JP2007239544A - エンジン始動装置 - Google Patents

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和志 山本
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Abstract

【課題】エンジン騒音の増加をもたらす、パワープラントの曲げ固有値の低下を招くことなく装着することができるエンジン始動装置を提供する。
【解決手段】エンジンのシリンダヘッド13の外部に露出させたカムシャフト露出部に装着した、カムシャフトを駆動するためのカムシャフト駆動用ギア12と、カムシャフト駆動用ギア12に隣接配置されてカムシャフト駆動用ギア12に駆動力を伝達し、カムシャフトを駆動させてエンジンを始動させるスタータモータ11とを有する。スタータモータ11は、シリンダヘッド13に取り付け固定された、パワープラント曲げモードに対するブラケット27に固定されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジン始動装置に関し、特に、エンジン始動に際し駆動力を伝達する伝達構造を改良したエンジン始動装置に関する。
従来、エンジン始動時に駆動力を伝達してエンジンを始動するスタータモータが知られている。このスタータモータは、通常、エンジン後端やトランスミッション前端に取り付けられており、エンジン始動時に、モータ駆動によりエンジン回転数の変動を抑制するための装置であるフライホイールの周上に位置するリングギアと噛み合い、クランクシャフトやピストン、コンロッド等のエンジン主運動系の部品を駆動させ、エンジンを始動させている。
一般的に、スタータモータは、取り付けのし易さ等から、フライホイールのリングギアの周上に位置するように配置されており、シリンダブロックやオイルパンのトランスミッションとの取り付けフランジ面やトランスミッションハウジングのエンジンとの取り付けフランジ面に開口を設け、その開口にスタータモータの駆動ギア部を挿入している。このようなスタータモータの取り付け構造を有するものとして、「エンジン・トランスミッション形の振動低減装置」(特許文献1参照)がある。
図4は、従来のスタータモータが取り付けられるシリンダブロックの斜視説明図である。図4に示すように、スタータモータをシリンダブロック1に取り付ける場合、シリンダブロック1のトランスミッションとの取り付けフランジ面1aに、スタータモータ2の駆動ギア部(図示しない)を挿入するための開口3が設けられる。
そして、スタータモータの駆動ギア部とリングギアが噛み合うことにより、クランクシャフトの回転と、その回転に同期した点火により、エンジンを始動させることができる。
特開昭62−283234号公報
しかしながら、エンジンとトランスミッションとの取り付けフランジ面に、スタータモータ挿入用の開口を設けたことにより、エンジンとトランスミッションの締結剛性が低下してしまい、パワープラントの曲げ固有値の低下が避けられない。その結果、加速時に発生するエンジン騒音の増加をもたらすことになる。
この発明の目的は、エンジン騒音の増加をもたらす、パワープラントの曲げ固有値の低下を招くことなく装着することができるエンジン始動装置を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るエンジン始動装置は、エンジンのシリンダヘッドの外部に露出させたカムシャフト露出部に装着した、前記カムシャフトを駆動するためのカムシャフト駆動手段と、前記カムシャフト駆動手段に隣接配置されて前記カムシャフト駆動手段に駆動力を伝達し、前記カムシャフトを駆動させて前記エンジンを始動させるエンジン駆動手段とを有している。
この発明によれば、エンジンのシリンダヘッドの外部に露出させたカムシャフト露出部に装着した、カムシャフトを駆動するためのカムシャフト駆動手段に、カムシャフト駆動手段に隣接配置されたエンジン駆動手段から駆動力が伝達されることにより、カムシャフトが駆動してエンジンを始動することができる。このため、エンジン騒音の増加をもたらす、パワープラントの曲げ固有値の低下を招くことなく、エンジン始動装置を装着することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係るエンジン始動装置の配置状態を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図である。図1に示すように、エンジン始動装置10は、スタータモータ(エンジン駆動手段)11とカムシャフト駆動用ギア(カムシャフト駆動手段)12を有している。
スタータモータ(エンジン駆動手段)11は、自動車用エンジンである内燃機関のシリンダヘッド13((b)参照)の後端に装着されている。内燃機関は、吸気弁(図示しない)を開閉駆動するインテーク側カムシャフト14、排気弁(図示しない)を開閉駆動するエキゾースト側カムシャフト15、及び両カムシャフト14,15の下方に配置されたクランクシャフト16を備えている((a)参照)。
両カムシャフト14,15の同一側の一端(前端)には、それぞれカムスプロケット17,18が取り付けられており、両カムスプロケット17,18の取り付け位置に対応して、クランクシャフト16の一端(前端)のクランクプーリ19の手前には、クランクシャフトカムスプロケット20が取り付けられている。両カムスプロケット17,18とクランクシャフトカムスプロケット20には、両カムスプロケット17,18とクランクシャフト16の回転運動が連動するように、タイミングチェーン21が架け渡されている((a)参照)。
また、クランクシャフト16の他端(後端)には、クラッチ機構(図示しない)や、回転変動を低減させるための機能を持つフライホイール22が取り付けられており、一方のカムシャフト(例えば、インテーク側カムシャフト14)の他端(後端)には、カムシャフト駆動用ギア12が取り付けられている。カムシャフト駆動用ギア12は、エンジン始動時用の駆動力伝達機構として機能し、このカムシャフト駆動用ギア12に隣接して、スタータモータ11が配置されている。スタータモータ11の駆動軸11aには、カムシャフト駆動用ギア12に噛合するスタータモータギア23が取り付けられている((a),(b)参照)。
