JPH06146916A - エンジンのタイミングベルトカバー - Google Patents
エンジンのタイミングベルトカバーInfo
- Publication number
- JPH06146916A JPH06146916A JP31938492A JP31938492A JPH06146916A JP H06146916 A JPH06146916 A JP H06146916A JP 31938492 A JP31938492 A JP 31938492A JP 31938492 A JP31938492 A JP 31938492A JP H06146916 A JPH06146916 A JP H06146916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing belt
- engine
- belt cover
- timing
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0065—Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
- F02F7/0073—Adaptations for fitting the engine, e.g. front-plates or bell-housings
- F02F2007/0078—Covers for belt transmissions
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、取付部と吸音部材とによってタイ
ミングベルトカバー内の容積を減少させることができ、
タイミングベルトカバーの内部の空気の共振を抑制し、
タイミングベルトカバー内の気柱振動を低減し得るとと
もに、吸音部材によってエンジンの駆動時に発生するベ
ルト音の回転数によるピークを吸収し、ベルト音の高周
波成分、つまり音圧差を低減し得ることを目的としてい
る。 【構成】 このため、エンジンに軸支されたクランク軸
のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミング
プーリとその他のプーリとに捲回されたタイミングベル
トを包囲するエンジンのタイミングベルトカバー内に突
出する取付部を設けるとともに、この取付部にはタイミ
ングベルトカバー内の容積を減少させるべく吸音部材を
配設している。
ミングベルトカバー内の容積を減少させることができ、
タイミングベルトカバーの内部の空気の共振を抑制し、
タイミングベルトカバー内の気柱振動を低減し得るとと
もに、吸音部材によってエンジンの駆動時に発生するベ
ルト音の回転数によるピークを吸収し、ベルト音の高周
波成分、つまり音圧差を低減し得ることを目的としてい
る。 【構成】 このため、エンジンに軸支されたクランク軸
のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミング
プーリとその他のプーリとに捲回されたタイミングベル
トを包囲するエンジンのタイミングベルトカバー内に突
出する取付部を設けるとともに、この取付部にはタイミ
ングベルトカバー内の容積を減少させるべく吸音部材を
配設している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンのタイミング
ベルトカバーに係り、特にエンジンに軸支されたクラン
ク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミ
ングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミング
ベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバーに
関する。
ベルトカバーに係り、特にエンジンに軸支されたクラン
ク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミ
ングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミング
ベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバーに
関する。
【０００２】
【従来の技術】車両のエンジンにおいては、クランク軸
からの駆動力をタイミングベルトによってカム軸に伝達
させ、クランク軸に連動してカム軸を回転させるべく設
けられるとともに、クランク軸からの駆動力を補機用ベ
ルトによって補機用軸に伝達させ、クランク軸に連動し
て補機用軸を回転させるべく設けられている。
からの駆動力をタイミングベルトによってカム軸に伝達
