JPH06147314A - 手動変速機のシフトガイド機構 - Google Patents
手動変速機のシフトガイド機構Info
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- JPH06147314A JPH06147314A JP32131892A JP32131892A JPH06147314A JP H06147314 A JPH06147314 A JP H06147314A JP 32131892 A JP32131892 A JP 32131892A JP 32131892 A JP32131892 A JP 32131892A JP H06147314 A JPH06147314 A JP H06147314A
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- Japan
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- shift
- inner lever
- guide groove
- lever
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/24—Providing feel, e.g. to enable selection
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/08—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
- F16H63/20—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism with preselection and subsequent movement of each final output mechanism by movement of the final actuating mechanism in two different ways, e.g. guided by a shift gate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H61/24—Providing feel, e.g. to enable selection
- F16H2061/242—Mechanical shift gates or similar guiding means during selection and shifting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/34—Locking or disabling mechanisms
- F16H63/3408—Locking or disabling mechanisms the locking mechanism being moved by the final actuating mechanism
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/38—Detents
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガイド溝をもつ部材の新設が不要とし、この
新設部材と既存の操作系部材との位置決め精度を配慮す
る必要がなく、かつ部品点数の増加も避けたうえで正確
なシフト操作を実現する。 【構成】 操作シャフト２０の軸上に設けられたインナ
レバー２２がセレクト操作及びシフト操作により複数の
シフトヘッド３６〜３８の一つに選択的に係合してそれ
にシフト力を伝える形式の手動変速機において、このイ
ンナレバー２２に対しそのセレクト方向及びシフト方向
の各動作に倣って形成されたガイド溝４６と、このガイ
ド溝４６に係合させた状態で変速機ケースに固定された
係合突起とを備えている。
新設部材と既存の操作系部材との位置決め精度を配慮す
る必要がなく、かつ部品点数の増加も避けたうえで正確
なシフト操作を実現する。 【構成】 操作シャフト２０の軸上に設けられたインナ
レバー２２がセレクト操作及びシフト操作により複数の
シフトヘッド３６〜３８の一つに選択的に係合してそれ
にシフト力を伝える形式の手動変速機において、このイ
ンナレバー２２に対しそのセレクト方向及びシフト方向
の各動作に倣って形成されたガイド溝４６と、このガイ
ド溝４６に係合させた状態で変速機ケースに固定された
係合突起とを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用の手動変速機
においてそのセレクト操作及びシフト操作を案内するた
めのガイド機構に関する。
