JPS6280362A

JPS6280362A - 手動変速機シフト制御機構

Info

Publication number: JPS6280362A
Application number: JP61230203A
Authority: JP
Inventors: ミカエル　ジェイ．ゴーマン; ウィリアム　アール．マックレラン
Original assignee: Motors Liquidation Co
Current assignee: Motors Liquidation Co
Priority date: 1985-09-30
Filing date: 1986-09-30
Publication date: 1987-04-13
Also published as: US4638678A; EP0219957A1; CA1254489A; DE3666722D1; EP0219957B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は例えばＵＳ−Ａ−３９３３０５７に開示されて
いるごとき、特許請求の範囲第１項の前文に明記されて
いるような手動変速機のためのシフト制御機構に関する
。

更に詳細には本発明は逆方向禁止器を有する手動変速機
シフト制御機構に関する。

従来の逆方向禁止器は適正な作動を保証するのにきわめ
て多数の構成素子を利用するか、あるいはきわめて精確
な機械加工および組立てを必要とする傾向にある。

本発明は最小数の構成素子および潜在的な製造簡単さを
もつ改良された逆方向禁止機構を有する手動変速機シフ
ト制御機構を提供することに関する。

この目的のために１本発明に係る手動変速機シフト制御
機構は特許請求の範囲第１項の特徴記載部分に明記され
た特徴を有する。

これにより本発明は、他の点では標準的または旧来の手
動変速機シフト制御機構が普通の製造および組立て以外
は要しない僅か３つの付加的構成素子の追加により逆方
向禁止機構をそなえることを可能にする。

本発明に係る手動変速機シフト制御機構の好ましい一実
施例においては、シフト制御機構は高い順方向比および
逆方向比を含む、複数対の比歯車から選択するための複
数の予選択位置へ中立通路に沿って線形的に移動可能な
セレクタ・レバーと、該セレクタ・レバーが高い比およ
び逆方向比のための予選択位置へ線形的に移動せしめら
れるときに、ばねの付勢作用に抗してセレクタ・レバー
により「休止」位置から線形的に移動可能な禁止レバー
機構とを有し、次いでセレクタ・レバーが高い比を選択
するために回転せしめられれば禁止レバーが前記ばねに
よりｒ休止」位置へ押し付けられるので、高い比および
逆方向予選択位置から中立通路に沿ってセレクタ・レバ
ーの線形移動に先立って高比位置からのダウンシフト時
に高比位置から逆方自沈位置へのセレクタ・レバーの回
転は防止される。

禁止レバーはピン上に摺動可能、且つ回転可能に装着さ
れており、そして変速機セレクタ・レバーの線形通路と
心合した「設定」位置へばね負荷されていて、セレクタ
・レバーの中立通路に沿って順方向−逆方向予選択位置
への線形移動が禁止レバーをばねの付勢作用に抗してピ
ン上で線形的に移動させるようになっており、セレクタ
・レバーの順方向比位置への回転はばねが禁止レバーを
「設定」位置へ復帰させるのを許してセレクタ・レバー
の順方向比位置から順方向−逆方向予選択位置への回転
がセレクタ・レバーの禁止レバーとの衝合およびピン上
での禁止レバーの、ばねの付勢力に抗しての固定壁との
衝合位置への回動を生ぜしめて、セレクタ・レバーが中
立通路に沿って線形移動し順方向−逆方向予選択位置か
ら脱するに先立ってセレクタ・レバーの逆方自沈位置へ
の回転を防止するように構成されている。

次に図面を参照すると、幾つかの図を通じて同様な符号
は同一の、または対応する部分を表わしており、第１図
および第２図にはセレクタ軸１４に固着されたセレクタ
・レバー１２と、１−２セレクタ・ロッド２０．３−４
セレクタ・ロッド１８および５−Ｒセレクタ・ロッド１
６を構成する複数の歯車セレクタ・ロッド１６，１８，
２０とを含む伝達セレクタ機構１０が示されている。セ
レクタ・レバー１２には３つの凹部２２，２４および２
６が形成されており、これらは戻り止め機構２８と協力
してセレクタ・レバー１２をセレクタ軸１４の回転操作
により操作者が選択するような位置に維持する。戻り止
め機構２８はセレクタ・レバー１２に形成された凹部と
選択的に係合する戻り止めボール３２を付勢するばね３
０を含む。