させ、クランク軸に連動してカム軸を回転させるべく設
けられるとともに、クランク軸からの駆動力を補機用ベ
ルトによって補機用軸に伝達させ、クランク軸に連動し
て補機用軸を回転させるべく設けられている。
【０００３】これらタイミングベルトや補機用ベルトを
水や油、塵埃、石等の異物から保護するとともに、危険
防止及び騒音防止を果たすべく、エンジンには、タイミ
ングベルトカバーや補機用ベルトカバーを取り付けてい
る。
水や油、塵埃、石等の異物から保護するとともに、危険
防止及び騒音防止を果たすべく、エンジンには、タイミ
ングベルトカバーや補機用ベルトカバーを取り付けてい
る。
【０００４】また、従来のエンジンのタイミングベルト
カバーとしては、実開昭６３−１５００３７号公報に開
示されるものがある。この公報に開示される内燃機関の
タイミングベルトカバーは、機関本体のシリンダ側部に
配設され、クランク軸部からカム軸部に亘って設けたタ
イミングベルト内部の複数の部分を連通する連通路をタ
イミングベルトカバー外部に設け、連通路は所定の周波
数で気柱共振を起こすように、その長さを設定してい
る。
カバーとしては、実開昭６３−１５００３７号公報に開
示されるものがある。この公報に開示される内燃機関の
タイミングベルトカバーは、機関本体のシリンダ側部に
配設され、クランク軸部からカム軸部に亘って設けたタ
イミングベルト内部の複数の部分を連通する連通路をタ
イミングベルトカバー外部に設け、連通路は所定の周波
数で気柱共振を起こすように、その長さを設定してい
る。
【０００５】更に、実開平３−４９３３５号公報に開示
されるものがある。この公報に開示されるエンジンのタ
イミングベルトカバーは、エンジン本体の外側に配設さ
れたタイミングベルト装置を覆うタイミングベルトカバ
ーに凹部を設け、且つこの凹部にリブを形成している。
されるものがある。この公報に開示されるエンジンのタ
イミングベルトカバーは、エンジン本体の外側に配設さ
れたタイミングベルト装置を覆うタイミングベルトカバ
ーに凹部を設け、且つこの凹部にリブを形成している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジンのタイミングベルトカバーにおいて、エンジン１０
２は、図３に示す如く、シリンダヘッド１０４とシリン
ダブロック１０６とを有し、前記シリンダブロック１０
６からクランク軸１０８の一端が突出すべく配設される
とともに、前記シリンダヘッド１０４からカム軸１１０
の一端が突出すべく配設されている。
ジンのタイミングベルトカバーにおいて、エンジン１０
２は、図３に示す如く、シリンダヘッド１０４とシリン
ダブロック１０６とを有し、前記シリンダブロック１０
６からクランク軸１０８の一端が突出すべく配設される
とともに、前記シリンダヘッド１０４からカム軸１１０
の一端が突出すべく配設されている。
【０００７】前記カム軸１１０の一端部位にはカムタイ
ミングプーリ１１４が装着され、前記クランク軸１０８
の一端にはクランクタイミングプーリ１１２が装着され
ている。このエンジン１０２の一端側には、補機（図示
せず）が配設されている。この補機（図示せず）には、
図示しない補機用プーリが取り付けられている。
ミングプーリ１１４が装着され、前記クランク軸１０８
の一端にはクランクタイミングプーリ１１２が装着され
ている。このエンジン１０２の一端側には、補機（図示
せず）が配設されている。この補機（図示せず）には、
図示しない補機用プーリが取り付けられている。
【０００８】前記クランクタイミングプーリ１１２とカ
ムタイミングプーリ１１４と補機用プーリとをタイミン
グベルト１２０によって捲回し、クランク軸１０８とカ
ム軸１１０とを連絡している。このタイミングベルト１
２０は、図示しないテンショナプーリによって張力が与
えられている。
ムタイミングプーリ１１４と補機用プーリとをタイミン
グベルト１２０によって捲回し、クランク軸１０８とカ
ム軸１１０とを連絡している。このタイミングベルト１
２０は、図示しないテンショナプーリによって張力が与
えられている。
【０００９】また、前記タイミングベルト１２０は、タ
イミングベルトカバー１２２によって包囲されている。
このタイミングベルトカバー１２２は、外側のアウトサ
イドカバー１２４と前記エンジン１０２側のインサイド
カバー１２６とからなり、前記アウトサイドカバー１２
４とインサイドカバー１２６とによって内部に空間部１
２８が形成される。
イミングベルトカバー１２２によって包囲されている。
このタイミングベルトカバー１２２は、外側のアウトサ
イドカバー１２４と前記エンジン１０２側のインサイド
カバー１２６とからなり、前記アウトサイドカバー１２
