されるので、
受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つことがで
き、またQPSK復調回路で再生されるクロックを分周
してPLLシンセサイザーの位相周波数検波の基準周波
信号とするので、送信側の精度のよいクロックが基準周
波信号となるので、温度等による基準周波信号の周波数
精度が良好に保たれると共に、PLLシンセサイザーの
基準周波信号発生回路を削減することも可能となる。
【0043】なお、PLLシンセサイザー30における
位相周波数検波の基準周波信号をQPSK復調器22で
再生されるビットクロック(伝送レート)を分周して
得、それに応じた分周比を備えた基準周波信号分周器3
5を構成した場合も同じ効果が得られるのは言うまでも
ない。
【0044】またなお、直交検波電圧制御発振回路17
をPLLシンセサイザーで制御し、そのステップ周波数
を選局に用いるPLLシンセサイザー30のステップ周
波数より充分に小さくし、QPSK復調器22より出力
される自動周波数制御信号に従って発振周波数を変化さ
せることによっても、第2中間周波信号の周波数ずれを
直交検波手段16で精度良く補正することが可能にな
り、AFCの精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑
音特性が向上されるので、受信機としてのビット誤り率
特性を良好に保つことができる。
【0045】(実施の形態3)図3において、10は衛
星放送受信アンテナからの第1中間周波信号入力端子、
11は希望するQPSK変調信号を所定の第2中間周波
数に周波数変換する混合器、12は前記混合器11の出
力から所定の第2中間周波信号のみを抜き取る帯域通過
フィルタ、16は帯域通過フィルタの出力を入力として
直交検波を行って同相成分(I)、直交成分(Q)の等
化低域信号を得る直交検波手段、21はIQ直交検波手
段の出力を入力としI、Qの等価低域信号をディジタル
信号にするAD変換器、22はディジタル化したI,Q
信号を入力としQPSK復調をディジタル的に行うQP
SK復調器、23は誤り訂正復号部、24は帯域圧縮さ
れた映像信号及び音声信号が多重化されたトランスポー
トストリームの分離を行う多重分離手段、30は前記混
合器11で希望するQPSK変調信号を所定の第2中間
周波信号に周波数変換する際に必要な局部発振信号を発
生するPLLシンセサイザー、17は直交検波する際に
必要な局部発振信号を発生する直交検波電圧制御発振回
路である。
【0046】上記の様に構成された衛星ディジタル放送
受信機について、以下その動作について説明する。
【0047】衛星放送アンテナから受信した第1中間周
波信号は、混合器11でPLLシンセサイザー30で発
生した局部発振信号と混合され、第1中間周波信号のう
ち希望するQPSK変調波が所定の第2中間周波数に周
波数変換される。PLLシンセサイザー30は、局部発
振回路31、プリスケーラ(前置固定分周器)32、プ
ログラマブル分周器33、位相周波数検波器34、基準
周波信号分周器35、ループフィルタ37より構成され
る。
【0048】局部発振回路31の出力はプリスケーラ3
2で分周された後、プログラマブル分周器33に入力さ
れ、更に分周される。プログラマブル分周器33の出力
は位相周波数検波器34に入力され、多重分離手段24
で発生される多重分離部のシステムクロックを基準周波
数信号分周器35で分周して得られた基準周波信号40
と、周波数並びに位相が一致するようにPLLシンセサ
イザー30は制御される。そして、局部発振周波数は
(数6)示すとおりになり、
【0049】
【数6】
【0050】マイクロコンピュータ50でプログラマブ
ル分周器33の分周比(Np)を変えることにより希望
するQPSK変調波の周波数に応じた局部発振周波数を
得ることができる。
【0051】混合器11で所定の第2中間周波数に周波
数変換されたQPSK変調波は帯域通過フィルタ12で
抜き取られた後、直交検波手段16に入力される。直交
検波器16では、直交検波電圧制御発振回路17で所定
の第2中間周波数で発振した発振信号及びその発振信号
を90゜移相した信号をそれぞれ混合器13及び混合器
15に供給し、帯域通過フィルタ12の出力とそれぞれ
混合することにより、QPSK変調波の同相成分
(I)、直交成分(Q)の等価低域信号が得られる。
【0052】I,Qの等価低域信号はAD変換器21で
ディジタル信号に変換され、QPSK復調器22でディ
