JPH0518264A - エンジンの補機駆動装置 - Google Patents
エンジンの補機駆動装置Info
- Publication number
- JPH0518264A JPH0518264A JP17410791A JP17410791A JPH0518264A JP H0518264 A JPH0518264 A JP H0518264A JP 17410791 A JP17410791 A JP 17410791A JP 17410791 A JP17410791 A JP 17410791A JP H0518264 A JPH0518264 A JP H0518264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- transmission
- auxiliary machine
- chain
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 補機のコンパクトな配置を確保しつつ、補機
駆動系の軸の長さを十分に長くとって駆動源であるエン
ジンからのねじり変動を低減し、また、排気熱による補
機の熱害を防ぐ。 【構成】 エンジン１は後方スラントで、かつ後方排気
とし、また、並列配置のトランスミッション４を一体に
設ける。また、ミッションケースのエンジン長手方向後
方側にクラッチケース８を連結し、このクラッチケース
８の後方に、クラッチ部から変速部へ駆動力を伝達する
ためのチェーンを配置するチェーンケース９を設ける。
そして、チェーンケース９の上面にオルタネータ１２を
取り付け、その駆動軸１３をエンジンのフロント面まで
延設し、駆動軸１３の先端にスプロケット１５を設け
て、主機側タイミング機構のチェーンから駆動力を取り
出す。
駆動系の軸の長さを十分に長くとって駆動源であるエン
ジンからのねじり変動を低減し、また、排気熱による補
機の熱害を防ぐ。 【構成】 エンジン１は後方スラントで、かつ後方排気
とし、また、並列配置のトランスミッション４を一体に
設ける。また、ミッションケースのエンジン長手方向後
方側にクラッチケース８を連結し、このクラッチケース
８の後方に、クラッチ部から変速部へ駆動力を伝達する
ためのチェーンを配置するチェーンケース９を設ける。
そして、チェーンケース９の上面にオルタネータ１２を
取り付け、その駆動軸１３をエンジンのフロント面まで
延設し、駆動軸１３の先端にスプロケット１５を設け
て、主機側タイミング機構のチェーンから駆動力を取り
出す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの補機駆動装置
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両用等のエンジンにおいて、エンジン
本体に対しトランスミッションを並列に配置しかつエン
ジンとトランスミッションを一体化することによってエ
ンジンユニットのコンパクト化を図ることは従来から行
われている。そして、このようなミッション一体型のエ
ンジンにおいては、オルタネータ等の補機およびその駆
動装置は、例えばトランスミッションの前方あるいは上
方中央のデッドスペースに配置することによってコンパ
クト化を確保するようにされている。特開平１−２８５
６２４号公報に記載された自動車用エンジンユニットは
上記のような補機配置の一例である。
本体に対しトランスミッションを並列に配置しかつエン
ジンとトランスミッションを一体化することによってエ
ンジンユニットのコンパクト化を図ることは従来から行
われている。そして、このようなミッション一体型のエ
ンジンにおいては、オルタネータ等の補機およびその駆
動装置は、例えばトランスミッションの前方あるいは上
方中央のデッドスペースに配置することによってコンパ
クト化を確保するようにされている。特開平１−２８５
６２４号公報に記載された自動車用エンジンユニットは
上記のような補機配置の一例である。
【０００３】また、一般にエンジンの駆動力によりベル
トとかチェーンを介して補機を駆動する場合に、駆動源
であるエンジンの角速度変動によるねじり変動が問題と
なるが、このねじり変動を低減する手段として、例えば
実開昭６２−７４１３９号公報に記載されているよう
に、補機駆動系にスパンの長い中間軸を介在させたもの
も提案されている。
トとかチェーンを介して補機を駆動する場合に、駆動源
であるエンジンの角速度変動によるねじり変動が問題と
なるが、このねじり変動を低減する手段として、例えば
実開昭６２−７４１３９号公報に記載されているよう
に、補機駆動系にスパンの長い中間軸を介在させたもの
も提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】トランスミッションを
含むエンジンユニットのコンパクト化を図るためには、