４とインサイドカバー１２６とによって内部に空間部１
２８が形成される。
【００１０】前記タイミングベルト１２０には、通常歯
付ベルトが使用されており、この歯付ベルトにおいて
は、ベルトとプーリとの歯が噛み込む際に、噛み込み音
が発生するものである。
付ベルトが使用されており、この歯付ベルトにおいて
は、ベルトとプーリとの歯が噛み込む際に、噛み込み音
が発生するものである。
【００１１】この結果、タイミングベルトカバーの空間
部内の空気が共鳴振動を起こすこととなり、ピーク周波
数によって耳障りな大なる騒音が発生するすることとな
り、実用上不利であるという不都合がある。
部内の空気が共鳴振動を起こすこととなり、ピーク周波
数によって耳障りな大なる騒音が発生するすることとな
り、実用上不利であるという不都合がある。
【００１２】上述不都合を回避するため、この発明の出
願人は、以下の如き出願を既に完了している。
願人は、以下の如き出願を既に完了している。
【００１３】すなわち、図４に示す如く、前記タイミン
グベルトカバー２２２の最大振幅部位である前記タイミ
ングベルトカバー２２２の略中央部位に、前記タイミン
グベルト２２２の騒音を低減させるべく空間減少手段２
４０を設けている。
グベルトカバー２２２の最大振幅部位である前記タイミ
ングベルトカバー２２２の略中央部位に、前記タイミン
グベルト２２２の騒音を低減させるべく空間減少手段２
４０を設けている。
【００１４】この空間減少手段２４０は、前記空間部２
２８内の空気の容積を減少させて共鳴振動を低減させ、
シリンダブロック２０６側からの放射音の透過を増大さ
せることなく、騒音のピークを防止するものであり、図
４に示す如く、アウトサイドカバー２２４とインサイド
カバー２２６とによって形成される空間部２２８内に突
出すべく凸形状に形成されるとともに、クランクタイミ
ングプーリ２１２とカムタイミングプーリ２１４間に位
置している。
２８内の空気の容積を減少させて共鳴振動を低減させ、
シリンダブロック２０６側からの放射音の透過を増大さ
せることなく、騒音のピークを防止するものであり、図
４に示す如く、アウトサイドカバー２２４とインサイド
カバー２２６とによって形成される空間部２２８内に突
出すべく凸形状に形成されるとともに、クランクタイミ
ングプーリ２１２とカムタイミングプーリ２１４間に位
置している。
【００１５】しかし、図３に示す従来の技術たる従来〓
においては、タイミングベルトカバーが単層の樹脂ある
いは鋼板にて形成されることにより、透過音の低減が十
分に果たされないものである。
においては、タイミングベルトカバーが単層の樹脂ある
いは鋼板にて形成されることにより、透過音の低減が十
分に果たされないものである。
【００１６】また、タイミングベルトのレイアウト及び
寸法を変更する方策や図４に示す従来の技術たる従来〓
のようにタイミングベルトカバー内の空間部の容積を低
減すると、タイミングベルトカバー内の空間部の空気と
ベルト音との共鳴振動する周波数をずらすことが可能と
なり、図５及び図６に示す如く、従来〓のものに比しベ
ルト音を低減することができる。
寸法を変更する方策や図４に示す従来の技術たる従来〓
のようにタイミングベルトカバー内の空間部の容積を低
減すると、タイミングベルトカバー内の空間部の空気と
ベルト音との共鳴振動する周波数をずらすことが可能と
なり、図５及び図６に示す如く、従来〓のものに比しベ
ルト音を低減することができる。
【００１７】しかし、図５及び図６から明らかな如く、
例えば点Ａあるいは点Ｂにおいて発生するピークを従来
〓のものが十分に解消するまでには至っておらず、改善
が望まれていた。
例えば点Ａあるいは点Ｂにおいて発生するピークを従来
〓のものが十分に解消するまでには至っておらず、改善
が望まれていた。
【００１８】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、エンジンに軸支されたクラ
ンク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイ
ミングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミン
グベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバー
において、このタイミングベルトカバー内に突出する取
付部を設けるとともにこの取付部にはタイミングベルト
カバー内の容積を減少させるべく吸音部材を配設したこ
とを特徴とする。
述不都合を除去するために、エンジンに軸支されたクラ
ンク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイ
ミングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミン
グベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバー
において、このタイミングベルトカバー内に突出する取
付部を設けるとともにこの取付部にはタイミングベルト
カバー内の容積を減少させるべく吸音部材を配設したこ
とを特徴とする。
【００１９】
【作用】上述の如く発明したことにより、タイミングベ
ルトカバー内に突出する取付部に吸音部材を配設してエ
ンジンに取付けた際には、吸音部材がタイミングベルト
カバー内の容積を減少するとともに、エンジンの駆動時
に発生するベルト音を吸収している。
ルトカバー内に突出する取付部に吸音部材を配設してエ
ンジンに取付けた際には、吸音部材がタイミングベルト
カバー内の容積を減少するとともに、エンジンの駆動時
に発生するベルト音を吸収している。
【００２０】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００２１】図１〜図３はこの発明の実施例を示すもの
である。図１、図２において、２はエンジン、４はシリ
ンダヘッド、６はシリンダブロック、８はクランク軸、
１０はカム軸である。
である。図１、図２において、２はエンジン、４はシリ
ンダヘッド、６はシリンダブロック、８はクランク軸、
１０はカム軸である。
【００２２】前記エンジン２は、図２に示す如く、シリ
ンダヘッド４とシリンダブロック６とを有し、シリンダ
ブロック６からクランク軸８の一端が突出すべく配設さ
れるとともに、前記シリンダヘッド４からカム軸１０の
一端が突出すべく配設されている。
ンダヘッド４とシリンダブロック６とを有し、シリンダ
ブロック６からクランク軸８の一端が突出すべく配設さ
れるとともに、前記シリンダヘッド４からカム軸１０の
一端が突出すべく配設されている。
【００２３】また、前記エンジン２においては、図１、
図２に示す如く、前記クランク軸８の一端にクランクタ
イミングプーリ１２が装着され、カム軸１０の一端には
カムタイミングプーリ１４が装着される。
図２に示す如く、前記クランク軸８の一端にクランクタ
イミングプーリ１２が装着され、カム軸１０の一端には
カムタイミングプーリ１４が装着される。
【００２４】前記クランクタイミングプーリ１２近傍に
は、テンショナプーリ１６と補機用プーリ１８とが配設
されている。そして、クランクタイミングプーリ１２と
カムタイミングプーリ１４とテンショナプーリ１６と補
機用プーリ１８とをタイミングベルト２０によって捲回
し、このタイミングベルト２０によりクランク軸８とカ
ム軸１０とを連絡させている。
は、テンショナプーリ１６と補機用プーリ１８とが配設
されている。そして、クランクタイミングプーリ１２と
カムタイミングプーリ１４とテンショナプーリ１６と補
機用プーリ１８とをタイミングベルト２０によって捲回
し、このタイミングベルト２０によりクランク軸８とカ
ム軸１０とを連絡させている。
【００２５】更に、前記タイミングベルト２０は、タイ
ミングベルトカバー２２によって包囲されている。この
タイミングベルトカバー２２は、外側のアウトサイドカ
バー２４と前記エンジン２側のインサイドカバー２６と
からなる。このとき、前記アウトサイドカバー２４とイ
ンサイドカバー２６とによって内部に空間部２８が形成
される。
ミングベルトカバー２２によって包囲されている。この
タイミングベルトカバー２２は、外側のアウトサイドカ
バー２４と前記エンジン２側のインサイドカバー２６と
からなる。このとき、前記アウトサイドカバー２４とイ
ンサイドカバー２６とによって内部に空間部２８が形成
される。
【００２６】そして、前記タイミングベルトカバー２２
内に突出する取付部３０を設けるとともに、この取付部
３０にはタイミングベルトカバー２２内の容積を減少さ
せるべく吸音部材３２を配設する構成とする。
内に突出する取付部３０を設けるとともに、この取付部
３０にはタイミングベルトカバー２２内の容積を減少さ
せるべく吸音部材３２を配設する構成とする。
【００２７】詳述すれば、取付部３０は、前記クランク
タイミングプーリ１２とカムタイミングプーリ１４とテ
ンショナプーリ１６と補機用プーリ１８とタイミングベ
ルト２０との近傍部位からタイミングベルトカバー２２
内に突出するリブ状に形成されている。
タイミングプーリ１２とカムタイミングプーリ１４とテ
ンショナプーリ１６と補機用プーリ１８とタイミングベ
ルト２０との近傍部位からタイミングベルトカバー２２
内に突出するリブ状に形成されている。
【００２８】また、前記吸音部材３２は、取付部３０の
形状に略合致する形状にウレタンやＥＰＤＭスポンジ等
