JP2011231754A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】排気系71からの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系73に還流させるEGR装置91を備えたエンジン70において、前記吸気系73の吸気圧と前記排気系71の排気圧との差圧を検出する差圧検出手段163の組付作業性を改善する。
【解決手段】シリンダヘッド72の上方を覆うヘッドカバー160に差圧検出手段163を取り付ける。前記シリンダヘッド72には前記吸気系73に連通する吸気圧取出通路166を形成する。前記ヘッドカバー160には前記差圧検出手段163につながる吸気圧導入通路169を形成する。前記吸気圧取出通路166と前記吸気圧導入通路169とを互いに連通するように構成する。このように構成すると、前記差圧検出手段163を取り付けるための専用ステーや、前記差圧検出手段163に吸気圧を取り込むための外付け配管が不要になる。
【選択図】図8

Description

本願発明は、排気系からの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させるEGR装置(排気ガス再循環装置)を備えたエンジンに関するものである。
従来から、ディーゼルエンジン等の排気ガス対策として、排気系からの排気ガスの一部を吸気系に還流させるEGR装置(排気ガス再循環装置)により、燃焼温度を低く抑えて排気ガス中のNOx(窒素酸化物)量を低減させるという技術が知られている。また、この種のEGR装置を備えたエンジンにおいて、排気系と吸気系とをつなぐ還流管路中にあるEGRバルブの開度を、吸気圧と排気圧との圧力差(吸排気の差圧)に基づき補正するという技術も公知である(例えば特許文献1及び2等参照)。
実開平2−43447号公報 特開2010−59916号公報
ところで、吸排気の圧力差を検出する差圧センサは、固定用のステーを介してエンジンに支持されるのが一般的である。この場合、エンジンに固定されたステーに、差圧センサがボルト締結される。そして、吸気マニホールドと差圧センサとが吸気圧取出配管にて連通接続されると共に、排気マニホールドと差圧センサとが排気圧取出配管にて連通接続される。
しかし、エンジンの周囲には、差圧センサ以外に、多くの補機、配管及び配線等が存在するため、これらを避けつつステー及び差圧センサの組付け作業をするのは甚だ面倒であり、組付作業性の点で改善の余地があった。また、組付け工数や部品点数の点からも、コストが割高になるという問題を招来していた。
そこで、本願発明は、このような現状を検討して改善を施したエンジンを提供することを技術的課題とするものである。
請求項1の発明は、排気系からの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させるEGR装置を備えているエンジンであって、シリンダヘッドの上方を覆うヘッドカバーに、前記吸気系の吸気圧と前記排気系の排気圧との差圧を検出する差圧検出手段が取り付けられており、前記シリンダヘッドには前記吸気系に連通する吸気圧取出通路が形成されており、前記ヘッドカバーには前記差圧検出手段につながる吸気圧導入通路が形成されており、前記吸気圧取出通路と前記吸気圧導入通路とを互いに連通させているというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載したエンジンにおいて、前記吸気圧導入通路は、前記ヘッドカバーの側壁部に形成された縦向きの縦導入通路と、前記ヘッドカバーの上壁部に形成された横向きの横導入通路とを備えており、前記横導入通路は、前記ヘッドカバーに形成されたブリーザ管路と平行状に延びるようにして、鋳抜きにて形成されているというものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載したエンジンにおいて、前記差圧検出手段と前記排気系とは外付けの排気圧取出配管を介して連通しており、シリンダブロックの一側面部に配置された冷却ファンに臨ませるように、前記排気圧取出配管が取り回されているというものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載したエンジンにおいて、前記差圧検出手段は、前記ヘッドカバーの上面のうち前記冷却ファン寄りの部位に搭載されているというものである。