においてそのセレクト操作及びシフト操作を案内するた
めのガイド機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば実開平３−７２０２９号公報に
は、シフトレバーのセレクト操作及びシフト操作に連動
するロッドを所定のセレクト位置あるいはシフト位置に
案内するためのガイド機構の説明がある。この説明によ
れば、ガイド機構は前記ロッドに固定されたアームとこ
のアームが係合するガイド溝を有するガイドプレートと
で構成されている。したがって前記シフトレバーの操作
時には、前記アームがガイドプレートのガイド溝に沿っ
て動き、もって前記ロッドがセレクト位置あるいはシフ
ト位置に案内されることとなる。
は、シフトレバーのセレクト操作及びシフト操作に連動
するロッドを所定のセレクト位置あるいはシフト位置に
案内するためのガイド機構の説明がある。この説明によ
れば、ガイド機構は前記ロッドに固定されたアームとこ
のアームが係合するガイド溝を有するガイドプレートと
で構成されている。したがって前記シフトレバーの操作
時には、前記アームがガイドプレートのガイド溝に沿っ
て動き、もって前記ロッドがセレクト位置あるいはシフ
ト位置に案内されることとなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記構成のガイ
ド機構では、前記ガイドプレートと前記ロッドとを正確
に位置決めする必要があり、またこのガイドプレートを
新たに設けなければならず、部品点数が増加する。本発
明の技術的課題は、手動変速機のセレクト及びシフトの
操作系部材であるインナレバー自体にガイド溝を形成す
ることにより、このガイド溝をもつ部材を新設すること
なく、したがって新設部材と既存の操作系部材との位置
決め精度の配慮を不要とし、かつ部品点数の増加も避け
ることである。
ド機構では、前記ガイドプレートと前記ロッドとを正確
に位置決めする必要があり、またこのガイドプレートを
新たに設けなければならず、部品点数が増加する。本発
明の技術的課題は、手動変速機のセレクト及びシフトの
操作系部材であるインナレバー自体にガイド溝を形成す
ることにより、このガイド溝をもつ部材を新設すること
なく、したがって新設部材と既存の操作系部材との位置
決め精度の配慮を不要とし、かつ部品点数の増加も避け
ることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における手動変速機のシフトガイド機構はつ
ぎのように構成されている。すなわち変速機ケースに支
持された操作シャフトの軸上にインナレバーが設けら
れ、このインナレバーが前記操作シャフトの軸線に沿っ
た方向のセレクト操作及びその軸心回りのシフト操作に
より複数のシフトヘッドの一つに選択的に係合してそれ
にシフト力を伝える形式の手動変速機において、前記イ
ンナレバーに対しそのセレクト方向及びシフト方向の各
動作に倣って形成されたガイド溝と、このガイド溝に係
合させた状態で前記変速機ケースに固定された係合突起
とを備えている。
に、本発明における手動変速機のシフトガイド機構はつ
ぎのように構成されている。すなわち変速機ケースに支
持された操作シャフトの軸上にインナレバーが設けら
れ、このインナレバーが前記操作シャフトの軸線に沿っ
た方向のセレクト操作及びその軸心回りのシフト操作に
より複数のシフトヘッドの一つに選択的に係合してそれ
にシフト力を伝える形式の手動変速機において、前記イ
ンナレバーに対しそのセレクト方向及びシフト方向の各
動作に倣って形成されたガイド溝と、このガイド溝に係
合させた状態で前記変速機ケースに固定された係合突起
とを備えている。
【０００５】
【作用】この構成によれば、前記セレクト操作によって
前記インナレバーが複数のシフトヘッドの一つに係合
し、これに続くシフト操作によりインナレバーからシフ
トヘッドにシフト力が伝えられ、所定のシフトが達成さ
れる。そしてこのときのインナレバーのセレクト方向及
びシフト方向の動きは、前記係合突起が係合しているイ
ンナレバーの前記ガイド溝に沿って案内される。このた
め変速機の操作系にセレクト方向のガタがあっても、前
記インナレバーは所定のシフトポジションへ正確にシフ
ト操作される。また前記ガイド溝はインナレバー自体に
形成されているので、このガイド溝と既存の操作系部材
との位置関係は自ずと高精度になり、かつ部品点数の増
加も避けられる。
前記インナレバーが複数のシフトヘッドの一つに係合
し、これに続くシフト操作によりインナレバーからシフ
トヘッドにシフト力が伝えられ、所定のシフトが達成さ
れる。そしてこのときのインナレバーのセレクト方向及
びシフト方向の動きは、前記係合突起が係合しているイ
ンナレバーの前記ガイド溝に沿って案内される。このた
め変速機の操作系にセレクト方向のガタがあっても、前
