JP3039247B2 - 車両用エンジン駆動式負圧ポンプ装置の取付け構造 - Google Patents

車両用エンジン駆動式負圧ポンプ装置の取付け構造

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JP3039247B2 JP5337015A JP33701593A JP3039247B2 JP 3039247 B2 JP3039247 B2 JP 3039247B2 JP 5337015 A JP5337015 A JP 5337015A JP 33701593 A JP33701593 A JP 33701593A JP 3039247 B2 JP3039247 B2 JP 3039247B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン駆動式の燃料
ポンプや負圧ポンプの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン駆動式の負圧ポンプは、
例えば、その入力軸とクランク軸の軸端部にそれぞれプ
ーリを取り付け、その両プーリ間に補機ベルトを巻き掛
けてベルト駆動されている。しかしながら、上記クラン
ク軸から補機ベルトを利用して駆動力をとるような負圧
ポンプの取付け構造では、補機ベルトが外部に露出して
いるため、水油等にさらされ、ベルトスリップ等,比較
的生じやすい。
【0003】このため、特開平2−207141号公報
に記載のように、補機ベルトを介さずに、エンジンから
直接,負圧ポンプの駆動動力をとる構成で該負圧ポンプ
をエンジンに取り付けることも考えられている。例え
ば、特開平2−207141号公報に記載されている負
圧ポンプ取付け構造では、車両用エンジンのクランク軸
と燃料噴射ポンプの入力軸とが外歯歯車を介して噛合し
て歯車伝動可能状態に構成されると共に、該燃料ポンプ
の入力軸と負圧ポンプの入力軸とが別の外歯歯車を介し
て噛合して歯車伝動可能に構成される。さらに、上記燃
料噴射ポンプ本体及び負圧ポンプ本体が共にギヤ・ボッ
クスに一体的に固定されていると共に、該ギヤ・ボック
スがシリンダブロックの一側面に固定されるることで該
負圧ポンプはエンジンに取り付けられている。
【0004】そして、クランク軸の駆動力が、歯車伝導
によって直接,負圧ポンプに入力され該負圧ポンプが駆
動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用エンジン駆動式負圧ポンプ装置の取付け構造
において、歯車伝導によって駆動力をとる負圧ポンプの
取付け構造では、シリンダブロックから駆動力を取り出
すためにシリンダブロックも含めた大幅な形状変更をす
る必要があり、また、エンジンの前面側に取付ける場合
には、他の補機との関係からスペースの確保が困難とな
る場合が多い。
【0006】この発明は、上記ような問題点に着目して
なされたもので、変更量を小さく抑えたまま負圧ポンプ
の搭載性を向上させることを特徴としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用エンジン駆動式負圧ポンプ装置の取
付け構造は、吸・排気弁用カム軸、及び各気筒に対する
燃料噴射ポンプを備え、上記燃料噴射ポンプを、その入
力軸をトランスミッション側に向けた状態でエンジンの
シリンダブロック側面に固定した燃料噴射ポンプブラケ
ットを介して固定し、その燃料噴射ポンプの入力軸と上
記カム軸の軸端部とに、タイミングベルトを巻き掛けて
ベルト駆動する燃料噴射式のエンジンにおいて、上記燃
料噴射ポンプブラケットのトランスミッション側にスペ
ーサを設け、このスペーサの先端部側に負圧ポンプを配
設すると共に、その負圧ポンプの入力軸を、上記タイミ
ングベルトに巻き掛けてベルト駆動するようにしたこと
を特徴としている。
【0008】このとき、上記負圧ポンプの配設位置を、
燃料噴射ポンプの設置位置よりも高い位置に設定すると
よい。
【0009】
【作用】本願発明の車両用エンジン駆動式負圧ポンプ装
置の取付け構造は、シリンダブロックやシリンダヘッド
等のエンジンハウジングを変更することなく、燃料噴射
ポンプブラケットの一部をスペーサを用いてベルト幅方
向に延ばして、その先端に負圧ポンプを取り付ける構造
としたので、上記燃料噴射ポンプブラケットを小規模に
変更するだけで済み、しかも、負圧ポンプ取付けに必要
な強度・剛性が確保される。
【0010】また、負圧ポンプの入力軸は、カム軸にタ
イミングベルトを介して連結されるので、該負圧ポンプ
の入力軸に取り付けるプーリの径の設定変更によって、