請求項1の発明によると、排気系からの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させるEGR装置を備えているエンジンであって、シリンダヘッドの上方を覆うヘッドカバーに、前記吸気系の吸気圧と前記排気系の排気圧との差圧を検出する差圧検出手段が取り付けられており、前記シリンダヘッドには前記吸気系に連通する吸気圧取出通路が形成されており、前記ヘッドカバーには前記差圧検出手段につながる吸気圧導入通路が形成されており、前記吸気圧取出通路と前記吸気圧導入通路とを互いに連通させているから、前記差圧検出手段を取り付けるための専用ステーや、前記差圧検出手段に吸気圧を取り込むための外付け配管が不要(配管レス)になる。このため、差圧検出のための部品点数を低減でき、コスト改善に寄与する。また、部品点数が少なくなるため、組付け工数を少なくでき、組付作業性の向上も図れる。前記ヘッドカバー周辺の配管構造の簡素化も可能になる。
請求項2の発明によると、請求項1に記載したエンジンにおいて、前記吸気圧導入通路は、前記ヘッドカバーの側壁部に形成された縦向きの縦導入通路と、前記ヘッドカバーの上壁部に形成された横向きの横導入通路とを備えており、前記横導入通路は、前記ヘッドカバーに形成されたブリーザ管路と平行状に延びるようにして、鋳抜きにて形成されているから、前記ヘッドカバーをダイカスト加工等の鋳造加工にて形成するにおいて、前記ブリーザ管路と同じ角度で前記横導入通路を鋳抜きして形成できることになる。このため、型抜きがし易くダイカスト型等の鋳造用型の構造を簡素化できる。前記吸気圧導入通路付きの前記ヘッドカバーの成形を容易にできる。
請求項3の発明によると、請求項1又は2に記載したエンジンにおいて、前記差圧検出手段と前記排気系とは外付けの排気圧取出配管を介して連通しており、シリンダブロックの一側面部に配置された冷却ファンに臨ませるように、前記排気圧取出配管が取り回されているから、前記排気系から取り出した排気ガスを、前記排気圧取出配管内にある間に前記冷却ファンからの冷却風にて冷やすことが可能になる。従って、許容値を超える高温の排気ガスを前記差圧検出手段に供給するおそれを格段に減らせるから、高温排気ガスによる前記差圧検出手段の異常や故障の発生を抑制できる。
請求項4の発明によると、請求項3に記載したエンジンにおいて、前記差圧検出手段は、前記ヘッドカバーの上面のうち前記冷却ファン寄りの部位に搭載されているから、前記排気圧取出配管だけでなく前記差圧検出手段自体も、前記冷却ファンからの冷却風にて冷やせることになる。このため、高温排気ガスによる前記差圧検出手段の異常や故障の発生を、より一層効果的に防止できる。
エンジンの外観斜視図である。 エンジンの吸気マニホールド設置側の側面図である。 エンジンの排気マニホールド設置側の側面図である。 エンジンのフライホイール設置側の側面図である。 エンジンの冷却ファン設置側の側面図である。 エンジンの平面図である。 エンジンの燃料系統説明図である。 差圧センサの配管構造を示すエンジン上部の一部切り欠き断面斜視図である。 差圧センサの配管構造を示すエンジン上部の斜視図である。 エンジン上部の拡大外観斜視図である。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、エンジンに関する説明においては、吸気マニホールド設置側を「右側」、排気マニホールド設置側を「左側」と称して、これらを便宜的にエンジンにおける四方及び上下の位置関係の基準としている。
(1).エンジンの全体構造
まず、主に図1〜図6を参照しながら、エンジン70の全体構造について説明する。実施形態のエンジン70は4気筒型のディーゼルエンジンであり、エンジン70におけるシリンダヘッド72の左側面に排気マニホールド71が配置されている。シリンダヘッド72の右側面には吸気マニホールド73が配置されている。シリンダヘッド72は、クランク軸及びピストン(共に図示省略)が内蔵されたシリンダブロック75上に搭載されている。シリンダブロック75の前後両側面からクランク軸の前後先端部をそれぞれ突出させている。シリンダブロック75の前面側には冷却ファン76が設けられている。冷却ファン76の左側方には、エンジン70の動力にて発電する発電機としてのオルタネータ86が配置されている。クランク軸の前端側から、無端帯としてのVベルト77を介して冷却ファン76及びオルタネータ86に回転力を伝達するように構成されている。
図1〜図4に示すように、シリンダブロック75の後面にはフライホイールハウジング78が固着されている。フライホイールハウジング78内にはフライホイール79が配置されている。フライホイール79はクランク軸の後端側に軸支されている。フライホイール79はクランク軸と一体的に回転するように構成されている。例えばバックホウやフォークリフトといった作業機の駆動部に、フライホイール79を介してエンジン70の動力を取り出すように構成されている。
フライホイールハウジング78の左側には、出力軸にピニオンギヤ(図示省略)を有するスタータ(モータ)138が装着されている。スタータ138のピニオンギヤはフライホイール79のリングギヤ(図示省略)に噛み合っている。エンジン70の始動時に、スタータ138の回転動力にてフライホイール79のリングギヤを回転させることにより、クランク軸が回転開始する(いわゆるクランキングを実行する)ように構成されている。