上記のような補機およびその駆動装置のコンパクトな配
置が必要であるが、例えば並列配置のトランスミッショ
ンを一体化したエンジンにおいて従来のようにトランス
ミッションの前方あるいは上方中央に補機を配置し、エ
ンジンの前方側から補機駆動力を取り出すようにしたの
では、上記のように補機駆動系の軸を長くしてねじり振
動を低減するということはできない。また、トランスミ
ッションの上方に補機を配置する場合に、実質的な突出
量を小さくして補機をコンパクトに配置するためには、
できるだけエンジンの背面に配置せざるを得ないのが普
通であるが、それだと、車両に横置きで搭載され車両進
行方向の後方側から排気を行う後方排気型のエンジンの
場合に、排気熱によって補機が熱害を受けるという問題
が発生する。
含むエンジンユニットのコンパクト化を図るためには、
上記のような補機およびその駆動装置のコンパクトな配
置が必要であるが、例えば並列配置のトランスミッショ
ンを一体化したエンジンにおいて従来のようにトランス
ミッションの前方あるいは上方中央に補機を配置し、エ
ンジンの前方側から補機駆動力を取り出すようにしたの
では、上記のように補機駆動系の軸を長くしてねじり振
動を低減するということはできない。また、トランスミ
ッションの上方に補機を配置する場合に、実質的な突出
量を小さくして補機をコンパクトに配置するためには、
できるだけエンジンの背面に配置せざるを得ないのが普
通であるが、それだと、車両に横置きで搭載され車両進
行方向の後方側から排気を行う後方排気型のエンジンの
場合に、排気熱によって補機が熱害を受けるという問題
が発生する。
【０００５】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、補機のコンパクトな配置を確保しつつ、補機
駆動系の軸の長さを十分に長くとって駆動源であるエン
ジンからのねじり変動を低減することのできるエンジン
の補機駆動装置を得ることを目的とする。
であって、補機のコンパクトな配置を確保しつつ、補機
駆動系の軸の長さを十分に長くとって駆動源であるエン
ジンからのねじり変動を低減することのできるエンジン
の補機駆動装置を得ることを目的とする。
【０００６】また、本発明は、コンパクトな配置とねじ
り変動の低減を実現しつつ熱害を防ぐことのできるエン
ジンの補機駆動装置を得ることを目的とする。
り変動の低減を実現しつつ熱害を防ぐことのできるエン
ジンの補機駆動装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジン本体
に対しトランスミッションを並列に配置したエンジンに
おいて、トランスミッションのクラッチ部をエンジン長
手方向の後方側に配置するとともに、クラッチ部の後方
にクラッチ部からトランスミッションの変速部へ駆動力
を伝達するためのチェーンを配置するチェーンケースを
設け、このチェーンケースの上にエンジンの補機を配置
し、この補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方側まで
延設して、その前方側の端部にスプロケットを設けるこ
とにより、補機のコンパクトな配置とねじり変動の低減
を達成したものである。
に対しトランスミッションを並列に配置したエンジンに
おいて、トランスミッションのクラッチ部をエンジン長
手方向の後方側に配置するとともに、クラッチ部の後方
にクラッチ部からトランスミッションの変速部へ駆動力
を伝達するためのチェーンを配置するチェーンケースを
設け、このチェーンケースの上にエンジンの補機を配置
し、この補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方側まで
延設して、その前方側の端部にスプロケットを設けるこ
とにより、補機のコンパクトな配置とねじり変動の低減
を達成したものである。
【０００８】また、本発明は、エンジン長手方向が車両
進行方向に対し直角でかつ進行方向後方側に排気ポート
が位置するよう横置きで搭載される後方排気型のエンジ
ンにおいて、エンジン長手方向後方でトランスミッショ
ンの上にエンジンの補機を配置し、この補機の駆動軸を
エンジン長手方向の前方側まで延設して、その前方側の
端部にスプロケットを設けることにより、ねじり変動の
低減と熱害の防止を達成した。
進行方向に対し直角でかつ進行方向後方側に排気ポート
が位置するよう横置きで搭載される後方排気型のエンジ
ンにおいて、エンジン長手方向後方でトランスミッショ
ンの上にエンジンの補機を配置し、この補機の駆動軸を
エンジン長手方向の前方側まで延設して、その前方側の
端部にスプロケットを設けることにより、ねじり変動の
低減と熱害の防止を達成した。
【０００９】また、本発明に係るエンジンの補機駆動装
置は、エンジン本体に対しトランスミッションを並列に