セレクタ軸１４はセレクタ・ハウジング３８内に固着さ
れた１対の軸受３４および３６上に摺動可能、且つ回転
可能に配置されている。

ハウジング３８内には、該ハウジングの内側からの潤滑
剤の漏れを防止するためにシール４０が配置されている
。セレクタ・ハウジング３８は不図示の複数の公知の変
速機構成素子を収容する変速機ハウジング４２に固着さ
れている。周知のごとく、これらの変速機構成素子は段
比変速機の入力軸と出力軸との間に駆動比（歯車比）、
を確立する歯車部材を含む。歯車比は通常、セレクタ・
ロッド１６゜１８および２０に作動連結されたヨークに
よって操作される公知の同期機構により確立される。か
かる歯車配置は周知であるから、本発明の理解のために
詳細な図示または説明を与える必要はない。

本セレクタ機構が用いられる変速機の例はＵＳ−Ａ−４
，２２２，２８３およびＵＳ−Ａ−４，１７４，６４４
に開示されている。

セレクタ軸１４は不図示の公知のシフト・タワーにより
軸受３４および３６内で線形に、且つこれらの軸受内で
回転可能に操作される。

セレクタ・レバー１２は、第１図および第２図の実線位
置で見た場合、変速機セレクタ機構の中立状態で作動し
ている。この中立状態においては、セレクタ・レバーは
セレクタ・ロッド１６，１８および２０に形成されたそ
れぞれのゲート（スロット）４４内を線形に移動自由で
ある。セレクタ・レバー１２がスロット４４の１つに位
置すると、それによりそれは予選択位置に置かれ、次い
でセレクタ軸１４がそれぞれの予選択位置から回転せし
められてセレクタ・ロッド２０による第１または第２の
順方向比か、セレクタ・ロッド１８による第３または第
４の順方向比か、セレクタ・ロッド１６による逆方向比
の選択を許すようになっている。

また、セレクタ・ハウジング３８内には逆方向禁止機構
４６も配置されており、これはロッド（ピン）４８と、
ばね５０と禁止レバー５２とを含む。禁止レバー５２は
ロッド４８上に摺動可能、且つ回転可能に配置されてお
り、ロッド４８は圧嵌５４によりハウジング３８内に固
着されている。禁止レバー５２はばね５０により第３図
および第４図に示す「休止」（設定）位置へと押し付け
られている。

この「休止」位置においては、禁止レバー５２の衝合面
５６がセレクタ・ハウジング３８の内壁と衝合する。禁
止レバー５２は変速機セレクタ・レバー１２が１−２セ
レクタ・ロッド２０または３−４セレクタ・ロッド１８
と心合しているか、あるいは第５の歯車比選択位置へ回
転せしめられるときには常に「休止」位置に配置される
。

第３図および第４図は第５の歯車比選択位置へ回転せし
められた際のセレクタ・レバー１２を示す。

セレクタ・レバー１２が３−４セレクタ・ロッド１８の
スロット４４から５−Ｒセレクタ・ロッド１６のスロッ
トへ線形に移動するにつれて、それは該セレクタ・レバ
ー１２の第５逆方向（５−Ｒ）予選択位置への線形移動
かばね５０の付勢に抗してロッド４８に沿って第１図お
よび第２図に示した位置への禁止レバー５２の線形移動
を生じるように禁止レバー５２の上部５８と衝合する。

この位置からセレクタ・レバー１２が逆方向歯車比を選
択すべく回転すれば、禁止レバー５２はそのまま図示位
置に残り、セレクタ・レバー１２は第１図に示す仮想線
位置へ移動する。従って、セレクタ・レバー１２が３−
４位置から５−Ｒ位置へ線形に移動すれば、逆方向歯車
比を選択することができることになる。また、５−Ｒ歯
車比位置からは、第３図および第４図に示すように第５
の歯車比を選択することができる。第５の歯車比が選択
されると、禁止レバー５２がセレクタ・レバー１２と心
合した状態で、禁止レバー５２は第４図に示すように、
ばね５０によりロッド４８に沿って「休止」位置へ線形
に移動する。

