JPH06146915A - エンジンのタイミングベルトカバー - Google Patents
エンジンのタイミングベルトカバーInfo
- Publication number
- JPH06146915A JPH06146915A JP31584092A JP31584092A JPH06146915A JP H06146915 A JPH06146915 A JP H06146915A JP 31584092 A JP31584092 A JP 31584092A JP 31584092 A JP31584092 A JP 31584092A JP H06146915 A JPH06146915 A JP H06146915A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing belt
- pulley
- engine
- timing
- belt cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、弾性部材からなる防音部によって
エンジン駆動時の騒音とタイミングベルトカバー内の気
柱振動とを低減するとともに、タイミングベルトカバー
を構成する際の製造コストを低廉することを目的として
いる。 【構成】 このため、タイミングベルトカバー内に配設
される各プーリ中の少なくとも一つの小径プーリ部位近
傍のタイミングベルトカバー部位には弾性部材からなる
防音部を配設している。
エンジン駆動時の騒音とタイミングベルトカバー内の気
柱振動とを低減するとともに、タイミングベルトカバー
を構成する際の製造コストを低廉することを目的として
いる。 【構成】 このため、タイミングベルトカバー内に配設
される各プーリ中の少なくとも一つの小径プーリ部位近
傍のタイミングベルトカバー部位には弾性部材からなる
防音部を配設している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンのタイミング
ベルトカバーに係り、特にエンジンに軸支されたクラン
ク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミ
ングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミング
ベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバーに
関する。
ベルトカバーに係り、特にエンジンに軸支されたクラン
ク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミ
ングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミング
ベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバーに
関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンにおいては、クランク軸
からの駆動力をタイミングベルトによってカム軸に伝達
させ、クランク軸に連動してカム軸を回転させるべく設
けられるとともに、クランク軸からの駆動力を補機用ベ
ルトによって補機用軸に伝達させ、クランク軸に連動し
て補機用軸を回転させるべく設けられている。
からの駆動力をタイミングベルトによってカム軸に伝達
させ、クランク軸に連動してカム軸を回転させるべく設
けられるとともに、クランク軸からの駆動力を補機用ベ
ルトによって補機用軸に伝達させ、クランク軸に連動し
て補機用軸を回転させるべく設けられている。
【0003】これらタイミングベルトや補機用ベルトを
水や油、塵埃、石等の異物から保護するとともに、危険
防止及び騒音防止を果たすべく、エンジンには、タイミ
ングベルトカバーや補機用ベルトカバーを取り付けてい
る。
水や油、塵埃、石等の異物から保護するとともに、危険
防止及び騒音防止を果たすべく、エンジンには、タイミ
ングベルトカバーや補機用ベルトカバーを取り付けてい
る。
【0004】また、従来のエンジンのタイミングベルト
カバーとしては、実開昭63−106992号公報に開
示される如く、エンジン本体に取り付けられ、クランク
軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミン
グプーリとの間に掛回したタイミングベルトの付設側を
覆うエンジンのタイミングベルトカバーにおいて、この
タイミングベルトカバーを樹脂成形するとともに、タイ
ミングベルトカバーには、クランクタイミングプーリま
たはカムタイミングプーリの回転面に略平行な平板状部
位に金属板を埋設したものがあった。
カバーとしては、実開昭63−106992号公報に開
示される如く、エンジン本体に取り付けられ、クランク
軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイミン
グプーリとの間に掛回したタイミングベルトの付設側を
覆うエンジンのタイミングベルトカバーにおいて、この
タイミングベルトカバーを樹脂成形するとともに、タイ
ミングベルトカバーには、クランクタイミングプーリま
たはカムタイミングプーリの回転面に略平行な平板状部