記インナレバーは所定のシフトポジションへ正確にシフ
ト操作される。また前記ガイド溝はインナレバー自体に
形成されているので、このガイド溝と既存の操作系部材
との位置関係は自ずと高精度になり、かつ部品点数の増
加も避けられる。
【０００６】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。 実施例１ 図１に手動変速機の操作系の一部が断面図で示されてい
る。この図面において操作シャフト（シフトアンドセレ
クトレバーシャフト）２０は変速機ケース１０の内部に
組込まれている。この操作シャフト２０は、変速機ケー
ス１０における一方の側壁と、他方の側壁の開口部を閉
塞しているカバー１２とに対し、その軸線に沿った方向
のセレクト操作及び軸心回り方向のシフト操作可能に支
持されている。そして図示外のシフトレバーのセレクト
操作及びシフト操作により、変速機ケース１０の外部で
前記操作シャフト２０の端部に結合されているシフトア
ンドセレクトレバー２１を通じて操作シャフト２０が前
述した各方向へセレクト操作及びシフト操作されるのは
周知のとおりである。
明する。 実施例１ 図１に手動変速機の操作系の一部が断面図で示されてい
る。この図面において操作シャフト（シフトアンドセレ
クトレバーシャフト）２０は変速機ケース１０の内部に
組込まれている。この操作シャフト２０は、変速機ケー
ス１０における一方の側壁と、他方の側壁の開口部を閉
塞しているカバー１２とに対し、その軸線に沿った方向
のセレクト操作及び軸心回り方向のシフト操作可能に支
持されている。そして図示外のシフトレバーのセレクト
操作及びシフト操作により、変速機ケース１０の外部で
前記操作シャフト２０の端部に結合されているシフトア
ンドセレクトレバー２１を通じて操作シャフト２０が前
述した各方向へセレクト操作及びシフト操作されるのは
周知のとおりである。
【０００７】前記変速機ケース１０の内部における操作
シャフト２０の軸上には、インナレバー２２のスリーブ
部２４が支持されている。このスリーブ部２４と操作シ
ャフト２０とは、相互のスプラインによる回り止めとピ
ン２６による軸線方向の位置決めとにより相互に結合さ
れている。同じく操作シャフト２０の軸上には、前記イ
ンナレバー２２におけるスリーブ部２４の両端面を挟む
ように曲げ形成されたインタロックプレート２８が組付
けられている。このインタロックプレート２８は、操作
シャフト２０の軸線に沿った方向（セレクト方向）に関
して前記インナレバー２２の両側に位置する一対の爪２
８ａ，２８ｂとを備えている。またインタロックプレー
ト２８の上面には係合穴３０が形成されていて、この係
合穴３０に対しては、変速機ケース１０に対しその外部
から内部に挿入させた状態で締付けられたロックボルト
４０の軸部４１が係合している。図２に主として前記イ
ンナレバー２２、インタロックプレート２８及びロック
ボルト４０の関係が図１の側断面図で示されている。こ
の図面からも明らかなようにインタロックプレート２８
の前記係合穴３０とロックボルト４０の軸部４１とは、
前記操作シャフト２０のセレクト方向と直交する方向
（図２の左右方向）に関しては殆ど遊びのない状態で係
合している。これに対しセレクト方向に関する前記係合
穴３０と軸部４１との間には図１で示すように充分な遊
びが設けられている。
シャフト２０の軸上には、インナレバー２２のスリーブ
部２４が支持されている。このスリーブ部２４と操作シ
ャフト２０とは、相互のスプラインによる回り止めとピ
ン２６による軸線方向の位置決めとにより相互に結合さ
れている。同じく操作シャフト２０の軸上には、前記イ
ンナレバー２２におけるスリーブ部２４の両端面を挟む
ように曲げ形成されたインタロックプレート２８が組付
けられている。このインタロックプレート２８は、操作
シャフト２０の軸線に沿った方向（セレクト方向）に関
して前記インナレバー２２の両側に位置する一対の爪２
８ａ，２８ｂとを備えている。またインタロックプレー
ト２８の上面には係合穴３０が形成されていて、この係
合穴３０に対しては、変速機ケース１０に対しその外部
から内部に挿入させた状態で締付けられたロックボルト
４０の軸部４１が係合している。図２に主として前記イ
ンナレバー２２、インタロックプレート２８及びロック
ボルト４０の関係が図１の側断面図で示されている。こ
の図面からも明らかなようにインタロックプレート２８
の前記係合穴３０とロックボルト４０の軸部４１とは、
前記操作シャフト２０のセレクト方向と直交する方向
（図２の左右方向）に関しては殆ど遊びのない状態で係
合している。これに対しセレクト方向に関する前記係合
穴３０と軸部４１との間には図１で示すように充分な遊
びが設けられている。
【０００８】前記操作シャフト２０がその軸線に沿って