ジタル的に復調される。QPSK復調器22は復調に際
し必要な搬送波再生、クロック再生を含むと共に、自動
利得制御(AGC)検出手段、並びに自動周波数制御
(AFC)検出手段を有する。QPSK復調器22の出
力は誤り訂正復号部23でビタビ復号、デインターリー
ブ、リードソロモン復号等を行い伝送路で発生した誤り
を訂正する。誤り訂正復号部23の出力信号は帯域圧縮
のため符号化された映像信号及び音声信号が多重化され
たトランスポートストリームであり、多重分離手段24
はこのトランスポートストリームより符号化された映像
信号及び音声信号を分離抽出を行う。多重分離手段24
の出力は映像、音声それぞれで帯域伸張を行って映像、
音声信号が再生される。
【0053】ところで、QPSK変調波の選局に用いる
局部発振信号を発生する局部発振回路31の発振周波数
は、(数7)示すように、
【0054】
【数7】
【0055】衛星放送アンテナより入力される第1中間
周波信号の周波数より第2中間周波数だけ高く、その発
振周波数範囲は第1中間周波信号の周波数範囲が必要で
ある。
【0056】このような広い周波数範囲を得るための発
振回路としては図4に示すように、マイクロストリップ
ラインと可変容量ダイオードを使用した共振回路を有し
た発振回路が必要である。また、QPSKのようなディ
ジタル変調は従来のFM変調と違い、周波数変換に用い
る局部発振信号の位相雑音が受信機の受信性能(ビット
誤り率)に影響を与える。このビット誤り率に影響を及
ぼさない位相雑音としては、発振周波数より10kHz
オフセットした周波数で85dBc/Hz、100kH
zオフセット周波数で95dBc/Hz程度必要とされ
ている。
【0057】しかしながら広範囲の発振周波数範囲を有
する局部発振信号の位相雑音は、可変容量ダイオードの
内部抵抗のため共振回路のQ(Quarity Fac
tor)が低下することにより大きくなり、またその特
性は図5に示すように発振周波数からの周波数が離れる
程小さくなる、いわゆる1/f特性を有する。前述した
10kHz及び100kHzオフセットのような発振周
波数近傍の雑音特性の改善はPLLシンセサイザーによ
り可能で、特にPLLシンセサイザーにおける位相周波
数検波の基準周波数を高くして、開ループ利得を大きく
することにより実現できる。その基準周波数は、多重分
離手段24で発生するシステムクロックの周波数、並び
に基準周波信号分周器35での分周比により決定され
(Fr/R)、局部発振回路31の発振周波数の近傍の
位相雑音が低減できる程度に高く選ばれ、その値として
は数百kHzとなる。多重分離部24で発生するシステ
ムクロックは27MHzであり、数百kHzの基準周波
数をえるためには、基準周波信号分周器35の分周比と
しては32から256分周程度が必要になる。また、こ
の基準周波数(Fr/R)はPLLシンセサイザー30
のステップ周波数であり、局部発振回路31の出力周波
数は基準周波数の整数倍となり、第1中間周波信号を所
定の第2中間周波信号に周波数変換するための局部発振
周波数に必ずしも一致することにはならない。つまり、
第2中間周波信号の周波数のズレが生じることになる。
【0058】そこで直交検波電圧制御発振回路17を図
6に示すように発振周波数を、QPSK復調器22より
出力される自動周波数制御信号により連続的に変化する
ようにすることにより、衛星放送用アンテナの周波数変
換器(図示せず)の周波数ズレや、前記PLLシンセサ
イザー30の基準周波数を高くすることによる周波数ズ
レによる本来の第2中間周波信号の周波数ずれを、直交
検波手段16で精度良く補正することが可能になる。
【0059】本発明によれば、AFCの精度を保ちつ
つ、局部発振周波数の位相雑音特性が向上されるので、
受信機としてのビット誤り率特性を良好に保つことがで
き、また符号化及び多重化した映像、音声信号の多重分
離手段のシステムクロックを分周してPLLシンセサイ
ザーにおける位相周波数検波の基準周波信号とするの
で、送信側の精度のよいクロックが基準周波信号となる
ので、温度等による基準周波信号の周波数精度が良好に
保たれると共に、PLLシンセサイザーの基準周波信号
発生回路を削減することも可能となる。
【0060】なお、直交検波電圧制御発振回路17をP
LLシンセサイザーで制御し、そのステップ周波数を選
局に用いるPLLシンセサイザー30のステップ周波数
より充分に小さくし、QPSK復調器22より出力され
る自動周波数制御信号に従って発振周波数を変化させる