第５比位置から中立位置へのセレクタ・レバー１２の回
転（回動）によりセレクタ・レバー１２上の平坦面６０
と禁止レバー５２上の平坦面６２が衝合する。この衝合
とレバー１２の中立位置への更なる回動により、禁止レ
バー５２の上部５８がセレクタ・ハウジング３８の内壁
と衝合するまでロッド４８上で禁止レバー５２がばね５
０のねじれ力に抗して回動する。この衝合により第５図
に見られるごとくセレクタ・レバー１２の反時計方向へ
の更なる回動が防止される。

従って、第５図に示すごとく、第３図示の第５比位置か
ら第１図示の逆方向歯車比へのセレクタ・レバー１２の
回動は禁止レバー５２により防止される。

セレクタ軸１４の操作によりセレクタ・レバー１２が５
−Ｒスロット４４から３−４スロツト４４へ線形に動か
されると、禁止レバー５２は第３図に示すようにばね５
０により「休止」位置に復帰する。そしてこの位置から
、セレクタ軸１４を５−Ｒ予選択位置へ線形に操作し、
次いで回転可能に操作して逆方自沈を保証することが可
能である。

上記の説明から、第５比位置から逆方向化位置へのセレ
クタ・レバー１２の直接的操作は逆方向禁止器の作用に
より不可能であることは明らかであろう。

また、ばね５０は「休止」位置が確立されるまでロッド
４８に沿っての禁止レバー５２の線形位置ぎめと回転位
置ぎめの双方を制御する上で有効である。更に、ばね５
０は第１図示の位置への線形移動または第５図示の位置
への回転移動が生じるときには、常に禁止レバー５２に
対する抵抗（反力）を与える。

上記説明から更に、ここに利用される逆方向禁止器は最
小数の付加的部品、すなわち３つの部品（つまりロッド
４８、ばね５０および禁止レバー５２）しか含まず、そ
のいずれも公知のプロセスにより製造しうろことは明ら
かであろう。また、レバー５２に必要な唯一の機械加工
はロッド４８が配置される中ぐりの機械加工であるから
所要の機械加工量を低減させることも可能である。しか
し、部分５８、表面５６および表面６２は鋳造されたま
まの、あるいは鍛造されたままの状態に残りうる。ある
いはロッド４８は多数の周知の市販の接着剤の任意の１
つを用いて接着せしめてもよい。従って、変速機ハウジ
ング内の逆方向禁止システムの組立ても比較的簡単であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は１つの作動モードにおける変速機セレクタ機構
の一部の断面図であって幾つかの部品を立面図で示す図
、第２図は第１図の２−２線上において矢印の方向に見た
図、第３図は第１図と同様であるがもう１つの作動モードに
おける変速機セレクタ機構を示す断面図、第４図は第３図の４−４線上において矢印の方向に見た
図。第５図は第１図と同様であるが、更に他の作動モードに
おけるセレクタ機構を示す図、第６図は第５図の６−６
線上において矢印の方向に見た図である。［主要部分の符号の説明］