の部材によって形成され、嵌合あるいは接着等の公知の
装着技術によって取付部３０に固定されるものである。
形状に略合致する形状にウレタンやＥＰＤＭスポンジ等
の部材によって形成され、嵌合あるいは接着等の公知の
装着技術によって取付部３０に固定されるものである。
【００２９】次に作用について説明する。
【００３０】タイミングベルトカバー２２の取付前に、
タイミングベルトカバー２２内に突出する取付部３０に
吸音部材３２を固定する。
タイミングベルトカバー２２内に突出する取付部３０に
吸音部材３２を固定する。
【００３１】そして、タイミングベルトカバー２２の取
付時には、エンジン２の一端に配設されたクランクタイ
ミングプーリ１２とカムタイミングプーリ１４とにタイ
ミングベルト２０を捲回し、このタイミングベルト２０
をアウトサイドカバー２４とインサイドカバー２６とに
よって形成された空間部２８内に収容すべくエンジン２
の一端部位にタイミングベルトカバー２２を取り付けて
いる。
付時には、エンジン２の一端に配設されたクランクタイ
ミングプーリ１２とカムタイミングプーリ１４とにタイ
ミングベルト２０を捲回し、このタイミングベルト２０
をアウトサイドカバー２４とインサイドカバー２６とに
よって形成された空間部２８内に収容すべくエンジン２
の一端部位にタイミングベルトカバー２２を取り付けて
いる。
【００３２】また、前記エンジン２の駆動時には、クラ
ンク軸８が回転し、クランク軸８の一端に装着されてい
るクランクタイミングプーリ１２が回転する。
ンク軸８が回転し、クランク軸８の一端に装着されてい
るクランクタイミングプーリ１２が回転する。
【００３３】そして、このクランクタイミングプーリ１
２の駆動力は、タイミングベルト２０を介してカムタイ
ミングプーリ１４に伝達され、カム軸１０を回転させ
る。また、回転駆動されたカム軸１０は、図示しない動
弁機構を介して吸・排気弁（図示せず）を開閉動作させ
ている。
２の駆動力は、タイミングベルト２０を介してカムタイ
ミングプーリ１４に伝達され、カム軸１０を回転させ
る。また、回転駆動されたカム軸１０は、図示しない動
弁機構を介して吸・排気弁（図示せず）を開閉動作させ
ている。
【００３４】これにより、前記取付部３０と吸音部材３
２とによってタイミングベルトカバー２２内の容積を減
少させることができ、タイミングベルトカバー２２の内
部の空気の共振を抑制し、前記タイミングベルトカバー
２２内の気柱振動を低減し得て、実用上有利である。
２とによってタイミングベルトカバー２２内の容積を減
少させることができ、タイミングベルトカバー２２の内
部の空気の共振を抑制し、前記タイミングベルトカバー
２２内の気柱振動を低減し得て、実用上有利である。
【００３５】また、図５及び図６から明らかな如く、前
記吸音部材３２がエンジン２の駆動時に発生するベルト
音の回転数によるピークを確実に吸収できることによ
り、図７に斜線で示す如く、ベルト音の高周波成分、つ
まり音圧差を低減し得るものである。
記吸音部材３２がエンジン２の駆動時に発生するベルト
音の回転数によるピークを確実に吸収できることによ
り、図７に斜線で示す如く、ベルト音の高周波成分、つ
まり音圧差を低減し得るものである。
【００３６】更に、前記タイミングベルトカバー２２に
取付部３０を設けるとともに、この取付部３０に吸音部
材３２を固定するという簡単な構成にて実現できること
により、構成が徒に複雑化する惧れがなく、製作が容易
であるとともに、コストを低廉に維持し得て、経済的に
も有利である。
取付部３０を設けるとともに、この取付部３０に吸音部
材３２を固定するという簡単な構成にて実現できること
により、構成が徒に複雑化する惧れがなく、製作が容易
であるとともに、コストを低廉に維持し得て、経済的に
も有利である。
【００３７】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、エンジンに軸支されたクランク軸のクランクタイミ
ングプーリとカム軸のカムタイミングプーリとその他の
プーリとに捲回されたタイミングベルトを包囲するエン
ジンのタイミングベルトカバー内に突出する取付部を設
けるとともに、この取付部にはタイミングベルトカバー
内の容積を減少させるべく吸音部材を配設したので、取
付部と吸音部材とによってタイミングベルトカバー内の
容積を減少させることができ、タイミングベルトカバー
の内部の空気の共振を抑制し、タイミングベルトカバー
内の気柱振動を低減し得て、実用上有利である。また、
前記吸音部材がエンジンの駆動時に発生するベルト音の
回転数によるピークを吸収できることにより、ベルト音
の高周波成分、つまり音圧差を低減し得る。
ば、エンジンに軸支されたクランク軸のクランクタイミ