つまり、カムシャフト駆動用ギア12は、エンジンのシリンダヘッド13の外部に露出させたカムシャフトの露出端部に取り付けられており、このカムシャフト駆動用ギア12にスタータモータギア23が噛合するように、シリンダヘッド13の後端側にスタータモータ11が設置されている((b)参照)。シリンダヘッド13は、カムシャフトを回転自在に支持するカムシャフト支持部24((b)参照)や点火装置を備え、冷却システムや燃焼室の一部を形成すると共に、バルブシステム機構を備えている。
また、スタータモータ11が設置されたシリンダヘッド13の後端側には、カムシャフト駆動用ギア12とスタータモータギア23が噛み合う際の噛み合い音が車室内に漏洩し難くするために、カムシャフト駆動用ギア12とスタータモータギア23の全体を覆うギアハウジング25が装着されている。このギアハウジング25は、後述するシリンダブロック30(図2参照)の後端面に、例えばボルト26により取り付け固定されている。
このように、エンジン始動装置10は、エンジンのシリンダヘッド13の外部に露出させたカムシャフト露出部に装着した、カムシャフトを駆動するためのカムシャフト駆動用ギア12と、カムシャフト駆動用ギア12に隣接配置されてカムシャフト駆動用ギア12に駆動力を伝達し、カムシャフトを駆動させてエンジンを始動させるスタータモータ11とを有する。即ち、スタータモータ11を、従来のように、エンジンとトランスミッションの取り付けフランジ面に取り付けるのではなく、カムシャフトの後端部側(或いは前端部側)に配置して、エンジン始動方法をカムシャフト駆動とする。
従って、エンジンブロックやオイルパンのトランスミッションとの取り付けフランジ面や、トランスミッションハウジングのエンジンとの取り付けフランジ面に、開口部を設ける必要性が無くなり、シリンダブロックやオイルパンやトランスミッションハウジングのフランジ面剛性を高めることができ、ひいては、パワープラント剛性が向上する。
その結果、加速時におけるエンジン騒音を低減することができる。また、カムシャフト回転数は機関回転数の二分の一であるので、始動時のスタータモータの駆動回転数を少なくすることが可能になり、カムシャフト駆動用ギア12とスタータモータギア23の噛み合い音といった機械的な騒音を低減することができる。
図2は、この発明の他の実施の形態に係るエンジン始動装置の配置状態を示す部分斜視図である。図2に示すように、スタータモータ11は、ブラケット27を介して、シリンダヘッド13の後端側に取り付けられている。その他の構成及び作用は、図1のスタータモータ11の取り付け構造と同様である。
ブラケット27は、板体をL字状に折り曲げると共に屈曲部を補強板28により補強して形成されており、一端側27aを、シリンダヘッド13に、他端側27bを、トランスミッションハウジング29に取り付けている。トランスミッションハウジング29は、シリンダヘッド13が載置されたシリンダブロック30の後端側に位置しており、クラッチやトルクコンバータ(図示しない)を覆う外殻を形成している。このブラケット27は、シリンダヘッド13の後端面とトランスミッションハウジング29の上面に、例えばボルト31により取り付け固定されており、パワープラント曲げモードに対する補強部材としての機能を有している。
そして、スタータモータ10は、シリンダヘッド13とトランスミッションハウジング29に取り付け固定されたブラケット27に、モータ本体外周面に密着し他端側27bに固定されるバンド部材32を介して、締結固定されている。
このように、スタータモータ10は、パワープラント曲げモードに対する補強部材としての機能を果たすブラケット27に固定されていることから、エンジンとトランスミッションの締結剛性が向上し、更なるパワープラント剛性の向上を図ることが可能になり、更に、加速時におけるエンジン騒音を低減することができる。
図3は、振動低減効果についてグラフで示す説明図である。図3に示すように、振動低減効果(軸受け加振−エンジンマウント先端応答)、即ち、軸受けに加わった振動に対するエンジンマウント先端部における応答を、周波数変化におけるコンプライアンスレベルの変化で表すと、中周波数領域においてパワープラント締結剛性の高いカムシャフト駆動スタータモータ構造の方がコンプライアンスレベルが低いことが分かる。なお、図中、実線は、フランジ面開口部を設けず補強したカムシャフト駆動スタータモータ構造を有する、この発明に係るエンジン始動装置10の場合を示し、破線は、フランジ面開口部を設けたフライホイール駆動スタータモータ構造を有する、従来のエンジン始動装置の場合を示す。
このように、この発明によれば、エンジンのシリンダヘッドの外部に露出させたカムシャフト露出部に装着した、カムシャフトを駆動するためのカムシャフト駆動手段に、カムシャフト駆動手段に隣接配置されたエンジン駆動手段から駆動力が伝達されることにより、カムシャフトが駆動してエンジンを始動することができるため、エンジン騒音の増加をもたらす、パワープラントの曲げ固有値の低下を招くことなく、エンジン始動装置を装着することができる。
この発明の一実施の形態に係るエンジン始動装置の配置状態を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 この発明の他の実施の形態に係るエンジン始動装置の配置状態を示す部分斜視図である。 振動低減効果についてグラフで示す説明図である。 従来のスタータモータが取り付けられるシリンダブロックの斜視説明図である。
符号の説明
10 エンジン始動装置
11 スタータモータ
11a 駆動軸
12 カムシャフト駆動用ギア
13 シリンダヘッド
14 インテーク側カムシャフト
15 エキゾースト側カムシャフト
16 クランクシャフト
17,18 カムスプロケット
19 クランクプーリ
20 クランクシャフトカムスプロケット
21 タイミングチェーン
22 フライホイール
23 スタータモータギア
24 カムシャフト支持部
25ギアハウジング
26,31 ボルト
27 ブラケット
27a 一端側
27b 他端側
28 補強板
29 トランスミッションハウジング
30シリンダブロック
32バンド部材