シリンダブロック75の下面にはオイルパン81が配置されている。シリンダブロック75の左右側面とフライホイールハウジング78の左右側面とには、機関脚取付部82がそれぞれ設けられている。各機関脚取付部82には、防振ゴムを有する機関脚体83がボルト締結されている。エンジン70は、各機関脚体83を介して、例えばバックホウやフォークリフトといった作業機のエンジン支持シャーシ84(図2及び図3参照)に防振支持される。
吸気マニホールド73の入口側には、EGR装置91(排気ガス再循環装置)を構成するコレクタ92(図1、図2、図4及び図6参照)を介して、エアクリーナ(図示省略)が連結される。エアクリーナにて除塵・浄化された外気は、EGR装置91のコレクタ92を介して吸気マニホールド73に送られ、そして、エンジン70の各気筒に供給される。図1、図2、図4及び図6に示すように、EGR装置91は、エンジン70の再循環排気ガス(EGRガス、排気マニホールド71から排出される排気ガスの一部)と新気(エアクリーナからの外部空気)とを混合させて吸気マニホールド73に供給するコレクタ(EGR本体ケース)92と、排気マニホールド71にEGRクーラ94を介して接続する再循環排気ガス管95と、再循環排気ガス管95にコレクタ92を連通させるEGRバルブ96とを備えている。
上記の構成において、エアクリーナからコレクタ92内に外部空気を供給する一方、排気マニホールド71から、EGRバルブ96を介してコレクタ92内にEGRガスを供給する。エアクリーナからの外部空気と、排気マニホールド71からのEGRガスとが、コレクタ92内で混合された後、コレクタ92内の混合ガスが吸気マニホールド73に供給される。すなわち、エンジン70から排気マニホールド71に排出された排気ガスの一部が、吸気マニホールド73からエンジン70に還流されることによって、高負荷運転時の最高燃焼温度が下がり、エンジン70からのNOx(窒素酸化物)の排出量が低減される。
図示は省略するが、シリンダヘッド72の左側面に取り付けられた排気マニホールド71には、マフラー又はディーゼルパティキュレートフィルタ等を介して、テールパイプが接続される。すなわち、エンジン70の各気筒から排気マニホールド71に排出された排気ガスは、マフラー又はディーゼルパティキュレートフィルタ等を経由して、テールパイプから外部に放出される。
(2).コモンレールシステム及びエンジンの燃料系統構造
次に、図1〜図7を参照しながら、コモンレールシステム117及びエンジン70の燃料系統構造について説明する。図2及び図7に示すように、エンジン70に設けられた4気筒分の各インジェクタ115に、コモンレールシステム117及び燃料供給ポンプ116を介して、燃料タンク118が接続されている。各インジェクタ115は電磁開閉制御型の燃料噴射バルブ119を備えている。コモンレールシステム117は円筒状のコモンレール120を備えている。
図1、図2、図6及び図7に示すように、燃料供給ポンプ116の吸入側には、燃料フィルタ121及び低圧管122を介して燃料タンク118が接続される。燃料タンク118内の燃料が燃料フィルタ121及び低圧管122を介して燃料供給ポンプ116に吸い込まれる。実施形態の燃料供給ポンプ116は吸気マニホールド73の近傍に配置されている。具体的には、シリンダブロック75の右側面側(吸気マニホールド73設置側)で且つ吸気マニホールド73の下方に設けられている。一方、燃料供給ポンプ116の吐出側には、高圧管123を介してコモンレール120が接続される。また、コモンレール120には、4本の燃料噴射管126を介して4気筒分の各インジェクタ115がそれぞれ接続されている。
上記の構成において、燃料タンク118の燃料が燃料供給ポンプ116によってコモンレール120に圧送され、高圧の燃料がコモンレール120に蓄えられる。各燃料噴射バルブ119がそれぞれ開閉制御されることによって、コモンレール120内の高圧の燃料が各インジェクタ115からエンジン70の各気筒に噴射される。すなわち、各燃料噴射バルブ119を電子制御することによって、各インジェクタ115から供給される燃料の噴射圧力、噴射時期、噴射期間(噴射量)が高精度にコントロールされる。従って、エンジン70から排出される窒素酸化物(NOx)を低減できると共に、エンジン70の騒音振動を低減できる。
なお、図7に示すように、燃料タンク118には、燃料戻り管129を介して燃料供給ポンプ116が接続されている。円筒状のコモンレール120の長手方向の端部に、コモンレール120内の燃料の圧力を制限する戻り管コネクタ130を介して、コモンレール戻り管131が接続されている。すなわち、燃料供給ポンプ116の余剰燃料とコモンレール120の余剰燃料とが、燃料戻り管129及びコモンレール戻り管131を介して、燃料タンク118に回収されることになる。
