JP5045887B2 - エンジンのチェーンケース構造 - Google Patents

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本発明は、エンジンを支持するマウントブラケットを取り付けるためのマウント取付部を形成して成るチェーンケースの構造に関するものである。
車両用エンジンは、マウントブラケット及び防振ゴムを介して車体に支持されるが、マウントブラケットを取り付けるためのマウント取付部をオイルポンプケースに設けたり、フロントカバーに設ける構成が提案されている(特許文献1,2参照)。
又、動弁機構を構成する吸・排気カムシャフトを駆動するタイミングチェーンを覆うチェーンケースにマウント取付部を一体に形成することも行われている。
特開2001−199248号公報 特開平5−203019号公報
しかしながら、チェーンケースにマウント取付部を一体に形成した場合、マウント取付部をチェーンケースの中央部に配置すると、エンジンからマウント取付部に作用する荷重でチェーンケースの中央部が振動して騒音が発生するという問題があった。
そこで、従来はチェーンケースの中央部にエンジン本体に接合されるボス部を形成し、このボス部をボルトによってエンジン本体に締結してチェーンケースの振動を抑える方法や、チェーンケースに形成されたマウント取付部の外周部をチェーンケースと共にエンジン本体のフランジ部に締結することによってチェーンケースの振動を抑える方法が採られていた。
ところが、上記前者の方法では、締結点が増加してチェーンケースの生産性が低下するという問題が発生し、後者の方法では、マウント取付部が大型化して周辺部品のレイアウトに制限を加えるという問題が発生していた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、チェーンケースの中央部にエンジン本体への締結部を設けることなくマウント取付部周辺の面剛性を高めてチェーンケースの振動とこれによって発生する騒音を低く抑えるとともに、チェーンケースの生産性の向上を図ることができるエンジンのチェーンケース構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、シリンダ軸線を鉛直線に対して所定角度傾斜させた状態でエンジン本体を車両に搭載し、該エンジン本体のクランク軸方向一端部にチェーンケースを取り付け、
該チェーンケースには、その外周縁に複数本のボルトによって当該チェーンケースを前記エンジン本体に締結するための左右一対のフランジを形成するとともに、該フランジ同士を連絡するする連絡壁に、エンジンを支持するマウントブラケットを取り付けるためのマウント取付部を形成して成るエンジンのチェーンケース構造において、
前記チェーンケースのフランジに、チェーンケースの中央部に向かって窪む一対の凹部を形成し、
該凹部のうちシリンダ傾斜側の一方に当該チェーンケースを前記エンジン本体に締結するためのボルトが挿通するボス部を形成し、
一対の前記凹部の間に前記マウント取付部を配設し、該マウント取付部の一側を前記ボス部が形成された一方の前記凹部に沿わせ、
該マウント取付部に作用するエンジンの重量を一方の前記凹部で受けるよう前記マウント取付部のマウントブラケット取付面を鉛直方向で一方の前記凹部と重なる位置に配置するとともに、前記マウント取付部の他側を他方の前記凹部まで延ばしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記マウント取付部の下側部に、一方の前記凹部に形成された前記ボス部に連結された傾斜面又はリブを形成したことを特徴とする。
本発明によれば、チェーンケースのフランジに形成された一対の凹部間の部分は、幅寸法が短くて左右がフランジによって補強されるために該チェーンケースのうちで変形しにくい部分であり、この部分にマウント取付部を配設したため、チェーンケースの振動とこれによって発生する騒音を低く抑えることができる。そして、マウント取付部の一側をボス部が形成された側の一方の凹部に沿わせたため、該マウント取付部の一側に作用するエンジンの重量の一部を一方の凹部で効果的に受けることができる。
又、マウント取付部のマウントブラケット取付面を鉛直方向で一方の凹部と重なる位置に配置するとともに、マウント取付部の他方の凹部まで延ばしたため、マウント取付部に作用するエンジンの重量を一方の凹部で受けることができ、チェーンケースのマウント取付部の下方部分の変形を防ぐことができる。
従って、チェーンケースの中央部にエンジン本体への締結部を設けることなくマウント取付部周辺の面剛性を高めてチェーンケースの振動とこれによって発生する騒音を低く抑えることができる。又、チェーンケースの中央部にエンジン本体への締結部を設ける必要がないため、該チェーンケースの生産性が高められる。