配置したエンジンにおいて、トランスミッションのクラ
ッチ部をエンジン長手方向の後方側に配置するととも
に、クラッチ部とトランスミッションの変速部との間に
クラッチ部から変速部へ駆動力を伝達するためのチェー
ンを配置するチェーンケースを設けて、そのチェーンケ
ースの上にエンジンの補機を配置し、この補機の駆動軸
をエンジン長手方向の前方側まで延設して、その前方側
の端部にスプロケットを設けるようにすることにより、
やはり補機のコンパクトな配置とねじり変動の低減を達
成し、併せて補機搭載性の自由度を高めた。
置は、エンジン本体に対しトランスミッションを並列に
配置したエンジンにおいて、トランスミッションのクラ
ッチ部をエンジン長手方向の後方側に配置するととも
に、クラッチ部とトランスミッションの変速部との間に
クラッチ部から変速部へ駆動力を伝達するためのチェー
ンを配置するチェーンケースを設けて、そのチェーンケ
ースの上にエンジンの補機を配置し、この補機の駆動軸
をエンジン長手方向の前方側まで延設して、その前方側
の端部にスプロケットを設けるようにすることにより、
やはり補機のコンパクトな配置とねじり変動の低減を達
成し、併せて補機搭載性の自由度を高めた。
【００１０】
【作用】トランスミッション並列配置のエンジンにおい
て、クラッチ部がエンジン長手方向の後方側に配置さ
れ、そのさらに後方にチェーンケースが設けられたこと
により、エンジンの後方側でチェーンケースの上方に一
定のくぼみが生じる。そして、このくぼみを利用して補
機を配置することにより、エンジン長手方向の後方には
み出しながらも、出っ張りを小さく抑えてコンパクトに
補機を配置することが可能となる。しかも、この位置か
ら補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方側まで延設し
前方側の端部にスプロケットを設けることによって、補
機駆動軸の長さが十分に確保されエンジンからのねじり
変動が低減される。また、上記のようにトランスミッシ
ョンの部分でありながらチェーンケース上という比較的
低い位置に補機が配置されることにより、補機駆動軸を
シリンダヘッドとシリンダブロックとの合わせ面に近い
位置に配置でき、そのため、上記スプロケットをエンジ
ン前端のタイミングチェーンを覆うチェーンケースに無
理なく収めることができる。
て、クラッチ部がエンジン長手方向の後方側に配置さ
れ、そのさらに後方にチェーンケースが設けられたこと
により、エンジンの後方側でチェーンケースの上方に一
定のくぼみが生じる。そして、このくぼみを利用して補
機を配置することにより、エンジン長手方向の後方には
み出しながらも、出っ張りを小さく抑えてコンパクトに
補機を配置することが可能となる。しかも、この位置か
ら補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方側まで延設し
前方側の端部にスプロケットを設けることによって、補
機駆動軸の長さが十分に確保されエンジンからのねじり
変動が低減される。また、上記のようにトランスミッシ
ョンの部分でありながらチェーンケース上という比較的
低い位置に補機が配置されることにより、補機駆動軸を
シリンダヘッドとシリンダブロックとの合わせ面に近い
位置に配置でき、そのため、上記スプロケットをエンジ
ン前端のタイミングチェーンを覆うチェーンケースに無
理なく収めることができる。
【００１１】また、後方排気型のエンジンにおいては、
エンジン長手方向後方でトランスミッションの例えばチ
ェーンケースの上にエンジンの補機が配置され、この補
機の駆動軸がエンジン長手方向の前方側まで延設されて
前方側の端部にスプロケットが設けられることにより、
コンパクトな配置が実現され、補機駆動軸の長さが十分
に確保されてねじり変動が低減されるとともに、補機に
走行風が当たりやすくなるため熱害が防止される。
エンジン長手方向後方でトランスミッションの例えばチ
ェーンケースの上にエンジンの補機が配置され、この補
機の駆動軸がエンジン長手方向の前方側まで延設されて
前方側の端部にスプロケットが設けられることにより、
コンパクトな配置が実現され、補機駆動軸の長さが十分
に確保されてねじり変動が低減されるとともに、補機に
走行風が当たりやすくなるため熱害が防止される。
【００１２】また、トランスミッション並列配置のエン
ジンにおいて、トランスミッションの変速部とエンジン
長手方向後方側に設けられたクラッチ部との間にチェー
ンケースが配設された場合でも、このチェーンケースの
上にエンジンの補機を配置することができ、また、やは
り補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方側まで延設し
て前方側の端部にスプロケットを設けることができて、
コンパクトな配置とねじり変動の低減が達成される。
