JP2592773Y2 - 変速機のシフタ機構 - Google Patents

変速機のシフタ機構

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JP2592773Y2
JP2592773Y2 JP1993021870U JP2187093U JP2592773Y2 JP 2592773 Y2 JP2592773 Y2 JP 2592773Y2 JP 1993021870 U JP1993021870 U JP 1993021870U JP 2187093 U JP2187093 U JP 2187093U JP 2592773 Y2 JP2592773 Y2 JP 2592773Y2
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JP
Japan
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shifter
transmission
arm
case
shaft
Prior art date
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Application number
JP1993021870U
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English (en)
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JPH0680056U (ja
Inventor
真 矢本
保光 永井
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手動操作あるいはアク
チュエータによる自動操作により変速時に択一的に選択
される複数のシフタを有する変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の変速機として図2に示したよう
なシフタ機構を備えたものが知られている。
【0003】図において1は変速機のケース、2はその
カバー部、3A〜3Dはカバー部2に摺動自由に支持さ
れたシフタシャフト、4A〜4Dは前記各シフタシャフ
ト3A〜3D上の所定の位置にロックスクリュー5を介
して固定されたシフタ、6は手動または自動の変速操作
に応じて前記各シフタ4A〜4Dの何れかを選択してシ
フタ動作させるための変速操作機構である。
【0004】各シフタ4A〜4Dは変速操作機構6のセ
レクト動作に応じて係合した状態で軸方向に駆動され、
これによりそのシフタシャフトに取り付けられたフォー
ク7(図ではシフタシャフト3Bに対応したもののみ示
してある)が当該シフタと同方向に移動して常時噛合式
歯車機構のシフトを行うようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシフト機構において、フォークをもたないシフタ
シャフトについては、シフタ4Aに側方へと延設部8を
設け、この延設部8の端部にシフタシャフト方向に形成
した溝9と、ケース部2の側面から螺合したガイドボル
ト10の先端部とを嵌合させて、シフタ4Aを回り止め
して軸方向への移動のみを許容するようにしていた。
【0006】しかしながら、このような回り止め機構に
よると、溝9とガイドボルト10とが線接触状態で摺動
するためシフタ4Aを軸方向に移動させようとしたとき
にこじりが発生しやすく、作動性が悪化しやすいという
問題があった。
【0007】また、カバー部2の側面にガイドボルト1
0を装着するためのネジ穴を設ける必要があるため、こ
のネジ穴からの潤滑油の滲みや漏れが目につくという不
具合もあった。
【0008】本考案はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、変速機の作動性を損なうことなく、また潤
滑油漏れを起こさずにシフタの回り止めを行うことを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案では、変速機ケース内に並列的にかつ摺動自由
に複数のシフタシャフトを配設し、各シフタシャフトに
固定したシフタの一部につき変速操作機構のセレクト操
作に応じて選択的に係合するシフタアームを隣接する他
のシフタの上方に延設した変速機において、前記シフタ
アームの下面と前記隣接する他のシフタの上面との間に
設けたシフタ側摺動部と、当該シフタアームの上面と変
速機ケースとの間に設けたケース側摺動部との間に摺動
自由に挟持してシフタシャフトを回り止めし、かつ前記
各摺動部は摺動方向に沿った平面部とこれに点接触する
球面部とで形成するものとした。
【0010】
【作用】上記構成に基づき、シフタはそのアームの上下
面にて平面部と球面部とからなる摺動部を介して点接触
状態で案内されつつ摺動するため、こじりに原因する作
動性不良を起こすことがない。また、シフタを回り止め
するためのガイドボルト及びそのためのネジ穴を変速機
ケースの側面に設ける必要がないので潤滑油漏れのおそ
れも無い。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1に基づいて説明
する。なお、図2と対応する部分には同一の符号を付し
て説明する。
【0012】これはポットケース型変速機に本考案を適
用した例を示しており、即ち変速機のケース1は筒状を
なしており、その一方の開口端から予め組み上げておい
た変速機構ユニットを挿入して組み立てを完了する構成
となっている。
【0013】図において3A〜3Bは変速機構ユニット
に摺動自由に支持されたシフタシャフト、4A〜4Dは
各シフタシャフト3A〜3Dにロックスクリュー5を介
して固定されたシフタである。
【0014】この場合、ケース上面部1aと2,3番目
のシフタ4B,4Cとの間に、1,4番目のシフタ4
A,4Dを回り止めすると共に摺動自由に案内する摺動
部11,12を設けてある。
【0015】すなわち、両側のシフタ4A,4Dにはそ
れぞれ変速操作機構6の出力端6aと係合するシフタア
ーム15A,15Dが形成されており、これらシフタア
ーム15A,15Dの上面部と下面部にはそれぞれシフ
タ摺動方向に沿って平面部11a,12aが形成されて
いる。また、各平面部11a,12aに対向するように
ケース上面部1aには先端が球面状に形成されたセット
スクリュー16が螺合されると共に、中央側のシフタ4
B,4Cの上面部分にも球面部をなす鋼球17が埋め込
まれている。
【0016】このように構成されているので、各シフタ
4A,4Dはそれぞれのシフタアーム15A,15Dの
上下が摺動方向に沿った平面部とこれに対向する球面部
とからなる摺動部11,12に摺動可能な状態で挟持さ
れ、したがってシフトシャフト回りの回転を規制され、
シフト方向への移動のみが可能となる。
【0017】シフト動作に当たり、シフタ4A,4Dは
摺動部11または12の平面部と球面部との点接触によ
り案内されるためこじりを起こすことがなく、円滑な作
動性が確保される。
【0018】また、このようなシフタ4A,4Dの案内
ないし回り止めのための構造としてケース1の側面にネ
ジ穴等の開口部を持たないため、潤滑油漏れや滲み等の
不具合を起こすこともない。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案によればシフタア
ームとこれに隣接する他のシフタ及び変速機ケースとの
間に形成した平面部と球面部とからなる摺動部を介して
点接触によりシフタを回り止め及び案内するようにした
ので、こじりによる作動性の悪化を起こすことがなく、
円滑な変速操作性が得られる。
【0020】また、シフタを回り止めする構造として変
速ケースの側面に開口部を設ける必要がないので、潤滑
油の漏れや滲みを起こすことがなく、変速機としての信
頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面断面図。
【図2】従来例の正面断面図。
【符号の説明】
1 変速機ケース 3A〜3D シフタシャフト 4A〜4D シフタ 11 ケース側の摺動部 12 シフタ側の摺動部 15A,15D シフタアーム 16 セットスクリュー 17 鋼球

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケース内に並列的にかつ摺動自由
    に複数のシフタシャフトを配設し、各シフタシャフトに
    固定したシフタの一部につき変速操作機構のセレクト操
    作に応じて選択的に係合するシフタアームを隣接する他
    のシフタの上方に延設した変速機において、前記シフタ
    アームの下面と前記隣接する他のシフタの上面との間に
    設けたシフタ側摺動部と、当該シフタアームの上面と変
    速機ケースとの間に設けたケース側摺動部との間に摺動
    自由に挟持してシフタシャフトを回り止めし、かつ前記
    各摺動部は摺動方向に沿った平面部とこれに点接触する
    球面部とで形成したことを特徴とする変速機のシフタ機
    構。
JP1993021870U 1993-04-26 1993-04-26 変速機のシフタ機構 Expired - Lifetime JP2592773Y2 (ja)

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JPH0680056U JPH0680056U (ja) 1994-11-08
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