(3).エンジン上部の差圧センサ取付け構造
次に、図1、図3、図6及び図8〜図10等を参照しながら、エンジン70上部にある差圧センサ163取付け構造について説明する。エンジン70におけるシリンダヘッド72の上面はヘッドカバー160にて覆われている。ヘッドカバー160はダイカスト加工によって製造されたものである。もちろん、ダイカスト加工以外の鋳造によってヘッドカバー160を製造することも可能である。ヘッドカバー160はシリンダヘッド72の上面にボルト締結されている。ヘッドカバー160内部の空間は弁腕室を形成している。ヘッドカバー160の右側面側には、エンジン70内部のブローバイガスを取り除くためのブリーザ管路161が外向きに突設されている。ブリーザ管路161はブリーザホース162を介して吸気マニホールド71に連通接続されている。エンジン70内部のブローバイガスは、ブリーザ管路161からブリーザホース162を経由して吸気マニホールド71に戻され、再燃焼することになる。
図1、図3及び図6に示すように、ヘッドカバー160の上面には、吸気マニホールド73の吸気圧と排気マニホールド71の排気圧との差圧(圧力差)を検出する差圧検出手段としての差圧センサ163が取り付けられている。実施形態の差圧センサ163は、ヘッドカバー160の上面のうち冷却ファン76寄りの部位に搭載されている。差圧センサ163にて検出された差圧に基づいてEGRバルブ96の開度を調節することによって、吸気圧及び排気圧の変動に起因したEGRガス供給量(EGRガス還流量)の変動が抑制される。その結果、エンジン70からのNOx排出量低減効果がより高まることになる。
図8に示すように、シリンダヘッド72には、吸気マニホールド71に連通する吸気圧取出通路166が形成されている。吸気圧取出通路166は、吸気マニホールド71の内部に向けて開口した横向きの横取出通路167と、後述する吸気圧導入通路169に向けて開口した縦向きの縦取出通路168とによって、断面略L字状に形成されている。
ヘッドカバー160には、差圧センサ163から下向きに突出した一対の検出部164,165のうち吸気圧検出部164につながる吸気圧導入通路169と、もう一方の排気圧検出部165につながる排気圧導入通路173とが形成されている。吸気圧導入通路169は、ヘッドカバー160の右側壁部160aに形成された縦向きの縦導入通路170と、ヘッドカバー160の上壁部160bに形成された横向きの横導入通路171と、ヘッドカバー160の上壁部160bから上方に向けて開口した吸気側検出部通路172とによって、断面略L字状に形成されている。シリンダヘッド72上にヘッドカバー160を取り付けた状態では、吸気圧取出通路166と吸気圧導入通路169とが互いに連通することになる。
排気圧導入通路173は、ヘッドカバー160の上壁部から上方に向けて開口した排気側検出部通路174と、排気圧導入継手178が差し込み固定される連通穴175とを備えている。ヘッドカバー160の上面に差圧センサ163を取り付けた状態では、吸気圧検出部164が吸気側検出部通路172に上方から嵌り、排気圧検出部165が排気側検出部通路174に上方から嵌ることになる。排気圧導入通路173の連通穴175に差し込み固定された排気圧導入継手178には、連結ゴム管179の一端側が被嵌されている。連結ゴム管179の他端側には、外付けの排気圧取出配管176の一端側が差し込み装着されている。つまり、排気圧導入継手178と排気圧取出配管176の一端側とは、連結ゴム管179を介して連通接続されている。図1及び図6に示すように、排気圧取出配管176の他端側は排気マニホールド71に連通接続されている。図1、図3及び図6に示すように、実施形態の排気圧取出配管176は、シリンダブロック75の前面側に設けられた冷却ファン76に臨ませるように取り回されている。
差圧センサ163の吸気圧検出部164は、吸気マニホールド73から吸気圧取出通路166及び吸気圧導入通路169を経た吸気ガスの圧力を検出し、排気圧検出部165は、排気マニホールド71から排気圧取出配管176、排気導入継手178及び排気圧導入通路173を経た排気ガスの圧力を検出することになる。
ヘッドカバー160側にある吸気圧導入通路169及び排気圧導入通路173は、ダイカスト加工(鋳造)の鋳抜きによって形成されている。特に、吸気圧導入通路169の横導入通路171は、ヘッドカバー160の右側面に突設されたブリーザ管路161と平行状に延びるように、鋳抜きにて形成されている。横導入通路171のうちヘッドカバー160の右側面から外向きに開口した開口穴には、これを塞ぐためのプラグ177が装着されている。
(4).まとめ