セレクト操作されると、前記インナレバー２２とインタ
ロックプレート２８とは共にセレクト方向へ移動する。
このセレクト動作により三本のフォークシャフト３４に
それぞれ固定されたシフトヘッド３６，３７，３８の一
つに前記インナレバー２２が選択的に係合し、残る二つ
に対しては前記インタロックプレート２８の各爪２８
ａ，２８ｂあるいはその一方が係合する。例えば図１に
示されているセレクトリターン状態では、インナレバー
２２はシフト頻度の高い３速−４速用シフトヘッド３７
に係合しており、１速−２速用シフトヘッド３６にはイ
ンタロックプレート２８の一方の爪２８ａが、また５速
−リバース用シフトヘッド３８には他方の爪２８ｂが個
々に係合している。前記操作シャフト２０がその軸心回
りにシフト操作された場合は、インナレバー２２は操作
シャフト２０と共に回動するものの、インタロックプレ
ート２８はその係合穴３０と前記ロックボルト４０の軸
部４１との係合により変速機ケース１０の側に位置決め
されたままとなる。したがって仮に図１の状態でシフト
操作されたときには、インナレバー２２が係合している
３速−４速用シフトヘッド３７がシフトされ、インタロ
ックプレート２８の爪２８ａ，２８ｂが係合している他
のシフトヘッド３６，３８は中立位置に保持される。
セレクト操作されると、前記インナレバー２２とインタ
ロックプレート２８とは共にセレクト方向へ移動する。
このセレクト動作により三本のフォークシャフト３４に
それぞれ固定されたシフトヘッド３６，３７，３８の一
つに前記インナレバー２２が選択的に係合し、残る二つ
に対しては前記インタロックプレート２８の各爪２８
ａ，２８ｂあるいはその一方が係合する。例えば図１に
示されているセレクトリターン状態では、インナレバー
２２はシフト頻度の高い３速−４速用シフトヘッド３７
に係合しており、１速−２速用シフトヘッド３６にはイ
ンタロックプレート２８の一方の爪２８ａが、また５速
−リバース用シフトヘッド３８には他方の爪２８ｂが個
々に係合している。前記操作シャフト２０がその軸心回
りにシフト操作された場合は、インナレバー２２は操作
シャフト２０と共に回動するものの、インタロックプレ
ート２８はその係合穴３０と前記ロックボルト４０の軸
部４１との係合により変速機ケース１０の側に位置決め
されたままとなる。したがって仮に図１の状態でシフト
操作されたときには、インナレバー２２が係合している
３速−４速用シフトヘッド３７がシフトされ、インタロ
ックプレート２８の爪２８ａ，２８ｂが係合している他
のシフトヘッド３６，３８は中立位置に保持される。
【０００９】さて前記インナレバー２２におけるスリー
ブ部２４の外周にはガイド溝４６が形成されている。こ
のガイド溝４６には前記ロックボルト４０の先端に形成
されている係合突起４２が係合している。そしてこのガ
イド溝４６は、図３で明らかなように前記操作シャフト
２０のセレクト操作及びシフト操作に伴うインナレバー
２２の動作に倣った形状に設定されている。したがって
このインナレバー２２のセレクト方向及びシフト方向の
動きは、前記ロックボルト４０の係合突起４２が前記ガ
イド溝４６を案内することで規制され、このインナレバ
ー２２の動作が正確となる。一般に前記の各シフトヘッ
ド３６，３７，３８の一つがシフトされたときのセレク
ト方向のガタは、前記インナレバー２２と各シフトヘッ
ド３６，３７，３８とのセレクト方向の隙間が大きなウ
ェイトを占めている。そして各シフトヘッド３６，３
７，３８の位置は、変速機の図示されていないクラッチ
ハブスリーブに係合させたシフトフォークの位置及びこ
のシフトフォークと各フォークシャフト３４との取付け
誤差などで決まるため、この誤差を吸収するためにも前
記隙間が必要となる。一方、前記インナレバー２２はフ
ォークシャフト３４とは別に配置された前記操作シャフ
ト２０の軸上に支持されており、これによっても前記隙
間が不可欠となっている。
ブ部２４の外周にはガイド溝４６が形成されている。こ
のガイド溝４６には前記ロックボルト４０の先端に形成
されている係合突起４２が係合している。そしてこのガ
イド溝４６は、図３で明らかなように前記操作シャフト
２０のセレクト操作及びシフト操作に伴うインナレバー
２２の動作に倣った形状に設定されている。したがって
このインナレバー２２のセレクト方向及びシフト方向の
動きは、前記ロックボルト４０の係合突起４２が前記ガ
イド溝４６を案内することで規制され、このインナレバ
ー２２の動作が正確となる。一般に前記の各シフトヘッ
ド３６，３７，３８の一つがシフトされたときのセレク
ト方向のガタは、前記インナレバー２２と各シフトヘッ
ド３６，３７，３８とのセレクト方向の隙間が大きなウ
ェイトを占めている。そして各シフトヘッド３６，３
７，３８の位置は、変速機の図示されていないクラッチ