請求項2記載の発明によれば、マウント取付部の下側部に、一方の凹部に形成されたボス部に連結された傾斜面又はリブを形成したため、傾斜面又はリブによってチェーンケースのマウント取付部の下側部の剛性が高められ、チェーンケースの振動とこれによって発生する騒音が一層低く抑えられる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
先ず、本発明に係るチェーンケース構造を備えたエンジンの基本構成を図1〜図4に基づいて説明する。
図1はエンジンの右側面図、図2は同エンジンの正面図、図3は同エンジンの平面図、図4は同エンジンのヘッドカバーとチェーンケースを取り外して示す斜視図であり、図示のエンジン1は、車両用のDOHC直列4気筒エンジンであって、クランクシャフト2を車両の左右方向(図1の紙面垂直方向)に配するとともに、図1に示すように、シリンダ軸線Lを鉛直線Nに対して図示の角度θだけ車両の前方に傾斜させた状態で車両に搭載される。
図1及び図4に示すように、前記クランクシャフト2は、シリンダブロック3に回転可能に軸支されており、シリンダブロック3には不図示の4つのシリンダが車幅方向(図2の左右方向)に並設されている。尚、図示しないが、シリンダブロック3の各シリンダにはピストンがそれぞれ摺動可能に嵌挿されており、各ピストンはコンロッドを介して前記クランクシャフト2に連結されており、各ピストンのシリンダに沿う往復直線運動はコンロッドによってクランクシャフト2の回転運動に変換される。
又、シリンダブロック3の上面にはシリンダヘッド4が被着され、シリンダブロック3の下面にはオイルパン5が取り付けられており、シリンダヘッド4には各気筒毎に吸気ポートと排気ポート(何れも不図示)がそれぞれ形成されている。そして、シリンダヘッド4の吸気側端面(後端面)には、図1及び図3に示すように、前記吸気ポートに連なる吸気マニホールド6が接続されている。ここで、4本の吸気マニホールド6は集合してサージタンク7に接続されており、図示しないが、サージタンク7の上流側にはスロットルボディを介してエアクリーナが接続されている。
他方、シリンダヘッド4の排気側端面(前端面)には、図1〜図3に示すように、前記排気ポートに連なる排気マニホールド8が接続されており、4本の排気マニホールド8は集合して触媒コンバータ9に接続されている。そして、触媒コンバータ9には排気管10が接続されており、この排気管10は車体後方に向かって延び、その後端部は大気中に開口している。
ところで、シリンダヘッド4に各気筒毎に形成された前記吸気ポートと排気ポートは不図示の吸気バルブと排気バルブによってそれぞれ適当なタイミングで開閉され、これによって各シリンダ内で所要のガス交換がなされる。
而して、上記吸気バルブと排気バルブは、図4に示すように、シリンダヘッド4に回転可能に軸支された吸気カムシャフト11と排気カムシャフト12にそれぞれ一体に形成された吸気カム11aと排気カム12aによって開閉される。ここで、吸気カムシャフト11と排気カムシャフト12は、シリンダヘッド4の吸気側(車体後側)と排気側(車体前側)において左右方向に平行に配されており、これらの吸気カムシャフト11と排気カムシャフト12の右端部には吸気カムスプロケット13と排気カムスプロケット14がそれぞれ取り付けられている。
そして、図4に示すように、クランクシャフト2の右端部には小径のクランクスプロケット15が取り付けられており、このクランクスプロケット15と前記吸気カムスプロケット13及び排気カムスプロケット14には無端状のタイミングチェーン16が巻装されている。尚、シリンダヘッド4の上部にはヘッドカバー17が被着されており、このヘッドカバー17内に形成されたカム室内に吸気カムシャフト11と排気カムシャフト12及び吸気カムスプロケット13と排気カムスプロケット14等の一部が収容されている。
而して、クランクシャフト2の回転は、クランクスプロケット15、タイミングチェーン16、吸気カムスプロケット13と排気カムスプロケット14を経て減速されて吸気カムシャフト11と排気カムシャフト12にそれぞれ伝達され、これらの吸気カムシャフト11と排気カムシャフト12がクランクシャフト2の1/2の速度で回転駆動されることによって前述のように吸気バルブと排気バルブがそれぞれ適当なタイミングで開閉されて各シリンダ内で所要のガス交換がなされる。
ここで、タイミングチェーン16は、シリンブブロック3とシリンダヘッド4の各右端面に取り付けられたチェーンケース18によって覆われており、このチェーンケース18内において前記タイミングチェーン16がチェーンガイド19によってガイドされつつ、テンショナ20によって所定のテンションを付与された状態で回転するが、クランクシャフト2が図4の矢印方向(図4の時計方向)に回転するため、タイミングチェーン16も同方向に回転する。
ところで、本実施の形態では、吸気バルブの開閉タイミングをエンジン回転数等に応じて変化させる可変バルブタイミング機構(VVT)が設けられており、この可変バルブタイミング機構は、吸気カムシャフト11の一端に取り付けられたアクチュエータ21(図4参照)と、チェーンケース18の上部に取り付けられた油圧制御弁22(図1及び図2参照)を含んで構成されている。ここで、アクチュエータ21は、油圧によって作動して吸気カムシャフト11の回転位相を進角又は遅角するものであり、油圧制御弁22は、アクチュエータ21に供給するオイルを分配制御するためのものである。