ングプーリとカム軸のカムタイミングプーリとその他の
プーリとに捲回されたタイミングベルトを包囲するエン
ジンのタイミングベルトカバー内に突出する取付部を設
けるとともに、この取付部にはタイミングベルトカバー
内の容積を減少させるべく吸音部材を配設したので、取
付部と吸音部材とによってタイミングベルトカバー内の
容積を減少させることができ、タイミングベルトカバー
の内部の空気の共振を抑制し、タイミングベルトカバー
内の気柱振動を低減し得て、実用上有利である。また、
前記吸音部材がエンジンの駆動時に発生するベルト音の
回転数によるピークを吸収できることにより、ベルト音
の高周波成分、つまり音圧差を低減し得る。
【図１】この発明の実施例を示す図２の〓−〓線による
断面図である。
断面図である。
【図２】エンジンのタイミングベルトカバーの正面図で
ある。
ある。
【図３】この発明の第１の従来技術を示すタイミングベ
ルトカバー部分の断面図である。
ルトカバー部分の断面図である。
【図４】この発明の第２の従来技術を示すタイミングベ
ルトカバー部分の断面図である。
ルトカバー部分の断面図である。
【図５】この発明（本案）と第１の従来技術（従来〓）
と第２の従来技術（従来〓）とのタイミングベルト音
（全体）を比較した図である。
と第２の従来技術（従来〓）とのタイミングベルト音
（全体）を比較した図である。
【図６】この発明（本案）と第１の従来技術（従来〓）
と第２の従来技術（従来〓）とのタイミングベルト音
（一次成分）を比較した図である。
と第２の従来技術（従来〓）とのタイミングベルト音
（一次成分）を比較した図である。
【図７】この発明（本案）と第１の従来技術（従来〓）
とのタイミングベルト音（全体）の中回転数時の周波数
分布を比較した図である。
とのタイミングベルト音（全体）の中回転数時の周波数
分布を比較した図である。
２ エンジン ４ シリンダヘッド ６ シリンダブロック ８ クランク軸 １０ カム軸 １２ クランクタイミングプーリ １４ カムタイミングプーリ １６ テンショナプーリ １８ 補機用プーリ ２０ タイミングベルト ２２ タイミングベルトカバー ２４ アウトサイドカバー ２６ インサイドカバー ２８ 空間部 ３０ 取付部 ３２ 吸音部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジンに軸支されたクランク軸のクラ
ンクタイミングプーリとカム軸のカムタイミングプーリ
とその他のプーリとに捲回されたタイミングベルトを包
囲するエンジンのタイミングベルトカバーにおいて、こ
のタイミングベルトカバー内に突出する取付部を設ける
とともにこの取付部にはタイミングベルトカバー内の容
積を減少させるべく吸音部材を配設したことを特徴とす
るエンジンのタイミングベルトカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31938492A JPH06146916A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | エンジンのタイミングベルトカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31938492A JPH06146916A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | エンジンのタイミングベルトカバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06146916A true JPH06146916A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18109562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31938492A Pending JPH06146916A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | エンジンのタイミングベルトカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06146916A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103147875A (zh) * | 2013-02-28 | 2013-06-12 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 正时链轮罩盖 |