ことによっても、第2中間周波信号の周波数ずれを直交
検波手段16で精度良く補正することが可能になり、A
FCの精度を保ちつつ、局部発振周波数の位相雑音特性
が向上されるので、受信機としてのビット誤り率特性を
良好に保つことができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明のディジタル衛星放
送受信機によれば、AFCの精度を保ちつつ、局部発振
周波数の位相雑音特性が向上されるので、受信機として
のビット誤り率特性を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図2】第2の発明の一実施例を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図3】第3の発明の一実施例を示すディジタル衛星放
送受信機の構成図
【図4】選局のPLLシンセサイザーを構成する電圧制
御発振回路の構成図
【図5】選局のPLLシンセサイザーを構成する電圧制
御発振回路の位相雑音特性を示す図
【図6】直交検波電圧制御発振回路のAFC特性を示す
【図7】従来の衛星放送受信機の構成図
【符号の説明】
10 第1中間周波信号入力端子 11 選局用混合器 12 帯域通過フィルタ 13 直交検波器の同相側の混合器 14 90゜移相器 15 直交検波器の直交側の混合器 16 直交検波手段 17 直交検波手段における電圧制御発振回路 21 AD変換器 22 QPSK復調器 23 誤り訂正手段 24 多重分離手段 30 選局用PLLシンセサイザー 31 選局用局部発振回路 32 前置分周器 33 プログラマブル分周器 34 周波数位相検波器 35 基準周波信号分周器 36 基準周波信号発生回路 37 ループフィルタ 40 位相周波数検波の基準周波信号 50 CPU 60 QPSK復調出力端子 61 トランスポートストリーム出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H03L 7/18 H03L 7/18 Z (72)発明者 阿座上 裕史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選局したQPSK変調信号を直交検波す
    る直交検波手段と、選局のための局部発振信号を発生す
    るPLLシンセサイザーを備え、前記直交検波手段で連
    続的なAFC(自動周波数制御)を行い、前記PLLシ
    ンセサイザーにおける位相周波数検波の基準周波数を高
    くして開ループ利得を大きくすることを特徴とするディ
    ジタル衛星放送受信機。
  2. 【請求項2】 衛星放送信号の第1中間周波信号を入力
    とし、その中から希望するQPSK変調波を所定の第2
    中間周波数にする周波数変換手段と、前記第2中間周波
    信号を抜き取る帯域通過フィルタと、前記帯域通過フィ
    ルタの出力を入力として直交検波を行って同相成分
    (I)、直交成分(Q)の等化低域信号を得て、連続的
    AFC(自動周波数制御)を行う直交検波手段と、前記
    直交検波手段の出力を入力としI,Qの等化低域信号を
    それぞれアナログ−ディジタル変換するAD変換器と、
    QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調手段
    と、選局のための局部発振信号を発生するPLLシンセ
    サイザー備えたことを特徴とするディジタル衛星放送受
    信機。
  3. 【請求項3】 選局したQPSK変調信号を直交検波す
    る直交検波手段と、選局のための局部発振信号を発生す
    るPLLシンセサイザーと、QPSK復調をディジタル
    的に行うQPSK復調手段を備え、前記直交検波手段で
    連続的なAFC(自動周波数制御)を行い、前記PLL
    シンセサイザーにおける位相周波数検波の基準周波数を
    前記QPSK復調器で再生されるクロックを分周して得
    て、その基準周波数を高くして開ループ利得を大きくす
    ることを特徴とするディジタル衛星放送受信機。
  4. 【請求項4】 衛星放送信号の第1中間周波信号を入力
    とし、その中から希望するQPSK変調波を所定の第2
    中間周波数にする周波数変換手段と、希望する第2中間
    周波信号を抜き取る帯域通過フィルタと、帯域通過フィ