又、図4に示すように、シリンダブロック3の吸気側にはウォータポンプハウジング23がシリンダブロック3の中央側(車体前方)に寄せて一体に形成されており、シリンダブロック3とシリンダヘッド4の右端面には、ウォータポンプハウジング23を避けて中間高さ部分が中央部に向かって凹状を成す一対のフランジ3A,3B及び4A,4Bがそれぞれ形成されている。これらのフランジ3A,3B及び4A,4Bは、前記チェーンケース18が被着される接合面を形成するものであって、これらには複数のネジ孔24が適当な間隔で形成されている。
シリンダブロック3に形成された前記ウォータポンプハウジング23には、補機である不図示のウォータポンプが収納されており、該ウォータポンプの入力軸25には図1に示すようにプーリ26が結着されている。又、図1に示すように、クランクシャフト2のチェーケース18の外方に突出する右端部には駆動プーリ27が結着されたおり、この駆動プーリ27と前記プーリ26には不図示の駆動ベルトが巻装されており、クランクシャフト2の回転は駆動プーリ27と不図示の駆動ベルト及びプーリ26を経てウォータポンプの入力軸25に伝達され、これによってウォータポンプが駆動される。
次に、本発明に係るチェーンケース18の構造を図5〜図8に基づいて説明する。
図5はチェーンケースの正面図、図6は同チェーンケースの側面図(図5の矢視A方向の図)、図7は同チェーンケースの平面図、図8は同チェーンケースの内面図である。
図5及び図8に示すように、チェーンケース18の外周縁には複数本のボルト28(図1参照)によって当該チェーンケース18をシリンダブロック3とシリンダヘッド4のフランジ3A,3B及び4A,4B(図4参照)に締結するための左右一対のフランジ18A,18Bが形成されている。これらのフランジ18A,18Bは、図4に示すシリンダブロック3とシリンダヘッド4にそれぞれ形成されたフランジ3A,3B及び4A,4Bと同形状を成しており、その中間高さ部分には、チェーンケース18の中央部に向かって窪む一対の凹部18a,18bが形成されており、これらの凹部18a,18b間のフランジ18A,18B同士を連絡する連絡壁の外面には、角錐台状のマウント取付部29が一体に突設されている。
上記マウント取付部29は、その上面がマウントブラケット取付面29aを構成しており、このマウントブラケット取付面29aは、図5に示すように、鉛直方向で一方の前記凹部18bの頂部18f及びその下側部18gと重なる位置に配置されている。そして、図6及び図7に示すように、マウント取付部29のマウントブラケット取付面29aには3つのネジ孔30が形成されており、マウントブラケット取付面29aには、図1〜図3に示すように、マウントブラケット31が前記ネジ孔30に螺着された3本のボルト32によって締結される。尚、エンジン1の1点は、マウントブラケット31と不図示の防振ゴムを介して車体に弾性支持され、他の2点も同様に不図示のマウントブラケットと防振ゴムを介して車体に弾性支持される。
又、本実施の形態では、図5に示すように、チェーンケース18のマウント取付部29の一側を一方の凹部18bの上端部18cに隣接させるとともに、一方の凹部18bに、当該チェーンケース18をシリンダブロック3に締結するボルト28(図1参照)が挿通するボス部18dを形成した。そして、図5及び図6に示すように、チェーンケース18のマウント取付部29の下側部に、前記ボス部18dに連結された傾斜面29bを形成している。尚、チェーンケース18のマウント取付部29の下側部には、傾斜面29bに代えてリブを形成しても良い。
更に、本実施の形態では、図8に示すように、チェーンケース18の内面に、前記ボス部18dと該ボス部18dに対向する他方の凹部18aとを連結するリブ18eを形成している。
而して、本実施の形態では、チェーンケース18のフランジ18A,18Bに形成された一対の凹部18a,18bの間の部分は、幅寸法が短くて左右がフランジ18A,18Bによって補強されるために該チェーンケース18のうちで変形しにくい部分であり、この部分にマウント取付部29を配設したため、チェーンケース18の振動とこれによって発生する騒音を低く抑えることができる。そして、マウント取付部29の一側を一方の凹部18bの上側部18cに隣接させたため、該マウント取付部29の一側に作用するエンジン1の重量の一部を凹部18bの上側部18cによって効果的に受けることができる。
又、マウント取付部29のマウントブラケット取付面29aを鉛直方向で一方の前記凹部18bの頂部18f及びその下側部18gと重なる位置に配置したため、マウント取付部29に作用するエンジン1の重量を凹部18bの頂部18fとその下側部18gで受けることができ、チェーンケース18のマウント取付部29の下方部分の変形を防ぐことができる。