ハブスリーブに係合させたシフトフォークの位置及びこ
のシフトフォークと各フォークシャフト３４との取付け
誤差などで決まるため、この誤差を吸収するためにも前
記隙間が必要となる。一方、前記インナレバー２２はフ
ォークシャフト３４とは別に配置された前記操作シャフ
ト２０の軸上に支持されており、これによっても前記隙
間が不可欠となっている。
【００１０】このような理由から変速機の操作系にはセ
レクト方向に一定のガタがあるが、それにもかかわらず
前記インナレバー２２はそのガイド溝４６に倣って所定
のシフトポジションへ正確に操作される。図４にシフト
レバー（図示しない）の操作時の可動範囲が示されてい
る。本実施例においては、この図面の実線で示すように
各シフトポジションでのセレクト方向への可動量が仮想
線で示す従来の場合と比べて大幅に制限されている。こ
の結果、シフト操作完了後のシフトレバーの位置が安定
し、その操作フィーリングがよくなる。また本実施例で
は前記インナレバー２２にガイド溝４６が形成され、か
つこの溝４６に係合している係合突起４２は既存のロッ
クボルト４０に形成されているので、部品点数の増加が
避けられる。なお前記ガイド溝４６と係合突起４２との
間には、図３で明らかなようにシフト完了時においても
シフト操作方向に関して充分な隙間が確保されている。
したがってこれらのガイド溝４６と係合突起４２とが各
シフトヘッド３６，３７，３８（フォークシャフト３
４）のシフトストロークに影響を及ぼすことはない。
レクト方向に一定のガタがあるが、それにもかかわらず
前記インナレバー２２はそのガイド溝４６に倣って所定
のシフトポジションへ正確に操作される。図４にシフト
レバー（図示しない）の操作時の可動範囲が示されてい
る。本実施例においては、この図面の実線で示すように
各シフトポジションでのセレクト方向への可動量が仮想
線で示す従来の場合と比べて大幅に制限されている。こ
の結果、シフト操作完了後のシフトレバーの位置が安定
し、その操作フィーリングがよくなる。また本実施例で
は前記インナレバー２２にガイド溝４６が形成され、か
つこの溝４６に係合している係合突起４２は既存のロッ
クボルト４０に形成されているので、部品点数の増加が
避けられる。なお前記ガイド溝４６と係合突起４２との
間には、図３で明らかなようにシフト完了時においても
シフト操作方向に関して充分な隙間が確保されている。
したがってこれらのガイド溝４６と係合突起４２とが各
シフトヘッド３６，３７，３８（フォークシャフト３
４）のシフトストロークに影響を及ぼすことはない。
【００１１】実施例２ 図５に前記実施例１のインタロックプレート２８が設け
られていない形式の手動変速機における操作系が断面図
で示されている。この実施例２においては、シフトレバ
ー（図示しない）のシフト操作により操作シャフト２０
（シフトレバーシャフト）がその端部に設けられたシフ
ティングレバー５０を通じて軸心回りにシフト操作され
るものの、シフトレバーのセレクト操作はセレクティン
グレバー５２の回動動作を通じてインナレバー２２が前
記操作シャフト２０に対しその軸線に沿った方向へセレ
クト操作される。つまりシフト操作については操作シャ
フト２０とインナレバー２２とが共に作動し、セレクト
操作についてはインナレバー２２だけが作動することと
なる。なお実施例１のインタロックプレート２８による
機能、すなわち各シフトヘッド３６，３７，３８のうち
セレクト操作で選択されなかったものを中立位置に保持
する機能は、この実施例では図示外のインタロックピン
などで果たすようになっている。
られていない形式の手動変速機における操作系が断面図
で示されている。この実施例２においては、シフトレバ
ー（図示しない）のシフト操作により操作シャフト２０
（シフトレバーシャフト）がその端部に設けられたシフ
ティングレバー５０を通じて軸心回りにシフト操作され
るものの、シフトレバーのセレクト操作はセレクティン
グレバー５２の回動動作を通じてインナレバー２２が前
記操作シャフト２０に対しその軸線に沿った方向へセレ
クト操作される。つまりシフト操作については操作シャ
フト２０とインナレバー２２とが共に作動し、セレクト
操作についてはインナレバー２２だけが作動することと
なる。なお実施例１のインタロックプレート２８による
機能、すなわち各シフトヘッド３６，３７，３８のうち
セレクト操作で選択されなかったものを中立位置に保持
する機能は、この実施例では図示外のインタロックピン
などで果たすようになっている。
【００１２】前記インナレバー２２のスリーブ部２４に
は、前記セレクティングレバー５２の変速機ケース１０
内に位置するレバー端５２ａと係合する係合凹部５４が
形成されているとともに、前記実施例１と同様のガイド
溝４６が形成されている。そしてこの実施例２では前記