該負圧ポンプの入力軸に入力される回転数の増速調整の
設定が可能となる。従って、必要なポンプ容量に対して
負圧ポンプを小型化することも可能となる。また、負圧
ポンプは、その取付け位置をベルトカバーに取り付けた
場合の位置と同様な位置に設定可能であるが、ベルトカ
バーは強度や合成を高くする必要がないので樹脂製等と
することが可能となり、さらに、負圧ポンプの振動が直
接ベルトカバーに伝達されることを回避できる。
【0011】また、請求項2に記載のように、燃料噴射
ポンプとタイミングベルトを挟んだ反対側で且つ該燃料
噴射ポンプよりも高い位置に、負圧ポンプを設定するこ
とで、比較的スペース的に余裕のあるトランスミッショ
ン上方の空間を利用できる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を、図1〜図4の図面に基づ
いて説明する。まず構成を説明すると、図示しないクラ
ンク軸の出力側端部は、エンジンシリンダブロックから
突出していて、この出力側端部にフライホィールが取り
付けられ、クラッチ機構CL等を介してトランスミッシ
ョンTMに連結されて、該トランスミッションを駆動す
るように構成されている。
【0013】また、エンジンのシリンダヘッド1には、
各気筒における吸・排気弁を開閉作動するためのカム軸
2が上記クランク軸と平行に軸支されている。上記クラ
ンク軸の出力側とは反対の軸端部に取り付けた小径のス
プロケットと上記カム軸2の軸端部に取り付けた大径の
スプロケットとの間に無端環状のチェーンが巻き掛けら
れて、クランク軸からカム軸2が駆動される。
【0014】また、燃料噴射ポンプ3は、その入力軸を
トランスミッション側に向くようにして配置され、エン
ジンシリンダブロックの側面のトランスミッション側に
近い部位に固定された燃料噴射ポンプブラケット4に固
定されている。そして、燃料噴射ポンプ3の入力軸3a
には、タイミングプーリ6が取り付けられている。上記
カム軸2のトランスミッション側の軸端部は、シリンダ
ヘッドから後方に突出していて、この軸端部にタイミン
グプーリ5が取り付けられている。カム軸2のタイミン
グプーリ5と上記燃料噴射ポンプ3の入力軸3aのタイ
ミングプーリ6には、無端環状のタイミングベルト7が
巻き掛けられ、もってカム軸2から燃料噴射ポンプ3を
駆動可能としている。
【0015】また、タイミングプーリ5,6に挟まれた
中間部に位置して、上記燃料噴射ポンプブラケット4に
は、スペーサとしての複数のスタッドボルト8が、タイ
ミングベルト7と干渉しない位置でトランスミッション
側へ突設され、その複数のスタッドボルト8の先端部に
負圧ポンプ10が固定されている。即ち、負圧ポンプ1
0は、上記燃料噴射ポンプ3とはタイミングベルト7を
挟んだ反対側に配設され、その入力軸10aは、シリン
ダヘッド1に向かって突出させた状態で上記燃料噴射ポ
ンプ3の入力軸と平行に配設され、小径のタイミングプ
ーリ11が取り付けられ、そのタイミングプーリ11
も、上記タイミングベルト7に巻き掛けられて、カム軸
2から負圧ポンプ10へ動力伝達が可能となっている。
【0016】なお、12はテンションプーリであって、
タイミングベルト7の張力を調整するためのものであ
る。また、上記タイミングベルト7を覆うようにベルト
カバー13が取り付けられ、バックプレート9を介して
シリンダヘッド1に固定されると共に負圧ポンプ10が
突出可能な係合穴13aが開設されていて、その係合穴
13aに負圧ポンプ10が挿嵌状態となっている。
【0017】上記実施例の構成においては、クランク軸
の回転が、チェーンを介してカム軸2に伝達され、さら
に、カム軸2の回転が、タイミングベルト7を介して燃
料噴射ポンプ3及び負圧ポンプ10に伝達される。上記
のように、燃料噴射ポンプブラケット4からスタッドボ
ルト8を突出させて負圧ポンプ10を取り付ける構造と
することによって、シリンダヘッド1の形状等を変更す
ることなく、しかも燃料噴射ポンプブラケット4を変更
するだけで、負圧ポンプ10が取り付けられ、かつ、負
圧ポンプ10の取付けに要求される強度や剛性を確保で
きる。
【0018】このため、コスト的に有利であると共に、
負圧ポンプ取付けのために必要な部材が小さくなり重量
的にも有利となる。また、上記のように、負圧ポンプ1
0の入力軸10aに嵌着するタイミングプーリ11の径
を小さく設定することで、該負圧ポンプ10の入力軸1
0aの回転数が増速されるので、必要とされるポンプ容
量に対して該負圧ポンプ10の本体を小型化することが
できる。
【0019】また、負圧ポンプ10はベルトカバー13
に支持されていないので、ベルトカバー13に負圧ポン