位に金属板を埋設したものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジンのタイミングベルトカバーにおいて、エンジン10
2は、図4、図5に示す如く、シリンダヘッド104と
シリンダブロック106とを有し、前記シリンダブロッ
ク106からクランク軸108の一端が突出すべく配設
されるとともに、前記シリンダヘッド104からカム軸
110の一端が突出すべく配設されている。
ジンのタイミングベルトカバーにおいて、エンジン10
2は、図4、図5に示す如く、シリンダヘッド104と
シリンダブロック106とを有し、前記シリンダブロッ
ク106からクランク軸108の一端が突出すべく配設
されるとともに、前記シリンダヘッド104からカム軸
110の一端が突出すべく配設されている。
【0006】前記カム軸110の一端部位にはカムタイ
ミングプーリ114が装着され、前記クランク軸108
の一端にはクランクタイミングプーリ112が装着され
ている。このエンジン102の一端側には、補機(図示
せず)が配設されている。この補機(図示せず)には、
補機用プーリ118が取り付けられている。
ミングプーリ114が装着され、前記クランク軸108
の一端にはクランクタイミングプーリ112が装着され
ている。このエンジン102の一端側には、補機(図示
せず)が配設されている。この補機(図示せず)には、
補機用プーリ118が取り付けられている。
【0007】前記クランクタイミングプーリ112とカ
ムタイミングプーリ114と補機用プーリ118とをタ
イミングベルト120によって捲回し、クランク軸10
8とカム軸110とを連絡している。このタイミングベ
ルト120は、テンショナプーリ116によって張力が
与えられている。
ムタイミングプーリ114と補機用プーリ118とをタ
イミングベルト120によって捲回し、クランク軸10
8とカム軸110とを連絡している。このタイミングベ
ルト120は、テンショナプーリ116によって張力が
与えられている。
【0008】また、前記タイミングベルト120は、タ
イミングベルトカバー122によって包囲されている。
このタイミングベルトカバー122は、外側のアウトサ
イドカバー124と前記エンジン102側のインサイド
カバー126とからなり、前記アウトサイドカバー12
4とインサイドカバー126とによって内部に空間部1
28が形成される。
イミングベルトカバー122によって包囲されている。
このタイミングベルトカバー122は、外側のアウトサ
イドカバー124と前記エンジン102側のインサイド
カバー126とからなり、前記アウトサイドカバー12
4とインサイドカバー126とによって内部に空間部1
28が形成される。
【0009】なお、符号130は、前記アウトサイドカ
バー124とインサイドカバー126間に配設されるシ
ールゴムである。
バー124とインサイドカバー126間に配設されるシ
ールゴムである。
【0010】前記タイミングベルト120には、通常歯
付ベルトが使用されており、この歯付ベルトにおいて
は、ベルトとプーリとの歯が噛み込む際に、噛み込み音
が発生する。この噛み込み音は、カムタイミングプーリ
114等の大径プーリの場合には発生し難いが、クラン
クタイミングプーリ112等の小径プーリ部位且つタイ
ミングベルト120の屈曲角度が大きい箇所で発生し易
いものである。
付ベルトが使用されており、この歯付ベルトにおいて
は、ベルトとプーリとの歯が噛み込む際に、噛み込み音
が発生する。この噛み込み音は、カムタイミングプーリ
114等の大径プーリの場合には発生し難いが、クラン
クタイミングプーリ112等の小径プーリ部位且つタイ
ミングベルト120の屈曲角度が大きい箇所で発生し易
いものである。
【0011】この結果、タイミングベルトカバー122
の空間部128内の空気が共鳴振動を起こすこととな
り、ピーク周波数によって耳障りな大なる騒音が発生す
る惧れがあり、実用上不利であるという不都合がある。
の空間部128内の空気が共鳴振動を起こすこととな
り、ピーク周波数によって耳障りな大なる騒音が発生す
る惧れがあり、実用上不利であるという不都合がある。
【0012】上述不都合を回避するため、図7に示す如
く、前記タイミングベルトカバー122の最大振幅部位
である前記タイミングベルトカバー122の略中央部位
に熱可塑性エラストマ等の弾性部材からなる防音部13
2を設けたものがある。このとき、前記防音部132を
置き換えあるいは貼付している。しかし、このような方
策では、騒音源である小径プーリ部位からの透過音を低
減することができず、実用上不利であるという不都合が
あった。
く、前記タイミングベルトカバー122の最大振幅部位
である前記タイミングベルトカバー122の略中央部位
に熱可塑性エラストマ等の弾性部材からなる防音部13
2を設けたものがある。このとき、前記防音部132を
置き換えあるいは貼付している。しかし、このような方
策では、騒音源である小径プーリ部位からの透過音を低
減することができず、実用上不利であるという不都合が
あった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、エンジンに軸支されたクラ
ンク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイ
ミングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミン
グベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバー
において、このタイミングベルトカバー内に配設される
各プーリ中の少なくとも一つの小径プーリ部位近傍のタ
イミングベルトカバー部位には弾性部材からなる防音部
を配設したことを特徴とする。
述不都合を除去するために、エンジンに軸支されたクラ
ンク軸のクランクタイミングプーリとカム軸のカムタイ
ミングプーリとその他のプーリとに捲回されたタイミン
グベルトを包囲するエンジンのタイミングベルトカバー
において、このタイミングベルトカバー内に配設される
各プーリ中の少なくとも一つの小径プーリ部位近傍のタ
イミングベルトカバー部位には弾性部材からなる防音部
を配設したことを特徴とする。
【0014】
【作用】上述の如く発明したことにより、エンジンの駆
動時には、弾性部材からなる防音部によって小径プーリ
部位の透過音を低減させるとともに、タイミングベルト
カバー内の空気の共振を抑制し、タイミングベルトカバ
ー内の気柱振動を低減させている。
動時には、弾性部材からなる防音部によって小径プーリ
部位の透過音を低減させるとともに、タイミングベルト
カバー内の空気の共振を抑制し、タイミングベルトカバ
ー内の気柱振動を低減させている。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】図1〜図3はこの発明の実施例を示すもの
である。図1、図2において、2はエンジン、4はシリ
ンダヘッド、6はシリンダブロック、8はクランク軸、
10はカム軸である。
である。図1、図2において、2はエンジン、4はシリ
ンダヘッド、6はシリンダブロック、8はクランク軸、
10はカム軸である。
【0017】前記エンジン2は、図2に示す如く、シリ
ンダヘッド4とシリンダブロック6とを有し、シリンダ
ブロック6からクランク軸8の一端が突出すべく配設さ
れるとともに、前記シリンダヘッド4からカム軸10の
一端が突出すべく配設されている。
ンダヘッド4とシリンダブロック6とを有し、シリンダ
ブロック6からクランク軸8の一端が突出すべく配設さ
れるとともに、前記シリンダヘッド4からカム軸10の
一端が突出すべく配設されている。
【0018】また、前記エンジン2においては、図1、
図2に示す如く、前記クランク軸8の一端にクランクタ
イミングプーリ12が装着され、カム軸10の一端には
カムタイミングプーリ14が装着される。前記クランク
タイミングプーリ12近傍には、テンショナプーリ16
と補機用プーリ18とが配設されている。そして、クラ
ンクタイミングプーリ12とカムタイミングプーリ14
とテンショナプーリ16と補機用プーリ18とをタイミ
ングベルト20によって捲回し、このタイミングベルト
20によりクランク軸8とカム軸10とを連絡させてい
る。
図2に示す如く、前記クランク軸8の一端にクランクタ
イミングプーリ12が装着され、カム軸10の一端には
カムタイミングプーリ14が装着される。前記クランク
タイミングプーリ12近傍には、テンショナプーリ16
と補機用プーリ18とが配設されている。そして、クラ
ンクタイミングプーリ12とカムタイミングプーリ14
とテンショナプーリ16と補機用プーリ18とをタイミ
ングベルト20によって捲回し、このタイミングベルト
20によりクランク軸8とカム軸10とを連絡させてい
る。
【0019】更に、前記タイミングベルト20は、タイ
ミングベルトカバー22によって包囲されている。この
タイミングベルトカバー22は、外側のアウトサイドカ
バー24と前記エンジン2側のインサイドカバー26と
からなる。このとき、前記アウトサイドカバー24とイ
ンサイドカバー26とによって内部に空間部28が形成
される。
ミングベルトカバー22によって包囲されている。この
タイミングベルトカバー22は、外側のアウトサイドカ
バー24と前記エンジン2側のインサイドカバー26と
からなる。このとき、前記アウトサイドカバー24とイ
ンサイドカバー26とによって内部に空間部28が形成
される。
【0020】なお、符号30は、前記アウトサイドカバ
ー24とインサイドカバー26間に配設されるシールゴ
ムである。
ー24とインサイドカバー26間に配設されるシールゴ
ムである。
【0021】そして、前記タイミングベルトカバー22
内に配設される各プーリ中の少なくとも一つの小径プー
リ部位近傍のタイミングベルトカバー22部位には弾性
部材からなる防音部32を配設している。
内に配設される各プーリ中の少なくとも一つの小径プー
リ部位近傍のタイミングベルトカバー22部位には弾性
部材からなる防音部32を配設している。
【0022】詳述すれば、少なくとも一つの小径プー
リ、例えば一つのテンショナプーリ16部位近傍のアウ
トサイドカバー24部位にゴム等の弾性部材からなる防
音部32を配設する。
リ、例えば一つのテンショナプーリ16部位近傍のアウ
トサイドカバー24部位にゴム等の弾性部材からなる防
音部32を配設する。
【0023】前記防音部32は、例えばアウトサイドカ
バー24の製造時に射出成形によって前記アウトサイド
カバー24と連続的に成形されるものである。
バー24の製造時に射出成形によって前記アウトサイド