のようにインタロックプレート２８を備えていないた
め、実施例１のロックボルト４０に代えて通常のボルト
５６が新たに設けられている。このボルト５６の変速機
ケース１０内に位置する端部には前記ガイド溝４６に係
合した係合突起４２が形成されている。このように実施
例２においては新設部材として前記ボルト５６を追加す
るのみで、前記実施例１と同様の機能が得られる。なお
この実施例２において実施例１と同一もしくは均等構成
と考えられる部材には、図５に図１と同一符号を付して
重複する説明は省略する。
は、前記セレクティングレバー５２の変速機ケース１０
内に位置するレバー端５２ａと係合する係合凹部５４が
形成されているとともに、前記実施例１と同様のガイド
溝４６が形成されている。そしてこの実施例２では前記
のようにインタロックプレート２８を備えていないた
め、実施例１のロックボルト４０に代えて通常のボルト
５６が新たに設けられている。このボルト５６の変速機
ケース１０内に位置する端部には前記ガイド溝４６に係
合した係合突起４２が形成されている。このように実施
例２においては新設部材として前記ボルト５６を追加す
るのみで、前記実施例１と同様の機能が得られる。なお
この実施例２において実施例１と同一もしくは均等構成
と考えられる部材には、図５に図１と同一符号を付して
重複する説明は省略する。
【００１３】
【発明の効果】このように本発明は、ガイド溝をもつ部
材の新設が不要であるため、この新設部材と既存の操作
系部材との位置決め精度を配慮する必要がなく、かつ部
品点数の増加も避けたうえで正確なシフト操作が実現で
きる。
材の新設が不要であるため、この新設部材と既存の操作
系部材との位置決め精度を配慮する必要がなく、かつ部
品点数の増加も避けたうえで正確なシフト操作が実現で
きる。
【図１】手動変速機の操作系の一部を表した断面図であ
る。
る。
【図２】主としてインナレバー、インタロックプレート
及びロックボルトの関係を表した側断面図である。
及びロックボルトの関係を表した側断面図である。
【図３】ガイド溝の形状を表した平面図である。
【図４】シフトレバーの可動範囲を表した説明図であ
る。
る。
【図５】実施例２における手動変速機の操作系の一部を
表した断面図である。
表した断面図である。
１０ 変速機ケース ２０ 操作シャフト ２２ インナレバー ４２ 係合突起 ４６ ガイド溝
Claims (1)
- 【請求項１】 変速機ケースに支持された操作シャフト
の軸上にインナレバーが設けられ、このインナレバーが
前記操作シャフトの軸線に沿った方向のセレクト操作及
びその軸心回りのシフト操作により複数のシフトヘッド
の一つに選択的に係合してそれにシフト力を伝える形式
の手動変速機において、 前記インナレバーに対しそのセレクト方向及びシフト方
向の各動作に倣って形成されたガイド溝と、このガイド
溝に係合させた状態で前記変速機ケースに固定された係
合突起とを備えている手動変速機のシフトガイド機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32131892A JPH06147314A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 手動変速機のシフトガイド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32131892A JPH06147314A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 手動変速機のシフトガイド機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06147314A true JPH06147314A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18131253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32131892A Pending JPH06147314A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 手動変速機のシフトガイド機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06147314A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-11-04 JP JP32131892A patent/JPH06147314A/ja active Pending
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