プ10の振動が直接伝達されることがない。このため、
負圧ポンプ10の振動によって直接ベルトカバー13が
振動して騒音を発生することが回避される。また、負圧
ポンプ10の取付け場所を、燃料噴射ポンプ3とタイミ
ングベルト7を挟んた反対側で、かつ、該燃料噴射ポン
プ3よりも高い位置に配設することで、比較的スペース
に余裕があるトランスミッションの上方に該負圧ポンプ
10が配置されて、搭載性が向上する。
【0020】なお、上記実施例では、負圧ポンプ10の
位置を燃料噴射ポンプ3よりも高い位置に設定するため
に燃料噴射ポンプブラケット4を上方に延ばしたが、該
負圧ポンプ10の設置位置に合わせて燃料噴射ポンプブ
ラケット4を側方に延ばすなどしてもよい。また、上記
実施例では、スペーサとしてのスタッドボルト8の先端
部に直接、負圧ポンプ10を取り付けているが、該スタ
ッドボルト8に取付けプレートを固定し、その取付けプ
レートに負圧ポンプ10を固定するなどしてもよい。
【0021】また、上記実施例では、スペーサとしてス
タッドボルト8を使用しているが、予め該スペーサを燃
料噴射ポンプブラケット4と一体成形して形成しておく
など、スタッドボルト8に限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の車両
用エンジン駆動式負圧ポンプ装置の取付け構造では、負
圧ポンプ取付けに要求される強度や剛性を確保しつつ、
少ない部材を介して負圧ポンプがエンジンに固定可能と
なるので、重量やコストの面で有利となる。
【0023】また、負圧ポンプへの動力伝達がベルト伝
導であるので、プーリの径を設定変更することで負圧ポ
ンプの回転数を増速可能となる。これによって、要求さ
れるポンプ容量に対して負圧ポンプを小型化することが
できる。また、負圧ポンプの取付け位置をベルトカバー
に該負圧ポンプを支持させた場合と同様な位置に設定可
能となる。このとき、負圧ポンプの振動を直接ベルトカ
バーに伝達することを回避可能であり、また、ベルトカ
バーを従来通り樹脂等の軽量部材で構成させることがで
きる。
【0024】また、請求項2に記載のように負圧ポンプ
装置を取り付けると、タイミングベルトを挟んで燃料噴
射ポンプと反対側の位置で、かつ、比較的スペース的に
余裕のあるトランスミッションの上方に負圧ポンプを配
設可能となり、搭載性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の燃料噴射ポンプブラケッ
トへの負圧ポンプの取付けを示す断面図である。
【図2】本発明に係る実施例の車両用エンジン駆動式負
圧ポンプ装置の取付け構造での各部材の関係を示すトラ
ンスミッション側からの図である。
【図3】本発明に係る実施例の車両用エンジン駆動式負
圧ポンプ装置の取付け構造での各部材の関係を示す側面
図である。
【図4】本発明に係る実施例の車両用エンジン駆動式負
圧ポンプ装置の取付け構造での各部材の関係を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 カム軸 3 燃料噴射ポンプ 4 燃料噴射ポンプブラケット 5 タイミングプーリ 6 タイミングプーリ 7 タイミングベルト 8 スタッドボルト(スペーサ) 10 負圧ポンプ 11 タイミングプーリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸・排気弁用カム軸、及び各気筒に対す
    る燃料噴射ポンプを備え、上記燃料噴射ポンプを、その
    入力軸をトランスミッション側に向けた状態でエンジン
    のシリンダブロック側面に固定した燃料噴射ポンプブラ
    ケットを介して固定し、その燃料噴射ポンプの入力軸と
    上記カム軸の軸端部とに、タイミングベルトを巻き掛け
    てベルト駆動する燃料噴射式のエンジンにおいて、 上記燃料噴射ポンプブラケットのトランスミッション側
    にスペーサを設け、このスペーサの先端部側に負圧ポン
    プを配設すると共に、その負圧ポンプの入力軸を、上記
    タイミングベルトに巻き掛けてベルト駆動するようにし
    たことを特徴とする車両用エンジン駆動式負圧ポンプ装
    置の取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記負圧ポンプの配設位置を、燃料噴射
    ポンプの設置位置よりも高い位置に設定したことを特徴
    とする請求項1に記載の車両用エンジン駆動式負圧ポン
    プ装置の取付け構造。
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