Claims

【特許請求の範囲】１、禁止機構（４６）が最高の順方向速度比から逆方向速度比への直接的シフトを防止し、手動
でシフトされる変速機が中立状態と、最高比および最低
比を含む複数の順方向速度比位置と、逆方向比位置とを
有する、手動でシフトされる変速機のためのシフト制御
機構において、該制御機構はハウジング（３８）と、順
方向速度比位置と逆方向速度比位置との各々のための予
選択状態間の中立状態でセレクタ軸に沿って線形的に移
動可能であると共に前記中立状態から所望の速度比のた
めの選択位置へとセレクタ軸のまわりに回転可能なセレ
クタ・レバー手段（１２）と、ハウジング（３８）内に
固着されセレクタ軸と平行で且つそれからオフセットし
た禁止軸を画成する支持手段（４８）を含む逆方向禁止
手段（４６）とから成り、逆方向禁止手段（４６）はま
た少なくとも２つの衝合手段（５６、５８、６２）を有
し、支持手段（４８）上に摺動可能且つ回転可能に配置
された禁止レバー手段（５２）と、該禁止レバー手段（
５２）を一方の位置へ同時に線形的且つ回転可能に押し
付けて衝合手段（５６、５８、６２）の１つをハウジン
グ（３８）と衝合させ禁止レバー手段（５２）の一部を
セレクタ・レバー手段（１２）との線形的心合状態に位
置せしめるためのばね手段（５０）とを含み、セレクタ
・レバー手段（１２）が中立状態で最高の順方向速度比
位置と逆方向速度比位置のための予選択状態へ移動する
ときセレクタ・レバー手段（１２）は禁止レバー手段（
５２）をばね手段（５０）の付勢作用に抗して線形的に
移動せしめ、セレクタ・レバー手段（１２）の回動によ
り最高の順方向速度比位置が選択されるときにセレクタ
・レバー手段（１２）は禁止レバー手段（５２）との線
形的心合状態から脱すると共に、それとの物理的接触か
ら脱し、最高の順方向速度比位置が選択されて禁止レバ
ー手段（５２）をセレクタ・レバー手段（１２）の回動
通路と心合せしめるとき、ばね手段（５０）は禁止レバ
ー手段（５２）を前記一方の位置へ復帰させ、セレクタ
・レバー手段（１２）の最高の順方向速度比位置から最
高比中立予選択状態への回動と同時にセレクタ・レバー
手段（１２）は禁止レバー手段（５２）と接触してこれ
を回動させ、禁止レバー手段（５２）は中立状態でのセ
レクタ・レバー手段（１２）の最低の順方向速度比予選
択状態へ向けての線形移動に先立って衝合手段（５６、
５８、６２）のうちのもう１つのもの（５８）がハウジ
ング（３８）に接触してセレクタ・レバー手段（１２）
の逆方向速度比位置へ向けての更なる回動を防止するま
でばね手段（５０）の付勢作用に抗して回動することを
特徴とする、手動でシフトされる変速機のためのシフト
制御機構。２、特許請求の範囲第１項において、逆方向禁止手段（
５２）のための支持手段（４８）は支持ピンを含むこと
を特徴とするシフト制御機構。３、特許請求の範囲第１項において、禁止レバー手段（
５２）上の衝合手段（５６、５８、６２）は衝合パッド
から成ることを特徴とするシフト制御機構。４、特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかにお
いて、禁止レバー手段（５２）は３つの衝合手段（５６
、５８、６２）を有し、セレクタ・レバー手段（１２）
は最高の順方向速度比位置から最高比予選択状態へのセ
レクタ・レバー手段（１２）の回動と同時に衝合手段（
５６、５８、６２）のうちの第２のもの（５８）と物理
的に接触し、禁止レバー手段（５２）は中立位置でのセ
レクタ・レバー手段（１２）の最低の順方向速度比予選
択状態へ向けての線形移動に先立って衝合手段（５６、
５８、６２）のうちの第３のもの（６２）がハウジング
（３８）に接触してセレクタ・レバー手段（１２）の逆
方向速度比位置への更なる回動を防止するまでばね手段
（５０）の付勢作用に抗して回動することを特徴とする
シフト制御機構。５、特許請求の範囲第４項において、逆方向禁止手段（
５２）の支持手段（４８）はハウジング（３８）内にセ
レクタ軸と平行でそれからオフセットした支持軸上に固
着され、禁止レバー手段（５２）は支持手段（４８）お
よび支持軸上に摺動可能且つ回転可能に配置され、ばね
手段（５０）は衝合手段（５６、５８、６２）のうちの
第１のもの（５６）がハウジング（３８）に接続した状
態で禁止手段（５２）を設定位置へ同時に線形的且つ回
転可能に押し付け、ばね手段（５０）は最高の順方向速
度比が選択されるときに禁止レバー手段（５２）を前記
設定位置に復帰させることを特徴とするシフト制御機構
。