ジンにおいて、トランスミッションの変速部とエンジン
長手方向後方側に設けられたクラッチ部との間にチェー
ンケースが配設された場合でも、このチェーンケースの
上にエンジンの補機を配置することができ、また、やは
り補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方側まで延設し
て前方側の端部にスプロケットを設けることができて、
コンパクトな配置とねじり変動の低減が達成される。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１４】図１は本発明の一実施例に係るエンジンを
フロント面より見た側面図、図２は同エンジンを図１の
矢印Ａ方向から見た背面図、図３は同エンジンをリヤ面
から見た側面図である。
フロント面より見た側面図、図２は同エンジンを図１の
矢印Ａ方向から見た背面図、図３は同エンジンをリヤ面
から見た側面図である。
【００１５】この実施例において、エンジン１のシリン
ダブロックは、アッパブロック２とベアリングキャップ
一体型のロアブロック３とに上下２分割され、また、こ
れらアッパブロック２とロアブロック３はそれぞれ後方
（傾斜側）に延設され、その延設部２ａ，３ａにより、
エンジン１本体に対し並列配置とされたトランスミッシ
ョン４の変速部を配置するケーシング（ミッションケー
ス）が形成されている。そして、上記アッパブロック２
の上端にはシリンダヘッド５が締結され、シリンダヘッ
ド５の上部にはヘッドカバー６が密封状態で取り付けら
れている。また、ロアブロック３の下端にはオイルパン
７が取り付けられている。
ダブロックは、アッパブロック２とベアリングキャップ
一体型のロアブロック３とに上下２分割され、また、こ
れらアッパブロック２とロアブロック３はそれぞれ後方
（傾斜側）に延設され、その延設部２ａ，３ａにより、
エンジン１本体に対し並列配置とされたトランスミッシ
ョン４の変速部を配置するケーシング（ミッションケー
ス）が形成されている。そして、上記アッパブロック２
の上端にはシリンダヘッド５が締結され、シリンダヘッ
ド５の上部にはヘッドカバー６が密封状態で取り付けら
れている。また、ロアブロック３の下端にはオイルパン
７が取り付けられている。
【００１６】上記エンジン１は、正面を車体進行方向の
前方（図１で左）に向けて、かつ上記のように後方に傾
斜した格好で車体のエンジンルームに横置きで搭載され
るもの（後方スラントエンジン）であり、かつ、後方排
気であって、吸気ポートは車体進行方向の前方側に位置
し、排気ポートは後方側に位置する。また、トランスミ
ッション４の変速部が配置される上記ミッションケース
には、エンジン長手方向（図２の左右方向）の後方側に
エンジン１の駆動力をトランスミッション４に伝達する
ためのクラッチ部を配置するクラッチケース８が連結さ
れ、該クラッチケース８には、さらにその後方に、クラ
ッチ部からトランスミッション４の上記変速部へ駆動力
を伝達するためのチェーンを配置するチェーンケース９
が一体形成され、その後端面にチェーンケースカバー１
０が締結されている。そして、上記チェーンケース９の
上面には、エンジン１に対し車体進行方向の後方側にオ
フセットした位置にブラケット１１ａ，１１ｂを介して
オルタネータ１２が取り付けられ、このオルタネータ１
２の駆動軸１３は、エンジン１の背面側でシリンダヘッ
ド５とアッパブロック２との合わせ面に近接した位置を
該合わせ面に平行にエンジン長手方向の前方側端面（フ
ロント面）まで延設され、その駆動軸１３の前端側は軸
受部１４に支承され、先端にはスプロケット１５が設け
られている。
前方（図１で左）に向けて、かつ上記のように後方に傾
斜した格好で車体のエンジンルームに横置きで搭載され
るもの（後方スラントエンジン）であり、かつ、後方排
気であって、吸気ポートは車体進行方向の前方側に位置
し、排気ポートは後方側に位置する。また、トランスミ
ッション４の変速部が配置される上記ミッションケース
には、エンジン長手方向（図２の左右方向）の後方側に
エンジン１の駆動力をトランスミッション４に伝達する
ためのクラッチ部を配置するクラッチケース８が連結さ
れ、該クラッチケース８には、さらにその後方に、クラ
ッチ部からトランスミッション４の上記変速部へ駆動力
を伝達するためのチェーンを配置するチェーンケース９
が一体形成され、その後端面にチェーンケースカバー１
０が締結されている。そして、上記チェーンケース９の
上面には、エンジン１に対し車体進行方向の後方側にオ
フセットした位置にブラケット１１ａ，１１ｂを介して
オルタネータ１２が取り付けられ、このオルタネータ１
２の駆動軸１３は、エンジン１の背面側でシリンダヘッ
ド５とアッパブロック２との合わせ面に近接した位置を
該合わせ面に平行にエンジン長手方向の前方側端面（フ
ロント面）まで延設され、その駆動軸１３の前端側は軸