カバー24と連続的に成形されるものである。
【0024】次に作用について説明する。
【0025】タイミングベルトカバー22の取付時に
は、エンジン2の一端に配設されたクランクタイミング
プーリ12とカムタイミングプーリ14とにタイミング
ベルト20を捲回し、このタイミングベルト20をアウ
トサイドカバー24とインサイドカバー26とによって
形成された空間部28内に収容すべくエンジン2の一端
部位にタイミングベルトカバー22を取り付けている。
は、エンジン2の一端に配設されたクランクタイミング
プーリ12とカムタイミングプーリ14とにタイミング
ベルト20を捲回し、このタイミングベルト20をアウ
トサイドカバー24とインサイドカバー26とによって
形成された空間部28内に収容すべくエンジン2の一端
部位にタイミングベルトカバー22を取り付けている。
【0026】また、前記エンジン2の駆動時には、クラ
ンク軸8が回転し、クランク軸8の一端に装着されてい
るクランクタイミングプーリ12が回転する。
ンク軸8が回転し、クランク軸8の一端に装着されてい
るクランクタイミングプーリ12が回転する。
【0027】そして、このクランクタイミングプーリ1
2の駆動力は、タイミングベルト20を介してカムタイ
ミングプーリ14に伝達され、カム軸10を回転させ
る。また、回転駆動されたカム軸10は、図示しない動
弁機構を介して吸・排気弁(図示せず)を開閉動作させ
ている。
2の駆動力は、タイミングベルト20を介してカムタイ
ミングプーリ14に伝達され、カム軸10を回転させ
る。また、回転駆動されたカム軸10は、図示しない動
弁機構を介して吸・排気弁(図示せず)を開閉動作させ
ている。
【0028】これにより、前記防音部32によってテン
ショナプーリ16部位の透過音を減少させることがで
き、エンジン2の駆動時の騒音を減少し得て、実用上有
利であるとともに、防音部32によってタイミングベル
トカバー22の内部の空気の共振を抑制し、前記タイミ
ングベルトカバー22内の気柱振動を低減し得て、実用
上有利である。
ショナプーリ16部位の透過音を減少させることがで
き、エンジン2の駆動時の騒音を減少し得て、実用上有
利であるとともに、防音部32によってタイミングベル
トカバー22の内部の空気の共振を抑制し、前記タイミ
ングベルトカバー22内の気柱振動を低減し得て、実用
上有利である。
【0029】また、タイミングベルトカバー22を構成
する際に、構成を複雑とすることなく形成でき、製作が
容易であるとともに、コストを低廉とし得て、経済的に
有利である。
する際に、構成を複雑とすることなく形成でき、製作が
容易であるとともに、コストを低廉とし得て、経済的に
有利である。
【0030】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0031】例えば、この発明の実施例においては、ア
ウトサイドカバーと、一つのテンショナプーリ部位近傍
のアウトサイドカバー部位に設けられた防音部とを射出
成形によって成形したが、防音部をアウトサイドカバー
の内側部位に貼付して使用することも可能である。
ウトサイドカバーと、一つのテンショナプーリ部位近傍
のアウトサイドカバー部位に設けられた防音部とを射出
成形によって成形したが、防音部をアウトサイドカバー
の内側部位に貼付して使用することも可能である。
【0032】また、上述した実施例においては、テンシ
ョナプーリ部位近傍のアウトサイドカバー部位にのみ防
音部を配設する構成としたが、前記テンショナプーリの
みでなくその他の小径プーリ部位に複数個の防音部を配
設して使用することも可能である。
ョナプーリ部位近傍のアウトサイドカバー部位にのみ防
音部を配設する構成としたが、前記テンショナプーリの
みでなくその他の小径プーリ部位に複数個の防音部を配
設して使用することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、タイミングベルトカバー内に配設される各プーリ中
の少なくとも一つの小径プーリ部位近傍のタイミングベ
ルトカバー部位には弾性部材からなる防音部を配設した
ので、弾性部材からなる防音部によって小径プーリ部位
の透過音を減少させることができ、エンジン駆動時の騒
音を減少し得て、実用上有利であるとともに、弾性部材
からなる防音部によってタイミングベルトカバー内部の
空気の共振を抑制し、タイミングベルトカバー内の気柱
振動を低減し得て、実用上有利である。また、タイミン
グベルトカバーを構成する際に、構成を複雑とすること
なく形成でき、製作が容易であるとともに、コストを低
廉とし得て、経済的に有利である。
ば、タイミングベルトカバー内に配設される各プーリ中
の少なくとも一つの小径プーリ部位近傍のタイミングベ
ルトカバー部位には弾性部材からなる防音部を配設した
ので、弾性部材からなる防音部によって小径プーリ部位
の透過音を減少させることができ、エンジン駆動時の騒
音を減少し得て、実用上有利であるとともに、弾性部材
からなる防音部によってタイミングベルトカバー内部の
空気の共振を抑制し、タイミングベルトカバー内の気柱
振動を低減し得て、実用上有利である。また、タイミン
グベルトカバーを構成する際に、構成を複雑とすること
なく形成でき、製作が容易であるとともに、コストを低
廉とし得て、経済的に有利である。