上記の記載並びに図1、図3、図6及び図8〜図10から明らかなように、排気系71からの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系73に還流させるEGR装置91を備えているエンジン70であって、シリンダヘッド72の上方を覆うヘッドカバー160に、前記吸気系73の吸気圧と前記排気系71の排気圧との差圧を検出する差圧検出手段163が取り付けられており、前記シリンダヘッド72には前記吸気系73に連通する吸気圧取出通路166が形成されており、前記ヘッドカバー160には前記差圧検出手段163につながる吸気圧導入通路169が形成されており、前記吸気圧取出通路166と前記吸気圧導入通路169とを互いに連通させているから、前記差圧検出手段163を取り付けるための専用ステーや、前記差圧検出手段163に吸気圧を取り込むための外付け配管が不要になる(配管レスになる)。このため、差圧検出のための部品点数を低減でき、コスト改善に寄与する。また、部品点数が少なくなるため、組付け工数を少なくでき、組付作業性の向上も図れる。前記ヘッドカバー160周辺の配管構造の簡素化も可能になる。
上記の記載並びに図1、図3、図6及び図8〜図10から明らかなように、前記吸気圧導入通路166は、前記ヘッドカバー160の側壁部160aに形成された縦向きの縦導入通路170と、前記ヘッドカバー160の上壁部160bに形成された横向きの横導入通路171とを備えており、前記横導入通路171は、前記ヘッドカバー160に形成されたブリーザ管路161と平行状に延びるようにして、鋳抜きにて形成されているから、前記ヘッドカバー160をダイカスト加工等の鋳造加工にて形成するにおいて、前記ブリーザ管路161と同じ角度で前記横導入通路171を鋳抜きして形成できることになる。このため、型抜きがし易くダイカスト型等の鋳造用型の構造を簡素化できる。前記吸気圧導入通路166付きの前記ヘッドカバー160の成形を容易にできる。
上記の記載並びに図1、図3、図6及び図8〜図10から明らかなように、前記差圧検出手段163と前記排気系71とは外付けの排気圧取出配管176を介して連通しており、シリンダブロック75の一側面部に配置された冷却ファン76に臨ませるように、前記排気圧取出配管176が取り回されているから、前記排気系71から取り出した排気ガスを、前記排気圧取出配管176内にある間に前記冷却ファン76からの冷却風にて冷やすことが可能になる。従って、許容値を超える高温の排気ガスを前記差圧検出手段163に供給するおそれを格段に減らせるから、高温排気ガスによる前記差圧検出手段163の異常や故障の発生を抑制できる。
上記の記載並びに図1、図3、図6及び図8〜図10から明らかなように、前記差圧検出手段163は、前記ヘッドカバー160の上面のうち前記冷却ファン76寄りの部位に搭載されているから、前記排気圧取出配管176だけでなく前記差圧検出手段163自体も、前記冷却ファン76からの冷却風にて冷やせることになる。このため、高温排気ガスによる前記差圧検出手段163の異常や故障の発生を、より一層効果的に防止できる。
(5).その他
本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
70 ディーゼルエンジン
72 シリンダヘッド
73 吸気マニホールド
75 シリンダブロック
160 ヘッドカバー
161 ブリーザ管路
163 差圧センサ(差圧検出手段)
166 吸気圧取出通路
169 吸気圧導入通路
173 排気圧導入通路
176 排気圧取出配管

Claims (4)

  1. 排気系からの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させるEGR装置を備えているエンジンであって、
    シリンダヘッドの上方を覆うヘッドカバーに、前記吸気系の吸気圧と前記排気系の排気圧との差圧を検出する差圧検出手段が取り付けられており、前記シリンダヘッドには前記吸気系に連通する吸気圧取出通路が形成されており、前記ヘッドカバーには前記差圧検出手段につながる吸気圧導入通路が形成されており、前記吸気圧取出通路と前記吸気圧導入通路とを互いに連通させている、
    エンジン。
  2. 前記吸気圧導入通路は、前記ヘッドカバーの側壁部に形成された縦向きの縦導入通路と、前記ヘッドカバーの上壁部に形成された横向きの横導入通路とを備えており、前記横導入通路は、前記ヘッドカバーに形成されたブリーザ管路と平行状に延びるようにして、鋳抜きにて形成されている、
    請求項1に記載したエンジン。
  3. 前記差圧検出手段と前記排気系とは外付けの排気圧取出配管を介して連通しており、シリンダブロックの一側面部に配置された冷却ファンに臨ませるように、前記排気圧取出配管が取り回されている、
    請求項1又は2に記載したエンジン。
  4. 前記差圧検出手段は、前記ヘッドカバーの上面のうち前記冷却ファン寄りの部位に搭載されている、
    請求項3に記載したエンジン。
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