受部１４に支承され、先端にはスプロケット１５が設け
られている。
【００１７】エンジン１のフロント面には、クランク軸
側の駆動スプロケット１６とシリンダヘッド５に支持さ
れたアイドルスプロケット１７の間に巻き掛ける減速用
のチェーン１８と、アイドルスプロケット１７から吸気
カム軸および排気カム軸のそれぞれの被駆動スプロケッ
ト１９，２０の間に巻き掛けられるタイミングチェーン
２１を配置するタイミングチェーン室２２が形成されて
いる。そして、このタイミングチェーン室２２の膨らみ
部に上記駆動軸１３先端のスプロケット１５が配置さ
れ、このスプロケット１５に上記減速用のチェーン１８
を介し駆動力が伝達されるよう構成されている。上記タ
イミングチェーン室２２は、全体がチェーンカバー２３
によって覆われる。
側の駆動スプロケット１６とシリンダヘッド５に支持さ
れたアイドルスプロケット１７の間に巻き掛ける減速用
のチェーン１８と、アイドルスプロケット１７から吸気
カム軸および排気カム軸のそれぞれの被駆動スプロケッ
ト１９，２０の間に巻き掛けられるタイミングチェーン
２１を配置するタイミングチェーン室２２が形成されて
いる。そして、このタイミングチェーン室２２の膨らみ
部に上記駆動軸１３先端のスプロケット１５が配置さ
れ、このスプロケット１５に上記減速用のチェーン１８
を介し駆動力が伝達されるよう構成されている。上記タ
イミングチェーン室２２は、全体がチェーンカバー２３
によって覆われる。
【００１８】なお、上記実施例ではミッションケースの
後方側にクラッチケースを連結し、クラッチケースのさ
らに後方にチェーンケースを配置したものを説明した
が、クラッチケースに対し変速部側にチェーンケースを
設けることもでき、その場合に、オルタネータはクラッ
チケースの内側でチェーンケースの上に配置するように
できる。
後方側にクラッチケースを連結し、クラッチケースのさ
らに後方にチェーンケースを配置したものを説明した
が、クラッチケースに対し変速部側にチェーンケースを
設けることもでき、その場合に、オルタネータはクラッ
チケースの内側でチェーンケースの上に配置するように
できる。
【００１９】また、上記チェーンケースの上に配置する
補機は、オルタネータ以外のものであってもよい。
補機は、オルタネータ以外のものであってもよい。
【００２０】本発明は上記実施例におけるような後方ス
ラントエンジンに限られるものではなく、トランスミッ
ション並列型のエンジンに限られるものでもない。
ラントエンジンに限られるものではなく、トランスミッ
ション並列型のエンジンに限られるものでもない。
【００２１】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、補機のコンパクトな配置を確保しつつ、補機駆動系
の軸の長さを十分に確保して駆動源からのねじり変動を
低減することができる。
で、補機のコンパクトな配置を確保しつつ、補機駆動系
の軸の長さを十分に確保して駆動源からのねじり変動を
低減することができる。
【００２２】また、特に後方排気型のエンジンにおいて
は、コンパクトで、かつ、ねじり変動を低減できるよう
な配置を実現しつつ、補機に走行風を直接当てることに
よって排気熱による熱害を防ぐようにできる。
は、コンパクトで、かつ、ねじり変動を低減できるよう
な配置を実現しつつ、補機に走行風を直接当てることに
よって排気熱による熱害を防ぐようにできる。
【図１】本発明の一実施例に係るエンジンをフロント面
より見た側面図
より見た側面図
【図２】同実施例に係るエンジンを図１の矢印Ａ方向か
ら見た背面図
ら見た背面図
【図３】同実施例に係るエンジンをリヤ面から見た側面
図
図
１ エンジン
４ トランスミッション
８ クラッチケース
９ チェーンケース
１２ オルタネータ
１３ 駆動軸
１５ スプロケット
Claims (3)
- 【請求項１】 エンジン本体に対しトランスミッション
を並列に配置したエンジンにおいて、前記トランスミッ
ションのクラッチ部をエンジン長手方向の後方側に配置
するとともに、前記クラッチ部の後方に該クラッチ部か
ら前記トランスミッションの変速部へ駆動力を伝達する
ためのチェーンを配置するチェーンケースを設け、前記
チェーンケースの上に該エンジンの補機を配置し、前記
補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方側まで延設し
て、その前方側の端部にスプロケットを設けたことを特
徴とするエンジンの補機駆動装置。 - 【請求項２】 エンジン長手方向が車両進行方向に対し
直角でかつ進行方向後方側に排気ポートが位置するよう
横置きで搭載される後方排気型のエンジンにおいて、エ
ンジン長手方向後方でトランスミッションの上に該エン
ジンの補機を配置し、前記補機の駆動軸をエンジン長手