【図1】この発明の実施例を示すエンジンの正面図であ
る。
る。
【図2】エンジンの概略断面図である。
【図3】図2における部分〓の拡大断面図である。
【図4】この発明の従来の技術を示すエンジンの正面図
である。
である。
【図5】エンジンの概略断面図である。
【図6】図5における部分〓の拡大断面図である。
【図7】図4の〓−〓線によるタイミングベルトカバー
の断面図である。
の断面図である。
【符号の説明】 2 エンジン 4 シリンダヘッド 6 シリンダブロック 8 クランク軸 10 カム軸 12 クランクタイミングプーリ 14 カムタイミングプーリ 16 テンショナプーリ 18 補機用プーリ 20 タイミングベルト 22 タイミングベルトカバー 24 アウトサイドカバー 26 インサイドカバー 28 空間部 30 シールゴム 32 防音部
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンに軸支されたクランク軸のクラ
ンクタイミングプーリとカム軸のカムタイミングプーリ
とその他のプーリとに捲回されたタイミングベルトを包
囲するエンジンのタイミングベルトカバーにおいて、こ
のタイミングベルトカバー内に配設される各プーリ中の
少なくとも一つの小径プーリ部位近傍のタイミングベル
トカバー部位には弾性部材からなる防音部を配設したこ
とを特徴とするエンジンのタイミングベルトカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31584092A JPH06146915A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | エンジンのタイミングベルトカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31584092A JPH06146915A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | エンジンのタイミングベルトカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146915A true JPH06146915A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18070216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31584092A Pending JPH06146915A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | エンジンのタイミングベルトカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06146915A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006021338A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 射出成形機 |
WO2011135898A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
JP2011231754A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
WO2022024640A1 (ja) * | 2020-07-27 | 2022-02-03 | トヨタ紡織株式会社 | 内燃機関のカバー |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31584092A patent/JPH06146915A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011231754A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
CN102869872A (zh) * | 2010-04-30 | 2013-01-09 | 洋马株式会社 | 发动机 |
US9051904B2 (en) | 2010-04-30 | 2015-06-09 | Yanmar Co., Ltd. | Engine |
WO2022024640A1 (ja) * | 2020-07-27 | 2022-02-03 | トヨタ紡織株式会社 | 内燃機関のカバー |
JP2022023511A (ja) * | 2020-07-27 | 2022-02-08 | トヨタ紡織株式会社 | 内燃機関のカバー |
CN115485470A (zh) * | 2020-07-27 | 2022-12-16 | 丰田纺织株式会社 | 用于内燃机的罩 |
US11821385B2 (en) | 2020-07-27 | 2023-11-21 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Cover for internal combustion engine |
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