又、チェーンケース18の凹部18bは、エンジン補機であるウォータポンプ(ウォータポンプハウジング23)を配設するために設けたものである。このような凹部18bにエンジン補機を配設することによって該エンジン補機をエンジン本体の重心に近づけて配設することが可能となり、エンジン1の振動を低減してチェーンケース18の振動を一層効果的に抑制することができる。
従って、チェーンケース18の中央部にエンジン本体への締結部を設けることなくマウント取付部29周辺の面剛性を高めてチェーンケース18の振動とこれによって発生する騒音を低く抑えることができる。又、チェーンケース18の中央部にエンジン本体への締結部を設ける必要がないため、該チェーンケース18の生産性が高められる。
更に、本実施の形態では、チェーンケース18の一方の凹部18bにボス部18dを形成するとともに、マウント取付部29の下側部に、前記ボス部18dに連結された傾斜面29bを形成したため、この傾斜面29bによってチェーンケース18のマウント取付部29の下側部の剛性が高められ、チェーンケース18の振動とこれによって発生する騒音を一層低く抑えることができる。
又、本実施の形態では、チェーンケース18のボス部18dに作用する外力による該ボス部18dの倒れがリブ18eによって防がれるため、チェーンケース18の面剛性が更に高められ、該チェーンケース18の振動とこれによって発生する騒音を一層低く抑えることができる。
本発明に係るチェーンケース構造を備えたエンジンの右側面図である。 本発明に係るチェーンケース構造を備えたエンジンの正面図である。 本発明に係るチェーンケース構造を備えたエンジンの平面図である。 本発明に係るチェーンケース構造を備えたエンジンのヘッドカバーとチェーンケースを取り外して示す斜視図である。 本発明に係るチェーンケース構造を示すチェーンケースの正面図である。 本発明に係るチェーンケース構造を示すチェーンケースの側面図(図5の矢視A方向の図)である。 本発明に係るチェーンケース構造を示すチェーンケースの平面図である。 本発明に係るチェーンケース構造を示すチェーンケースの内面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 クランクシャフト
3 シリンダブロック
3A,3B シリンダブロックのフランジ
4 シリンダヘッド
4A,4B シリンダヘッドのフランジ
5 オイルパン
6 吸気マニホールド
7 サージタンク
8 排気マニホールド
9 触媒コンバータ
10 排気管
11 吸気カムシャフト
11a 吸気カム
12 排気カムシャフト
12a 排気カム
13 吸気カムスプロケット
14 排気カムスプロケット
15 クランクスプロケット
16 タイミングチェーン
17 ヘッドカバー
18 チェーンケース
18A,18B チェーンケースのフランジ
18a,18b チェーンケースの凹部
18c 凹部の上側部
18d チェーンケースのボス部
18e チェーンケースのリブ
18f チェーンケースの頂部
18g チェーンケースの頂部の下側部
19 チェーンガイド
20 テンショナ
21 アクチュエータ
22 油圧制御弁
23 ウォータポンプハウジング
24 ネジ孔
25 ウォータポンプの入力軸
26 プーリ
27 駆動プーリ
28 ボルト
29 マウント取付部
29a マウント取付部のマウントブラケット取付面
29b マウント取付部の傾斜面
30 ネジ孔
31 マウントブラケット
32 ボルト
L シリンダ軸線
N 鉛直線

Claims (2)

  1. シリンダ軸線を鉛直線に対して所定角度傾斜させた状態でエンジン本体を車両に搭載し、該エンジン本体のクランク軸方向一端部にチェーンケースを取り付け、
    該チェーンケースには、その外周縁に複数本のボルトによって当該チェーンケースを前記エンジン本体に締結するための左右一対のフランジを形成するとともに、該フランジ同士を連絡するする連絡壁に、エンジンを支持するマウントブラケットを取り付けるためのマウント取付部を形成して成るエンジンのチェーンケース構造において、
    前記チェーンケースのフランジに、チェーンケースの中央部に向かって窪む一対の凹部を形成し、
    該凹部のうちシリンダ傾斜側の一方に当該チェーンケースを前記エンジン本体に締結するためのボルトが挿通するボス部を形成し、
    一対の前記凹部の間に前記マウント取付部を配設し、該マウント取付部の一側を前記ボス部が形成された一方の前記凹部に沿わせ、
    該マウント取付部に作用するエンジンの重量を一方の前記凹部で受けるよう前記マウント取付部のマウントブラケット取付面を鉛直方向で一方の前記凹部と重なる位置に配置するとともに、前記マウント取付部の他側を他方の前記凹部まで延ばしたことを特徴とするエンジンのチェーンケース構造。
  2. 記マウント取付部の下側部に、一方の前記凹部に形成された前記ボス部に連結された傾斜面又はリブを形成したことを特徴とする請求項1記載のエンジンのチェーンケース構造。
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