方向の前方側まで延設して、その前方側の端部にスプロ
ケットを設けたことを特徴とするエンジンの補機駆動装
置。 - 【請求項３】 エンジン本体に対しトランスミッション
を並列に配置したエンジンにおいて、前記トランスミッ
ションのクラッチ部をエンジン長手方向の後方側に配置
するとともに、前記クラッチ部と前記トランスミッショ
ンの変速部との間に前記クラッチ部から前記変速部へ駆
動力を伝達するためのチェーンを配置するチェーンケー
スを設け、前記チェーンケースの上に該エンジンの補機
を配置し、前記補機の駆動軸をエンジン長手方向の前方
側まで延設して、その前方側の端部にスプロケットを設
けたことを特徴とするエンジンの補機駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17410791A JPH0518264A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | エンジンの補機駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17410791A JPH0518264A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | エンジンの補機駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518264A true JPH0518264A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15972774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17410791A Pending JPH0518264A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | エンジンの補機駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518264A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2977195A1 (fr) * | 2011-06-30 | 2013-01-04 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Architecture d'une chaine cinematique d'un groupe de motorisation equipant un vehicule automobile a propulsion hybride |
| FR2977196A1 (fr) * | 2011-06-30 | 2013-01-04 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Architecture d'une chaine cinematique d'un groupe de motorisation equipant un vehicule automobile a propulsion hybride |
| JP2015203326A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | スズキ株式会社 | エンジンのオイルフィルタ取付構造 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP17410791A patent/JPH0518264A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2977195A1 (fr) * | 2011-06-30 | 2013-01-04 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Architecture d'une chaine cinematique d'un groupe de motorisation equipant un vehicule automobile a propulsion hybride |
| FR2977196A1 (fr) * | 2011-06-30 | 2013-01-04 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Architecture d'une chaine cinematique d'un groupe de motorisation equipant un vehicule automobile a propulsion hybride |
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