Claims (5)

  1. エンジンのシリンダヘッドの外部に露出させたカムシャフト露出部に装着した、前記カムシャフトを駆動するためのカムシャフト駆動手段と、
    前記カムシャフト駆動手段に隣接配置されて前記カムシャフト駆動手段に駆動力を伝達し、前記カムシャフトを駆動させて前記エンジンを始動させるエンジン駆動手段と
    を有するエンジン始動装置。
  2. 前記エンジン駆動手段は、スタータモータであり、前記カムシャフト駆動手段は、前記スタータモータの駆動軸に取り付けられたスタータモータギアに噛合する、カムシャフト駆動用ギアである請求項1に記載のエンジン始動装置。
  3. 前記カムシャフト駆動用ギアと前記スタータモータギアの全体を覆うギアハウジングを有する請求項2に記載のエンジン始動装置。
  4. 前記スタータモータは、前記シリンダヘッドに取り付け固定された、パワープラント曲げモードに対する補強部材に固定されている請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン始動装置。
  5. 前記補強部材は、前記シリンダヘッドの後端面と、前記シリンダヘッドが載置されたシリンダブロックの後端側に位置するトランスミッションハウジング上面に取り付け固定された、板体をL字状に折り曲げたブラケットである請求項4に記載のエンジン始動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011195036A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車両
JP2019035366A (ja) * 2017-08-15 2019-03-07 愛知機械工業株式会社 シリンダヘッドおよびこれを備える内燃機関
WO2022138359A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 三菱重工メイキエンジン株式会社 汎用エンジンの始動装置及び汎用エンジン

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