    ルタの出力を入力として直交検波を行って同相成分
    (I)、直交成分(Q)の等化低域信号を得て、連続的
    AFC(自動周波数制御)を行う直交検波手段と、前記
    直交検波手段の出力を入力としI,Qの等化低域信号を
    それぞれアナログ−ディジタル変換するAD変換器と、
    QPSK復調をディジタル的に行うQPSK復調手段
    と、選局のための局部発振信号を発生するPLLシンセ
    サイザーとを備え、位相周波数検波を行うための基準周
    波信号を前記QPSK復調手段で再生されるクロックを
    分周して得ることを特徴とするディジタル衛星放送受信
    機。
  5. 【請求項5】 選局したQPSK変調信号を直交検波す
    る直交検波手段と、選局のための局部発振信号を発生す
    るPLLシンセサイザーと、QPSK復調をディジタル
    的に行うQPSK復調手段と、符号化及び多重化した映
    像、音声信号を多重分離する多重分離手段とを備え、前
    記直交検波手段で連続的なAFC(自動周波数制御)を
    行い、前記PLLシンセサイザーにおける位相周波数検
    波の基準周波数を前記多重分離手段のシステムクロック
    を分周して得て、その基準周波数を高くして開ループ利
    得を大きくすることを特徴とするディジタル衛星放送受
    信機。
  6. 【請求項6】 衛星放送信号の第1中間周波信号を入力
    とし、その中から希望するQPSK変調波を所定の第2
    中間周波数にする周波数変換手段と、第2中間周波信号
    を抜き取る帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタの出
    力を入力として直交検波を行って同相成分(I)、直交
    成分(Q)の等化低域信号を得て、連続的AFC(自動
    周波数制御)を行う直交検波手段と、前記直交検波手段
    の出力を入力としI,Qの等化低域信号をそれぞれアナ
    ログ−ディジタル変換するAD変換器と、QPSK復調
    をディジタル的に行うQPSK復調手段と、前記QPS
    K復調手段の出力を入力とし伝送路の影響により発生す
    る誤りを訂正する誤り訂正手段と、誤り訂正手段を出力
    を入力とし符号化及び多重化した映像、音声信号を多重
    分離する多重分離手段と、選局のための局部発振信号を
    発生するPLLシンセサイザーとを備え、位相周波数検
    波を行うための基準周波信号を、前記多重分離手段のシ
    ステムクロックを分周して得ることを特徴とするディジ
    タル衛星放送受信機。
JP8136224A 1996-05-30 1996-05-30 ディジタル衛星放送受信機 Pending JPH09321818A (ja)

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JP8136224A JPH09321818A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 ディジタル衛星放送受信機
DE69733706T DE69733706T2 (de) 1996-05-30 1997-05-20 Empfänger für digitalen Rundfunk
EP97303435A EP0810750B1 (en) 1996-05-30 1997-05-20 Digital broadcast receiver
TW086107310A TW353831B (en) 1996-05-30 1997-05-29 A receiver for digital broadcasting system
US08/865,829 US6075829A (en) 1996-05-30 1997-05-30 Digital broadcast receiver
KR1019970022316A KR100434006B1 (ko) 1996-05-30 1997-05-30 디지탈방송수신기
CNB971131805A CN1144380C (zh) 1996-05-30 1997-05-30 数字广播接收机
HK98100472A HK1002092A1 (en) 1996-05-30 1998-01-20 Digital broadcast receiver.

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