| WO2013143884A1 (de) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Welle zur übertragung eines drehmoments |
| US9121474B2 (en) | 2011-06-30 | 2015-09-01 | Ford Global Technologies, Llc | Engine drive system |
| CN111058963A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 宝鸡吉利发动机有限公司 | 一种发动机正时护罩、发动机及车辆 |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP31938492A patent/JPH06146916A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9121474B2 (en) | 2011-06-30 | 2015-09-01 | Ford Global Technologies, Llc | Engine drive system |
| WO2013143884A1 (de) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Welle zur übertragung eines drehmoments |
| CN104204428A (zh) * | 2012-03-29 | 2014-12-10 | 大众汽车有限公司 | 用于传递一种转矩的轴 |
| CN103147875A (zh) * | 2013-02-28 | 2013-06-12 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 正时链轮罩盖 |
| CN111058963A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 宝鸡吉利发动机有限公司 | 一种发动机正时护罩、发动机及车辆 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6192851B1 (en) | Vibration reducing system for internal combustion engine | |
| JP2770632B2 (ja) | エンジンのフロントカバー構造 | |
| US6019692A (en) | Belt drive device for reducing belt load | |
| JPH06146916A (ja) | エンジンのタイミングベルトカバー | |
| JPH06146915A (ja) | エンジンのタイミングベルトカバー | |
| JP3470611B2 (ja) | エンジンのオイルポンプ取付構造 | |
| JPH05306632A (ja) | エンジンのタイミングベルトカバー | |
| JPS5922255Y2 (ja) | 内燃機関の動力伝達装置 | |
| JP3100882B2 (ja) | 二サイクルディーゼル機関における真空ポンプの駆動装置 | |
| JP2007239544A (ja) | エンジン始動装置 | |
| JP3039247B2 (ja) | 車両用エンジン駆動式負圧ポンプ装置の取付け構造 | |
| JPH0518264A (ja) | エンジンの補機駆動装置 | |
| JPH08296452A (ja) | 内燃機関における遮音装置 | |
| US20240167398A1 (en) | Sound reducing device for internal combustion engine | |
| JP2910328B2 (ja) | エンジンのベルトテンショナ装置 | |
| JPH11324698A (ja) | 直接噴射式ディーゼルエンジンの補機駆動装置 | |
| JPH0579195U (ja) | Ｖ型エンジンのベルトカバー取付構造 | |
| JP2002332866A (ja) | 補機の取付け構造 | |
| KR100401878B1 (ko) | 차량용 타이밍체인의 소음저감구조 | |
| JPH10331655A (ja) | 内燃機関のタイミングギヤ装置 | |
| JPH04166620A (ja) | エンジンのオルタネータ駆動装置 | |
| JPH022910Y2 (ja) | ||
| JPH088252Y2 (ja) | Ｖ型エンジンのタイミングベルトカバー構造 | |
| JP3092409B2 (ja) | 補機駆動装置 | |
| JPH11343921A (ja) | エンジンのフロントカバー構造 |